台本概要

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タイトル 忘年会こいもよう
作者名 みのるしろいし  (@siroishi_jp)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 4人用台本(男2、女2)
時間 30 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 某会社の忘年会。それぞれの恋路が動き出す。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
酒井 44 菊池・森の先輩。仕事の出来るお酒に弱い男
菊池 36 酒井・二階堂の後輩。バイ。
二階堂 47 菊池・森の先輩。腐女子。
43 酒井・二階堂の後輩。菊池のことが気になっている。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
酒井:カンパーイ!!! 菊池:カンパーイ!!! 菊池:酒井さんって、お酒飲まないんですね 酒井:あぁ、アルコールに弱い身体なんだ・・・ 菊池:そうなんですか・・・ 酒井:菊池は結構飲むのか? 菊池:そんなには飲まないんですけど・・・でも飲める時は飲みますね 酒井:そうか・・・まあ、楽しむ程度にしとけよ 菊池:はい! 二階堂:おっ、菊池くーん。飲んでる? 菊池:は、はい・・・ 森:あれ?まだ全然酔って無く見えるよー、ほら、ついだげる。 酒井:こらこら、菊池にもペースがあるんだろう・・・ 二階堂:酒井さん、今日は無礼講ですよ? 酒井:それは・・・私が言う言葉だと思うが 森:忘年会ぐらい普段のことは忘れて飲みましょうよー 菊池:ははは・・・ 二階堂:おっ、*菊正宗《きくまさむね》は今日もてぇてぇですなぁ。 森:何ですか?それ? 二階堂:森ちゃん知らないのー? 二階堂:酒井さんと菊池君は会社内でも成績が良いコンビだから社内ではそう呼ばれてるのよ♪ 酒井:飲めない酒の名前を付けられるのもどうかとは思うがな・・・ 菊池:個人的には良くその名前浮かんだなって思いますけどね。 二階堂:あっ、菊池君のお酒が切れてるー! 二階堂:すいませーん!ビール持ってきてくださーい! 酒井:ちょっ・・・二階堂君! : 0:【2時間後】 酒井:そろそろ席の時間だな、二階堂宴会部長。締めて。 二階堂:はい!えー皆さん! 二階堂:宴もたけなわゲートウェイでございますが、締めのお時間でございます。 二階堂:自由解散でございますので、二次会行かれる方はご自由に。 二階堂:それでは1本締めにてお願い致します。 二階堂:よーーーーっ!ポン。 酒井:ありがとう。 二階堂:酒井さんは二次会行かれますか? 二階堂:森ちゃんは強制ねー 森:えー、それ飲みハラですよー? 二階堂:菊池君を散々飲ましたアンタは何ハラよ(笑) 二階堂:*奢《おご》るからついてきなさい。 森:えへへー、さっすがせんぱーい。 森:菊池君は・・・ってあれぇ? 二階堂:寝ちゃってるね。スヤスヤだね。 森:ちょっと・・・飲ませすぎちゃいましたかね。 酒井:流石にな・・・俺、菊池送って帰るわ。 二階堂:お願いします、酒井さん 森:家どこかわかるんですか? 酒井:前に忘れ物したって、営業前に社用車で寄ったことあるから。 二階堂:ほーう?なら、安心ですね!頼みました。 酒井:はーい、皆も社員証と貸与携帯だけ所在確認してから出るように。 : 0:【二次会】 森:はぁ・・・酒井先輩かっこいいですよねぇ 二階堂:そう? 森:二階堂先輩がてぇてぇっていうのもわかります。 二階堂:それだけじゃないのよ 森:えっ? 二階堂:多分、菊池君は酒井さんを狙ってる。 森:どういうことですか・・・? 二階堂:菊池君ね、入社してからずーっと酒井さんとペアだからね。 森:それのどこに狙ってる要素が? 二階堂:だって、同じ社内で成果を上げまくる先輩と出来る後輩。 二階堂:これが漫画だったら・・・今日今頃は!!! 二階堂:二人だけの熱い夜が!!! 森:まさか先輩、狙って飲ませましたね・・・ 二階堂:空のグラスにお酒ついだのは森ちゃんでしょー。 森:私は・・・菊池君と絡むことで酒井先輩に認知されようって思って 二階堂:なるほどぉ。 二階堂:酒井さんに目をかけてもらおうって思ったわけだ。 森:でも、そういうことなら私になんて・・・ 二階堂:・・・まあ、これはあくまで私の妄想だから。 森:アタシもそうにしか見えなくなってきましたよ。 森:はぁ・・・本当は酒井さんと二次会行きたかったんだけどなぁ 二階堂:アタシがいるじゃないの 森:二階堂先輩・・・!って、先輩のせいですよ。 二階堂:アッハッハッ。 二階堂:まあ、アタシが慰めてあげるわよ。 森:そういう意味ではありがたいですけど・・・ 二階堂:じゃあ、女子会終わったら私の家、来る? 森:はいっ! 二階堂:*菊正宗《きくまさむね》が良いと思えるなら、洗脳しがいがあるわ。 : 0:【車内にて】 菊池:・・・うぃ?酒井しぇんぱーい? 酒井:起きたか?今お前んち向かってるから寝てていいぞ 菊池:あれ?忘年会は・・・ 酒井:お前飲み過ぎだぞ、その間に一次会が終わった。 菊池:えーっ、僕ー、寝ちゃってたわけだ。 酒井:そういうことだな。 菊池:ねぇ、しぇんぱーい? 酒井:なんだ? 菊池:しぇんぱいってー、独身なんですよねぇ~ 酒井:女子みたいなこと聞いてどうしたんだ 菊池:んー?なんか、しぇんぱいみたいな仕事も出来て容姿も良い人が 菊池:彼女もいねぇってのが不思議なんですよねぇ~ 酒井:まぁ・・・俺にだっていろいろあるんだよ。 菊池:*いおいお《いろいろ》ってなんですか*いおいお《いろいろ》ってー 酒井:彼女なんていても今は時間がねぇのよ。デートとか、 酒井:後記念日とか覚えらんないし。 菊池:だったら彼氏なら良いんですかぁ? 酒井:揚げ足を取るな・・・ 菊池:あ、否定はしないん*れす《です》ねぇ。 菊池:それなら俺g・・・(徐々に寝落ち) 酒井:また寝たのか・・・めっちゃ酔ってんなこいつ。 : 0:【二階堂宅】 二階堂:ただいまぁ・・・って誰も居ないんだけどね。 森:おかえりなさい。って返答きても怖いですよね。 二階堂:お、森ちゃん言ってくれるの!? 二階堂:これから毎日言ってくれる!? 森:言いませんよ・・・ 二階堂:言ってくれたらママー!疲れちゃったよぉ・・・って抱きつくね! 森:ちょ、先輩。飲みすぎですよ。 二階堂:いいじゃないのぉ。さあ、とりあえず適当に座って。 二階堂:つまみ作るから。 森:先輩、料理するんですね。 二階堂:えぇ、無駄に料理スキルだけはついてるわ。 森:無駄じゃないと思いますよ。 森:未来の旦那さんが幸せだと思いますよ。 二階堂:胃袋を鷲掴みにするどころか 二階堂:袋にすら入れないんだけど・・・ 森:大丈夫ですって。良い人が現れますから。 二階堂:はぁ・・・森ちゃんがイケメンに見えてきた。 森:酔ってるからだと思いますよ。 二階堂:はい、出汁巻きと奈良漬けチーズで良い? 森:奈良漬けとチーズですか? 二階堂:そう、日本酒に合うわよ。 森:日本酒ってあまり飲んだことが無くて・・・ 二階堂:飲んでみる? 森:はい! : 二階堂:ねっ!村尾課長は佐藤部長の圧で仕方なく付き合うんだけど 二階堂:その無理やりが嫌いじゃなくなってきて徐々に身体を許していくの! 森:なるほどぉ、先輩はそうして社内の男性陣のことを見ているんですねぇ 二階堂:それぐらいの想像をしながらじゃないと、楽しく無いじゃない。 森:でも、それに気づいた大島常務が佐藤部長を制裁という*体《てい》で・・・ 二階堂:おーーー!!!それもっ!!!良いッ!!!! 森:少し理解はできた気がします。 二階堂:でしょ!解釈も一致するしこれはもう私たち・・・ 森:へっ!? 二階堂:森ちゃん・・・良いよね? 森:先輩っ!? 二階堂:今夜は・・・寝かさない・・・(徐々に寝る) 森:ひゃっ!・・・って先輩? : 0:【菊池宅】 酒井:着いたぞー、菊池、鍵どこだ? 菊池:んぇ?カバンの中です。 酒井:えーっと、あぁ、これか。 0:【ドアを開ける。】 酒井:寝室は・・・ここか。よいしょっと。 酒井:*流石《さすが》にドア開けっぱはまずいから泊まらせてもらうか。 菊池:待ってください・・・行かないで。 酒井:はい?うぉ 菊池:俺をベッドに倒しておいてそのままおいて帰ろうとするん*れ《で》すか? 酒井:え・・・ 0:【酒井を押し倒す菊池】 酒井:ちょ・・・菊池? 菊池:いつまで待ったかこんな日を・・・ 酒井:菊池!?酔って*鈍《にぶ》ったか? 菊池:違います、俺は酒井さんに惚れていますよ。 酒井:えっ・・・? 菊池:初めて会った時から・・・全部を完璧かつ迅速にこなす酒井さんに 菊池:上長以外の魅力を感じてたんだと思います、そして・・・酒井さんを自分だけのものにしたいって 酒井:だ・・・だとしても俺は男だぞ? 菊池:性別なんて関係無い、酒井さんには性別を超えた魅力がある。 酒井:菊池・・・ふむっ! 0:【暫く繰り返すキス。耳元で囁く。】 菊池:あれ、抵抗しないんですか? 酒井:・・・お前の気持ちを受け入れてやろうと思っただけだ 菊池:えっ・・・? 酒井:俺だってお前のことを・・・後輩として信頼していた・・・ 酒井:でも、それ以外に何かお前には感じていたんだ・・・ 菊池:好きです・・・酒井さん 酒井:俺も今、好きだってことに気づいた。 菊池:やっと・・・やっと酒井さんを 酒井:名前で呼んでくれ・・・*誠治《せいじ》 菊池:ふふっ・・・*正宗《まさむね》さん、さあ、これからですよ 酒井:えっ・・・んんっ 菊池:ふふっ、*正宗《まさむね》さんって意外と敏感なんですね 酒井:んなことっ・・ 菊池:まあ、夜はこれから・・・れす・・Zzz 酒井:ぅえ!?おーい、*誠治《せいじ》ー? : 0:【翌朝、二階堂宅】 二階堂:・・・うん? 森:おはようございます、二階堂先輩。 二階堂:あら?アタシ寝ちゃってた? 森:えぇ、スヤスヤと・・・ 二階堂:そっか、もっと森ちゃんを洗脳したかったのに 森:やっぱり目的はそれだったんだ・・・ 森:でも、私、嫌いじゃないですよ。 二階堂:そういってくれるなら良かった。 森:あの2人は結局どうなると思ってるんですか? 二階堂:そうだなぁ・・・*菊正宗《きくまさむね》だから、 二階堂:そっけない感じで送ってくれた酒井君を菊池君が引き留めて、そのまま・・・ 森:いいですね、後輩攻め。 二階堂:今度聞いてみるわ 森:それは・・・流石に(汗) 二階堂:さて、今日は休みだけど・・・どうする? 森:じゃあ・・・先輩のオススメとか聞いても良いですか? 二階堂:いいわよ!今日は一日寝かさないぞっ 森:そう言って寝たの二階堂先輩ですよ。 0:【二人で笑う。】 : 0:【同日、菊池宅】 菊池:ふわぁーっ・・・えっ!? 酒井:おはよう、菊池 菊池:えっ・・・まさか、俺、酔っ払って 酒井:そうだ、それで俺が連れて帰ってきた 菊池:すいません! 酒井:それだけじゃないだろう?俺の身体をあれだけ*弄《もてあそ》んで、覚えてないは無いよなぁ? 菊池:えっ・・・あっ!あ・・・あれ? 酒井:まだ思い出せないのか?じゃあ俺が教えるまでだな 菊池:ちょ・・・酒井せん・・・んっ、 0:【再びのキス】 酒井:ふふっ、俺よりも敏感みたいだな、*誠治《せいじ》 菊池:そんなことっ・・・んんっ!!!*正宗《まさむね》さんっ!!!

酒井:カンパーイ!!! 菊池:カンパーイ!!! 菊池:酒井さんって、お酒飲まないんですね 酒井:あぁ、アルコールに弱い身体なんだ・・・ 菊池:そうなんですか・・・ 酒井:菊池は結構飲むのか? 菊池:そんなには飲まないんですけど・・・でも飲める時は飲みますね 酒井:そうか・・・まあ、楽しむ程度にしとけよ 菊池:はい! 二階堂:おっ、菊池くーん。飲んでる? 菊池:は、はい・・・ 森:あれ?まだ全然酔って無く見えるよー、ほら、ついだげる。 酒井:こらこら、菊池にもペースがあるんだろう・・・ 二階堂:酒井さん、今日は無礼講ですよ? 酒井:それは・・・私が言う言葉だと思うが 森:忘年会ぐらい普段のことは忘れて飲みましょうよー 菊池:ははは・・・ 二階堂:おっ、*菊正宗《きくまさむね》は今日もてぇてぇですなぁ。 森:何ですか?それ? 二階堂:森ちゃん知らないのー? 二階堂:酒井さんと菊池君は会社内でも成績が良いコンビだから社内ではそう呼ばれてるのよ♪ 酒井:飲めない酒の名前を付けられるのもどうかとは思うがな・・・ 菊池:個人的には良くその名前浮かんだなって思いますけどね。 二階堂:あっ、菊池君のお酒が切れてるー! 二階堂:すいませーん!ビール持ってきてくださーい! 酒井:ちょっ・・・二階堂君! : 0:【2時間後】 酒井:そろそろ席の時間だな、二階堂宴会部長。締めて。 二階堂:はい!えー皆さん! 二階堂:宴もたけなわゲートウェイでございますが、締めのお時間でございます。 二階堂:自由解散でございますので、二次会行かれる方はご自由に。 二階堂:それでは1本締めにてお願い致します。 二階堂:よーーーーっ!ポン。 酒井:ありがとう。 二階堂:酒井さんは二次会行かれますか? 二階堂:森ちゃんは強制ねー 森:えー、それ飲みハラですよー? 二階堂:菊池君を散々飲ましたアンタは何ハラよ(笑) 二階堂:*奢《おご》るからついてきなさい。 森:えへへー、さっすがせんぱーい。 森:菊池君は・・・ってあれぇ? 二階堂:寝ちゃってるね。スヤスヤだね。 森:ちょっと・・・飲ませすぎちゃいましたかね。 酒井:流石にな・・・俺、菊池送って帰るわ。 二階堂:お願いします、酒井さん 森:家どこかわかるんですか? 酒井:前に忘れ物したって、営業前に社用車で寄ったことあるから。 二階堂:ほーう?なら、安心ですね!頼みました。 酒井:はーい、皆も社員証と貸与携帯だけ所在確認してから出るように。 : 0:【二次会】 森:はぁ・・・酒井先輩かっこいいですよねぇ 二階堂:そう? 森:二階堂先輩がてぇてぇっていうのもわかります。 二階堂:それだけじゃないのよ 森:えっ? 二階堂:多分、菊池君は酒井さんを狙ってる。 森:どういうことですか・・・? 二階堂:菊池君ね、入社してからずーっと酒井さんとペアだからね。 森:それのどこに狙ってる要素が? 二階堂:だって、同じ社内で成果を上げまくる先輩と出来る後輩。 二階堂:これが漫画だったら・・・今日今頃は!!! 二階堂:二人だけの熱い夜が!!! 森:まさか先輩、狙って飲ませましたね・・・ 二階堂:空のグラスにお酒ついだのは森ちゃんでしょー。 森:私は・・・菊池君と絡むことで酒井先輩に認知されようって思って 二階堂:なるほどぉ。 二階堂:酒井さんに目をかけてもらおうって思ったわけだ。 森:でも、そういうことなら私になんて・・・ 二階堂:・・・まあ、これはあくまで私の妄想だから。 森:アタシもそうにしか見えなくなってきましたよ。 森:はぁ・・・本当は酒井さんと二次会行きたかったんだけどなぁ 二階堂:アタシがいるじゃないの 森:二階堂先輩・・・!って、先輩のせいですよ。 二階堂:アッハッハッ。 二階堂:まあ、アタシが慰めてあげるわよ。 森:そういう意味ではありがたいですけど・・・ 二階堂:じゃあ、女子会終わったら私の家、来る? 森:はいっ! 二階堂:*菊正宗《きくまさむね》が良いと思えるなら、洗脳しがいがあるわ。 : 0:【車内にて】 菊池:・・・うぃ?酒井しぇんぱーい? 酒井:起きたか?今お前んち向かってるから寝てていいぞ 菊池:あれ?忘年会は・・・ 酒井:お前飲み過ぎだぞ、その間に一次会が終わった。 菊池:えーっ、僕ー、寝ちゃってたわけだ。 酒井:そういうことだな。 菊池:ねぇ、しぇんぱーい? 酒井:なんだ? 菊池:しぇんぱいってー、独身なんですよねぇ~ 酒井:女子みたいなこと聞いてどうしたんだ 菊池:んー?なんか、しぇんぱいみたいな仕事も出来て容姿も良い人が 菊池:彼女もいねぇってのが不思議なんですよねぇ~ 酒井:まぁ・・・俺にだっていろいろあるんだよ。 菊池:*いおいお《いろいろ》ってなんですか*いおいお《いろいろ》ってー 酒井:彼女なんていても今は時間がねぇのよ。デートとか、 酒井:後記念日とか覚えらんないし。 菊池:だったら彼氏なら良いんですかぁ? 酒井:揚げ足を取るな・・・ 菊池:あ、否定はしないん*れす《です》ねぇ。 菊池:それなら俺g・・・(徐々に寝落ち) 酒井:また寝たのか・・・めっちゃ酔ってんなこいつ。 : 0:【二階堂宅】 二階堂:ただいまぁ・・・って誰も居ないんだけどね。 森:おかえりなさい。って返答きても怖いですよね。 二階堂:お、森ちゃん言ってくれるの!? 二階堂:これから毎日言ってくれる!? 森:言いませんよ・・・ 二階堂:言ってくれたらママー!疲れちゃったよぉ・・・って抱きつくね! 森:ちょ、先輩。飲みすぎですよ。 二階堂:いいじゃないのぉ。さあ、とりあえず適当に座って。 二階堂:つまみ作るから。 森:先輩、料理するんですね。 二階堂:えぇ、無駄に料理スキルだけはついてるわ。 森:無駄じゃないと思いますよ。 森:未来の旦那さんが幸せだと思いますよ。 二階堂:胃袋を鷲掴みにするどころか 二階堂:袋にすら入れないんだけど・・・ 森:大丈夫ですって。良い人が現れますから。 二階堂:はぁ・・・森ちゃんがイケメンに見えてきた。 森:酔ってるからだと思いますよ。 二階堂:はい、出汁巻きと奈良漬けチーズで良い? 森:奈良漬けとチーズですか? 二階堂:そう、日本酒に合うわよ。 森:日本酒ってあまり飲んだことが無くて・・・ 二階堂:飲んでみる? 森:はい! : 二階堂:ねっ!村尾課長は佐藤部長の圧で仕方なく付き合うんだけど 二階堂:その無理やりが嫌いじゃなくなってきて徐々に身体を許していくの! 森:なるほどぉ、先輩はそうして社内の男性陣のことを見ているんですねぇ 二階堂:それぐらいの想像をしながらじゃないと、楽しく無いじゃない。 森:でも、それに気づいた大島常務が佐藤部長を制裁という*体《てい》で・・・ 二階堂:おーーー!!!それもっ!!!良いッ!!!! 森:少し理解はできた気がします。 二階堂:でしょ!解釈も一致するしこれはもう私たち・・・ 森:へっ!? 二階堂:森ちゃん・・・良いよね? 森:先輩っ!? 二階堂:今夜は・・・寝かさない・・・(徐々に寝る) 森:ひゃっ!・・・って先輩? : 0:【菊池宅】 酒井:着いたぞー、菊池、鍵どこだ? 菊池:んぇ?カバンの中です。 酒井:えーっと、あぁ、これか。 0:【ドアを開ける。】 酒井:寝室は・・・ここか。よいしょっと。 酒井:*流石《さすが》にドア開けっぱはまずいから泊まらせてもらうか。 菊池:待ってください・・・行かないで。 酒井:はい?うぉ 菊池:俺をベッドに倒しておいてそのままおいて帰ろうとするん*れ《で》すか? 酒井:え・・・ 0:【酒井を押し倒す菊池】 酒井:ちょ・・・菊池? 菊池:いつまで待ったかこんな日を・・・ 酒井:菊池!?酔って*鈍《にぶ》ったか? 菊池:違います、俺は酒井さんに惚れていますよ。 酒井:えっ・・・? 菊池:初めて会った時から・・・全部を完璧かつ迅速にこなす酒井さんに 菊池:上長以外の魅力を感じてたんだと思います、そして・・・酒井さんを自分だけのものにしたいって 酒井:だ・・・だとしても俺は男だぞ? 菊池:性別なんて関係無い、酒井さんには性別を超えた魅力がある。 酒井:菊池・・・ふむっ! 0:【暫く繰り返すキス。耳元で囁く。】 菊池:あれ、抵抗しないんですか? 酒井:・・・お前の気持ちを受け入れてやろうと思っただけだ 菊池:えっ・・・? 酒井:俺だってお前のことを・・・後輩として信頼していた・・・ 酒井:でも、それ以外に何かお前には感じていたんだ・・・ 菊池:好きです・・・酒井さん 酒井:俺も今、好きだってことに気づいた。 菊池:やっと・・・やっと酒井さんを 酒井:名前で呼んでくれ・・・*誠治《せいじ》 菊池:ふふっ・・・*正宗《まさむね》さん、さあ、これからですよ 酒井:えっ・・・んんっ 菊池:ふふっ、*正宗《まさむね》さんって意外と敏感なんですね 酒井:んなことっ・・ 菊池:まあ、夜はこれから・・・れす・・Zzz 酒井:ぅえ!?おーい、*誠治《せいじ》ー? : 0:【翌朝、二階堂宅】 二階堂:・・・うん? 森:おはようございます、二階堂先輩。 二階堂:あら?アタシ寝ちゃってた? 森:えぇ、スヤスヤと・・・ 二階堂:そっか、もっと森ちゃんを洗脳したかったのに 森:やっぱり目的はそれだったんだ・・・ 森:でも、私、嫌いじゃないですよ。 二階堂:そういってくれるなら良かった。 森:あの2人は結局どうなると思ってるんですか? 二階堂:そうだなぁ・・・*菊正宗《きくまさむね》だから、 二階堂:そっけない感じで送ってくれた酒井君を菊池君が引き留めて、そのまま・・・ 森:いいですね、後輩攻め。 二階堂:今度聞いてみるわ 森:それは・・・流石に(汗) 二階堂:さて、今日は休みだけど・・・どうする? 森:じゃあ・・・先輩のオススメとか聞いても良いですか? 二階堂:いいわよ!今日は一日寝かさないぞっ 森:そう言って寝たの二階堂先輩ですよ。 0:【二人で笑う。】 : 0:【同日、菊池宅】 菊池:ふわぁーっ・・・えっ!? 酒井:おはよう、菊池 菊池:えっ・・・まさか、俺、酔っ払って 酒井:そうだ、それで俺が連れて帰ってきた 菊池:すいません! 酒井:それだけじゃないだろう?俺の身体をあれだけ*弄《もてあそ》んで、覚えてないは無いよなぁ? 菊池:えっ・・・あっ!あ・・・あれ? 酒井:まだ思い出せないのか?じゃあ俺が教えるまでだな 菊池:ちょ・・・酒井せん・・・んっ、 0:【再びのキス】 酒井:ふふっ、俺よりも敏感みたいだな、*誠治《せいじ》 菊池:そんなことっ・・・んんっ!!!*正宗《まさむね》さんっ!!!