台本概要

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タイトル 二等辺三角関係
作者名 やくも  (@yakumo_20230707)
ジャンル コメディ
演者人数 3人用台本(男1、女2)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 女の子2人→ボケとツッコミ
男の子1人→かっこいいだけ

のコメディ比重多めのラブコメです

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ユキト 59 ハイスペック男子
ハル 55 Mっ気がある
ヒサメ 78 ツッコミ気質
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
二等辺三角関係 A→ユキト(男)ハイスペ男子 B→ハル(女)Mっ気がある C→ヒサメ(女)ツッコミ気質 ハル:「好きです!私と…付き合ってください!」 ユキト:「ごめん、今はそういうの考えられない」 0:【場面転換】 ハル:「はぁーーーーー……」 ヒサメ:「だから言ってるじゃん、あれはやめた方がいって」 ハル:「そうだよねぇ…私なんかが……身の程知らずだよね…」 ヒサメ:「ちがうって!!あんな冷徹男、ハルにはもったいないよ!」 ハル:「冷徹って…ちょっと言葉がキツい時もあるけど、優しい人だよ?」 ヒサメ:「どこが!?顔を合わせる度に悪態付いてくるんだよ!!?」 ハル:「それはヒサメが従兄弟だからだよ〜、それにあの顔で悪態つかれると…なんかこう、クるものがあるよね」 ヒサメ:「ハル…あんた……将来モラハラ男とかに捕まんないでね」 ハル:「そりゃその辺の男子に言われたら迷いなく正拳をおみまいするけど…ユキト君なら許しちゃう」 ヒサメ:「まぁ、顔がいいのは認めるけどさぁ……。でもダメだよ!あんな血まで凍りついてる男」 ユキト:「悪かったな、血まで凍りついてて」 ヒサメ:「ひっ!?」 ハル:「ユキト君!」 ヒサメ:「私の背後に立つなぁ!!」 ユキト:「武士かよ」 ハル:「ねえ、ユキト君!」 ユキト:「ん?なに?」 ハル:「私と付き合ってください!」 ユキト:「お断りします」 ハル:「くぅ〜〜〜効くぅ…!!」 ヒサメ:「ハル!騙されないで!!顔面だけだよこいつ!!能力を全部顔面に振ってるだけ!!」 ユキト:「テストはいつでも学年10位以内だけど?」 ハル:「しかもサッカー部のエースストライカーだよ!」 ヒサメ:「四面楚歌!!くそっ!!!」 ユキト:「天は人に二物を与えるんだよ、悪いな」 ヒサメ:「ムカつく!!どのジャンルでも勝てない自分がもどかしい!!」 ハル:「ユキト君、今のもう一回お願いしていいかな?」 ユキト:「天は人に二物を与えるんだよ、悪いな」 ハル:「効くぅ〜〜〜〜〜!!」 ヒサメ:「ハルごめん!そろそろ言う!キモい!!!」 ユキト:「はいはい、そこまで。どうせやってないんだろ?ほらこれ」 ハル:「こ、これは……今日提出の課題…!?」 ヒサメ:「ぐっ!こいつ…!!これをダシに私に一体どんな事をさせる気なの!?」 ユキト:「何もさせねぇよ…強いて言うなら何もすんな、うるさいから」 ハル:「身体で払う準備、できてるよ!!」 ユキト:「そうか、じゃあ今すぐ黙ってくれ」 ハル:「んん〜〜!!(口をとじて「効くぅ〜〜!」)」 ヒサメ:「不甲斐ない…敵から情けをかけられるなんて…!!」 ユキト:「じゃあ見せない」 ヒサメ:「すんまっせんっしたぁ!!」 ハル:「もー、そもそも課題くらい言ってくれれば私も見せてあげるのにぃ〜」 ヒサメ:「ハルのやつ写して補習になったこと、私忘れてないからね」 ユキト:「そもそも自分でやれよ、やんない奴よりやってくるハルの方が偉い」 ハル:「あっあっ好きっ、付き合ってください」 ユキト:「お断りします」 ハル:「くぅっ…!クセになりそう…!!」 ヒサメ:「私の友達を惑わせるなぁ!!」 ユキト:「友達なら正しい道に戻してやれよ」 ヒサメ:「それは荷が重いかも!!」 ユキト:「んじゃ、三限終わるまでには返せよー、じゃあなー」 ヒサメ:「はーい」 ハル:「はぁ……かっこいい……神の造形美…」 ヒサメ:「そんなにかなぁ?もう見慣れちゃってわかんないや」 ハル:「ヒサメが羨ましいなぁ〜、前世でどんな徳を積んだらユキト君と親戚になれるの〜?」 ヒサメ:「え〜いい事ないよ?あんなのと親戚でも」 ハル:「今世では何もしてないのに…」 ヒサメ:「おい」 (これは、なんの変哲もない私達の日常に、事件が起きたり起きなかったりする、そんな話だ) 0:【場面転換】 ユキト:「ヒサメー、昼食おうぜ」 ヒサメ:「ちょ、はぁ!?何考えてんの?」 ユキト:「はぁ……昼食を、一緒に、食べませんか、?」 ヒサメ:「言葉の意味がわかんない訳じゃないっての!!」 ユキト:「じゃあなんだよ?」 ヒサメ:「あんたには分かんないでしょうね!この女特有の殺気は!!!」 ハル:「もぉ〜羨ましいぞ〜ヒサメ〜、死んで。」 ヒサメ:「情緒!!」 ユキト:「なんだよ、昼飯くらいで大袈裟だな」 ヒサメ:「自己分析下手くそ野郎!!」 ハル:「そうだよ〜、ユキト君はもう少し自分が女の子からどう見られてるのか自覚しないと」 ヒサメ:「うんうん」 ハル:「死人が出るよ」 ヒサメ:「こいつ、目が本気だ…!」 ユキト:「そもそも俺、ハルも入れて3人のつもりだったんだけど…」 ハル:「みんな〜〜!見ってるぅ〜??私、ユキト君と一緒に昼ごはん食べてきま〜〜〜す!」 ヒサメ:「迷いがないな、この女」 ハル:「私は殺られる前に殺るタイプだから平気」 ヒサメ:「目が完全に座ってやがる…!!」 ユキト:「それじゃあ屋上行こうぜ。先生から鍵もらってるから」 ヒサメ:「まーた女教師たぶらかしたんだ」 ユキト:「ちょっとお願いしただけだって」 ハル:「どんな感じ?どんな感じお願いしたの?」 ユキト:「すいません、ちょっと貸して欲しいものがあるんですけど…」 ハル:「何でも貸すよぉ!とりあえず私の貞操でいいかな!?」 ヒサメ:「返って来ないだろそれ!!」 ユキト:「ほら、行くぞー」 ヒサメ:「ちょ、待ってよぉ〜〜!」 0:【場面転換】 ハル:「へぇ〜〜ユキト君って結構たくさん食べるんだね〜」 ユキト:「そうか?男子ならこんなもんだろ」 ヒサメ:「いやいや多いよ、大きいサイズのお弁当箱におにぎり別添えだし…」 ハル:「細いのにねぇ〜、意外」 ユキト:「そうでもないよ、着痩せするタイプってだけだから……ほら」(シャツめくる) ハル:「ゴッッッフッ!!!!!」 ヒサメ:「喀血(かっけつ)!?!?」 ハル:「見えた…シックスパックのダイヤモンドが…!」 ヒサメ:「ハル!戻ってきてハルぅ〜〜!!!」 ハル:「世界が……広がっていく」 ヒサメ:「機動戦士Z(ゼータ)ガンダムの名台詞まで!!」 ユキト:「ハルってガンダム見てるんだ、意外だわ」 ヒサメ:「ガンダムよりも人命に興味持てや!!」 ユキト:「てかヒサメは喋ってないで早く食えよ、昼休み終わっちゃうぞ?」 ヒサメ:「あんたらのせい…!ってもういいや…」 ハル:「でも筋肉はついてたけど脂肪は全然だったね〜、一旦抱く?私の事」 ユキト:「抱かない。まぁ部活とかでエネルギー使うからなぁ」 ヒサメ:「ほんとに…あんなに食べてるのにどこに消えてるんだか…妬ましい」 ユキト:「ヒサメはそろそろ絞った方がいいんじゃないか?ほら、こことか」 ヒサメ:「ひゃん!?お、乙女の柔肌を急につまむな!!」 ユキト:「柔らかすぎるぞ〜、これは」 ヒサメ:「ちょ、やめてって、くすぐった…」 ハル:「フシュー…フシュー……!!」 ヒサメ:「こわっ!!!顔怖っ!!!目血走り過ぎだよ!こっっわっ!!!」 ハル:「ユキト君!私もつまんで!!柔らかさチェックして!あ、直にお願いします!!!」 ヒサメ:「脱ぐな!!」 ユキト:「…いや、ハルはつまめそうなとこないだろ」 ハル:「はっっっっ!?」 ヒサメ:「ぐっ…こんな残念女のくせに顔とプロポーションはいいなんて…!!」 ハル:「くっ…!!!悔しいっ…!!日頃努力している自分が憎いっ!!……私も、私もつまんで欲しかったのにっ…!!!」 ヒサメ:「本気過ぎるだろこいつ…」 ユキト:「さぁ〜て飯も食ったし、そろそろ行くかぁ〜」 ハル:「食後のデザートに私の女体盛りはいかがですか??」 ユキト:「結構です、お持ち帰りください」 ハル:「はぁっっっ!気持ちいい……!!!」 ヒサメ:「そろそろ心配になってきたな」 ユキト:「あ、ヒサメ。今日は叔母さんの帰り遅くなるらしいから、うちで飯食っとけよ」 ヒサメ:「りょーかい、買い出しいる?」 ユキト:「帰りに一緒に買ってこいってさ」 ハル:「わかったよ〜、楽しみだね!」 ヒサメ:「ハルは自分の家に帰って」 0:【場面転換】 ヒサメ:「うっ…重っ……買いすぎたかも…」 ユキト:「いいよ、俺が持つから」 ヒサメ:「あっ!……ありがと…」 ユキト:「おう」 ヒサメ:「あのさ…」 ユキト:「んー?」 ヒサメ:「ハルの事、どうなの…?」 ユキト:「どうって??」 ヒサメ:「いや、一応告白されてる訳じゃない?ほぼ毎日だけど…」 ユキト:「あー、まぁ今は特にどうこうする気はないかなー、楽しいから気に入ってるし、今の関係」 ヒサメ:「そ、そっか…」 ユキト:「そういうヒサメは?」 ヒサメ:「えっ?」 ユキト:「最近告白されたろ?サッカー部の中でも人気高いんだぞ、ヒサメって」 ヒサメ:「え、えぇ…?なんで私?ハルの方が……」 ユキト:「ハルは俺に対してあんな感じだからなぁ〜」 ヒサメ:「ま、まぁ…そうだね…」 ユキト:「断ったんだって?なんでだよ?結構良い奴だし、顔も悪くない方だと思うけど」 ヒサメ:「そ、それは…」 ユキト:「それは?」 ヒサメ:「………ユキトと同じだよ、今はそういうのはいいかなって」 ユキト:「ふーん…そっか。でもなんか安心したわ」 ヒサメ:「え?」 ユキト:「ヒサメに彼氏が出来たらどうしようって思ったけど、その感じならまだ大丈夫そうだな」 ヒサメ:「な、なんで…安心したの?」 ユキト:「それは…」 ヒサメ:「うん……」 ユキト:「俺は、ヒサメの事…」 ヒサメ:「……!」 0:【少し静寂】 ハル:「いっけなーーい!!指が滑ったぁ!!」 ヒサメ:「っっっぶなぁ!!?」 ハル:「避けたか…いい反応してるね」 ヒサメ:「迷いなく目を狙ってきたぞ、こいつ!」 ユキト:「ハルはなんでここに?」 ハル:「帰り道の途中で偶然2人のこと見つけちゃって!」 ヒサメ:「お前の家反対方向だろ!!」 ハル:「ところでユキト君、さっきなんて言おうとしたの?」 ユキト:「聞いてたのか?」 ハル:「うっ…重っ…、から聞いてたよ」 ヒサメ:「最初からじゃん…」 ハル:「で、どうなの?はっきりさせておきたいと思って」 ヒサメ:「ハル…」 ユキト:「……俺はヒサメの事を」 ハル:「…」 ヒサメ:「…」 ユキト:「格下だと思ってるから先を越されるのは嫌だな、って」 ハル:「え?」 ヒサメ:「は?……はぁ!?!?」 ユキト:「ヒサメに先越されるくらいなら.いよいよ俺もハルと付き合うしかないかなぁ〜とも」 ハル:「ヒサメ彼氏作って、今すぐに」 ヒサメ:「欲望に忠実だなお前は!!」 ハル:「ほら、同じクラスの山田山くんとかは?」 ヒサメ:「いねぇよ!そんなクラスメイト!」 ハル:「ユキト君以外は有象無象だから名前なんて覚えてないの…」 ヒサメ:「確かに男子の名前呼んでるとこ見たことない!?」 ユキト:「とりあえず、ハルも一緒にうちで飯食うか?」 ハル:「いきます!ちゃんと勝負下着履いてきてるよ!先に確認しとく!?」 ヒサメ:「脱ぐな!!公共の場だぞ!!」 ユキト:「……まぁ、今はこのままでいいか笑」(小声) ヒサメ:「なに?何か言った?」 ユキト:「いや、何でもないよ」 ヒサメ:(こうして私達の日常は今日もドタバタしながらも、平穏に過ぎていくのであった…) ハル:「ユキト君!私今日安全日だからいつでも大丈夫だからね!」 ヒサメ:「最後までぶれないなお前は!!」 0:〜Fin〜

二等辺三角関係 A→ユキト(男)ハイスペ男子 B→ハル(女)Mっ気がある C→ヒサメ(女)ツッコミ気質 ハル:「好きです!私と…付き合ってください!」 ユキト:「ごめん、今はそういうの考えられない」 0:【場面転換】 ハル:「はぁーーーーー……」 ヒサメ:「だから言ってるじゃん、あれはやめた方がいって」 ハル:「そうだよねぇ…私なんかが……身の程知らずだよね…」 ヒサメ:「ちがうって!!あんな冷徹男、ハルにはもったいないよ!」 ハル:「冷徹って…ちょっと言葉がキツい時もあるけど、優しい人だよ?」 ヒサメ:「どこが!?顔を合わせる度に悪態付いてくるんだよ!!?」 ハル:「それはヒサメが従兄弟だからだよ〜、それにあの顔で悪態つかれると…なんかこう、クるものがあるよね」 ヒサメ:「ハル…あんた……将来モラハラ男とかに捕まんないでね」 ハル:「そりゃその辺の男子に言われたら迷いなく正拳をおみまいするけど…ユキト君なら許しちゃう」 ヒサメ:「まぁ、顔がいいのは認めるけどさぁ……。でもダメだよ!あんな血まで凍りついてる男」 ユキト:「悪かったな、血まで凍りついてて」 ヒサメ:「ひっ!?」 ハル:「ユキト君!」 ヒサメ:「私の背後に立つなぁ!!」 ユキト:「武士かよ」 ハル:「ねえ、ユキト君!」 ユキト:「ん?なに?」 ハル:「私と付き合ってください!」 ユキト:「お断りします」 ハル:「くぅ〜〜〜効くぅ…!!」 ヒサメ:「ハル!騙されないで!!顔面だけだよこいつ!!能力を全部顔面に振ってるだけ!!」 ユキト:「テストはいつでも学年10位以内だけど?」 ハル:「しかもサッカー部のエースストライカーだよ!」 ヒサメ:「四面楚歌!!くそっ!!!」 ユキト:「天は人に二物を与えるんだよ、悪いな」 ヒサメ:「ムカつく!!どのジャンルでも勝てない自分がもどかしい!!」 ハル:「ユキト君、今のもう一回お願いしていいかな?」 ユキト:「天は人に二物を与えるんだよ、悪いな」 ハル:「効くぅ〜〜〜〜〜!!」 ヒサメ:「ハルごめん!そろそろ言う!キモい!!!」 ユキト:「はいはい、そこまで。どうせやってないんだろ?ほらこれ」 ハル:「こ、これは……今日提出の課題…!?」 ヒサメ:「ぐっ!こいつ…!!これをダシに私に一体どんな事をさせる気なの!?」 ユキト:「何もさせねぇよ…強いて言うなら何もすんな、うるさいから」 ハル:「身体で払う準備、できてるよ!!」 ユキト:「そうか、じゃあ今すぐ黙ってくれ」 ハル:「んん〜〜!!(口をとじて「効くぅ〜〜!」)」 ヒサメ:「不甲斐ない…敵から情けをかけられるなんて…!!」 ユキト:「じゃあ見せない」 ヒサメ:「すんまっせんっしたぁ!!」 ハル:「もー、そもそも課題くらい言ってくれれば私も見せてあげるのにぃ〜」 ヒサメ:「ハルのやつ写して補習になったこと、私忘れてないからね」 ユキト:「そもそも自分でやれよ、やんない奴よりやってくるハルの方が偉い」 ハル:「あっあっ好きっ、付き合ってください」 ユキト:「お断りします」 ハル:「くぅっ…!クセになりそう…!!」 ヒサメ:「私の友達を惑わせるなぁ!!」 ユキト:「友達なら正しい道に戻してやれよ」 ヒサメ:「それは荷が重いかも!!」 ユキト:「んじゃ、三限終わるまでには返せよー、じゃあなー」 ヒサメ:「はーい」 ハル:「はぁ……かっこいい……神の造形美…」 ヒサメ:「そんなにかなぁ?もう見慣れちゃってわかんないや」 ハル:「ヒサメが羨ましいなぁ〜、前世でどんな徳を積んだらユキト君と親戚になれるの〜?」 ヒサメ:「え〜いい事ないよ?あんなのと親戚でも」 ハル:「今世では何もしてないのに…」 ヒサメ:「おい」 (これは、なんの変哲もない私達の日常に、事件が起きたり起きなかったりする、そんな話だ) 0:【場面転換】 ユキト:「ヒサメー、昼食おうぜ」 ヒサメ:「ちょ、はぁ!?何考えてんの?」 ユキト:「はぁ……昼食を、一緒に、食べませんか、?」 ヒサメ:「言葉の意味がわかんない訳じゃないっての!!」 ユキト:「じゃあなんだよ?」 ヒサメ:「あんたには分かんないでしょうね!この女特有の殺気は!!!」 ハル:「もぉ〜羨ましいぞ〜ヒサメ〜、死んで。」 ヒサメ:「情緒!!」 ユキト:「なんだよ、昼飯くらいで大袈裟だな」 ヒサメ:「自己分析下手くそ野郎!!」 ハル:「そうだよ〜、ユキト君はもう少し自分が女の子からどう見られてるのか自覚しないと」 ヒサメ:「うんうん」 ハル:「死人が出るよ」 ヒサメ:「こいつ、目が本気だ…!」 ユキト:「そもそも俺、ハルも入れて3人のつもりだったんだけど…」 ハル:「みんな〜〜!見ってるぅ〜??私、ユキト君と一緒に昼ごはん食べてきま〜〜〜す!」 ヒサメ:「迷いがないな、この女」 ハル:「私は殺られる前に殺るタイプだから平気」 ヒサメ:「目が完全に座ってやがる…!!」 ユキト:「それじゃあ屋上行こうぜ。先生から鍵もらってるから」 ヒサメ:「まーた女教師たぶらかしたんだ」 ユキト:「ちょっとお願いしただけだって」 ハル:「どんな感じ?どんな感じお願いしたの?」 ユキト:「すいません、ちょっと貸して欲しいものがあるんですけど…」 ハル:「何でも貸すよぉ!とりあえず私の貞操でいいかな!?」 ヒサメ:「返って来ないだろそれ!!」 ユキト:「ほら、行くぞー」 ヒサメ:「ちょ、待ってよぉ〜〜!」 0:【場面転換】 ハル:「へぇ〜〜ユキト君って結構たくさん食べるんだね〜」 ユキト:「そうか?男子ならこんなもんだろ」 ヒサメ:「いやいや多いよ、大きいサイズのお弁当箱におにぎり別添えだし…」 ハル:「細いのにねぇ〜、意外」 ユキト:「そうでもないよ、着痩せするタイプってだけだから……ほら」(シャツめくる) ハル:「ゴッッッフッ!!!!!」 ヒサメ:「喀血(かっけつ)!?!?」 ハル:「見えた…シックスパックのダイヤモンドが…!」 ヒサメ:「ハル!戻ってきてハルぅ〜〜!!!」 ハル:「世界が……広がっていく」 ヒサメ:「機動戦士Z(ゼータ)ガンダムの名台詞まで!!」 ユキト:「ハルってガンダム見てるんだ、意外だわ」 ヒサメ:「ガンダムよりも人命に興味持てや!!」 ユキト:「てかヒサメは喋ってないで早く食えよ、昼休み終わっちゃうぞ?」 ヒサメ:「あんたらのせい…!ってもういいや…」 ハル:「でも筋肉はついてたけど脂肪は全然だったね〜、一旦抱く?私の事」 ユキト:「抱かない。まぁ部活とかでエネルギー使うからなぁ」 ヒサメ:「ほんとに…あんなに食べてるのにどこに消えてるんだか…妬ましい」 ユキト:「ヒサメはそろそろ絞った方がいいんじゃないか?ほら、こことか」 ヒサメ:「ひゃん!?お、乙女の柔肌を急につまむな!!」 ユキト:「柔らかすぎるぞ〜、これは」 ヒサメ:「ちょ、やめてって、くすぐった…」 ハル:「フシュー…フシュー……!!」 ヒサメ:「こわっ!!!顔怖っ!!!目血走り過ぎだよ!こっっわっ!!!」 ハル:「ユキト君!私もつまんで!!柔らかさチェックして!あ、直にお願いします!!!」 ヒサメ:「脱ぐな!!」 ユキト:「…いや、ハルはつまめそうなとこないだろ」 ハル:「はっっっっ!?」 ヒサメ:「ぐっ…こんな残念女のくせに顔とプロポーションはいいなんて…!!」 ハル:「くっ…!!!悔しいっ…!!日頃努力している自分が憎いっ!!……私も、私もつまんで欲しかったのにっ…!!!」 ヒサメ:「本気過ぎるだろこいつ…」 ユキト:「さぁ〜て飯も食ったし、そろそろ行くかぁ〜」 ハル:「食後のデザートに私の女体盛りはいかがですか??」 ユキト:「結構です、お持ち帰りください」 ハル:「はぁっっっ!気持ちいい……!!!」 ヒサメ:「そろそろ心配になってきたな」 ユキト:「あ、ヒサメ。今日は叔母さんの帰り遅くなるらしいから、うちで飯食っとけよ」 ヒサメ:「りょーかい、買い出しいる?」 ユキト:「帰りに一緒に買ってこいってさ」 ハル:「わかったよ〜、楽しみだね!」 ヒサメ:「ハルは自分の家に帰って」 0:【場面転換】 ヒサメ:「うっ…重っ……買いすぎたかも…」 ユキト:「いいよ、俺が持つから」 ヒサメ:「あっ!……ありがと…」 ユキト:「おう」 ヒサメ:「あのさ…」 ユキト:「んー?」 ヒサメ:「ハルの事、どうなの…?」 ユキト:「どうって??」 ヒサメ:「いや、一応告白されてる訳じゃない?ほぼ毎日だけど…」 ユキト:「あー、まぁ今は特にどうこうする気はないかなー、楽しいから気に入ってるし、今の関係」 ヒサメ:「そ、そっか…」 ユキト:「そういうヒサメは?」 ヒサメ:「えっ?」 ユキト:「最近告白されたろ?サッカー部の中でも人気高いんだぞ、ヒサメって」 ヒサメ:「え、えぇ…?なんで私?ハルの方が……」 ユキト:「ハルは俺に対してあんな感じだからなぁ〜」 ヒサメ:「ま、まぁ…そうだね…」 ユキト:「断ったんだって?なんでだよ?結構良い奴だし、顔も悪くない方だと思うけど」 ヒサメ:「そ、それは…」 ユキト:「それは?」 ヒサメ:「………ユキトと同じだよ、今はそういうのはいいかなって」 ユキト:「ふーん…そっか。でもなんか安心したわ」 ヒサメ:「え?」 ユキト:「ヒサメに彼氏が出来たらどうしようって思ったけど、その感じならまだ大丈夫そうだな」 ヒサメ:「な、なんで…安心したの?」 ユキト:「それは…」 ヒサメ:「うん……」 ユキト:「俺は、ヒサメの事…」 ヒサメ:「……!」 0:【少し静寂】 ハル:「いっけなーーい!!指が滑ったぁ!!」 ヒサメ:「っっっぶなぁ!!?」 ハル:「避けたか…いい反応してるね」 ヒサメ:「迷いなく目を狙ってきたぞ、こいつ!」 ユキト:「ハルはなんでここに?」 ハル:「帰り道の途中で偶然2人のこと見つけちゃって!」 ヒサメ:「お前の家反対方向だろ!!」 ハル:「ところでユキト君、さっきなんて言おうとしたの?」 ユキト:「聞いてたのか?」 ハル:「うっ…重っ…、から聞いてたよ」 ヒサメ:「最初からじゃん…」 ハル:「で、どうなの?はっきりさせておきたいと思って」 ヒサメ:「ハル…」 ユキト:「……俺はヒサメの事を」 ハル:「…」 ヒサメ:「…」 ユキト:「格下だと思ってるから先を越されるのは嫌だな、って」 ハル:「え?」 ヒサメ:「は?……はぁ!?!?」 ユキト:「ヒサメに先越されるくらいなら.いよいよ俺もハルと付き合うしかないかなぁ〜とも」 ハル:「ヒサメ彼氏作って、今すぐに」 ヒサメ:「欲望に忠実だなお前は!!」 ハル:「ほら、同じクラスの山田山くんとかは?」 ヒサメ:「いねぇよ!そんなクラスメイト!」 ハル:「ユキト君以外は有象無象だから名前なんて覚えてないの…」 ヒサメ:「確かに男子の名前呼んでるとこ見たことない!?」 ユキト:「とりあえず、ハルも一緒にうちで飯食うか?」 ハル:「いきます!ちゃんと勝負下着履いてきてるよ!先に確認しとく!?」 ヒサメ:「脱ぐな!!公共の場だぞ!!」 ユキト:「……まぁ、今はこのままでいいか笑」(小声) ヒサメ:「なに?何か言った?」 ユキト:「いや、何でもないよ」 ヒサメ:(こうして私達の日常は今日もドタバタしながらも、平穏に過ぎていくのであった…) ハル:「ユキト君!私今日安全日だからいつでも大丈夫だからね!」 ヒサメ:「最後までぶれないなお前は!!」 0:〜Fin〜