台本概要
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タイトル | Rain fall(試作) |
---|---|
作者名 | Roze・Euri |
ジャンル | ファンタジー |
演者人数 | 4人用台本(男1、女2、不問1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 台本説明欄参照 |
説明 |
光と熱渦巻く灰色の荒野が広がる、終末を迎えた世界が舞台。 人類を殲滅せんとする生体兵器と、それを討伐する為のロボットを操るキャラクター達の日常と戦いを描く物語。 ※(試作)で御座います、改めて投稿予定の本編と内容が異なる場合が御座います。 ※本作は「どらこにあん」及び「株式会社アークライト」が権利を有する『光砕のリヴァルチャー』の二次創作です。 TRPG作品『光砕のリヴァルチャー』のリプレイ(実際に遊んだ際の会話等の情報)を元に描いた声劇(ボイスドラマ)風の作品です。 使用規定につきましては、版権元のガイドラインを添付いたしますので、それに従ってください。https://www.dracotrpg.com/guideline 164 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
レイン | 不問 | 51 | ウルフカットにした、くすんだ黒髪と吸い込まれるような漆黒の瞳を持つ人物。 リヴァルチャー「ピースキーパー」のシュヴァリエ(操縦士)。 剣を振ることだけが取り柄で、 比較的口数が少ない。 |
アリサ | 女 | 48 | ルーズサイドテールにした淡く、美しい栗色の髪と宝石を思わせる碧色の瞳を持つ少女。 打ち捨てられたフォートレスでクーベルトに拾われ、レインの操縦する「ピースキーパー」のフィアンセ(ナビゲーター、パートナー)として共に搭乗する。 世間知らずで、表現が大きい。 |
クーベルト | 男 | 37 | 短く切り揃えた紺碧の髪、煙を閉じ込めたような雰囲気のある紫紺の瞳を持つ男性。 レインの操縦する「ピースキーパー」に関わっている。 兄貴肌でお節介焼き、よく厄介事に首を突っ込んでしまう。 悪ノリしてシンシアに怒られる様子が良く描かれている。 |
シンシア | 女 | 31 | 波打ち燃えるような、腰まで伸びた韓紅の髪と、鋭く見たものを燃え上がらせる様な深紅の瞳を持つ女性。 「ピースキーパー」に関する装備等を作る技師。 お調子者のクーベルトに対して怒っている事が多いが、何だかんだ許している。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
レイン:「終わりか…」
レイン:(呆気ないな…
生体兵器『ソラバミ』
残された人類を滅ぼさんとする『ジアド戦争』の負の遺産。
後は…奴に引き裂かれるのが先か、ジアド粒子に分解されるのが先か。
どちらにせよ…もう)
クーベルト:「レイン!!」
シンシア:「クーベルト、行って」
クーベルト:「…ッ!!」
シンシア:(二人なら大丈夫、クーベルトが助けに向かってる。後は…)
シンシア:「…アリサ、助けが来るまで、絶対にパージレバーを引かないで。お願い」
アリサ:「レイン」
0:(頬を撫ぜる)
アリサ:「迎えに来てね…」
0:(息を吸って、吐く)
アリサ:(…ごめんね。シンシア、クーベルト)
0:(パージレバーに手をかける)
アリサ:「…ンッ!!」
シンシア:「アリサ…」
レイン:「…」
アリサ:…(微笑む)
シンシア:「ダメェエエエエエエエ!!」
レイン:「うs…」
アリサ:(大好き…)
レイン:「アリサァァアアアアアアアアアアア!!」
0:┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
アリサ:(レイン…)
0:(眠っているレインの隣に寄る)
アリサ:「レイン…」
クーベルト:「おはようアリサ。レイン、起きてるか?」
アリサ:「ううん、まだおねむみたい」
クーベルト:「そっか、朝ごはんできてるからそっち任せた、俺はシンシアを起こしてくる。」
アリサ:「うん、ありがと。クー」
クーベルト:「おう、それじゃ」
0:(バタンッ)
レイン:「…」
アリサ:「レイン、起きて。ほら朝だよ。おはよ〜の時間だよ。クーが朝ご飯用意してくれてるから、起きて?」
レイン:「…ん」
アリサ:「おはよう…レイン」
レイン:「っ…おはようアリサ」
アリサ:「もう、レインのお寝坊さん」
レイン:「…久々に眠れた」
アリサ:「ん、良かった」
0:(見つめ合う)
アリサ:「…」
レイン:「…何か、顔についてる?」
アリサ:「ううん…寝癖、凄いね」
レイン:「そういうアリサだって…髪、凄いよ」
アリサ:「えへへ、そうだね。
顔洗って、一緒にご飯食べよ?」
レイン:「…んっ、そうしよう」
0:┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
アリサ:「ひょーおあんhあんはほへー?
(きょーごはんなんだろねー?)」
レイン:「歯磨きしながら言われても分かんないよ」
アリサ:「…んっ。はい、歯磨きおしまいっ。髪おねが〜い」
レイン:「はいはい、ブラシ寄越して」
アリサ:「はい、どぅぞ」
レイン:「ありがとう」
アリサ:「ど〜いたしまして、へへっ」
0:(髪を梳いている)
レイン:「…にしても、髪整えるのって大変だな」
アリサ:「私はそう思わないけど?」
レイン:「そりゃ今代わりにやってるからね」
アリサ:「ぶ〜、またそうやって意地悪言う。分かってるくせに」
レイン:「さぁ〜どうだろうね?」
クーベルト:「お〜おはよう二人共。」
アリサ:「あっ、クー!!私、頑張ってレイン起こしたっ」
クーベルト:「おぉ〜アリサちゃんは偉いな〜、頑張った子には頭を撫でてやろう!!」
アリサ:「キャ〜わしゃわしゃやめて〜」
レイン:「ちょっ、クーベルト。今髪とかしてたのに」
クーベルト:「まぁまぁ、固いこと言うなって」
レイン:「はぁ、やり直しか」
クーベルト:「ハハハッ、スキンシップもたまには長くてもいいじゃないか」
レイン:「なっ、なに言って…」
クーベルト:「よいっしょとっ。おい、シンシア…起きろ、顔洗って髪整えるぞ」
シンシア:「ん〜…」
アリサ:「あっ、シアの髪やりたい」
クーベルト:「良いのか?」
アリサ:「うん、私シアの髪好きだもん」
クーベルト:「そうか、ありがとなアリサ。
ほれ、シンシア。はよ起きろって」
シンシア:「う〜っさ〜い、わぁかってるぅってばぁ〜…」
クーベルト:「やれやれ、困ったやつだ。っま、あとはアリサにまかせた。」
アリサ:「はーぃっ…シアおはよ。今日もいい天気だね」
シンシア:「ん〜おはよぅ、ありさ…」
アリサ:「んっ、シア今日も綺麗」
シンシア:「んふふ…まぁ、私だしぃ?と〜ぜん〜?ありがとぅねぇ、ありさぁ」
アリサ:「えへへ〜、シア大好きっ」
シンシア:「っ!!…んも〜びっくりした〜、急に抱きつかないでよアリサ」
レイン:「アリサ、頼むからあまり動かないで」
アリサ:「は〜いっ」
レイン:「もう終わるから、じっとして」
アリサ:「分かった、その間シアの髪梳いてる」
シンシア:「ありがとアリサ、お願いね」
アリサ:「うんっ、任せて。シアの髪、いつも以上に綺麗にするから」
シンシア:「ふふっ、期待してる」
0:┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
レイン:「もう終わったよ」
アリサ:「ありがとう。レイン、今日も可愛い?」
レイン:「はいはい、可愛い可愛い」
アリサ:「む〜、言い方が雑〜」
レイン:「はぁ…先にクーベルトのとこ行ってるから、早く来いよ」
アリサ:「ぶ〜だっ、今だけレイン嫌い、早くクーのとこ行っちゃえ」
シンシア:「はいはい、良いから用が済んだら早めに行ってきな〜今から二人で秘密のお話があるから」
レイン:「は〜い、さっさと行ってきますよ〜」
0:┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
クーベルト:「ふぅ…準備完了。助かったレイン、ありがとう」
レイン:「こんくらい当然」
クーベルト:「まぁまぁ、感謝は素直に受け取れよ。先輩からの助言だ」
レイン:「…分かった、ありがとう」
クーベルト:「んじゃ、準備できた事だし。先に頂きますか」
アリサ:「あ〜!!クー達だけで先に食べようとしてた。ずっちぃずっちぃ」
レイン:「ずっちぃって今日日聞かない…」
シンシア:「ほ〜らアリサ、あんまり騒がないの。二人共食べる前だったし丁度いいじゃない?」
クーベルト:「噂をすれば何とやらって奴だな、準備出来てるぞ。冷める前に食べよう。」
アリサ:「ハ-イ!」
シンシア:「…朝っぱらからガッツリしたもの用意してくれたわね、クーベルト」
クーベルト:「…?別に肉くらい大丈夫だろ。それに力仕事するんだから、精のつくもの食べといた方が良いじゃないか」
シンシア:「まぁ、それはそうだし…気を使ってくれてるのは嬉しいわよ。けど、流石にこの量の肉は多すぎない?」
クーベルト:「後は〜もっと色々と付けた方がm…」
シンシア:「あ〜!!言ったわね!言っちゃったわね!!アタシが気にしてるとこなのに!!」
レイン:「お〜こわこわ、くわばらくわばら、イタダキマス…」
アリサ:「いただきまーす!!」
シンシア:「どうせ、私はアンタから見ればか弱い女郎(めろう)よ、断崖絶壁、牛刀割鶏(ぎゅうとうかっけい)、質実剛健(しつじつごうけん)、一蓮托生、焼肉定食よ!!」
クーベルト:「いや、最後だけなんか違う様な…」
シンシア:「うっさい!!」
クーベルト:「はぃ、さーせん」(正座)
シンシア:「…言葉には気を付けるように」
クーベルト:「ははー」
レイン:(何やかんや直ぐに許す…)
シンシア:「ん、何?レイン。アタシの顔に何か付いてる?」
レイン:「いや、なんでm…」
アリサ:「シンシア、クーに優しいね〜って」
レイン:「ちょっアリサ、人の頭覗かないでくれる!?」
シンシア:「ふぅーん。
さてはレイン、アタシの事…クーベルトに対してチョロイな、チョロインだなとか考えてた?」
クーベルト:「おい、レイン…」
レイン:「さすがにそこまでは言ってないd…ぐぇっ」(ガシッ)
クーベルト:「あちゃ〜」(ガシッ)
シンシア:「はぁ〜い、二人共こちらにきましょぅねぇ〜」
アリサ「シア、とっても怒ってる。ガクブル」
0:(ズルズル)┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
クーベルト:「あ〜ぁこうなったら、暫くはおかんむりだぜ、やっちまったな兄弟」
レイン:「うっさい、元凶は黙れ」
クーベルト:「よく言うよ、俺らが言い合ってる間に、自分の分平らげたクセに」
レイン:「用があったから急いだだけ…他の要因はない、絶対。」(そっぽ向く)
クーベルト:「は〜そんなに美味しいと思ってくれてたのか…かーっ!!こいつは嬉しぃねぇ〜」
シンシア:「ふんっ」
0:(ドサッ)
クーベルト:「ぐぇっ」
クーベルト:「ってぇ…悪かったってシンシア!!ほら、この通り!!」
シンシア:「…」
クーベルト:「…え〜っと、シンシア?」
0:…
クーベルト:「…シンシアさん?」
0:…
クーベルト:「…シア?」
シンシア:「ッ!!」
0:(ヒュッ)
クーベルト:「ガベラッ!!」
0:(ドサッ…)
シンシア:「…フンッ」
レイン:「右こめかみを狙った見事な曲線を描く回し蹴り、危うく見逃す所だった…」
シンシア:「アンタも喰らいたい?」
レイン:「いぇ、なんでもないです。すいません。」
シンシア:「よろしい、アンタはさっさと戻りなさい」
レイン:「はいはい」
シンシア:「…自分からやっておいて〜、なんて思ってないわよね?」
レイン:「…どうしてこうも頭の中を覗くのが上手いんだ?」
シンシア:「悪かったわね、良いから行きなさい」
レイン:「は〜い」
クーベルト:「っておい、置いていくのか?いく時は一緒だって言ったじゃないか!!」
シンシア:「あら興味深いわね。一体誰と、何処に行く時の話をしてたのか、もっと詳しく聞かせてくれないかしら、ふたりっきりで」
クーベルト:「ひ〜っ!!助けてくれ兄弟!!」
レイン:「は〜ぁ…」
クーベルト:「…頼む」
レイン:「骨は拾ってやるよ」
クーベルト:「裏切り者ぉおおおおおお!!」
0:┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
アリサ:「…けぷっ、ごちそーさまでしたっ…オイシカッタ」
レイン:「ただいま〜…おっ、食べ終わったんだ」
アリサ:「うんっ、クーのご飯今日も美味しかった」
レイン:「それは良かった…ソース付いてる」
0:(拭ってやる)
アリサ:「ありがとっ…この後何する予定?」
レイン:「ん?この後は確か、シンシアから色々教わる事になってる」
アリサ:「色々って?」
レイン:「まぁ主に俺らが操縦する事になる『リヴァルチャー』の事とか…」
アリサ:「ピーパー?」
レイン:「…そう『ピースキーパー』の事も教えてもらう予定」
アリサ:「そっか…ねぇ」
レイン:「なに?」
アリサ:「終わったらさ、一緒に出かけない?」
レイン:「いいよ、何処へでも」
アリサ:「約束っ」
レイン:「…(頷く)」
レイン:「終わりか…」
レイン:(呆気ないな…
生体兵器『ソラバミ』
残された人類を滅ぼさんとする『ジアド戦争』の負の遺産。
後は…奴に引き裂かれるのが先か、ジアド粒子に分解されるのが先か。
どちらにせよ…もう)
クーベルト:「レイン!!」
シンシア:「クーベルト、行って」
クーベルト:「…ッ!!」
シンシア:(二人なら大丈夫、クーベルトが助けに向かってる。後は…)
シンシア:「…アリサ、助けが来るまで、絶対にパージレバーを引かないで。お願い」
アリサ:「レイン」
0:(頬を撫ぜる)
アリサ:「迎えに来てね…」
0:(息を吸って、吐く)
アリサ:(…ごめんね。シンシア、クーベルト)
0:(パージレバーに手をかける)
アリサ:「…ンッ!!」
シンシア:「アリサ…」
レイン:「…」
アリサ:…(微笑む)
シンシア:「ダメェエエエエエエエ!!」
レイン:「うs…」
アリサ:(大好き…)
レイン:「アリサァァアアアアアアアアアアア!!」
0:┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
アリサ:(レイン…)
0:(眠っているレインの隣に寄る)
アリサ:「レイン…」
クーベルト:「おはようアリサ。レイン、起きてるか?」
アリサ:「ううん、まだおねむみたい」
クーベルト:「そっか、朝ごはんできてるからそっち任せた、俺はシンシアを起こしてくる。」
アリサ:「うん、ありがと。クー」
クーベルト:「おう、それじゃ」
0:(バタンッ)
レイン:「…」
アリサ:「レイン、起きて。ほら朝だよ。おはよ〜の時間だよ。クーが朝ご飯用意してくれてるから、起きて?」
レイン:「…ん」
アリサ:「おはよう…レイン」
レイン:「っ…おはようアリサ」
アリサ:「もう、レインのお寝坊さん」
レイン:「…久々に眠れた」
アリサ:「ん、良かった」
0:(見つめ合う)
アリサ:「…」
レイン:「…何か、顔についてる?」
アリサ:「ううん…寝癖、凄いね」
レイン:「そういうアリサだって…髪、凄いよ」
アリサ:「えへへ、そうだね。
顔洗って、一緒にご飯食べよ?」
レイン:「…んっ、そうしよう」
0:┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
アリサ:「ひょーおあんhあんはほへー?
(きょーごはんなんだろねー?)」
レイン:「歯磨きしながら言われても分かんないよ」
アリサ:「…んっ。はい、歯磨きおしまいっ。髪おねが〜い」
レイン:「はいはい、ブラシ寄越して」
アリサ:「はい、どぅぞ」
レイン:「ありがとう」
アリサ:「ど〜いたしまして、へへっ」
0:(髪を梳いている)
レイン:「…にしても、髪整えるのって大変だな」
アリサ:「私はそう思わないけど?」
レイン:「そりゃ今代わりにやってるからね」
アリサ:「ぶ〜、またそうやって意地悪言う。分かってるくせに」
レイン:「さぁ〜どうだろうね?」
クーベルト:「お〜おはよう二人共。」
アリサ:「あっ、クー!!私、頑張ってレイン起こしたっ」
クーベルト:「おぉ〜アリサちゃんは偉いな〜、頑張った子には頭を撫でてやろう!!」
アリサ:「キャ〜わしゃわしゃやめて〜」
レイン:「ちょっ、クーベルト。今髪とかしてたのに」
クーベルト:「まぁまぁ、固いこと言うなって」
レイン:「はぁ、やり直しか」
クーベルト:「ハハハッ、スキンシップもたまには長くてもいいじゃないか」
レイン:「なっ、なに言って…」
クーベルト:「よいっしょとっ。おい、シンシア…起きろ、顔洗って髪整えるぞ」
シンシア:「ん〜…」
アリサ:「あっ、シアの髪やりたい」
クーベルト:「良いのか?」
アリサ:「うん、私シアの髪好きだもん」
クーベルト:「そうか、ありがとなアリサ。
ほれ、シンシア。はよ起きろって」
シンシア:「う〜っさ〜い、わぁかってるぅってばぁ〜…」
クーベルト:「やれやれ、困ったやつだ。っま、あとはアリサにまかせた。」
アリサ:「はーぃっ…シアおはよ。今日もいい天気だね」
シンシア:「ん〜おはよぅ、ありさ…」
アリサ:「んっ、シア今日も綺麗」
シンシア:「んふふ…まぁ、私だしぃ?と〜ぜん〜?ありがとぅねぇ、ありさぁ」
アリサ:「えへへ〜、シア大好きっ」
シンシア:「っ!!…んも〜びっくりした〜、急に抱きつかないでよアリサ」
レイン:「アリサ、頼むからあまり動かないで」
アリサ:「は〜いっ」
レイン:「もう終わるから、じっとして」
アリサ:「分かった、その間シアの髪梳いてる」
シンシア:「ありがとアリサ、お願いね」
アリサ:「うんっ、任せて。シアの髪、いつも以上に綺麗にするから」
シンシア:「ふふっ、期待してる」
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レイン:「もう終わったよ」
アリサ:「ありがとう。レイン、今日も可愛い?」
レイン:「はいはい、可愛い可愛い」
アリサ:「む〜、言い方が雑〜」
レイン:「はぁ…先にクーベルトのとこ行ってるから、早く来いよ」
アリサ:「ぶ〜だっ、今だけレイン嫌い、早くクーのとこ行っちゃえ」
シンシア:「はいはい、良いから用が済んだら早めに行ってきな〜今から二人で秘密のお話があるから」
レイン:「は〜い、さっさと行ってきますよ〜」
0:┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
クーベルト:「ふぅ…準備完了。助かったレイン、ありがとう」
レイン:「こんくらい当然」
クーベルト:「まぁまぁ、感謝は素直に受け取れよ。先輩からの助言だ」
レイン:「…分かった、ありがとう」
クーベルト:「んじゃ、準備できた事だし。先に頂きますか」
アリサ:「あ〜!!クー達だけで先に食べようとしてた。ずっちぃずっちぃ」
レイン:「ずっちぃって今日日聞かない…」
シンシア:「ほ〜らアリサ、あんまり騒がないの。二人共食べる前だったし丁度いいじゃない?」
クーベルト:「噂をすれば何とやらって奴だな、準備出来てるぞ。冷める前に食べよう。」
アリサ:「ハ-イ!」
シンシア:「…朝っぱらからガッツリしたもの用意してくれたわね、クーベルト」
クーベルト:「…?別に肉くらい大丈夫だろ。それに力仕事するんだから、精のつくもの食べといた方が良いじゃないか」
シンシア:「まぁ、それはそうだし…気を使ってくれてるのは嬉しいわよ。けど、流石にこの量の肉は多すぎない?」
クーベルト:「後は〜もっと色々と付けた方がm…」
シンシア:「あ〜!!言ったわね!言っちゃったわね!!アタシが気にしてるとこなのに!!」
レイン:「お〜こわこわ、くわばらくわばら、イタダキマス…」
アリサ:「いただきまーす!!」
シンシア:「どうせ、私はアンタから見ればか弱い女郎(めろう)よ、断崖絶壁、牛刀割鶏(ぎゅうとうかっけい)、質実剛健(しつじつごうけん)、一蓮托生、焼肉定食よ!!」
クーベルト:「いや、最後だけなんか違う様な…」
シンシア:「うっさい!!」
クーベルト:「はぃ、さーせん」(正座)
シンシア:「…言葉には気を付けるように」
クーベルト:「ははー」
レイン:(何やかんや直ぐに許す…)
シンシア:「ん、何?レイン。アタシの顔に何か付いてる?」
レイン:「いや、なんでm…」
アリサ:「シンシア、クーに優しいね〜って」
レイン:「ちょっアリサ、人の頭覗かないでくれる!?」
シンシア:「ふぅーん。
さてはレイン、アタシの事…クーベルトに対してチョロイな、チョロインだなとか考えてた?」
クーベルト:「おい、レイン…」
レイン:「さすがにそこまでは言ってないd…ぐぇっ」(ガシッ)
クーベルト:「あちゃ〜」(ガシッ)
シンシア:「はぁ〜い、二人共こちらにきましょぅねぇ〜」
アリサ「シア、とっても怒ってる。ガクブル」
0:(ズルズル)┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
クーベルト:「あ〜ぁこうなったら、暫くはおかんむりだぜ、やっちまったな兄弟」
レイン:「うっさい、元凶は黙れ」
クーベルト:「よく言うよ、俺らが言い合ってる間に、自分の分平らげたクセに」
レイン:「用があったから急いだだけ…他の要因はない、絶対。」(そっぽ向く)
クーベルト:「は〜そんなに美味しいと思ってくれてたのか…かーっ!!こいつは嬉しぃねぇ〜」
シンシア:「ふんっ」
0:(ドサッ)
クーベルト:「ぐぇっ」
クーベルト:「ってぇ…悪かったってシンシア!!ほら、この通り!!」
シンシア:「…」
クーベルト:「…え〜っと、シンシア?」
0:…
クーベルト:「…シンシアさん?」
0:…
クーベルト:「…シア?」
シンシア:「ッ!!」
0:(ヒュッ)
クーベルト:「ガベラッ!!」
0:(ドサッ…)
シンシア:「…フンッ」
レイン:「右こめかみを狙った見事な曲線を描く回し蹴り、危うく見逃す所だった…」
シンシア:「アンタも喰らいたい?」
レイン:「いぇ、なんでもないです。すいません。」
シンシア:「よろしい、アンタはさっさと戻りなさい」
レイン:「はいはい」
シンシア:「…自分からやっておいて〜、なんて思ってないわよね?」
レイン:「…どうしてこうも頭の中を覗くのが上手いんだ?」
シンシア:「悪かったわね、良いから行きなさい」
レイン:「は〜い」
クーベルト:「っておい、置いていくのか?いく時は一緒だって言ったじゃないか!!」
シンシア:「あら興味深いわね。一体誰と、何処に行く時の話をしてたのか、もっと詳しく聞かせてくれないかしら、ふたりっきりで」
クーベルト:「ひ〜っ!!助けてくれ兄弟!!」
レイン:「は〜ぁ…」
クーベルト:「…頼む」
レイン:「骨は拾ってやるよ」
クーベルト:「裏切り者ぉおおおおおお!!」
0:┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
アリサ:「…けぷっ、ごちそーさまでしたっ…オイシカッタ」
レイン:「ただいま〜…おっ、食べ終わったんだ」
アリサ:「うんっ、クーのご飯今日も美味しかった」
レイン:「それは良かった…ソース付いてる」
0:(拭ってやる)
アリサ:「ありがとっ…この後何する予定?」
レイン:「ん?この後は確か、シンシアから色々教わる事になってる」
アリサ:「色々って?」
レイン:「まぁ主に俺らが操縦する事になる『リヴァルチャー』の事とか…」
アリサ:「ピーパー?」
レイン:「…そう『ピースキーパー』の事も教えてもらう予定」
アリサ:「そっか…ねぇ」
レイン:「なに?」
アリサ:「終わったらさ、一緒に出かけない?」
レイン:「いいよ、何処へでも」
アリサ:「約束っ」
レイン:「…(頷く)」