台本概要
257 views
タイトル | 私たちズッ友だよね☆ |
---|---|
作者名 | まなざうるす (@manamanazaurus) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 4人用台本(女4) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
高校からの友人である女4人組がアラサーになっても、仲良く居酒屋で女子会してるだけの話。 実際に酒を片手に飲みながらやっても楽しいかもしれません。 257 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
愛美 | 女 | 34 | 恋愛運がない |
玲花 | 女 | 40 | バリキャリウーマン |
幸奈 | 女 | 35 | 唯一の旦那持ち |
響子 | 女 | 31 | 浮気され女 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:とあるどこにでもある居酒屋。三十路手前の女3人、4人テーブルを囲んで女子会の様子。
愛美:うわぁーーーーーん!!!
玲花:おー、よしよし。これで何敗目?
愛美:9戦9敗ぃいいいい!!
幸奈:順調に負け続けてるわねぇ…。
愛美:どうして、好きになった人とは結ばれないの私ぃいいい!!
幸奈:そうねぇ。愛ちゃん、モテないわけじゃないもんねぇ。
玲花:だがしかし、告白してきた男は漏れなく…
愛美:クズ男ばっかりいいいいいい!!!
玲花:うっるさ、アンタここお店なんだから、もうちょっと声落としなさいよ。そーゆーとこよ、マジ。
愛美:ぅぐっ…返す言葉もございません……。
幸奈:まぁまぁ…、ほら、愛ちゃん、飲んで飲んで。
愛美:(残ったビールを飲み干す)っかーーー、幸奈は良いよねぇ。私たち4人の中で、いち早く大学から付き合ってた拓真君と結婚して、今や4歳の子持ち。
玲花:今日も拓真くんが、アユミちゃん見てくれてるんでしょ?良い旦那さんじゃん。
幸奈:…って思うじゃん?
玲花:え?違うの?
幸奈:確かに今日は、アユミを見てくれてるから、こうして飲みに来れてる訳だけど…、いつぶりだと思う?ねぇ、いつぶりだと思う……?半年ぶりよ!?あっちは、やれ会社の付き合いだ、上司がどーだとか言って、毎週毎週飲みに行ってさ?しかも、その連絡だって、こっちが晩御飯作ってる最中にくるのよ。わかる?もう作っちゃってるわけ。子供の相手しながら、必死に作ってるわけ。それが要らないなら、もっと早くに言いなさいよ!そしたらお惣菜とか外食とか出来たじゃない、手抜きできたじゃない!!
玲花:あぁ、まぁまぁ、落ち着いて……ほら、ビール飲んで…
幸奈:(残ったビール飲み干す)っはーーーー…失礼、取り乱したわ。
愛美:結婚生活も色々大変なのね…
幸奈:家によると思うけどね。まぁだまだあるわよォ?愚痴。
愛美:うんうん…いつでも聞くから……
玲花:てか、響子遅くない?誰か連絡来てる?
愛美:そういや…あ、来た。……おぉ、
幸奈:……とんでもない闇背負ってない?
玲花:これは…もしや……また…
0:明らかに落ち込み意気消沈している響子が現れ、席に着く。
響子:…どうも遅くなってしまって申し訳ございません……。
幸奈:きょうちゃん…?大丈夫…?
愛美:あのー、大変、伺いにくいのですが…
玲花:もしかしなくても、また……?
響子:皆様お察しの通り……また、浮気されました……
幸奈:あらー……
愛美:え、響子これで何回目…?
響子:………5回目。
玲花:……今度はなんだって?
響子:「お前を女として見れなくなった。母親のように感じてしまう」……。
玲花:だぁから、アンタは尽くし過ぎだとあれほど…
響子:尽くすことの何が悪いのよぉー!家庭的な女がタイプの俺!って言ってたじゃぁん!!
愛美:男ってそういうとこあるよね。あ、ビール4つ下さーい!
幸奈:女として見れなくなったから、浮気していい理由には1ミリもならないのよね。
響子:しかも今回の浮気相手は、私の職場の後輩!!結構私のこと慕ってくれててさ!!超いい子だったんだよ!?
玲花:うっわ、それきっつー…。
幸奈:え?でも彼、別の職場でしょ?接点なんてある?
響子:……うちんちに、彼とその子呼んで鍋したんだよねぇ…。どーも、その時に……。
愛美:あれか。響子が超動きすぎて全部用意して、その横で不慣れな感じで一生懸命お手伝いしてくれたわけだ、後輩ちゃん。
玲花:そんで、ちょっとドジっちゃったりなんかして、それを彼がサポートして、その後片付けをアンタがして。
幸奈:彼は思っちゃったと。「ふふっ、可愛いやつ。…こいつには俺みたいなのがそばに居てやらないと危なっかしいな」……。
響子:え、なに?3人ともエスパー?見てた?ねぇ、見てたの??監視カメラでもしかけてる?
幸奈:まぁ……あるあるよねぇ…
愛美:あるあるっつーか、定番というか、なんというか……
玲花:アレよね。「あいつには俺が必要なんだよ」。
響子:それも言われたァ……!!なに!?私にはあんたは必要ないと!?いつそんなこと言った!?ねぇ!?
玲花:わかる、わかるぞー。響子ぉ。私も職場の後輩たちに何度言われたことか。「響子さんって、1人でも生きていけそうですよね」。うっせー!だからなんぼのもんじゃい!!くそったれ!!
幸奈:あ、ほらほら、ビール来たよ!
愛美:乾杯しよ!乾杯!
4人:カンパーイ!
0:ゴクゴクと豪快に喉を鳴らしながら半分ほど呑み、各々に豪快に息をついて
響子:今度こそ結婚にまで持って行けると思ったのにぃ…
愛美:結局さーあ?男って女に何求めてる訳?
幸奈:ほんとそれよ。付き合ってる段階だと、そんなこと言うくせに、いざ結婚したら家のことはお前に任せたーとかって男多いじゃない?
玲花:最近は、それも減ってきたらしいけどね。結構、家事育児する男の人増えてるらしいよ。
愛美:ってゆーよねー。ネットとかでもそういうのよく見る。
幸奈:実際結婚生活してる私からしたら、都市伝説としか思えないのよね…
玲花:幸奈……普段愚痴とか聞かないから安心してたけど、結構闇深そうね…?
幸奈:いや、なんて言うのかしら……塵も積もれば…的な?
響子:もー…ほんと、なぁんで…どうして……相手の好きな理想な女に近づこうとすればするほど…
玲花:…それじゃない?
響子:どれよ…
玲花:尽くす以前に相手の思い通りに動きすぎてんじゃない?
愛美:あぁ。
幸奈:なるほどね…?
響子:え?なに?わかんないわかんない。
玲花:なんでもかんでも思い通りにされたら飽きるんじゃない?ってこと。
愛美:確かに……。私の好きになった人たちも結局みんな、ちょっとワガママで強引な子とくっついてる気がする…。
幸奈:所謂小悪魔系ってやつかしら?
響子:こあくま……アラサーにはきついよォ…痛すぎるよォ……
玲花:それはそう。
幸奈:あ、きょうちゃん、ちゃんと彼と話し合ったりしてる?
響子:へ?話し合うって?
幸奈:喧嘩とかした時にさ、きょうちゃん、一方的に謝ったりしてるんじゃない?
響子:して…………る。
愛美:してる……。
玲花:愛美まで(笑)
幸奈:ママ友とかと話しててもさ、いいご家庭だなーって思うとこって、定期的に夫婦で報告会とか会議したり、喧嘩しても先に繋がる話し合いしてるんだってさ。
響子:先に繋がる、話し合い……?
幸奈:うん。これが嫌だった、この言い方が嫌だった。じゃあ今度からそれは辞めるけど、でもこれを言ってしまった理由はこれだよ。そっか、そこは気をつけるね、ごめんね。みたいな?
玲花:なるほどねー。お互いの折を見つける的な?
響子:……確かに…、喧嘩しちゃったら、納得いかなくても無理やり謝ってたかも…
愛美:私なんて、怒らせないように振舞ってたわ……
玲花:愛美は付き合った相手がクズばっかだからね。
愛美:好きになる人はマトモな人ばっかなのよォ!
玲花:アンタは、とりあえず告られたから付き合うっていうのを辞めな。
愛美:だって彼氏欲しいじゃあん!
響子:そういう玲花は前の彼氏と別れてから結構経つよね。なんか浮いた話無いの?
玲花:アタシぃ?…………チッ。
響子:ひっ、え、なになに?私地雷踏んだ?
幸奈:思いっきり踏み抜いたみたいね…。
玲花:さっきも言った後輩どもがさぁ、この間自販機の前で立ち話してた訳よ。あの子が可愛いとか、あの人エロいとか。
愛美:するよねー!男ってそういうのするよねぇー!!
響子:わっかるー!!
玲花:そこでさ…「立花先輩だけはない。冷徹で堅物のバリキャリ女。」って言ってんのが聞こえてさ……
3人:うっわぁ……
玲花:でもね?そこでさ、「立花先輩いいじゃん!」って言ってくれた子もいた訳。おっ、と思うじゃん?
愛美:おっ
響子:これはまさかの?
幸奈:いい話…?
玲花:「ムチ持って赤いピンヒール履いて踏みにじって欲しい」…だってよ。
幸奈:…あー……
響子:そ、れは……
愛美:うーん………
玲花:勝手にSM女王にしてんじゃねーわよぉ!!
愛美:まぁまぁ……ビール飲んで……
玲花:(豪快にグビグビと)っぷはーーーー、アタシより強い男はいねーのか!!
愛美:いるよ!多分!
響子:世界のどっかには!多分!
幸奈:絶対いるよ!多分!
玲花:多分かよ!!!!
響子:……でもさぁ、私ほんっと思うんだ。
愛美:急なしんみり空気どうした。
幸奈:思うって何を?
響子:持つべきは…友達だなぁ、って。
玲花:…わっかるー…
愛美:ほんとにそう。
幸奈:友達はずっと友達だもんね…
響子:私たち、ズッ友だよ!!
玲花:ぶっ、ズッ友って
幸奈:いいじゃんいいじゃん!ズッ友!!
愛美:でもぉ……やっぱ彼氏ほしーー!!私のスパダリどこー!?
響子:浮気しないダーリンどこぉー!?
幸奈:あらら…
玲花:いつもどーり。
愛美:あ、だめ、西野カナ歌いたくなってきた。
響子:カラオケいこ、カラオケ。二次会!
玲花:えぇー?
幸奈:んー、私はそろそろ帰らないとかなぁ。
愛美:んぁー、幸奈はそうだよね。残念ー
幸奈:ごめんねぇ
響子:玲花は明日休みだし行けるでしょ?
玲花:ん?…ごっめーん、私明日デートなんだ。
3人:はぁ!?
玲花:取引先の3歳上のエリート。
愛美:ちょ、え!?
響子:聞いてないよ!?
幸奈:あらあら。
玲花:と、いうわけで、おっさきー。
愛、響:裏切り者おおおおおお!!!
0:END
0:とあるどこにでもある居酒屋。三十路手前の女3人、4人テーブルを囲んで女子会の様子。
愛美:うわぁーーーーーん!!!
玲花:おー、よしよし。これで何敗目?
愛美:9戦9敗ぃいいいい!!
幸奈:順調に負け続けてるわねぇ…。
愛美:どうして、好きになった人とは結ばれないの私ぃいいい!!
幸奈:そうねぇ。愛ちゃん、モテないわけじゃないもんねぇ。
玲花:だがしかし、告白してきた男は漏れなく…
愛美:クズ男ばっかりいいいいいい!!!
玲花:うっるさ、アンタここお店なんだから、もうちょっと声落としなさいよ。そーゆーとこよ、マジ。
愛美:ぅぐっ…返す言葉もございません……。
幸奈:まぁまぁ…、ほら、愛ちゃん、飲んで飲んで。
愛美:(残ったビールを飲み干す)っかーーー、幸奈は良いよねぇ。私たち4人の中で、いち早く大学から付き合ってた拓真君と結婚して、今や4歳の子持ち。
玲花:今日も拓真くんが、アユミちゃん見てくれてるんでしょ?良い旦那さんじゃん。
幸奈:…って思うじゃん?
玲花:え?違うの?
幸奈:確かに今日は、アユミを見てくれてるから、こうして飲みに来れてる訳だけど…、いつぶりだと思う?ねぇ、いつぶりだと思う……?半年ぶりよ!?あっちは、やれ会社の付き合いだ、上司がどーだとか言って、毎週毎週飲みに行ってさ?しかも、その連絡だって、こっちが晩御飯作ってる最中にくるのよ。わかる?もう作っちゃってるわけ。子供の相手しながら、必死に作ってるわけ。それが要らないなら、もっと早くに言いなさいよ!そしたらお惣菜とか外食とか出来たじゃない、手抜きできたじゃない!!
玲花:あぁ、まぁまぁ、落ち着いて……ほら、ビール飲んで…
幸奈:(残ったビール飲み干す)っはーーーー…失礼、取り乱したわ。
愛美:結婚生活も色々大変なのね…
幸奈:家によると思うけどね。まぁだまだあるわよォ?愚痴。
愛美:うんうん…いつでも聞くから……
玲花:てか、響子遅くない?誰か連絡来てる?
愛美:そういや…あ、来た。……おぉ、
幸奈:……とんでもない闇背負ってない?
玲花:これは…もしや……また…
0:明らかに落ち込み意気消沈している響子が現れ、席に着く。
響子:…どうも遅くなってしまって申し訳ございません……。
幸奈:きょうちゃん…?大丈夫…?
愛美:あのー、大変、伺いにくいのですが…
玲花:もしかしなくても、また……?
響子:皆様お察しの通り……また、浮気されました……
幸奈:あらー……
愛美:え、響子これで何回目…?
響子:………5回目。
玲花:……今度はなんだって?
響子:「お前を女として見れなくなった。母親のように感じてしまう」……。
玲花:だぁから、アンタは尽くし過ぎだとあれほど…
響子:尽くすことの何が悪いのよぉー!家庭的な女がタイプの俺!って言ってたじゃぁん!!
愛美:男ってそういうとこあるよね。あ、ビール4つ下さーい!
幸奈:女として見れなくなったから、浮気していい理由には1ミリもならないのよね。
響子:しかも今回の浮気相手は、私の職場の後輩!!結構私のこと慕ってくれててさ!!超いい子だったんだよ!?
玲花:うっわ、それきっつー…。
幸奈:え?でも彼、別の職場でしょ?接点なんてある?
響子:……うちんちに、彼とその子呼んで鍋したんだよねぇ…。どーも、その時に……。
愛美:あれか。響子が超動きすぎて全部用意して、その横で不慣れな感じで一生懸命お手伝いしてくれたわけだ、後輩ちゃん。
玲花:そんで、ちょっとドジっちゃったりなんかして、それを彼がサポートして、その後片付けをアンタがして。
幸奈:彼は思っちゃったと。「ふふっ、可愛いやつ。…こいつには俺みたいなのがそばに居てやらないと危なっかしいな」……。
響子:え、なに?3人ともエスパー?見てた?ねぇ、見てたの??監視カメラでもしかけてる?
幸奈:まぁ……あるあるよねぇ…
愛美:あるあるっつーか、定番というか、なんというか……
玲花:アレよね。「あいつには俺が必要なんだよ」。
響子:それも言われたァ……!!なに!?私にはあんたは必要ないと!?いつそんなこと言った!?ねぇ!?
玲花:わかる、わかるぞー。響子ぉ。私も職場の後輩たちに何度言われたことか。「響子さんって、1人でも生きていけそうですよね」。うっせー!だからなんぼのもんじゃい!!くそったれ!!
幸奈:あ、ほらほら、ビール来たよ!
愛美:乾杯しよ!乾杯!
4人:カンパーイ!
0:ゴクゴクと豪快に喉を鳴らしながら半分ほど呑み、各々に豪快に息をついて
響子:今度こそ結婚にまで持って行けると思ったのにぃ…
愛美:結局さーあ?男って女に何求めてる訳?
幸奈:ほんとそれよ。付き合ってる段階だと、そんなこと言うくせに、いざ結婚したら家のことはお前に任せたーとかって男多いじゃない?
玲花:最近は、それも減ってきたらしいけどね。結構、家事育児する男の人増えてるらしいよ。
愛美:ってゆーよねー。ネットとかでもそういうのよく見る。
幸奈:実際結婚生活してる私からしたら、都市伝説としか思えないのよね…
玲花:幸奈……普段愚痴とか聞かないから安心してたけど、結構闇深そうね…?
幸奈:いや、なんて言うのかしら……塵も積もれば…的な?
響子:もー…ほんと、なぁんで…どうして……相手の好きな理想な女に近づこうとすればするほど…
玲花:…それじゃない?
響子:どれよ…
玲花:尽くす以前に相手の思い通りに動きすぎてんじゃない?
愛美:あぁ。
幸奈:なるほどね…?
響子:え?なに?わかんないわかんない。
玲花:なんでもかんでも思い通りにされたら飽きるんじゃない?ってこと。
愛美:確かに……。私の好きになった人たちも結局みんな、ちょっとワガママで強引な子とくっついてる気がする…。
幸奈:所謂小悪魔系ってやつかしら?
響子:こあくま……アラサーにはきついよォ…痛すぎるよォ……
玲花:それはそう。
幸奈:あ、きょうちゃん、ちゃんと彼と話し合ったりしてる?
響子:へ?話し合うって?
幸奈:喧嘩とかした時にさ、きょうちゃん、一方的に謝ったりしてるんじゃない?
響子:して…………る。
愛美:してる……。
玲花:愛美まで(笑)
幸奈:ママ友とかと話しててもさ、いいご家庭だなーって思うとこって、定期的に夫婦で報告会とか会議したり、喧嘩しても先に繋がる話し合いしてるんだってさ。
響子:先に繋がる、話し合い……?
幸奈:うん。これが嫌だった、この言い方が嫌だった。じゃあ今度からそれは辞めるけど、でもこれを言ってしまった理由はこれだよ。そっか、そこは気をつけるね、ごめんね。みたいな?
玲花:なるほどねー。お互いの折を見つける的な?
響子:……確かに…、喧嘩しちゃったら、納得いかなくても無理やり謝ってたかも…
愛美:私なんて、怒らせないように振舞ってたわ……
玲花:愛美は付き合った相手がクズばっかだからね。
愛美:好きになる人はマトモな人ばっかなのよォ!
玲花:アンタは、とりあえず告られたから付き合うっていうのを辞めな。
愛美:だって彼氏欲しいじゃあん!
響子:そういう玲花は前の彼氏と別れてから結構経つよね。なんか浮いた話無いの?
玲花:アタシぃ?…………チッ。
響子:ひっ、え、なになに?私地雷踏んだ?
幸奈:思いっきり踏み抜いたみたいね…。
玲花:さっきも言った後輩どもがさぁ、この間自販機の前で立ち話してた訳よ。あの子が可愛いとか、あの人エロいとか。
愛美:するよねー!男ってそういうのするよねぇー!!
響子:わっかるー!!
玲花:そこでさ…「立花先輩だけはない。冷徹で堅物のバリキャリ女。」って言ってんのが聞こえてさ……
3人:うっわぁ……
玲花:でもね?そこでさ、「立花先輩いいじゃん!」って言ってくれた子もいた訳。おっ、と思うじゃん?
愛美:おっ
響子:これはまさかの?
幸奈:いい話…?
玲花:「ムチ持って赤いピンヒール履いて踏みにじって欲しい」…だってよ。
幸奈:…あー……
響子:そ、れは……
愛美:うーん………
玲花:勝手にSM女王にしてんじゃねーわよぉ!!
愛美:まぁまぁ……ビール飲んで……
玲花:(豪快にグビグビと)っぷはーーーー、アタシより強い男はいねーのか!!
愛美:いるよ!多分!
響子:世界のどっかには!多分!
幸奈:絶対いるよ!多分!
玲花:多分かよ!!!!
響子:……でもさぁ、私ほんっと思うんだ。
愛美:急なしんみり空気どうした。
幸奈:思うって何を?
響子:持つべきは…友達だなぁ、って。
玲花:…わっかるー…
愛美:ほんとにそう。
幸奈:友達はずっと友達だもんね…
響子:私たち、ズッ友だよ!!
玲花:ぶっ、ズッ友って
幸奈:いいじゃんいいじゃん!ズッ友!!
愛美:でもぉ……やっぱ彼氏ほしーー!!私のスパダリどこー!?
響子:浮気しないダーリンどこぉー!?
幸奈:あらら…
玲花:いつもどーり。
愛美:あ、だめ、西野カナ歌いたくなってきた。
響子:カラオケいこ、カラオケ。二次会!
玲花:えぇー?
幸奈:んー、私はそろそろ帰らないとかなぁ。
愛美:んぁー、幸奈はそうだよね。残念ー
幸奈:ごめんねぇ
響子:玲花は明日休みだし行けるでしょ?
玲花:ん?…ごっめーん、私明日デートなんだ。
3人:はぁ!?
玲花:取引先の3歳上のエリート。
愛美:ちょ、え!?
響子:聞いてないよ!?
幸奈:あらあら。
玲花:と、いうわけで、おっさきー。
愛、響:裏切り者おおおおおお!!!
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