台本概要

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タイトル CHAICER~チェイサー~2
作者名 キシメソ  (@blaze_ksms)
ジャンル ファンタジー
演者人数 5人用台本(男2、女2、不問1) ※兼役あり
時間 50 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 現代よりやや未来の都心に突如として現れた細菌を帯びた謎の怪物プレア。
そこにプレアを撃退する力を持った、鎖を自在に産み操るチェイサーが戦う。
前回、プレアの根源を新たな能力により見事撃退したカイン達は、平和になった世界でしばしの安息を得るが。。。
特撮系変身ヒーロー読み切り漫画の短編小説化シリーズ第2弾

※兼役を分けて6人で演じて頂いても大丈夫です

<用語一覧>
・チェインヴォルヴ
読み切り漫画版に出てくるチェイサーの技。カインとアレスの鎖を連結させて、互いの鎖の経験値を乗算した力を持つグレードチェイサーに合体する。合体後のリスク有り。

・チェインパック
チェイサーの変身アイテム。引き抜くと鎖が出てくるフックが付いてるキューブ状のキーホルダーみたいな見た目をしている。鎖を利き腕に巻きつけてその手でキューブを掴むと変身出来る。変身中はお互いのチェインパックの位置がわかるようになる。

・プレアクイーン
CHAICERに登場した敵。変な高笑いをする高飛車な女のようなプレア。全てのプレアを生み出したプレアの根源。

・ワインダーハイスピード
チェイサーが出す鎖の速度を通常の20倍にして、刺さったポイントへ高速移動する技。移動だけではなく、そのまま鎖をプレアに刺したりキックする足の裏から出して高速キックをしたり攻撃にも転用出来る。使用時はチェイサーの紋様が鈍く光る。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
カイン 127 主人公。鎖を産む者(チェイサー)に変身出来る少年。都会に出て来て研究所に居候していたが実家は田舎の農家。陽気で直情的な性格だが、仲間思いでいざという時頼りになったりらなかったり。 ※少年声が可能なら女性でも歓迎
アレス 93 カインより一年歳上の先輩。黒いチェイサーに変身する。手先が器用でカインよりも精密で強力な鎖を操る。普段は学生。無口で無愛想な印象だが情に厚い一面も持つ。 ※低音の少年声が可能なら女性でも歓迎
フィート 44 博士。チェイサーの変身アイテムを開発し二人をサポートする自称天才博士。頭を常に働かせるためいつも何か食べている。気が強く自信家だが、二人を気に掛ける人情もある。
ナツレ 33 科学者。フィートの妹で対プレアの武器を開発、研究している。成人だが小柄で子供っぽい性格で負けず嫌い。(ややこしいですが名前のアクセントは「ナ」。サブレとかカヌレと同じでお願いします。) ※5人の場合はエイムと兼ね役
エイム 19 カインの姉。カインと同じく陽気な性格で、健気に家業を支えている。 ※5人の場合はナツレと兼ね役
プレアフェンサー 不問 89 敵。プレアクイーンに忠義を捧げていた剣士のようなプレア。紳士的な口調で話すが人間への敵対心から冷酷で非情。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:都心から離れた並木道 カイン:あーーー・・・懐かしいな・・・・ 0:数日前 フィートの研究所にて(回想) フィート:あんたそういえば半ば家出みたいな感じでここに来てたんでしょ?今までそんな暇もなくてここにずっといたけど いい機会なんじゃない?家族に会って顔見せてあげなさいよ 0:ーーーーーーーーーーーーーーーーー カイン:・・・・って言われてほとんど勢い任せにここまで来ちまったけど・・・はぁ・・どんな顔して会えばいいんだろ・・・ 0:(回想) フィート:ぁ! 一応言っとくけど く・れ・ぐ・れもチェイサーの正体が自分だって関連の事は話しちゃダメだからね! カイン:・・・別に言いふらすような趣味はねぇけどよ・・もうプレアはいなくなったんだぜ?身内にぐらい・・ アレス:分からんのか 確実に面倒な事になる・・どれだけ信用できる相手に口外させないように約束をしたとしても不思議と噂はあっという間に広がる・・・想像するだけでも敵わん・・ カイン:そういうもんか・・ フィート:アタシは別にいいのよ?既に有名人だから あなた達のことを思って平和な世界の平穏な生活を謳歌したいなら やっぱり慎むべきよ 0:カイン 実家付近まで到着 カイン:っ・・・見えて来た・・・ 誰かいるかな今・・ 0:門の前まで近づくカイン エイム:コラーーーーーーーーっ!!!! カイン:っ!? エイム:どこのヤンキーだお前ぇえーー!!!ウチに何しにきたーー!! カイン:・・・・・ね・・姉ちゃん・・ エイム:はぁ?・・・ぇ・・ウソ・・あんた・・・・カイン・・・なの・・?? カイン:よ・・よぉ・・ エイム:よぉじゃないわよ!!!!カインあんた・・・今まで・・・ぇっ!!! カイン:わぁーーー殴んないで・・!!い・・いや・・もういい!殴っていいから!好きにしていいから取り敢えず・・・話を聞いてくれ・・ 0:カイン宅 カイン これまでの家出してからの一年間の経緯をチェイサーの事は伏せながら話す エイム:そう・・本当に都心で過ごしてたのね・・・正直信じられないけど そんな変な髪の色になっちゃって カイン:ごめむ・・ 0:カイン 頭上にタンコブが4段 エイム:でもま・・あんたの人生よ あんたの好きに生きていけばいいわ・・死ぬほど心配したけど カイン:・・・・・。 エイム:で?今更戻って来てどうするの?家の仕事をやるの?それとも学生としてやり直すの? カイン:・・・・オレは・・ エイム:あ!そうそう!都会で思い出した!ウチも一回行ったことあるんだけどさ!知ってる?チェイサーって カイン:・・!! エイム:鎖が全身から出て来てさぁー!最初変な怪物がいるのかと思ったけどカッコ良かったなぁーーーー カイン:・・・・・・。 エイム:また行ったら見れるかなぁーーー カイン:・・・姉ちゃん・・・それ いつ頃見たの?昼間?夕方? エイム:ん??んーーーーーー昼前だったからまだ明るかったはずよ?なんで? カイン:いや・・・(昼前・・日中か・・オレを見たんだ・・) カイン:(心苦しいな・・・もう家族に隠し事はしたくない・・) カイン:あのさ・・・姉ちゃん・・・オr・・ 0:家の外から数十メートル先 突然激しい破壊音 カイン:・・・!? エイム:なになに? カイン:ごめんっ・・!!見てくる!! エイム:ぁ こら!なんなのよ!話しかけといて逃げるなーーー!・・・・なんなのほんとに・・・ 0:破壊音のあった場所に辿り着くカイン カイン:はぁ・・はぁ・・・っ プレアフェンサー:んんーーーーーーーーここにもいないですか・・果たして一体・・ カイン:・・・っ!!!・・・・・何だ・・お前・・!! プレアフェンサー:んん?む・・おやおや・・・これは幸運 そちらから出向いてくれましたか カイン:プレア・・・なのか プレアフェンサー:探しましたよカインさん・・ いいえ チェイサー・・!! 0:片腕が長い刃物のようになっている新たな怪物登場 プレアフェンサー:初めまして 私はプレアフェンサー カイン:プレア・・・まだ・・・生きていたのか・・・・・ 0:さっきの破壊音と思われる 目の前の家屋が倒壊している カイン:これ・・お前がやったのか・・!! プレアフェンサー:あなたを探していたんですよ 我が君(きみ)プレアクイーンを討ち滅ぼしたあなた達を見つけて・・ カイン:つ・・・!! プレアフェンサー:次は私が殺す為に カイン:うるせぇ・・!!紳士ぶりやがってゲス野郎が・・・お前の目的なんて関係ねぇ!今ここでオレが倒してやる!! 0:カイン チェインパックを取り出し変身 プレアフェンサー:フフフフフフ・・!!では早速・・・決闘開始といきましょうか!! カイン:おらぁあああっ・・!! プレアフェンサー:感情任せの直線的な攻撃・・ 0:プレアフェンサー カインの放った鎖を薙ぎ払う  カイン:つ・・!!くそっ! 0:続け様に攻撃するが全て薙ぎ払われる カイン:・・っはぁ・・!!・・見た目から大体想像ついてたが・・剣士みたいなやつかお前・・プレアにこんな戦い方する奴が現れるなんて・・・・ プレアフェンサー:今の怒り任せのあなたの攻撃は非常に読みやすい どうやら私の敵ではないようですね カイン:くそ・・!!お前だって感情任せに人の住処を破壊してたじゃねぇか!敵討ちに躍起になってたんじゃねーのかぁ? プレアフェンサー:人間の住む場所がどうなろうと私には関係ありません あなたを手っ取り早く見つける為に一軒ずつ破壊するのが効率がよかったからですよ カイン:っ・・!クズなゴミ野郎が・・ プレアフェンサー:それはあなた達も同じ事ですよ 我が同胞達をこれまで何度も滅ぼし・・ついには我が君まで・・!!生かしてはおかない・・ カイン:・・・なぜお前は生きてる プレアクイーンってあの女を倒したら全てのプレアは滅ぶんじゃないのか!? プレアフェンサー:さぁて 何故でしょうね プレアフェンサーが斬りかかる カイン:っ・・! プレアフェンサー:お喋りをする為に来たのではないのです そろそろ決着をつけましょうか カイン:くそっ!くそっ!くたばりやがれ!!くそ・・!! プレアフェンサー:その攻撃はもう見切ってますよ 無駄なあがきは見苦しいですね 0:何度も鎖を放つが薙ぎ払われる カイン:これなら・・っ!!! プレアフェンサー:!? 0:カイン 両手の五指と掌と頭部 計13本の鎖を一斉射出 プレアフェンサー:なる・・ほど・・2〜3本ではなくこれほどの数を・・・ カイン:捕らえたぜ・・・いくらお前の剣が素早くてもこの数は対処できねぇだろ・・・ プレアフェンサー:正直驚きました・・・しかし・・ッ!! 0:プレアフェンサー 身を捻り剣で鎖を切断する カイン:何っ・・ぃ・・!? プレアフェンサー:私を捕らえようとどうやら関係ないようですね カイン:そ・・・んな・・・・ プレアフェンサー:あっけない幕切れでしたが ・・・死ね! 0:プレアフェンサー カインに剣を突き刺す カイン:ぐぁあ・・っ!!!な・・っ・・・チェイサーの・・体・・に・・・・ プレアフェンサー:ヤワな肉体だ 鎖の強度からして充分貫けるとは思いましたが・・このまま遺言でも考えるんですね カイン:強すぎて・・笑え・・てくる・・ぜ・・・こ・・んな奴・・がいたなん・・て・・・・・・・ プレアフェンサー:それで終わりですか では・・ 0:プレアフェンサー 突き刺した剣をそのまま振り抜き胴を切断しようとする プレアフェンサー:!?・・ッ カイン:・・・!! 0:黒い鎖がプレアフェンサーに飛んでくる プレアフェンサー:くっ・・!! カイン:ぐぁ・・っ 0:カインから剣を引き抜き鎖を薙ぎ払う プレアフェンサー:っ・・・あなたは・・・ アレス:勝ったと思ったか?化けもん カイン:アレス・・・お前・・ アレス:連絡しても返事がないから来てみたらこのざまか・・ カイン:お互い様だろ・・いつもタイミング悪いからな・・オレ達・・・・ プレアフェンサー:アレスさん 颯爽と登場して頂いた所悪いのですが邪魔しないでもらいましょうか アレス:・・・・・。 プレアフェンサー:これは私とカインさんの決闘です アレス:知るか そんなものに従う義理がない プレアフェンサー:正義のヒーローの名が泣きますね カイン:アレス・・・気をつけろ・・・そいつのその剣みたいなヤツ・・チェイサーの鎖も体も斬れる・・ アレス:・・・見れば分かる プレアフェンサー:・・・・・・。 アレス:死ぬなよ 立てるか? カイン:・・ああ 案外お人好しな奴だぜ・・前に倒した女プレアの敵討ちだってオレを殺す気マンマンなのに急所は外してやがる プレアフェンサー:よく言います あなたはとっさに胴体からも鎖を出して剣をずらしていた・・ 0:アレス 鎖を放つ プレアフェンサー:っ・・・ アレス:お喋りはもういい 鼻につく プレアフェンサー:フフフ・・いいでしょう ではまとめて斬り刻んで差し上げましょう・・!!! 0:アレス 指先から鎖の穂先だけを出し剣を受け止める カイン:・・・!! プレアフェンサー:・・・なるほど・・っ・・・鎖の最も強力な穂先だけに集中させて凌ぐとは・・・  カイン:うらぁ・・っ!!! プレアフェンサー:半死人が無駄なあがきを・・!! 0:プレアフェンサー 距離を置いてカインの鎖をかわす アレス:・・・・・・・。 0:アレスの身体中の紋様が鈍く光りだす プレアフェンサー:!!ッ アレス:捕らえた・・ 0:アレスの鎖がプレアフェンサーに数本突き刺さる プレアフェンサー:ぐっ・・は・・・ァ!!・・・っワインダーハイスピード・・でしたか・・なるほどここまで速いとは・・・ カイン:そうだ・・それがあったなそういや・・・さすがアレスだぜ アレス:もうツッコむ気もない プレアフェンサー:・・・さすがに分が悪いですね・・・ここは預けましょう・・ アレス:逃がすと思うか? プレアフェンサー:次はフェアに行きしょう では近いうちに 0:プレアフェンサー 地面を一閃し土砂を巻き上げる カイン:うぉ・・・!!! アレス:くっ・・!! 0:プレアフェンサー 姿を消し離脱 アレス:・・・・ちぃ カイン:ぐっ・・う・・ 0:カイン 変身が解けてよろめく アレス:大丈夫か  カイン:命を諦めかけたぜ・・・ アレス:遅くなってすまなかったな 今回ばかりはボクの方がタイミングが悪い カイン:まぁもう過ぎた事だ・・・一旦オレの家に行こう・・簡単な手当だけでもしねぇと・・ アレス:せっかくの息抜きが飛んだ災難になったな カイン:いやぁ・・ずっと息は詰まってたけどな・・ところで・・オレに連絡って何かあったのか・・? アレス:・・・・詳しくは後で話すが・・プレアの正体がわかってきた・・・ カイン:何・・!? アレス:まだ過程段階だが・・そのためにお前にももう一度研究所に戻って来て博士達の話を聞いてもらうつもりだった・・ カイン:そうだったのか・・・っ・・ててて・・! アレス:・・・・。 0:アレス カインの腕を担いでカイン宅に向かう 0:カイン宅 エイム:あ!!カインーーーー!!あんた一体どこn・・・どうしたのよその傷・・!! カイン:ごめん・・さっき事故現場的なとこに行ってさ・・ドジったというか・・・とりあえず救急箱いい? エイム:あんたはほんと・・・げんこつじゃ足りなかったようね・・・ アレス:・・・・・。 エイム:その子は・・? カイン:あー・・・都会にいた時の友達・・・今日こいつも一緒にオレん家に来てもらうつもりだったんだアハハ・・ アレス:・・はじめまして エイム:へーーー!かっこいい子ね!いかにも都会人!!って感じ! アレス:・・・・・・。・・カインのお姉さん いきなり来てすみませんがカインを手当したらまたすぐに2人とも都心へ戻ります ボクが責任持って病院に連れて行くので エイム:・・・・・そっか ゆっくりしてもらえなくて申し訳ないけどよろしく頼むわね 0:応急手当てをし 家を出る準備を済ませた2人 カイン:じゃあごめん・・・また近いうちに来るよ エイム:うん 父さんと母さんにもうまく伝えとくわ・・・あ!また見たら教えてよね!黒いチェイサー!! アレス:・・? カイン:・・・・・・・ぁ う・・うん わかった・・・(黒・・・。アレスの事だったのか・・土日に来てたんだな・・) アレス:なんの話だ? カイン:い・・いやっ 気にすんな・・ 0:カインの家を後にし エイムが見えない距離まで移動した後 変身して研究所に向かう二人 0:フィートの研究所 フィート:うーーーーん やっぱりこの間の件がかなりヒントになってるわね・・・モグモグ・・ 0:カステラを頬張るフィート ナツレ:ちょっとお姉ちゃん・・食べかす落ちてるよ・・・はぁ・・にしてもいつ来んの?その二人は フィート:さぁてねぇ・・・・・何事もなきゃいいけど 0:フィートの食べ散らかした床を掃除するナツレ フィート:は〜〜〜〜〜・・・いやぁ やっぱあんたに来てもらってよかったわ ナツレ:はぁ・・あっそ・・・アタシは少し後悔してるけど・・・・つか 掃除させる為に呼んだのが本命じゃないでしょうね・・ フィート:まぁ・・・半分はそうかも? ナツレ:お姉ちゃんんん??? フィート:冗談よ 感謝してるわ ナツレ:・・・はぁ〜 0:カインとアレス研究所に到着 カイン:ええーーーと どこだ博士・・・・ ナツレ:!!・・ぁ!あんた達!やっと来たわね アレス:・・! 0:掃除用具をしまいに来たナツレと対面 カイン:ん?嬢ちゃん新しいお掃除さんか?ちょうど良かった フィート博士はどこにいるか分かるかい? ナツレ:なっ!!・・・なんつったこんガキぁあああーーーーー!!!! カイン:ん?? ナツレ:アタシはあんたらより人生の先輩様の年上だ・・!!! アレス:・・この人はフィート博士の妹 ナツレさんだ カイン:ぇ 博士の妹ォ!? 0:フィートのいるラボラトリーに到着する三人 フィート:おっかえりぃー二人とm・・・・ちょ どうしたのよその傷!!? カイン:・・・・ハハ・・姉ちゃんと同じリアクションしてら・・ ナツレ:何 あんたもお姉ちゃんがいるの? アレス:ボクも今日初めて知ったな フィート:え?そうなの??久々の実家でゆっく・・り出来てはなさそうね・・・ カイン:博士こそ!妹いたんだな・・・ええ・・と・・地味に気になるな何歳差なんだ・・・博士の年齢がええっと・・・ ナツレ:22よアタシは カイン:22ィ!?・・・姉ちゃんと同い年なのか・・ ナツレ:そうなの? じゃああんたのお姉ちゃんとアタシもそんな見た目変わんないでしょうよ カイン:・・・いや・・ナツレさんよりもどっちかっていうと身長も胸も博士の方が近いしな・・ ナツレ:!!・・キィイーーーーーーッ!!!!あんたやっぱムカつくわね・・! フィート:・・・・あんたがアタシと初めて会った時から全く緊張しない理由が分かったわ・・ アレス:そんな事よりも博士・・早速プレアと遭遇しました 例によって見たこともない新型の・・二人掛かりで撤退させましたが いつまた現れるか・・ フィート:そういう事ね・・・とりあえずカイン あんたの傷の手当てから優先した方がいいわね 0:カインの傷の手当をし 話を続ける カイン:ぐ・・・ぉ・・随分とキツキツに・・動きづれぇ・・ ナツレ:当たり前でしょ大人しく寝てなさい そもそも普通なら気絶してるレベルの痛みよこれ・・戦い続けてただけの事はあるようね フィート:チェイサーの体を斬りつけられるプレア・・・はぁ・・またまたショックね・・ カイン:なに・・・次は負けねぇよ・・なぁアレス アレス:大人しくしてろ カイン:ぁ そうだ博士!アレスから聞いたけどプレアの正体を調べてたんだって? フィート:うん・・そうね あなた達を呼んだ理由のそれが本題だったわね アレス:分かったんですね フィート:たった今し方ね・・・ カイン:オレ・・なんとなくプレアって都会の汚れた空気が時間が経ってその雑菌の塊が化け物になった〜〜みたいなイメージだったけど違うのか・・? フィート:・・・プレアとは この地球上に存在するどの生物とも違う 全く未知の生物だという事が分かったわ アレス:未知の生物・・・突如現れた化けもんではなく 元々地球上には存在していたけど 認知されていなかったという事ですか フィート:そうよ アレス・・あなたが先日捕らえたプレアのお陰で調べて分かった事よ カイン:こっちにもまだ生き残ってたプレアがいたのか・・ フィート:始めは・・プレアはただのあらゆる雑菌を糧にするだけの生物だったの たった一つの個体で他のどの生物にも脅かされず絶えずに成長していった・・  フィート:そして数千年かけてとうとう認知されるほどの存在まで成長し増殖を始めた・・ カイン:数千・・・そ その始めのプレアってのがオレ達が前に倒した・・ フィート:そう プレアクイーンって言ってた女プレアよ アレス:喋れるようになってるプレアは妙な特徴があったな 自身が見たことの無いはずの情報を知識として持っている・・ フィート:おそらく増殖したプレアを通じて自身と繋がっていたんだと思う 見るもの味わった事全て共有出来ていたんだわ・・ カイン:じゃあよ・・そのプレアクイーンを倒したのに 未だに生きてるプレアがいるってのはどういう事なんだ・・別に倒そうが他のプレアには関係がなかったって事かよ フィート:いいえ 事実しばらくの間プレアを全く見なかったわ 実際にプレアは死滅している・・・ただし 一部のプレア・・経験を蓄積し学習し進化出来た特殊なプレアを除いては・・・ カイン:・・!! アレス:そういう事か・・ならば見かける数が少ないのも納得がいく・・ フィート:プレアクイーンとは違う独自の進化を遂げたプレアは別の個体として自立していったってイメージなんでしょうね カイン:あのプレアクイーンって確かに攻撃手段や戦闘能力に関しては大した特徴がなかったもんな・・ フィート:にしても・・・また 厄介な進化を遂げたヤツと会ってしまったようねあんた達は・・ カイン:そうだ博士・・前にも言ったことあるけどよ チェイサーも鎖だけじゃなくて剣とか他の武器が使えるようになんないのかよ? ナツレ:あら そういう事ならアタシの発明品が役に立てるかもよ? カイン:? ナツレさんもチェイサーの事に関わってるのか?? ナツレ:元々アタシもプレアに対抗できる手段を考えてたのよ お姉ちゃんと違ってプレアを倒せる武具をずっと研究してたの ナツレ:鎖で圧迫するのと同じ衝撃になるような武器を・・いつかあんた達チェイサーがいなくても良くなるようにと思ってね フィート:でもダメよ 少なくともこの二人にその武器は使わせちゃ カイン:なんで? フィート:武術なんて一朝一夕で身に付けられるものじゃ無い あくまであなた達が戦力として対応できるのは今までの戦闘経験を活かした能力よ カイン:じゃあどーすんだよ・・次あいつと戦う時・・正直あの剣をなんとかする手段は欲しいところだぜ・・ フィート:何も手がないとは言ってないわ 正直チェイサーのイメージに離れて不本意だけど アレス:? フィート:ナツレ あんたにもまた手伝って貰うわよ あなたの知識とこれまでのデータがいるわ ナツレ:何をするの・・??? 0:フィート カインとアレスからチェイサーの変身アイテム チェインパックをかすめ取り ナツレを連れてアイテムをいじる用の実験室へ カイン:・・・・・行っちまった アレス:どんな能力を施すつもりなのか知らんが とりあえずチェインパックが戻り次第ボクは出る 奴はもう行動を起こしているはずだ カイン:待てよアレス・・オレのこのグルグル包帯が取れるまでせめて・・・ アレス:お前は大人しく治るまで寝てろ 新しい能力なんてなくてもヤツにはボク一人で充分だ カイン:・・・・お前も大概 人のこと言えねぇよな・・無茶しがちっつーか アレス:何だと? カイン:お前がオレをどー思おうが別にいいけどよ 無茶して勝手に死んだりしたら許さねぇぜ アレス:偉そうなことを言うな カイン:いいや 言う資格はあるはずだぜ・・・オレは仲間だからな お前の アレス:・・・・・・。 0:数時間後 都心の街中 アレス:奴は一体どこに・・変身してるこの状態でプレアと接触出来れば気づいて向かってくるはず・・ アレス:・・! 0:一体の進化型プレアが現れる アレス:進化型でも初期によく遭遇したタイプの硬質化したプレアだな・・ 0:アレス 片手から5本の鎖を射出しプレアを巻きつける アレス:試してみるか・・・これの性能を・・ 0:空いてる方の片手から剣のような穂先を出す アレス:スピアヘッド・・クロー・・博士とナツレさんもよくこんなものをあの時間で・・ 0:アレス 新能力スピアヘッドクローでプレアの頭部を一閃し両断 アレス:・・・・鎖の穂先とは比べものにならない切れ味だな・・ プレアフェンサー:なるほど それが新しい能力ですか アレス:!!っ・・・・来たか 0:アレス 巻きつけたプレアを圧迫し撃退する プレアフェンサー:私と同等の攻撃力を得たというわけですか それで?他には何か?斬られないように体を頑丈にでもしてもらったんですか? アレス:こんなものを使うまでもない 貴様はボクが片付ける プレアフェンサー:カインさんの姿が見えないようですが? アレス:必要ない ボク一人で充分だ・・・貴様の好きなフェアな戦闘だ プレアフェンサー:そうですか残念ですね・・ アレス:今の内に逃げる方法でも考えるか?ここには巻き上げる砂もないがな プレアフェンサー:フフフフ・・ アレス:・・・!? 0:プレアフェンサーと同じ姿をしたもう一人のプレアが現れる アレス:貴様・・・・二人いたのか いや・・増殖できるのか プレアフェンサー:前者がご名答 私達は元々二人同時に生まれたプレア よくご覧なさい・・剣が左右逆でしょう? アレス:合体して二刀流にでもなるって事か?それならば少しは勝機はあるかもな プレアフェンサー:それはあなた達の得意技でしょう?チェインヴォルヴ・・・でしたか アレス:・・・・あれは二度とする気はない プレアフェンサー:フフフフフ・・ご安心ください 私達にそんな芸当はできません 一人ずつ・・対等な条件で戦うのが理由です アレス:いずれにせよどっちもボクが始末する もうお喋りはいいだろう・・・行くぞ プレアフェンサー:ですが私にもプライドがあります まずは私からお相手致しましょう アレス:好きにしろ・・ 0:アレス 全身の紋様が鈍く光る プレアフェンサー:フッ・・ アレス:!?ッ 0:プレアフェンサー ワインダーハイスピードで加速したアレスの鎖を回避 アレス:避けた・・・一度見ただけで・・・見切ったというのか プレアフェンサー:一度見れば充分・・ アレス:大した奴だな・・ プレアフェンサー:ワインダーハイスピード・・それを発動させる時一瞬あなた達の体はわずかに光りますよねぇ そしてこちらに向けた手から射出方向も予測できる これだけ分かれば回避するぐらいどうって事はない アレス:そうか・・だがそんな事なら視認できない角度と距離から 照準も分からないように放てばいい プレアフェンサー:出来るでしょうか?頑張って下さい アレス:ナメるな 0:アレス ワインダーハイスピードを再び発動させて数十メートル先の壁面に移動 同じ動きを何度か繰り返し撹乱した後プレアフェンサーに向けて放つ プレアフェンサー:フンっ・・!! 0:プレアフェンサー 紙一重で鎖を薙ぎ払い軌道をずらす アレス:くっ・・ 0:アレス ずらされつつも刺さった路面に高速移動しプレアフェンサーに接近 プレアフェンサー:もらった・・!!! アレス:まだだッ・・!! 0:アレス プレアフェンサーの斬撃をスピアヘッドクローで受け止める プレアフェンサー:使いましたねぇ結局 アレス:・・・貴様を倒せるならどうでもいい 終わりだ 0:アレス 鎖を出しプレアフェンサーに巻きつける アレス:剣は抑えてる・・もう一人もじきに片付けてあとを追わしてやる じゃあな プレアフェンサー:フフフ・・ アレス:・・・!!ぐっ・・・う・・っ・・ 0:アレス もう一人のプレアフェンサーに背を斬られる 0:フィートの研究所 カインは睡眠中 ナツレ:お姉ちゃんも大変ね・・いつもこんな子達二人相手して フィート:あはは・・・もう慣れた気もするけどね いや慣れないか・・ ナツレ:アタシも実戦レベルになる武器が出来てきたら仲間を集めるわよ お姉ちゃんと違ってチームワーク抜群のね フィート:ふふ 案外悪くもないけどね・・アタシはアタシで楽しくやってるわよ ナツレ:ぁ お姉ちゃんもクセ強いしあの子らも同じこと思ってるかもね フィート:なんですってぇ? カイン:・・・・博士 フィート:ん?カイン・・・・ちょっと何してるのよ! 0:カイン 包帯を解いていき チェイサーにその場で変身する ナツレ:ちょっと!!まだ寝てなさいよ・・! カイン:・・・・アレスがやべぇ フィート:え・・? カイン:分かるんだ・・・この姿になると あいつの居場所だけじゃなくて・・・何となくだけど あいつの様子みたいなのが・・・ ナツレ:あんたとアレスのパックは一対になってるから確かにそれも可能かもしれないけど だとしてもあんた今行く気じゃないでしょうね!?様子を確かめようとしてるだけでしょ!? カイン:行ってくる・・・行かねぇと・・・あのバカ野郎・・ フィート:・・・はぁ カイン:悪ぃ博士・・帰ったらまた世話をかける ナツレ:ちょっとお姉ちゃん止めないの!?死ぬわよこいつ! カイン スピアヘッドクローを出す カイン:こいつか・・・かっけぇーじゃん サンキュー博士 ナツレさん フィート:いくら止めても戦うなと言っても無茶ばかりするバカ二人・・・でも約束しなさい 絶対無事に帰って来ること もちろん二人ともよ カイン:ああ 当然だぜ ナツレ:・・・・・・。 0: プレアフェンサー:フフフフフフフフっ・・!!!!どうです?我々を卑怯者と罵りますか? アレス:っ・・・・好きにしろと言ったろう 貴様らのルールに従う義理など無いともな・・・今のはボクが油断しただけだ プレアフェンサー:・・・! 0:アレス 両手にスピアヘッドクローを発動 アレス:貴様ら化けもん風情に・・・プライドなど無いのは分かったがな・・ プレアフェンサー:面白い・・・それで我々二人同時に相手する気ですか アレス:先ずはボクを斬った左腕の方の貴様からだ・・・ プレアフェンサー:フフフっ・・・フラついてますよ・・いい加減減らず口を慎んではいかがでしょうか?死に損ないがァ・・!!! 0:プレアフェンサー 二体同時に前後からアレスに斬りかかる アレス:邪魔をするなクズ野郎・・ッ!!!! 0:アレス 2つの剣を受け止め強引に薙ぎ払い 左腕が剣のプレアに猛追撃 プレアフェンサー:っ・・!!まるで別人ですね・・・いつものあなたとはイメージが違う アレス:初めて会った時から貴様はずっと気に食わん 虫酸が止まらない・・ッ プレアフェンサー:本当にそれだけですか? アレス:黙れ・・!!! 0:アレス スピアヘッドクローでとどめの突きを繰り出す プレアフェンサー:感情任せの攻撃を・・!! 0:後方にかわされる アレス:・・・・・。 0:スピアヘッドクローがそのまま射出しプレアフェンサーを突き刺す プレアフェンサー:っ・・!!!な・・・にぃ・・!!?剣を・・鎖に・・ぐ・・・ァ・・・・・・ アレス:チェイサーは鎖を産む者だ・・・ 0:もう一人のプレアフェンサーが接近する プレアフェンサー:おのれ・・っ!! 0:刺した鎖を格納させて接近するプレアフェンサーから距離を離す プレアフェンサー:くっ・・! 0:アレス 鎖を更に数本射出しプレアフェンサーを拘束 プレアフェンサー:わざと・・感情をむき出しにして・・動きを・・私の回避する方向を・・絞ったのですか・・・ アレス:虫酸が走っているのは本当だ・・ プレアフェンサー:強いですね・・・不意を突かれまだ諦めず・・・死なず・・・ アレス:・・・・・・悪いがボクは 死ぬわけにはいかんからな 0:アレス 一人目のプレアフェンサーを圧迫し撃退 プレアフェンサー:ぬぅ・・!!よくも・・ アレス:次はお前だ・・・っ・・ぅ・・・ 0:アレス 姿勢を崩して膝をつく プレアフェンサー:・・・クッフフフ どうやらもう限界のようですね・・・ アレス:くっ・・まだ・・だ・・・ 0:右腕が剣のプレアフェンサー アレスの心臓部めがけて剣を構える プレアフェンサー:もうその剣を出す力も残ってないようですね・・ならばとっとと死んで頂こう・・・チェイサー・・アレスッ!!! アレス:・・っ!? プレアフェンサー:!?ぐぁっ・・!!! 0:プレアフェンサー 後方に吹き飛ぶ アレス:・・・・来たのか・・・全く カイン:アレス!!!!大丈夫か・・・!? 0:カイン ワインダーハイスピードでプレアフェンサーを蹴り飛ばし登場 アレス:その傷で・・無茶だ・・ カイン:人のこと言ってる場合か!お前だってやべぇじゃねぇか!!一人で無茶しやがって・・あいつにやられたんだな・・あのゴミ虫剣士野郎に・・!!! プレアフェンサー:・・・アレスさんは見事でしたよ・・・我が半身をたった今見事に撃退してみせた・・ カイン:半身?どういう事だ・・!? アレス:奴は・・・二人いたんだ・・・お前の故郷で会った・・・その右腕が剣の奴と・・もう一人・・左腕が剣の奴が・・・・ カイン:何だとぉ!?? プレアフェンサー:私の与えた傷はまだ癒えていないようですね・・わざわざ死にに来ましたか カイン:っ・・・お前だってアレスから最初に受けた傷が残ってんじゃねーか 似たようなもんだろ! アレス:カイン・・! カイン:・・? アレス:・・・あとはお前に任せる お前の臭いセリフに免じて生きててやったんだ・・・お前も死ぬんじゃないぞ カイン:!!・・・おうっ!! プレアフェンサー:半死人共が・・いい加減くたばれぇッ!!! カイン:うぉおおおーーーーッ!!! 0:カイン スピアヘッドクローを発動し剣をぶつけ合う カイン:・・・っ!!今更だが一応聞いておく・・・お前の・・お前らプレアの目的は何なんだ!? プレアフェンサー:言ったはずですよ・・・我が君の敵を討つと!! カイン:オレ達を殺して・・・その後はどうするつもりだ・・!!人間を滅ぼすつもりか・・!? プレアフェンサー:そうですね・・・きっとそうするでしょう 相容れない存在なのでしょう?我々とは・・・ならばこちらも同じだ・・人間を滅ぼす理由はそれで充分だ・・同胞の敵を討たせてもらう!! カイン:・・・・・・・・嘘だな・・・お前にそんな人情はない・・・お前はただ斬ることを楽しんでるイカれ野郎だ・・・・・見下してんだろ自分の同胞達を・・・・進化したプレアさんよ プレアフェンサー:・・・・・・・フフフフフ 存外まぬけでもないようですね・・・ 0:剣を離し距離を置くプレアフェンサー プレアフェンサー:いかにも・・・他のプレアなど関係ない・・プレアクイーンなんて遺物などどうでもいい 私は全てを超越した存在なのだ カイン:戦う理由があるのかよそれ・・ プレアフェンサー:さっき言ったばかりだろう 人間とプレアは戦う宿命にあると!そしてプレアは元々一つ・・・貴様らに殺されたプレアの苦しみは全て残ったプレアへと届く・・・チェイサー・・!!今度こそ・・・貴様らを滅ぼす!! カイン:・・・安心したぜ 思った通りの自己中クソ野郎だ これでこっちも迷わず貴様を倒せる・・・いいぜ・・・来いよ お前の全力全部ぶつけて来い!!!オレが受けてやる・・!! 0:カインの紋様が鈍く光りだす アレス:カイン・・!ワインダーハイスピードは無闇に使うな!!そいつはもう鎖のスピードを見切っている・・っ プレアフェンサー:外野が余計な口出しをしないでもらいましょうか・・!! 0:プレアフェンサー 動けないアレスに襲いかかる カイン:アレスに手出しはさせねぇ・・!! 0:プレアフェンサーに鎖を放つが回避される カイン:くっ!! プレアフェンサー:同じ轍(てつ)はもう踏まない・・アレスさんより弱いあなたに・・もう勝機などないんだよ・・!!! 0:プレアフェンサー カインの鎖を掴み路面に叩き付けようと振り回す カイン:ぐっ・・っ 0:カイン 鎖を格納させてプレアフェンサーごと引き寄せる プレアフェンサー:ふんっ!! 0:プレアフェンサー 引き寄せられた勢いでカインを斬る カイン:ぐっぁ・・・・お前らプレアが・・!! 0:スピアヘッドクローを出し斬りつける プレアフェンサー:ぬぅ・・!! 0:プレアフェンサー 剣を受け止める カイン:化けもんのお前らには!!決して理解できないだろう・・!! 0:カイン ワインダーハイスピードで壁面に移動 再びプレアフェンサーに斬りかかる カイン:今まで被害にあった人達の・・・オレ達の怒りが・・っ!! 0:カイン 連続でワインダーハイスピードによる移動で斬りかかる カイン:仲間を大切と思えない貴様らの心には・・決して・・!! プレアフェンサー:くっ・・ぐうぅ・・!! 0:プレアフェンサー スピアヘッドクローを受け止め続けるが徐々に重く強力になる攻撃に焦り始める アレス:やめろ・・もう限界だ・・っ プレアフェンサー:感情など剣には邪魔な枷でしかない・・!!こんな力任せの攻撃に・・ぃ!!! 0:カイン ワインダーハイスピードの酷使で鎖を出す際に摩擦による金属音が出る アレス:ワインダーが・・・異常を起こしている・・・くっ・・おい・・っ・・・鎖が出せなくなるぞ・・っ!! カイン:うぉぁああああ・・っ!!! プレアフェンサー:ぬっ・・・くっ・・ううううぅ!!! 0:カイン プレアフェンサー 火花が出るほどの剣の鍔競合いに プレアフェンサー:おのれこんな鈍(なまくら)に・・ぃ!!!この私がぁ・・っ!!!! カイン:お前ら全員・・・オレ達の・・人間の怒りを受けろぉーーーーーーっ!!!! プレアフェンサー:ぬぉおおおおお・・!!! カイン:うぉおおおおおーーーー・・・!!! 0:カイン プレアフェンサーの剣を切断 体を斬りつける アレス:!!・・・・・・やったか・・ プレアフェンサー:・・・フ・・・・フフフ・・・見事・・・・です・・ね・・・不思議な感覚です・・・負けたのに・・・人間に・・・チェイサー共に・・・やられたのに・・満足感のようなものが・・湧いて・・きま・・す カイン:くっ・・・う 0:カイン 摩擦音が鳴りながらも鎖を出しプレアフェンサーを巻きつける プレアフェンサー:この決闘・・ あなたの勝利です カイン:じゃあな・・ 0:カイン 残ったもう一人のプレアフェンサーを圧迫し撃退 0:フィートの研究所 ナツレ:すごいね・・お姉ちゃんは フィート:ん?どうしたの改まっちゃって アタシはずっとすごいわよ ナツレ:っ・・・・血液型Rhnull(アールエイチナル)の奇跡の二人・・ それを見つけ出せただけでもすごいのに 戦う事を受け入れさせて今も続けて戦ってるなんて・・ フィート:それならすごいのはあいつらよ 私が出来ることなんて限られてるもの・・ ナツレ:うん そうだね・・・なんだかアタシも少し分かってきたわ お姉ちゃんがあいつらといて楽しいって事が 0:フィート 某栄養機能食品の粉末麦芽飲料をお湯に溶かして飲む フィート:あんたも飲む? ナツレ:え? フィート:胸が大きくなるわよ ナツレ:えっ!? カイン:ただいまーーー 0:カイン アレス帰還 フィート:おっかえりー!・・・無事に帰ってきたわね ナツレ:無事なの・・?すぐに手当しないとっ カイン:ぁー・・・横にならせて・・ アレス:すみません・・ボクももう・・ 0:カインとアレス 大袋のビニールをデスクに置いてソファに倒れ込む フィート:・・お疲れさん ナツレ:全身傷だらけじゃない・・!カインは更に切り傷作ってるし・・ぁ!アレスも・・!! アレス:博士・・・カインのチェインパックを後で見てやってください・・・このバカ無茶しまくって・・ カイン:お前が先に無茶して戦うからそれ以上の働きを見せようと思ったんだろ!かわいい後輩じゃねぇか! ナツレ:・・まだ言い合いする余裕があるの・・信じられない フィート:分かったわ それでぇー?今日は何買ってきてくれたのぉー?? カイン:肉まん フィート:え? カイン:アレスの提案だ アレス:今回の発明はこれまでと比べたら蛇足的な能力でしたからね・・・全部で120個入ってるんで ナツレ:ぃ・・これ全部同じなの・・? アレス:はい フィート:いや・・別に何買ってこようが嬉しいんだけど・・あんた達がこの間買ってきたこれと明らかに合わないじゃないこれ! カイン:あ まだそれ残ってたんだ ナツレ:ぷ・・っ!あははは!面白いわねあんた達! カイン:・・・その前に治療して アレス:もう食い始めてる・・・しばらく待たないとダメだな 0:おわり

0:都心から離れた並木道 カイン:あーーー・・・懐かしいな・・・・ 0:数日前 フィートの研究所にて(回想) フィート:あんたそういえば半ば家出みたいな感じでここに来てたんでしょ?今までそんな暇もなくてここにずっといたけど いい機会なんじゃない?家族に会って顔見せてあげなさいよ 0:ーーーーーーーーーーーーーーーーー カイン:・・・・って言われてほとんど勢い任せにここまで来ちまったけど・・・はぁ・・どんな顔して会えばいいんだろ・・・ 0:(回想) フィート:ぁ! 一応言っとくけど く・れ・ぐ・れもチェイサーの正体が自分だって関連の事は話しちゃダメだからね! カイン:・・・別に言いふらすような趣味はねぇけどよ・・もうプレアはいなくなったんだぜ?身内にぐらい・・ アレス:分からんのか 確実に面倒な事になる・・どれだけ信用できる相手に口外させないように約束をしたとしても不思議と噂はあっという間に広がる・・・想像するだけでも敵わん・・ カイン:そういうもんか・・ フィート:アタシは別にいいのよ?既に有名人だから あなた達のことを思って平和な世界の平穏な生活を謳歌したいなら やっぱり慎むべきよ 0:カイン 実家付近まで到着 カイン:っ・・・見えて来た・・・ 誰かいるかな今・・ 0:門の前まで近づくカイン エイム:コラーーーーーーーーっ!!!! カイン:っ!? エイム:どこのヤンキーだお前ぇえーー!!!ウチに何しにきたーー!! カイン:・・・・・ね・・姉ちゃん・・ エイム:はぁ?・・・ぇ・・ウソ・・あんた・・・・カイン・・・なの・・?? カイン:よ・・よぉ・・ エイム:よぉじゃないわよ!!!!カインあんた・・・今まで・・・ぇっ!!! カイン:わぁーーー殴んないで・・!!い・・いや・・もういい!殴っていいから!好きにしていいから取り敢えず・・・話を聞いてくれ・・ 0:カイン宅 カイン これまでの家出してからの一年間の経緯をチェイサーの事は伏せながら話す エイム:そう・・本当に都心で過ごしてたのね・・・正直信じられないけど そんな変な髪の色になっちゃって カイン:ごめむ・・ 0:カイン 頭上にタンコブが4段 エイム:でもま・・あんたの人生よ あんたの好きに生きていけばいいわ・・死ぬほど心配したけど カイン:・・・・・。 エイム:で?今更戻って来てどうするの?家の仕事をやるの?それとも学生としてやり直すの? カイン:・・・・オレは・・ エイム:あ!そうそう!都会で思い出した!ウチも一回行ったことあるんだけどさ!知ってる?チェイサーって カイン:・・!! エイム:鎖が全身から出て来てさぁー!最初変な怪物がいるのかと思ったけどカッコ良かったなぁーーーー カイン:・・・・・・。 エイム:また行ったら見れるかなぁーーー カイン:・・・姉ちゃん・・・それ いつ頃見たの?昼間?夕方? エイム:ん??んーーーーーー昼前だったからまだ明るかったはずよ?なんで? カイン:いや・・・(昼前・・日中か・・オレを見たんだ・・) カイン:(心苦しいな・・・もう家族に隠し事はしたくない・・) カイン:あのさ・・・姉ちゃん・・・オr・・ 0:家の外から数十メートル先 突然激しい破壊音 カイン:・・・!? エイム:なになに? カイン:ごめんっ・・!!見てくる!! エイム:ぁ こら!なんなのよ!話しかけといて逃げるなーーー!・・・・なんなのほんとに・・・ 0:破壊音のあった場所に辿り着くカイン カイン:はぁ・・はぁ・・・っ プレアフェンサー:んんーーーーーーーーここにもいないですか・・果たして一体・・ カイン:・・・っ!!!・・・・・何だ・・お前・・!! プレアフェンサー:んん?む・・おやおや・・・これは幸運 そちらから出向いてくれましたか カイン:プレア・・・なのか プレアフェンサー:探しましたよカインさん・・ いいえ チェイサー・・!! 0:片腕が長い刃物のようになっている新たな怪物登場 プレアフェンサー:初めまして 私はプレアフェンサー カイン:プレア・・・まだ・・・生きていたのか・・・・・ 0:さっきの破壊音と思われる 目の前の家屋が倒壊している カイン:これ・・お前がやったのか・・!! プレアフェンサー:あなたを探していたんですよ 我が君(きみ)プレアクイーンを討ち滅ぼしたあなた達を見つけて・・ カイン:つ・・・!! プレアフェンサー:次は私が殺す為に カイン:うるせぇ・・!!紳士ぶりやがってゲス野郎が・・・お前の目的なんて関係ねぇ!今ここでオレが倒してやる!! 0:カイン チェインパックを取り出し変身 プレアフェンサー:フフフフフフ・・!!では早速・・・決闘開始といきましょうか!! カイン:おらぁあああっ・・!! プレアフェンサー:感情任せの直線的な攻撃・・ 0:プレアフェンサー カインの放った鎖を薙ぎ払う  カイン:つ・・!!くそっ! 0:続け様に攻撃するが全て薙ぎ払われる カイン:・・っはぁ・・!!・・見た目から大体想像ついてたが・・剣士みたいなやつかお前・・プレアにこんな戦い方する奴が現れるなんて・・・・ プレアフェンサー:今の怒り任せのあなたの攻撃は非常に読みやすい どうやら私の敵ではないようですね カイン:くそ・・!!お前だって感情任せに人の住処を破壊してたじゃねぇか!敵討ちに躍起になってたんじゃねーのかぁ? プレアフェンサー:人間の住む場所がどうなろうと私には関係ありません あなたを手っ取り早く見つける為に一軒ずつ破壊するのが効率がよかったからですよ カイン:っ・・!クズなゴミ野郎が・・ プレアフェンサー:それはあなた達も同じ事ですよ 我が同胞達をこれまで何度も滅ぼし・・ついには我が君まで・・!!生かしてはおかない・・ カイン:・・・なぜお前は生きてる プレアクイーンってあの女を倒したら全てのプレアは滅ぶんじゃないのか!? プレアフェンサー:さぁて 何故でしょうね プレアフェンサーが斬りかかる カイン:っ・・! プレアフェンサー:お喋りをする為に来たのではないのです そろそろ決着をつけましょうか カイン:くそっ!くそっ!くたばりやがれ!!くそ・・!! プレアフェンサー:その攻撃はもう見切ってますよ 無駄なあがきは見苦しいですね 0:何度も鎖を放つが薙ぎ払われる カイン:これなら・・っ!!! プレアフェンサー:!? 0:カイン 両手の五指と掌と頭部 計13本の鎖を一斉射出 プレアフェンサー:なる・・ほど・・2〜3本ではなくこれほどの数を・・・ カイン:捕らえたぜ・・・いくらお前の剣が素早くてもこの数は対処できねぇだろ・・・ プレアフェンサー:正直驚きました・・・しかし・・ッ!! 0:プレアフェンサー 身を捻り剣で鎖を切断する カイン:何っ・・ぃ・・!? プレアフェンサー:私を捕らえようとどうやら関係ないようですね カイン:そ・・・んな・・・・ プレアフェンサー:あっけない幕切れでしたが ・・・死ね! 0:プレアフェンサー カインに剣を突き刺す カイン:ぐぁあ・・っ!!!な・・っ・・・チェイサーの・・体・・に・・・・ プレアフェンサー:ヤワな肉体だ 鎖の強度からして充分貫けるとは思いましたが・・このまま遺言でも考えるんですね カイン:強すぎて・・笑え・・てくる・・ぜ・・・こ・・んな奴・・がいたなん・・て・・・・・・・ プレアフェンサー:それで終わりですか では・・ 0:プレアフェンサー 突き刺した剣をそのまま振り抜き胴を切断しようとする プレアフェンサー:!?・・ッ カイン:・・・!! 0:黒い鎖がプレアフェンサーに飛んでくる プレアフェンサー:くっ・・!! カイン:ぐぁ・・っ 0:カインから剣を引き抜き鎖を薙ぎ払う プレアフェンサー:っ・・・あなたは・・・ アレス:勝ったと思ったか?化けもん カイン:アレス・・・お前・・ アレス:連絡しても返事がないから来てみたらこのざまか・・ カイン:お互い様だろ・・いつもタイミング悪いからな・・オレ達・・・・ プレアフェンサー:アレスさん 颯爽と登場して頂いた所悪いのですが邪魔しないでもらいましょうか アレス:・・・・・。 プレアフェンサー:これは私とカインさんの決闘です アレス:知るか そんなものに従う義理がない プレアフェンサー:正義のヒーローの名が泣きますね カイン:アレス・・・気をつけろ・・・そいつのその剣みたいなヤツ・・チェイサーの鎖も体も斬れる・・ アレス:・・・見れば分かる プレアフェンサー:・・・・・・。 アレス:死ぬなよ 立てるか? カイン:・・ああ 案外お人好しな奴だぜ・・前に倒した女プレアの敵討ちだってオレを殺す気マンマンなのに急所は外してやがる プレアフェンサー:よく言います あなたはとっさに胴体からも鎖を出して剣をずらしていた・・ 0:アレス 鎖を放つ プレアフェンサー:っ・・・ アレス:お喋りはもういい 鼻につく プレアフェンサー:フフフ・・いいでしょう ではまとめて斬り刻んで差し上げましょう・・!!! 0:アレス 指先から鎖の穂先だけを出し剣を受け止める カイン:・・・!! プレアフェンサー:・・・なるほど・・っ・・・鎖の最も強力な穂先だけに集中させて凌ぐとは・・・  カイン:うらぁ・・っ!!! プレアフェンサー:半死人が無駄なあがきを・・!! 0:プレアフェンサー 距離を置いてカインの鎖をかわす アレス:・・・・・・・。 0:アレスの身体中の紋様が鈍く光りだす プレアフェンサー:!!ッ アレス:捕らえた・・ 0:アレスの鎖がプレアフェンサーに数本突き刺さる プレアフェンサー:ぐっ・・は・・・ァ!!・・・っワインダーハイスピード・・でしたか・・なるほどここまで速いとは・・・ カイン:そうだ・・それがあったなそういや・・・さすがアレスだぜ アレス:もうツッコむ気もない プレアフェンサー:・・・さすがに分が悪いですね・・・ここは預けましょう・・ アレス:逃がすと思うか? プレアフェンサー:次はフェアに行きしょう では近いうちに 0:プレアフェンサー 地面を一閃し土砂を巻き上げる カイン:うぉ・・・!!! アレス:くっ・・!! 0:プレアフェンサー 姿を消し離脱 アレス:・・・・ちぃ カイン:ぐっ・・う・・ 0:カイン 変身が解けてよろめく アレス:大丈夫か  カイン:命を諦めかけたぜ・・・ アレス:遅くなってすまなかったな 今回ばかりはボクの方がタイミングが悪い カイン:まぁもう過ぎた事だ・・・一旦オレの家に行こう・・簡単な手当だけでもしねぇと・・ アレス:せっかくの息抜きが飛んだ災難になったな カイン:いやぁ・・ずっと息は詰まってたけどな・・ところで・・オレに連絡って何かあったのか・・? アレス:・・・・詳しくは後で話すが・・プレアの正体がわかってきた・・・ カイン:何・・!? アレス:まだ過程段階だが・・そのためにお前にももう一度研究所に戻って来て博士達の話を聞いてもらうつもりだった・・ カイン:そうだったのか・・・っ・・ててて・・! アレス:・・・・。 0:アレス カインの腕を担いでカイン宅に向かう 0:カイン宅 エイム:あ!!カインーーーー!!あんた一体どこn・・・どうしたのよその傷・・!! カイン:ごめん・・さっき事故現場的なとこに行ってさ・・ドジったというか・・・とりあえず救急箱いい? エイム:あんたはほんと・・・げんこつじゃ足りなかったようね・・・ アレス:・・・・・。 エイム:その子は・・? カイン:あー・・・都会にいた時の友達・・・今日こいつも一緒にオレん家に来てもらうつもりだったんだアハハ・・ アレス:・・はじめまして エイム:へーーー!かっこいい子ね!いかにも都会人!!って感じ! アレス:・・・・・・。・・カインのお姉さん いきなり来てすみませんがカインを手当したらまたすぐに2人とも都心へ戻ります ボクが責任持って病院に連れて行くので エイム:・・・・・そっか ゆっくりしてもらえなくて申し訳ないけどよろしく頼むわね 0:応急手当てをし 家を出る準備を済ませた2人 カイン:じゃあごめん・・・また近いうちに来るよ エイム:うん 父さんと母さんにもうまく伝えとくわ・・・あ!また見たら教えてよね!黒いチェイサー!! アレス:・・? カイン:・・・・・・・ぁ う・・うん わかった・・・(黒・・・。アレスの事だったのか・・土日に来てたんだな・・) アレス:なんの話だ? カイン:い・・いやっ 気にすんな・・ 0:カインの家を後にし エイムが見えない距離まで移動した後 変身して研究所に向かう二人 0:フィートの研究所 フィート:うーーーーん やっぱりこの間の件がかなりヒントになってるわね・・・モグモグ・・ 0:カステラを頬張るフィート ナツレ:ちょっとお姉ちゃん・・食べかす落ちてるよ・・・はぁ・・にしてもいつ来んの?その二人は フィート:さぁてねぇ・・・・・何事もなきゃいいけど 0:フィートの食べ散らかした床を掃除するナツレ フィート:は〜〜〜〜〜・・・いやぁ やっぱあんたに来てもらってよかったわ ナツレ:はぁ・・あっそ・・・アタシは少し後悔してるけど・・・・つか 掃除させる為に呼んだのが本命じゃないでしょうね・・ フィート:まぁ・・・半分はそうかも? ナツレ:お姉ちゃんんん??? フィート:冗談よ 感謝してるわ ナツレ:・・・はぁ〜 0:カインとアレス研究所に到着 カイン:ええーーーと どこだ博士・・・・ ナツレ:!!・・ぁ!あんた達!やっと来たわね アレス:・・! 0:掃除用具をしまいに来たナツレと対面 カイン:ん?嬢ちゃん新しいお掃除さんか?ちょうど良かった フィート博士はどこにいるか分かるかい? ナツレ:なっ!!・・・なんつったこんガキぁあああーーーーー!!!! カイン:ん?? ナツレ:アタシはあんたらより人生の先輩様の年上だ・・!!! アレス:・・この人はフィート博士の妹 ナツレさんだ カイン:ぇ 博士の妹ォ!? 0:フィートのいるラボラトリーに到着する三人 フィート:おっかえりぃー二人とm・・・・ちょ どうしたのよその傷!!? カイン:・・・・ハハ・・姉ちゃんと同じリアクションしてら・・ ナツレ:何 あんたもお姉ちゃんがいるの? アレス:ボクも今日初めて知ったな フィート:え?そうなの??久々の実家でゆっく・・り出来てはなさそうね・・・ カイン:博士こそ!妹いたんだな・・・ええ・・と・・地味に気になるな何歳差なんだ・・・博士の年齢がええっと・・・ ナツレ:22よアタシは カイン:22ィ!?・・・姉ちゃんと同い年なのか・・ ナツレ:そうなの? じゃああんたのお姉ちゃんとアタシもそんな見た目変わんないでしょうよ カイン:・・・いや・・ナツレさんよりもどっちかっていうと身長も胸も博士の方が近いしな・・ ナツレ:!!・・キィイーーーーーーッ!!!!あんたやっぱムカつくわね・・! フィート:・・・・あんたがアタシと初めて会った時から全く緊張しない理由が分かったわ・・ アレス:そんな事よりも博士・・早速プレアと遭遇しました 例によって見たこともない新型の・・二人掛かりで撤退させましたが いつまた現れるか・・ フィート:そういう事ね・・・とりあえずカイン あんたの傷の手当てから優先した方がいいわね 0:カインの傷の手当をし 話を続ける カイン:ぐ・・・ぉ・・随分とキツキツに・・動きづれぇ・・ ナツレ:当たり前でしょ大人しく寝てなさい そもそも普通なら気絶してるレベルの痛みよこれ・・戦い続けてただけの事はあるようね フィート:チェイサーの体を斬りつけられるプレア・・・はぁ・・またまたショックね・・ カイン:なに・・・次は負けねぇよ・・なぁアレス アレス:大人しくしてろ カイン:ぁ そうだ博士!アレスから聞いたけどプレアの正体を調べてたんだって? フィート:うん・・そうね あなた達を呼んだ理由のそれが本題だったわね アレス:分かったんですね フィート:たった今し方ね・・・ カイン:オレ・・なんとなくプレアって都会の汚れた空気が時間が経ってその雑菌の塊が化け物になった〜〜みたいなイメージだったけど違うのか・・? フィート:・・・プレアとは この地球上に存在するどの生物とも違う 全く未知の生物だという事が分かったわ アレス:未知の生物・・・突如現れた化けもんではなく 元々地球上には存在していたけど 認知されていなかったという事ですか フィート:そうよ アレス・・あなたが先日捕らえたプレアのお陰で調べて分かった事よ カイン:こっちにもまだ生き残ってたプレアがいたのか・・ フィート:始めは・・プレアはただのあらゆる雑菌を糧にするだけの生物だったの たった一つの個体で他のどの生物にも脅かされず絶えずに成長していった・・  フィート:そして数千年かけてとうとう認知されるほどの存在まで成長し増殖を始めた・・ カイン:数千・・・そ その始めのプレアってのがオレ達が前に倒した・・ フィート:そう プレアクイーンって言ってた女プレアよ アレス:喋れるようになってるプレアは妙な特徴があったな 自身が見たことの無いはずの情報を知識として持っている・・ フィート:おそらく増殖したプレアを通じて自身と繋がっていたんだと思う 見るもの味わった事全て共有出来ていたんだわ・・ カイン:じゃあよ・・そのプレアクイーンを倒したのに 未だに生きてるプレアがいるってのはどういう事なんだ・・別に倒そうが他のプレアには関係がなかったって事かよ フィート:いいえ 事実しばらくの間プレアを全く見なかったわ 実際にプレアは死滅している・・・ただし 一部のプレア・・経験を蓄積し学習し進化出来た特殊なプレアを除いては・・・ カイン:・・!! アレス:そういう事か・・ならば見かける数が少ないのも納得がいく・・ フィート:プレアクイーンとは違う独自の進化を遂げたプレアは別の個体として自立していったってイメージなんでしょうね カイン:あのプレアクイーンって確かに攻撃手段や戦闘能力に関しては大した特徴がなかったもんな・・ フィート:にしても・・・また 厄介な進化を遂げたヤツと会ってしまったようねあんた達は・・ カイン:そうだ博士・・前にも言ったことあるけどよ チェイサーも鎖だけじゃなくて剣とか他の武器が使えるようになんないのかよ? ナツレ:あら そういう事ならアタシの発明品が役に立てるかもよ? カイン:? ナツレさんもチェイサーの事に関わってるのか?? ナツレ:元々アタシもプレアに対抗できる手段を考えてたのよ お姉ちゃんと違ってプレアを倒せる武具をずっと研究してたの ナツレ:鎖で圧迫するのと同じ衝撃になるような武器を・・いつかあんた達チェイサーがいなくても良くなるようにと思ってね フィート:でもダメよ 少なくともこの二人にその武器は使わせちゃ カイン:なんで? フィート:武術なんて一朝一夕で身に付けられるものじゃ無い あくまであなた達が戦力として対応できるのは今までの戦闘経験を活かした能力よ カイン:じゃあどーすんだよ・・次あいつと戦う時・・正直あの剣をなんとかする手段は欲しいところだぜ・・ フィート:何も手がないとは言ってないわ 正直チェイサーのイメージに離れて不本意だけど アレス:? フィート:ナツレ あんたにもまた手伝って貰うわよ あなたの知識とこれまでのデータがいるわ ナツレ:何をするの・・??? 0:フィート カインとアレスからチェイサーの変身アイテム チェインパックをかすめ取り ナツレを連れてアイテムをいじる用の実験室へ カイン:・・・・・行っちまった アレス:どんな能力を施すつもりなのか知らんが とりあえずチェインパックが戻り次第ボクは出る 奴はもう行動を起こしているはずだ カイン:待てよアレス・・オレのこのグルグル包帯が取れるまでせめて・・・ アレス:お前は大人しく治るまで寝てろ 新しい能力なんてなくてもヤツにはボク一人で充分だ カイン:・・・・お前も大概 人のこと言えねぇよな・・無茶しがちっつーか アレス:何だと? カイン:お前がオレをどー思おうが別にいいけどよ 無茶して勝手に死んだりしたら許さねぇぜ アレス:偉そうなことを言うな カイン:いいや 言う資格はあるはずだぜ・・・オレは仲間だからな お前の アレス:・・・・・・。 0:数時間後 都心の街中 アレス:奴は一体どこに・・変身してるこの状態でプレアと接触出来れば気づいて向かってくるはず・・ アレス:・・! 0:一体の進化型プレアが現れる アレス:進化型でも初期によく遭遇したタイプの硬質化したプレアだな・・ 0:アレス 片手から5本の鎖を射出しプレアを巻きつける アレス:試してみるか・・・これの性能を・・ 0:空いてる方の片手から剣のような穂先を出す アレス:スピアヘッド・・クロー・・博士とナツレさんもよくこんなものをあの時間で・・ 0:アレス 新能力スピアヘッドクローでプレアの頭部を一閃し両断 アレス:・・・・鎖の穂先とは比べものにならない切れ味だな・・ プレアフェンサー:なるほど それが新しい能力ですか アレス:!!っ・・・・来たか 0:アレス 巻きつけたプレアを圧迫し撃退する プレアフェンサー:私と同等の攻撃力を得たというわけですか それで?他には何か?斬られないように体を頑丈にでもしてもらったんですか? アレス:こんなものを使うまでもない 貴様はボクが片付ける プレアフェンサー:カインさんの姿が見えないようですが? アレス:必要ない ボク一人で充分だ・・・貴様の好きなフェアな戦闘だ プレアフェンサー:そうですか残念ですね・・ アレス:今の内に逃げる方法でも考えるか?ここには巻き上げる砂もないがな プレアフェンサー:フフフフ・・ アレス:・・・!? 0:プレアフェンサーと同じ姿をしたもう一人のプレアが現れる アレス:貴様・・・・二人いたのか いや・・増殖できるのか プレアフェンサー:前者がご名答 私達は元々二人同時に生まれたプレア よくご覧なさい・・剣が左右逆でしょう? アレス:合体して二刀流にでもなるって事か?それならば少しは勝機はあるかもな プレアフェンサー:それはあなた達の得意技でしょう?チェインヴォルヴ・・・でしたか アレス:・・・・あれは二度とする気はない プレアフェンサー:フフフフフ・・ご安心ください 私達にそんな芸当はできません 一人ずつ・・対等な条件で戦うのが理由です アレス:いずれにせよどっちもボクが始末する もうお喋りはいいだろう・・・行くぞ プレアフェンサー:ですが私にもプライドがあります まずは私からお相手致しましょう アレス:好きにしろ・・ 0:アレス 全身の紋様が鈍く光る プレアフェンサー:フッ・・ アレス:!?ッ 0:プレアフェンサー ワインダーハイスピードで加速したアレスの鎖を回避 アレス:避けた・・・一度見ただけで・・・見切ったというのか プレアフェンサー:一度見れば充分・・ アレス:大した奴だな・・ プレアフェンサー:ワインダーハイスピード・・それを発動させる時一瞬あなた達の体はわずかに光りますよねぇ そしてこちらに向けた手から射出方向も予測できる これだけ分かれば回避するぐらいどうって事はない アレス:そうか・・だがそんな事なら視認できない角度と距離から 照準も分からないように放てばいい プレアフェンサー:出来るでしょうか?頑張って下さい アレス:ナメるな 0:アレス ワインダーハイスピードを再び発動させて数十メートル先の壁面に移動 同じ動きを何度か繰り返し撹乱した後プレアフェンサーに向けて放つ プレアフェンサー:フンっ・・!! 0:プレアフェンサー 紙一重で鎖を薙ぎ払い軌道をずらす アレス:くっ・・ 0:アレス ずらされつつも刺さった路面に高速移動しプレアフェンサーに接近 プレアフェンサー:もらった・・!!! アレス:まだだッ・・!! 0:アレス プレアフェンサーの斬撃をスピアヘッドクローで受け止める プレアフェンサー:使いましたねぇ結局 アレス:・・・貴様を倒せるならどうでもいい 終わりだ 0:アレス 鎖を出しプレアフェンサーに巻きつける アレス:剣は抑えてる・・もう一人もじきに片付けてあとを追わしてやる じゃあな プレアフェンサー:フフフ・・ アレス:・・・!!ぐっ・・・う・・っ・・ 0:アレス もう一人のプレアフェンサーに背を斬られる 0:フィートの研究所 カインは睡眠中 ナツレ:お姉ちゃんも大変ね・・いつもこんな子達二人相手して フィート:あはは・・・もう慣れた気もするけどね いや慣れないか・・ ナツレ:アタシも実戦レベルになる武器が出来てきたら仲間を集めるわよ お姉ちゃんと違ってチームワーク抜群のね フィート:ふふ 案外悪くもないけどね・・アタシはアタシで楽しくやってるわよ ナツレ:ぁ お姉ちゃんもクセ強いしあの子らも同じこと思ってるかもね フィート:なんですってぇ? カイン:・・・・博士 フィート:ん?カイン・・・・ちょっと何してるのよ! 0:カイン 包帯を解いていき チェイサーにその場で変身する ナツレ:ちょっと!!まだ寝てなさいよ・・! カイン:・・・・アレスがやべぇ フィート:え・・? カイン:分かるんだ・・・この姿になると あいつの居場所だけじゃなくて・・・何となくだけど あいつの様子みたいなのが・・・ ナツレ:あんたとアレスのパックは一対になってるから確かにそれも可能かもしれないけど だとしてもあんた今行く気じゃないでしょうね!?様子を確かめようとしてるだけでしょ!? カイン:行ってくる・・・行かねぇと・・・あのバカ野郎・・ フィート:・・・はぁ カイン:悪ぃ博士・・帰ったらまた世話をかける ナツレ:ちょっとお姉ちゃん止めないの!?死ぬわよこいつ! カイン スピアヘッドクローを出す カイン:こいつか・・・かっけぇーじゃん サンキュー博士 ナツレさん フィート:いくら止めても戦うなと言っても無茶ばかりするバカ二人・・・でも約束しなさい 絶対無事に帰って来ること もちろん二人ともよ カイン:ああ 当然だぜ ナツレ:・・・・・・。 0: プレアフェンサー:フフフフフフフフっ・・!!!!どうです?我々を卑怯者と罵りますか? アレス:っ・・・・好きにしろと言ったろう 貴様らのルールに従う義理など無いともな・・・今のはボクが油断しただけだ プレアフェンサー:・・・! 0:アレス 両手にスピアヘッドクローを発動 アレス:貴様ら化けもん風情に・・・プライドなど無いのは分かったがな・・ プレアフェンサー:面白い・・・それで我々二人同時に相手する気ですか アレス:先ずはボクを斬った左腕の方の貴様からだ・・・ プレアフェンサー:フフフっ・・・フラついてますよ・・いい加減減らず口を慎んではいかがでしょうか?死に損ないがァ・・!!! 0:プレアフェンサー 二体同時に前後からアレスに斬りかかる アレス:邪魔をするなクズ野郎・・ッ!!!! 0:アレス 2つの剣を受け止め強引に薙ぎ払い 左腕が剣のプレアに猛追撃 プレアフェンサー:っ・・!!まるで別人ですね・・・いつものあなたとはイメージが違う アレス:初めて会った時から貴様はずっと気に食わん 虫酸が止まらない・・ッ プレアフェンサー:本当にそれだけですか? アレス:黙れ・・!!! 0:アレス スピアヘッドクローでとどめの突きを繰り出す プレアフェンサー:感情任せの攻撃を・・!! 0:後方にかわされる アレス:・・・・・。 0:スピアヘッドクローがそのまま射出しプレアフェンサーを突き刺す プレアフェンサー:っ・・!!!な・・・にぃ・・!!?剣を・・鎖に・・ぐ・・・ァ・・・・・・ アレス:チェイサーは鎖を産む者だ・・・ 0:もう一人のプレアフェンサーが接近する プレアフェンサー:おのれ・・っ!! 0:刺した鎖を格納させて接近するプレアフェンサーから距離を離す プレアフェンサー:くっ・・! 0:アレス 鎖を更に数本射出しプレアフェンサーを拘束 プレアフェンサー:わざと・・感情をむき出しにして・・動きを・・私の回避する方向を・・絞ったのですか・・・ アレス:虫酸が走っているのは本当だ・・ プレアフェンサー:強いですね・・・不意を突かれまだ諦めず・・・死なず・・・ アレス:・・・・・・悪いがボクは 死ぬわけにはいかんからな 0:アレス 一人目のプレアフェンサーを圧迫し撃退 プレアフェンサー:ぬぅ・・!!よくも・・ アレス:次はお前だ・・・っ・・ぅ・・・ 0:アレス 姿勢を崩して膝をつく プレアフェンサー:・・・クッフフフ どうやらもう限界のようですね・・・ アレス:くっ・・まだ・・だ・・・ 0:右腕が剣のプレアフェンサー アレスの心臓部めがけて剣を構える プレアフェンサー:もうその剣を出す力も残ってないようですね・・ならばとっとと死んで頂こう・・・チェイサー・・アレスッ!!! アレス:・・っ!? プレアフェンサー:!?ぐぁっ・・!!! 0:プレアフェンサー 後方に吹き飛ぶ アレス:・・・・来たのか・・・全く カイン:アレス!!!!大丈夫か・・・!? 0:カイン ワインダーハイスピードでプレアフェンサーを蹴り飛ばし登場 アレス:その傷で・・無茶だ・・ カイン:人のこと言ってる場合か!お前だってやべぇじゃねぇか!!一人で無茶しやがって・・あいつにやられたんだな・・あのゴミ虫剣士野郎に・・!!! プレアフェンサー:・・・アレスさんは見事でしたよ・・・我が半身をたった今見事に撃退してみせた・・ カイン:半身?どういう事だ・・!? アレス:奴は・・・二人いたんだ・・・お前の故郷で会った・・・その右腕が剣の奴と・・もう一人・・左腕が剣の奴が・・・・ カイン:何だとぉ!?? プレアフェンサー:私の与えた傷はまだ癒えていないようですね・・わざわざ死にに来ましたか カイン:っ・・・お前だってアレスから最初に受けた傷が残ってんじゃねーか 似たようなもんだろ! アレス:カイン・・! カイン:・・? アレス:・・・あとはお前に任せる お前の臭いセリフに免じて生きててやったんだ・・・お前も死ぬんじゃないぞ カイン:!!・・・おうっ!! プレアフェンサー:半死人共が・・いい加減くたばれぇッ!!! カイン:うぉおおおーーーーッ!!! 0:カイン スピアヘッドクローを発動し剣をぶつけ合う カイン:・・・っ!!今更だが一応聞いておく・・・お前の・・お前らプレアの目的は何なんだ!? プレアフェンサー:言ったはずですよ・・・我が君の敵を討つと!! カイン:オレ達を殺して・・・その後はどうするつもりだ・・!!人間を滅ぼすつもりか・・!? プレアフェンサー:そうですね・・・きっとそうするでしょう 相容れない存在なのでしょう?我々とは・・・ならばこちらも同じだ・・人間を滅ぼす理由はそれで充分だ・・同胞の敵を討たせてもらう!! カイン:・・・・・・・・嘘だな・・・お前にそんな人情はない・・・お前はただ斬ることを楽しんでるイカれ野郎だ・・・・・見下してんだろ自分の同胞達を・・・・進化したプレアさんよ プレアフェンサー:・・・・・・・フフフフフ 存外まぬけでもないようですね・・・ 0:剣を離し距離を置くプレアフェンサー プレアフェンサー:いかにも・・・他のプレアなど関係ない・・プレアクイーンなんて遺物などどうでもいい 私は全てを超越した存在なのだ カイン:戦う理由があるのかよそれ・・ プレアフェンサー:さっき言ったばかりだろう 人間とプレアは戦う宿命にあると!そしてプレアは元々一つ・・・貴様らに殺されたプレアの苦しみは全て残ったプレアへと届く・・・チェイサー・・!!今度こそ・・・貴様らを滅ぼす!! カイン:・・・安心したぜ 思った通りの自己中クソ野郎だ これでこっちも迷わず貴様を倒せる・・・いいぜ・・・来いよ お前の全力全部ぶつけて来い!!!オレが受けてやる・・!! 0:カインの紋様が鈍く光りだす アレス:カイン・・!ワインダーハイスピードは無闇に使うな!!そいつはもう鎖のスピードを見切っている・・っ プレアフェンサー:外野が余計な口出しをしないでもらいましょうか・・!! 0:プレアフェンサー 動けないアレスに襲いかかる カイン:アレスに手出しはさせねぇ・・!! 0:プレアフェンサーに鎖を放つが回避される カイン:くっ!! プレアフェンサー:同じ轍(てつ)はもう踏まない・・アレスさんより弱いあなたに・・もう勝機などないんだよ・・!!! 0:プレアフェンサー カインの鎖を掴み路面に叩き付けようと振り回す カイン:ぐっ・・っ 0:カイン 鎖を格納させてプレアフェンサーごと引き寄せる プレアフェンサー:ふんっ!! 0:プレアフェンサー 引き寄せられた勢いでカインを斬る カイン:ぐっぁ・・・・お前らプレアが・・!! 0:スピアヘッドクローを出し斬りつける プレアフェンサー:ぬぅ・・!! 0:プレアフェンサー 剣を受け止める カイン:化けもんのお前らには!!決して理解できないだろう・・!! 0:カイン ワインダーハイスピードで壁面に移動 再びプレアフェンサーに斬りかかる カイン:今まで被害にあった人達の・・・オレ達の怒りが・・っ!! 0:カイン 連続でワインダーハイスピードによる移動で斬りかかる カイン:仲間を大切と思えない貴様らの心には・・決して・・!! プレアフェンサー:くっ・・ぐうぅ・・!! 0:プレアフェンサー スピアヘッドクローを受け止め続けるが徐々に重く強力になる攻撃に焦り始める アレス:やめろ・・もう限界だ・・っ プレアフェンサー:感情など剣には邪魔な枷でしかない・・!!こんな力任せの攻撃に・・ぃ!!! 0:カイン ワインダーハイスピードの酷使で鎖を出す際に摩擦による金属音が出る アレス:ワインダーが・・・異常を起こしている・・・くっ・・おい・・っ・・・鎖が出せなくなるぞ・・っ!! カイン:うぉぁああああ・・っ!!! プレアフェンサー:ぬっ・・・くっ・・ううううぅ!!! 0:カイン プレアフェンサー 火花が出るほどの剣の鍔競合いに プレアフェンサー:おのれこんな鈍(なまくら)に・・ぃ!!!この私がぁ・・っ!!!! カイン:お前ら全員・・・オレ達の・・人間の怒りを受けろぉーーーーーーっ!!!! プレアフェンサー:ぬぉおおおおお・・!!! カイン:うぉおおおおおーーーー・・・!!! 0:カイン プレアフェンサーの剣を切断 体を斬りつける アレス:!!・・・・・・やったか・・ プレアフェンサー:・・・フ・・・・フフフ・・・見事・・・・です・・ね・・・不思議な感覚です・・・負けたのに・・・人間に・・・チェイサー共に・・・やられたのに・・満足感のようなものが・・湧いて・・きま・・す カイン:くっ・・・う 0:カイン 摩擦音が鳴りながらも鎖を出しプレアフェンサーを巻きつける プレアフェンサー:この決闘・・ あなたの勝利です カイン:じゃあな・・ 0:カイン 残ったもう一人のプレアフェンサーを圧迫し撃退 0:フィートの研究所 ナツレ:すごいね・・お姉ちゃんは フィート:ん?どうしたの改まっちゃって アタシはずっとすごいわよ ナツレ:っ・・・・血液型Rhnull(アールエイチナル)の奇跡の二人・・ それを見つけ出せただけでもすごいのに 戦う事を受け入れさせて今も続けて戦ってるなんて・・ フィート:それならすごいのはあいつらよ 私が出来ることなんて限られてるもの・・ ナツレ:うん そうだね・・・なんだかアタシも少し分かってきたわ お姉ちゃんがあいつらといて楽しいって事が 0:フィート 某栄養機能食品の粉末麦芽飲料をお湯に溶かして飲む フィート:あんたも飲む? ナツレ:え? フィート:胸が大きくなるわよ ナツレ:えっ!? カイン:ただいまーーー 0:カイン アレス帰還 フィート:おっかえりー!・・・無事に帰ってきたわね ナツレ:無事なの・・?すぐに手当しないとっ カイン:ぁー・・・横にならせて・・ アレス:すみません・・ボクももう・・ 0:カインとアレス 大袋のビニールをデスクに置いてソファに倒れ込む フィート:・・お疲れさん ナツレ:全身傷だらけじゃない・・!カインは更に切り傷作ってるし・・ぁ!アレスも・・!! アレス:博士・・・カインのチェインパックを後で見てやってください・・・このバカ無茶しまくって・・ カイン:お前が先に無茶して戦うからそれ以上の働きを見せようと思ったんだろ!かわいい後輩じゃねぇか! ナツレ:・・まだ言い合いする余裕があるの・・信じられない フィート:分かったわ それでぇー?今日は何買ってきてくれたのぉー?? カイン:肉まん フィート:え? カイン:アレスの提案だ アレス:今回の発明はこれまでと比べたら蛇足的な能力でしたからね・・・全部で120個入ってるんで ナツレ:ぃ・・これ全部同じなの・・? アレス:はい フィート:いや・・別に何買ってこようが嬉しいんだけど・・あんた達がこの間買ってきたこれと明らかに合わないじゃないこれ! カイン:あ まだそれ残ってたんだ ナツレ:ぷ・・っ!あははは!面白いわねあんた達! カイン:・・・その前に治療して アレス:もう食い始めてる・・・しばらく待たないとダメだな 0:おわり