台本概要

 93 views 

タイトル CHAICER~チェイサー~5
作者名 キシメソ  (@blaze_ksms)
ジャンル ファンタジー
演者人数 5人用台本(男2、女2、不問1) ※兼役あり
時間 60 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 現代よりやや未来の都心に突如として現れた細菌を帯びた謎の怪物プレア。そこにプレアを撃退する力を持った、鎖を自在に産み操るチェイサーが戦う。前回、進化型プレアとの戦いを経てカインに続きアレスが新たな鎖の境地に覚醒。リンクと3人でそれぞれの博士の元へ。
特撮系変身ヒーロー読み切り漫画の短編小説化シリーズ第5弾

※兼役を分けて6人以上で演じて頂いても大丈夫です

<用語一覧>
・ステルバインダー
ナツレの開発した対プレア撃退機関搭載武器。大型火器のような形状で鋼鉄のネットが仕込んである。変形して大剣にもなる。とてつもなく重い。

・スペアへッドクロー
チェイサーの出す鎖の穂先を剣のような形にして出して、腕を剣にする技。これによって近接戦闘にも対応出来る。そのまま鎖として射出する事も出来る。

・ゼロインプレッション
カイン専用の技。ワインダーハイスピードを超える速さと刺さった跡が残らない特殊な鎖を出す。発動中は全身の紋様が強く光り、鎖の射出やカインの声などあらゆる音が聞こえなくなる。

・ソリッドグレイブ
アレス専用の技。繰り出す鎖を加重させて拘束や射出等の全ての攻撃の威力を底上げさせる。細い穂先の鎖になり、発動中は全身の紋様が強く光る。

・プレアクイーン
CHAICERに登場した敵。変な高笑いをする高飛車な女のようなプレア。全てのプレアを生み出したプレアの根源。

・プレアソリッド
CHAICER4に登場した敵。超硬質な防御とそれを活かした強力な攻撃をするプレア。

・プレアフェンサー
CHAICER2に登場した敵。鋭い切れ味と紳士口調の剣士のようなプレア。

・ワインダーハイスピード
チェイサーが出す鎖の速度を通常の20倍にして、刺さったポイントへ高速移動する技。移動だけではなく、そのまま鎖をプレアに刺したりキックする足の裏から出して高速キックをしたり攻撃にも転用出来る。使用時はチェイサーの紋様が鈍く光る。

 93 views 

キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
カイン 116 主人公。鎖を産む者(チェイサー)に変身出来る少年。研究所に居候してたが実家は田舎の農家。陽気で直情的な性格だが、仲間思いでいざという時に頼りになるかもしれない。 ※少年声が可能なら女性でも歓迎
アレス 95 カインより一年歳上の先輩。黒いチェイサーに変身する。手先が器用でカインよりも精密な鎖を操る。寡黙で無愛想な印象だが、情に厚い一面も持つ。 ※低音の少年声が可能なら女性でも歓迎
フィート 61 博士。チェイサーの変身アイテムを開発し二人をサポートする自称天才博士。常に頭を働かせる為にいつも何か食べている。気が強く自信家だが二人を気に掛ける人情もある。 ※5人の場合ロットかリンクと兼ね役
ナツレ 37 科学者。フィートの妹で対プレアの武器を開発、研究している。成人だが小柄で子供っぽい性格で負けず嫌い。(ややこしいですが名前のアクセントは「ナ」。サブレとかカヌレと同じでお願いします。) ※5人の場合はロットかプレアエレクトロと兼ね役
リンク 56 ナツレの開発した武器でプレア退治を手伝っている少女。人懐こくてお転婆な性格。男顔負けの運動神経で力持ち。 ※5人の場合はロットかフィートと兼ね役
ロット 43 学生。フィート、ナツレの末妹。医学や心理学を専攻している。姉二人とは違い大人しい性格。 ※5人の場合はフィート ナツレ リンク プレアエレクトロのいずれかと兼ね役
プレアエレクトロ 不問 71 敵。チェイサーの天敵となる電子を操る進化型プレア。ハイテンションでサディスティックな性格。 ※5人の場合は3人目の男性 もしくはナツレ ロットを演じるいずれかの女性が兼ね役
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:フィートの研究所 カインとフィートが話している カイン:・・・・・ほっ!・・・・んっととと・・・ほっ!はっ! フィート:・・・・もう大丈夫そうね プレアに攻撃された脚は カイン:そうだな・・っ 思ったより早く治ってくれたぜ・・・ 0:カイン 逆立ちした状態から跳び上がりプレアソリッドに攻撃された左足で着地する カイン:変身してなかったら確実に折れてたな・・・だとしたらしばらくオレは何があっても待機するだけ・・よかったぜ・・そんな場合じゃねぇからな・・ フィート:確かにプレアはそう言ったのね?進化したプレアは「選ばれてる」って・・ カイン:ああ 3人共でハッキリそう聞いた プレアの進化は自然な事だったり奴ら自身の突然変異とかじゃないみたいだ フィート:プレアの進化には様々なタイプがいるわね 強度の高い硬質化タイプ 移動に特化したスピードタイプ 特殊な攻撃手段を持った能力タイプ ・・・あとは カイン:喋れるようになってる・・頭が特化したタイプだ フィート:そうね・・原始のプレア・・プレアクイーンもそうだった カイン:でもあいつは進化した訳じゃないんだろ? フィート:ええ・・ ん〜〜〜・・・もしかしたらプレア同士の結合・・融合かしら それによって新しい力を身につけたのなら プレア同士相手あっての事だから選ばれたって表現も辻褄が合うんじゃない? カイン:融合か・・今まで戦った奴の中には複数体同時に生まれたって言ってた進化型プレアもいたけどな 元々複数いたのに後からくっついて数を減らすようなマネするかな・・ フィート:・・・・。 カイン:それとアレスから聞いたんだけどよ プレアフェンサーって二人いた奴は・・合体は出来ねぇって言ってたらしいぜ・・ 敵の言ってた事だし嘘かもしれねぇけどよ 合体して強くなるんならやってたと思うけどな フィート:じゃあその線は薄いか・・ カイン:プレアの中にさらに親玉のプレアがいるって事は?そいつが選んだプレアに新しい能力を与えてるとかさ・・ フィート:それも薄いわね あなた達の話を聞く限り プレア同士の仲ってその複数同時に生まれたタイプ以外はあまり良くないイメージだわ つまりお互いがライバルみたいな横一線の関係で縦の繋がりがあるとは思えない カイン:あっそ・・・まぁ確かにそうか・・・なるほどな・・ フィート:プレアクイーンに忠実そうだったプレアフェンサーも 本心は何とも思っていなかったんでしょ? カイン:・・・・そうだったな フィート:・・・でも カイン:ん? フィート:能力を与えてるっていうのが・・・ カイン:・・・? フィート:プレアじゃなくて 人間の手によるものだとしたら・・ カイン:・・ッ!? 0:ナツレの研究所 ナツレとリンク リンク:博士お願い!ウチ・・もっと強くなりたい・・・! ナツレ:う〜〜ん・・・そうは言ってもね・・・ リンク:先輩達と一緒にこれまで戦ってきて明らかにウチは・・・ウチだけは・・正直戦いで役に立てれてない・・・せめて足を引っ張らないように・・・敵を足止めしたり時間を稼ぐぐらいしか出来ていないもの・・ ナツレ:変身して頑丈に身を包めるチェイサーとの明確な差ね・・攻撃に関しても・・・ ッ・・話を聞いてても・・あなたは充分役に立ってると思うわよ ・・・アタシも悔しいけどさ リンク:それだけじゃダメなの!きっと・・・・いつまでも先輩達ばっかりたくさん傷ついて・・ 辛いよ・・・ ナツレ:リン・・・ リンク:お願い!ステルバインダーをもっと強化・・いや ウチ自身を鍛えるのでも・・っ この通りです・・! 0:土下座して頼み込むリンク ナツレ:!?・・・ちょ・・ちょっとやめてよ!わかったわかったわよ・・っ!あなたの気持ちは充分伝わったわ・・!・・・アタシだって・・お姉ちゃんにこのまま・・負けっぱなしみたいでなんて嫌だもん リンク:ナツレ博士ぇ・・・ ナツレ:ほら泣かないの!・・・・ステルバインダーを預かるわ もっと何か別の機能を・・いや・・それこそリンの能力を引き出せるような・・・ リンク:・・・ウチにも潜在能力なんてあるの? ナツレ:あのね チェイサーだけじゃなくそんなの人間ならみんなあるの!人生って自分の可能性を広げ続ける冒険みたいなものよ!アタシはそう思っているわ・・!お姉ちゃんに出来なくてアタシに出来る事がきっとあるって・・いつも信じ続けてる リンク:博士・・・ ナツレ:ッところで ロットに会ったんでしょ?・・元気そうだった?・・あの子・・・大人しくて何考えてるかよく分かんないところあるけど・・ リンク:ロットさんすごく良い人でしたよ??アレス先輩の新しい力を引き出すの手伝ってくれて・・ ぁー・・・でも結局きっかけをつかめたのはまた違う事が理由で・・・ でもすっごいやっぱ頭いいんだろうなぁって気はしましたよ!美人だし 将来はお医者さんになるんですかね? ナツレ:・・・そう 医学部の今一年生だって話は聞いてたけど 元気そうなのね・・ リンク:??・・なんかフィート博士もそうでしたけど博士達って全然会ってないんですか? ナツレ:・・・職業柄忙しいもの ・・いや・・大人はみんなそうかも・・・そうやって言い訳して・・カインに実家に行きなさいって偉そうに言えたもんじゃないわね・・お姉ちゃんも リンク:今度3人揃って会いましょうよ!カイン先輩がみんな集めてパーーってやりたいって張り切ってるんですから ナツレ:っ・・そ・・・そう・・ あいつも相変わらずね リンク:博士 美味しそうに食べてましたもんね〜お寿司♪ 結局博士が半分以上あの後食べて・・ ナツレ:っ・・!!!だ・・・だって早く傷んじゃうんだしぃ・・!も・・勿体無いでしょ・・・! リンク:うんうん♪ ナツレ:っ!!・・・あ あとっ!この間あんた達が戦ったプレア!・・・・妙なこと言ってたんだってね リンク:・・・はい なんか進化してる特殊なプレア達は・・・選ばれてたプレアだって・・  ナツレ:何よそれ・・ リンク:どういう事なのか聞いたんだけど・・・なんか近いうちに分かるって・・・ ナツレ:もしかしてプレアの他に・・・いやそれより・・・ 考えたくないけど最も筋が通るのは・・ リンク:・・? ナツレ:人間がプレアに関与してるのなら・・・ リンク:・・・・え 0:ロットの通う大学の医学部第六研究室 アレス:お陰様でプレアを倒せました ロット:ええ また凄い能力を手に入れたわね・・ おめでとうアレスくん アレス:ありがとうございました 0:頭を下げるアレス ロット:そんな アタシは何の役にも立ってないわ・・力になれなくて頭を下げるのはこっちの方よ アレス:プレアが最後に言っていた事ですが ロットさんはどう思いますか ロット:プレアの進化は何によって選ばれているのか・・・そうね アレス:・・・・。 ロット:プレアは基本的に生後ほとんど単体で行動するけど 中には稀に群れを形成したりペアを組んでいるのもいる・・同種間で争う事はほとんど無いけどプレアの中にも力の優劣が存在していて・・それを埋める為に仲間内で強化する者を選んでる・・というケース・・ アレス:なるほど 今まで戦ってきたプレアには確かに複数で動くのもいた・・ ロット:・・・あとは どのプレアもそもそもの成長欲が強いってことね きっかけさえあれば少しでも力を得ようとする・・人間社会へ出没する中で経験を蓄積して徐々に・・ そもそも原種のプレアクイーンが長い時間を費やして成長したし・・ アレス:人間と触れ合うことでプレアに変化があった・・・ そうか・・人間の娯楽に関心を示していたプレアもいたな ロット:ええ 選ばれた っていう表現は自身の才能を誇示しているというニュアンスも考えられるかも・・ 人間もよく言う 天や神に・・・っていう アレス:プレアに詳しいですね ボクも知らないような情報もいくつかあった・・ ロット:プレアの存在は社会問題だもの それに科学に携わる者なら正直言って興味も湧いてきちゃうわ アレス:まるでフィート博士だ やっぱり姉妹ですね ロット:ふふふ アレス:すらすらと考察が出てきますね それとも 予め考えを用意していたんですか ロット:ふふ まぁお姉様からこの間のプレアソリッドの戦いを聞いた時から・・アタシなりに色々考えたわ アレス:ボクの考えを言います ボクは・・人間が直接プレアに手を加えているのではないかと・・ ロット:人間が直接・・!? 0:????? プレアエレクトロ:こ〜こかぁ〜・・ なるほどやっと見つけたぜ・・・フッ・・フヒャハハハハハハハハハハ・・! 0:フィートの研究所 カイン:人間!?・・・・なんでだよ!プレアは人間に害をもたらす絶対的な敵じゃねぇか!わざわざプレアを強化するなんてバカがいるわけねぇだろ!? フィート:でも仮にそうだとしたら それぐらいのきっかけが一番現実味があるのよ 特に喋れる頭脳特化型は・・自然な進化という方が腑に落ちないわ カイン:バカな・・ ・・・・でも・・・確かにその頭脳タイプの奴らは・・・明らかにこれまでのプレアとは違うとは思ってた・・・ フィート:あんた達複数の相手に基本的には単体で戦って いつも辛勝だったんでしょ・・・アタシのプライドにもいつも障るわ・・・ カイン:・・・・っ!? フィート:だとしても一体どんな人間g・・ カイン:博士・・っ・・!!! 0:研究所の窓ガラスを突き破り何者かが入り込む フィート:!!? プレアエレクトロ:フヒャハハハハハハハハ!!いたいた いたぜぇええ・・!チェイサーのカイン!そしてアンタはフィートだな!? カイン:なっ・・!!・・・プレア・・が・・・っ フィート:っー・・!! カイン:ここに直接来やがった・・・っ・・!! フィート:・・・っなんかたまたま見つけたって感じじゃなさそうね・・ プレアエレクトロ:博士 アンタをやっちまえばァ・・もうチェイサー達はこれ以上強くはなれねぇってことだ チェックをかけさせてもらうぜェッ・・・ハハァ!! カイン:・・・っ!! 0:カイン チェイサーに変身 カイン:このっ・・・ふざけんなよハイテンション野郎ーー・・ッ!! フィート:カイン・・!! プレアエレクトロ:邪魔すんなよ金属ヒーロー!! 0:プレアエレクトロ 変身したカインに指を向ける カイン:!?・・・が・・・ぁあああっ・・・!! フィート:!? プレアエレクトロ:フヒャハハハハハハハハ・・!! 0:ロットの研究室 アレス:それが一番辻褄が合うんです ロット:だとしたら・・誰がそんなこと アレス:ボク達が初めてここに来た時 扉を閉めていましたね 見られちゃまずいものでもあったんですか 0:研究室の隅にもう1つ扉がある アレス:その奥の部屋 何があるんですか ロット:・・・・・・アタシを疑っているの・・ アレス:初めて会った時から あんたはずっと怪しいんだよ ロット:何を言っているの・・・そんな・・ひどい・・っ・・ アレス:その部屋・・見せてもらいますよ 潔白ならボクを訴訟するなり好きにすればいい ロット:アレスくん・・・あなたまた・・ アレス:落ち着いていますよ ボクにはさっきの考察も 自分の悪事を必死に誤魔化しているようにしか聞こえなかった ロット:・・・・いいわよ 見ればいいわ アレス:あんたが開けろ 0:ロットが研究室奥の扉の鍵を開ける ロット:好きに調べなさい アレス:その隙にボクを攻撃しようとしても無駄だぞ ロット:さすがにアタシも腹が立つわ・・・仲間だと思っていたのに・・ アレス:・・・・・。 ロット:ここで何を見つけようとしているの どうなればアタシの疑いは晴れるの? アレス:・・・・さすがになかなかボロは出さないか こうして喋っている間も・・ ロット:・・・っ アレス:だがますます疑いは深いな あんたの性格上 こんな事を言われてショックを受ければ泣きそうなもんだ・・・ずいぶんと強気ですね ロット:そんな事が証拠だって言いたいの? アレス:三姉妹そろってタフなメンタルなのか・・猫被ってるのか・・ ロット:・・・・・。 0:しばらくしてアレスが部屋から出てくる アレス:何も疑わしいものはないようですね ロット:ええ 悪いけどアレスくん 相応の覚悟をしてもらうわよ アレス:ところで なぜあのプレアの名前を知っているんですか ロット:え・・・?お姉様から聞いたって言ったじゃない アレス:それは違う 博士には決してプレアの名前は出さずに報告して欲しいと伝えてる ロット:何よそれ・・そんなのお姉様が律儀に守るとでも・・?ッあなたとアタシとどっちが関係が深いと思ってるのよ アレス:言ったかどうかは本人に聞けばわかる事だ ロット:・・・・っ!!! 0:ロットの形相が険しくなる アレス:プレアソリッドも あんたが進化させたんだな ロット:初めはアタシの話に共感して納得する程度の頭のフリして・・・悪い子ね・・・っ アレス:あんたほどじゃない ボクをナメるな ロット:・・・・その時から確信していたのね ヒーローなんて辞めて警察でもやればいいのに アレス:もう少し探りを入れたかったがな プレアソリッドの言っていた 近いうちに分かるって意味が・・ようやく疑念から確信になった ロット:あの出来損ない・・・そんな事まで口を滑らせたのね・・・っ アレス:ボクが吐かせた ロット:アタシもあなたが初めからずっと苦手だったわ その目が・・・っ アレス:何故こんな事をする あんたのせいでどれだけの被害が出たと思っている・・! ロット:妹さんの事は気の毒だと思っているわ アタシはその時まだ関係ないけど アレス:・・・っ!! 0:アレス チェイサーに変身 アレス:目的はボクらを チェイサーを殺す事か 理由は何だ!言わなければ死なない程度に鎖を叩き込み 刺し続ける ロット:そんな暇があるかな アレス:何? ロット:あの時あなたを調べさせてもらってずっと考えた チェイサーを確実に仕留めるプレアにするにはどう進化させればいいか そしてまずは大元を潰さなきゃってね アレス:何を言っているんだ? ロット:今その新しいプレアは もうお姉様の研究所に着いた頃かな アレス:何だと・・っ! ロット:アタシなんか放っておいてお姉様を助けに行った方がいいんじゃない? アレス:っ!!・・・・あそこには今カインがいる ロット:ふふふふふふ・・っ! 0:フィートの研究所 カインとプレアエレクトロの交戦 カイン:・・・・っ・・・こいつ!!・・・何しやがった!? プレアエレクトロ:もうお前らは勝てねぇ 俺様に近づくことも出来ねぇ・・!! カイン:んのやろ・・っ!! フィート:・・・電流・・?直接触れる事無く・・・電流を流してきた・・ カイン:!?・・・・・な・・・そんなのありかよ・・!? プレアエレクトロ:さすが博士ェ 恐るべき思考と洞察だぜ!!俺様はプレアエレクトロ !!チェイサーを確実に仕留めるために進化させてもらった最強のプレアだ・・!!! カイン:セリフはいかにもな雑魚なのに間違ってねぇ・・・っ プレアエレクトロ:死んでもらうぜ フィート博士ァ!!! カイン:くそっ・・!! 0:フィートへ放たれるプレアエレクトロの電流にカインが間一髪割り込む フィート:カイン!! カイン:がぁあああ・・っ! プレアエレクトロ:っちぃ・・!諦めの悪ぃやつだなァ・・!! カイン:逃げるぜ・・・捕まってろ博士・・!! フィート:!? 0:カイン フィートを抱き上げてプレアエレクトロの入ってきた窓から飛び降り 地上30mを落下 フィート:ちょ・・・いやぁあああああーーーーー・・! カイン:はぁあっ・・!! 0:カイン 壁面と地面に鎖を放って 衝撃を抑える カイン:どわぁあ・・! 0:しかし着地が上手くいかず転んで倒れる二人 フィート:っ・・・・あ・・あんた無茶苦茶やるわね・・・!あとそこはビシッと決めなさいよ・・・!アタシが重いみたいじゃない・・っ カイン:っ・・じゃあ今度練習させてくれ 逃げてくれ博士・・!あいつが来るまでに早く!!オレがなんとか倒す・・! フィート:・・・っ・・・・わかったわ いい!?いつも言ってるけど ヤバくなったら退くのよ!! カイン:おう・・っ 0:プレアエレクトロが降りて来る プレアエレクトロ:待てコラぁああ・・・!!! カイン:待ってるぜ オレだけな・・!! プレアエレクトロ:っ・・・!そんなに先に死にてぇならっ!!お前から殺してやるぜカイン !! 0:プレアエレクトロ 電流をカインに放つ カイン:・・・・っワインダーハイスピード・・・! 0:カインの全身の紋様が鈍く光る プレアエレクトロ:!? 0:カイン 高速移動で電流攻撃を避ける カイン:・・・よしっ これなら何とかなるか・・っ プレアエレクトロ:ちぃっ・・! カイン:うらぁああ・・!! 0:カイン ワインダーハイスピードでプレアエレクトロに高速キック プレアエレクトロ:!?ッ・・・ぐぉあ・・っ! カイン:縛り上げてやる・・ッ!! 0:カイン 鎖を飛ばす プレアエレクトロ:んぐっ・・ぅううッ・・!!! 0:プレアエレクトロ 鎖に向けて電流を放つ カイン:なっ・・!!?ぐぁああっ・・・! プレアエレクトロ:へ・・へへへっ・・!無駄だぜ お前の攻撃も俺様には攻撃のチャンスになっちまうんだ・・っ カイン:くっそ・・・やべぇな・・・へへ マジで手も足も出ねぇかも・・・ プレアエレクトロ:出せねぇよ お前らを確実に仕留めるんだからよ・・俺様ってプレアはよっ! 0:再び電流をカインに放つ カイン:だけどよっ・・! 0:カイン 再度ワインダーハイスピードで回避 プレアエレクトロ:無駄だぜ・・!! カイン:・・・・ッ!? 0:電流が先程より勢いを増してカインに向かう プレアエレクトロ:今までのが全力だと思うなよ・・!! 0:電流がカインを捉える カイン:ぬぁ・・ああああああっ・・・!! プレアエレクトロ:フヒャハハハハハハハハ・・!! カイン:なん・・・・・だ・・・と・・っ フィート:カインーーーー・・・っ!!! 0:フィートがオープンカーを走らせて戻って来る カイン:・・!? フィート:乗って・・!! カイン:っ・・・!! 0:カイン 車の後部座席に転がり乗る プレアエレクトロ:!?・・・フヒェへへ・・・っ戻ってきやがった・・!! カイン:っ・・・は・・・博士・・・何で・・・ フィート:とにかく逃げるわよ・・・!このままじゃあいつには勝てない・・・ 殺されておしまいよ・・・っ プレアエレクトロ:逃がさねぇぜ・・・っ!! 0:プレアエレクトロ 浮遊してフィート達の車を追う フィート:!!・・あいつ飛べるのね・・・研究室10階の外から飛び込んできた様子からもしかしてと思ってたけど・・・ カイン:ううっ・・・ フィート:ちょっと・・大丈夫・・!?  カイン:痺れが・・・抜けねぇ・・っ フィート:・・・・あなたの体に滞留してる電子が・・チェイサーの鋼鉄に反応し続けてるのかも・・・っ 一旦変身を解いて・・っ カイン:くっ・・・ 0:カイン 変身を解除 カイン:ぉ・・・楽になった・・へへ・・・・博士がプレアのターゲットか・・・ようやくヒロインらしい展開がきたな・・・ フィート:ええ・・無事にこの場を凌げたらキスでもしてあげようかしら・・っ プレアエレクトロ:待てぇぁあああ・・・!! カイン:博士・・・運転できるんだな・・ この間の作ってもらった料理も結構美味かったし・・・すげぇなホント フィート:真の天才は何だってこなしてみせるわよ カイン:これでもう少しお淑やかなら いいお嫁さんになれそうなのによ・・・っ フィート:振り落とされたくなかったら何とかあいつをもういっちょ凌ぎなさい・・っ 0:カイン チェイサーに再び変身 プレアエレクトロ:らぁああっ・・・!! 0:プレアエレクトロ 射程内に追いつき電流を放つ カイン:ああ・・・呑気なおしゃべりもここまでだな 0:カイン 全身の紋様が強く光る カイン:ゼロインプレッション・・・っ プレアエレクトロ:・・・・・?ぐぉっ・・・・!!! 0:カイン 超高速キックをプレアエレクトロに叩き込む カイン:やっぱな・・この鎖なら電気も通さねぇで攻撃出来る・・っ プレアエレクトロ:・・っ・・っぅううう!!!こいつのこの技はやっぱキツいか・・っ カイン:もういっちょ・・吹き飛びな・・っ!! プレアエレクトロ:初見・・ならな・・・っ 0:プレアエレクトロ 自身の体を帯電させる カイン:!?・・・う・・ぐぁあああっ!! プレアエレクトロ:電気を通さねぇのはその鎖の穂先だけ・・・俺様への攻撃時には感電する・・っ!! カイン:っっっ・・・!!! 0:カイン 辛うじて鎖を出し車に戻る フィート:なんてやつなの・・っ・・バカっぽい印象に反して常に最善策で切り返してくる・・・ カイン:くそ・・・くそ・・ぉ・・!マジで打つ手が・・・ リンク:先輩ーーーー!!! カイン:!? ナツレ:まだ死んでないでしょうねぇー・・・!! フィート:ナツレ・・! 0:ナツレがリンクのバイクで追走 サイドカーにリンクが乗ってる プレアエレクトロ:!!・・・あいつらは・・っ リンク:はぁっ・・!! 0:リンク ステルバインダーから鋼鉄ネットを射出 プレアエレクトロ:・・!! フィート:リンクダメよ!!撃ったらすぐ網を切り離して・・!! カイン:・・・!? プレアエレクトロ:何・・!? 0:射出された網が小刻みに連続で飛んでくる ナツレ:少し改良したのよ 色んなショットが出来るようにね・・! プレアエレクトロ:ぬぅ・・!!!これじゃあ届かねぇ・・・ 0:プレアエレクトロ 身体中にネットを撃たれ動きが止まる フィート:やるじゃない・・っ リンク:先輩!早くトドメを・・!今のでこっちのは無くなっちゃった! カイン:いやダメだ・・!今はとにかくこいつから逃げる!!とどめは刺せない! ナツレ:・・?? フィート:後で説明するわ プレアエレクトロ:待ち・・・やが・・れ・・っ!! 0:プレアエレクトロ 網を振り解こうともがき ネットが外れかける プレアエレクトロ:よし・・! リンク:げ・・抜け出しそ・・・っ アレス:ソリッドグレイブ プレアエレクトロ:ぐ!?・・ぉ・・っ!!? 0:加重された超重量の鎖がプレアエレクトロの頭上から降ってくる カイン:っ!!・・・アレス・・っ アレス:博士は無事か・・! カイン:・・おう!!当たり前だ・・! リンク:アレス先輩・・! カイン:・・・っ一旦そいつは撒くぞ!!こっちに乗ってくれ! アレス:・・・・・・。 0:アレス フィート達の乗るオープンカーに着地  プレアエレクトロ:ぐ・・・っクッソがぁ・あああ・・・っ・・・・ 0:カイン達 プレアエレクトロの追走から逃れる 0:ナツレの研究所 カイン達一行が身を寄せる カイン:はぁ・・・はぁ・・ぐ・・うっ・・・ リンク:カイン先輩・・っ 大丈夫・・? フィート:仕方なかったとはいえ・・・奴からかなり攻撃を受けてしまったわね・・・ カイン:面目ねぇ・・ ナツレ:お姉ちゃんにプレアが言ってた事について相談しようと思って行ったら研究所がめちゃくちゃなんだもん・・・あのプレアが原因なんだろうけど・・一体何があったの? アレス:奴は・・チェイサーを確実に仕留めるプレア・・・だそうだ カイン:・・!! フィート:・・・・奴自身が言ってたわよそれ アレス何で・・ アレス:奴の倒し方を考える前に・・・みんなに話すことがある 心して聞いて欲しい・・・フィート博士とナツレさんは特に ナツレ:・・? フィート:・・・・・。 0:アレス 今日のロットとのやりとりを一部始終話す ナツレ:・・・・・・・嘘・・・でしょ・・ フィート:・・・・・ロットが・・・・ カイン:っ・・・・・・ リンク:・・・・そんな・・・ アレス:あの人は裏切っていた ボク達全員・・・いや 全ての人間を・・っ プレアが博士の研究所を直接襲撃したのも 場所を教えられていたからだ フィート:・・・・・アタシのせいだわ・・ アレス:・・・連れてきたのはボクです  フィート:いいえそうじゃなくて・・・ あの子がそうなってしまった原因は・・アタシにあるわきっと・・ ナツレ:お姉ちゃん・・・ アレス:・・・・。 0:(回想)ロットの研究室 ロット:理由を教えたところでどうせ理解できないわよ・・っ 特にあんたみたいな堅物は アレス:・・・・。 ロット:アタシはチェイサーを滅ぼす あんた達はそうならないように足掻く 達成するその時まで・・・それは変わらないっ アレス:ボクらを敵視する理由が聞きたい あんたとはついこの間初めて会ったんだ・・・あんたの恨みを買うような活動が今までにあったという事なのか ロット:人としてのあんた達なんか見てないわよ アレス:どういう事だ・・・? ロット 俯いて小声で ロット:・・・・ぃじゃない・・・っ アレス:・・・・もういい 話は後で聞かせてもらう  0:アレス ロットに向けて手を構える ロット:・・・っ! 0:ロット 白衣のポケットから小瓶を取り出す アレス:!!・・っ 0:アレス 小瓶を持ってるロットの手に鎖を撃つ ロット:うっ・・! 0:ロットの手に鎖が当たり小瓶が落ちて割れる アレス:・・・・!? 0:割れた小瓶から出てきた液体が毒々しい色に揮発して目の前が何も見えなくなる ロット:にひっ・・・ アレス:着色ガス・・?クソ逃すか・・っ! ロット:さようなら 0:ロット 大学を抜け逃亡 アレス:・・・・・くそ・・っ!! 0:ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー カイン:・・・信じられねぇ・・何でだよ・・・何で・・っ・・・ リンク:カイン先輩・・・ カイン:何でなんだよ博士・・・っ・・・話してくれよ・・! フィート:あの子は いえ・・ロットだけじゃない・・・ナツレと二人とも・・昔からずっとアタシを目標にしていたのよ ナツレ:ええ・・ 必ずお姉ちゃんに負けないような 大人になったらすごい発明をするんだ 偉い科学者になるんだっていつも言ってたわね・・ アレス:まさか・・ リンク:フィート博士に負けたくない一心で手段を選ばなくなった結果が・・・プレアを強化する着手とチェイサーを滅ぼすって事に繋がるって言うの・・? フィート:恐らくね・・ アレス:ふざけてるとしか思えない・・・確かに理解は出来ん 少なくともボクには・・・ カイン:本当にそうなのかよ・・・ ナツレ:カイン・・? カイン:オレには信じられねぇよ・・・何か別の・・他の理由があるんじゃねぇのか・・・ アレス:何故そこまで言える 1日しか会ってない人間に・・・ボクに協力するフリをしてプレアを強化する情報収集をしてたんだぞ  カイン:だとしても・・!・・・ロットさんは博士とナツレさんの妹なんだ・・っ 裏切りもんの言動をしてプレアを強化してたってのは事実かもしれねぇけど・・・ それで身内の人間を簡単に見限る方がオレには納得がいかねぇ・・!! フィート:っ・・・・ リンク:先輩・・ アレス:じゃあどうするって言うんだ あの人は自分の野心で姉のフィート博士を殺そうともしてる そしてボクらを今後も殺そうと動いてくる! カイン:会って話がしてぇ・・っ ロットさんの本心を直接確かめてぇよ! アレス:もう学校にはいない どこにいるか見当もつかない・・ カイン:なら必ず見つけて話す!!本当にこんなやり方しかねぇのかオレ達全員が納得する答えを一緒に考えて見つける!!捕まって罪を償うのが先ならその後でも必ずやる!!そんで向かって来るプレアは全部倒す!! ナツレ:・・・・カイン ・・ カイン:これじゃダメかよ 博士・・ナツレさん・・ フィート:・・・・ふふ あんたに励ましてもらえるなんてね・・ ナツレ:・・・・ありがとう アレス:・・・・・。 カイン:アレスもそれでいいのか アレス:・・生み出された敵はどの道倒す その元凶を止められるのなら好きにすればいい ・・・博士達の納得する形に収まれば まぁそれが一番いいだろうからな・・ カイン:うしっ・・! リンク:(すごい・・・やっぱりカイン先輩って他の人にはない人間性がある・・・) 0:プレアエレクトロ攻略会議へ アレス達に戦況を伝える アレス:電気・・電子を操るプレアか・・・攻防一体の能力に・・遠距離攻撃・・おまけに飛べるのか・・・ カイン:厄介なのは こっちの攻撃が全部カウンター出来ちまうってトコだ・・ リンク:だからとどめを刺せなかったんだ・・ ナツレ:不導体・・・電気を通さない物質で攻撃が出来れば・・・ フィート:そんな根本から改良を施すような事・・不可能だわ・・・ ナツレ:アタシ達の出番って事ね リンの装備を一新させて射出ネットも変える・・ でも・・どうしたって鋼鉄より強度は落ちるから縛り上げるまでに相当弱らせる必要があるわよ・・ アレス:・・・カイン もう一度確認させてくれ 奴の攻撃に1つ解せない点がある カイン:?・・・。 アレス:・・・・1つ作戦を思いついた 博士達の見解を聞きたい・・ カイン:・・・いいっ!?っお前正気かよ・・っ アレス:可能なら奴にかなりのダメージが入る フィート:その仮説が正しければ確かにそうなるでしょうね・・でも・・ カイン:ほぼ捨て身じゃねぇか・・・無茶苦茶だなたまにお前は・・っ アレス:既に食らいまくってるお前にだけは言われたくない ナツレ:それ・・・リンも加わらなきゃダメなの・・・生身じゃ危険すぎるわ アレス:・・・無理強いはしないが 3人で仕掛けられた方がより確実です リンク:大丈夫よ!ウチはいつだって戦う覚悟は出来てるから任せて・・! アレス:・・・よし じゃあ準備が出来次第 早速奴を探しに行くぞ・・ 街の被害も心配だ ナツレ:といってもやる事があるのはアタシだけね・・ それまでしっかり休んでなさいあんた達! 0:フィートが落ち込んだ表情を隠せずしゃがんだまま呆然としている カイン:・・・・ほら立って元気出してくれよ博士 0:カインが手を差し出す カイン:らしくねぇな まぁさすがに無理もねぇか・・さっきも運転してたけどよ 博士が座ってるとこなんて初めて見たぜオレ アレス:(・・・・・確かに) ナツレ:あーー お姉ちゃん寝る時とトイレ以外はずっと立ってるからね フィート:・・・・・・・はぁ まったく今日は あんた達に甘えっぱなしね・・ リンク:いつも一番みんなを助けて甘えさせてくれてるじゃないですか!今回はウチらがなんとかしますよ! フィート:ありがとう・・ 0:数時間後 プレアエレクトロから逃走したルートを逆に辿って捜索するカイン アレス リンク ナツレ:(回想)まだ時間がどうしてもかかっちゃうわ 先に街の様子を見てきて・・っ 出来次第届けるから・・!プレアと遭遇したらなんとか防戦で凌いで・・! リンク:ナツレ博士・・ カイン:今回の戦いはリンクがメインだな 頼んだぜ! リンク:う・・うん 今度こそは先輩達の役に立ってみせるからね! カイン:? お前が役に立ってない戦いなんてないだろ いつもリンクがいてくれるからオレ達は無事に勝ててるんだ アレス:そうだな いつも助かってる リンク:・・!! 0:リンク 涙を浮かべる カイン:??ど・・どうした? リンク:ううん・・!大丈夫・・ アレス:・・!!二人とも・・っ 0:プレアエレクトロの仕業と思われる惨状 見えてきた街並みは既に荒れ果て建物内は全て停電している リンク:そんな・・・やっぱり遅かった・・ カイン:野郎・・・っ くそっ・・逃げ遅れてる人はいねぇか・・・ アレス:カイン・・・お前が何と言おうと・・・ボクはやっぱりあの女が許せない・・・ カイン:ああ だけどこれは・・・あのプレアが直接やった事だ・・・ プレアエレクトロ:やっと来やがったか・・ カイン・アレス・リンク:・・!! プレアエレクトロ:待ちくたびれたぜ・・・シラミ潰しに一応こっちも探してはいたけどよ・・・早く殺させろよ アレス:消えるのはお前だ・・ 報いを受けろ 0:アレスの全身の紋様が鈍く光る プレアエレクトロ:っ・・・!! 0:プレアエレクトロ アレスに電流を放つ アレス:・・・っ! プレアエレクトロ:逃がさねぇぜ・・っ! 0:電流が勢いを増してアレスに追尾する カイン:うぉお・・っ!! 0:カインがプレアエレクトロにワインダーハイスピードでキック プレアエレクトロ:ちぃ・・・っ カイン:うぉ・・っと・・!!・・逆上してそうな割に的確な動きしやがるっ・・・ 0:カインに電流攻撃で反撃するが回避される プレアエレクトロ:ちょこまかと・・っ・・ ・・? リンク:・・っ!! プレアエレクトロ:お前は避けられまい・・っ 0:プレアエレクトロ リンクに電流を放つ リンク:っ・・・・!!・・・・・残念でした♪あんたの攻撃はウチには効かないわよ プレアエレクトロ:ぁ!!?・・・・・そういう事か・・・隠れてる間に小細工してやがったかっ・・! 0:リンク 絶縁材にしたグローブで凌ぐ カイン:ナツレさんが来るまでこの調子でやり過ごすぞ! リンク:ええ・・! アレス:・・!? 0:プレアエレクトロが上空に飛んで行く カイン:何する気だ・・? プレアエレクトロ:ここなら鎖を刺せる障害物も無い お前らはそこで俺様を見上げてるだけだ リンク:・・・・まさか アレス:・・・・・もう少し近くで様子を見たかったが・・ プレアエレクトロ:さぁどうする・・っ 雷より速く動いてみろ・・!! 0:プレアエレクトロ 落雷のごとく強力な電流を落とす カイン:どわぁあ・・っ!! リンク:・・・・っ!! カイン:・・・っ・・・どうなってんだよあいつ・・っ アレス:!!・・・リンクっ! リンク:ごめん・・・少し無茶だったかな・・・そう何発も受けれないかも・・・ カイン:オレを庇って・・ くそっ!・・・・なぁアレス!お前の言ってた仮説間違ってたんじゃねーの!? アレス:距離を取って空気中の電子を稼いだのか・・・いや・・・・ともかく奴を引きずり下ろす・・っ リンク:先輩・・・ カイン:リンク・・っサンキューな しばらくあの雷から隠れてろ あいつをここに落として作戦の準備だ・・っ プレアエレクトロ:うらっ・・!!! 0:プレアエレクトロ 二発目の落雷 アレス:くっ・・!! カイン:・・・っ!!連発しやがった・・・つってもよ・・・どうするよ・・・なんとなくだけど一瞬の勝負な気が・・ アレス:ああその通りだ・・・ だがお前とボクなら出来る しくじるなよ カイン:ほいよ先輩・・! 0:上空 プレアエレクトロに下から鎖が飛んで来る プレアエレクトロ:!!・・来やがったっ! 0:鎖に電流をぶつける プレアエレクトロ:!?・・・うっ・・ 0:電流が弾かれ 鎖がプレアエレクトロに刺さる プレアエレクトロ:へっ・・・あいつの例の特殊鎖か・・・だがそいつはもう無駄だっつってんだろうが・・! 0:プレアエレクトロ 体を帯電させてカインの攻撃に備える プレアエレクトロ:・・・・!? 0:刺さってる鎖が消えている プレアエレクトロ:・・何っ!!? 0:カインが目の前に現れる カイン:っし・・!なんとか電気に触れずに外せたぜ・・・ アレス:上出来だ プレアエレクトロ:っ!!? 0:アレス カインに鎖を巻きつけて上空まで移動 プレアエレクトロ:こいつら・・っ互いの体を鎖の的にしてここまで上がりやがった・・・ アレス:落ちろ 0:アレス プレアエレクトロを掴みソリッドグレイブ発動 加重されて落下する プレアエレクトロ:ぬぉおおぁああ・・!!!ッ カイン:離れるぞ・・!! アレス:っ・・!! プレアエレクトロ:・・らぁあっ!! 0:プレアエレクトロ 周囲に放電 ワインダーハイスピードで離れるカインとアレスをわずかに捉える カイン:う・・ぁあああ・・・っ!! アレス:ぐぅ・・ぅうっ・!!! リンク:っ・・! プレアエレクトロ:フヒャハハハハハ・・・!!・・!? 0:落下予測地点から 鋼鉄のネットが飛んで来る プレアエレクトロ:ぬぉ・・っ・・!!! カイン:リンク・・っ! 0:プレアエレクトロ ステルバインダーのネットに捕らわれ落下 カインとアレスも降りてくる カイン:はぁ・・・はぁ・・・ アレス:・・く・・ぅ・・・ リンク:カイン先輩・・!アレス先輩・・! プレアエレクトロ:ぐ・・・く・・・テメェ・・ら・・・ アレス:・・っ・・・・やはり弱っているな・・・ボクらからの攻撃はほとんど受けていないのに・・・捨て身の攻撃だったという事だ・・・ プレアエレクトロ:・・・テメェ・・気づいたってのか・・ アレス:より強力な電流を流せるのに常にそうしない事が疑問でな・・お前の体には自分の電流に耐えるための電気抵抗がある 過電流にはお前自身に負荷がかかるんだ プレアエレクトロ:賢いのは博士だけじゃねぇのか・・・お前やっぱ大した奴だな・・ アレス:しばらくそうやって大人しくしてろ もうじき始末してやる ナツレ:おーーーい・・!! カイン:・・!! フィート:みんな死んでないわね・・っ リンク:博士たち・・・っ・・・やっと来てくれた・・! ナツレ:待たせたわね はいコレ・・一発分しかないからね・・ 0:ナツレ リンクに完成した発明品を渡す  フィート:プレアは・・捕らえたのね・・・ アレス:後はリンクの攻撃で仕上げです・・ いいタイミングで来てくれました プレアエレクトロ:そうかよ・・? 0:プレアエレクトロ 溜め込んだ電流を一気に解放してネットを強引に出る カイン:っ・・!!? プレアエレクトロ:このまま俺様が一気に畳み掛けちまえば全て片付くわなぁ!!?タイミングが悪かったなぁ・・!!! リンク:・・・・っ・・!! 0:リンク 受け取ったものをステルバインダーに装填 アレス:・・・いいや 0:アレス スピアヘッドクローを出して電流を受け止める アレス:ぐっ・・!! プレアエレクトロ:・・?? カイン:ぐぅ・・・!!捨て身の悪あがきのところ悪いな・・!!! 0:カイン 同じくスピアヘッドクローで電流を受ける プレアエレクトロ:何考えてやがるこいつら・・っ!? リンク:はぁあ・・!! 0:リンク ステルバインダーを大剣に変形させて同じく電流を受ける アレス:行くぞ・・・ぉっ!!! カイン:うぉおおおおおおおおお・・・・・!!! リンク:ぅ・・・たぁ・・あああああああ・・・!! プレアエレクトロ:まさか・・・っ!!! 0:カイン アレス リンク 三方向から帯電した剣でプレアエレクトロにトライアタック プレアエレクトロ:が・・ぁあああああああ・・っ! アレス:初めからこれが狙いだった・・・ お前の電流を利用した帯電攻撃を3人同時に仕掛けて・・・抵抗の限界を大きく超える電流をお前にお返しする・・ プレアエレクトロ:捨て・・身には・・変わりねぇ・・意外に無茶苦茶・・な奴だ・・な・・ アレス:聞き飽きた リンク:終わりよ・・! 0:リンク ステルバインダーでネットを撃ち込む プレアエレクトロ:・・・!・・こいつもか・・ ナツレ:電気を通さない セラミック質の特別ネットよ 0:フィートがプレアエレクトロに駆け寄る カイン:過去一番に面倒で強かったぜてめぇは・・・ リンク:さよならっ・・・ フィート:待ってリンク! リンク:!! フィート:プレアエレクトロ 教えなさい 知ってるとは思うけどあんたを進化させたロットはアタシの妹よ あの子はなぜあんた達プレアに協力するの あの子は・・一人なの!? プレアエレクトロ:・・・フッ 人間とはいえ・・ここまでの力をもらった借りがある・・口割って全て話すような事はしねぇが・・・ま あんたらならまたいずれ・・・近いうちに分かるさ  でもま・・そうか・・女もいたんだな フィート:・・!! プレアエレクトロ:・・・殺せ もう何も言わねぇ 0:リンク ステルバインダーのレバーを引く プレアエレクトロを圧迫し 撃退 0:セラミックの網がバラバラに砕ける ナツレ:・・・・やっぱまだ実戦には使いづらいわね・・でも急ピッチで作った割には上出来ね リンク:やった・・・ ウチが・・プレアにとどめを・・ カイン:ああ やったなっ! 0:フィート リンクのおでこにキスをする リンク:・・???ぇ・・ぇ?? フィート:はーーーい 今回プレアにとどめを刺して一連の苦難を払ってくれたのはリンクでしたー!アタシからのお礼よ♪ リンク:?・・??・・わ・・わーーい! アレス:? カイン:あーーー んな事言ってたな確か・・どーでも良すぎて忘れてた・・ フィート:さ!もう一回ナツレのとこに戻って休んだらすぐにアタシんとこの改修に取り掛かるわよ!・・・・あああでもその前に・・っ カイン:メシだろ ナツレ:はぁ・・・自分で用意してよね・・・あ・と・散らかさないで・ね・・っ!! リンク:はーい!じゃあウチが今度は手伝いまーす♪ カイン:いつもの博士に戻ってくれたな・・・ アレス:そうだな 0:おわり

0:フィートの研究所 カインとフィートが話している カイン:・・・・・ほっ!・・・・んっととと・・・ほっ!はっ! フィート:・・・・もう大丈夫そうね プレアに攻撃された脚は カイン:そうだな・・っ 思ったより早く治ってくれたぜ・・・ 0:カイン 逆立ちした状態から跳び上がりプレアソリッドに攻撃された左足で着地する カイン:変身してなかったら確実に折れてたな・・・だとしたらしばらくオレは何があっても待機するだけ・・よかったぜ・・そんな場合じゃねぇからな・・ フィート:確かにプレアはそう言ったのね?進化したプレアは「選ばれてる」って・・ カイン:ああ 3人共でハッキリそう聞いた プレアの進化は自然な事だったり奴ら自身の突然変異とかじゃないみたいだ フィート:プレアの進化には様々なタイプがいるわね 強度の高い硬質化タイプ 移動に特化したスピードタイプ 特殊な攻撃手段を持った能力タイプ ・・・あとは カイン:喋れるようになってる・・頭が特化したタイプだ フィート:そうね・・原始のプレア・・プレアクイーンもそうだった カイン:でもあいつは進化した訳じゃないんだろ? フィート:ええ・・ ん〜〜〜・・・もしかしたらプレア同士の結合・・融合かしら それによって新しい力を身につけたのなら プレア同士相手あっての事だから選ばれたって表現も辻褄が合うんじゃない? カイン:融合か・・今まで戦った奴の中には複数体同時に生まれたって言ってた進化型プレアもいたけどな 元々複数いたのに後からくっついて数を減らすようなマネするかな・・ フィート:・・・・。 カイン:それとアレスから聞いたんだけどよ プレアフェンサーって二人いた奴は・・合体は出来ねぇって言ってたらしいぜ・・ 敵の言ってた事だし嘘かもしれねぇけどよ 合体して強くなるんならやってたと思うけどな フィート:じゃあその線は薄いか・・ カイン:プレアの中にさらに親玉のプレアがいるって事は?そいつが選んだプレアに新しい能力を与えてるとかさ・・ フィート:それも薄いわね あなた達の話を聞く限り プレア同士の仲ってその複数同時に生まれたタイプ以外はあまり良くないイメージだわ つまりお互いがライバルみたいな横一線の関係で縦の繋がりがあるとは思えない カイン:あっそ・・・まぁ確かにそうか・・・なるほどな・・ フィート:プレアクイーンに忠実そうだったプレアフェンサーも 本心は何とも思っていなかったんでしょ? カイン:・・・・そうだったな フィート:・・・でも カイン:ん? フィート:能力を与えてるっていうのが・・・ カイン:・・・? フィート:プレアじゃなくて 人間の手によるものだとしたら・・ カイン:・・ッ!? 0:ナツレの研究所 ナツレとリンク リンク:博士お願い!ウチ・・もっと強くなりたい・・・! ナツレ:う〜〜ん・・・そうは言ってもね・・・ リンク:先輩達と一緒にこれまで戦ってきて明らかにウチは・・・ウチだけは・・正直戦いで役に立てれてない・・・せめて足を引っ張らないように・・・敵を足止めしたり時間を稼ぐぐらいしか出来ていないもの・・ ナツレ:変身して頑丈に身を包めるチェイサーとの明確な差ね・・攻撃に関しても・・・ ッ・・話を聞いてても・・あなたは充分役に立ってると思うわよ ・・・アタシも悔しいけどさ リンク:それだけじゃダメなの!きっと・・・・いつまでも先輩達ばっかりたくさん傷ついて・・ 辛いよ・・・ ナツレ:リン・・・ リンク:お願い!ステルバインダーをもっと強化・・いや ウチ自身を鍛えるのでも・・っ この通りです・・! 0:土下座して頼み込むリンク ナツレ:!?・・・ちょ・・ちょっとやめてよ!わかったわかったわよ・・っ!あなたの気持ちは充分伝わったわ・・!・・・アタシだって・・お姉ちゃんにこのまま・・負けっぱなしみたいでなんて嫌だもん リンク:ナツレ博士ぇ・・・ ナツレ:ほら泣かないの!・・・・ステルバインダーを預かるわ もっと何か別の機能を・・いや・・それこそリンの能力を引き出せるような・・・ リンク:・・・ウチにも潜在能力なんてあるの? ナツレ:あのね チェイサーだけじゃなくそんなの人間ならみんなあるの!人生って自分の可能性を広げ続ける冒険みたいなものよ!アタシはそう思っているわ・・!お姉ちゃんに出来なくてアタシに出来る事がきっとあるって・・いつも信じ続けてる リンク:博士・・・ ナツレ:ッところで ロットに会ったんでしょ?・・元気そうだった?・・あの子・・・大人しくて何考えてるかよく分かんないところあるけど・・ リンク:ロットさんすごく良い人でしたよ??アレス先輩の新しい力を引き出すの手伝ってくれて・・ ぁー・・・でも結局きっかけをつかめたのはまた違う事が理由で・・・ でもすっごいやっぱ頭いいんだろうなぁって気はしましたよ!美人だし 将来はお医者さんになるんですかね? ナツレ:・・・そう 医学部の今一年生だって話は聞いてたけど 元気そうなのね・・ リンク:??・・なんかフィート博士もそうでしたけど博士達って全然会ってないんですか? ナツレ:・・・職業柄忙しいもの ・・いや・・大人はみんなそうかも・・・そうやって言い訳して・・カインに実家に行きなさいって偉そうに言えたもんじゃないわね・・お姉ちゃんも リンク:今度3人揃って会いましょうよ!カイン先輩がみんな集めてパーーってやりたいって張り切ってるんですから ナツレ:っ・・そ・・・そう・・ あいつも相変わらずね リンク:博士 美味しそうに食べてましたもんね〜お寿司♪ 結局博士が半分以上あの後食べて・・ ナツレ:っ・・!!!だ・・・だって早く傷んじゃうんだしぃ・・!も・・勿体無いでしょ・・・! リンク:うんうん♪ ナツレ:っ!!・・・あ あとっ!この間あんた達が戦ったプレア!・・・・妙なこと言ってたんだってね リンク:・・・はい なんか進化してる特殊なプレア達は・・・選ばれてたプレアだって・・  ナツレ:何よそれ・・ リンク:どういう事なのか聞いたんだけど・・・なんか近いうちに分かるって・・・ ナツレ:もしかしてプレアの他に・・・いやそれより・・・ 考えたくないけど最も筋が通るのは・・ リンク:・・? ナツレ:人間がプレアに関与してるのなら・・・ リンク:・・・・え 0:ロットの通う大学の医学部第六研究室 アレス:お陰様でプレアを倒せました ロット:ええ また凄い能力を手に入れたわね・・ おめでとうアレスくん アレス:ありがとうございました 0:頭を下げるアレス ロット:そんな アタシは何の役にも立ってないわ・・力になれなくて頭を下げるのはこっちの方よ アレス:プレアが最後に言っていた事ですが ロットさんはどう思いますか ロット:プレアの進化は何によって選ばれているのか・・・そうね アレス:・・・・。 ロット:プレアは基本的に生後ほとんど単体で行動するけど 中には稀に群れを形成したりペアを組んでいるのもいる・・同種間で争う事はほとんど無いけどプレアの中にも力の優劣が存在していて・・それを埋める為に仲間内で強化する者を選んでる・・というケース・・ アレス:なるほど 今まで戦ってきたプレアには確かに複数で動くのもいた・・ ロット:・・・あとは どのプレアもそもそもの成長欲が強いってことね きっかけさえあれば少しでも力を得ようとする・・人間社会へ出没する中で経験を蓄積して徐々に・・ そもそも原種のプレアクイーンが長い時間を費やして成長したし・・ アレス:人間と触れ合うことでプレアに変化があった・・・ そうか・・人間の娯楽に関心を示していたプレアもいたな ロット:ええ 選ばれた っていう表現は自身の才能を誇示しているというニュアンスも考えられるかも・・ 人間もよく言う 天や神に・・・っていう アレス:プレアに詳しいですね ボクも知らないような情報もいくつかあった・・ ロット:プレアの存在は社会問題だもの それに科学に携わる者なら正直言って興味も湧いてきちゃうわ アレス:まるでフィート博士だ やっぱり姉妹ですね ロット:ふふふ アレス:すらすらと考察が出てきますね それとも 予め考えを用意していたんですか ロット:ふふ まぁお姉様からこの間のプレアソリッドの戦いを聞いた時から・・アタシなりに色々考えたわ アレス:ボクの考えを言います ボクは・・人間が直接プレアに手を加えているのではないかと・・ ロット:人間が直接・・!? 0:????? プレアエレクトロ:こ〜こかぁ〜・・ なるほどやっと見つけたぜ・・・フッ・・フヒャハハハハハハハハハハ・・! 0:フィートの研究所 カイン:人間!?・・・・なんでだよ!プレアは人間に害をもたらす絶対的な敵じゃねぇか!わざわざプレアを強化するなんてバカがいるわけねぇだろ!? フィート:でも仮にそうだとしたら それぐらいのきっかけが一番現実味があるのよ 特に喋れる頭脳特化型は・・自然な進化という方が腑に落ちないわ カイン:バカな・・ ・・・・でも・・・確かにその頭脳タイプの奴らは・・・明らかにこれまでのプレアとは違うとは思ってた・・・ フィート:あんた達複数の相手に基本的には単体で戦って いつも辛勝だったんでしょ・・・アタシのプライドにもいつも障るわ・・・ カイン:・・・・っ!? フィート:だとしても一体どんな人間g・・ カイン:博士・・っ・・!!! 0:研究所の窓ガラスを突き破り何者かが入り込む フィート:!!? プレアエレクトロ:フヒャハハハハハハハハ!!いたいた いたぜぇええ・・!チェイサーのカイン!そしてアンタはフィートだな!? カイン:なっ・・!!・・・プレア・・が・・・っ フィート:っー・・!! カイン:ここに直接来やがった・・・っ・・!! フィート:・・・っなんかたまたま見つけたって感じじゃなさそうね・・ プレアエレクトロ:博士 アンタをやっちまえばァ・・もうチェイサー達はこれ以上強くはなれねぇってことだ チェックをかけさせてもらうぜェッ・・・ハハァ!! カイン:・・・っ!! 0:カイン チェイサーに変身 カイン:このっ・・・ふざけんなよハイテンション野郎ーー・・ッ!! フィート:カイン・・!! プレアエレクトロ:邪魔すんなよ金属ヒーロー!! 0:プレアエレクトロ 変身したカインに指を向ける カイン:!?・・・が・・・ぁあああっ・・・!! フィート:!? プレアエレクトロ:フヒャハハハハハハハハ・・!! 0:ロットの研究室 アレス:それが一番辻褄が合うんです ロット:だとしたら・・誰がそんなこと アレス:ボク達が初めてここに来た時 扉を閉めていましたね 見られちゃまずいものでもあったんですか 0:研究室の隅にもう1つ扉がある アレス:その奥の部屋 何があるんですか ロット:・・・・・・アタシを疑っているの・・ アレス:初めて会った時から あんたはずっと怪しいんだよ ロット:何を言っているの・・・そんな・・ひどい・・っ・・ アレス:その部屋・・見せてもらいますよ 潔白ならボクを訴訟するなり好きにすればいい ロット:アレスくん・・・あなたまた・・ アレス:落ち着いていますよ ボクにはさっきの考察も 自分の悪事を必死に誤魔化しているようにしか聞こえなかった ロット:・・・・いいわよ 見ればいいわ アレス:あんたが開けろ 0:ロットが研究室奥の扉の鍵を開ける ロット:好きに調べなさい アレス:その隙にボクを攻撃しようとしても無駄だぞ ロット:さすがにアタシも腹が立つわ・・・仲間だと思っていたのに・・ アレス:・・・・・。 ロット:ここで何を見つけようとしているの どうなればアタシの疑いは晴れるの? アレス:・・・・さすがになかなかボロは出さないか こうして喋っている間も・・ ロット:・・・っ アレス:だがますます疑いは深いな あんたの性格上 こんな事を言われてショックを受ければ泣きそうなもんだ・・・ずいぶんと強気ですね ロット:そんな事が証拠だって言いたいの? アレス:三姉妹そろってタフなメンタルなのか・・猫被ってるのか・・ ロット:・・・・・。 0:しばらくしてアレスが部屋から出てくる アレス:何も疑わしいものはないようですね ロット:ええ 悪いけどアレスくん 相応の覚悟をしてもらうわよ アレス:ところで なぜあのプレアの名前を知っているんですか ロット:え・・・?お姉様から聞いたって言ったじゃない アレス:それは違う 博士には決してプレアの名前は出さずに報告して欲しいと伝えてる ロット:何よそれ・・そんなのお姉様が律儀に守るとでも・・?ッあなたとアタシとどっちが関係が深いと思ってるのよ アレス:言ったかどうかは本人に聞けばわかる事だ ロット:・・・・っ!!! 0:ロットの形相が険しくなる アレス:プレアソリッドも あんたが進化させたんだな ロット:初めはアタシの話に共感して納得する程度の頭のフリして・・・悪い子ね・・・っ アレス:あんたほどじゃない ボクをナメるな ロット:・・・・その時から確信していたのね ヒーローなんて辞めて警察でもやればいいのに アレス:もう少し探りを入れたかったがな プレアソリッドの言っていた 近いうちに分かるって意味が・・ようやく疑念から確信になった ロット:あの出来損ない・・・そんな事まで口を滑らせたのね・・・っ アレス:ボクが吐かせた ロット:アタシもあなたが初めからずっと苦手だったわ その目が・・・っ アレス:何故こんな事をする あんたのせいでどれだけの被害が出たと思っている・・! ロット:妹さんの事は気の毒だと思っているわ アタシはその時まだ関係ないけど アレス:・・・っ!! 0:アレス チェイサーに変身 アレス:目的はボクらを チェイサーを殺す事か 理由は何だ!言わなければ死なない程度に鎖を叩き込み 刺し続ける ロット:そんな暇があるかな アレス:何? ロット:あの時あなたを調べさせてもらってずっと考えた チェイサーを確実に仕留めるプレアにするにはどう進化させればいいか そしてまずは大元を潰さなきゃってね アレス:何を言っているんだ? ロット:今その新しいプレアは もうお姉様の研究所に着いた頃かな アレス:何だと・・っ! ロット:アタシなんか放っておいてお姉様を助けに行った方がいいんじゃない? アレス:っ!!・・・・あそこには今カインがいる ロット:ふふふふふふ・・っ! 0:フィートの研究所 カインとプレアエレクトロの交戦 カイン:・・・・っ・・・こいつ!!・・・何しやがった!? プレアエレクトロ:もうお前らは勝てねぇ 俺様に近づくことも出来ねぇ・・!! カイン:んのやろ・・っ!! フィート:・・・電流・・?直接触れる事無く・・・電流を流してきた・・ カイン:!?・・・・・な・・・そんなのありかよ・・!? プレアエレクトロ:さすが博士ェ 恐るべき思考と洞察だぜ!!俺様はプレアエレクトロ !!チェイサーを確実に仕留めるために進化させてもらった最強のプレアだ・・!!! カイン:セリフはいかにもな雑魚なのに間違ってねぇ・・・っ プレアエレクトロ:死んでもらうぜ フィート博士ァ!!! カイン:くそっ・・!! 0:フィートへ放たれるプレアエレクトロの電流にカインが間一髪割り込む フィート:カイン!! カイン:がぁあああ・・っ! プレアエレクトロ:っちぃ・・!諦めの悪ぃやつだなァ・・!! カイン:逃げるぜ・・・捕まってろ博士・・!! フィート:!? 0:カイン フィートを抱き上げてプレアエレクトロの入ってきた窓から飛び降り 地上30mを落下 フィート:ちょ・・・いやぁあああああーーーーー・・! カイン:はぁあっ・・!! 0:カイン 壁面と地面に鎖を放って 衝撃を抑える カイン:どわぁあ・・! 0:しかし着地が上手くいかず転んで倒れる二人 フィート:っ・・・・あ・・あんた無茶苦茶やるわね・・・!あとそこはビシッと決めなさいよ・・・!アタシが重いみたいじゃない・・っ カイン:っ・・じゃあ今度練習させてくれ 逃げてくれ博士・・!あいつが来るまでに早く!!オレがなんとか倒す・・! フィート:・・・っ・・・・わかったわ いい!?いつも言ってるけど ヤバくなったら退くのよ!! カイン:おう・・っ 0:プレアエレクトロが降りて来る プレアエレクトロ:待てコラぁああ・・・!!! カイン:待ってるぜ オレだけな・・!! プレアエレクトロ:っ・・・!そんなに先に死にてぇならっ!!お前から殺してやるぜカイン !! 0:プレアエレクトロ 電流をカインに放つ カイン:・・・・っワインダーハイスピード・・・! 0:カインの全身の紋様が鈍く光る プレアエレクトロ:!? 0:カイン 高速移動で電流攻撃を避ける カイン:・・・よしっ これなら何とかなるか・・っ プレアエレクトロ:ちぃっ・・! カイン:うらぁああ・・!! 0:カイン ワインダーハイスピードでプレアエレクトロに高速キック プレアエレクトロ:!?ッ・・・ぐぉあ・・っ! カイン:縛り上げてやる・・ッ!! 0:カイン 鎖を飛ばす プレアエレクトロ:んぐっ・・ぅううッ・・!!! 0:プレアエレクトロ 鎖に向けて電流を放つ カイン:なっ・・!!?ぐぁああっ・・・! プレアエレクトロ:へ・・へへへっ・・!無駄だぜ お前の攻撃も俺様には攻撃のチャンスになっちまうんだ・・っ カイン:くっそ・・・やべぇな・・・へへ マジで手も足も出ねぇかも・・・ プレアエレクトロ:出せねぇよ お前らを確実に仕留めるんだからよ・・俺様ってプレアはよっ! 0:再び電流をカインに放つ カイン:だけどよっ・・! 0:カイン 再度ワインダーハイスピードで回避 プレアエレクトロ:無駄だぜ・・!! カイン:・・・・ッ!? 0:電流が先程より勢いを増してカインに向かう プレアエレクトロ:今までのが全力だと思うなよ・・!! 0:電流がカインを捉える カイン:ぬぁ・・ああああああっ・・・!! プレアエレクトロ:フヒャハハハハハハハハ・・!! カイン:なん・・・・・だ・・・と・・っ フィート:カインーーーー・・・っ!!! 0:フィートがオープンカーを走らせて戻って来る カイン:・・!? フィート:乗って・・!! カイン:っ・・・!! 0:カイン 車の後部座席に転がり乗る プレアエレクトロ:!?・・・フヒェへへ・・・っ戻ってきやがった・・!! カイン:っ・・・は・・・博士・・・何で・・・ フィート:とにかく逃げるわよ・・・!このままじゃあいつには勝てない・・・ 殺されておしまいよ・・・っ プレアエレクトロ:逃がさねぇぜ・・・っ!! 0:プレアエレクトロ 浮遊してフィート達の車を追う フィート:!!・・あいつ飛べるのね・・・研究室10階の外から飛び込んできた様子からもしかしてと思ってたけど・・・ カイン:ううっ・・・ フィート:ちょっと・・大丈夫・・!?  カイン:痺れが・・・抜けねぇ・・っ フィート:・・・・あなたの体に滞留してる電子が・・チェイサーの鋼鉄に反応し続けてるのかも・・・っ 一旦変身を解いて・・っ カイン:くっ・・・ 0:カイン 変身を解除 カイン:ぉ・・・楽になった・・へへ・・・・博士がプレアのターゲットか・・・ようやくヒロインらしい展開がきたな・・・ フィート:ええ・・無事にこの場を凌げたらキスでもしてあげようかしら・・っ プレアエレクトロ:待てぇぁあああ・・・!! カイン:博士・・・運転できるんだな・・ この間の作ってもらった料理も結構美味かったし・・・すげぇなホント フィート:真の天才は何だってこなしてみせるわよ カイン:これでもう少しお淑やかなら いいお嫁さんになれそうなのによ・・・っ フィート:振り落とされたくなかったら何とかあいつをもういっちょ凌ぎなさい・・っ 0:カイン チェイサーに再び変身 プレアエレクトロ:らぁああっ・・・!! 0:プレアエレクトロ 射程内に追いつき電流を放つ カイン:ああ・・・呑気なおしゃべりもここまでだな 0:カイン 全身の紋様が強く光る カイン:ゼロインプレッション・・・っ プレアエレクトロ:・・・・・?ぐぉっ・・・・!!! 0:カイン 超高速キックをプレアエレクトロに叩き込む カイン:やっぱな・・この鎖なら電気も通さねぇで攻撃出来る・・っ プレアエレクトロ:・・っ・・っぅううう!!!こいつのこの技はやっぱキツいか・・っ カイン:もういっちょ・・吹き飛びな・・っ!! プレアエレクトロ:初見・・ならな・・・っ 0:プレアエレクトロ 自身の体を帯電させる カイン:!?・・・う・・ぐぁあああっ!! プレアエレクトロ:電気を通さねぇのはその鎖の穂先だけ・・・俺様への攻撃時には感電する・・っ!! カイン:っっっ・・・!!! 0:カイン 辛うじて鎖を出し車に戻る フィート:なんてやつなの・・っ・・バカっぽい印象に反して常に最善策で切り返してくる・・・ カイン:くそ・・・くそ・・ぉ・・!マジで打つ手が・・・ リンク:先輩ーーーー!!! カイン:!? ナツレ:まだ死んでないでしょうねぇー・・・!! フィート:ナツレ・・! 0:ナツレがリンクのバイクで追走 サイドカーにリンクが乗ってる プレアエレクトロ:!!・・・あいつらは・・っ リンク:はぁっ・・!! 0:リンク ステルバインダーから鋼鉄ネットを射出 プレアエレクトロ:・・!! フィート:リンクダメよ!!撃ったらすぐ網を切り離して・・!! カイン:・・・!? プレアエレクトロ:何・・!? 0:射出された網が小刻みに連続で飛んでくる ナツレ:少し改良したのよ 色んなショットが出来るようにね・・! プレアエレクトロ:ぬぅ・・!!!これじゃあ届かねぇ・・・ 0:プレアエレクトロ 身体中にネットを撃たれ動きが止まる フィート:やるじゃない・・っ リンク:先輩!早くトドメを・・!今のでこっちのは無くなっちゃった! カイン:いやダメだ・・!今はとにかくこいつから逃げる!!とどめは刺せない! ナツレ:・・?? フィート:後で説明するわ プレアエレクトロ:待ち・・・やが・・れ・・っ!! 0:プレアエレクトロ 網を振り解こうともがき ネットが外れかける プレアエレクトロ:よし・・! リンク:げ・・抜け出しそ・・・っ アレス:ソリッドグレイブ プレアエレクトロ:ぐ!?・・ぉ・・っ!!? 0:加重された超重量の鎖がプレアエレクトロの頭上から降ってくる カイン:っ!!・・・アレス・・っ アレス:博士は無事か・・! カイン:・・おう!!当たり前だ・・! リンク:アレス先輩・・! カイン:・・・っ一旦そいつは撒くぞ!!こっちに乗ってくれ! アレス:・・・・・・。 0:アレス フィート達の乗るオープンカーに着地  プレアエレクトロ:ぐ・・・っクッソがぁ・あああ・・・っ・・・・ 0:カイン達 プレアエレクトロの追走から逃れる 0:ナツレの研究所 カイン達一行が身を寄せる カイン:はぁ・・・はぁ・・ぐ・・うっ・・・ リンク:カイン先輩・・っ 大丈夫・・? フィート:仕方なかったとはいえ・・・奴からかなり攻撃を受けてしまったわね・・・ カイン:面目ねぇ・・ ナツレ:お姉ちゃんにプレアが言ってた事について相談しようと思って行ったら研究所がめちゃくちゃなんだもん・・・あのプレアが原因なんだろうけど・・一体何があったの? アレス:奴は・・チェイサーを確実に仕留めるプレア・・・だそうだ カイン:・・!! フィート:・・・・奴自身が言ってたわよそれ アレス何で・・ アレス:奴の倒し方を考える前に・・・みんなに話すことがある 心して聞いて欲しい・・・フィート博士とナツレさんは特に ナツレ:・・? フィート:・・・・・。 0:アレス 今日のロットとのやりとりを一部始終話す ナツレ:・・・・・・・嘘・・・でしょ・・ フィート:・・・・・ロットが・・・・ カイン:っ・・・・・・ リンク:・・・・そんな・・・ アレス:あの人は裏切っていた ボク達全員・・・いや 全ての人間を・・っ プレアが博士の研究所を直接襲撃したのも 場所を教えられていたからだ フィート:・・・・・アタシのせいだわ・・ アレス:・・・連れてきたのはボクです  フィート:いいえそうじゃなくて・・・ あの子がそうなってしまった原因は・・アタシにあるわきっと・・ ナツレ:お姉ちゃん・・・ アレス:・・・・。 0:(回想)ロットの研究室 ロット:理由を教えたところでどうせ理解できないわよ・・っ 特にあんたみたいな堅物は アレス:・・・・。 ロット:アタシはチェイサーを滅ぼす あんた達はそうならないように足掻く 達成するその時まで・・・それは変わらないっ アレス:ボクらを敵視する理由が聞きたい あんたとはついこの間初めて会ったんだ・・・あんたの恨みを買うような活動が今までにあったという事なのか ロット:人としてのあんた達なんか見てないわよ アレス:どういう事だ・・・? ロット 俯いて小声で ロット:・・・・ぃじゃない・・・っ アレス:・・・・もういい 話は後で聞かせてもらう  0:アレス ロットに向けて手を構える ロット:・・・っ! 0:ロット 白衣のポケットから小瓶を取り出す アレス:!!・・っ 0:アレス 小瓶を持ってるロットの手に鎖を撃つ ロット:うっ・・! 0:ロットの手に鎖が当たり小瓶が落ちて割れる アレス:・・・・!? 0:割れた小瓶から出てきた液体が毒々しい色に揮発して目の前が何も見えなくなる ロット:にひっ・・・ アレス:着色ガス・・?クソ逃すか・・っ! ロット:さようなら 0:ロット 大学を抜け逃亡 アレス:・・・・・くそ・・っ!! 0:ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー カイン:・・・信じられねぇ・・何でだよ・・・何で・・っ・・・ リンク:カイン先輩・・・ カイン:何でなんだよ博士・・・っ・・・話してくれよ・・! フィート:あの子は いえ・・ロットだけじゃない・・・ナツレと二人とも・・昔からずっとアタシを目標にしていたのよ ナツレ:ええ・・ 必ずお姉ちゃんに負けないような 大人になったらすごい発明をするんだ 偉い科学者になるんだっていつも言ってたわね・・ アレス:まさか・・ リンク:フィート博士に負けたくない一心で手段を選ばなくなった結果が・・・プレアを強化する着手とチェイサーを滅ぼすって事に繋がるって言うの・・? フィート:恐らくね・・ アレス:ふざけてるとしか思えない・・・確かに理解は出来ん 少なくともボクには・・・ カイン:本当にそうなのかよ・・・ ナツレ:カイン・・? カイン:オレには信じられねぇよ・・・何か別の・・他の理由があるんじゃねぇのか・・・ アレス:何故そこまで言える 1日しか会ってない人間に・・・ボクに協力するフリをしてプレアを強化する情報収集をしてたんだぞ  カイン:だとしても・・!・・・ロットさんは博士とナツレさんの妹なんだ・・っ 裏切りもんの言動をしてプレアを強化してたってのは事実かもしれねぇけど・・・ それで身内の人間を簡単に見限る方がオレには納得がいかねぇ・・!! フィート:っ・・・・ リンク:先輩・・ アレス:じゃあどうするって言うんだ あの人は自分の野心で姉のフィート博士を殺そうともしてる そしてボクらを今後も殺そうと動いてくる! カイン:会って話がしてぇ・・っ ロットさんの本心を直接確かめてぇよ! アレス:もう学校にはいない どこにいるか見当もつかない・・ カイン:なら必ず見つけて話す!!本当にこんなやり方しかねぇのかオレ達全員が納得する答えを一緒に考えて見つける!!捕まって罪を償うのが先ならその後でも必ずやる!!そんで向かって来るプレアは全部倒す!! ナツレ:・・・・カイン ・・ カイン:これじゃダメかよ 博士・・ナツレさん・・ フィート:・・・・ふふ あんたに励ましてもらえるなんてね・・ ナツレ:・・・・ありがとう アレス:・・・・・。 カイン:アレスもそれでいいのか アレス:・・生み出された敵はどの道倒す その元凶を止められるのなら好きにすればいい ・・・博士達の納得する形に収まれば まぁそれが一番いいだろうからな・・ カイン:うしっ・・! リンク:(すごい・・・やっぱりカイン先輩って他の人にはない人間性がある・・・) 0:プレアエレクトロ攻略会議へ アレス達に戦況を伝える アレス:電気・・電子を操るプレアか・・・攻防一体の能力に・・遠距離攻撃・・おまけに飛べるのか・・・ カイン:厄介なのは こっちの攻撃が全部カウンター出来ちまうってトコだ・・ リンク:だからとどめを刺せなかったんだ・・ ナツレ:不導体・・・電気を通さない物質で攻撃が出来れば・・・ フィート:そんな根本から改良を施すような事・・不可能だわ・・・ ナツレ:アタシ達の出番って事ね リンの装備を一新させて射出ネットも変える・・ でも・・どうしたって鋼鉄より強度は落ちるから縛り上げるまでに相当弱らせる必要があるわよ・・ アレス:・・・カイン もう一度確認させてくれ 奴の攻撃に1つ解せない点がある カイン:?・・・。 アレス:・・・・1つ作戦を思いついた 博士達の見解を聞きたい・・ カイン:・・・いいっ!?っお前正気かよ・・っ アレス:可能なら奴にかなりのダメージが入る フィート:その仮説が正しければ確かにそうなるでしょうね・・でも・・ カイン:ほぼ捨て身じゃねぇか・・・無茶苦茶だなたまにお前は・・っ アレス:既に食らいまくってるお前にだけは言われたくない ナツレ:それ・・・リンも加わらなきゃダメなの・・・生身じゃ危険すぎるわ アレス:・・・無理強いはしないが 3人で仕掛けられた方がより確実です リンク:大丈夫よ!ウチはいつだって戦う覚悟は出来てるから任せて・・! アレス:・・・よし じゃあ準備が出来次第 早速奴を探しに行くぞ・・ 街の被害も心配だ ナツレ:といってもやる事があるのはアタシだけね・・ それまでしっかり休んでなさいあんた達! 0:フィートが落ち込んだ表情を隠せずしゃがんだまま呆然としている カイン:・・・・ほら立って元気出してくれよ博士 0:カインが手を差し出す カイン:らしくねぇな まぁさすがに無理もねぇか・・さっきも運転してたけどよ 博士が座ってるとこなんて初めて見たぜオレ アレス:(・・・・・確かに) ナツレ:あーー お姉ちゃん寝る時とトイレ以外はずっと立ってるからね フィート:・・・・・・・はぁ まったく今日は あんた達に甘えっぱなしね・・ リンク:いつも一番みんなを助けて甘えさせてくれてるじゃないですか!今回はウチらがなんとかしますよ! フィート:ありがとう・・ 0:数時間後 プレアエレクトロから逃走したルートを逆に辿って捜索するカイン アレス リンク ナツレ:(回想)まだ時間がどうしてもかかっちゃうわ 先に街の様子を見てきて・・っ 出来次第届けるから・・!プレアと遭遇したらなんとか防戦で凌いで・・! リンク:ナツレ博士・・ カイン:今回の戦いはリンクがメインだな 頼んだぜ! リンク:う・・うん 今度こそは先輩達の役に立ってみせるからね! カイン:? お前が役に立ってない戦いなんてないだろ いつもリンクがいてくれるからオレ達は無事に勝ててるんだ アレス:そうだな いつも助かってる リンク:・・!! 0:リンク 涙を浮かべる カイン:??ど・・どうした? リンク:ううん・・!大丈夫・・ アレス:・・!!二人とも・・っ 0:プレアエレクトロの仕業と思われる惨状 見えてきた街並みは既に荒れ果て建物内は全て停電している リンク:そんな・・・やっぱり遅かった・・ カイン:野郎・・・っ くそっ・・逃げ遅れてる人はいねぇか・・・ アレス:カイン・・・お前が何と言おうと・・・ボクはやっぱりあの女が許せない・・・ カイン:ああ だけどこれは・・・あのプレアが直接やった事だ・・・ プレアエレクトロ:やっと来やがったか・・ カイン・アレス・リンク:・・!! プレアエレクトロ:待ちくたびれたぜ・・・シラミ潰しに一応こっちも探してはいたけどよ・・・早く殺させろよ アレス:消えるのはお前だ・・ 報いを受けろ 0:アレスの全身の紋様が鈍く光る プレアエレクトロ:っ・・・!! 0:プレアエレクトロ アレスに電流を放つ アレス:・・・っ! プレアエレクトロ:逃がさねぇぜ・・っ! 0:電流が勢いを増してアレスに追尾する カイン:うぉお・・っ!! 0:カインがプレアエレクトロにワインダーハイスピードでキック プレアエレクトロ:ちぃ・・・っ カイン:うぉ・・っと・・!!・・逆上してそうな割に的確な動きしやがるっ・・・ 0:カインに電流攻撃で反撃するが回避される プレアエレクトロ:ちょこまかと・・っ・・ ・・? リンク:・・っ!! プレアエレクトロ:お前は避けられまい・・っ 0:プレアエレクトロ リンクに電流を放つ リンク:っ・・・・!!・・・・・残念でした♪あんたの攻撃はウチには効かないわよ プレアエレクトロ:ぁ!!?・・・・・そういう事か・・・隠れてる間に小細工してやがったかっ・・! 0:リンク 絶縁材にしたグローブで凌ぐ カイン:ナツレさんが来るまでこの調子でやり過ごすぞ! リンク:ええ・・! アレス:・・!? 0:プレアエレクトロが上空に飛んで行く カイン:何する気だ・・? プレアエレクトロ:ここなら鎖を刺せる障害物も無い お前らはそこで俺様を見上げてるだけだ リンク:・・・・まさか アレス:・・・・・もう少し近くで様子を見たかったが・・ プレアエレクトロ:さぁどうする・・っ 雷より速く動いてみろ・・!! 0:プレアエレクトロ 落雷のごとく強力な電流を落とす カイン:どわぁあ・・っ!! リンク:・・・・っ!! カイン:・・・っ・・・どうなってんだよあいつ・・っ アレス:!!・・・リンクっ! リンク:ごめん・・・少し無茶だったかな・・・そう何発も受けれないかも・・・ カイン:オレを庇って・・ くそっ!・・・・なぁアレス!お前の言ってた仮説間違ってたんじゃねーの!? アレス:距離を取って空気中の電子を稼いだのか・・・いや・・・・ともかく奴を引きずり下ろす・・っ リンク:先輩・・・ カイン:リンク・・っサンキューな しばらくあの雷から隠れてろ あいつをここに落として作戦の準備だ・・っ プレアエレクトロ:うらっ・・!!! 0:プレアエレクトロ 二発目の落雷 アレス:くっ・・!! カイン:・・・っ!!連発しやがった・・・つってもよ・・・どうするよ・・・なんとなくだけど一瞬の勝負な気が・・ アレス:ああその通りだ・・・ だがお前とボクなら出来る しくじるなよ カイン:ほいよ先輩・・! 0:上空 プレアエレクトロに下から鎖が飛んで来る プレアエレクトロ:!!・・来やがったっ! 0:鎖に電流をぶつける プレアエレクトロ:!?・・・うっ・・ 0:電流が弾かれ 鎖がプレアエレクトロに刺さる プレアエレクトロ:へっ・・・あいつの例の特殊鎖か・・・だがそいつはもう無駄だっつってんだろうが・・! 0:プレアエレクトロ 体を帯電させてカインの攻撃に備える プレアエレクトロ:・・・・!? 0:刺さってる鎖が消えている プレアエレクトロ:・・何っ!!? 0:カインが目の前に現れる カイン:っし・・!なんとか電気に触れずに外せたぜ・・・ アレス:上出来だ プレアエレクトロ:っ!!? 0:アレス カインに鎖を巻きつけて上空まで移動 プレアエレクトロ:こいつら・・っ互いの体を鎖の的にしてここまで上がりやがった・・・ アレス:落ちろ 0:アレス プレアエレクトロを掴みソリッドグレイブ発動 加重されて落下する プレアエレクトロ:ぬぉおおぁああ・・!!!ッ カイン:離れるぞ・・!! アレス:っ・・!! プレアエレクトロ:・・らぁあっ!! 0:プレアエレクトロ 周囲に放電 ワインダーハイスピードで離れるカインとアレスをわずかに捉える カイン:う・・ぁあああ・・・っ!! アレス:ぐぅ・・ぅうっ・!!! リンク:っ・・! プレアエレクトロ:フヒャハハハハハ・・・!!・・!? 0:落下予測地点から 鋼鉄のネットが飛んで来る プレアエレクトロ:ぬぉ・・っ・・!!! カイン:リンク・・っ! 0:プレアエレクトロ ステルバインダーのネットに捕らわれ落下 カインとアレスも降りてくる カイン:はぁ・・・はぁ・・・ アレス:・・く・・ぅ・・・ リンク:カイン先輩・・!アレス先輩・・! プレアエレクトロ:ぐ・・・く・・・テメェ・・ら・・・ アレス:・・っ・・・・やはり弱っているな・・・ボクらからの攻撃はほとんど受けていないのに・・・捨て身の攻撃だったという事だ・・・ プレアエレクトロ:・・・テメェ・・気づいたってのか・・ アレス:より強力な電流を流せるのに常にそうしない事が疑問でな・・お前の体には自分の電流に耐えるための電気抵抗がある 過電流にはお前自身に負荷がかかるんだ プレアエレクトロ:賢いのは博士だけじゃねぇのか・・・お前やっぱ大した奴だな・・ アレス:しばらくそうやって大人しくしてろ もうじき始末してやる ナツレ:おーーーい・・!! カイン:・・!! フィート:みんな死んでないわね・・っ リンク:博士たち・・・っ・・・やっと来てくれた・・! ナツレ:待たせたわね はいコレ・・一発分しかないからね・・ 0:ナツレ リンクに完成した発明品を渡す  フィート:プレアは・・捕らえたのね・・・ アレス:後はリンクの攻撃で仕上げです・・ いいタイミングで来てくれました プレアエレクトロ:そうかよ・・? 0:プレアエレクトロ 溜め込んだ電流を一気に解放してネットを強引に出る カイン:っ・・!!? プレアエレクトロ:このまま俺様が一気に畳み掛けちまえば全て片付くわなぁ!!?タイミングが悪かったなぁ・・!!! リンク:・・・・っ・・!! 0:リンク 受け取ったものをステルバインダーに装填 アレス:・・・いいや 0:アレス スピアヘッドクローを出して電流を受け止める アレス:ぐっ・・!! プレアエレクトロ:・・?? カイン:ぐぅ・・・!!捨て身の悪あがきのところ悪いな・・!!! 0:カイン 同じくスピアヘッドクローで電流を受ける プレアエレクトロ:何考えてやがるこいつら・・っ!? リンク:はぁあ・・!! 0:リンク ステルバインダーを大剣に変形させて同じく電流を受ける アレス:行くぞ・・・ぉっ!!! カイン:うぉおおおおおおおおお・・・・・!!! リンク:ぅ・・・たぁ・・あああああああ・・・!! プレアエレクトロ:まさか・・・っ!!! 0:カイン アレス リンク 三方向から帯電した剣でプレアエレクトロにトライアタック プレアエレクトロ:が・・ぁあああああああ・・っ! アレス:初めからこれが狙いだった・・・ お前の電流を利用した帯電攻撃を3人同時に仕掛けて・・・抵抗の限界を大きく超える電流をお前にお返しする・・ プレアエレクトロ:捨て・・身には・・変わりねぇ・・意外に無茶苦茶・・な奴だ・・な・・ アレス:聞き飽きた リンク:終わりよ・・! 0:リンク ステルバインダーでネットを撃ち込む プレアエレクトロ:・・・!・・こいつもか・・ ナツレ:電気を通さない セラミック質の特別ネットよ 0:フィートがプレアエレクトロに駆け寄る カイン:過去一番に面倒で強かったぜてめぇは・・・ リンク:さよならっ・・・ フィート:待ってリンク! リンク:!! フィート:プレアエレクトロ 教えなさい 知ってるとは思うけどあんたを進化させたロットはアタシの妹よ あの子はなぜあんた達プレアに協力するの あの子は・・一人なの!? プレアエレクトロ:・・・フッ 人間とはいえ・・ここまでの力をもらった借りがある・・口割って全て話すような事はしねぇが・・・ま あんたらならまたいずれ・・・近いうちに分かるさ  でもま・・そうか・・女もいたんだな フィート:・・!! プレアエレクトロ:・・・殺せ もう何も言わねぇ 0:リンク ステルバインダーのレバーを引く プレアエレクトロを圧迫し 撃退 0:セラミックの網がバラバラに砕ける ナツレ:・・・・やっぱまだ実戦には使いづらいわね・・でも急ピッチで作った割には上出来ね リンク:やった・・・ ウチが・・プレアにとどめを・・ カイン:ああ やったなっ! 0:フィート リンクのおでこにキスをする リンク:・・???ぇ・・ぇ?? フィート:はーーーい 今回プレアにとどめを刺して一連の苦難を払ってくれたのはリンクでしたー!アタシからのお礼よ♪ リンク:?・・??・・わ・・わーーい! アレス:? カイン:あーーー んな事言ってたな確か・・どーでも良すぎて忘れてた・・ フィート:さ!もう一回ナツレのとこに戻って休んだらすぐにアタシんとこの改修に取り掛かるわよ!・・・・あああでもその前に・・っ カイン:メシだろ ナツレ:はぁ・・・自分で用意してよね・・・あ・と・散らかさないで・ね・・っ!! リンク:はーい!じゃあウチが今度は手伝いまーす♪ カイン:いつもの博士に戻ってくれたな・・・ アレス:そうだな 0:おわり