台本概要

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タイトル 私たちズッ友だよね☆
作者名 まなざうるす  (@manamanazaurus)
ジャンル コメディ
演者人数 4人用台本(女4)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 高校からの友人である女4人組がアラサーになっても、仲良く居酒屋で女子会してるだけの話。

実際に酒を片手に飲みながらやっても楽しいかもしれません。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
愛美 34 恋愛運がない
玲花 40 バリキャリウーマン
幸奈 35 唯一の旦那持ち
響子 31 浮気され女
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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0:とあるどこにでもある居酒屋。三十路手前の女3人、4人テーブルを囲んで女子会の様子。 愛美:うわぁーーーーーん!!! 玲花:おー、よしよし。これで何敗目? 愛美:9戦9敗ぃいいいい!! 幸奈:順調に負け続けてるわねぇ…。 愛美:どうして、好きになった人とは結ばれないの私ぃいいい!! 幸奈:そうねぇ。愛ちゃん、モテないわけじゃないもんねぇ。 玲花:だがしかし、告白してきた男は漏れなく… 愛美:クズ男ばっかりいいいいいい!!! 玲花:うっるさ、アンタここお店なんだから、もうちょっと声落としなさいよ。そーゆーとこよ、マジ。 愛美:ぅぐっ…返す言葉もございません……。 幸奈:まぁまぁ…、ほら、愛ちゃん、飲んで飲んで。 愛美:(残ったビールを飲み干す)っかーーー、幸奈は良いよねぇ。私たち4人の中で、いち早く大学から付き合ってた拓真君と結婚して、今や4歳の子持ち。 玲花:今日も拓真くんが、アユミちゃん見てくれてるんでしょ?良い旦那さんじゃん。 幸奈:…って思うじゃん? 玲花:え?違うの? 幸奈:確かに今日は、アユミを見てくれてるから、こうして飲みに来れてる訳だけど…、いつぶりだと思う?ねぇ、いつぶりだと思う……?半年ぶりよ!?あっちは、やれ会社の付き合いだ、上司がどーだとか言って、毎週毎週飲みに行ってさ?しかも、その連絡だって、こっちが晩御飯作ってる最中にくるのよ。わかる?もう作っちゃってるわけ。子供の相手しながら、必死に作ってるわけ。それが要らないなら、もっと早くに言いなさいよ!そしたらお惣菜とか外食とか出来たじゃない、手抜きできたじゃない!! 玲花:あぁ、まぁまぁ、落ち着いて……ほら、ビール飲んで… 幸奈:(残ったビール飲み干す)っはーーーー…失礼、取り乱したわ。 愛美:結婚生活も色々大変なのね… 幸奈:家によると思うけどね。まぁだまだあるわよォ?愚痴。 愛美:うんうん…いつでも聞くから…… 玲花:てか、響子遅くない?誰か連絡来てる? 愛美:そういや…あ、来た。……おぉ、 幸奈:……とんでもない闇背負ってない? 玲花:これは…もしや……また… 0:明らかに落ち込み意気消沈している響子が現れ、席に着く。 響子:…どうも遅くなってしまって申し訳ございません……。 幸奈:きょうちゃん…?大丈夫…? 愛美:あのー、大変、伺いにくいのですが… 玲花:もしかしなくても、また……? 響子:皆様お察しの通り……また、浮気されました…… 幸奈:あらー…… 愛美:え、響子これで何回目…? 響子:………5回目。 玲花:……今度はなんだって? 響子:「お前を女として見れなくなった。母親のように感じてしまう」……。 玲花:だぁから、アンタは尽くし過ぎだとあれほど… 響子:尽くすことの何が悪いのよぉー!家庭的な女がタイプの俺!って言ってたじゃぁん!! 愛美:男ってそういうとこあるよね。あ、ビール4つ下さーい! 幸奈:女として見れなくなったから、浮気していい理由には1ミリもならないのよね。 響子:しかも今回の浮気相手は、私の職場の後輩!!結構私のこと慕ってくれててさ!!超いい子だったんだよ!? 玲花:うっわ、それきっつー…。 幸奈:え?でも彼、別の職場でしょ?接点なんてある? 響子:……うちんちに、彼とその子呼んで鍋したんだよねぇ…。どーも、その時に……。 愛美:あれか。響子が超動きすぎて全部用意して、その横で不慣れな感じで一生懸命お手伝いしてくれたわけだ、後輩ちゃん。 玲花:そんで、ちょっとドジっちゃったりなんかして、それを彼がサポートして、その後片付けをアンタがして。 幸奈:彼は思っちゃったと。「ふふっ、可愛いやつ。…こいつには俺みたいなのがそばに居てやらないと危なっかしいな」……。 響子:え、なに?3人ともエスパー?見てた?ねぇ、見てたの??監視カメラでもしかけてる? 幸奈:まぁ……あるあるよねぇ… 愛美:あるあるっつーか、定番というか、なんというか…… 玲花:アレよね。「あいつには俺が必要なんだよ」。 響子:それも言われたァ……!!なに!?私にはあんたは必要ないと!?いつそんなこと言った!?ねぇ!? 玲花:わかる、わかるぞー。響子ぉ。私も職場の後輩たちに何度言われたことか。「響子さんって、1人でも生きていけそうですよね」。うっせー!だからなんぼのもんじゃい!!くそったれ!! 幸奈:あ、ほらほら、ビール来たよ! 愛美:乾杯しよ!乾杯! 4人:カンパーイ! 0:ゴクゴクと豪快に喉を鳴らしながら半分ほど呑み、各々に豪快に息をついて 響子:今度こそ結婚にまで持って行けると思ったのにぃ… 愛美:結局さーあ?男って女に何求めてる訳? 幸奈:ほんとそれよ。付き合ってる段階だと、そんなこと言うくせに、いざ結婚したら家のことはお前に任せたーとかって男多いじゃない? 玲花:最近は、それも減ってきたらしいけどね。結構、家事育児する男の人増えてるらしいよ。 愛美:ってゆーよねー。ネットとかでもそういうのよく見る。 幸奈:実際結婚生活してる私からしたら、都市伝説としか思えないのよね… 玲花:幸奈……普段愚痴とか聞かないから安心してたけど、結構闇深そうね…? 幸奈:いや、なんて言うのかしら……塵も積もれば…的な? 響子:もー…ほんと、なぁんで…どうして……相手の好きな理想な女に近づこうとすればするほど… 玲花:…それじゃない? 響子:どれよ… 玲花:尽くす以前に相手の思い通りに動きすぎてんじゃない? 愛美:あぁ。 幸奈:なるほどね…? 響子:え?なに?わかんないわかんない。 玲花:なんでもかんでも思い通りにされたら飽きるんじゃない?ってこと。 愛美:確かに……。私の好きになった人たちも結局みんな、ちょっとワガママで強引な子とくっついてる気がする…。 幸奈:所謂小悪魔系ってやつかしら? 響子:こあくま……アラサーにはきついよォ…痛すぎるよォ…… 玲花:それはそう。 幸奈:あ、きょうちゃん、ちゃんと彼と話し合ったりしてる? 響子:へ?話し合うって? 幸奈:喧嘩とかした時にさ、きょうちゃん、一方的に謝ったりしてるんじゃない? 響子:して…………る。 愛美:してる……。 玲花:愛美まで(笑) 幸奈:ママ友とかと話しててもさ、いいご家庭だなーって思うとこって、定期的に夫婦で報告会とか会議したり、喧嘩しても先に繋がる話し合いしてるんだってさ。 響子:先に繋がる、話し合い……? 幸奈:うん。これが嫌だった、この言い方が嫌だった。じゃあ今度からそれは辞めるけど、でもこれを言ってしまった理由はこれだよ。そっか、そこは気をつけるね、ごめんね。みたいな? 玲花:なるほどねー。お互いの折を見つける的な? 響子:……確かに…、喧嘩しちゃったら、納得いかなくても無理やり謝ってたかも… 愛美:私なんて、怒らせないように振舞ってたわ…… 玲花:愛美は付き合った相手がクズばっかだからね。 愛美:好きになる人はマトモな人ばっかなのよォ! 玲花:アンタは、とりあえず告られたから付き合うっていうのを辞めな。 愛美:だって彼氏欲しいじゃあん! 響子:そういう玲花は前の彼氏と別れてから結構経つよね。なんか浮いた話無いの? 玲花:アタシぃ?…………チッ。 響子:ひっ、え、なになに?私地雷踏んだ? 幸奈:思いっきり踏み抜いたみたいね…。 玲花:さっきも言った後輩どもがさぁ、この間自販機の前で立ち話してた訳よ。あの子が可愛いとか、あの人エロいとか。 愛美:するよねー!男ってそういうのするよねぇー!! 響子:わっかるー!! 玲花:そこでさ…「立花先輩だけはない。冷徹で堅物のバリキャリ女。」って言ってんのが聞こえてさ…… 3人:うっわぁ…… 玲花:でもね?そこでさ、「立花先輩いいじゃん!」って言ってくれた子もいた訳。おっ、と思うじゃん? 愛美:おっ 響子:これはまさかの? 幸奈:いい話…? 玲花:「ムチ持って赤いピンヒール履いて踏みにじって欲しい」…だってよ。 幸奈:…あー…… 響子:そ、れは…… 愛美:うーん……… 玲花:勝手にSM女王にしてんじゃねーわよぉ!! 愛美:まぁまぁ……ビール飲んで…… 玲花:(豪快にグビグビと)っぷはーーーー、アタシより強い男はいねーのか!! 愛美:いるよ!多分! 響子:世界のどっかには!多分! 幸奈:絶対いるよ!多分! 玲花:多分かよ!!!! 響子:……でもさぁ、私ほんっと思うんだ。 愛美:急なしんみり空気どうした。 幸奈:思うって何を? 響子:持つべきは…友達だなぁ、って。 玲花:…わっかるー… 愛美:ほんとにそう。 幸奈:友達はずっと友達だもんね… 響子:私たち、ズッ友だよ!! 玲花:ぶっ、ズッ友って 幸奈:いいじゃんいいじゃん!ズッ友!! 愛美:でもぉ……やっぱ彼氏ほしーー!!私のスパダリどこー!? 響子:浮気しないダーリンどこぉー!? 幸奈:あらら… 玲花:いつもどーり。 愛美:あ、だめ、西野カナ歌いたくなってきた。 響子:カラオケいこ、カラオケ。二次会! 玲花:えぇー? 幸奈:んー、私はそろそろ帰らないとかなぁ。 愛美:んぁー、幸奈はそうだよね。残念ー 幸奈:ごめんねぇ 響子:玲花は明日休みだし行けるでしょ? 玲花:ん?…ごっめーん、私明日デートなんだ。 3人:はぁ!? 玲花:取引先の3歳上のエリート。 愛美:ちょ、え!? 響子:聞いてないよ!? 幸奈:あらあら。 玲花:と、いうわけで、おっさきー。 愛、響:裏切り者おおおおおお!!! 0:END

0:とあるどこにでもある居酒屋。三十路手前の女3人、4人テーブルを囲んで女子会の様子。 愛美:うわぁーーーーーん!!! 玲花:おー、よしよし。これで何敗目? 愛美:9戦9敗ぃいいいい!! 幸奈:順調に負け続けてるわねぇ…。 愛美:どうして、好きになった人とは結ばれないの私ぃいいい!! 幸奈:そうねぇ。愛ちゃん、モテないわけじゃないもんねぇ。 玲花:だがしかし、告白してきた男は漏れなく… 愛美:クズ男ばっかりいいいいいい!!! 玲花:うっるさ、アンタここお店なんだから、もうちょっと声落としなさいよ。そーゆーとこよ、マジ。 愛美:ぅぐっ…返す言葉もございません……。 幸奈:まぁまぁ…、ほら、愛ちゃん、飲んで飲んで。 愛美:(残ったビールを飲み干す)っかーーー、幸奈は良いよねぇ。私たち4人の中で、いち早く大学から付き合ってた拓真君と結婚して、今や4歳の子持ち。 玲花:今日も拓真くんが、アユミちゃん見てくれてるんでしょ?良い旦那さんじゃん。 幸奈:…って思うじゃん? 玲花:え?違うの? 幸奈:確かに今日は、アユミを見てくれてるから、こうして飲みに来れてる訳だけど…、いつぶりだと思う?ねぇ、いつぶりだと思う……?半年ぶりよ!?あっちは、やれ会社の付き合いだ、上司がどーだとか言って、毎週毎週飲みに行ってさ?しかも、その連絡だって、こっちが晩御飯作ってる最中にくるのよ。わかる?もう作っちゃってるわけ。子供の相手しながら、必死に作ってるわけ。それが要らないなら、もっと早くに言いなさいよ!そしたらお惣菜とか外食とか出来たじゃない、手抜きできたじゃない!! 玲花:あぁ、まぁまぁ、落ち着いて……ほら、ビール飲んで… 幸奈:(残ったビール飲み干す)っはーーーー…失礼、取り乱したわ。 愛美:結婚生活も色々大変なのね… 幸奈:家によると思うけどね。まぁだまだあるわよォ?愚痴。 愛美:うんうん…いつでも聞くから…… 玲花:てか、響子遅くない?誰か連絡来てる? 愛美:そういや…あ、来た。……おぉ、 幸奈:……とんでもない闇背負ってない? 玲花:これは…もしや……また… 0:明らかに落ち込み意気消沈している響子が現れ、席に着く。 響子:…どうも遅くなってしまって申し訳ございません……。 幸奈:きょうちゃん…?大丈夫…? 愛美:あのー、大変、伺いにくいのですが… 玲花:もしかしなくても、また……? 響子:皆様お察しの通り……また、浮気されました…… 幸奈:あらー…… 愛美:え、響子これで何回目…? 響子:………5回目。 玲花:……今度はなんだって? 響子:「お前を女として見れなくなった。母親のように感じてしまう」……。 玲花:だぁから、アンタは尽くし過ぎだとあれほど… 響子:尽くすことの何が悪いのよぉー!家庭的な女がタイプの俺!って言ってたじゃぁん!! 愛美:男ってそういうとこあるよね。あ、ビール4つ下さーい! 幸奈:女として見れなくなったから、浮気していい理由には1ミリもならないのよね。 響子:しかも今回の浮気相手は、私の職場の後輩!!結構私のこと慕ってくれててさ!!超いい子だったんだよ!? 玲花:うっわ、それきっつー…。 幸奈:え?でも彼、別の職場でしょ?接点なんてある? 響子:……うちんちに、彼とその子呼んで鍋したんだよねぇ…。どーも、その時に……。 愛美:あれか。響子が超動きすぎて全部用意して、その横で不慣れな感じで一生懸命お手伝いしてくれたわけだ、後輩ちゃん。 玲花:そんで、ちょっとドジっちゃったりなんかして、それを彼がサポートして、その後片付けをアンタがして。 幸奈:彼は思っちゃったと。「ふふっ、可愛いやつ。…こいつには俺みたいなのがそばに居てやらないと危なっかしいな」……。 響子:え、なに?3人ともエスパー?見てた?ねぇ、見てたの??監視カメラでもしかけてる? 幸奈:まぁ……あるあるよねぇ… 愛美:あるあるっつーか、定番というか、なんというか…… 玲花:アレよね。「あいつには俺が必要なんだよ」。 響子:それも言われたァ……!!なに!?私にはあんたは必要ないと!?いつそんなこと言った!?ねぇ!? 玲花:わかる、わかるぞー。響子ぉ。私も職場の後輩たちに何度言われたことか。「響子さんって、1人でも生きていけそうですよね」。うっせー!だからなんぼのもんじゃい!!くそったれ!! 幸奈:あ、ほらほら、ビール来たよ! 愛美:乾杯しよ!乾杯! 4人:カンパーイ! 0:ゴクゴクと豪快に喉を鳴らしながら半分ほど呑み、各々に豪快に息をついて 響子:今度こそ結婚にまで持って行けると思ったのにぃ… 愛美:結局さーあ?男って女に何求めてる訳? 幸奈:ほんとそれよ。付き合ってる段階だと、そんなこと言うくせに、いざ結婚したら家のことはお前に任せたーとかって男多いじゃない? 玲花:最近は、それも減ってきたらしいけどね。結構、家事育児する男の人増えてるらしいよ。 愛美:ってゆーよねー。ネットとかでもそういうのよく見る。 幸奈:実際結婚生活してる私からしたら、都市伝説としか思えないのよね… 玲花:幸奈……普段愚痴とか聞かないから安心してたけど、結構闇深そうね…? 幸奈:いや、なんて言うのかしら……塵も積もれば…的な? 響子:もー…ほんと、なぁんで…どうして……相手の好きな理想な女に近づこうとすればするほど… 玲花:…それじゃない? 響子:どれよ… 玲花:尽くす以前に相手の思い通りに動きすぎてんじゃない? 愛美:あぁ。 幸奈:なるほどね…? 響子:え?なに?わかんないわかんない。 玲花:なんでもかんでも思い通りにされたら飽きるんじゃない?ってこと。 愛美:確かに……。私の好きになった人たちも結局みんな、ちょっとワガママで強引な子とくっついてる気がする…。 幸奈:所謂小悪魔系ってやつかしら? 響子:こあくま……アラサーにはきついよォ…痛すぎるよォ…… 玲花:それはそう。 幸奈:あ、きょうちゃん、ちゃんと彼と話し合ったりしてる? 響子:へ?話し合うって? 幸奈:喧嘩とかした時にさ、きょうちゃん、一方的に謝ったりしてるんじゃない? 響子:して…………る。 愛美:してる……。 玲花:愛美まで(笑) 幸奈:ママ友とかと話しててもさ、いいご家庭だなーって思うとこって、定期的に夫婦で報告会とか会議したり、喧嘩しても先に繋がる話し合いしてるんだってさ。 響子:先に繋がる、話し合い……? 幸奈:うん。これが嫌だった、この言い方が嫌だった。じゃあ今度からそれは辞めるけど、でもこれを言ってしまった理由はこれだよ。そっか、そこは気をつけるね、ごめんね。みたいな? 玲花:なるほどねー。お互いの折を見つける的な? 響子:……確かに…、喧嘩しちゃったら、納得いかなくても無理やり謝ってたかも… 愛美:私なんて、怒らせないように振舞ってたわ…… 玲花:愛美は付き合った相手がクズばっかだからね。 愛美:好きになる人はマトモな人ばっかなのよォ! 玲花:アンタは、とりあえず告られたから付き合うっていうのを辞めな。 愛美:だって彼氏欲しいじゃあん! 響子:そういう玲花は前の彼氏と別れてから結構経つよね。なんか浮いた話無いの? 玲花:アタシぃ?…………チッ。 響子:ひっ、え、なになに?私地雷踏んだ? 幸奈:思いっきり踏み抜いたみたいね…。 玲花:さっきも言った後輩どもがさぁ、この間自販機の前で立ち話してた訳よ。あの子が可愛いとか、あの人エロいとか。 愛美:するよねー!男ってそういうのするよねぇー!! 響子:わっかるー!! 玲花:そこでさ…「立花先輩だけはない。冷徹で堅物のバリキャリ女。」って言ってんのが聞こえてさ…… 3人:うっわぁ…… 玲花:でもね?そこでさ、「立花先輩いいじゃん!」って言ってくれた子もいた訳。おっ、と思うじゃん? 愛美:おっ 響子:これはまさかの? 幸奈:いい話…? 玲花:「ムチ持って赤いピンヒール履いて踏みにじって欲しい」…だってよ。 幸奈:…あー…… 響子:そ、れは…… 愛美:うーん……… 玲花:勝手にSM女王にしてんじゃねーわよぉ!! 愛美:まぁまぁ……ビール飲んで…… 玲花:(豪快にグビグビと)っぷはーーーー、アタシより強い男はいねーのか!! 愛美:いるよ!多分! 響子:世界のどっかには!多分! 幸奈:絶対いるよ!多分! 玲花:多分かよ!!!! 響子:……でもさぁ、私ほんっと思うんだ。 愛美:急なしんみり空気どうした。 幸奈:思うって何を? 響子:持つべきは…友達だなぁ、って。 玲花:…わっかるー… 愛美:ほんとにそう。 幸奈:友達はずっと友達だもんね… 響子:私たち、ズッ友だよ!! 玲花:ぶっ、ズッ友って 幸奈:いいじゃんいいじゃん!ズッ友!! 愛美:でもぉ……やっぱ彼氏ほしーー!!私のスパダリどこー!? 響子:浮気しないダーリンどこぉー!? 幸奈:あらら… 玲花:いつもどーり。 愛美:あ、だめ、西野カナ歌いたくなってきた。 響子:カラオケいこ、カラオケ。二次会! 玲花:えぇー? 幸奈:んー、私はそろそろ帰らないとかなぁ。 愛美:んぁー、幸奈はそうだよね。残念ー 幸奈:ごめんねぇ 響子:玲花は明日休みだし行けるでしょ? 玲花:ん?…ごっめーん、私明日デートなんだ。 3人:はぁ!? 玲花:取引先の3歳上のエリート。 愛美:ちょ、え!? 響子:聞いてないよ!? 幸奈:あらあら。 玲花:と、いうわけで、おっさきー。 愛、響:裏切り者おおおおおお!!! 0:END