台本概要

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タイトル 俺は忘れない
作者名 そーたに  (@sotaniOwO)
ジャンル ホラー
演者人数 2人用台本(男2)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 死なないし忘れない

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
勿忘 22 名は体を表す
25 名は体を表す
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:とある夜の繁華街 勿忘:「クソッ!そのピストルは飾りかよ!」 勿忘:「誰か・・誰か俺を殺してくれ!」 勿忘:「ああ・・あああ・・・」 楽:「ちょっと!お兄さん!大丈夫ですか!?」 勿忘:「あん?誰だよ・・」 楽:「今そんなのどうだっていいでしょう!大丈夫ですか?泥酔してるでしょ」 勿忘:「いや俺はちっとも酔ってない!」 楽:「酔ってる人ほどそう言うんです、あんなに警官に絡んで・・」 楽:「ほら、水飲んで酔い覚ましてくださいよ」 勿忘:「だから呑んでねぇって言ってんだろほら!」 勿忘:(息を吐く) 楽:「うわっちょ・・あれ?酒臭くない・・」 勿忘:「だから呑んでないって言ったろ」 楽:「え、じゃあなんであんな絡み方してたんですか」 楽:「そのピストルで俺を殺してくれ!って」 勿忘:「あー・・聞いてくれるか?」 勿忘:「お前にはどうにも出来ないと思うが」 楽:「なにか悩んでるんですね?解決できない悩みなんて無いはずです!話してみてください」 0: 勿忘:「俺は死ねないし、忘れない人間なんだ」 0: 楽:「・・・え?」 楽:「やっぱり酔ってるんじゃないですか?」 勿忘:「嘘じゃねえよ」 勿忘:「悩み聞くって言ったのはそっちだからな、信じなくてもそのまま話進めるぞ」 楽:「じゃあ仮に本当だとして、悩みなんてあるんですか?」 楽:「不死だなんて誰もが夢見ることじゃないですか」 勿忘:「もう1つ言ったろ、忘れないって」 楽:「でもそれだって1度勉強したことは復習しなくても良くって学生時代なんか成績良くてモテたでしょ」 勿忘:「・・・はぁ」 勿忘:「お気楽でいいな」 楽:「まぁ楽しいことだけ考えてますから」 勿忘:「忘れたいトラウマもんの惨劇だって忘れられないんだぞ」 楽:「・・・あ」 勿忘:「幼い頃に目の前で親が殺された」 勿忘:「今でも鮮明に思い出せるぞ」 勿忘:「扉を開けた母親が首を掻っ切られて殺されて、俺を庇った父親は背中を滅多刺しにされて」 勿忘:「その時の両親の悲鳴と犯人の笑い声とむせ返るような血の臭いと」 楽:「ちょっと・・それ以上は・・」 勿忘:「ああ、すまん」 勿忘:「とにかくこんな惨劇、すぐにでも忘れたいのに忘れられない」 勿忘:「しかもふとした瞬間にフラッシュバックしてきやがる」 勿忘:「こんな生活続けてみろ、気が触れるぞ」 楽:「想像したくないです・・」 勿忘:「ちなみに死ねないのも悩みだぞ」 楽:「え?」 勿忘:「あれ以来死の恐怖がこびり付いて死のうと思っても死ねないんだ」 楽:「ああ、死ねないってそういう・・」 楽:「あのー会ったばっかでなんですけど僕の家来ませんか?」 勿忘:「なんでだ」 楽:「こういう時は酒の力です。呑んで酔いつぶれて、その一瞬だけでも気を紛らわしましょう」 勿忘:「気遣ってくれたのか」 勿忘:「そうだな、お前のせいで気分が悪い」 勿忘:「たっぷり奢ってもらわないとな」 0:楽の自宅にて 勿忘:(寝息) 楽:「酔うと寝るタイプの人だったか」 楽:「丁度いいや」 0:探し物をする楽 楽:(鼻歌) 楽:「あははっ、楽しみ」 楽:「起きろー」 勿忘:「ああ、すまん寝ちまったか」 勿忘:「なんだ、体が重い、ん?」 0:手足を縛られている勿忘 楽:「おはようございます」 勿忘:「ちょっとまて、なんだこれ!!」 楽:「いやぁ面白い人を見つけたなと思って」 楽:「忘れられない人間ねぇ」 楽:「死ぬ直前に植え付けられた恐怖もずっと消えないのかな」 勿忘:「何をする気だ・・やめろ、やめてくれ!」 楽:「いいねぇその怯え方、たっぷり楽しんでから殺してあげるね」 楽:「まずはちょっとずつ切り傷を付けて、耳を削いで、指を落として、それから腹をかっ捌いて最後に心臓だ、どこまで耐えられるかな?」 勿忘:「ああ、ああ、、またか」 0:目の前に楽しんだ後の死体が転がる 楽:「あはははははははは」 楽:「あー楽しかった」 楽:「最後までいい悲鳴聞かせてくれたね」 楽:「さて楽しんだあとは片付けないと」 0:ズキッ 楽:「う・・??」 0:ズキッ 楽:「あ・・いって」 0:激しい頭痛が襲う 楽:「があっ!あああああ」 0:頭痛がおまさる 楽?:「はぁ、はぁ、」 楽?:「また・・死ねなかった」 楽?:「いやだ・・いやだ・・」 楽?:「もう、自分が死ぬ姿は思い出したくない・・」 楽?:「あ、あああああ・・」 楽?:「誰か・・誰か俺を殺してくれ!!」

0:とある夜の繁華街 勿忘:「クソッ!そのピストルは飾りかよ!」 勿忘:「誰か・・誰か俺を殺してくれ!」 勿忘:「ああ・・あああ・・・」 楽:「ちょっと!お兄さん!大丈夫ですか!?」 勿忘:「あん?誰だよ・・」 楽:「今そんなのどうだっていいでしょう!大丈夫ですか?泥酔してるでしょ」 勿忘:「いや俺はちっとも酔ってない!」 楽:「酔ってる人ほどそう言うんです、あんなに警官に絡んで・・」 楽:「ほら、水飲んで酔い覚ましてくださいよ」 勿忘:「だから呑んでねぇって言ってんだろほら!」 勿忘:(息を吐く) 楽:「うわっちょ・・あれ?酒臭くない・・」 勿忘:「だから呑んでないって言ったろ」 楽:「え、じゃあなんであんな絡み方してたんですか」 楽:「そのピストルで俺を殺してくれ!って」 勿忘:「あー・・聞いてくれるか?」 勿忘:「お前にはどうにも出来ないと思うが」 楽:「なにか悩んでるんですね?解決できない悩みなんて無いはずです!話してみてください」 0: 勿忘:「俺は死ねないし、忘れない人間なんだ」 0: 楽:「・・・え?」 楽:「やっぱり酔ってるんじゃないですか?」 勿忘:「嘘じゃねえよ」 勿忘:「悩み聞くって言ったのはそっちだからな、信じなくてもそのまま話進めるぞ」 楽:「じゃあ仮に本当だとして、悩みなんてあるんですか?」 楽:「不死だなんて誰もが夢見ることじゃないですか」 勿忘:「もう1つ言ったろ、忘れないって」 楽:「でもそれだって1度勉強したことは復習しなくても良くって学生時代なんか成績良くてモテたでしょ」 勿忘:「・・・はぁ」 勿忘:「お気楽でいいな」 楽:「まぁ楽しいことだけ考えてますから」 勿忘:「忘れたいトラウマもんの惨劇だって忘れられないんだぞ」 楽:「・・・あ」 勿忘:「幼い頃に目の前で親が殺された」 勿忘:「今でも鮮明に思い出せるぞ」 勿忘:「扉を開けた母親が首を掻っ切られて殺されて、俺を庇った父親は背中を滅多刺しにされて」 勿忘:「その時の両親の悲鳴と犯人の笑い声とむせ返るような血の臭いと」 楽:「ちょっと・・それ以上は・・」 勿忘:「ああ、すまん」 勿忘:「とにかくこんな惨劇、すぐにでも忘れたいのに忘れられない」 勿忘:「しかもふとした瞬間にフラッシュバックしてきやがる」 勿忘:「こんな生活続けてみろ、気が触れるぞ」 楽:「想像したくないです・・」 勿忘:「ちなみに死ねないのも悩みだぞ」 楽:「え?」 勿忘:「あれ以来死の恐怖がこびり付いて死のうと思っても死ねないんだ」 楽:「ああ、死ねないってそういう・・」 楽:「あのー会ったばっかでなんですけど僕の家来ませんか?」 勿忘:「なんでだ」 楽:「こういう時は酒の力です。呑んで酔いつぶれて、その一瞬だけでも気を紛らわしましょう」 勿忘:「気遣ってくれたのか」 勿忘:「そうだな、お前のせいで気分が悪い」 勿忘:「たっぷり奢ってもらわないとな」 0:楽の自宅にて 勿忘:(寝息) 楽:「酔うと寝るタイプの人だったか」 楽:「丁度いいや」 0:探し物をする楽 楽:(鼻歌) 楽:「あははっ、楽しみ」 楽:「起きろー」 勿忘:「ああ、すまん寝ちまったか」 勿忘:「なんだ、体が重い、ん?」 0:手足を縛られている勿忘 楽:「おはようございます」 勿忘:「ちょっとまて、なんだこれ!!」 楽:「いやぁ面白い人を見つけたなと思って」 楽:「忘れられない人間ねぇ」 楽:「死ぬ直前に植え付けられた恐怖もずっと消えないのかな」 勿忘:「何をする気だ・・やめろ、やめてくれ!」 楽:「いいねぇその怯え方、たっぷり楽しんでから殺してあげるね」 楽:「まずはちょっとずつ切り傷を付けて、耳を削いで、指を落として、それから腹をかっ捌いて最後に心臓だ、どこまで耐えられるかな?」 勿忘:「ああ、ああ、、またか」 0:目の前に楽しんだ後の死体が転がる 楽:「あはははははははは」 楽:「あー楽しかった」 楽:「最後までいい悲鳴聞かせてくれたね」 楽:「さて楽しんだあとは片付けないと」 0:ズキッ 楽:「う・・??」 0:ズキッ 楽:「あ・・いって」 0:激しい頭痛が襲う 楽:「があっ!あああああ」 0:頭痛がおまさる 楽?:「はぁ、はぁ、」 楽?:「また・・死ねなかった」 楽?:「いやだ・・いやだ・・」 楽?:「もう、自分が死ぬ姿は思い出したくない・・」 楽?:「あ、あああああ・・」 楽?:「誰か・・誰か俺を殺してくれ!!」