台本概要
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タイトル | 楽しい防犯教室 |
---|---|
作者名 | 璃月なお (@naomu39) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 2人用台本(男1、女1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
お父さんが娘に防犯について教える話。
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
父 | 男 | 42 | お父さん。 |
娘 | 女 | 39 | 今度小学生になる女の子。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:居間に、父と娘がいる
父:ニコちゃんも来年から小学生になるので、今から防犯についてお父さんと勉強するよ
娘:うん分かった!でもお父さん、ぼうはんってなに?
父:あー、少し難しかったかな
父:防犯っていうのはね。ニコちゃんが1人の時に悪い人がきたらどうしたら良いのかなって先に考えておくことだよ
娘:わかった!考える!
父:よし、それじゃあ最初は、お留守番の時で考えようか
娘:はーい!
父:ニコちゃんはお家で1人でお留守番をしています、そこにお客さんが来ました
父:さて、ニコちゃんどうする?
娘:お母さんにお客さんが来たって言う
父:んー。お母さんはいないの。ニコちゃんだけなんだよ。どうする?
娘:うーん。・・・どちら様ですか?
父:おー!どちら様なんて言い方知ってるんだね
娘:うん!この前お母さんが言ってた
父:じゃあ、そのまま続けてみようか
0:ここから娘、大人な話し方で
娘:あら、お隣の奥さん。はいはい、回覧板ね
娘:ところで奥さん今日時間あります?この間話した美味しいロールケーキが届いたのよ、お茶していかない?
娘:え!?旦那には?ふふ、もちろんナイショよ!
娘:大丈夫よ、あの人は3個百円のプリンがあれば満足なんだから
父:え?ちょっと待ってニコちゃん?美味しいロールケーキってなに?
0:娘、普通に戻る
娘:美味しかったよ
父:お父さん知らないんだけど?
娘:あ!お母さんとのナイショだった!
父:・・・後でお母さんと話し合いだな
父:さて、ニコちゃん。もしこのお客さんが悪い人だったらどうするの?
娘:お客さんはお茶でもてなす
父:うーん、違うなぁ
娘:じゃあ、冷蔵庫のシュークリームを出す
父:え?シュークリームあるの?
娘:うん!駅前のお店の!
父:え!あの評判のシュークリームあるの?
娘:あ!・・・お母さんとのナイショだった
父:またナイショのお菓子が出てきた!
父:よし、今からお父さんとシュークリーム食べようか!
娘:ダメ!お母さんとのナイショだから食べたら言っちゃったのバレちゃう
父:そこはお父さんからお母さんにちゃんと話すから、ね!
娘:・・・お母さんとのナイショ
父:わかった!お父さん食べないから!
娘:うん!絶対食べちゃダメだからね!
父:う、うん。食べないよ。・・・食べたかったけど
父:さてと、話を戻そうか
父:あのねニコちゃん、悪い人はお客さんじゃないから、もてなさなくていいんだよ
娘:おだんごも?
父:お団子も。お茶もシュークリームも、クッキーなんかも出さなくていいの
娘:じゃあどうするの?
父:正解は、ニコちゃんが1人の時は誰が来ても扉は開けない
娘:隣の奥さんでも?
父:隣の奥さんでも
娘:わかった!
父:じゃあ確認ね。ニコちゃんが1人の時お客さんが来たらどうする?
娘:誰が来ても扉は開けない!
父:正解!よくできました
父:それじゃあ次のパターンにいくよ
父:ニコちゃんが小学校からの帰り道、1人で歩いていると知らない人から話かけられます
父:お父さんが知らない人になって話しかけるから、ニコちゃんはどう返すかやってみるよ
父:「お嬢ちゃん1人かな?」
娘:うん!見ての通りだよ
父:「そ、そうかい。良かったらおじさんがお菓子買ってあげるから一緒に行かないかい?」
娘:え!本当!一緒に行くー!
父:ちょっと待ってニコちゃん!知らない人について行っちゃダメだよ!
娘:え?だってお父さんだよ?
父:いやいや、お父さんだけどね、知らない人なのよ。知らない人の役をやってるのよ。お願いだからついて行かないで
娘:わかった!知らない人にはついて行かない
父:じゃあもう一回やるよ
父:「お嬢ちゃん、おじさんがお菓子買ってあげるから一緒に行かないかい?」
娘:おじさん、名前はなんて言うの?
父:「ん?おじさんは、えーと、ワタナベだよ」
娘:ワタナベさん。じゃあお菓子買いに行こう!駅前に高級チョコのお店があるから大きい箱の買ってね
父:たかるな!怪しいおじさんにたかるな!悪いやつを超えてくるな!
娘:お父さん、たかるってなあに?
父:あ!いや、何でもないよ
父:えーとニコちゃん?今回はどうしてついて行っちゃったのかな?
娘:あのね、名前聞いたら友達だから。知らない人じゃないから
父:それは誰に教わったのかな?
娘:幼稚園の先生
父:うん、名前を聞いたらお友達っていうのは、幼稚園の中での話でお外では違うんだよ
父:だからおじさんの名前を聞いても初めて会った人は知らない人なんだよ
娘:うん、わかった
父:じゃあもう一回やるよ
父:「お嬢ちゃん、お菓子買ってあげるから一緒に行こう」
娘:知らない人なので一緒に行きません
父:「いいから、お母さんには内緒にしてお菓子食べよう」
娘:お父さんにナイショのお菓子が家にあるから大丈夫です
父:出たぁ!またお父さんにナイショのお菓子!
父:え!そんなにいつもお菓子あるの!?お父さんプリンしか食べてないよ!
父:そうだよ、3個百円のプリンだよ!
父:あーもー嫌だ!こんな気分じゃ続けられないよ!
0:石焼き芋の車が通る
父:お、石焼き芋。ニコちゃん、石焼き芋買ってくるから少しの間お留守番しててね
娘:うん、わかった
0:石焼き芋を買っている。間。
父:匂いに釣られてつい沢山買ってしまった
父:しまった、慌てて出たから鍵忘れた。(ガチャガチャ)あー、オートロックかかってる
父:(ピンポーン)ニコちゃーん、お父さんだよ!
父:あれ?
父:(ピンポーン)ニコちゃーん!鍵忘れちゃったから、鍵あけて!
父:(ピンポーン、ピンポーン)
娘:お父さんうるさいよ!
父:あぁニコちゃん、お父さん鍵を家に忘れて入れないから、そっちから鍵を開けてくれないかな?
娘:ダメです!
父:え!なんで?
娘:1人の時は扉を開けない!
父:いや、それはお留守番の時の話で
娘:今、お留守番してます!
父:おとうさんだよ?
娘:誰が来ても扉は開けない!
父:いやいや、お父さんは別だから!ほら、鍵あけて
0:間
父:え!?ニコちゃんもう部屋に戻ったの?
父:ニコちゃん!ニコちゃーん!!開けてー!!
父:はぁ、お母さん待ちながら石焼き芋食べるか。・・・芋、うまっ。
0:居間に、父と娘がいる
父:ニコちゃんも来年から小学生になるので、今から防犯についてお父さんと勉強するよ
娘:うん分かった!でもお父さん、ぼうはんってなに?
父:あー、少し難しかったかな
父:防犯っていうのはね。ニコちゃんが1人の時に悪い人がきたらどうしたら良いのかなって先に考えておくことだよ
娘:わかった!考える!
父:よし、それじゃあ最初は、お留守番の時で考えようか
娘:はーい!
父:ニコちゃんはお家で1人でお留守番をしています、そこにお客さんが来ました
父:さて、ニコちゃんどうする?
娘:お母さんにお客さんが来たって言う
父:んー。お母さんはいないの。ニコちゃんだけなんだよ。どうする?
娘:うーん。・・・どちら様ですか?
父:おー!どちら様なんて言い方知ってるんだね
娘:うん!この前お母さんが言ってた
父:じゃあ、そのまま続けてみようか
0:ここから娘、大人な話し方で
娘:あら、お隣の奥さん。はいはい、回覧板ね
娘:ところで奥さん今日時間あります?この間話した美味しいロールケーキが届いたのよ、お茶していかない?
娘:え!?旦那には?ふふ、もちろんナイショよ!
娘:大丈夫よ、あの人は3個百円のプリンがあれば満足なんだから
父:え?ちょっと待ってニコちゃん?美味しいロールケーキってなに?
0:娘、普通に戻る
娘:美味しかったよ
父:お父さん知らないんだけど?
娘:あ!お母さんとのナイショだった!
父:・・・後でお母さんと話し合いだな
父:さて、ニコちゃん。もしこのお客さんが悪い人だったらどうするの?
娘:お客さんはお茶でもてなす
父:うーん、違うなぁ
娘:じゃあ、冷蔵庫のシュークリームを出す
父:え?シュークリームあるの?
娘:うん!駅前のお店の!
父:え!あの評判のシュークリームあるの?
娘:あ!・・・お母さんとのナイショだった
父:またナイショのお菓子が出てきた!
父:よし、今からお父さんとシュークリーム食べようか!
娘:ダメ!お母さんとのナイショだから食べたら言っちゃったのバレちゃう
父:そこはお父さんからお母さんにちゃんと話すから、ね!
娘:・・・お母さんとのナイショ
父:わかった!お父さん食べないから!
娘:うん!絶対食べちゃダメだからね!
父:う、うん。食べないよ。・・・食べたかったけど
父:さてと、話を戻そうか
父:あのねニコちゃん、悪い人はお客さんじゃないから、もてなさなくていいんだよ
娘:おだんごも?
父:お団子も。お茶もシュークリームも、クッキーなんかも出さなくていいの
娘:じゃあどうするの?
父:正解は、ニコちゃんが1人の時は誰が来ても扉は開けない
娘:隣の奥さんでも?
父:隣の奥さんでも
娘:わかった!
父:じゃあ確認ね。ニコちゃんが1人の時お客さんが来たらどうする?
娘:誰が来ても扉は開けない!
父:正解!よくできました
父:それじゃあ次のパターンにいくよ
父:ニコちゃんが小学校からの帰り道、1人で歩いていると知らない人から話かけられます
父:お父さんが知らない人になって話しかけるから、ニコちゃんはどう返すかやってみるよ
父:「お嬢ちゃん1人かな?」
娘:うん!見ての通りだよ
父:「そ、そうかい。良かったらおじさんがお菓子買ってあげるから一緒に行かないかい?」
娘:え!本当!一緒に行くー!
父:ちょっと待ってニコちゃん!知らない人について行っちゃダメだよ!
娘:え?だってお父さんだよ?
父:いやいや、お父さんだけどね、知らない人なのよ。知らない人の役をやってるのよ。お願いだからついて行かないで
娘:わかった!知らない人にはついて行かない
父:じゃあもう一回やるよ
父:「お嬢ちゃん、おじさんがお菓子買ってあげるから一緒に行かないかい?」
娘:おじさん、名前はなんて言うの?
父:「ん?おじさんは、えーと、ワタナベだよ」
娘:ワタナベさん。じゃあお菓子買いに行こう!駅前に高級チョコのお店があるから大きい箱の買ってね
父:たかるな!怪しいおじさんにたかるな!悪いやつを超えてくるな!
娘:お父さん、たかるってなあに?
父:あ!いや、何でもないよ
父:えーとニコちゃん?今回はどうしてついて行っちゃったのかな?
娘:あのね、名前聞いたら友達だから。知らない人じゃないから
父:それは誰に教わったのかな?
娘:幼稚園の先生
父:うん、名前を聞いたらお友達っていうのは、幼稚園の中での話でお外では違うんだよ
父:だからおじさんの名前を聞いても初めて会った人は知らない人なんだよ
娘:うん、わかった
父:じゃあもう一回やるよ
父:「お嬢ちゃん、お菓子買ってあげるから一緒に行こう」
娘:知らない人なので一緒に行きません
父:「いいから、お母さんには内緒にしてお菓子食べよう」
娘:お父さんにナイショのお菓子が家にあるから大丈夫です
父:出たぁ!またお父さんにナイショのお菓子!
父:え!そんなにいつもお菓子あるの!?お父さんプリンしか食べてないよ!
父:そうだよ、3個百円のプリンだよ!
父:あーもー嫌だ!こんな気分じゃ続けられないよ!
0:石焼き芋の車が通る
父:お、石焼き芋。ニコちゃん、石焼き芋買ってくるから少しの間お留守番しててね
娘:うん、わかった
0:石焼き芋を買っている。間。
父:匂いに釣られてつい沢山買ってしまった
父:しまった、慌てて出たから鍵忘れた。(ガチャガチャ)あー、オートロックかかってる
父:(ピンポーン)ニコちゃーん、お父さんだよ!
父:あれ?
父:(ピンポーン)ニコちゃーん!鍵忘れちゃったから、鍵あけて!
父:(ピンポーン、ピンポーン)
娘:お父さんうるさいよ!
父:あぁニコちゃん、お父さん鍵を家に忘れて入れないから、そっちから鍵を開けてくれないかな?
娘:ダメです!
父:え!なんで?
娘:1人の時は扉を開けない!
父:いや、それはお留守番の時の話で
娘:今、お留守番してます!
父:おとうさんだよ?
娘:誰が来ても扉は開けない!
父:いやいや、お父さんは別だから!ほら、鍵あけて
0:間
父:え!?ニコちゃんもう部屋に戻ったの?
父:ニコちゃん!ニコちゃーん!!開けてー!!
父:はぁ、お母さん待ちながら石焼き芋食べるか。・・・芋、うまっ。