台本概要

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タイトル 思い出は六花と火の花と共に
作者名 神谷りくと  (@Rikuto_Kamiya)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 台本説明欄参照
説明 【あらすじ】
冬休みのある日、トオルの部屋で課題を進めていると幼馴染のアカネが突然「花火がしたい」と言い出した。勉強漬けで少し息抜きが欲しかったアカネにトオルは連れられ2人の冬の思い出を彩った。

【台本を利用されるときのお願い】
商業、非商業利用関わらず、クレジットの記載をお願い致します。
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一人称変更可 言い回し変更可
ストーリーの流れやキャラクターの変わらない付け足しは可

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
トオル 36 アカネの幼馴染。よくアカネに振り回されるがそんな日々をなんだかんだ楽しんでいる。
アカネ 36 トオルの幼馴染。天真爛漫な正確ですごく明るい。ロマンチックな恋愛映画や漫画、アニメなどが好き
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:登場人物/マーカー用 トオル:アカネの幼馴染。よくアカネに振り回されるがそんな日々をなんだかんだ楽しんでいる。 アカネ:トオルの幼馴染。天真爛漫な正確ですごく明るい。ロマンチックな恋愛映画や漫画、アニメなどが好き。 トオルM:モノローグ。トオル役の方が演じてください。 アカネM:モノローグ。アカネ役の方が演じてください 0:本編スタート アカネ:花火したい! トオル:はい? トオルM:今日は12月19日 トオルM:時刻は12時23分 トオルM:こんな真冬の季節に花火をしたいと言われた僕の混乱した頭はやっと言葉の意味を理解することができた トオル:どうしてこんなに寒い季節に? 普通夏にやるものでしょ? アカネ:えっと……なんとなく? トオル:じゃあ却下で アカネ:え〜 アカネ:なんでよ!? アカネ:花火やろうよ!! トオル:寒いからやだ アカネ:暖かい服装すればいいじゃん トオル:花火なんて売ってないでしょ? アカネ:もう通販で買ってあるよ トオル:近くに花火できる場所ないでしょ? アカネ:すぐ近くにある河川敷でできるよ トオル:―― アカネ:花火やろうよ!! トオル:はぁ、わかった トオル:それで トオル:いつやるの? アカネ:今夜 トオル:却下 0:河川敷へ移動 アカネ:わ〜! アカネ:やっぱりこの河川敷は明かりが少ないから星が綺麗だよ! トオル:寒い トオルM:時刻は22時48分 トオルM:結局、彼女の押しに負けてしまい花火をすることになった アカネ:トオル聞いてる? トオル:聞いてるよ…… トオル:それより トオル:今夜することは良いよって言ったけど、こんな深夜にするなんて聞いてないよ!! アカネ:だって言ってないもん。 アカネ:それより早くやろ! トオル:はぁ、流石に花火の準備は手伝ってよ? トオル:こんなに沢山あるんだから アカネ:は~い トオルM:僕とアカネは袋に詰め込まれた花火を並べていった。 トオルM:袋の中には手持ち花火や回転花火、噴出花火など沢山の種類の花火が入っていた。 トオル:なんか花火の種類多くない? ていうかこれ日付変わる前に終る? アカネ:ギリギリには終わるんじゃない? トオル:まぁもうここまで来たら気にしないけどさ…… アカネ:寒いから早くやろ トオル:この一番寒い時間にしようって言ったのは君だけどね? 0:花火を始めてしばらくして。 アカネ:トオル見てみて! すごい綺麗! トオルM:花火を持ってはしゃぎ回る彼女はどこか押さなく無邪気な笑顔を僕に見せてきた。 アカネ:トオルはちゃんと楽しんでる? トオル:楽しんでますよ〜 トオル:あ、手持ち花火終わったけど次はどれやりたい? アカネ:え? 終わっちゃった? アカネ:それじゃあね〜 次は噴出花火やりたい! トオル:じゃあ火つけるから離れていてね トオルM:僕は少し離れた場所に花火を置き トオルM:火をつけ花火から少し離れた。 トオルM:噴出花火は僕達二人しかいない凛とした空気が漂う静かな河川敷に トオルM:火花の柱が彩られたがその景色はすぐに消えてしまった。 アカネ:あと花火何が残ってる? トオル:えっと残ってるのは トオル:線香花火だけかな アカネ:そっか、じゃあどっちが長くまで持つか勝負しよ! トオル:それ二人だけで楽しい? アカネ:二人だからやりたいの! トオル:そういうものなの? アカネ:つべこべ言わず早く準備して!! トオル:わかりましたよ〜 アカネ:あ、ちなみに負けた方は罰ゲームで!! トオル:罰ゲーム? トオル:何するの? アカネ:勝った方のお願いを何でも聞くって言う罰ゲームで! トオル:……それで僕に何をさせるつもり? アカネ:それは私が勝ってからのお楽しみ トオル:でもまぁ僕が勝負に勝てばいい話か…… アカネM:私は袋から線香花火を取り出し アカネM:その間トオルはロウソクに火をつけ準備をしていると アカネM:何か冷たいものが手に触れた トオル:あ、雪だ―― アカネM:1時間前まで星で埋め尽くされていた空は雲で覆われ アカネM:うっすら雲の間から月明かりが照らしていた トオル:準備終わったし雪が強くなる前に早く線香花火やっちゃおうか アカネ:は~い アカネM:私達は同時に線香花火に火をつけ アカネM:雪が降りより一層暗くなった河川敷に二つの小さな明かりが灯された アカネ:そういえばさ トオル:ん? アカネ:花火始める前にも言ったけど アカネ:『星が綺麗だね』 トオル:星? アカネM:彼は空を見上げた アカネM:しかし星はどこにも見えない。 アカネM:今見えるのは アカネM:ひらひらと空を舞って降ってくる雪と アカネM:パチパチと小さく音を立てながら弾けている二つの線香花火。 アカネM:冬と夏。 アカネM:正反対の季節の風物詩が共になり何処か幻想的で綺麗な情景だけだった。 アカネ:あ、落ちちゃった トオル:勝負は僕の勝ちだね アカネ:罰ゲームは私か〜 君は私にどんなお願いをする? トオル:そうだな…… アカネ:なんでも良いよ! トオル:それじゃあ ――『月も綺麗だよ』 アカネ:え!? アカネ:ん!? アカネM:彼は自分の線香花火が落ちないようゆっくりと私の唇を奪った 0:  トオルM:彼女が放った『星が綺麗だね』という言葉には トオルM:『あなたは私の気持ちを知らない』 トオルM:こんな意味がある。 トオルM:この言葉は片思いの相手に自分の思いを知って欲しい トオルM:そんなときに使う言葉だった。 トオルM:そして僕の返答は トオルM:『月も綺麗だよ』 トオルM:言葉の意味は トオルM:『私もあなたのことが好きです』 0:  アカネM:パチパチと音を立てていた線香花火は唇の温もりとともに静かに消えた アカネ:言葉の意味知ってたんだ…… トオル:ロマンチックな恋愛が好きな誰かさんの影響でね アカネ:――バカ アカネ:いつから気づいてたの? トオル:ずっと前から トオル:というか僕が君の気持ち気づいてないと思った? アカネ:気持ちに気づいてて告白してこない人には文句言われたくないです〜 トオル:ウグッ! トオル:ごめんって アカネ:まぁ気づいてくれてただけでも嬉しかったけどさ アカネ:……好きだよ、トオル トオル:――僕も好きだよ、アカネ 0:Fin

0:登場人物/マーカー用 トオル:アカネの幼馴染。よくアカネに振り回されるがそんな日々をなんだかんだ楽しんでいる。 アカネ:トオルの幼馴染。天真爛漫な正確ですごく明るい。ロマンチックな恋愛映画や漫画、アニメなどが好き。 トオルM:モノローグ。トオル役の方が演じてください。 アカネM:モノローグ。アカネ役の方が演じてください 0:本編スタート アカネ:花火したい! トオル:はい? トオルM:今日は12月19日 トオルM:時刻は12時23分 トオルM:こんな真冬の季節に花火をしたいと言われた僕の混乱した頭はやっと言葉の意味を理解することができた トオル:どうしてこんなに寒い季節に? 普通夏にやるものでしょ? アカネ:えっと……なんとなく? トオル:じゃあ却下で アカネ:え〜 アカネ:なんでよ!? アカネ:花火やろうよ!! トオル:寒いからやだ アカネ:暖かい服装すればいいじゃん トオル:花火なんて売ってないでしょ? アカネ:もう通販で買ってあるよ トオル:近くに花火できる場所ないでしょ? アカネ:すぐ近くにある河川敷でできるよ トオル:―― アカネ:花火やろうよ!! トオル:はぁ、わかった トオル:それで トオル:いつやるの? アカネ:今夜 トオル:却下 0:河川敷へ移動 アカネ:わ〜! アカネ:やっぱりこの河川敷は明かりが少ないから星が綺麗だよ! トオル:寒い トオルM:時刻は22時48分 トオルM:結局、彼女の押しに負けてしまい花火をすることになった アカネ:トオル聞いてる? トオル:聞いてるよ…… トオル:それより トオル:今夜することは良いよって言ったけど、こんな深夜にするなんて聞いてないよ!! アカネ:だって言ってないもん。 アカネ:それより早くやろ! トオル:はぁ、流石に花火の準備は手伝ってよ? トオル:こんなに沢山あるんだから アカネ:は~い トオルM:僕とアカネは袋に詰め込まれた花火を並べていった。 トオルM:袋の中には手持ち花火や回転花火、噴出花火など沢山の種類の花火が入っていた。 トオル:なんか花火の種類多くない? ていうかこれ日付変わる前に終る? アカネ:ギリギリには終わるんじゃない? トオル:まぁもうここまで来たら気にしないけどさ…… アカネ:寒いから早くやろ トオル:この一番寒い時間にしようって言ったのは君だけどね? 0:花火を始めてしばらくして。 アカネ:トオル見てみて! すごい綺麗! トオルM:花火を持ってはしゃぎ回る彼女はどこか押さなく無邪気な笑顔を僕に見せてきた。 アカネ:トオルはちゃんと楽しんでる? トオル:楽しんでますよ〜 トオル:あ、手持ち花火終わったけど次はどれやりたい? アカネ:え? 終わっちゃった? アカネ:それじゃあね〜 次は噴出花火やりたい! トオル:じゃあ火つけるから離れていてね トオルM:僕は少し離れた場所に花火を置き トオルM:火をつけ花火から少し離れた。 トオルM:噴出花火は僕達二人しかいない凛とした空気が漂う静かな河川敷に トオルM:火花の柱が彩られたがその景色はすぐに消えてしまった。 アカネ:あと花火何が残ってる? トオル:えっと残ってるのは トオル:線香花火だけかな アカネ:そっか、じゃあどっちが長くまで持つか勝負しよ! トオル:それ二人だけで楽しい? アカネ:二人だからやりたいの! トオル:そういうものなの? アカネ:つべこべ言わず早く準備して!! トオル:わかりましたよ〜 アカネ:あ、ちなみに負けた方は罰ゲームで!! トオル:罰ゲーム? トオル:何するの? アカネ:勝った方のお願いを何でも聞くって言う罰ゲームで! トオル:……それで僕に何をさせるつもり? アカネ:それは私が勝ってからのお楽しみ トオル:でもまぁ僕が勝負に勝てばいい話か…… アカネM:私は袋から線香花火を取り出し アカネM:その間トオルはロウソクに火をつけ準備をしていると アカネM:何か冷たいものが手に触れた トオル:あ、雪だ―― アカネM:1時間前まで星で埋め尽くされていた空は雲で覆われ アカネM:うっすら雲の間から月明かりが照らしていた トオル:準備終わったし雪が強くなる前に早く線香花火やっちゃおうか アカネ:は~い アカネM:私達は同時に線香花火に火をつけ アカネM:雪が降りより一層暗くなった河川敷に二つの小さな明かりが灯された アカネ:そういえばさ トオル:ん? アカネ:花火始める前にも言ったけど アカネ:『星が綺麗だね』 トオル:星? アカネM:彼は空を見上げた アカネM:しかし星はどこにも見えない。 アカネM:今見えるのは アカネM:ひらひらと空を舞って降ってくる雪と アカネM:パチパチと小さく音を立てながら弾けている二つの線香花火。 アカネM:冬と夏。 アカネM:正反対の季節の風物詩が共になり何処か幻想的で綺麗な情景だけだった。 アカネ:あ、落ちちゃった トオル:勝負は僕の勝ちだね アカネ:罰ゲームは私か〜 君は私にどんなお願いをする? トオル:そうだな…… アカネ:なんでも良いよ! トオル:それじゃあ ――『月も綺麗だよ』 アカネ:え!? アカネ:ん!? アカネM:彼は自分の線香花火が落ちないようゆっくりと私の唇を奪った 0:  トオルM:彼女が放った『星が綺麗だね』という言葉には トオルM:『あなたは私の気持ちを知らない』 トオルM:こんな意味がある。 トオルM:この言葉は片思いの相手に自分の思いを知って欲しい トオルM:そんなときに使う言葉だった。 トオルM:そして僕の返答は トオルM:『月も綺麗だよ』 トオルM:言葉の意味は トオルM:『私もあなたのことが好きです』 0:  アカネM:パチパチと音を立てていた線香花火は唇の温もりとともに静かに消えた アカネ:言葉の意味知ってたんだ…… トオル:ロマンチックな恋愛が好きな誰かさんの影響でね アカネ:――バカ アカネ:いつから気づいてたの? トオル:ずっと前から トオル:というか僕が君の気持ち気づいてないと思った? アカネ:気持ちに気づいてて告白してこない人には文句言われたくないです〜 トオル:ウグッ! トオル:ごめんって アカネ:まぁ気づいてくれてただけでも嬉しかったけどさ アカネ:……好きだよ、トオル トオル:――僕も好きだよ、アカネ 0:Fin