台本概要

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タイトル 踊り狂う
作者名 かふぇ。  (@Cafe_0018)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 未来へ踏み出す男と、過去に縋る女が踊り狂う話
おもいおもいのスイとメアを演じてください

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
63 スイ
芽亜 64 メア
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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芽亜:ねぇ 翠:ねぇ 芽亜:踊りましょ? 翠:踊りましょ? 芽亜:夜が 翠:夢が 芽亜:明けるまで 翠:覚めるまでは 芽亜:永遠に 翠:永久に 芽亜:あなたの手を 翠:握っていたい 0: 芽亜:ねぇ翠 翠:どうしたの芽亜 芽亜:私たちはいつまで踊っていられるかな 翠:曲が終わるまで 芽亜:そっか 翠:うん。存分に楽しもう 芽亜:...つまらないわ 翠:なにが? 芽亜:終わりがあるなんてつまらない 翠:終わりがあるから今を大事に出来るんじゃない? 芽亜:そうだけど 翠:でしょ? 芽亜:でも、今が終わっちゃうのはやだ 翠:そんなに僕と踊るのが楽しい? 芽亜:楽しい 翠:嬉しいな。芽亜がそう言ってくれるなんて 芽亜:ねぇ、あそこの音楽隊が永遠に音楽を奏でてくれたらこの時間は終わらないかな? 翠:終わらないけど、どうやってやるんだい? 芽亜:……考える 翠:思いつくかい? 芽亜:まだ曲は始まったばかりだから 翠:そうだね 芽亜:貴方と1秒でも長くいられるのなら思いついてみせる 翠:人が死なないようにね 芽亜:…… 翠:また殺そうとしてるの? 芽亜:…… 翠:僕は殺人鬼と踊っているんだったね 芽亜:それも素敵でしょう? 翠:君は変わらないね 芽亜:貴方が変わりすぎたの 翠:変わるのはいい事だ 芽亜:私は不変を愛してる 翠:そんな未来のないことを 芽亜:今が幸せなら未来なんて考えなくていい 翠:君の生きてる今も未来だよ 芽亜:相変わらず釣れない人ね 翠:その方が面白いだろう 芽亜:そうね。そこだけは昔と変わらない 翠:そこだけ? 芽亜:ええ。後は変わってしまった 翠:そんなことないよ 芽亜:私にはわかるもの 翠:何がわかると言うんだい? 芽亜:今日のブランチは目玉焼きサンドを食べた 翠:おお。正解 芽亜:会場に来る前に靴を磨いて 翠:正解 芽亜:タキシードに合わせるネクタイをネイビーかシルバーで迷ったわ 翠:そうだ 芽亜:いつもなら赤色のネクタイを締めるのに 翠:今日はそんな気分じゃなかったんだ 芽亜:違うわ 翠:何がだい? 芽亜:あなたは今日いつも私が着てくる桃色のドレスに合わせる気がなくなったの 翠:正解だ 芽亜:……変わってしまった 翠:人は変わるものだ 芽亜:血塗れのお姫様の私ではなくて 翠:シルバーが似合う天使を選んだ 芽亜:……知ってたわ 翠:だろうね 芽亜:曲がもう終わる 翠:もうすぐ終わってしまうね 芽亜:嫌だ…… 翠:嫌でも仕方ない。終わりは来るものだから 芽亜:来なくていいよ 翠:どうして?また新しい曲を僕と踊りたくないの? 芽亜:来るかもわからない未来を見るのが嫌いなの 翠:これから変わりゆくものに心を踊らせたことはない? 芽亜:……ないわ。一番大切なモノが変わってしまったから 翠:そっか 芽亜:そんなつらい未来より、輝かしい過去がいい。 翠:わがままさんだ 芽亜:知ってるくせに 翠:知っているよ 芽亜:お願い 翠:なぁに 芽亜:どこにも行かないで 翠:……ほら、もうすぐ曲が終わる 芽亜:嫌だ……嫌だよ 0:かかっていた曲が途切れる 翠:おしまい 芽亜:あぁ…… 翠:また僕といつか新しい曲を踊ってくれよ。お姫様。 芽亜:嫌だわ 翠:どうして? 芽亜:……翠のお姫様は私ではないもの 翠:僕は天使に心を捧げただけだ 芽亜:私だけのものになってしまえばよかったのに 翠:そうなってしまえばよかったね 芽亜:そうやってまたはぐらかす 翠:ふふ 芽亜:……その笑顔ずるいわ。ほら、次のお相手……天使が待ってるわよ 翠:君もね。相応しい相手が待ってる 0:そう言ってペアを代わる二人 芽亜:ご機嫌よう、マスター 翠:ご機嫌よう、エンジェル 芽亜:よろしくお願いいたしますわ 翠:よろしくね 芽亜:…… 翠:…… 0:しばらく会場には音楽が流れ続けている 芽亜:『他人と踊っていても』 翠:『思い出すのは君のことばかり』 芽亜:『どこか上の空でも』 翠:『完璧に踊りこなす』 芽亜:『そんな貴方が』 翠:『そんな君が』 芽亜:『欲しかった』 翠:『好きだった』 芽亜:『もう手の届かない場所にいる貴方を』 翠:『もうこの世にはいない貴女を』 芽亜:『忘れない為に』 翠:『忘れるために』 芽亜:『過去に縋り』 翠:『新しい未来を思って』 芽亜:『踊り狂う』

芽亜:ねぇ 翠:ねぇ 芽亜:踊りましょ? 翠:踊りましょ? 芽亜:夜が 翠:夢が 芽亜:明けるまで 翠:覚めるまでは 芽亜:永遠に 翠:永久に 芽亜:あなたの手を 翠:握っていたい 0: 芽亜:ねぇ翠 翠:どうしたの芽亜 芽亜:私たちはいつまで踊っていられるかな 翠:曲が終わるまで 芽亜:そっか 翠:うん。存分に楽しもう 芽亜:...つまらないわ 翠:なにが? 芽亜:終わりがあるなんてつまらない 翠:終わりがあるから今を大事に出来るんじゃない? 芽亜:そうだけど 翠:でしょ? 芽亜:でも、今が終わっちゃうのはやだ 翠:そんなに僕と踊るのが楽しい? 芽亜:楽しい 翠:嬉しいな。芽亜がそう言ってくれるなんて 芽亜:ねぇ、あそこの音楽隊が永遠に音楽を奏でてくれたらこの時間は終わらないかな? 翠:終わらないけど、どうやってやるんだい? 芽亜:……考える 翠:思いつくかい? 芽亜:まだ曲は始まったばかりだから 翠:そうだね 芽亜:貴方と1秒でも長くいられるのなら思いついてみせる 翠:人が死なないようにね 芽亜:…… 翠:また殺そうとしてるの? 芽亜:…… 翠:僕は殺人鬼と踊っているんだったね 芽亜:それも素敵でしょう? 翠:君は変わらないね 芽亜:貴方が変わりすぎたの 翠:変わるのはいい事だ 芽亜:私は不変を愛してる 翠:そんな未来のないことを 芽亜:今が幸せなら未来なんて考えなくていい 翠:君の生きてる今も未来だよ 芽亜:相変わらず釣れない人ね 翠:その方が面白いだろう 芽亜:そうね。そこだけは昔と変わらない 翠:そこだけ? 芽亜:ええ。後は変わってしまった 翠:そんなことないよ 芽亜:私にはわかるもの 翠:何がわかると言うんだい? 芽亜:今日のブランチは目玉焼きサンドを食べた 翠:おお。正解 芽亜:会場に来る前に靴を磨いて 翠:正解 芽亜:タキシードに合わせるネクタイをネイビーかシルバーで迷ったわ 翠:そうだ 芽亜:いつもなら赤色のネクタイを締めるのに 翠:今日はそんな気分じゃなかったんだ 芽亜:違うわ 翠:何がだい? 芽亜:あなたは今日いつも私が着てくる桃色のドレスに合わせる気がなくなったの 翠:正解だ 芽亜:……変わってしまった 翠:人は変わるものだ 芽亜:血塗れのお姫様の私ではなくて 翠:シルバーが似合う天使を選んだ 芽亜:……知ってたわ 翠:だろうね 芽亜:曲がもう終わる 翠:もうすぐ終わってしまうね 芽亜:嫌だ…… 翠:嫌でも仕方ない。終わりは来るものだから 芽亜:来なくていいよ 翠:どうして?また新しい曲を僕と踊りたくないの? 芽亜:来るかもわからない未来を見るのが嫌いなの 翠:これから変わりゆくものに心を踊らせたことはない? 芽亜:……ないわ。一番大切なモノが変わってしまったから 翠:そっか 芽亜:そんなつらい未来より、輝かしい過去がいい。 翠:わがままさんだ 芽亜:知ってるくせに 翠:知っているよ 芽亜:お願い 翠:なぁに 芽亜:どこにも行かないで 翠:……ほら、もうすぐ曲が終わる 芽亜:嫌だ……嫌だよ 0:かかっていた曲が途切れる 翠:おしまい 芽亜:あぁ…… 翠:また僕といつか新しい曲を踊ってくれよ。お姫様。 芽亜:嫌だわ 翠:どうして? 芽亜:……翠のお姫様は私ではないもの 翠:僕は天使に心を捧げただけだ 芽亜:私だけのものになってしまえばよかったのに 翠:そうなってしまえばよかったね 芽亜:そうやってまたはぐらかす 翠:ふふ 芽亜:……その笑顔ずるいわ。ほら、次のお相手……天使が待ってるわよ 翠:君もね。相応しい相手が待ってる 0:そう言ってペアを代わる二人 芽亜:ご機嫌よう、マスター 翠:ご機嫌よう、エンジェル 芽亜:よろしくお願いいたしますわ 翠:よろしくね 芽亜:…… 翠:…… 0:しばらく会場には音楽が流れ続けている 芽亜:『他人と踊っていても』 翠:『思い出すのは君のことばかり』 芽亜:『どこか上の空でも』 翠:『完璧に踊りこなす』 芽亜:『そんな貴方が』 翠:『そんな君が』 芽亜:『欲しかった』 翠:『好きだった』 芽亜:『もう手の届かない場所にいる貴方を』 翠:『もうこの世にはいない貴女を』 芽亜:『忘れない為に』 翠:『忘れるために』 芽亜:『過去に縋り』 翠:『新しい未来を思って』 芽亜:『踊り狂う』