台本概要

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タイトル CHAICER~チェイサー~4
作者名 キシメソ  (@blaze_ksms)
ジャンル ファンタジー
演者人数 5人用台本(男2、女2、不問1) ※兼役あり
時間 50 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 現代よりやや未来の都心に突如として現れた細菌を帯びた謎の怪物プレア。
そこにプレアを撃退する力を持った、鎖を自在に産み操るチェイサーが戦う。
前回、新たな仲間リンクが加わり再び進化したプレアと戦い続けた事で成長したカイン達。今回また新たな展開へ。
特撮系変身ヒーロー読み切り漫画の短編小説化シリーズ第4弾

※兼役を分けて6人で演じて頂いても大丈夫です

<用語一覧>
・ステルバインダー
ナツレの開発した対プレア撃退機関搭載武器。大型火器のような形状で鋼鉄のネットが仕込んである。変形して大剣にもなる。とてつもなく重い。

・スピアヘッドアックス
アレスのオリジナル技。巨大化させたスピアヘッドクローの鎖を上方に射出させて振り下ろす。

・スペアへッドクロー
チェイサーの出す鎖の穂先を剣のような形にして出して、腕を剣にする技。これによって近接戦闘にも対応出来る。そのまま鎖として射出する事も出来る。

・ゼロインプレッション
カイン専用の技。ワインダーハイスピードを超える速さと刺さった跡が残らない特殊な鎖を出す。発動中は全身の紋様が強く光り、鎖の射出やカインの声などあらゆる音が聞こえなくなる。

・チェインヴォルヴ
読み切り漫画版に出てくるチェイサーの技。カインとアレスの鎖を連結させて、互いの鎖の経験値を乗算した力を持つグレードチェイサーに合体する。合体後のリスク有り。

・チェインパック
チェイサーの変身アイテム。引き抜くと鎖が出てくるフックが付いてるキューブ状のキーホルダーみたいな見た目をしている。鎖を利き腕に巻きつけてその手でキューブを掴むと変身出来る。変身中はお互いのチェインパックの位置がわかるようになる。

・ナツレ
CHAICER2から登場。フィート博士の妹でプレアへ対抗する武器を開発する科学者。グラマーなフィートと違い小柄で性格も子供っぽい。

・プレアフェンサー
CHAICER2に登場した敵。鋭い切れ味と紳士口調の剣士のようなプレア。

・ワインダーハイスピード
チェイサーが出す鎖の速度を通常の20倍にして、刺さったポイントへ高速移動する技。移動だけではなく、そのまま鎖をプレアに刺したりキックする足の裏から出して高速キックをしたり攻撃にも転用出来る。使用時はチェイサーの紋様が鈍く光る。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
カイン 113 主人公。鎖を産む者(チェイサー)に変身出来る少年。研究所に居候してたが実家は田舎の農家。陽気で直情的な性格だが、仲間思いでいざという時に頼りになるっちゃなる。 ※少年声が可能なら女性でも歓迎
アレス 108 カインより一年歳上の先輩。黒いチェイサーに変身する。手先が器用でカインよりも精密な鎖を操る。寡黙で無愛想な印象だが、情に厚い一面も持つ。 ※低音の少年声が可能なら女性でも歓迎
フィート 48 博士。チェイサーの変身アイテムを開発し二人をサポートする自称天才博士。常に頭を働かせる為にいつも何か食べている。気が強く自信家だが二人を気に掛ける人情もある。
リンク 70 ナツレの開発した特殊な武器ステルバインダーでプレア退治をしている少女。人懐こくてお転婆な性格。男顔負けの運動神経で力持ち。
ロット 20 学生。フィート、ナツレの末妹。医学や心理学を専攻している。姉二人とは違い大人しい性格。 ※5人の場合フィート・リンク・プレアソリッドのいずれかと兼ね役
プレアソリッド 不問 62 敵。ある事情によりチェイサーを追っている極めて硬度の高い進化型プレア。つかみどころの無い性格をしている。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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0:フィートの研究所 カインとリンクが訪問中 チェイサーの変身アイテムである白いチェインパックを囲んでいる カイン:別の物質・・!? フィート:そうとしか考えられないわ・・あなた達のその戦いの話を聞いて何度も考えたけど・・・ リンク:チェイサーの生みの親であるフィート博士にも 分からないことがチェイサーにはまだまだあるんだ・・ フィート:チェイサーの産み出す鎖は 戦いの経験を学習していく・・どれほどの硬度を持ったプレアを縛ってきたか・・体のどこから鎖を出すことが多いか どれぐらいの長さの鎖を出したか 鎖の射出したスピードは またはどれだけの攻撃を受けると砕けるか とかね 経験を重ねるほど強力にスムーズに速く鋭くなっていくわ カイン:あの時オレが出してた鎖は・・・ただの鋼鉄じゃなくなってたってことか? フィート:厳密には鎖の穂先部分よ 壁に刺さっていながら跡が残らない・・何故そうなったのか断定できる要因が分からないけど・・おそらくチェイサーであるあなた自身の感情や思いが鎖にも反映されたんじゃないかしら・・・ カイン:感情・・・理屈っぽい博士からそんな考えが出てくるとは思わなかったな フィート:事実起きていることだもの 考えられる要因は全てに可能性を疑わないと リンク:カイン先輩の優しい心が鎖にも表れて・・刺しても傷つかないものになったのかな? カイン:優しい心ぉ・・?? リンク:うん!カイン先輩優しいもん!人間を守る正義のヒーローって感じ!いかにもね! フィート:そうね・・・一度火がついたらどこまでも諦めない頑固さ 理屈に関係なく仲間を思いやる そんな所あるものあんた カイン:っ・・・・なんだよ全く・・ リンク:あーーーっ!先輩照れてるぅ カイン:・・!!う・・うっせ・・っ フィート:とにかくあの時あなたの出す鎖は 今までの限界を超えて新しい境地に入ったってことだわ そうね・・・痕跡を残さない鎖の穂先・・ゼロインプレッションと名付けましょ カイン:おー!いいなそれ!さすが博士だぜ・・!オレが考えてたスーパーワインダーハイスピードよりいいぜ!! リンク:・・・・・・・・・・。 フィート:あんたのセンスに任せてたらチェイサーの品格が危ないわね・・・ 0:フィート 壁に立てかけてあるリンクの武器 ステルバインダーを見る フィート:それにしても・・ナツレもまた面白いものを作ったわねぇ 天才のアタシの妹なだけあるわぁ カイン:確かにすげーけど・・・正直こいつ以外扱えるやついないと思うぜ・・・とんでもない重さだからなこれ リンク:そうそう!ねぇフィート博士!アレス先輩に言われたんだけどウチってチェイサーの素養があるみたいなの! フィート:ああ・・うん 聞いたわよ二人からね でもごめんなさい・・あなたの分のチェインパックは残念ながら作る事は出来ないわ リンク:・・!?えええーーーーーーー??何でですかぁ!? フィート:元々チェイサーは二人のみって決めてたの パックも二つだけにしてお互いを繋ぐ特別なアイテムとしてね・・三つめ以降を作っても他の二つと連携させることも出来ないし二人ほどの鎖を出せるものにはならないわ フィート:そもそもリンク あなたの血液型じゃチェイサーに変身して戦う事が出来ないわ リンク:・・!! フィート:Rhマイナスの中でも特にRh因子の少ない血液だったからこそ・・わずかに鎖を出せるほどまでに変身は出来たけど・・やっぱり二人と同じタイプの血液じゃなければ長時間の変身が出来ないわ これはどんなに改良を重ねても天才のアタシにも不可能・・ リンク:そんなぁ・・・ カイン:んーーーー・・ちょっと残念だなオレも 単純にチェイサーが増えたら面白そうだと思ったし リンク:カチカチおっぱいおもしろかったのになぁ・・・仕方ない たまに先輩たちのを暇な時に借りて変身させてもらおっ! カイン:!?・・ば・・バカッ・・・そんな事の為に貸せるかよ・・っ!変な経験値が蓄積されたらどうすんだっ! フィート:ま ナツレにも悪い気がするし あなたはあなたの戦闘スタイルをこれからも追求していくのがいいんじゃないかしら? リンク:はーーい 0:夕方 路地を歩き帰宅途中のアレス アレス:・・・・・・・・。 アレス:(今日また研究所に行こう・・・博士からしっかり説明をしてもらいたい・・・・。) プレアソリッド:みっけ アンタがアレスだね? アレス:!・・・・・・・・。 プレアソリッド:なんだよリアクション薄いね 新しいプレアだぞ 見慣れるもんじゃないだろう アレス:見慣れた 次から次へと・・・喋れるプレアはどいつもこいつも腹の立つ奴ばかりだな・・・・ プレアソリッド:フッ・・ 0:アレス チェインパックを徐ろに取り出し変身する アレス:どんな能力があるかしらんが速攻で滅ぼす 特に興味も無いんでな プレアソリッド:この時を待っていたよ・・・・チェイサー・・! 0:アレス 片手から5本の鎖をプレアに放つ プレアソリッド:・・・・・。 アレス:・・・?? 0:プレアソリッド 微動だにせず鎖に巻かれる アレス:何のつもりだ・・?何を狙っている・・? プレアソリッド:フッフッフ・・・ 0:アレス 巻きつけた鎖を絞めて圧迫する アレス:!?・・っ!! 0:アレス 鎖を咄嗟に解いて距離を置く プレアソリッド:・・・さすが  アレス:・・・・・あのまま絞めてたらこっちの鎖が砕かれてたな プレアソリッド:繊細かつ俊敏・・・カインと違って実にテクニカルなチェイサーだよ君は アレス:貴様に言われる筋合いは無い プレアソリッド:でも抜かれちゃったんだっけ?速さは・・ アレス:ッ・・・何なんだ貴様・・・今までの硬質化したプレアとはワケが違う・・・硬過ぎる プレアソリッド:フッフッフッフ・・・手も足も出ないだろう? アレス:この時を待っていたと言っていたな・・・どういう事だ 単に今まで滅ぼされたプレアの報復なんかじゃなさそうだが・・ プレアソリッド:僕に興味なんて無かったんじゃないの? アレス:いいから答えろ・・ッ!! プレアソリッド:細かい事情は面倒臭いから言わないよ 君らチェイサーととにかく戦って勝ちたかったのさ もちろん殺す事でね アレス:戦闘狂な性格・・とは考えづらいな 余裕があるだけかもしれんが プレアソリッド:僕はプレアソリッド 見ての通り硬度が自慢の究極の進化型プレアさ 君らの攻撃は一切受け付けない・・ アレス:まぁそう早まるな・・・ 0:アレス 右腕から巨大な剣型の穂先 スピアヘッドクローを出し構える アレス:試してやる プレアソリッド:フフフフッ・・・お好きに アレス:ッ・・!!!! 0:プレアソリッドに向けて巨大なスピアヘッドクローが放たれる プレアソリッド:・・・・・・・ッ・・・フッ アレス:・・・・・・・・・。 0:スピアヘッドクローを粉砕 アレスの黒い鎖を掴むプレアソリッド プレアソリッド:結果が出たね・・・ ではお終いにしようか・・・っ! アレス:っ・・!! 0:鎖を引っ張り拳を構えるプレアソリッド プレアソリッド:高い防御は即ち そのまま強力な攻撃になるんだよ アレス:ぐっ・・!!! 0:プレアソリッドの超硬質の殴打が炸裂 砕け散る音が鳴り響く プレアソリッド:・・・・・・・ほんとに見事な機転だね アレス:・・・はぁ・・・はぁ・・ プレアソリッド:僕の掴んだ鎖を自分で咄嗟に切断して ワインダーハイスピードを使って逃れたか・・ アレス:・・・くそっ プレアソリッド:今ここで君をやれないのは残念だけど 僕はスピード自慢では無いからね・・あとの仲間にも伝えなよ まとめて僕が滅ぼしてやる アレス:指図するな化けもんめ・・・ 0:アレス 敢え無くその場を去る プレアソリッド:人間を襲うことに興味なんてないんだ・・・君たちを倒したい・・・僕は・・・ 0:再びフィートの研究所へ フィート:さぁて・・・問題はあの子ね・・モグモグ リンク:フィート博士って・・・こんなによく食べるのに全然太ってないの何でなの・・・むしろ凄いスタイル良いし・・うらやましぃい・・・ カイン:なんか ずっと頭使ってるからどんどん腹減るらしいぞ あと胸だけに栄養が行くのか・・・それより問題ってアレスの事か? フィート:ええ あんたがこんな能力に目覚めたんだもの あのプライドの高いアレスがこのまま黙ってるワケが無いわ いや・・プライドがあるからこそ今まですぐにはここには来なかったとも思うわ・・ カイン:・・・・・あいつには使えないのか?ええと・・・ゼロインプレッション が アレス:ダメだ カイン:・・!! リンク:うぉわびっくりした!アレス先輩おかえりなさーーい アレス:あれから試してみたさ・・何度もな ワインダーハイスピードを何度も限界以上に酷使すれば同じ現象が起きると思って・・だが・・限界が来たら変身が解けるのみで・・何も変わった事は起きなかった・・ カイン:・・・・・・。 アレス:どうやらそれは お前だけの能力という事だ カイン:アレス・・・ アレス:博士 教えてください・・カインにあの能力が目覚めた理由と・・ フィート:ほーーらね・・ アレス:ボクにはどんな力が隠されているのか リンク:教えてあげてフィート博士!この先また新しい強いプレアと戦う時の為にも・・あとアレス先輩の為にも・・ アレス:新しいプレアにはさっき遭って戦って来た・・・ カイン:何っ・・!! アレス:今までのどのプレアよりも硬い防御特化型・・・プレアソリッドと名乗っていた 可能な限りの攻撃を仕掛けたつもりだが全く通用しなかった・・・ フィート:そう・・なのね・・・はぁ・・ カイン:マジか・・なんかオレの新しい力でもダメそうだな・・・ アレス:奴はボク達を殺すまで狙い続ける お願いします博士 フィート:カイン リンク ゼロインプレッションの説明をあとでよろしく そしてアレス あなたにどんな可能性が眠ってるかはすぐには答えられないわ 検査して探るのにアタシ一人よりももう一人助けを呼ぶわ・・ カイン:ナツレさんに来てもらいますか? フィート:いえ・・あの子よりも適任なのがいるわ・・ リンク:・・?? 0:フィート メモを取り出してそこに書き殴り終わると カイン達に渡す フィート:ここに行ってこの人を連れて来てちょうだい カイン:・・・??ここは・・・ 0:カイン アレス リンクの一行 とある大学に向かい 正門前に到着 リンク:・・・・大学よねここ カイン:医学部の第六研究室に大概こもってる らしいぜ・・・・どんな人だろ 知り合いの教授でもいんのかな アレス:人体 生物学の専門家って事だろうな 0:研究室前まで到着 カイン:ここだな・・・ん・・・あれ・・開かねぇ・・っ リンク:誰もいないのかな アレス:無駄足か・・ちっ・・ カイン:焦んなよ 知ってる人がいないか聞いてみようぜ リンク:あっ・・ 0:赤毛の一人の学生が通りかかる リンク:すいませーん!人を探してるんですけど ロットさんって方知りませんか? ロット:・・・?はい・・・アタシがロットですけど アレス:・・!! カイン:うぇっ・・この人が・・? リンク:フィート博士の知り合いって・・・学生だったの!? ロット:?・・お姉様から? カイン:お姉様ぁ??? アレス:博士のもう一人の妹・・・あんたの事だったのか カイン:もう一人・・・って 博士って3人兄弟だったのか!? リンク:姉妹ですよ先輩 なるほど言われてみれば確かに・・・・むむ・・美人ね スタイルもいい・・・さすがフィート博士の妹なだけ・・いや・・・あの人はまた別格な気もするけど・・・・ カイン:ええと・・・博士とナツレさんの間・・って事か?? アレス:何でだ まだ学生なんだからナツレさんの妹だ ロット:・・・ええ アタシはまだ一年で ナツレちゃんより3年下の三女です カイン:(ナツレちゃん・・・いや オレも見た目に惑わされて順番間違えたけど・・) ロット:ええっと・・あなた達は・・・ リンク:あー・・ごめんなさい一方的に話して!ウチらは・・ ロット:もしかしてチェイサー・・・ですか カイン:!! アレス:・・・話が早くて助かります フィート博士から・・いや・・ボク達のお願いであなたを呼びに来ました どうか一緒にこの後来て頂けませんか お願いします ロット:・・・・・・・。 リンク:(いいなぁ・・アレス先輩からあんなお誘いされて・・・) 0:フィートの研究所へ ロットを伴ったカイン達到着 フィート:ロットーー!久しぶりーー!! ロット:お姉様・・・ フィート:ごめんね 疲れてるところ あんたに協力して欲しいことがあってさ・・ ロット:うん 大丈夫よ 話はアレスくん達から大体聞いたわ・・アレスくんの・・チェイサーとしてのポテンシャルを引き出す為に身体を・・・もしかしたら感情に左右される点もあるから心理や精神の方も検査して行くんだよね? フィート:正直アテも途方もない事だけど よろしく頼むわ アレス:いや・・必ず見つける お願いします 0:白衣を着て準備をするロット リンク:わぁ・・・やっぱ白衣が似合うなぁー・・さすが天才科学三姉妹・・ カイン:すげーなぁ まだ学生でオレらとトシも同じくらいで博士より医学に詳しいんだろ? ロット:でもお姉様は次元がまた違うわ アタシの年齢の頃には博士号を得ていたもの・・・ カイン:ほぇ〜〜・・・ フィート:ロットーー!こっちよ〜〜 ロット:では・・ 0:検査開始 待機組のカインとリンク カイン:新しいプレア・・・オレも見てみてぇな・・・ リンク:・・・どんな戦いをすれば倒せるんだろ・・アレス先輩の攻撃が全部効かないなんて・・・ カイン:そいつの防御を上回るパワーがなきゃいけねぇのか・・・何か弱点をつく必要があるのか・・・ リンク:弱点?? カイン:いや・・例えばと思ってよ・・・前代未聞だよな お前も知ってる通りプレアは全て鎖で圧迫して一定以上の負荷がかかれば撃退できる・・・今まで例外はねーな・・・ リンク:アレス先輩の新能力に期待するしかないのかな・・ カイン:いや・・オレ達もやれる事はやろうぜ リンク:うん!協力すれば突破口が見つかるかも! 0:待つ事数時間 カイン:・・・・んーーーーこりゃ今日はここにお泊まりコースかなあいつ・・ リンク:まだかかりそうかな・・・ カイン:オレ達は帰るか・・・家まで送っていってやろ・・いや そんなタマじゃねーかお前は リンク:ひっどーーい!ちょっと今嬉しくてトキメキそうだったのにぃ! カイン:・・・どんだけちょろいんだよ・・・わかったよ・・んじゃ行くぞ 0:3人が戻ってくる フィート:あら まだいたのあんた達 カイン:!!終わったのか? アレス:・・・・。 リンク:・・・・アレス先輩? フィート:まだ今日これだけの時間じゃ何ともって感じだわ・・・ ロット:ゴメンねアレスくん 明日からまた頑張って見つけましょ アレス:いえ・・ありがとうございます フィート:まだ根拠は無いけど・・アレス あなたの最も強い心理は目的を成し遂げようとする執念深さのようなものだと思うわ・・ アレス:・・・・・。 フィート:プレアに対してその感情がどう作用してどんな能力が生まれるか・・・ アレス:執念・・・・ ロット:・・・・・。 0:カイン達3人 研究所を後にし帰路へ カイン:なぁアレス・・・リンクと少し話してたんだけどよ・・・そのプレア 攻撃が通じそうな弱点みたいな部分があるって可能性はないかな アレス:・・・さぁな そんなゲームのモンスターみたいな事は正直考え難いが・・ カイン:・・・・やっぱそっかぁ アレス:カイン カイン:?・・・どうした? アレス:少し付き合え リンクも悪いが来て欲しい リンク:・・?? 0:アレス 少し離れた開けた場所に二人を連れて移動 カイン:・・・?なぁ どうしたんだよアレス アレス:・・・ボクと今戦え カイン:!?なっ・・ リンク:えっ・・・ カイン:なに言ってんだよお前・・今日結果が出なかったからって・・・実戦してきっかけをつかもうって事か?焦んなって言っただろうがよ! アレス:呑気なもんだな・・・新しいプレアが出たんだぞ 倒せる見込みがない程の・・・お前のプレアに対する闘志はそんなものなのか? カイン:なんだと・・っ リンク:ちょ・・ちょっと二人とも・・! アレス:リンク 君は立会人だ・・よく見ていて欲しい カイン:アレス・・っ・・・ アレス:目的はそれだけじゃない・・ 今のお前とボクと・・・どれほどの差があるか確かめてもおきたいしな・・・ カイン:・・!! アレス:正直 お前もそうだろ カイン:・・・だったら・・っ あれやればいいじゃねーか!チェインヴォルヴ 合体してどっちの鎖が多く影響を受けるk・・ アレス:(被せ気味に)受けろ お前に戦う意思がなくてもこのままボクはいくぞ・・生身のままのお前でも・・!! カイン:っ・・・アレス・・!! 0:アレス チェイサーに変身 カイン:この頑固な馬鹿野郎が・・・っ 0:カイン 変身 リンク:っ・・・・。チェイサー同士の戦いなんて・・・一体どうなっちゃうの・・ 0:アレス 全身から鎖をカインに射出 カイン:っ・・!!くっ・・・!! 0:カイン ワインダーハイスピード発動 距離を置く アレス:本気で来い・・!新能力でも何でも使って・・・ボクを倒してみろ・・!! カイン:・・・・っ・・・・本気なんだな・・ アレス:手を抜くつもりは無いし 意味が無い カイン:・・っ!! 0:カイン スピアヘッドクローを出し アレスに斬りかかる カイン:うぉおお・・・っ!!! アレス:っ・・!!! 0:アレス 先程放った鎖をカインに向けて追尾させる カイン:!?・・・・くっ・・ 0:カイン 斬りかかる直前にワインダーハイスピードで軌道を変える アレス:甘いな・・・っ 0:アレス 同じくワインダーハイスピードでカインに接近 蹴りを見舞う カイン:ぐ・・ぅ・・・!! リンク:・・・っ! 0:アレス 吹き飛ぶカインに追い討ちでスピアヘッドアックスを叩き込む アレス:はぁああ・・・っ!!! カイン:・・・っ・・ぅ・・・アレスーーーーーーーーーーーッ!!!! 0:カイン 全身の紋様が強く光る アレス:!! 0:カイン ゼロインプレッションでアレスの背後に接近 アレス:速いっ・・ カイン:っらぁああ・・!!! 0:カイン アレスを殴り飛ばす アレス:ぐっ・・!! リンク:ぅ・・・!・・・ぁ・・・・・ カイン:うぉぁああああ・・・!! 0:カイン スピアヘッドクローを出して追撃 アレス:くっ・・そ・・!!!ナメるなぁあ・・!! 0:アレス 大型のスピアヘッドクローを振り受け止める カイン:・・・っ・・!!!! アレス:自惚れるなよ・・・っ・・カイン・・っ!!! カイン:お前こそ・・!!いつまでもオレを見下してんじゃねぇ・・・!!! 0:スピアヘッドクローの鍔迫り合い 激しく火花が飛び散る リンク:・・・や・・・やめて・・・もう・・・ カイン:っ・・・ぐ・・・く・・・・!! 0:剣の重みの差でカインが後退していく アレス:おおおおおおっ・・!!! カイン:・・!?うぉ・・お・・・!!!? 0:カイン 急激に姿勢を崩してよろめく アレス:もらった・・!! カイン:くっ・・そ・・!!! 0:カイン ワインダーハイスピードで移動しようとする リンク:もういい加減にして・・!!!二人共ーーっ!!! 0:リンク 大剣にしたステルバインダーで二人の間に割って入る カイン:・・・っ!!・・・・・・。 0:カイン アレスのスピアヘッドクローとステルバインダーを受けてアレスの腕を掴む アレス:・・!? カイン:ぐ・・っ・・・ 0:カイン アレスの頭部を殴り飛ばす カイン:いい加減にしろ馬鹿野郎 アレス:っ・・・・ 0:カイン 変身を解く カイン:リンク泣かすなよ リンク:・・っ・・ひっく・・・・ アレス:・・・・・。 0:アレス 変身を解く カイン:暴れ足りねーんなら明日また相手してやる 今日はもうやめとけ アレス:・・・・・・・いや・・・もういい・・・ カイン:・・・・。 アレス:悪かった・・・ 0:アレス 帰路へ去る 0:翌日 フィートの研究所  フィート:!?二人ともどうしたのその傷・・・!? カイン:転んだ アレス:自主練です フィート:はい察した!!!バカなの!?チェイサー同士で戦うなんて・・!!プレアを倒す存在が自滅し合うかもしれないって考えられないの!!?すぐに結果を出そうとして焦ってそれで掴めたきっかけが新しいプレアを倒せる手段になるとは限らないでしょうが!! ロット:・・・・・。 カイン:はぁ・・・やっぱバレるか アレス:・・・すみませんでした  フィート:あんたが発端で二人を巻き込んだんでしょ ったく・・・ リンク:見てたのってくらい言い当ててる・・・二人の事分かり過ぎでしょ・・ カイン:お前らしくもねぇ・・情緒不安定過ぎるぜ昨日のお前・・・ アレス:・・・・・・。 リンク:アレス先輩・・・ フィート:・・・・・はぁ フィート:ねぇアレス・・・話していいんじゃない?あんたの事  カイン:・・? フィート:この二人は あなたにとって信頼出来る仲間でしょ・・? リンク:・・・・・。 アレス:・・・・・分かりました ただ・・・ボクの口からは言いたくありません・・・ フィート:分かったわよ アレス:すみません・・・ ロット:アレスくん・・・お姉様・・一体何があったの・・? フィート:2年前 プレアが初めて発見されて半年ぐらいの時だわ アレスは・・プレアが引き起こした都心街の倒壊事故によって妹を亡くしてるの・・・ カイン:・・!! リンク:っ・・・! アレス:・・・・・・・。 フィート:アタシもプレアを追ってずっと研究してたから・・ある時プレアに無謀にも生身で挑もうとするこの子をたまたま見て引き止めたの・・それがアレスとの初対面 狂犬を捕獲したような気分だったわ ロット:そんな事が・・・ フィート:この子の気持ちを汲んで協力していくうちに発見したのが 特殊な血液による鉄分増幅制御・・ カイン:チェイサーの考案か・・それが始まりだったんだ・・ ロット:肉親が被害に遭っていたなんて・・・プレアにずっとチェイサーとして復讐していたのね・・ フィート:この子・・普段はこんなんでも なんやかんやあんたら二人に優しいでしょ? カイン:・・・・っ・・・ リンク:・・・・うん アレス:それ以上は蛇足です 事情がどうあれ取り乱した事はすみません・・・二人も・・ カイン:もういいって リンク:次からはちゃんと言って相談してくださいよ ウチら仲間なんですから! アレス:・・・すまん フィート:さ じゃあ今日も調べて参りますかね 美人姉妹サイエンティストが・・・ カイン:(マッドサイエンティストだろ) フィート:何て言った? カイン:・・!?? リンク:あの・・・フィート博士・・ロットさん・・・ フィート:・・? リンク:ウチ・・・分かったかもしれない 昨日先輩達の喧嘩見てて・・・アレス先輩の新しい能力が・・ ロット:・・!? 0:プレアソリッドとアレスが遭遇した街道 プレアソリッド:・・・・・・・。 カイン:・・っ!!もしかしてあいつか・・っ! リンク:あれが・・・ プレアソリッド:やっと来たか・・・ちゃんと皆さんお揃いで 待ちくたびれたよ アレス:ずっとここに居たのか  プレアソリッド:そうさ カイン:てめぇ・・今までどれだけ暴れて来たんだ・・っ どれだけの人に被害を出した・・!! プレアソリッド:・・・・・・・誰も? カイン:あ!? アレス:・・!! プレアソリッド:人間を襲うことに興味がないんだよ  リンク:どういう意味よ プレアソリッド:君はまぁどうでもいいけど・・僕の目的は君たちチェイサーを殺すことだからね カイン:・・??だからどういう意味だっつってんだろ 説明しろ プレアソリッド:はぁ・・・面倒だから説明はしたくなかったんだけど・・・ アレス:・・・・。 プレアソリッド:僕が敵対心を持つのは人間じゃない・・・プレアだ アレス:・・・!? プレアソリッド:プレアでも進化した一部のプレアだけどね 奴らは運よく選ばれただけだってのに自分の力を誇示するあまり他の進化出来なかったプレアを見下している カイン・・君が前に言った通りだよ カイン:・・・・・。 プレアソリッド:今こうして進化出来て今まで偉そうな振る舞いを続けて来たプレア共を見返してやろうと思ったけど・・君達チェイサーがことごとく倒してくれちゃったからね・・・ アレス:それでボクたちを殺すことで貴様の気が晴れると プレアソリッド:そゆこと カイン:イカれてやがる・・・ プレアソリッド:リンク そういや君も結構いい活躍してたね・・・決めたよ・・君も殺す リンク:っ・・・元より戦う覚悟よ 0:アレス 鎖を飛ばす プレアソリッド:・・・・・。 0:プレアソリッド 微動だにせず 鎖を受けて弾く アレス:さっさと始めるぞ お前の思惑などやっぱり下らないものだったからな プレアソリッド:フッフッフッ・・・! カイン:おいアレス!作戦忘れんなよ・・! アレス:分かってる リンク:はぁああ・・っ!!! 0:リンク 大剣にしたステルバインダーで斬りかかる カイン:おらっ・・!! 0:カイン 鎖を飛ばす プレアソリッド:何を企んでいるか知らんが・・っ!! 0:プレアソリッド 二人の攻撃を受けながらリンクに接近 カイン:っ・・・マジでめちゃめちゃ固ぇ・・!! プレアソリッド:まず一人目!! リンク:・・くっ!! プレアソリッド:・・・!?・・っ・・・!! カイン:させるかよ・・!! 0:カイン ゼロインプレッションの超スピードを乗せた蹴りを叩き込む プレアソリッド:・・・何・・だと・・ リンク:そっか・・ゼロインプレッションは刺さった跡が残らない特殊な鎖・・硬度に関係なく刺して攻撃出来るんだ・・っ プレアソリッド:・・・・僕がよろめくなんて・・っ これほどのスピードが・・・ リンク:はぁ・・!! 0:リンク ステルバインダーから鋼鉄の網を射出 プレアソリッド:・・!!こんなもの・・っ時間の無駄だよ・・っ・・・何の役にも立ちはしない・・!! リンク:少しでも時間を稼げるなら結構よ・・・ プレアソリッド:・・・!?ぐ・・ぅ・・!! 0:カイン 続けて攻撃を繰り出す カイン:こうやってお前を弱らせていけば・・っ!!鎖で捕縛出来るほどになんじゃねぇのか・・・!! プレアソリッド:・・・・フッ・・面倒だな・・・その能力・・・ カイン:うぉおおおおお・・!!! 0:(回想)フィートの研究所 ロット:まさか・・そんな事が出来るの・・・? フィート:考えもしなかったわ・・・もし本当なら今までのどの能力よりも強力な鎖になる・・ ロット:カインくんのゼロインプレッションもそうだけど・・・理屈の範疇を超えているわ・・ カイン:アレス・・・気づいてたのか・・? アレス:・・・・・思い返せば・・ リンク:カイン先輩逆に分かんないんですかぁ!?食らってた当事者が アレス:いいんだ こいつはいつも鈍い カイン:っ・・・! ロット:何がきっかけでその能力が発揮されたか・・問題はどうすればまたそれを使えるか・・ フィート:アレス・・それがプレアを倒すキーになるなら・・あなたは下手に前に出ちゃダメよ アレス:・・・・。 カイン:オレとリンクでまずは牽制ってことか・・・ リンク:分かったわ! アレス:・・・・・・だが 万が一のことがあればいつでも出る・・ 頼んだぞお前ら・・ 0:プレアソリッドとの戦いへ カイン:・・・!? プレアソリッド:ふんっ・・・!!! 0:プレアソリッド カインのゼロインプレッションの蹴りを受け止める カイン:耐えやがった・・・!? プレアソリッド:終わりだよ 0:プレアソリッド 超硬質の拳でカインの利き足を殴打 カイン:・・ッ・・ぐぁあ・・あ・・!!! リンク:カイン先輩・・!!! アレス:カイン・・!! プレアソリッド:これでもう動けまい・・ アレス:貴様・・っ・・ 0:アレス 鎖を放つ プレアソリッド:それがどうしたァ・・!! 0:プレアソリッド 鎖を物ともせずアレスに接近していく リンク:させない・・っ!! 0:リンク プレアソリッドの前に立ちはだかり ステルバインダーを振り下ろす プレアソリッド:・・・っ・・鬱陶しい せいぜい盾になるだけの存在のくせに・・っ!! リンク:言ったでしょ・・・時間稼ぎだろうが・・盾だろうが・・結構だって・・・あなたを・・プレアを倒せるなら・・っ!カイン先輩と・・アレス先輩と・・っ・・・3人で戦ってるんだもの・・っ!! プレアソリッド:こざかしいんだよ・・!! 0:アレス 鎖を再び放つ プレアソリッド:・・・っ・・・さっきから何だ・・何を狙っているんだ・・ アレス:・・・くっ カイン:アレスしっかりしろ・・・っ お前にかかってるんだぞ・・オレとの・・昨日の戦・・いを・・思い・・だせ・・っ・・!! アレス:・・・っ分かっている!!気が散る・・っ・・ プレアソリッド:とにかくまずは・・っ!! 0:プレアソリッド 大剣ステルバインダーを跳ね除けリンクの腹部を殴打 リンク:っ・・!!が・・はぁ・・・っ・・ アレス:・・・っ・・・リンク・・・! プレアソリッド:終わりだアレス・・!! 0:アレスに向けて拳を繰り出すプレアソリッド プレアソリッド:ぐっ・・!!? カイン:・・・やら・・せるか・・よ・・ 0:カイン 倒れた姿勢からゼロインプレッションでプレアソリッドに飛びつき動きを止める プレアソリッド:くたばりぞこないが・・・いいだろう 今とどめを刺してやる・・!! 0:プレアソリッド カインを振り解き心臓部を踏み潰す カイン:が・・ぁ・・あああ・・・っ!!! アレス:・・っ・・!!!! リンク:カイ・・ン・・・せん・・ぱ・・・ アレス:ーーーーーーーーっ!!!!! 0:アレス 全身の紋様が強く光り出す アレス:やめろーーーーー・・っ!!!!! 0:アレス 鎖を数本プレアソリッドに放ち突き刺す プレアソリッド:ぐぅ!!・・ぐ・・・なに・・・っ・・刺さっただと・・!!何故・・・・・ カイン:アレス・・っ・・ プレアソリッド:細い鎖の穂先・・っ?・・・バカな・・こんな小細工で・・・有り得ない・・・っ アレス:ああ・・当然そんな事でお前に傷をつけられるとは思ってないさ・・ プレアソリッド:っ・・・!!何だ・・・鎖が太く・・・いや違・・う・・・重・・い・・っ・・!!? アレス:ソリッドグレイブ・・・貴様を葬る為の・・ボクの新たな力だ・・ プレアソリッド:・・っ・・鎖を加重させる能力だと・・・全ての攻撃が底上げされただと・・・っ・・ぐぁ・・あ・・ 0:プレアソリッド 加重された鎖に耐えられず倒れ込む プレアソリッド:くっ・・う・・・ アレス:一つ聞かせろ 残ったプレアはあとどれだけいる? プレアソリッド:・・・さぁ・・てね・・・僕たちはプレアの感覚を共有出来ても・・明確に居場所や強さまで分かるわけじゃない・・君達の脅威となるプレアがどれだけ選ばれていることやら・・ アレス:・・・?さっきも言っていたな・・・選ばれてるとはどういうことだ・・・プレアの進化は自然なものではないとでも言うのか・・!? プレアソリッド:二つ目だよそれ・・・ふっ・・遅かれ早かれ分かるさ・・わざわざ僕が言わなくても・・ カイン:・・!? プレアソリッド:負けちゃったね・・・プレアフェンサー と同じだ・・満足だよ・・僕ももう・・ アレス:・・・っ 0:アレス プレアソリッドに鎖を巻きつけソリッドグレイブで加重させた状態で圧迫 撃退 カイン:・・やったな すげぇぜ・・・アレスならではの能力って感じだな・・ アレス:ふっ・・まだまだお前に遅れは取らんさ・・ リンク:カイン先輩・・歩ける・・?おんぶしよっか? カイン:うぇっ・・?いいよお前だって負傷してるし・・・その武器持ちながら無理だろうよ・・・ アレス:ボクがステルバインダーを持つ おぶってやってくれ カイン:・・・っ!! リンク:はーい ん・・しょっ・・と 0:カイン リンクにおぶられアレスと共に帰路へ カイン:・・・・なぁ お前の武器とどっちが重い? リンク:んーーー・・・ステルバインダーかな? カイン:(オレ68kgあるんだぞ・・・・) アレス:カイン 今日ばかりは先に一度戻るぞ こんな状態で買い出しなんて無理だ カイン:・・ああ でもその後みんなでパーーっとやりてぇな・・・ロットさんもせっかく来てくれたんだ・・好物なんなんだろうな・・ リンク:やっぱりカイン先輩やさし アレス:・・・ヤツの最後に言ったことだが・・ カイン:ああ・・いったいどういう事なんだろうな・・ リンク:プレアの更なる親玉みたいなのがいるって事・・? アレス:・・・どうだろうな 0:フィートの研究所 リンク:ただいま〜〜フィート博士 フィート:おかえりなさい!・・・・また派手にやられてるわね・・・ カイン:悪りぃ博士・・・まだ買えてないんだ今回の フィート:いいわよそんなの 無事でよかったわ アレス:・・・・ロットさんは? フィート:また学校に戻っちゃった 結果は後でアタシの方から伝えておくわ  カイン:そっか・・・ アレス:・・・・。 フィート:たまにはアタシが用意するわよ 少し待ってなさい リンク:えーー!フィート博士の手料理!?気になる・・!やったーーー カイン:オレはちょっと心配だが・・まっ 何だって食ってやるかーー! アレス:手伝いますよ博士・・・ 0:おわり

0:フィートの研究所 カインとリンクが訪問中 チェイサーの変身アイテムである白いチェインパックを囲んでいる カイン:別の物質・・!? フィート:そうとしか考えられないわ・・あなた達のその戦いの話を聞いて何度も考えたけど・・・ リンク:チェイサーの生みの親であるフィート博士にも 分からないことがチェイサーにはまだまだあるんだ・・ フィート:チェイサーの産み出す鎖は 戦いの経験を学習していく・・どれほどの硬度を持ったプレアを縛ってきたか・・体のどこから鎖を出すことが多いか どれぐらいの長さの鎖を出したか 鎖の射出したスピードは またはどれだけの攻撃を受けると砕けるか とかね 経験を重ねるほど強力にスムーズに速く鋭くなっていくわ カイン:あの時オレが出してた鎖は・・・ただの鋼鉄じゃなくなってたってことか? フィート:厳密には鎖の穂先部分よ 壁に刺さっていながら跡が残らない・・何故そうなったのか断定できる要因が分からないけど・・おそらくチェイサーであるあなた自身の感情や思いが鎖にも反映されたんじゃないかしら・・・ カイン:感情・・・理屈っぽい博士からそんな考えが出てくるとは思わなかったな フィート:事実起きていることだもの 考えられる要因は全てに可能性を疑わないと リンク:カイン先輩の優しい心が鎖にも表れて・・刺しても傷つかないものになったのかな? カイン:優しい心ぉ・・?? リンク:うん!カイン先輩優しいもん!人間を守る正義のヒーローって感じ!いかにもね! フィート:そうね・・・一度火がついたらどこまでも諦めない頑固さ 理屈に関係なく仲間を思いやる そんな所あるものあんた カイン:っ・・・・なんだよ全く・・ リンク:あーーーっ!先輩照れてるぅ カイン:・・!!う・・うっせ・・っ フィート:とにかくあの時あなたの出す鎖は 今までの限界を超えて新しい境地に入ったってことだわ そうね・・・痕跡を残さない鎖の穂先・・ゼロインプレッションと名付けましょ カイン:おー!いいなそれ!さすが博士だぜ・・!オレが考えてたスーパーワインダーハイスピードよりいいぜ!! リンク:・・・・・・・・・・。 フィート:あんたのセンスに任せてたらチェイサーの品格が危ないわね・・・ 0:フィート 壁に立てかけてあるリンクの武器 ステルバインダーを見る フィート:それにしても・・ナツレもまた面白いものを作ったわねぇ 天才のアタシの妹なだけあるわぁ カイン:確かにすげーけど・・・正直こいつ以外扱えるやついないと思うぜ・・・とんでもない重さだからなこれ リンク:そうそう!ねぇフィート博士!アレス先輩に言われたんだけどウチってチェイサーの素養があるみたいなの! フィート:ああ・・うん 聞いたわよ二人からね でもごめんなさい・・あなたの分のチェインパックは残念ながら作る事は出来ないわ リンク:・・!?えええーーーーーーー??何でですかぁ!? フィート:元々チェイサーは二人のみって決めてたの パックも二つだけにしてお互いを繋ぐ特別なアイテムとしてね・・三つめ以降を作っても他の二つと連携させることも出来ないし二人ほどの鎖を出せるものにはならないわ フィート:そもそもリンク あなたの血液型じゃチェイサーに変身して戦う事が出来ないわ リンク:・・!! フィート:Rhマイナスの中でも特にRh因子の少ない血液だったからこそ・・わずかに鎖を出せるほどまでに変身は出来たけど・・やっぱり二人と同じタイプの血液じゃなければ長時間の変身が出来ないわ これはどんなに改良を重ねても天才のアタシにも不可能・・ リンク:そんなぁ・・・ カイン:んーーーー・・ちょっと残念だなオレも 単純にチェイサーが増えたら面白そうだと思ったし リンク:カチカチおっぱいおもしろかったのになぁ・・・仕方ない たまに先輩たちのを暇な時に借りて変身させてもらおっ! カイン:!?・・ば・・バカッ・・・そんな事の為に貸せるかよ・・っ!変な経験値が蓄積されたらどうすんだっ! フィート:ま ナツレにも悪い気がするし あなたはあなたの戦闘スタイルをこれからも追求していくのがいいんじゃないかしら? リンク:はーーい 0:夕方 路地を歩き帰宅途中のアレス アレス:・・・・・・・・。 アレス:(今日また研究所に行こう・・・博士からしっかり説明をしてもらいたい・・・・。) プレアソリッド:みっけ アンタがアレスだね? アレス:!・・・・・・・・。 プレアソリッド:なんだよリアクション薄いね 新しいプレアだぞ 見慣れるもんじゃないだろう アレス:見慣れた 次から次へと・・・喋れるプレアはどいつもこいつも腹の立つ奴ばかりだな・・・・ プレアソリッド:フッ・・ 0:アレス チェインパックを徐ろに取り出し変身する アレス:どんな能力があるかしらんが速攻で滅ぼす 特に興味も無いんでな プレアソリッド:この時を待っていたよ・・・・チェイサー・・! 0:アレス 片手から5本の鎖をプレアに放つ プレアソリッド:・・・・・。 アレス:・・・?? 0:プレアソリッド 微動だにせず鎖に巻かれる アレス:何のつもりだ・・?何を狙っている・・? プレアソリッド:フッフッフ・・・ 0:アレス 巻きつけた鎖を絞めて圧迫する アレス:!?・・っ!! 0:アレス 鎖を咄嗟に解いて距離を置く プレアソリッド:・・・さすが  アレス:・・・・・あのまま絞めてたらこっちの鎖が砕かれてたな プレアソリッド:繊細かつ俊敏・・・カインと違って実にテクニカルなチェイサーだよ君は アレス:貴様に言われる筋合いは無い プレアソリッド:でも抜かれちゃったんだっけ?速さは・・ アレス:ッ・・・何なんだ貴様・・・今までの硬質化したプレアとはワケが違う・・・硬過ぎる プレアソリッド:フッフッフッフ・・・手も足も出ないだろう? アレス:この時を待っていたと言っていたな・・・どういう事だ 単に今まで滅ぼされたプレアの報復なんかじゃなさそうだが・・ プレアソリッド:僕に興味なんて無かったんじゃないの? アレス:いいから答えろ・・ッ!! プレアソリッド:細かい事情は面倒臭いから言わないよ 君らチェイサーととにかく戦って勝ちたかったのさ もちろん殺す事でね アレス:戦闘狂な性格・・とは考えづらいな 余裕があるだけかもしれんが プレアソリッド:僕はプレアソリッド 見ての通り硬度が自慢の究極の進化型プレアさ 君らの攻撃は一切受け付けない・・ アレス:まぁそう早まるな・・・ 0:アレス 右腕から巨大な剣型の穂先 スピアヘッドクローを出し構える アレス:試してやる プレアソリッド:フフフフッ・・・お好きに アレス:ッ・・!!!! 0:プレアソリッドに向けて巨大なスピアヘッドクローが放たれる プレアソリッド:・・・・・・・ッ・・・フッ アレス:・・・・・・・・・。 0:スピアヘッドクローを粉砕 アレスの黒い鎖を掴むプレアソリッド プレアソリッド:結果が出たね・・・ ではお終いにしようか・・・っ! アレス:っ・・!! 0:鎖を引っ張り拳を構えるプレアソリッド プレアソリッド:高い防御は即ち そのまま強力な攻撃になるんだよ アレス:ぐっ・・!!! 0:プレアソリッドの超硬質の殴打が炸裂 砕け散る音が鳴り響く プレアソリッド:・・・・・・・ほんとに見事な機転だね アレス:・・・はぁ・・・はぁ・・ プレアソリッド:僕の掴んだ鎖を自分で咄嗟に切断して ワインダーハイスピードを使って逃れたか・・ アレス:・・・くそっ プレアソリッド:今ここで君をやれないのは残念だけど 僕はスピード自慢では無いからね・・あとの仲間にも伝えなよ まとめて僕が滅ぼしてやる アレス:指図するな化けもんめ・・・ 0:アレス 敢え無くその場を去る プレアソリッド:人間を襲うことに興味なんてないんだ・・・君たちを倒したい・・・僕は・・・ 0:再びフィートの研究所へ フィート:さぁて・・・問題はあの子ね・・モグモグ リンク:フィート博士って・・・こんなによく食べるのに全然太ってないの何でなの・・・むしろ凄いスタイル良いし・・うらやましぃい・・・ カイン:なんか ずっと頭使ってるからどんどん腹減るらしいぞ あと胸だけに栄養が行くのか・・・それより問題ってアレスの事か? フィート:ええ あんたがこんな能力に目覚めたんだもの あのプライドの高いアレスがこのまま黙ってるワケが無いわ いや・・プライドがあるからこそ今まですぐにはここには来なかったとも思うわ・・ カイン:・・・・・あいつには使えないのか?ええと・・・ゼロインプレッション が アレス:ダメだ カイン:・・!! リンク:うぉわびっくりした!アレス先輩おかえりなさーーい アレス:あれから試してみたさ・・何度もな ワインダーハイスピードを何度も限界以上に酷使すれば同じ現象が起きると思って・・だが・・限界が来たら変身が解けるのみで・・何も変わった事は起きなかった・・ カイン:・・・・・・。 アレス:どうやらそれは お前だけの能力という事だ カイン:アレス・・・ アレス:博士 教えてください・・カインにあの能力が目覚めた理由と・・ フィート:ほーーらね・・ アレス:ボクにはどんな力が隠されているのか リンク:教えてあげてフィート博士!この先また新しい強いプレアと戦う時の為にも・・あとアレス先輩の為にも・・ アレス:新しいプレアにはさっき遭って戦って来た・・・ カイン:何っ・・!! アレス:今までのどのプレアよりも硬い防御特化型・・・プレアソリッドと名乗っていた 可能な限りの攻撃を仕掛けたつもりだが全く通用しなかった・・・ フィート:そう・・なのね・・・はぁ・・ カイン:マジか・・なんかオレの新しい力でもダメそうだな・・・ アレス:奴はボク達を殺すまで狙い続ける お願いします博士 フィート:カイン リンク ゼロインプレッションの説明をあとでよろしく そしてアレス あなたにどんな可能性が眠ってるかはすぐには答えられないわ 検査して探るのにアタシ一人よりももう一人助けを呼ぶわ・・ カイン:ナツレさんに来てもらいますか? フィート:いえ・・あの子よりも適任なのがいるわ・・ リンク:・・?? 0:フィート メモを取り出してそこに書き殴り終わると カイン達に渡す フィート:ここに行ってこの人を連れて来てちょうだい カイン:・・・??ここは・・・ 0:カイン アレス リンクの一行 とある大学に向かい 正門前に到着 リンク:・・・・大学よねここ カイン:医学部の第六研究室に大概こもってる らしいぜ・・・・どんな人だろ 知り合いの教授でもいんのかな アレス:人体 生物学の専門家って事だろうな 0:研究室前まで到着 カイン:ここだな・・・ん・・・あれ・・開かねぇ・・っ リンク:誰もいないのかな アレス:無駄足か・・ちっ・・ カイン:焦んなよ 知ってる人がいないか聞いてみようぜ リンク:あっ・・ 0:赤毛の一人の学生が通りかかる リンク:すいませーん!人を探してるんですけど ロットさんって方知りませんか? ロット:・・・?はい・・・アタシがロットですけど アレス:・・!! カイン:うぇっ・・この人が・・? リンク:フィート博士の知り合いって・・・学生だったの!? ロット:?・・お姉様から? カイン:お姉様ぁ??? アレス:博士のもう一人の妹・・・あんたの事だったのか カイン:もう一人・・・って 博士って3人兄弟だったのか!? リンク:姉妹ですよ先輩 なるほど言われてみれば確かに・・・・むむ・・美人ね スタイルもいい・・・さすがフィート博士の妹なだけ・・いや・・・あの人はまた別格な気もするけど・・・・ カイン:ええと・・・博士とナツレさんの間・・って事か?? アレス:何でだ まだ学生なんだからナツレさんの妹だ ロット:・・・ええ アタシはまだ一年で ナツレちゃんより3年下の三女です カイン:(ナツレちゃん・・・いや オレも見た目に惑わされて順番間違えたけど・・) ロット:ええっと・・あなた達は・・・ リンク:あー・・ごめんなさい一方的に話して!ウチらは・・ ロット:もしかしてチェイサー・・・ですか カイン:!! アレス:・・・話が早くて助かります フィート博士から・・いや・・ボク達のお願いであなたを呼びに来ました どうか一緒にこの後来て頂けませんか お願いします ロット:・・・・・・・。 リンク:(いいなぁ・・アレス先輩からあんなお誘いされて・・・) 0:フィートの研究所へ ロットを伴ったカイン達到着 フィート:ロットーー!久しぶりーー!! ロット:お姉様・・・ フィート:ごめんね 疲れてるところ あんたに協力して欲しいことがあってさ・・ ロット:うん 大丈夫よ 話はアレスくん達から大体聞いたわ・・アレスくんの・・チェイサーとしてのポテンシャルを引き出す為に身体を・・・もしかしたら感情に左右される点もあるから心理や精神の方も検査して行くんだよね? フィート:正直アテも途方もない事だけど よろしく頼むわ アレス:いや・・必ず見つける お願いします 0:白衣を着て準備をするロット リンク:わぁ・・・やっぱ白衣が似合うなぁー・・さすが天才科学三姉妹・・ カイン:すげーなぁ まだ学生でオレらとトシも同じくらいで博士より医学に詳しいんだろ? ロット:でもお姉様は次元がまた違うわ アタシの年齢の頃には博士号を得ていたもの・・・ カイン:ほぇ〜〜・・・ フィート:ロットーー!こっちよ〜〜 ロット:では・・ 0:検査開始 待機組のカインとリンク カイン:新しいプレア・・・オレも見てみてぇな・・・ リンク:・・・どんな戦いをすれば倒せるんだろ・・アレス先輩の攻撃が全部効かないなんて・・・ カイン:そいつの防御を上回るパワーがなきゃいけねぇのか・・・何か弱点をつく必要があるのか・・・ リンク:弱点?? カイン:いや・・例えばと思ってよ・・・前代未聞だよな お前も知ってる通りプレアは全て鎖で圧迫して一定以上の負荷がかかれば撃退できる・・・今まで例外はねーな・・・ リンク:アレス先輩の新能力に期待するしかないのかな・・ カイン:いや・・オレ達もやれる事はやろうぜ リンク:うん!協力すれば突破口が見つかるかも! 0:待つ事数時間 カイン:・・・・んーーーーこりゃ今日はここにお泊まりコースかなあいつ・・ リンク:まだかかりそうかな・・・ カイン:オレ達は帰るか・・・家まで送っていってやろ・・いや そんなタマじゃねーかお前は リンク:ひっどーーい!ちょっと今嬉しくてトキメキそうだったのにぃ! カイン:・・・どんだけちょろいんだよ・・・わかったよ・・んじゃ行くぞ 0:3人が戻ってくる フィート:あら まだいたのあんた達 カイン:!!終わったのか? アレス:・・・・。 リンク:・・・・アレス先輩? フィート:まだ今日これだけの時間じゃ何ともって感じだわ・・・ ロット:ゴメンねアレスくん 明日からまた頑張って見つけましょ アレス:いえ・・ありがとうございます フィート:まだ根拠は無いけど・・アレス あなたの最も強い心理は目的を成し遂げようとする執念深さのようなものだと思うわ・・ アレス:・・・・・。 フィート:プレアに対してその感情がどう作用してどんな能力が生まれるか・・・ アレス:執念・・・・ ロット:・・・・・。 0:カイン達3人 研究所を後にし帰路へ カイン:なぁアレス・・・リンクと少し話してたんだけどよ・・・そのプレア 攻撃が通じそうな弱点みたいな部分があるって可能性はないかな アレス:・・・さぁな そんなゲームのモンスターみたいな事は正直考え難いが・・ カイン:・・・・やっぱそっかぁ アレス:カイン カイン:?・・・どうした? アレス:少し付き合え リンクも悪いが来て欲しい リンク:・・?? 0:アレス 少し離れた開けた場所に二人を連れて移動 カイン:・・・?なぁ どうしたんだよアレス アレス:・・・ボクと今戦え カイン:!?なっ・・ リンク:えっ・・・ カイン:なに言ってんだよお前・・今日結果が出なかったからって・・・実戦してきっかけをつかもうって事か?焦んなって言っただろうがよ! アレス:呑気なもんだな・・・新しいプレアが出たんだぞ 倒せる見込みがない程の・・・お前のプレアに対する闘志はそんなものなのか? カイン:なんだと・・っ リンク:ちょ・・ちょっと二人とも・・! アレス:リンク 君は立会人だ・・よく見ていて欲しい カイン:アレス・・っ・・・ アレス:目的はそれだけじゃない・・ 今のお前とボクと・・・どれほどの差があるか確かめてもおきたいしな・・・ カイン:・・!! アレス:正直 お前もそうだろ カイン:・・・だったら・・っ あれやればいいじゃねーか!チェインヴォルヴ 合体してどっちの鎖が多く影響を受けるk・・ アレス:(被せ気味に)受けろ お前に戦う意思がなくてもこのままボクはいくぞ・・生身のままのお前でも・・!! カイン:っ・・・アレス・・!! 0:アレス チェイサーに変身 カイン:この頑固な馬鹿野郎が・・・っ 0:カイン 変身 リンク:っ・・・・。チェイサー同士の戦いなんて・・・一体どうなっちゃうの・・ 0:アレス 全身から鎖をカインに射出 カイン:っ・・!!くっ・・・!! 0:カイン ワインダーハイスピード発動 距離を置く アレス:本気で来い・・!新能力でも何でも使って・・・ボクを倒してみろ・・!! カイン:・・・・っ・・・・本気なんだな・・ アレス:手を抜くつもりは無いし 意味が無い カイン:・・っ!! 0:カイン スピアヘッドクローを出し アレスに斬りかかる カイン:うぉおお・・・っ!!! アレス:っ・・!!! 0:アレス 先程放った鎖をカインに向けて追尾させる カイン:!?・・・・くっ・・ 0:カイン 斬りかかる直前にワインダーハイスピードで軌道を変える アレス:甘いな・・・っ 0:アレス 同じくワインダーハイスピードでカインに接近 蹴りを見舞う カイン:ぐ・・ぅ・・・!! リンク:・・・っ! 0:アレス 吹き飛ぶカインに追い討ちでスピアヘッドアックスを叩き込む アレス:はぁああ・・・っ!!! カイン:・・・っ・・ぅ・・・アレスーーーーーーーーーーーッ!!!! 0:カイン 全身の紋様が強く光る アレス:!! 0:カイン ゼロインプレッションでアレスの背後に接近 アレス:速いっ・・ カイン:っらぁああ・・!!! 0:カイン アレスを殴り飛ばす アレス:ぐっ・・!! リンク:ぅ・・・!・・・ぁ・・・・・ カイン:うぉぁああああ・・・!! 0:カイン スピアヘッドクローを出して追撃 アレス:くっ・・そ・・!!!ナメるなぁあ・・!! 0:アレス 大型のスピアヘッドクローを振り受け止める カイン:・・・っ・・!!!! アレス:自惚れるなよ・・・っ・・カイン・・っ!!! カイン:お前こそ・・!!いつまでもオレを見下してんじゃねぇ・・・!!! 0:スピアヘッドクローの鍔迫り合い 激しく火花が飛び散る リンク:・・・や・・・やめて・・・もう・・・ カイン:っ・・・ぐ・・・く・・・・!! 0:剣の重みの差でカインが後退していく アレス:おおおおおおっ・・!!! カイン:・・!?うぉ・・お・・・!!!? 0:カイン 急激に姿勢を崩してよろめく アレス:もらった・・!! カイン:くっ・・そ・・!!! 0:カイン ワインダーハイスピードで移動しようとする リンク:もういい加減にして・・!!!二人共ーーっ!!! 0:リンク 大剣にしたステルバインダーで二人の間に割って入る カイン:・・・っ!!・・・・・・。 0:カイン アレスのスピアヘッドクローとステルバインダーを受けてアレスの腕を掴む アレス:・・!? カイン:ぐ・・っ・・・ 0:カイン アレスの頭部を殴り飛ばす カイン:いい加減にしろ馬鹿野郎 アレス:っ・・・・ 0:カイン 変身を解く カイン:リンク泣かすなよ リンク:・・っ・・ひっく・・・・ アレス:・・・・・。 0:アレス 変身を解く カイン:暴れ足りねーんなら明日また相手してやる 今日はもうやめとけ アレス:・・・・・・・いや・・・もういい・・・ カイン:・・・・。 アレス:悪かった・・・ 0:アレス 帰路へ去る 0:翌日 フィートの研究所  フィート:!?二人ともどうしたのその傷・・・!? カイン:転んだ アレス:自主練です フィート:はい察した!!!バカなの!?チェイサー同士で戦うなんて・・!!プレアを倒す存在が自滅し合うかもしれないって考えられないの!!?すぐに結果を出そうとして焦ってそれで掴めたきっかけが新しいプレアを倒せる手段になるとは限らないでしょうが!! ロット:・・・・・。 カイン:はぁ・・・やっぱバレるか アレス:・・・すみませんでした  フィート:あんたが発端で二人を巻き込んだんでしょ ったく・・・ リンク:見てたのってくらい言い当ててる・・・二人の事分かり過ぎでしょ・・ カイン:お前らしくもねぇ・・情緒不安定過ぎるぜ昨日のお前・・・ アレス:・・・・・・。 リンク:アレス先輩・・・ フィート:・・・・・はぁ フィート:ねぇアレス・・・話していいんじゃない?あんたの事  カイン:・・? フィート:この二人は あなたにとって信頼出来る仲間でしょ・・? リンク:・・・・・。 アレス:・・・・・分かりました ただ・・・ボクの口からは言いたくありません・・・ フィート:分かったわよ アレス:すみません・・・ ロット:アレスくん・・・お姉様・・一体何があったの・・? フィート:2年前 プレアが初めて発見されて半年ぐらいの時だわ アレスは・・プレアが引き起こした都心街の倒壊事故によって妹を亡くしてるの・・・ カイン:・・!! リンク:っ・・・! アレス:・・・・・・・。 フィート:アタシもプレアを追ってずっと研究してたから・・ある時プレアに無謀にも生身で挑もうとするこの子をたまたま見て引き止めたの・・それがアレスとの初対面 狂犬を捕獲したような気分だったわ ロット:そんな事が・・・ フィート:この子の気持ちを汲んで協力していくうちに発見したのが 特殊な血液による鉄分増幅制御・・ カイン:チェイサーの考案か・・それが始まりだったんだ・・ ロット:肉親が被害に遭っていたなんて・・・プレアにずっとチェイサーとして復讐していたのね・・ フィート:この子・・普段はこんなんでも なんやかんやあんたら二人に優しいでしょ? カイン:・・・・っ・・・ リンク:・・・・うん アレス:それ以上は蛇足です 事情がどうあれ取り乱した事はすみません・・・二人も・・ カイン:もういいって リンク:次からはちゃんと言って相談してくださいよ ウチら仲間なんですから! アレス:・・・すまん フィート:さ じゃあ今日も調べて参りますかね 美人姉妹サイエンティストが・・・ カイン:(マッドサイエンティストだろ) フィート:何て言った? カイン:・・!?? リンク:あの・・・フィート博士・・ロットさん・・・ フィート:・・? リンク:ウチ・・・分かったかもしれない 昨日先輩達の喧嘩見てて・・・アレス先輩の新しい能力が・・ ロット:・・!? 0:プレアソリッドとアレスが遭遇した街道 プレアソリッド:・・・・・・・。 カイン:・・っ!!もしかしてあいつか・・っ! リンク:あれが・・・ プレアソリッド:やっと来たか・・・ちゃんと皆さんお揃いで 待ちくたびれたよ アレス:ずっとここに居たのか  プレアソリッド:そうさ カイン:てめぇ・・今までどれだけ暴れて来たんだ・・っ どれだけの人に被害を出した・・!! プレアソリッド:・・・・・・・誰も? カイン:あ!? アレス:・・!! プレアソリッド:人間を襲うことに興味がないんだよ  リンク:どういう意味よ プレアソリッド:君はまぁどうでもいいけど・・僕の目的は君たちチェイサーを殺すことだからね カイン:・・??だからどういう意味だっつってんだろ 説明しろ プレアソリッド:はぁ・・・面倒だから説明はしたくなかったんだけど・・・ アレス:・・・・。 プレアソリッド:僕が敵対心を持つのは人間じゃない・・・プレアだ アレス:・・・!? プレアソリッド:プレアでも進化した一部のプレアだけどね 奴らは運よく選ばれただけだってのに自分の力を誇示するあまり他の進化出来なかったプレアを見下している カイン・・君が前に言った通りだよ カイン:・・・・・。 プレアソリッド:今こうして進化出来て今まで偉そうな振る舞いを続けて来たプレア共を見返してやろうと思ったけど・・君達チェイサーがことごとく倒してくれちゃったからね・・・ アレス:それでボクたちを殺すことで貴様の気が晴れると プレアソリッド:そゆこと カイン:イカれてやがる・・・ プレアソリッド:リンク そういや君も結構いい活躍してたね・・・決めたよ・・君も殺す リンク:っ・・・元より戦う覚悟よ 0:アレス 鎖を飛ばす プレアソリッド:・・・・・。 0:プレアソリッド 微動だにせず 鎖を受けて弾く アレス:さっさと始めるぞ お前の思惑などやっぱり下らないものだったからな プレアソリッド:フッフッフッ・・・! カイン:おいアレス!作戦忘れんなよ・・! アレス:分かってる リンク:はぁああ・・っ!!! 0:リンク 大剣にしたステルバインダーで斬りかかる カイン:おらっ・・!! 0:カイン 鎖を飛ばす プレアソリッド:何を企んでいるか知らんが・・っ!! 0:プレアソリッド 二人の攻撃を受けながらリンクに接近 カイン:っ・・・マジでめちゃめちゃ固ぇ・・!! プレアソリッド:まず一人目!! リンク:・・くっ!! プレアソリッド:・・・!?・・っ・・・!! カイン:させるかよ・・!! 0:カイン ゼロインプレッションの超スピードを乗せた蹴りを叩き込む プレアソリッド:・・・何・・だと・・ リンク:そっか・・ゼロインプレッションは刺さった跡が残らない特殊な鎖・・硬度に関係なく刺して攻撃出来るんだ・・っ プレアソリッド:・・・・僕がよろめくなんて・・っ これほどのスピードが・・・ リンク:はぁ・・!! 0:リンク ステルバインダーから鋼鉄の網を射出 プレアソリッド:・・!!こんなもの・・っ時間の無駄だよ・・っ・・・何の役にも立ちはしない・・!! リンク:少しでも時間を稼げるなら結構よ・・・ プレアソリッド:・・・!?ぐ・・ぅ・・!! 0:カイン 続けて攻撃を繰り出す カイン:こうやってお前を弱らせていけば・・っ!!鎖で捕縛出来るほどになんじゃねぇのか・・・!! プレアソリッド:・・・・フッ・・面倒だな・・・その能力・・・ カイン:うぉおおおおお・・!!! 0:(回想)フィートの研究所 ロット:まさか・・そんな事が出来るの・・・? フィート:考えもしなかったわ・・・もし本当なら今までのどの能力よりも強力な鎖になる・・ ロット:カインくんのゼロインプレッションもそうだけど・・・理屈の範疇を超えているわ・・ カイン:アレス・・・気づいてたのか・・? アレス:・・・・・思い返せば・・ リンク:カイン先輩逆に分かんないんですかぁ!?食らってた当事者が アレス:いいんだ こいつはいつも鈍い カイン:っ・・・! ロット:何がきっかけでその能力が発揮されたか・・問題はどうすればまたそれを使えるか・・ フィート:アレス・・それがプレアを倒すキーになるなら・・あなたは下手に前に出ちゃダメよ アレス:・・・・。 カイン:オレとリンクでまずは牽制ってことか・・・ リンク:分かったわ! アレス:・・・・・・だが 万が一のことがあればいつでも出る・・ 頼んだぞお前ら・・ 0:プレアソリッドとの戦いへ カイン:・・・!? プレアソリッド:ふんっ・・・!!! 0:プレアソリッド カインのゼロインプレッションの蹴りを受け止める カイン:耐えやがった・・・!? プレアソリッド:終わりだよ 0:プレアソリッド 超硬質の拳でカインの利き足を殴打 カイン:・・ッ・・ぐぁあ・・あ・・!!! リンク:カイン先輩・・!!! アレス:カイン・・!! プレアソリッド:これでもう動けまい・・ アレス:貴様・・っ・・ 0:アレス 鎖を放つ プレアソリッド:それがどうしたァ・・!! 0:プレアソリッド 鎖を物ともせずアレスに接近していく リンク:させない・・っ!! 0:リンク プレアソリッドの前に立ちはだかり ステルバインダーを振り下ろす プレアソリッド:・・・っ・・鬱陶しい せいぜい盾になるだけの存在のくせに・・っ!! リンク:言ったでしょ・・・時間稼ぎだろうが・・盾だろうが・・結構だって・・・あなたを・・プレアを倒せるなら・・っ!カイン先輩と・・アレス先輩と・・っ・・・3人で戦ってるんだもの・・っ!! プレアソリッド:こざかしいんだよ・・!! 0:アレス 鎖を再び放つ プレアソリッド:・・・っ・・・さっきから何だ・・何を狙っているんだ・・ アレス:・・・くっ カイン:アレスしっかりしろ・・・っ お前にかかってるんだぞ・・オレとの・・昨日の戦・・いを・・思い・・だせ・・っ・・!! アレス:・・・っ分かっている!!気が散る・・っ・・ プレアソリッド:とにかくまずは・・っ!! 0:プレアソリッド 大剣ステルバインダーを跳ね除けリンクの腹部を殴打 リンク:っ・・!!が・・はぁ・・・っ・・ アレス:・・・っ・・・リンク・・・! プレアソリッド:終わりだアレス・・!! 0:アレスに向けて拳を繰り出すプレアソリッド プレアソリッド:ぐっ・・!!? カイン:・・・やら・・せるか・・よ・・ 0:カイン 倒れた姿勢からゼロインプレッションでプレアソリッドに飛びつき動きを止める プレアソリッド:くたばりぞこないが・・・いいだろう 今とどめを刺してやる・・!! 0:プレアソリッド カインを振り解き心臓部を踏み潰す カイン:が・・ぁ・・あああ・・・っ!!! アレス:・・っ・・!!!! リンク:カイ・・ン・・・せん・・ぱ・・・ アレス:ーーーーーーーーっ!!!!! 0:アレス 全身の紋様が強く光り出す アレス:やめろーーーーー・・っ!!!!! 0:アレス 鎖を数本プレアソリッドに放ち突き刺す プレアソリッド:ぐぅ!!・・ぐ・・・なに・・・っ・・刺さっただと・・!!何故・・・・・ カイン:アレス・・っ・・ プレアソリッド:細い鎖の穂先・・っ?・・・バカな・・こんな小細工で・・・有り得ない・・・っ アレス:ああ・・当然そんな事でお前に傷をつけられるとは思ってないさ・・ プレアソリッド:っ・・・!!何だ・・・鎖が太く・・・いや違・・う・・・重・・い・・っ・・!!? アレス:ソリッドグレイブ・・・貴様を葬る為の・・ボクの新たな力だ・・ プレアソリッド:・・っ・・鎖を加重させる能力だと・・・全ての攻撃が底上げされただと・・・っ・・ぐぁ・・あ・・ 0:プレアソリッド 加重された鎖に耐えられず倒れ込む プレアソリッド:くっ・・う・・・ アレス:一つ聞かせろ 残ったプレアはあとどれだけいる? プレアソリッド:・・・さぁ・・てね・・・僕たちはプレアの感覚を共有出来ても・・明確に居場所や強さまで分かるわけじゃない・・君達の脅威となるプレアがどれだけ選ばれていることやら・・ アレス:・・・?さっきも言っていたな・・・選ばれてるとはどういうことだ・・・プレアの進化は自然なものではないとでも言うのか・・!? プレアソリッド:二つ目だよそれ・・・ふっ・・遅かれ早かれ分かるさ・・わざわざ僕が言わなくても・・ カイン:・・!? プレアソリッド:負けちゃったね・・・プレアフェンサー と同じだ・・満足だよ・・僕ももう・・ アレス:・・・っ 0:アレス プレアソリッドに鎖を巻きつけソリッドグレイブで加重させた状態で圧迫 撃退 カイン:・・やったな すげぇぜ・・・アレスならではの能力って感じだな・・ アレス:ふっ・・まだまだお前に遅れは取らんさ・・ リンク:カイン先輩・・歩ける・・?おんぶしよっか? カイン:うぇっ・・?いいよお前だって負傷してるし・・・その武器持ちながら無理だろうよ・・・ アレス:ボクがステルバインダーを持つ おぶってやってくれ カイン:・・・っ!! リンク:はーい ん・・しょっ・・と 0:カイン リンクにおぶられアレスと共に帰路へ カイン:・・・・なぁ お前の武器とどっちが重い? リンク:んーーー・・・ステルバインダーかな? カイン:(オレ68kgあるんだぞ・・・・) アレス:カイン 今日ばかりは先に一度戻るぞ こんな状態で買い出しなんて無理だ カイン:・・ああ でもその後みんなでパーーっとやりてぇな・・・ロットさんもせっかく来てくれたんだ・・好物なんなんだろうな・・ リンク:やっぱりカイン先輩やさし アレス:・・・ヤツの最後に言ったことだが・・ カイン:ああ・・いったいどういう事なんだろうな・・ リンク:プレアの更なる親玉みたいなのがいるって事・・? アレス:・・・どうだろうな 0:フィートの研究所 リンク:ただいま〜〜フィート博士 フィート:おかえりなさい!・・・・また派手にやられてるわね・・・ カイン:悪りぃ博士・・・まだ買えてないんだ今回の フィート:いいわよそんなの 無事でよかったわ アレス:・・・・ロットさんは? フィート:また学校に戻っちゃった 結果は後でアタシの方から伝えておくわ  カイン:そっか・・・ アレス:・・・・。 フィート:たまにはアタシが用意するわよ 少し待ってなさい リンク:えーー!フィート博士の手料理!?気になる・・!やったーーー カイン:オレはちょっと心配だが・・まっ 何だって食ってやるかーー! アレス:手伝いますよ博士・・・ 0:おわり