台本概要
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タイトル | ぼくのかお |
---|---|
作者名 | 遊狐。 (@V01008) |
ジャンル | ファンタジー |
演者人数 | 4人用台本(不問4) ※兼役あり |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 商用、非商用問わず作者へ連絡要 |
説明 |
のっぺらぼうの〝ぼう〟が自分の顔を探す旅に出るお話。 後半、モブ子・モブ美・モブ男が出てきます。〝ぼう〟以外の読み手様で兼役して頂ければと思います。 昔、自作した絵本の内容に色々足し引きしました。ホンワカした世界観が伝わると嬉しいです。 キャラクターの性別はイメージです。 変えていただいても構いません。 アドリブも可。 630 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
ぼう | 男 | 21 | 愛嬌のあるのっぺらぼう。 皆のような顔が欲しくて旅に出ます。 |
てんちゃん | 男 | 17 | 面倒見のいい優しい天狗。何故かぱぁの言葉が分かる。 |
ぱぁ | 男 | 13 | 普段は喋らないカッパ。お友達の妖怪とは「クフフ」で会話します。 |
みーたん | 女 | 21 | にゃんにゃん言う猫女or化け猫。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:(案内)
ぱぁ:「ん?……おやぁ??君は人間だねぇ?
ぱぁ:ようこそ、妖怪谷(ようかいだに)へ。
ぱぁ:迷い込んでしまったのかな?なら、来た道を真っ直ぐ戻るといい。
ぱぁ:…ん?あなたは、かっぱ?うん!そうだよ!オイラ、カッパ!え?あぁ、いや…オイラ人間は……あんま食べないかなぁ…美味しくないし…きゅうりの方が好きだな!!。
ぱぁ:とりあえず、ここから先はお勧めしないよ?それでも行くなら……止めはしないけどぉ……くれぐれも、気をつけるんだぁよぉ〜。クフフフ……」
0:
0:《《 本編 》》
0:
ぼう:(M)僕には顔がない。
ぼう:そのことに気がついたのはつい最近のこと。人間の世界では、僕のことを〝のっぺらぼう〟と言うらしい。
ぼう:みんな、目や鼻や耳や口、色んなものが顔についてる……人間にも、僕の友達にも……。
ぼう:はぁ……僕にはないんだ……真似て作ることは出来ても、維持することは出来ない。妖力を使うからね。
ぼう:僕も欲しいな……みんなのように……。
0:
0:
ぼう:「なんてこったぁぁぁぁあい!!!」
てんちゃん:「うぉっ?!!なんじゃなんじゃ?!」
みーたん:「にぁ〜にを騒いでいるのぉ??」
ぼう:「聞いてくれ!!!無いんだ!!」
みーたん:「にゃにがぁ?」
ぼう:「顔がっ!!!僕には顔がなぁぁぁぁぁあい!!!!!!」
てんちゃん:「……のっぺらぼうだからのぉ」
みーたん:「そうよね。のっぺらぼうだものぉ」
ぼう:「目が欲しい!!口も鼻も耳も!!僕も顔が欲しいぃぃぃぃい!!!欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい」
てんちゃん:「騒がしぃのぉ…」
みーたん:「うざいにゃ…」
0:
ぼう:「……んんんん、そうだ!!!ないなら書けばいい!!」
みーたん:「あら、ぼう。油性マジックなんて掲げてにゃにしてるにゃ?」
ぼう:「ないなら書けばいいと思ってさ!!シュッとしてキリッとした目と、高い鼻と!!」
みーたん:「油性マジックはやめた方がいいんじゃにゃいかしら…ねぇ?ぱぁ」
ぱぁ:「クフ、クフフフ……」
てんちゃん:「おぉ、皆、集まっとるのぉ。今日は何をしとるんじゃ?」
みーたん:「ぼうが油性マジックで顔を書くという暴挙に走ろうとしてるにゃ」
ぼう:「我ながら妙案!!いざっ!!カキカキキュッキュ〜♩」
みーたん:「アホにゃのよ……」
てんちゃん:「アホの子ほど可愛いもんじゃ…」
ぱぁ:「クフ……ダメだこりゃ(ボソッ)フフ…」
みーたん:「え?ぱぁ?喋った???」
ぱぁ:「クフッ」
0:
てんちゃん:「んぉ?ぼう、できたのかぁ?」
ぼう:「……」
みーたん:「どれどれぇ??見せてごらんよぉ……っ!!ギャハハハハハ!!ひーーー!!あひゃひゃひゃ!!」
ぼう:「ぐぬぬ……」
みーたん:「ひっどい!!!それはひっどいにゃ!!!ひーーーーお腹痛いぃぃ!!!」
てんちゃん:「みーたんや、笑いすぎじゃ…ぐふっ」
ぼう:「うぐぐぐぅ……みんなして……カチン!!こんなものぉぉぉおおお!!(マジックを投げる)」
ぱぁ:「(跳ね返ったマジックが当たり)グフッ」
ぼう:「あ、ごめん…」
0:
0:
0:
ぱぁ:「クフゥ、クフゥフゥ!!」
てんちゃん:「え?何??ぼうが居ない、じゃとぉ???」
みーたん:「え、今のでわかるの??」
ぱぁ:「クフゥ!フゥフゥグフッ!!」
てんちゃん:「ん!どれどれ、置き手紙とな?(手紙を受け取り開く)」
みーたん:「だからにゃんで分かるのよ!(覗く)」
0:
ぼう:(手紙)自分を見つける旅に出ます。探さないでください。
ぼう:追伸…肌荒れに効く、スキンケア方法教えてください。
0:
ぱぁ:「……クフッ」
みーたん:「油性マジックにゃんて使うからぁ……」
てんちゃん:「ま、まぁ……なんだ、そのうち帰ってくるじゃろぉ」
0:
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ぼう:「(歩きながら)みんな酷いよ!あんなに笑わなくたっていいじゃないか…。うぅ…顔洗いすぎてヒリヒリするよぉ…。そういえばみーたんが
ぼう:(みーたんになりきって)〝人間の世界のスキンケアはいいものがいっぱいにゃのぉ♩〟って言ってたなぁ…あんな毛むくじゃらなのにどこにつけるんだか…ヒィッ!なんか寒気が……」
0:
みーたん:「ん?なんかどこかでイラッとすることを言われたような??」
てんちゃん:「んぉ?どーした。」
みーたん:「気のせいかしら…にゃんでもないにゃ♩」
ぱぁ:「グフゥ…クフクフフ…」
てんちゃん:「おぉ、そうじゃのぉ。心配じゃが待つしかあるまい。」
みーたん:「だからなんで会話ができるのよ!!」
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0:
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ぼう:「っ……ぶぁっくしゅんっ!!あぁ〜誰だ噂してんの……チクショぉ、どっかに顔落ちてないかなぁ〜!!ん??あれは……人間……」
0:
モブ男:「お姉さんたち、ちょっとお茶しない?ちょー綺麗!可愛い!マスクしてるけど!」
モブ子:「あー。何?ナンパ??あーし(私)たちぃマスクしてたら最強ってよく言われるんすよねぇ〜あははは!」
モブ美:「マジそれなーー!マスクとったらヤベーよ??」
モブ男:「まじでー???見たい聴きたい歌いたい!!なんつってー」
モブ美:「ふっる!最近の子わかんないって」
モブ子:「あーしぃ、整形したーい」
モブ美:「わかるぅーーー!」
モブ男:「ちょいちょい!お茶しながら話そーよー??」
モブ子:「アイプチめんどいから二重にしたいんだよねぇー。」
モブ美:「ちょーーわかるぅーー!!」
モブ男:「ちょ、置いてかないでー??お話しよーぜ??」
モブ子:「んでさーー鼻も高くしたいし〜唇も厚くしたいんだよねぇ〜」
モブ美:「まじわかるぅぅぅうう!てか、原型無くならん??」
モブ男:「ねぇねぇ、俺も混ぜてぇ???泣」
0:
0:
0:
ぼう:「顔を変えるのか……あんなに素敵な顔があるのに……ニンゲンは罰当たりだな……」
0:
てんちゃん:「ぼーーーーぅ!おったおった、こんなとこにおった(居た)か!」
みーたん:「もーーー!いつまで経っても帰ってこにゃいんだもの!!探しに来たわよ!!門限すぎてんのよ!!!」
てんちゃん:「妖怪に門限なんてないじゃろぅて…まぁ、心配しとったんじゃ」
ぼう:「てんちゃん!みーたん!!ぱぁも……!!」
ぱぁ:「グフッ」
てんちゃん:「さぁ、帰るぞぉ」
ぼう:「みんな……ぼく、僕……っ!!驚いたんだ!!ニンゲンは顔があるのに!!ちゃんとあるのに!!変えたいって!!」
みーたん:「そんなもんよ。実際にいじるかどうかは分からないけど、ないものねだりにゃの。」
てんちゃん:「そんなものか……?」
みーたん:「そーよ??そんなものにゃのよ。」
ぼう:「みんなが顔をいじって一緒になったら…誰かわからなくなっちゃうね!」
ぱぁ:「グフッ、グフフっフフッ」
てんちゃん:「ふむふむ、そうじゃのぉ!ぼうには誰にもない唯一の顔があるからのぉ!」
みーたん:「だーーからにゃんで会話が成立してるのよ!」
ぼう:「みんなぁ……!!そうだよね…これが僕の顔だ!!」
0:みんなで笑う
0:
ぱぁ:(M)それからというもの、ぼうは夜な夜な人間の世界に出かけては、
ぱぁ:自分の顔を自慢するため、人間たちに見せて歩いてるようだぁ〜
0:
ぼう:「シクシク……シクシク…無いんだ……無いんだよ………ぼくの顔……見てぇ……なぁ〜んにもないんだぁ!!!!
ぼう:あはは!!あははははは!!!」
0:
0:
ぱぁ:「おや?無事戻ってこれたんだね。よかったよかった。さぁ、帰り道はこっちだ。気をつけて帰るんだよ。
ぱぁ:あ〜、ところで…君って、そんな顔だったっけ??…なかなか個性的だよ??クフフフフ……。」
モブ男:(ハッとして、凹凸が無くなった自分の顔をぺたぺた触り…声にならない叫びをあげた)フゥ……ンン…ンンンンーーーンーーーー!!!!!
0:(案内)
ぱぁ:「ん?……おやぁ??君は人間だねぇ?
ぱぁ:ようこそ、妖怪谷(ようかいだに)へ。
ぱぁ:迷い込んでしまったのかな?なら、来た道を真っ直ぐ戻るといい。
ぱぁ:…ん?あなたは、かっぱ?うん!そうだよ!オイラ、カッパ!え?あぁ、いや…オイラ人間は……あんま食べないかなぁ…美味しくないし…きゅうりの方が好きだな!!。
ぱぁ:とりあえず、ここから先はお勧めしないよ?それでも行くなら……止めはしないけどぉ……くれぐれも、気をつけるんだぁよぉ〜。クフフフ……」
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0:《《 本編 》》
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ぼう:(M)僕には顔がない。
ぼう:そのことに気がついたのはつい最近のこと。人間の世界では、僕のことを〝のっぺらぼう〟と言うらしい。
ぼう:みんな、目や鼻や耳や口、色んなものが顔についてる……人間にも、僕の友達にも……。
ぼう:はぁ……僕にはないんだ……真似て作ることは出来ても、維持することは出来ない。妖力を使うからね。
ぼう:僕も欲しいな……みんなのように……。
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ぼう:「なんてこったぁぁぁぁあい!!!」
てんちゃん:「うぉっ?!!なんじゃなんじゃ?!」
みーたん:「にぁ〜にを騒いでいるのぉ??」
ぼう:「聞いてくれ!!!無いんだ!!」
みーたん:「にゃにがぁ?」
ぼう:「顔がっ!!!僕には顔がなぁぁぁぁぁあい!!!!!!」
てんちゃん:「……のっぺらぼうだからのぉ」
みーたん:「そうよね。のっぺらぼうだものぉ」
ぼう:「目が欲しい!!口も鼻も耳も!!僕も顔が欲しいぃぃぃぃい!!!欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい欲しい」
てんちゃん:「騒がしぃのぉ…」
みーたん:「うざいにゃ…」
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ぼう:「……んんんん、そうだ!!!ないなら書けばいい!!」
みーたん:「あら、ぼう。油性マジックなんて掲げてにゃにしてるにゃ?」
ぼう:「ないなら書けばいいと思ってさ!!シュッとしてキリッとした目と、高い鼻と!!」
みーたん:「油性マジックはやめた方がいいんじゃにゃいかしら…ねぇ?ぱぁ」
ぱぁ:「クフ、クフフフ……」
てんちゃん:「おぉ、皆、集まっとるのぉ。今日は何をしとるんじゃ?」
みーたん:「ぼうが油性マジックで顔を書くという暴挙に走ろうとしてるにゃ」
ぼう:「我ながら妙案!!いざっ!!カキカキキュッキュ〜♩」
みーたん:「アホにゃのよ……」
てんちゃん:「アホの子ほど可愛いもんじゃ…」
ぱぁ:「クフ……ダメだこりゃ(ボソッ)フフ…」
みーたん:「え?ぱぁ?喋った???」
ぱぁ:「クフッ」
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てんちゃん:「んぉ?ぼう、できたのかぁ?」
ぼう:「……」
みーたん:「どれどれぇ??見せてごらんよぉ……っ!!ギャハハハハハ!!ひーーー!!あひゃひゃひゃ!!」
ぼう:「ぐぬぬ……」
みーたん:「ひっどい!!!それはひっどいにゃ!!!ひーーーーお腹痛いぃぃ!!!」
てんちゃん:「みーたんや、笑いすぎじゃ…ぐふっ」
ぼう:「うぐぐぐぅ……みんなして……カチン!!こんなものぉぉぉおおお!!(マジックを投げる)」
ぱぁ:「(跳ね返ったマジックが当たり)グフッ」
ぼう:「あ、ごめん…」
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ぱぁ:「クフゥ、クフゥフゥ!!」
てんちゃん:「え?何??ぼうが居ない、じゃとぉ???」
みーたん:「え、今のでわかるの??」
ぱぁ:「クフゥ!フゥフゥグフッ!!」
てんちゃん:「ん!どれどれ、置き手紙とな?(手紙を受け取り開く)」
みーたん:「だからにゃんで分かるのよ!(覗く)」
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ぼう:(手紙)自分を見つける旅に出ます。探さないでください。
ぼう:追伸…肌荒れに効く、スキンケア方法教えてください。
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ぱぁ:「……クフッ」
みーたん:「油性マジックにゃんて使うからぁ……」
てんちゃん:「ま、まぁ……なんだ、そのうち帰ってくるじゃろぉ」
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ぼう:「(歩きながら)みんな酷いよ!あんなに笑わなくたっていいじゃないか…。うぅ…顔洗いすぎてヒリヒリするよぉ…。そういえばみーたんが
ぼう:(みーたんになりきって)〝人間の世界のスキンケアはいいものがいっぱいにゃのぉ♩〟って言ってたなぁ…あんな毛むくじゃらなのにどこにつけるんだか…ヒィッ!なんか寒気が……」
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みーたん:「ん?なんかどこかでイラッとすることを言われたような??」
てんちゃん:「んぉ?どーした。」
みーたん:「気のせいかしら…にゃんでもないにゃ♩」
ぱぁ:「グフゥ…クフクフフ…」
てんちゃん:「おぉ、そうじゃのぉ。心配じゃが待つしかあるまい。」
みーたん:「だからなんで会話ができるのよ!!」
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ぼう:「っ……ぶぁっくしゅんっ!!あぁ〜誰だ噂してんの……チクショぉ、どっかに顔落ちてないかなぁ〜!!ん??あれは……人間……」
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モブ男:「お姉さんたち、ちょっとお茶しない?ちょー綺麗!可愛い!マスクしてるけど!」
モブ子:「あー。何?ナンパ??あーし(私)たちぃマスクしてたら最強ってよく言われるんすよねぇ〜あははは!」
モブ美:「マジそれなーー!マスクとったらヤベーよ??」
モブ男:「まじでー???見たい聴きたい歌いたい!!なんつってー」
モブ美:「ふっる!最近の子わかんないって」
モブ子:「あーしぃ、整形したーい」
モブ美:「わかるぅーーー!」
モブ男:「ちょいちょい!お茶しながら話そーよー??」
モブ子:「アイプチめんどいから二重にしたいんだよねぇー。」
モブ美:「ちょーーわかるぅーー!!」
モブ男:「ちょ、置いてかないでー??お話しよーぜ??」
モブ子:「んでさーー鼻も高くしたいし〜唇も厚くしたいんだよねぇ〜」
モブ美:「まじわかるぅぅぅうう!てか、原型無くならん??」
モブ男:「ねぇねぇ、俺も混ぜてぇ???泣」
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ぼう:「顔を変えるのか……あんなに素敵な顔があるのに……ニンゲンは罰当たりだな……」
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てんちゃん:「ぼーーーーぅ!おったおった、こんなとこにおった(居た)か!」
みーたん:「もーーー!いつまで経っても帰ってこにゃいんだもの!!探しに来たわよ!!門限すぎてんのよ!!!」
てんちゃん:「妖怪に門限なんてないじゃろぅて…まぁ、心配しとったんじゃ」
ぼう:「てんちゃん!みーたん!!ぱぁも……!!」
ぱぁ:「グフッ」
てんちゃん:「さぁ、帰るぞぉ」
ぼう:「みんな……ぼく、僕……っ!!驚いたんだ!!ニンゲンは顔があるのに!!ちゃんとあるのに!!変えたいって!!」
みーたん:「そんなもんよ。実際にいじるかどうかは分からないけど、ないものねだりにゃの。」
てんちゃん:「そんなものか……?」
みーたん:「そーよ??そんなものにゃのよ。」
ぼう:「みんなが顔をいじって一緒になったら…誰かわからなくなっちゃうね!」
ぱぁ:「グフッ、グフフっフフッ」
てんちゃん:「ふむふむ、そうじゃのぉ!ぼうには誰にもない唯一の顔があるからのぉ!」
みーたん:「だーーからにゃんで会話が成立してるのよ!」
ぼう:「みんなぁ……!!そうだよね…これが僕の顔だ!!」
0:みんなで笑う
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ぱぁ:(M)それからというもの、ぼうは夜な夜な人間の世界に出かけては、
ぱぁ:自分の顔を自慢するため、人間たちに見せて歩いてるようだぁ〜
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ぼう:「シクシク……シクシク…無いんだ……無いんだよ………ぼくの顔……見てぇ……なぁ〜んにもないんだぁ!!!!
ぼう:あはは!!あははははは!!!」
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ぱぁ:「おや?無事戻ってこれたんだね。よかったよかった。さぁ、帰り道はこっちだ。気をつけて帰るんだよ。
ぱぁ:あ〜、ところで…君って、そんな顔だったっけ??…なかなか個性的だよ??クフフフフ……。」
モブ男:(ハッとして、凹凸が無くなった自分の顔をぺたぺた触り…声にならない叫びをあげた)フゥ……ンン…ンンンンーーーンーーーー!!!!!