台本概要
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タイトル | 万華鏡 |
---|---|
作者名 | 椿 麗華 (@Tsubaki_Reika) |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 1人用台本(不問1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 台本説明欄参照 |
説明 |
この世界はくるくると景色を変え、まるで万華鏡のようだと思うことがあります。 「かくも麗しき この世の華」 自分らしくいられたらいいですね。 ひとり読み・朗読用 所要時間 5~6分程度 *配信アプリ、動画サイト、ディスコード、ツイキャス等でのご使用にあたって、個別の連絡は不要ですが、必ず「作者名」「作品名」の表記をお願い致します。 149 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
私(語り) | 不問 | - | 語り手 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:
0:流行りに乗るな
0:人の真似をするな
0:同じ方向を向くな
0:意見に同調するな
0:
0:そんなことを言っている
0:そこのあなた
0:
0:そんなことは百も承知
0:
0:
0:だけどね
0:一度は乗っかってみたら
0:面白いかもしれないよ
0:
0:中身のないものにはすぐ飽きる
0:
0:下らないことをやっていれば
0:空(むな)しくなる
0:
0:とりあえず
0:覗きに行ってみようではないか
0:
0:
0:そこがパラダイスだったら
0:最高じゃないか
0:
0:しかし
0:狂った世界だったら
0:こっそりと抜け出して
0:そっと扉を閉めよう
0:
0:
0:覗いてしまったものが
0:自分にとって
0:見てはいけないものだったら
0:自らを苦しめるものだったら
0:腹の立つことだったら
0:悔しいことだったら
0:さて、どうする
0:
0:
0:とりあえず
0:歌ってしまえ
0:踊ってしまえ
0:声を上げて、笑ってしまえ
0:
0:同じ明日がやって来るのなら
0:楽しんでしまえ
0:
0:散々踊り疲れたら
0:寝てしまえばいい
0:
0:
0:祭りのあとに、何を思うか
0:
0:
0:「やっぱり、違うだろう」
0:
0:そう感じたのならば
0:靴を脱ぎ、裸足になり
0:足音を立てずに
0:その輪から姿を消し
0:ひとりになればいい
0:
0:
0:静寂に包まれた朝に
0:空を見上げたら
0:真っ白なお月さまが
0:「目が覚めましたか。そろそろ時間ですよ」と
0:声をかけてくれるだろう
0:
0:我に返った時
0:白いお月さまの姿は
0:青い空から消えているかも知れない
0:
0:
0:そこで
0:はたと気付く
0:
0:自分を見失ったらおしまいだと
0:
0:
0:この世界は
0:万華鏡のように
0:くるくると鮮やかに模様を変えながら
0:賑やかな場所へと手招きをしたかと思えば
0:突然、何も見えない場所へ置き去りにして
0:孤独を強いる
0:
0:
0:美しい色とりどりの光の世界は
0:輝きに満ち溢れているように見えるけれど
0:俯瞰(ふかん)すると
0:哀しい心の置き場にも見える
0:
0:だから、立ち止まる
0:
0:急いだところで
0:何かが変わるわけではないのだから
0:
0:
0:くるくると景色を変え
0:感情が交差する世界に
0:無理に追いつこうとするよりも
0:小さな世界でもいい
0:自分の居場所を見つけて
0:
0:
0:かくも麗しき
0:この世の華
0:
0:くるくる回る、万華鏡
0:
0:
0:(終わり)
0:
0:流行りに乗るな
0:人の真似をするな
0:同じ方向を向くな
0:意見に同調するな
0:
0:そんなことを言っている
0:そこのあなた
0:
0:そんなことは百も承知
0:
0:
0:だけどね
0:一度は乗っかってみたら
0:面白いかもしれないよ
0:
0:中身のないものにはすぐ飽きる
0:
0:下らないことをやっていれば
0:空(むな)しくなる
0:
0:とりあえず
0:覗きに行ってみようではないか
0:
0:
0:そこがパラダイスだったら
0:最高じゃないか
0:
0:しかし
0:狂った世界だったら
0:こっそりと抜け出して
0:そっと扉を閉めよう
0:
0:
0:覗いてしまったものが
0:自分にとって
0:見てはいけないものだったら
0:自らを苦しめるものだったら
0:腹の立つことだったら
0:悔しいことだったら
0:さて、どうする
0:
0:
0:とりあえず
0:歌ってしまえ
0:踊ってしまえ
0:声を上げて、笑ってしまえ
0:
0:同じ明日がやって来るのなら
0:楽しんでしまえ
0:
0:散々踊り疲れたら
0:寝てしまえばいい
0:
0:
0:祭りのあとに、何を思うか
0:
0:
0:「やっぱり、違うだろう」
0:
0:そう感じたのならば
0:靴を脱ぎ、裸足になり
0:足音を立てずに
0:その輪から姿を消し
0:ひとりになればいい
0:
0:
0:静寂に包まれた朝に
0:空を見上げたら
0:真っ白なお月さまが
0:「目が覚めましたか。そろそろ時間ですよ」と
0:声をかけてくれるだろう
0:
0:我に返った時
0:白いお月さまの姿は
0:青い空から消えているかも知れない
0:
0:
0:そこで
0:はたと気付く
0:
0:自分を見失ったらおしまいだと
0:
0:
0:この世界は
0:万華鏡のように
0:くるくると鮮やかに模様を変えながら
0:賑やかな場所へと手招きをしたかと思えば
0:突然、何も見えない場所へ置き去りにして
0:孤独を強いる
0:
0:
0:美しい色とりどりの光の世界は
0:輝きに満ち溢れているように見えるけれど
0:俯瞰(ふかん)すると
0:哀しい心の置き場にも見える
0:
0:だから、立ち止まる
0:
0:急いだところで
0:何かが変わるわけではないのだから
0:
0:
0:くるくると景色を変え
0:感情が交差する世界に
0:無理に追いつこうとするよりも
0:小さな世界でもいい
0:自分の居場所を見つけて
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0:
0:かくも麗しき
0:この世の華
0:
0:くるくる回る、万華鏡
0:
0:
0:(終わり)