台本概要

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タイトル 泡となって、消える前に・・・(女性上司、女性部下版)
作者名 みのるしろいし  (@siroishi_jp)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 2人用台本(女2)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 Twitterの診断メーカーで出たお題から産まれた作品。

同じ原題「泡となって消える前に・・・」で仲間内で3つの作品を生み出しました。

そちらの百合版です。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
佐藤 44 先輩
柴田 42 後輩
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
佐藤:ねえ、柴田? 柴田:何ですか佐藤先輩、怒ってます? 佐藤:怒ってる。 柴田:飲みの時くらい無礼講で行きましょうよ。 佐藤:それは先輩であるこっちのセリフよ。 柴田:私、佐藤先輩を怒らせるようなことしました? 佐藤:えぇ・・・ 柴田:何ですか・・・? 佐藤:自分でわからない? 柴田:うーん、佐藤先輩の気に*障《さわ》ることは何もしてない気がします。 佐藤:・・・そう、そうなんだけどねぇ。 柴田:だったら何でしょうか・・・・ 佐藤:今さ、唐揚げにレモン絞ったでしょ? 柴田:はい、絞りましたね。 佐藤:普通さ、聞いてから絞らない? 柴田:え? 佐藤:レモン嫌いな人いたらどうするの? 柴田:いや、先輩、かける派ですよね? 佐藤:そうよ? 柴田:なら良いじゃないですか。 佐藤:だーかーら!私じゃない人にそうしてたら問題よ!? 柴田:そりゃ人数いる時は確認しますよ? 佐藤:いやサシでも確認はしなさいよ。 柴田:でも先輩、レモンかける派ですよね? 佐藤:いや、私だってそのまま食べたいって思う時あるかもしれないでしょ? 柴田:先輩、かけないと食べられないって思ってます。 柴田:というか先輩、元々レモンかける前提で専用のから揚げ頼んでたりしますよね? 佐藤:・・・私だってかけずに食べたいなって思う時あるわよ? 柴田:どのくらいの頻度ですか? 佐藤:・・・年一回? 柴田:嘘ですね。 佐藤:なんで? 柴田:だって、先輩に誘われた飲み会でも、会社の飲み会でも 柴田:先輩は今年一年100パーセントレモンかけてましたよ。 佐藤:そ・・・それ以外の飲み会で。 柴田:会社と同僚以外飲み会行かないってこないだ言ってましたよ? 佐藤:・・・ぐぅ 柴田:ぐぅの音は出るんですね。 佐藤:・・・柴田さ、私のストーカー? 柴田:先輩の飲みにケーションに全部付き合ってるのって、私ぐらいですよ。 佐藤:本当!? 柴田:先輩・・・部下と飲むの楽しみたいなら態度もうちょっと考えたほうが良いですよ。 柴田:先輩、飲むとクセ強いんですから・・・ 柴田:同じ話何回も繰り返して、しかも滑舌もままなってない。 柴田:同僚、みんな裏ではあだ名で呼んでますよ。 佐藤:なんで呼ばれてんの・・・? 柴田:怒らないでくださいね?後、私は呼んでないですよ? 佐藤:えぇ。 柴田:無限かむかむレモン。 佐藤:・・・・ 柴田:出ませんね。ぐぅの音。 佐藤:割とショックかも。 柴田:でも大丈夫ですよ。私は先輩についていきます。 佐藤:柴田・・・ 柴田:先輩、ビールの泡無くなっちゃうんで飲み切った方がいいですよ。 佐藤:あ!それ! 柴田:私が先輩と初めて飲みに行った時、最初に怒られた話ですよ。 : 0:【回想】 佐藤:いい?柴田?ビールの泡ってね、酸化を防ぐ役割があるの。 佐藤:後は苦味を抑える役割もしてるから、話に夢中になるのも良いけど 佐藤:泡が無くなる前に飲みなさいよ? 0:【回想終】 : 佐藤:そんなことまで覚えてたのね・・・ 柴田:でも先輩、あの時私、ビールの旨さって全然わかんなかったんですけど、 柴田:それ以降飲めるようになったんですよ? 佐藤:そうなの!? 柴田:えぇ。 佐藤:と言うかさ、柴田はなんでそんなに私とのこと覚えてるの?記憶力良いの? 柴田:それだけでは・・・ないですね。 佐藤:なんだそれ(笑)まさか、私のこと好きなの? 柴田:それは・・・ 佐藤:まさかねー!そんなわけないか! 佐藤:流石にお局ポジションだし、上司としか見てないよねー! 柴田:・・・気にするところはそれだけですか? 佐藤:え? 柴田:それなら私、本気で好きになりますよ。 佐藤:は!? 柴田:私、先輩の仕事に対する姿勢とか本当に尊敬してるんですよ。 柴田:でも、オフはしっかり楽しんでるのとかギャップにやられまくってます。 佐藤:え・・・ってか私、そもそも性別が・・・ 柴田:だって、性別に触れてなかったですもん。 佐藤:それは・・・ 柴田:私で良くないですか? 佐藤:・・・良いの?10も違うわよ? 柴田:一番引っかかりそうな性別をクリアしてるなら問題ないです。 佐藤:・・・とりあえず二次会行くわよ。 柴田:どこでやります?店はほとんど閉まってます。 佐藤:・・・私の家? 柴田:いきなりですか!? 佐藤:嫌? 柴田:嫌では・・・無いです。 佐藤:コンビニでビールとか買ってさ、飲もっ? 柴田:あ、レモン汁買って良いですか? 佐藤:何で? 柴田:いや・・・舐めるのとか初めてですよ? 佐藤:人の身体をから揚げ扱いしないでよ(笑) 佐藤:後、気が早い! 柴田:え、嫌なんですか? 佐藤:・・・シャワーは入念に浴びるわよ。

佐藤:ねえ、柴田? 柴田:何ですか佐藤先輩、怒ってます? 佐藤:怒ってる。 柴田:飲みの時くらい無礼講で行きましょうよ。 佐藤:それは先輩であるこっちのセリフよ。 柴田:私、佐藤先輩を怒らせるようなことしました? 佐藤:えぇ・・・ 柴田:何ですか・・・? 佐藤:自分でわからない? 柴田:うーん、佐藤先輩の気に*障《さわ》ることは何もしてない気がします。 佐藤:・・・そう、そうなんだけどねぇ。 柴田:だったら何でしょうか・・・・ 佐藤:今さ、唐揚げにレモン絞ったでしょ? 柴田:はい、絞りましたね。 佐藤:普通さ、聞いてから絞らない? 柴田:え? 佐藤:レモン嫌いな人いたらどうするの? 柴田:いや、先輩、かける派ですよね? 佐藤:そうよ? 柴田:なら良いじゃないですか。 佐藤:だーかーら!私じゃない人にそうしてたら問題よ!? 柴田:そりゃ人数いる時は確認しますよ? 佐藤:いやサシでも確認はしなさいよ。 柴田:でも先輩、レモンかける派ですよね? 佐藤:いや、私だってそのまま食べたいって思う時あるかもしれないでしょ? 柴田:先輩、かけないと食べられないって思ってます。 柴田:というか先輩、元々レモンかける前提で専用のから揚げ頼んでたりしますよね? 佐藤:・・・私だってかけずに食べたいなって思う時あるわよ? 柴田:どのくらいの頻度ですか? 佐藤:・・・年一回? 柴田:嘘ですね。 佐藤:なんで? 柴田:だって、先輩に誘われた飲み会でも、会社の飲み会でも 柴田:先輩は今年一年100パーセントレモンかけてましたよ。 佐藤:そ・・・それ以外の飲み会で。 柴田:会社と同僚以外飲み会行かないってこないだ言ってましたよ? 佐藤:・・・ぐぅ 柴田:ぐぅの音は出るんですね。 佐藤:・・・柴田さ、私のストーカー? 柴田:先輩の飲みにケーションに全部付き合ってるのって、私ぐらいですよ。 佐藤:本当!? 柴田:先輩・・・部下と飲むの楽しみたいなら態度もうちょっと考えたほうが良いですよ。 柴田:先輩、飲むとクセ強いんですから・・・ 柴田:同じ話何回も繰り返して、しかも滑舌もままなってない。 柴田:同僚、みんな裏ではあだ名で呼んでますよ。 佐藤:なんで呼ばれてんの・・・? 柴田:怒らないでくださいね?後、私は呼んでないですよ? 佐藤:えぇ。 柴田:無限かむかむレモン。 佐藤:・・・・ 柴田:出ませんね。ぐぅの音。 佐藤:割とショックかも。 柴田:でも大丈夫ですよ。私は先輩についていきます。 佐藤:柴田・・・ 柴田:先輩、ビールの泡無くなっちゃうんで飲み切った方がいいですよ。 佐藤:あ!それ! 柴田:私が先輩と初めて飲みに行った時、最初に怒られた話ですよ。 : 0:【回想】 佐藤:いい?柴田?ビールの泡ってね、酸化を防ぐ役割があるの。 佐藤:後は苦味を抑える役割もしてるから、話に夢中になるのも良いけど 佐藤:泡が無くなる前に飲みなさいよ? 0:【回想終】 : 佐藤:そんなことまで覚えてたのね・・・ 柴田:でも先輩、あの時私、ビールの旨さって全然わかんなかったんですけど、 柴田:それ以降飲めるようになったんですよ? 佐藤:そうなの!? 柴田:えぇ。 佐藤:と言うかさ、柴田はなんでそんなに私とのこと覚えてるの?記憶力良いの? 柴田:それだけでは・・・ないですね。 佐藤:なんだそれ(笑)まさか、私のこと好きなの? 柴田:それは・・・ 佐藤:まさかねー!そんなわけないか! 佐藤:流石にお局ポジションだし、上司としか見てないよねー! 柴田:・・・気にするところはそれだけですか? 佐藤:え? 柴田:それなら私、本気で好きになりますよ。 佐藤:は!? 柴田:私、先輩の仕事に対する姿勢とか本当に尊敬してるんですよ。 柴田:でも、オフはしっかり楽しんでるのとかギャップにやられまくってます。 佐藤:え・・・ってか私、そもそも性別が・・・ 柴田:だって、性別に触れてなかったですもん。 佐藤:それは・・・ 柴田:私で良くないですか? 佐藤:・・・良いの?10も違うわよ? 柴田:一番引っかかりそうな性別をクリアしてるなら問題ないです。 佐藤:・・・とりあえず二次会行くわよ。 柴田:どこでやります?店はほとんど閉まってます。 佐藤:・・・私の家? 柴田:いきなりですか!? 佐藤:嫌? 柴田:嫌では・・・無いです。 佐藤:コンビニでビールとか買ってさ、飲もっ? 柴田:あ、レモン汁買って良いですか? 佐藤:何で? 柴田:いや・・・舐めるのとか初めてですよ? 佐藤:人の身体をから揚げ扱いしないでよ(笑) 佐藤:後、気が早い! 柴田:え、嫌なんですか? 佐藤:・・・シャワーは入念に浴びるわよ。