台本概要

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タイトル 愛ゆえに
作者名 遊狐。  (@V01008)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(男2)
時間 10 分
台本使用規定 商用、非商用問わず作者へ連絡要
説明 ある夜、悠真は金縛りにうなされる。
枕元には幽霊がおり、訳あってと話始めるが…

サクッと出来る男性差しになりました。
題名ほどの内容はありません笑
【注意】下ネタ?です。
BLではございません。
アドリブ大歓迎、なんでもありです。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ユウジ 27 七川雄二(ななかわゆうじ)。幽霊。
悠真 28 (ゆうま)。消防士的な仕事をしてるかもしれない。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
愛ゆえに ユウジ:「(M)うらめしやぁ…ぁぁぁ…なんと心残りだろうか……肉体が朽ち果ててなお、こんなにも恨めしい……どうしたものか…どう伝えようか……ぁぁぁ…このままでは逝くに逝けない………うらめしやぁぁ………」 0: 0:間 0: 悠真:「ぅっ……っ、グッ??!グヌヌッ……」 0: 悠真:(M)もうどのくらい経っただろうか…俺は今、金縛りにあっている。 悠真:息苦しさに目が覚めた。 悠真:寝返りを打つため体に力を入れようとしたが、動けない…。強い力で細胞の一つ一つを押さえつけられているような感覚。 悠真:声さえも出せず、何とかうめいて金縛りを解こうともがく。 悠真:その時、枕元に立つ人影に気づいた。 0: ユウジ:「うらめしやぁ…」 悠真:「…っ!!!!!」 ユウジ:「あ、どうもこんばんは。ちょっとお話聞いていただけませんか?」 悠真:「クッ…ッ!!……〜ッ!!!!」 ユウジ:「あ!ちょっと!!そんな力いっぱい力(りき)んだら漏れちゃいますよ??」 悠真:「ぐぁぁぁぁあ!!!っしゃぁぁぁあ!!……はぁはぁ、くそがぁぁぁあ!!!漏らさねぇよ!!誰だお前!!!」 ユウジ:「え、あ…はい。あの……幽霊です。」 悠真:「…塩まくか」 ユウジ:「あぁぁあ!!待ってください!!話を聞いてください!!長居はしませんから!!」 悠真:「何が長居だ!!俺の枕元に立つんじゃねぇ!!」 ユウジ:「いやぁ実はね…私ねぇ、妻を早くに亡くしておりましてね…」 悠真:「おいこら、聞くとは言ってねぇぞ!!」 ユウジ:「まぁまぁ、聞いてください。貴方に聞いていただきたいんです。でないと私、死んでも死にきれない……」 悠真:「こわいこわいこわい、幽霊みたいな顔して近寄んじゃねぇよ」 ユウジ:「……幽霊です。」 悠真:「うっせぇな!!チッ!んで?妻がどうしたって…」 ユウジ:「はい、ええと…妻が先に天に召されてましてね。この度、やっとね、私も妻の後をおうことが出来たんです(泣)! ユウジ:ただ、妻はね、私に言ったんですよ。『幸せになりなさい、長生きしなさい』と。『間違っても自ら私の後を追わないで』と…。だからね!!だから私、妻がいなくなってから喪失感(そうしつかん)の中でもしっかりしなきゃと今日まで生きてきたんです!!」 悠真:「おめぇ、話長ぇな。」 ユウジ:「それが…それが……こんなことになるなんて…」 悠真:「……なげぇよ、何だってんだよ。」 ユウジ:「やっと!!やっっっとぉお!!妻に会えたんですよ!!迎えに来てくれたんだと、そう思うじゃないですか!!?」 悠真:「被ってるから!!身を乗り出しすぎて俺に被っちゃってるから!!!離れろよ!!」 ユウジ:「ぁ、すみません…まだ化けて出るのに慣れてなくて、動かし方と距離感がいまいちでして…」 悠真:「新人職員みたいな言い訳してんなよ!んで??奥さんがどーしたよ??」 ユウジ:「あぁ…えっと、妻がね、あなたに謝ってこいと…」 悠真:「…ぁ?」 ユウジ:「あなたに謝って、自分の醜態を反省してから上がってこい、と……蹴り落とされましてね……」 悠真:「おっかねぇ奥さんだな…」 ユウジ:「なのでぇ!!こうしてあなたに会いに来たんですよぉぉぉおおお!!」 悠真:「うるせぇ!!!近い近い近い!!!あと情緒安定させてくれよ!!お前の顔ホラーなんだよ!!」 ユウジ:「……まぁ、幽霊ですからね。」 悠真:「チッ…んで??なんで俺に謝れ、なんだ??お前誰だよ」 ユウジ:「あ、私は……えっと…そういえば名前……なんだったかな…ちょっと意識が混濁してまして自分の名前が……、あ!妻にはユウジと呼ばれてます!」 悠真:「……。」 ユウジ:「あの……それでですね…そのぉ……」 悠真:「ユウジ……ユウジ………」 ユウジ:「私の…そのぉ……見ましたよね…?」 悠真:「……ぁ?なにをだ?」 ユウジ:「いゃ、その……ナニを……笑」 悠真:「……てめぇ、ふざけてんのか?!」 ユウジ:「いやいや!!ですから!!私のあられもない姿を見せてしまっていたと思うんですよね!!!!!もう1年も経ちますが、まだ1年なんです!!愛しているんです妻を!!!愛が故にあろうことか、妻の衣服を引っ張り出して肌身につけながらいたしてる最中にコロッと逝ってしまったものですからぁぁぁあ!!!!!!!」 0:少しの間 悠真:「………ぁあ!!この前発見された変死体の七川雄二(ななかわゆうじ)か。」 ユウジ:「ぁぁぁぁ…!!!そうです!!私の名前……!!そうなんです!!やっと思い出せたぁぁ(泣) ユウジ:イくにイけなかったんですよ!!自分の名前すら思い出せなくて!!このままだと延々と現世をさまようことになりかねなかった!!!!」 悠真:「お前のイくは逝くだろうがよ!!文字で見ないとわかんねんだよ!!!さっさと成仏しろよ!!!!」 ユウジ:「いやぁ、その節は本当に!!申し訳なかった!!妻にもね、『この歳になってなんて格好でよそ様に迷惑かけて、挙句の果てにそんな貧祖なもん見せて、何やってんだい!!』ってドヤされてしまいましてねぇ」 悠真:「……だろうな。仰向けで最中の心臓麻痺……モロ出しだったからな。」 ユウジ:「あなたがサッと…私のね、股間にティッシュを被せてくれたおかげで…グスッ…ほんの少し、心がね、救われた気がしたんです。グスングスン」 悠真:「現状維持が鉄則だが……あれはあまりにも、だったからな…許容範囲でしか隠せなかったんだけどよ…」 ユウジ:「いいんです!それで十分だ!!!ありがとう!!!本当にありがとう!!!!」 悠真:「お前……体が透けてきたな」 ユウジ:「あぁ…そろそろ昇天の時間だ……貴方に伝えられて良かった……ありがとう……君も、行為は、程々にね……」 0: 悠真:「何だったんだ……あぁ、クソッ!目が冴えちまったぁ!!!(自分が好きな女優)のDVDでも見るか…」

愛ゆえに ユウジ:「(M)うらめしやぁ…ぁぁぁ…なんと心残りだろうか……肉体が朽ち果ててなお、こんなにも恨めしい……どうしたものか…どう伝えようか……ぁぁぁ…このままでは逝くに逝けない………うらめしやぁぁ………」 0: 0:間 0: 悠真:「ぅっ……っ、グッ??!グヌヌッ……」 0: 悠真:(M)もうどのくらい経っただろうか…俺は今、金縛りにあっている。 悠真:息苦しさに目が覚めた。 悠真:寝返りを打つため体に力を入れようとしたが、動けない…。強い力で細胞の一つ一つを押さえつけられているような感覚。 悠真:声さえも出せず、何とかうめいて金縛りを解こうともがく。 悠真:その時、枕元に立つ人影に気づいた。 0: ユウジ:「うらめしやぁ…」 悠真:「…っ!!!!!」 ユウジ:「あ、どうもこんばんは。ちょっとお話聞いていただけませんか?」 悠真:「クッ…ッ!!……〜ッ!!!!」 ユウジ:「あ!ちょっと!!そんな力いっぱい力(りき)んだら漏れちゃいますよ??」 悠真:「ぐぁぁぁぁあ!!!っしゃぁぁぁあ!!……はぁはぁ、くそがぁぁぁあ!!!漏らさねぇよ!!誰だお前!!!」 ユウジ:「え、あ…はい。あの……幽霊です。」 悠真:「…塩まくか」 ユウジ:「あぁぁあ!!待ってください!!話を聞いてください!!長居はしませんから!!」 悠真:「何が長居だ!!俺の枕元に立つんじゃねぇ!!」 ユウジ:「いやぁ実はね…私ねぇ、妻を早くに亡くしておりましてね…」 悠真:「おいこら、聞くとは言ってねぇぞ!!」 ユウジ:「まぁまぁ、聞いてください。貴方に聞いていただきたいんです。でないと私、死んでも死にきれない……」 悠真:「こわいこわいこわい、幽霊みたいな顔して近寄んじゃねぇよ」 ユウジ:「……幽霊です。」 悠真:「うっせぇな!!チッ!んで?妻がどうしたって…」 ユウジ:「はい、ええと…妻が先に天に召されてましてね。この度、やっとね、私も妻の後をおうことが出来たんです(泣)! ユウジ:ただ、妻はね、私に言ったんですよ。『幸せになりなさい、長生きしなさい』と。『間違っても自ら私の後を追わないで』と…。だからね!!だから私、妻がいなくなってから喪失感(そうしつかん)の中でもしっかりしなきゃと今日まで生きてきたんです!!」 悠真:「おめぇ、話長ぇな。」 ユウジ:「それが…それが……こんなことになるなんて…」 悠真:「……なげぇよ、何だってんだよ。」 ユウジ:「やっと!!やっっっとぉお!!妻に会えたんですよ!!迎えに来てくれたんだと、そう思うじゃないですか!!?」 悠真:「被ってるから!!身を乗り出しすぎて俺に被っちゃってるから!!!離れろよ!!」 ユウジ:「ぁ、すみません…まだ化けて出るのに慣れてなくて、動かし方と距離感がいまいちでして…」 悠真:「新人職員みたいな言い訳してんなよ!んで??奥さんがどーしたよ??」 ユウジ:「あぁ…えっと、妻がね、あなたに謝ってこいと…」 悠真:「…ぁ?」 ユウジ:「あなたに謝って、自分の醜態を反省してから上がってこい、と……蹴り落とされましてね……」 悠真:「おっかねぇ奥さんだな…」 ユウジ:「なのでぇ!!こうしてあなたに会いに来たんですよぉぉぉおおお!!」 悠真:「うるせぇ!!!近い近い近い!!!あと情緒安定させてくれよ!!お前の顔ホラーなんだよ!!」 ユウジ:「……まぁ、幽霊ですからね。」 悠真:「チッ…んで??なんで俺に謝れ、なんだ??お前誰だよ」 ユウジ:「あ、私は……えっと…そういえば名前……なんだったかな…ちょっと意識が混濁してまして自分の名前が……、あ!妻にはユウジと呼ばれてます!」 悠真:「……。」 ユウジ:「あの……それでですね…そのぉ……」 悠真:「ユウジ……ユウジ………」 ユウジ:「私の…そのぉ……見ましたよね…?」 悠真:「……ぁ?なにをだ?」 ユウジ:「いゃ、その……ナニを……笑」 悠真:「……てめぇ、ふざけてんのか?!」 ユウジ:「いやいや!!ですから!!私のあられもない姿を見せてしまっていたと思うんですよね!!!!!もう1年も経ちますが、まだ1年なんです!!愛しているんです妻を!!!愛が故にあろうことか、妻の衣服を引っ張り出して肌身につけながらいたしてる最中にコロッと逝ってしまったものですからぁぁぁあ!!!!!!!」 0:少しの間 悠真:「………ぁあ!!この前発見された変死体の七川雄二(ななかわゆうじ)か。」 ユウジ:「ぁぁぁぁ…!!!そうです!!私の名前……!!そうなんです!!やっと思い出せたぁぁ(泣) ユウジ:イくにイけなかったんですよ!!自分の名前すら思い出せなくて!!このままだと延々と現世をさまようことになりかねなかった!!!!」 悠真:「お前のイくは逝くだろうがよ!!文字で見ないとわかんねんだよ!!!さっさと成仏しろよ!!!!」 ユウジ:「いやぁ、その節は本当に!!申し訳なかった!!妻にもね、『この歳になってなんて格好でよそ様に迷惑かけて、挙句の果てにそんな貧祖なもん見せて、何やってんだい!!』ってドヤされてしまいましてねぇ」 悠真:「……だろうな。仰向けで最中の心臓麻痺……モロ出しだったからな。」 ユウジ:「あなたがサッと…私のね、股間にティッシュを被せてくれたおかげで…グスッ…ほんの少し、心がね、救われた気がしたんです。グスングスン」 悠真:「現状維持が鉄則だが……あれはあまりにも、だったからな…許容範囲でしか隠せなかったんだけどよ…」 ユウジ:「いいんです!それで十分だ!!!ありがとう!!!本当にありがとう!!!!」 悠真:「お前……体が透けてきたな」 ユウジ:「あぁ…そろそろ昇天の時間だ……貴方に伝えられて良かった……ありがとう……君も、行為は、程々にね……」 0: 悠真:「何だったんだ……あぁ、クソッ!目が冴えちまったぁ!!!(自分が好きな女優)のDVDでも見るか…」