台本概要

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タイトル CHAICER~チェイサー~
作者名 キシメソ  (@blaze_ksms)
ジャンル ファンタジー
演者人数 3人用台本(男2、女1) ※兼役あり
時間 30 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 現代よりやや未来の都心に突如として現れた細菌を帯びた謎の怪物プレア。
そこにプレアを撃退する力を持った、鎖を自在に産み操るチェイサーが戦う。
カインと仲間のアレスの前に今回はプレアを統べる首領が登場。
果たしてチェイサーは撃退出来るのか。。。
特撮系変身ヒーロー読み切り漫画の短編小説化シリーズ第1弾

※兼役を分けて4人で演じて頂いても大丈夫です

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
カイン 82 主人公。鎖を産む者(チェイサー)に変身出来る少年。田舎から都会に出て来て研究所に居候している。陽気で直情的だが仲間思いでいざという時頼りになる? ※少年声が可能なら女性の方でも歓迎
アレス 68 カインより一年歳上の先輩。黒いチェイサーに変身する。手先が器用でカインよりも強力な鎖を操る。普段は学生で、カインと交代で活動する。寡黙で無愛想な印象だが、情に厚い一面も持つ。 ※低音の少年声が可能なら女性の方でも歓迎
フィート 24 博士。チェイサーの変身アイテムを開発し、二人をサポートする自称天才博士。頭を常に働かせるためいつも何か食べている。気が強く自信家だが、カインとアレスの二人の無事を気に掛ける人情もある。 ※3人の場合はプレアクイーンと兼ね役
プレアクイーン 55 敵。全てのプレアの根源だと名乗る女性の人型のプレア。高飛車でプライドが高い。 ※3人の場合はフィートと兼ね役
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:都心のとある街道 チェイサーとプレアが戦っている カイン:うぉおおお・・っ!! 0:鎖に縛りつけられたプレアが圧迫され四散する カイン:はぁ・・はぁ・・くそっ!なんとか倒したが、、やっぱり勘違いなんかじゃねぇ・・ カイン:強くなってやがる・・ プレアクイーン:んんーーん・・・さすがにやるわねぇ、、チェイサーぁ カイン:!?・・・何だ!?誰だ、、どっから・・!? プレアクイーン:だけど残念んん〜私は倒されてないよ 0:四散したと思ったプレアが1つにまた固まり人の様な形へと変化する カイン:なっ・・プレアが・・っ まだ生きてやがったのか・・!!しかも何なんだ・・人間みたいな形に・・こんなの初めて見たぞ〜〜〜。。。 プレアクイーン:あんたじゃあ私は倒せないよ カイン:ッ!?喋ったぁ!?喋れるプレアだと〜!? プレアクイーン:倒せないけど〜・・・このままじゃあ〜今後面倒そうねぇ・・そろそろあんたら2人まとめて殺してやるわ カイン:なんだと・・っ!? プレアクイーン:覚悟しなさい。カイン、そしてアレス。近いうちあんたら邪魔なゴミ共を必ず始末する 0:人型のプレアが消える カイン:待て・・!!くっそ!ゴミはお前らだろうがコラーーー!!バイキンまみれのゴミ虫がぁーー!!! カイン:・・・・。ったく・・何なんだ〜・・めんどくせぇ事になったんじゃねぇかもう〜。。。 0:フィート博士の研究所 カインが帰宅する カイン:ぬぁああああああ・・!! 0:カップ麺を食べているフィート フィート:ズルルルルッ・・・ カイン:はぁ・・!はぁ・・!は・・・かせぇえええ!!! フィート:うるさい!! 0:フィートの投げた割り箸がカインの頬骨に当たり砕け折れる カイン:ぐぁーー!!!! フィート:ホントあんたは叫ばないと意思疎通ができないの??バカだからバカらしくて理屈には適ってるけど、そんなに元気があるならもうひと片付けしてくる?それともとっとと夕飯の用意に取り掛かるか2秒以内に答えなさい! カイン:ぐ・・くく・・メシ食いながらメシの要求すんなよ・・・ フィート:・・・何だか今日はいつにも増して滅入ってるみたいね カイン:聞いてくれよぉ〜・・ 0:かくかくしかじか カイン:なぁ!?ヤベェだろ!強くなってるだけじゃねぇ・・知能も進化してるなんて本格的にただのバケモンじゃなくなってきたぜぇえ・・ フィート:う〜ん・・・人間の女みたいになったって言ったわね。今までのあんた達の戦闘手段が一切通用しないってのはもしかしたら本当かも カイン:まじかよ・・ フィート:私の開発が追いつかないなんて・・認めたくはないけどプレアの進化は著しいわね カイン:オレら2人を近いうちに殺すって言ってたぜ・・今日・・あいつがやばいかもしれねぇ・・ 0:日が暮れ とある路地 アレス:・・・・。 アレス:・・・・・はぁ、誰だ。 プレアクイーン:んんーーん・・・やるわねぇ・・気配で分かるなんてぇ。。カインより強いのも頷けるわ。 アレス:!?・・何だ?何者だ・・おm・・ 0:アレスが振り返るとプレアの様な見覚えのない姿をした化け物がいた アレス:プレア、なのか・・?面倒だな・・次から次へと・・ アレス 変身しようと手を構える プレアクイーン:おっと!ダメよぉ〜〜〜ん アレス:くっ!? プレアクイーン:酷いじゃなぁい問答無用なんて。喋れるプレアなんてあんたも初めてでしょ?カインと違って一切甘さがないって感じだけど〜あんたつまんないわね アレス:くそ・・何だこいつは・・!? プレアクイーン:でも正直ホッとしたわ〜ぁだってより面倒なあんたの方に先手を打てたんだもの・・フフフフ・・アァーーーーッハッハッハッハッハ!! 0:フィートの研究所 カイン:オレ・・アレスにそいつの事伝えてくるぜ!!きっと接触するに違いない! フィート:待って!2人とも一旦ここに集まるのよ アレスにここに来るように伝えて! カイン:ッ・・・プレアの被害に遭う人達には悪いが・・確かに今はしょうがねぇな。。 0:カイン アレスにスマホで電話をかける カイン:・・・・っ!出ねぇ・・嫌な予感がするぜ・・・あいつのとこに行ってくる! フィート:戦っちゃダメよ!あんたの攻撃を受け付けず知能も進化してる新型プレア・・無策に戦うには危険が大きすぎるわ カイン:わかったよ!すぐに連れてくる フィート:今日は家事はいいから頼むわよ!帰ってきたばかりで悪いけど急いで! 0:研究所を後にし人気の無い裏路地へ カイン:今何時頃だ・・・学校はもう終わってるよな。。とにかく急がねぇと・・!! 0:チェイサーに変身するカイン カイン:はぁっ!! 0:カインの手から鎖が射出し街のビル伝いに移動する アレス:・・・・・ぅ・・ここは・・ 0:廃墟のような屋内に両手を拘束されているアレス プレアクイーン:フーーーーーフフフッ!!おはようアレスちゃん♡気がついたみたいね アレス:貴様・・進化したプレアの類か・・何が目的だ プレアクイーン:ウフ・・私はこの世に存在する全てのプレアを支配する者。全てのプレアは私によって生まれ私の手によって動く アレス:・・・・・。 プレアクイーン:進化ではなく私こそが原点なのよ・・このプレアクイーンがねぇ アレス:・・・要は女王バチみたいな要領で貴様を消せば全てのプレアは消えるんだな プレアクイーン:消せないわよ今のあなたじゃァ・・あなた達チェイサーは変身するのに両手を使う プレアクイーン:変身されるとあなた達は私達の攻撃を受けないでしょ?その前に捕まえさせてもらったわン アレス:何故だ プレアクイーン:んーー? アレス:回りくどい真似をする・・何故殺さない プレアクイーン:んな事ぁいつでもできんだよ!!!!!ッ私はぁ!ずっとこの時を待っていた・・ アレス:・・? プレアクイーン:憎きチェイサーぁあ・・あんたら2人は常に活動しているわね。。あんたがいない時はカインが・・カインがいない時はあんたが・・・どちらかを殺そうとすればどちらかがいつもいつもいつもいつもいつもいつもッ!!! アレス:・・・・・。 プレアクイーン:そして・・・あんた達は変身中お互いの居場所を知る事が出来る アレス:カインをここに誘き寄せる為か・・ボク達を同時に仕留める為に プレアクイーン:ウフフフフフフフ・・・あんたつまらない男だけど話していて楽ね プレアクイーン:さぁて・・カインは今頃どの辺りかしらねぇ・・あんたの行方を変身しながら追ってきてるでしょうから まぁ最もぉ変身の出来ない今のあなたには知る事は叶わないけどククククフフフフフ・・・ アレス:何故そう言える ボクは現在いつも通り活動していると認識して今頃夕飯でも食べて寝ているかもしれないぞ  プレアクイーン:今日あいつに直接言ってきたわ 近いうちにあんたら2人を始末するって アレス:そうか なら貴様の思う通りにはならないだろうな プレアクイーン:どういう事? アレス:こちらも貴様らプレアに応じて常に対策して動いている 必ず貴様の事を博士にも伝えているはずだ プレアクイーン:だから? アレス:おめでたいやつだ ボクの不意をついたように1人ずつ始末していれば今頃貴様の悲願も達成していただろうに プレアクイーン:・・・・。 アレス:貴様は時間を与えてしまった 自ら滅びる為の時間を プレアクイーン:さっきから聞いていれば捕まってる分際で減らず口を・・!!!!カインが来るまで少々痛めつけといた方がいいみたいね・・!!!! アレス:何も考えず正面から突っ込んで来るほどカインもバカじゃない カイン:アレスーーーーーーーー!!!!!! 0:廃墟に白い鎖が数本入り込み激しい破壊音と共にカイン登場 アレス:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 プレアクイーン:クッ・・・アッハーーーーーーハハハハハハハハハ!!!! 見事なお笑いコンビねあんた達・・とんだまぬけなヒーロー達だこと・・!! アレス:ふざけるな 誰がこんなやつと・・ カイン:ん?どういう状況だこれ・・・? プレアクイーン:ククククク・・・!! カイン:あーーー!!お・・・お前・・は プレアクイーン:さぁ 果たして私を倒す策とやらがあるのかしら? アレス:くっ・・おい!!すぐに引き返せ!!こいつはボク達二人を集めるのが目的だ!! プレアクイーン:お黙り!! 0:アレスの頭部に蹴りを見舞う アレス:ぐぁっ・・ カイン:アレス・・!!お前・・動けないのか・・!?お前ほどのやつが何で・・ プレアクイーン:さぁ大人しく変身を解くのよ!!この子の首を今度はへし折ってやってもいいのよ? カイン:なっ・・ アレス:逃げろ・・カイン・・ カイン:(どうする・・・戦うにもオレの攻撃はこの女プレアには効かなかった・・・・っだがとにかく・・っ) カイン:そっから離れやがれぇーーー・・!!! 0:プレアクイーンめがけてカイン渾身の鎖が放たれる プレアクイーン:無駄よ あんたは私を倒せないって言ったでしょ・・・ カイン:くっ・・当たらねぇ・・ プレアクイーン:まぁいいわ・・弱い方のあんたを先に捕まえて変身が解けるまで待つことにしようかしら カイン:ううっ・・・ 0:カインの変身が解ける アレス:なっ・・ プレアクイーン:あはっ♡? カイン:ダメだ・・・一日中戦い続けてもう今日はこれ以上チェイサーになれねぇ・・ アレス:バカが・・・・ カイン:そー言うなよ・・・へへ・・嫌な予感がして真っ先にお前連れて研究所に行くだけのつもりだったのによ・・ アレス:分かってる・・お前の行動は正しかった 捕まったボクがまぬけだったんだ プレアクイーン:お喋りはもうその辺でいいかしらぁー??あんたらチェイサー最期の会話はーぁ? カイン:くそ・・・っ プレアクイーン:フクククククク・・!!こうして見ると皮肉なものねぇ・・鎖で拘束して戦うチェイサーが逆に捕らわれて袋の鼠だなんて・・ アレス:・・・・。 プレアクイーン:どんな気分かしら?いえ・・案外お似合いなのかもね 因果応報よ 私たちプレアに今までしてきた報いを・・・今・・・ここで・・・!! カイン:なぁ 右手の方は壊しといたぜ・・ アレス:ああ アレス 変身して左手の拘束を破壊する プレアクイーン:なっ・・・・嘘っ・・・そんなバカな・・・拘束を破壊していた!?私へのさっきの一撃で・・それに・・片手だけなのに変身を・・! カイン:アレスは器用なんだ・・オレは両手使わねぇと出来ねぇけどな アレス:お前・・随分とボク達の事に詳しいようだったが・・そこんとこはうつけだったな プレアクイーン:くっ・・うーーーー・・!!! アレス:やはりお前は・・あの時ボクを殺すべきだったんだ 本当の事だったな・・自ら滅びる為の時間を作ったのは 0:カイン チェイサーに変身する プレアクイーン:なぁ・・!? カイン:へへへー!オレだって自分の限界まで考えなしに突っ込むほどバカじゃないぜぇー!! プレアクイーン:おのれ・・おのれおのれおのれおのれおのれーーーぇえええ!!!! カイン:いくぜっ!!アレス! アレス:ふん 0:二人の放つ鎖がプレアクイーンに突き刺さる プレアクイーン:う・・ぁ・・ カイン:オレ一人の鎖じゃダメでもオレ達二人ならお前を倒すだけのパワーになるぜ・・!! 0:プレアクイーンに鎖を巻きつけ圧迫する カイン・アレス:うぉおおっ!!! 0:プレアクイーン 粉々に四散する カイン:お・・終わったぁ・・ アレス:全く・・いつもお前は無茶ばかりする カイン:ちぇ〜・・倒せたのに文句言うのかよぉ プレアクイーン:おのれ・・・ 0:粉々に四散し目視できないほどの残留から声だけが聞こえる アレス:っ!? カイン:な・・・っ!? プレアクイーン:もう許さない・・いいわ・・・もう手段を選ばない・・次こそは確実に殺す事だけを・・・あんたらをぉおおおお・・!! 0:声が消え 気配も無くなる カイン:くそっ・・・なんだよ・・・どうすりゃぁいいんだ!!! アレス:・・・・・・。 0:フィートの研究所 フィート:ふぅーーー・・・ええと・・うん カイン:くそっ・・まるで不死身だぜ・・ アレス:諦めるな 奴には確かに焦りがあった・・必ず何か突破口があるはずだ フィート:その前に・・ フィート 両腕を広げ二人にラリアット カイン:ぶっ!!! アレス:うっ フィート:なーーーーーーーんで戦っちゃうのよ!!!全滅しかけた!?あれだけ無闇に戦うなって言ったでしょ!! カイン:ちぇーそれなりに頭使ったんだけどな・・それに仕方ねぇだろ アレスを見捨てるわけがねぇ フィート:分かってるわよ!!だから二人ともお仕置きしたのよ アレス:気は済みましたか博士・・早く本題に移りましょう フィート:はぁ・・とにかく二人とも無事でよかったわ 0:フィート 黒板にプレアクイーンの特徴を書き出す(※出来ましたら書くものの音を立てながら読んでみて下さい) フィート:進化ではなく原点・・能力や強さは普通のプレアと変わらないって考えていいのかしら カイン:変身中のオレ達には向こうも攻撃が通用しないみたいだったな フィート:・・・・・。 カイン:オレ達二人の鎖でもまだあいつを倒せるだけのパワーにならないってことはこっちも同じだ・・通用しない アレス:・・いや それはおそらく違う・・ボクを縛っていた拘束は奴の一部・・・プレアと同じような成分で出来ていた それをお前は破壊出来ていたんだ フィート:全てのプレアを生み出していた・・プレアクイーン・・ カイン:もしかして・・全てのプレアを倒さないとあいつを完全に倒す事にはならないってのか・・ フィート:うーん・・・・・ カイン:大体アレス お前が捕まっちまったって・・よっぽど油断してたようなタイミングであいつと会ったのか? アレス:油断などしていない ただ・・全く反応出来なかった フィート:・・・・。 アレス:奴には何か・・瞬間的に速くなる奇妙な動きがある カイン:攻撃は当たってたぜ?全体的にそこまで速いイメージもなかったし アレス:そしてもう一つ 奴を倒したと思った時に違和感があった カイン:? アレス:妙に手応えが無い気がしなかったか? カイン:??・・・・うーー〜〜〜〜ん・・・。。。。。 アレス:・・・まぁいい フィート:本当に全てのプレアの根源だと仮定して・・そいつが何が何でも消えちゃいけない存在だとしたら・・ カイン:(そういや手応え・・うーん・・妙に軽かった気がしなくもない・・かなぁ・・) フィート:そいつの直感 危機感的なものがトリガーになって瞬間的に速くなっている・・ってことかも・・ アレス:初めて奴と会った時 ボクは即始末するつもりだった アレス:そしてあの時 ボク達は奴を拘束出来たようで実は振り解かれて瞬間的に抜け出されていた・・ カイン:なんだとーーー!? フィート:反応出来ないほどのスピード・・ある意味新型ね カイン:どうすりゃいいんだ・・チェイサーは全身鉄分の塊だ 速く動くったって・・反射神経とかもそんな簡単に鍛えられるもんでも・・っ フィート:・・・何とかするわ 二人とも今日はもうここで寝て行きなさい カイン:博士・・!何とかって・・どうするんだよっ 0:フィート ポケットの中のチョコレート味 チーズ味 フルーツ味 メープル味 バニラ味の某栄養調整食品を次々と開封していく フィート:アタシを誰だと思ってるの 余計な心配しなくていいから早くチェインパックを渡してっ二人とも カイン:・・・・。 アレス:お願いします 0:カインとアレス 実験作業台の上にチェイサーの変身アイテム チェインパックを出す 0:翌日 早朝の街中 カイン:おらぁああああああーーー!!! アレス:・・・・・。 0:カインとアレス 変身状態で早速プレアクイーンを捜索 カイン:出てこいクソアマプレアーーー!!! アレス:おい カイン:ん?どうしたアレス アレス:気合い充分なのは結構だが飛ばし過ぎてしくじるなよ カイン:分かってるって!!!博士が徹夜で頑張ってくれたんだ・・・絶対成功させる!! アレス:・・! カイン:来たなぁ・・! 0:一体のプレアが出現 カイン:プレア!! カイン 待った無しに鎖を放つ アレス:!?これは・・・ 0:次々とプレアが出現 カインとアレスの周囲を取り囲む程の数に カイン:おらぁっ! アレス:待て!カインっ! 0:カイン 鎖を巻きつけて縛り上げようと両腕に力を込める プレアクイーン:フーーーーーーフッフフフフフフフ!!!! カイン:うっ!!? 0:プレアクイーン 高速接近しカインを捕らえる プレアクイーン:かかったわね・・・!!餌にあっさり食いついてくれて本当にまぬけだことっ!! カイン:ぐ・・ぁ・・こ・・いつ・・最初・・から・・この速さ・・で・・・ プレアクイーン:変身状態だろうが関係ないわ・・!!!もうこのまま・・絞め殺してやる・・!!憎っくきチェイサァアーーー!!!! 0:チェイサーの鋼鉄の体にヒビが入りそうな程に圧迫されるカイン アレス:・・・やれやれ カイン:だけ・・ど・・よ・・ 0:カインの身体中の紋様が鈍く光りだす プレアクイーン:・・・・・っ!? 0:カイン プレアクイーンの遥か後方に移動 カイン:こっちだ プレアクイーン:!?ッ・・・何だと・・一体何を・・・なぜあんなとk・・ぐぅっ!!! 0:プレアクイーン アレスに腹部中心を蹴り込まれて吹き飛ぶ アレス:頭の分 返しとくぞ プレアクイーン:が・・ハァ・・!!!なによ・・今のは・・一体何をした・・ぁ・・っ?? 0:腹部中心に鎖で刺された穴が空いている カイン:もうオレ達はお前には捕らえられねぇし・・逃がさねぇ!! プレアクイーン:どういうことよ・・・何をしたっていう・・の・・・ アレス:ワインダーハイスピード・・鎖の射出と格納するスピードを20倍加速させて 放ったポイントから刺さったポイントへ移動した・・・ プレアクイーン:なんだと・・・昨日の今日でなぜそんな能力を・・!!! カイン:話す義理もねぇよ・・とっとと決着をつけてやる!! 0:カイン アレス 数本の鎖を一斉射出しプレアクイーンに突き刺す プレアクイーン:ぐぅ・・!!こ・・んなもの・・・ 0:プレアクイーン 鎖から体を流動させて離れ二人を捕らえようと反撃する カイン:もう逃がさねぇって言ったろ・・!! 0:再びワインダーハイスピードを発動させてプレアクイーンを取り囲む二人 アレス:遅い プレアクイーン:ぐ・・っ!!バカな・・・追いつけ・・・ 0:プレアクイーン 逃げる隙間が無いほどに全身に鎖を巻きつけられる カイン:もう移動もさせねぇ・・ プレアクイーン:そ・・んな・・お・・お願いよ・・・悪かったわ・・・もうあなた達の事は諦める・・人間も襲わない・・・だからお願い・・・殺さない・・で・・・ カイン:共存できるわけねーだろゴミ野郎 アレス:完全に消えてなくなれ プレアクイーン:ぐ・・ぅ・・ぁあーーーーーーーーっあああああ・・・!!・・・・。。。。。。。。。 0:プレアクイーン完全に消滅 カイン:・・・・・はぁ・・っ アレス:まだ変身は解くなよ・・・人目のつかないところに移動してからだ カイン:・・・・本当にもう消えたのかな プレア アレス:分からん 元々原因不明の怪物だ・・いま根絶出来ていたとしてもまたいつか現れるかもしれない・・ カイン:ああ・・・だけど・・・これ消耗すげぇな・・・ アレス:初の実戦だから付いて来たが・・今後は一人でやるんだぞ カイン:ほいほい先輩・・・アレスは平気なのか・・ アレス:お前とは違う カイン:ちぇーー・・ぁ!そうだ何買って帰るよ? 今回の開発成功祝い アレス:何でもいいだろう 食べ物なら何だって喜ぶんだあの博士は カイン:昨日大量にあれ食ってたな・・・なんかそれに因んだ乳製品的なやつあったよな・・それ飲んで更にもっと胸大きくなれって渡すか アレス:また殴られるぞ・・ カイン:じゃあ何がいいんだよぉー アレス:知らん 0:おわり

0:都心のとある街道 チェイサーとプレアが戦っている カイン:うぉおおお・・っ!! 0:鎖に縛りつけられたプレアが圧迫され四散する カイン:はぁ・・はぁ・・くそっ!なんとか倒したが、、やっぱり勘違いなんかじゃねぇ・・ カイン:強くなってやがる・・ プレアクイーン:んんーーん・・・さすがにやるわねぇ、、チェイサーぁ カイン:!?・・・何だ!?誰だ、、どっから・・!? プレアクイーン:だけど残念んん〜私は倒されてないよ 0:四散したと思ったプレアが1つにまた固まり人の様な形へと変化する カイン:なっ・・プレアが・・っ まだ生きてやがったのか・・!!しかも何なんだ・・人間みたいな形に・・こんなの初めて見たぞ〜〜〜。。。 プレアクイーン:あんたじゃあ私は倒せないよ カイン:ッ!?喋ったぁ!?喋れるプレアだと〜!? プレアクイーン:倒せないけど〜・・・このままじゃあ〜今後面倒そうねぇ・・そろそろあんたら2人まとめて殺してやるわ カイン:なんだと・・っ!? プレアクイーン:覚悟しなさい。カイン、そしてアレス。近いうちあんたら邪魔なゴミ共を必ず始末する 0:人型のプレアが消える カイン:待て・・!!くっそ!ゴミはお前らだろうがコラーーー!!バイキンまみれのゴミ虫がぁーー!!! カイン:・・・・。ったく・・何なんだ〜・・めんどくせぇ事になったんじゃねぇかもう〜。。。 0:フィート博士の研究所 カインが帰宅する カイン:ぬぁああああああ・・!! 0:カップ麺を食べているフィート フィート:ズルルルルッ・・・ カイン:はぁ・・!はぁ・・!は・・・かせぇえええ!!! フィート:うるさい!! 0:フィートの投げた割り箸がカインの頬骨に当たり砕け折れる カイン:ぐぁーー!!!! フィート:ホントあんたは叫ばないと意思疎通ができないの??バカだからバカらしくて理屈には適ってるけど、そんなに元気があるならもうひと片付けしてくる?それともとっとと夕飯の用意に取り掛かるか2秒以内に答えなさい! カイン:ぐ・・くく・・メシ食いながらメシの要求すんなよ・・・ フィート:・・・何だか今日はいつにも増して滅入ってるみたいね カイン:聞いてくれよぉ〜・・ 0:かくかくしかじか カイン:なぁ!?ヤベェだろ!強くなってるだけじゃねぇ・・知能も進化してるなんて本格的にただのバケモンじゃなくなってきたぜぇえ・・ フィート:う〜ん・・・人間の女みたいになったって言ったわね。今までのあんた達の戦闘手段が一切通用しないってのはもしかしたら本当かも カイン:まじかよ・・ フィート:私の開発が追いつかないなんて・・認めたくはないけどプレアの進化は著しいわね カイン:オレら2人を近いうちに殺すって言ってたぜ・・今日・・あいつがやばいかもしれねぇ・・ 0:日が暮れ とある路地 アレス:・・・・。 アレス:・・・・・はぁ、誰だ。 プレアクイーン:んんーーん・・・やるわねぇ・・気配で分かるなんてぇ。。カインより強いのも頷けるわ。 アレス:!?・・何だ?何者だ・・おm・・ 0:アレスが振り返るとプレアの様な見覚えのない姿をした化け物がいた アレス:プレア、なのか・・?面倒だな・・次から次へと・・ アレス 変身しようと手を構える プレアクイーン:おっと!ダメよぉ〜〜〜ん アレス:くっ!? プレアクイーン:酷いじゃなぁい問答無用なんて。喋れるプレアなんてあんたも初めてでしょ?カインと違って一切甘さがないって感じだけど〜あんたつまんないわね アレス:くそ・・何だこいつは・・!? プレアクイーン:でも正直ホッとしたわ〜ぁだってより面倒なあんたの方に先手を打てたんだもの・・フフフフ・・アァーーーーッハッハッハッハッハ!! 0:フィートの研究所 カイン:オレ・・アレスにそいつの事伝えてくるぜ!!きっと接触するに違いない! フィート:待って!2人とも一旦ここに集まるのよ アレスにここに来るように伝えて! カイン:ッ・・・プレアの被害に遭う人達には悪いが・・確かに今はしょうがねぇな。。 0:カイン アレスにスマホで電話をかける カイン:・・・・っ!出ねぇ・・嫌な予感がするぜ・・・あいつのとこに行ってくる! フィート:戦っちゃダメよ!あんたの攻撃を受け付けず知能も進化してる新型プレア・・無策に戦うには危険が大きすぎるわ カイン:わかったよ!すぐに連れてくる フィート:今日は家事はいいから頼むわよ!帰ってきたばかりで悪いけど急いで! 0:研究所を後にし人気の無い裏路地へ カイン:今何時頃だ・・・学校はもう終わってるよな。。とにかく急がねぇと・・!! 0:チェイサーに変身するカイン カイン:はぁっ!! 0:カインの手から鎖が射出し街のビル伝いに移動する アレス:・・・・・ぅ・・ここは・・ 0:廃墟のような屋内に両手を拘束されているアレス プレアクイーン:フーーーーーフフフッ!!おはようアレスちゃん♡気がついたみたいね アレス:貴様・・進化したプレアの類か・・何が目的だ プレアクイーン:ウフ・・私はこの世に存在する全てのプレアを支配する者。全てのプレアは私によって生まれ私の手によって動く アレス:・・・・・。 プレアクイーン:進化ではなく私こそが原点なのよ・・このプレアクイーンがねぇ アレス:・・・要は女王バチみたいな要領で貴様を消せば全てのプレアは消えるんだな プレアクイーン:消せないわよ今のあなたじゃァ・・あなた達チェイサーは変身するのに両手を使う プレアクイーン:変身されるとあなた達は私達の攻撃を受けないでしょ?その前に捕まえさせてもらったわン アレス:何故だ プレアクイーン:んーー? アレス:回りくどい真似をする・・何故殺さない プレアクイーン:んな事ぁいつでもできんだよ!!!!!ッ私はぁ!ずっとこの時を待っていた・・ アレス:・・? プレアクイーン:憎きチェイサーぁあ・・あんたら2人は常に活動しているわね。。あんたがいない時はカインが・・カインがいない時はあんたが・・・どちらかを殺そうとすればどちらかがいつもいつもいつもいつもいつもいつもッ!!! アレス:・・・・・。 プレアクイーン:そして・・・あんた達は変身中お互いの居場所を知る事が出来る アレス:カインをここに誘き寄せる為か・・ボク達を同時に仕留める為に プレアクイーン:ウフフフフフフフ・・・あんたつまらない男だけど話していて楽ね プレアクイーン:さぁて・・カインは今頃どの辺りかしらねぇ・・あんたの行方を変身しながら追ってきてるでしょうから まぁ最もぉ変身の出来ない今のあなたには知る事は叶わないけどククククフフフフフ・・・ アレス:何故そう言える ボクは現在いつも通り活動していると認識して今頃夕飯でも食べて寝ているかもしれないぞ  プレアクイーン:今日あいつに直接言ってきたわ 近いうちにあんたら2人を始末するって アレス:そうか なら貴様の思う通りにはならないだろうな プレアクイーン:どういう事? アレス:こちらも貴様らプレアに応じて常に対策して動いている 必ず貴様の事を博士にも伝えているはずだ プレアクイーン:だから? アレス:おめでたいやつだ ボクの不意をついたように1人ずつ始末していれば今頃貴様の悲願も達成していただろうに プレアクイーン:・・・・。 アレス:貴様は時間を与えてしまった 自ら滅びる為の時間を プレアクイーン:さっきから聞いていれば捕まってる分際で減らず口を・・!!!!カインが来るまで少々痛めつけといた方がいいみたいね・・!!!! アレス:何も考えず正面から突っ込んで来るほどカインもバカじゃない カイン:アレスーーーーーーーー!!!!!! 0:廃墟に白い鎖が数本入り込み激しい破壊音と共にカイン登場 アレス:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 プレアクイーン:クッ・・・アッハーーーーーーハハハハハハハハハ!!!! 見事なお笑いコンビねあんた達・・とんだまぬけなヒーロー達だこと・・!! アレス:ふざけるな 誰がこんなやつと・・ カイン:ん?どういう状況だこれ・・・? プレアクイーン:ククククク・・・!! カイン:あーーー!!お・・・お前・・は プレアクイーン:さぁ 果たして私を倒す策とやらがあるのかしら? アレス:くっ・・おい!!すぐに引き返せ!!こいつはボク達二人を集めるのが目的だ!! プレアクイーン:お黙り!! 0:アレスの頭部に蹴りを見舞う アレス:ぐぁっ・・ カイン:アレス・・!!お前・・動けないのか・・!?お前ほどのやつが何で・・ プレアクイーン:さぁ大人しく変身を解くのよ!!この子の首を今度はへし折ってやってもいいのよ? カイン:なっ・・ アレス:逃げろ・・カイン・・ カイン:(どうする・・・戦うにもオレの攻撃はこの女プレアには効かなかった・・・・っだがとにかく・・っ) カイン:そっから離れやがれぇーーー・・!!! 0:プレアクイーンめがけてカイン渾身の鎖が放たれる プレアクイーン:無駄よ あんたは私を倒せないって言ったでしょ・・・ カイン:くっ・・当たらねぇ・・ プレアクイーン:まぁいいわ・・弱い方のあんたを先に捕まえて変身が解けるまで待つことにしようかしら カイン:ううっ・・・ 0:カインの変身が解ける アレス:なっ・・ プレアクイーン:あはっ♡? カイン:ダメだ・・・一日中戦い続けてもう今日はこれ以上チェイサーになれねぇ・・ アレス:バカが・・・・ カイン:そー言うなよ・・・へへ・・嫌な予感がして真っ先にお前連れて研究所に行くだけのつもりだったのによ・・ アレス:分かってる・・お前の行動は正しかった 捕まったボクがまぬけだったんだ プレアクイーン:お喋りはもうその辺でいいかしらぁー??あんたらチェイサー最期の会話はーぁ? カイン:くそ・・・っ プレアクイーン:フクククククク・・!!こうして見ると皮肉なものねぇ・・鎖で拘束して戦うチェイサーが逆に捕らわれて袋の鼠だなんて・・ アレス:・・・・。 プレアクイーン:どんな気分かしら?いえ・・案外お似合いなのかもね 因果応報よ 私たちプレアに今までしてきた報いを・・・今・・・ここで・・・!! カイン:なぁ 右手の方は壊しといたぜ・・ アレス:ああ アレス 変身して左手の拘束を破壊する プレアクイーン:なっ・・・・嘘っ・・・そんなバカな・・・拘束を破壊していた!?私へのさっきの一撃で・・それに・・片手だけなのに変身を・・! カイン:アレスは器用なんだ・・オレは両手使わねぇと出来ねぇけどな アレス:お前・・随分とボク達の事に詳しいようだったが・・そこんとこはうつけだったな プレアクイーン:くっ・・うーーーー・・!!! アレス:やはりお前は・・あの時ボクを殺すべきだったんだ 本当の事だったな・・自ら滅びる為の時間を作ったのは 0:カイン チェイサーに変身する プレアクイーン:なぁ・・!? カイン:へへへー!オレだって自分の限界まで考えなしに突っ込むほどバカじゃないぜぇー!! プレアクイーン:おのれ・・おのれおのれおのれおのれおのれーーーぇえええ!!!! カイン:いくぜっ!!アレス! アレス:ふん 0:二人の放つ鎖がプレアクイーンに突き刺さる プレアクイーン:う・・ぁ・・ カイン:オレ一人の鎖じゃダメでもオレ達二人ならお前を倒すだけのパワーになるぜ・・!! 0:プレアクイーンに鎖を巻きつけ圧迫する カイン・アレス:うぉおおっ!!! 0:プレアクイーン 粉々に四散する カイン:お・・終わったぁ・・ アレス:全く・・いつもお前は無茶ばかりする カイン:ちぇ〜・・倒せたのに文句言うのかよぉ プレアクイーン:おのれ・・・ 0:粉々に四散し目視できないほどの残留から声だけが聞こえる アレス:っ!? カイン:な・・・っ!? プレアクイーン:もう許さない・・いいわ・・・もう手段を選ばない・・次こそは確実に殺す事だけを・・・あんたらをぉおおおお・・!! 0:声が消え 気配も無くなる カイン:くそっ・・・なんだよ・・・どうすりゃぁいいんだ!!! アレス:・・・・・・。 0:フィートの研究所 フィート:ふぅーーー・・・ええと・・うん カイン:くそっ・・まるで不死身だぜ・・ アレス:諦めるな 奴には確かに焦りがあった・・必ず何か突破口があるはずだ フィート:その前に・・ フィート 両腕を広げ二人にラリアット カイン:ぶっ!!! アレス:うっ フィート:なーーーーーーーんで戦っちゃうのよ!!!全滅しかけた!?あれだけ無闇に戦うなって言ったでしょ!! カイン:ちぇーそれなりに頭使ったんだけどな・・それに仕方ねぇだろ アレスを見捨てるわけがねぇ フィート:分かってるわよ!!だから二人ともお仕置きしたのよ アレス:気は済みましたか博士・・早く本題に移りましょう フィート:はぁ・・とにかく二人とも無事でよかったわ 0:フィート 黒板にプレアクイーンの特徴を書き出す(※出来ましたら書くものの音を立てながら読んでみて下さい) フィート:進化ではなく原点・・能力や強さは普通のプレアと変わらないって考えていいのかしら カイン:変身中のオレ達には向こうも攻撃が通用しないみたいだったな フィート:・・・・・。 カイン:オレ達二人の鎖でもまだあいつを倒せるだけのパワーにならないってことはこっちも同じだ・・通用しない アレス:・・いや それはおそらく違う・・ボクを縛っていた拘束は奴の一部・・・プレアと同じような成分で出来ていた それをお前は破壊出来ていたんだ フィート:全てのプレアを生み出していた・・プレアクイーン・・ カイン:もしかして・・全てのプレアを倒さないとあいつを完全に倒す事にはならないってのか・・ フィート:うーん・・・・・ カイン:大体アレス お前が捕まっちまったって・・よっぽど油断してたようなタイミングであいつと会ったのか? アレス:油断などしていない ただ・・全く反応出来なかった フィート:・・・・。 アレス:奴には何か・・瞬間的に速くなる奇妙な動きがある カイン:攻撃は当たってたぜ?全体的にそこまで速いイメージもなかったし アレス:そしてもう一つ 奴を倒したと思った時に違和感があった カイン:? アレス:妙に手応えが無い気がしなかったか? カイン:??・・・・うーー〜〜〜〜ん・・・。。。。。 アレス:・・・まぁいい フィート:本当に全てのプレアの根源だと仮定して・・そいつが何が何でも消えちゃいけない存在だとしたら・・ カイン:(そういや手応え・・うーん・・妙に軽かった気がしなくもない・・かなぁ・・) フィート:そいつの直感 危機感的なものがトリガーになって瞬間的に速くなっている・・ってことかも・・ アレス:初めて奴と会った時 ボクは即始末するつもりだった アレス:そしてあの時 ボク達は奴を拘束出来たようで実は振り解かれて瞬間的に抜け出されていた・・ カイン:なんだとーーー!? フィート:反応出来ないほどのスピード・・ある意味新型ね カイン:どうすりゃいいんだ・・チェイサーは全身鉄分の塊だ 速く動くったって・・反射神経とかもそんな簡単に鍛えられるもんでも・・っ フィート:・・・何とかするわ 二人とも今日はもうここで寝て行きなさい カイン:博士・・!何とかって・・どうするんだよっ 0:フィート ポケットの中のチョコレート味 チーズ味 フルーツ味 メープル味 バニラ味の某栄養調整食品を次々と開封していく フィート:アタシを誰だと思ってるの 余計な心配しなくていいから早くチェインパックを渡してっ二人とも カイン:・・・・。 アレス:お願いします 0:カインとアレス 実験作業台の上にチェイサーの変身アイテム チェインパックを出す 0:翌日 早朝の街中 カイン:おらぁああああああーーー!!! アレス:・・・・・。 0:カインとアレス 変身状態で早速プレアクイーンを捜索 カイン:出てこいクソアマプレアーーー!!! アレス:おい カイン:ん?どうしたアレス アレス:気合い充分なのは結構だが飛ばし過ぎてしくじるなよ カイン:分かってるって!!!博士が徹夜で頑張ってくれたんだ・・・絶対成功させる!! アレス:・・! カイン:来たなぁ・・! 0:一体のプレアが出現 カイン:プレア!! カイン 待った無しに鎖を放つ アレス:!?これは・・・ 0:次々とプレアが出現 カインとアレスの周囲を取り囲む程の数に カイン:おらぁっ! アレス:待て!カインっ! 0:カイン 鎖を巻きつけて縛り上げようと両腕に力を込める プレアクイーン:フーーーーーーフッフフフフフフフ!!!! カイン:うっ!!? 0:プレアクイーン 高速接近しカインを捕らえる プレアクイーン:かかったわね・・・!!餌にあっさり食いついてくれて本当にまぬけだことっ!! カイン:ぐ・・ぁ・・こ・・いつ・・最初・・から・・この速さ・・で・・・ プレアクイーン:変身状態だろうが関係ないわ・・!!!もうこのまま・・絞め殺してやる・・!!憎っくきチェイサァアーーー!!!! 0:チェイサーの鋼鉄の体にヒビが入りそうな程に圧迫されるカイン アレス:・・・やれやれ カイン:だけ・・ど・・よ・・ 0:カインの身体中の紋様が鈍く光りだす プレアクイーン:・・・・・っ!? 0:カイン プレアクイーンの遥か後方に移動 カイン:こっちだ プレアクイーン:!?ッ・・・何だと・・一体何を・・・なぜあんなとk・・ぐぅっ!!! 0:プレアクイーン アレスに腹部中心を蹴り込まれて吹き飛ぶ アレス:頭の分 返しとくぞ プレアクイーン:が・・ハァ・・!!!なによ・・今のは・・一体何をした・・ぁ・・っ?? 0:腹部中心に鎖で刺された穴が空いている カイン:もうオレ達はお前には捕らえられねぇし・・逃がさねぇ!! プレアクイーン:どういうことよ・・・何をしたっていう・・の・・・ アレス:ワインダーハイスピード・・鎖の射出と格納するスピードを20倍加速させて 放ったポイントから刺さったポイントへ移動した・・・ プレアクイーン:なんだと・・・昨日の今日でなぜそんな能力を・・!!! カイン:話す義理もねぇよ・・とっとと決着をつけてやる!! 0:カイン アレス 数本の鎖を一斉射出しプレアクイーンに突き刺す プレアクイーン:ぐぅ・・!!こ・・んなもの・・・ 0:プレアクイーン 鎖から体を流動させて離れ二人を捕らえようと反撃する カイン:もう逃がさねぇって言ったろ・・!! 0:再びワインダーハイスピードを発動させてプレアクイーンを取り囲む二人 アレス:遅い プレアクイーン:ぐ・・っ!!バカな・・・追いつけ・・・ 0:プレアクイーン 逃げる隙間が無いほどに全身に鎖を巻きつけられる カイン:もう移動もさせねぇ・・ プレアクイーン:そ・・んな・・お・・お願いよ・・・悪かったわ・・・もうあなた達の事は諦める・・人間も襲わない・・・だからお願い・・・殺さない・・で・・・ カイン:共存できるわけねーだろゴミ野郎 アレス:完全に消えてなくなれ プレアクイーン:ぐ・・ぅ・・ぁあーーーーーーーーっあああああ・・・!!・・・・。。。。。。。。。 0:プレアクイーン完全に消滅 カイン:・・・・・はぁ・・っ アレス:まだ変身は解くなよ・・・人目のつかないところに移動してからだ カイン:・・・・本当にもう消えたのかな プレア アレス:分からん 元々原因不明の怪物だ・・いま根絶出来ていたとしてもまたいつか現れるかもしれない・・ カイン:ああ・・・だけど・・・これ消耗すげぇな・・・ アレス:初の実戦だから付いて来たが・・今後は一人でやるんだぞ カイン:ほいほい先輩・・・アレスは平気なのか・・ アレス:お前とは違う カイン:ちぇーー・・ぁ!そうだ何買って帰るよ? 今回の開発成功祝い アレス:何でもいいだろう 食べ物なら何だって喜ぶんだあの博士は カイン:昨日大量にあれ食ってたな・・・なんかそれに因んだ乳製品的なやつあったよな・・それ飲んで更にもっと胸大きくなれって渡すか アレス:また殴られるぞ・・ カイン:じゃあ何がいいんだよぉー アレス:知らん 0:おわり