台本概要
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タイトル | 囚われたのは |
---|---|
作者名 | 遊狐。 (@V01008) |
ジャンル | ラブストーリー |
演者人数 | 2人用台本(男1、女1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 商用、非商用問わず作者へ連絡要 |
説明 |
友梨奈に一目惚れした柊弥が ストーカーするお話。 男性と一緒にいた友梨奈を見て嫉妬に駆られ行動に出るが…… サクッとできるちょっとおかしなラブストーリーです。 柊弥目線のお話です。 友梨奈目線でのお話もあり(の予定)。 友梨奈目線のが合わさって話が分かる…ようにしたい。笑 ただただ気持ち悪いお話だと思います笑 468 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
柊哉 | 男 | 32 | (とうや)友梨奈のストーカー。コンビニアルバイト。成人設定。 |
友梨奈 | 女 | 29 | (ゆりな)会社勤め。成人設定。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
柊哉:(M)神様……どうかお許しください。
柊哉:自分の行いが常軌を逸していることは自覚しています…。ですが…ですが!!どうしようもなく恋焦がれてしまうのです。
0:
柊哉:「好きなんだ…愛してる…
柊哉:君への気持ちが止まらないんだ……!
柊哉:だから今も!!リスクも顧みずに、君がいないこの部屋で!!こうして君を感じてる…。
柊哉:人見知りで恥ずかしがり屋な君のことだから……いきなり気持ちをぶつけたりしたら、怖がられてしまうかもしれない…
柊哉:だから僕は…あえて君のいない時間にこうして…
柊哉:(深呼吸)…。あぁ……君の匂いだ。
柊哉:愛してるよ……友梨奈……。」
0:
0:友梨奈、帰宅
0:
友梨奈:「はぁ……ただいまぁ……って、一人暮らしで返事なんか返ってこないのに、言っちゃうよねぇ……」
友梨奈:(M)初めはほんの些細な違和感だった。
友梨奈:玄関に入り鍵を掛ける。靴を脱いで足を踏み入れる瞬間……何が、という訳でもなく…ただただ、何となく“自室の空気では無い”と感じた。
友梨奈:「んー……?」
友梨奈:(M)自分が気にしすぎているせいかと思ったこともあったが、その頃からだ……常に、視線が向けられているような気配を感じはじめたのは…。
0:
0:間
0:
柊哉:「いらっしゃいませ。お待たせしました。」
友梨奈:「お願いします。」
柊哉:「あ、はい…100円になります。」
友梨奈:「はい。えっと…あれ、携帯…忘れてきちゃった!ごめんなさい、現金で。」
柊哉:「はい、あ、慌てなくて大丈夫ですよ。」
友梨奈:「すみません…」
柊哉:「いえ。毎朝早くから、お疲れ様です。」
友梨奈:「ぇ、あ、はい!ありがとうございます(お金を出す)」
柊哉:「お預かりします。ありがとうございます。またお越しください。」
0:(間)留守中の友梨奈の部屋
柊哉:「今日はいっぱい話せたね…友梨奈……。はぁぁぁ……今日も可愛かったなぁ。あのリップ…初めて見た色だった。どんなメイクでもどんな服を着てても友梨奈は可愛いよ。
柊哉:ん、…このリップ…もしかして……あぁ、これだ!今日つけてた色だ!!君の唇と同じ…(自分に塗ってんぱってする)ふふふふふ……」
:
友梨奈:「ただいまぁ…疲れたぁ。ぁ、リップ、やっぱりここにあった!」
友梨奈:「あれ……」
友梨奈:(M)ほんの少しの違和感……テーブルに置いったリップ。ほんの少し、本当にほんの少し…場所がズレている…心臓がうるさい。
友梨奈:確信がある訳では無いが、蓋を開けて中を見る。
友梨奈:「……減ってる?……ひっ!!!?(リップを落とす)誰…なの……」
0:
友梨奈:(M)それからも部屋の中の異変は続いた……。最初はほんの少しの違和感だったのに…それは目に見えて段々とエスカレートしていった。
友梨奈:ものが無くなったりはしない。けど、明らかに配置が変わっているクッションや雑貨…
友梨奈:「なんなの………」
0:(間)友梨奈、会社での同僚との会話
友梨奈:「あ、鈴木くん、あのさ、ちょっとお願いがあるんだけど……あ、いや、仕事の事じゃないんだけどね……うん、本当?ありがとう。」
友梨奈:(M)同じ部署で勤務する鈴木くん。1つ年下だが中々のイケメンだ。その彼にしばらく一緒に帰宅してもらえないかとお願いした。
友梨奈:理由を聞かれたけど…言えなかった…それでも彼は快くOKをくれ、方向が一緒だからと朝も一緒に通勤することになった。
0:
0:間
0:
柊哉:(M)最近彼女は、男と来店するよになった。帰りも2人での帰宅が多くなった…。
柊哉:スーツを着ている男は聞こえてくる会話から、同僚なのだと察しがつく。
柊哉:「なんなんだあいつは……」
柊哉:(M)苛立ちが隠せない…僕は歯を食いしばって接客をする。
友梨奈:「こんばんは。」
柊哉:「いらっしゃいませ、こんばんは。(誰なんだその男は…)」
友梨奈:「段々寒くなってきましたよねぇ」
柊哉:「そ、そうですね!(なんで君はその男に笑顔を向けるんだ!!)」
友梨奈:「あ、鈴木くん。肉まんたべる?……じゃあ、肉まんとあんまんください。」
柊哉:「…はい、かしこまりました。(僕のだ……僕の友梨奈だ……)合計で950円になります。」
友梨奈:「はい、……あ、え?鈴木くん?いいよ!私が…って、もう、ありがとう。」
柊哉:「(僕の友梨奈だ…僕の…僕の…僕の…)」
友梨奈:「あの……お会計……」
柊哉:「あ、……はい。すみません、1000円お預かりします。50円お返しです。ありがとうございます。」
友梨奈:「……。持つくらい…もぉ、鈴木くん、ありがとう。あ、店員さん、お疲れ様です。頑張ってくださいね!」
柊哉:「……ありがとう、ございます。」
友梨奈:「…………ふふ。」
0:
0:(間)
0:留守中、友梨奈の部屋
柊哉:(M)バイトが終わると、必ず彼女の部屋に寄る。鍵は偶然…彼女が落としたものだ。これはチャンスなんだと…合鍵を作った……。
柊哉:「………友梨奈、君は僕の友梨奈だ。なんで……なんでだよ!!!!あいつは何なんだよ!!!君は僕のだ……僕のなんだ……!!!!どうしたらいい……どうしたら引き離せる??男を消すか??だけどどうやって??どうしたらいいんだ……!!あの男は…っ」
友梨奈:「ぇっ。だ、誰??!泥棒?!!なんで……っ!!?」
0:
柊哉:(M)背後から聞こえた声に背筋が凍りつく。恐る恐る振り向くと、恐怖を貼り付けた表情で彼女がこちらを見ていた。
友梨奈:「だ、だれよっ!?!……ぇ……あなた……っ」
柊哉:「(なぜこの時間に彼女が?!いつ帰ってきた??気づかなかった……!!どうする!!?顔を見られた!!言い訳は……この状況に言い訳なんか、ない…できるわけが無い)」
柊哉:(M)彼女を見つめながら一瞬のうちに頭をよぎった考えは何一つ残らず、僕は理性を捨てた……。
0:少しの間
柊哉:「あの男は誰なんだよ!!!!」
友梨奈:「ぇ??!なん…ぇ??」
柊哉:「許せない……僕はずっと……」
友梨奈:「ゃ…何っ……まって…」
柊哉:「(詰め寄りながら)ずっと…ずっと君だけを見てきたんだ…。僕の世界は君だけなんだよぉ……だから、だからさぁ!!」
友梨奈:「…ひっ!!」
柊哉:「君の世界も僕だけでいいよね…?そうだ、そうしよう!!!ねぇ…他は必要ないよね??僕だけで、僕らだけの世界にしよう…!!!」
友梨奈:「な、何を言ってるの…待って、落ち着いてください、キャッ!!」
柊哉:「(友梨奈の腕を掴み)捕まえた…やっと……、やっと君に触れられた…ふふ、ふふふ」
友梨奈:「ぁ…ぁぁあ……ぁの、離しっ」
柊哉:「離さないよ…僕だけの友梨奈だ…誰にも渡さない!!!」
友梨奈:「っ…あの、ぁ、あの……!!」
柊哉:「嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ!!誰にも渡さない!!!!僕だけのっーー」
友梨奈:(言葉を遮って勢いよく柊哉の懐に飛び込み抱きつき壁ドン)
柊哉:「っ?!!!……ぇ?!?!」
友梨奈:「僕だけの…友梨奈…?」
柊哉:「な…へ?ぁ、あの……ぇ!?」
友梨奈:「あなたの……下の名前は?」
柊哉:「ぁ……え……あの……何で」
友梨奈:「何で……何が?」
柊哉:(M)何がどうなっているんだ…
柊哉:誰かに取られてしまうくらいなら壊してしまおうと、それで僕のものになるなら、と…僕は彼女の腕を掴んだのに……その彼女に抱きつかれて、壁に追いやられている。頭が追いつかない……
柊哉:「とう…や…」
友梨奈:「とーや、とうや……柊哉。……んふふ…」
柊哉:(M)僕の胸に頬を寄せながら彼女は刻むように僕の名前を呼ぶ。甘く艶やかな声に呼ばれる度、全身が泡立つように揺さぶられる…脳が“危険だ”と叫んだ気がした
0:
友梨奈:「やっと……やっと、捕まえた。」
0:
柊哉:(M)恍惚な笑みを浮かべてそう呟いた彼女の視線に……僕は囚われてしまった……。
柊哉:(M)神様……どうかお許しください。
柊哉:自分の行いが常軌を逸していることは自覚しています…。ですが…ですが!!どうしようもなく恋焦がれてしまうのです。
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柊哉:「好きなんだ…愛してる…
柊哉:君への気持ちが止まらないんだ……!
柊哉:だから今も!!リスクも顧みずに、君がいないこの部屋で!!こうして君を感じてる…。
柊哉:人見知りで恥ずかしがり屋な君のことだから……いきなり気持ちをぶつけたりしたら、怖がられてしまうかもしれない…
柊哉:だから僕は…あえて君のいない時間にこうして…
柊哉:(深呼吸)…。あぁ……君の匂いだ。
柊哉:愛してるよ……友梨奈……。」
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0:友梨奈、帰宅
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友梨奈:「はぁ……ただいまぁ……って、一人暮らしで返事なんか返ってこないのに、言っちゃうよねぇ……」
友梨奈:(M)初めはほんの些細な違和感だった。
友梨奈:玄関に入り鍵を掛ける。靴を脱いで足を踏み入れる瞬間……何が、という訳でもなく…ただただ、何となく“自室の空気では無い”と感じた。
友梨奈:「んー……?」
友梨奈:(M)自分が気にしすぎているせいかと思ったこともあったが、その頃からだ……常に、視線が向けられているような気配を感じはじめたのは…。
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0:間
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柊哉:「いらっしゃいませ。お待たせしました。」
友梨奈:「お願いします。」
柊哉:「あ、はい…100円になります。」
友梨奈:「はい。えっと…あれ、携帯…忘れてきちゃった!ごめんなさい、現金で。」
柊哉:「はい、あ、慌てなくて大丈夫ですよ。」
友梨奈:「すみません…」
柊哉:「いえ。毎朝早くから、お疲れ様です。」
友梨奈:「ぇ、あ、はい!ありがとうございます(お金を出す)」
柊哉:「お預かりします。ありがとうございます。またお越しください。」
0:(間)留守中の友梨奈の部屋
柊哉:「今日はいっぱい話せたね…友梨奈……。はぁぁぁ……今日も可愛かったなぁ。あのリップ…初めて見た色だった。どんなメイクでもどんな服を着てても友梨奈は可愛いよ。
柊哉:ん、…このリップ…もしかして……あぁ、これだ!今日つけてた色だ!!君の唇と同じ…(自分に塗ってんぱってする)ふふふふふ……」
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友梨奈:「ただいまぁ…疲れたぁ。ぁ、リップ、やっぱりここにあった!」
友梨奈:「あれ……」
友梨奈:(M)ほんの少しの違和感……テーブルに置いったリップ。ほんの少し、本当にほんの少し…場所がズレている…心臓がうるさい。
友梨奈:確信がある訳では無いが、蓋を開けて中を見る。
友梨奈:「……減ってる?……ひっ!!!?(リップを落とす)誰…なの……」
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友梨奈:(M)それからも部屋の中の異変は続いた……。最初はほんの少しの違和感だったのに…それは目に見えて段々とエスカレートしていった。
友梨奈:ものが無くなったりはしない。けど、明らかに配置が変わっているクッションや雑貨…
友梨奈:「なんなの………」
0:(間)友梨奈、会社での同僚との会話
友梨奈:「あ、鈴木くん、あのさ、ちょっとお願いがあるんだけど……あ、いや、仕事の事じゃないんだけどね……うん、本当?ありがとう。」
友梨奈:(M)同じ部署で勤務する鈴木くん。1つ年下だが中々のイケメンだ。その彼にしばらく一緒に帰宅してもらえないかとお願いした。
友梨奈:理由を聞かれたけど…言えなかった…それでも彼は快くOKをくれ、方向が一緒だからと朝も一緒に通勤することになった。
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柊哉:(M)最近彼女は、男と来店するよになった。帰りも2人での帰宅が多くなった…。
柊哉:スーツを着ている男は聞こえてくる会話から、同僚なのだと察しがつく。
柊哉:「なんなんだあいつは……」
柊哉:(M)苛立ちが隠せない…僕は歯を食いしばって接客をする。
友梨奈:「こんばんは。」
柊哉:「いらっしゃいませ、こんばんは。(誰なんだその男は…)」
友梨奈:「段々寒くなってきましたよねぇ」
柊哉:「そ、そうですね!(なんで君はその男に笑顔を向けるんだ!!)」
友梨奈:「あ、鈴木くん。肉まんたべる?……じゃあ、肉まんとあんまんください。」
柊哉:「…はい、かしこまりました。(僕のだ……僕の友梨奈だ……)合計で950円になります。」
友梨奈:「はい、……あ、え?鈴木くん?いいよ!私が…って、もう、ありがとう。」
柊哉:「(僕の友梨奈だ…僕の…僕の…僕の…)」
友梨奈:「あの……お会計……」
柊哉:「あ、……はい。すみません、1000円お預かりします。50円お返しです。ありがとうございます。」
友梨奈:「……。持つくらい…もぉ、鈴木くん、ありがとう。あ、店員さん、お疲れ様です。頑張ってくださいね!」
柊哉:「……ありがとう、ございます。」
友梨奈:「…………ふふ。」
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0:(間)
0:留守中、友梨奈の部屋
柊哉:(M)バイトが終わると、必ず彼女の部屋に寄る。鍵は偶然…彼女が落としたものだ。これはチャンスなんだと…合鍵を作った……。
柊哉:「………友梨奈、君は僕の友梨奈だ。なんで……なんでだよ!!!!あいつは何なんだよ!!!君は僕のだ……僕のなんだ……!!!!どうしたらいい……どうしたら引き離せる??男を消すか??だけどどうやって??どうしたらいいんだ……!!あの男は…っ」
友梨奈:「ぇっ。だ、誰??!泥棒?!!なんで……っ!!?」
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柊哉:(M)背後から聞こえた声に背筋が凍りつく。恐る恐る振り向くと、恐怖を貼り付けた表情で彼女がこちらを見ていた。
友梨奈:「だ、だれよっ!?!……ぇ……あなた……っ」
柊哉:「(なぜこの時間に彼女が?!いつ帰ってきた??気づかなかった……!!どうする!!?顔を見られた!!言い訳は……この状況に言い訳なんか、ない…できるわけが無い)」
柊哉:(M)彼女を見つめながら一瞬のうちに頭をよぎった考えは何一つ残らず、僕は理性を捨てた……。
0:少しの間
柊哉:「あの男は誰なんだよ!!!!」
友梨奈:「ぇ??!なん…ぇ??」
柊哉:「許せない……僕はずっと……」
友梨奈:「ゃ…何っ……まって…」
柊哉:「(詰め寄りながら)ずっと…ずっと君だけを見てきたんだ…。僕の世界は君だけなんだよぉ……だから、だからさぁ!!」
友梨奈:「…ひっ!!」
柊哉:「君の世界も僕だけでいいよね…?そうだ、そうしよう!!!ねぇ…他は必要ないよね??僕だけで、僕らだけの世界にしよう…!!!」
友梨奈:「な、何を言ってるの…待って、落ち着いてください、キャッ!!」
柊哉:「(友梨奈の腕を掴み)捕まえた…やっと……、やっと君に触れられた…ふふ、ふふふ」
友梨奈:「ぁ…ぁぁあ……ぁの、離しっ」
柊哉:「離さないよ…僕だけの友梨奈だ…誰にも渡さない!!!」
友梨奈:「っ…あの、ぁ、あの……!!」
柊哉:「嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ!!誰にも渡さない!!!!僕だけのっーー」
友梨奈:(言葉を遮って勢いよく柊哉の懐に飛び込み抱きつき壁ドン)
柊哉:「っ?!!!……ぇ?!?!」
友梨奈:「僕だけの…友梨奈…?」
柊哉:「な…へ?ぁ、あの……ぇ!?」
友梨奈:「あなたの……下の名前は?」
柊哉:「ぁ……え……あの……何で」
友梨奈:「何で……何が?」
柊哉:(M)何がどうなっているんだ…
柊哉:誰かに取られてしまうくらいなら壊してしまおうと、それで僕のものになるなら、と…僕は彼女の腕を掴んだのに……その彼女に抱きつかれて、壁に追いやられている。頭が追いつかない……
柊哉:「とう…や…」
友梨奈:「とーや、とうや……柊哉。……んふふ…」
柊哉:(M)僕の胸に頬を寄せながら彼女は刻むように僕の名前を呼ぶ。甘く艶やかな声に呼ばれる度、全身が泡立つように揺さぶられる…脳が“危険だ”と叫んだ気がした
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友梨奈:「やっと……やっと、捕まえた。」
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柊哉:(M)恍惚な笑みを浮かべてそう呟いた彼女の視線に……僕は囚われてしまった……。