台本概要
179 views
タイトル | 平行線の交差点 |
---|---|
作者名 | ねるひつじ (@sleep_sheepzzz) |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 2人用台本(男1、不問1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
30代男性と20代女性の日常ストーリー 179 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
惟桜 | 不問 | 63 | いお。20代女性設定ですが演者性別問いません。 |
悠斗 | 男 | 59 | はると。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
:
惟桜:はるとさん、おはよう
悠斗:ああ、いお、おはよう
惟桜:僕より遅いなんて珍しい
悠斗:昨日遊びすぎたかもな笑
悠斗:どうも三十を超えると体力の回復が遅い
惟桜:まあ休みなんで、ゆっくり寝てればいいじゃないすか
惟桜:僕は今日も仕事ですけど
悠斗:日曜は稼ぎ時だろう
惟桜:そうなんすけど
惟桜:はるとさんと休みが合わないのもなんかな
悠斗:どうした?俺らはそういう関係でもないだろう
惟桜:いや、車でドライブくらいしたいっすよ
悠斗:なるほどねえ
悠斗:俺なんて遊びはもっぱら飲みとボーリングくらいだからなあ
惟桜:人生損してる
悠斗:お前、次の休みいつだ
惟桜:次は木曜
悠斗:行くか?
惟桜:どこに
悠斗:いや、は!?今の流れはドライブだろー
惟桜:冗談笑
惟桜:わかってます、もちろんいきますよ
悠斗:そんでもってお前、遅刻すんぞ
惟桜:え?あっ…やっべ…いってきます!
悠斗:いってらー
:
0:間
:
惟桜の語り:僕とはるとさんの関係、言ってしまえばただの同居人なのだけれど、お互い気兼ねなく過ごすことができるし、信頼もしてる。
悠斗の語り:なんで三十超えたおじさんが結婚もせず、彼女も作らず、ひと回り下のこいつと同居をしているかというと、俺が女性に興味がないからだ。
悠斗の語り:別に同性愛者ってわけでもない。高校大学は彼女に困らなかったし。
悠斗の語り:はたから見たら兄妹、ひょっとすると犯罪的な何かに見えるかもしれない
惟桜の語り:でも、僕たち…いや少なくとも僕にとってはこの関係がちょうどいい
惟桜の語り:女でも男でもない僕にとっては
:
0:間
:
惟桜:ただいま!
悠斗:おう、おかえり
惟桜:ええ!今日オムライスじゃんどうしたの
惟桜:いつも麺茹でるだけのくせに
悠斗:卵の消費期限今日だったのに6個も残ってたから
惟桜:あれ?そうだっけ
悠斗:おかげで卵爆盛りオムライスだ
惟桜:いいじゃんおいしそう
悠斗:あ?お前それなんだ?
惟桜:え?コンビニの新作スイーツ
悠斗:はあ!?またかよー
惟桜:またってなにさー
惟桜:僕のお金から出してるからいいだろ
悠斗:でも、今月ライブ行って金欠だったろ、光熱費出せんのかー?笑
惟桜:はるとさん?僕の機嫌損ねていいと思ってる?
悠斗:おまっ…もしかして…!
惟桜:あーあ、せっかくはるとさんの分も買ってきてあげたのになー
悠斗:いや、そういうことは先に…
惟桜:はるとさんの好きないちごの新作、買いづらそうだったからわざわざ買ってきたのにな―
惟桜:いらないんだね?
悠斗:あの…まあ、あれだ、俺が、俺が悪かったです…
惟桜:はい、もう一声
悠斗:ごめんなさい!反省してるのでいちごは食べさせてっ…
惟桜:よっしゃ!謝罪勝ち取ったりっ
惟桜:まあ別に謝られなくてもあげるつもりではいたけど
悠斗:うっわ、そういうとこだぞ
惟桜:いっつもからかわれるんだから許せこれくらい
悠斗:まあいいや…早くごはん食べろ
惟桜:はーい
:
0:間
:
惟桜の語り:とっても過ごしやすい
惟桜の語り:今までみたいに怯えつつ距離感を見極める必要がない
惟桜の語り:進展する必要もない
惟桜の語り:ひたすら日常を繰り返す、それだけでいいのだ
悠斗の語り:俺らが会ったのは、お察しのとおりネットだ
悠斗の語り:実際顔を合わせたのは、いおが上京するときに物件探しを手伝ったことがきっかけだった
悠斗の語り:俺も働き始めに借りたオンボロアパートから引っ越したいところだった
悠斗の語り:物件を探すうちに、
:
惟桜:あれ?これさ?
惟桜:…二人で家賃割り勘したほうがいいとこ住めるのでは??
:
悠斗の語り:ということになり、お互いいろいろ話し合った結果
悠斗の語り:今に至るというわけで。
:
0:間
:
惟桜:今日はっドライブっ
悠斗:ずいぶん張り切ってるな
惟桜:一緒に遊びに行くの久しぶりだからねー
悠斗:それにしても…今日はスカートなのか
惟桜:まあ気分的に?今日は女の子ですから?
悠斗:そうか、よく似合ってるぞ
惟桜:えっへへー
悠斗:今日はどこ行きたい?
惟桜:ドライブだからなー
悠斗:適当に高速走ってサービスエリアでご飯でも食べるか
惟桜:名案!
悠斗:よしじゃあ行こう
:
0:間
:
惟桜:あーーー風がいいね
悠斗:手とか出すなよ
惟桜:わかってるよ、さすがにそんなことしない
悠斗:それにしても、いい天気だな
惟桜:うん!晴れてよかった!
悠斗:しかしなんでまたドライブだったんだ
惟桜:喋ってても、黙ってても、どっちでもいいでしょ
悠斗:うん
惟桜:あとは、なんか違う景色がみたくなった
悠斗:ああ、なんかわかるかもしれない
悠斗:ちょっと日常とは離れたところに身を置きたいって感じか
惟桜:うん!まさにそんな感じ、さすが!
悠斗:さすがだろー
悠斗:さーてそろそろサービスエリアつくぞー
惟桜:やった!お腹ぺこぺこだよー
悠斗:ここあれだろ、限定ソフトクリームあるだろ
惟桜:そうなの!?え、食べたい!
悠斗:おごってやるよ
惟桜:どうしたんだよ珍しい
悠斗:まあ機嫌がいいってだけだ
惟桜:ご飯は!?
悠斗:それは自分で買え
惟桜:うっ…そんな都合よくいかないか…
悠斗:ほら、いくぞ
惟桜:はーい…
:
0:間
:
悠斗の語り:サービスエリアでご飯を食べ終わると、俺らは高速を降り、海岸沿いの道路を通って帰路についた。
惟桜の語り:昼過ぎのまっすぐな日差しも、海の上では細かく砕けて小さくきらめく
惟桜の語り:とてもきれいだった
悠斗の語り:家についたらいつも通り
悠斗の語り:晩飯を食べて風呂に入ってそれぞれの部屋で眠りにつく
:
0:間
:
惟桜:はるとさんおきてる?
悠斗:ん?眠れないか
惟桜:うん、なんとなくね
悠斗:おいで
惟桜:ありがとう
悠斗:どうした、なにかあるんだろ
惟桜:いや、今日の僕さ、はたからだったらそれっぽく見えてたかなって
悠斗:…やっぱり気にしてたのか
惟桜:家にいる分にはね、それから職場も、そんな気にしなくていいんだけど
惟桜:外に出て、僕を知らない人の目に触れるときは、外見に合う服のほうがいいのかなって、思っちゃう
悠斗:俺が隣にいる時くらい気にしなくていいのに
惟桜:…はるとさんが隣にいるからだよ
悠斗:え?
惟桜:はるとさんは、普通の人じゃん
悠斗:いおだって普通の人だろ
惟桜:…わかっててそういう言葉をさらっと言えるんだからずるいなあ
悠斗:うん?
惟桜:まあね、そういうのもあるけど、はるとさんの隣にいるときは、かわいい女の子でいたい自分もいる
惟桜:周りから見て、かわいいって思われたいのも事実
悠斗:うん
惟桜:でも、ほんとの自分はこうじゃないって葛藤もあって
悠斗:うん
惟桜:格好にとらわれすぎだって言われたらそれまでなんだけど
惟桜:どうしてもね、気にしちゃう
悠斗:そっか
悠斗:悩むよな、どっちでもいたいんだもんな
惟桜:うん…
悠斗:残念ながら、俺は解決策は見つけられない
悠斗:そういうのは、自分で折り合いをつけてくしかないことだとは思う
惟桜:そうだよね、ごめん、こんなこと
悠斗:そうじゃなくて、それでもよければ、話くらいはこうやって聞けるから、いつでも頼っていいって言いたかったんだよ
惟桜:え?
悠斗:そのための友人であり同居人だろ
惟桜:…ありがとう
悠斗:いおのことは俺なりに理解しているつもりだし、今日のことだってなんとなく察しはついてたけど
悠斗:こうやって、いおが自分から言ってくれたこと自体が嬉しいと思ってる
惟桜:はるとさん…
悠斗:ん?
惟桜:何でこんな優しいのに彼女いないんだろうね…
悠斗:お前、ここまできて俺にかける言葉がそれかよ
惟桜:ごめん笑
惟桜:でも、ちょっと楽になった。ありがとう
悠斗:いつでも言えよ
惟桜:はるとさんもなんかあったら聞くからね、僕じゃ頼りないだろうけど
惟桜:愚痴聞くくらいなら
悠斗:おう、ありがとな
悠斗:今日はもうこっちで寝てけ
惟桜:うん、ありがとう、おやすみ
:
0:間
:
惟桜の語り:そういってはるとさんは僕の頭をぽんぽんとすると、そのまま眠りについた
悠斗の語り:ちょっとしたイレギュラーもはさみつつ、俺らはやっぱりお互いの日常を繰り返すだけなのだ
:
0:間
:
惟桜:はるとさん、おはよう
悠斗:ああ、いお、おはよう
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惟桜:はるとさん、おはよう
悠斗:ああ、いお、おはよう
惟桜:僕より遅いなんて珍しい
悠斗:昨日遊びすぎたかもな笑
悠斗:どうも三十を超えると体力の回復が遅い
惟桜:まあ休みなんで、ゆっくり寝てればいいじゃないすか
惟桜:僕は今日も仕事ですけど
悠斗:日曜は稼ぎ時だろう
惟桜:そうなんすけど
惟桜:はるとさんと休みが合わないのもなんかな
悠斗:どうした?俺らはそういう関係でもないだろう
惟桜:いや、車でドライブくらいしたいっすよ
悠斗:なるほどねえ
悠斗:俺なんて遊びはもっぱら飲みとボーリングくらいだからなあ
惟桜:人生損してる
悠斗:お前、次の休みいつだ
惟桜:次は木曜
悠斗:行くか?
惟桜:どこに
悠斗:いや、は!?今の流れはドライブだろー
惟桜:冗談笑
惟桜:わかってます、もちろんいきますよ
悠斗:そんでもってお前、遅刻すんぞ
惟桜:え?あっ…やっべ…いってきます!
悠斗:いってらー
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惟桜の語り:僕とはるとさんの関係、言ってしまえばただの同居人なのだけれど、お互い気兼ねなく過ごすことができるし、信頼もしてる。
悠斗の語り:なんで三十超えたおじさんが結婚もせず、彼女も作らず、ひと回り下のこいつと同居をしているかというと、俺が女性に興味がないからだ。
悠斗の語り:別に同性愛者ってわけでもない。高校大学は彼女に困らなかったし。
悠斗の語り:はたから見たら兄妹、ひょっとすると犯罪的な何かに見えるかもしれない
惟桜の語り:でも、僕たち…いや少なくとも僕にとってはこの関係がちょうどいい
惟桜の語り:女でも男でもない僕にとっては
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惟桜:ただいま!
悠斗:おう、おかえり
惟桜:ええ!今日オムライスじゃんどうしたの
惟桜:いつも麺茹でるだけのくせに
悠斗:卵の消費期限今日だったのに6個も残ってたから
惟桜:あれ?そうだっけ
悠斗:おかげで卵爆盛りオムライスだ
惟桜:いいじゃんおいしそう
悠斗:あ?お前それなんだ?
惟桜:え?コンビニの新作スイーツ
悠斗:はあ!?またかよー
惟桜:またってなにさー
惟桜:僕のお金から出してるからいいだろ
悠斗:でも、今月ライブ行って金欠だったろ、光熱費出せんのかー?笑
惟桜:はるとさん?僕の機嫌損ねていいと思ってる?
悠斗:おまっ…もしかして…!
惟桜:あーあ、せっかくはるとさんの分も買ってきてあげたのになー
悠斗:いや、そういうことは先に…
惟桜:はるとさんの好きないちごの新作、買いづらそうだったからわざわざ買ってきたのにな―
惟桜:いらないんだね?
悠斗:あの…まあ、あれだ、俺が、俺が悪かったです…
惟桜:はい、もう一声
悠斗:ごめんなさい!反省してるのでいちごは食べさせてっ…
惟桜:よっしゃ!謝罪勝ち取ったりっ
惟桜:まあ別に謝られなくてもあげるつもりではいたけど
悠斗:うっわ、そういうとこだぞ
惟桜:いっつもからかわれるんだから許せこれくらい
悠斗:まあいいや…早くごはん食べろ
惟桜:はーい
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惟桜の語り:とっても過ごしやすい
惟桜の語り:今までみたいに怯えつつ距離感を見極める必要がない
惟桜の語り:進展する必要もない
惟桜の語り:ひたすら日常を繰り返す、それだけでいいのだ
悠斗の語り:俺らが会ったのは、お察しのとおりネットだ
悠斗の語り:実際顔を合わせたのは、いおが上京するときに物件探しを手伝ったことがきっかけだった
悠斗の語り:俺も働き始めに借りたオンボロアパートから引っ越したいところだった
悠斗の語り:物件を探すうちに、
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惟桜:あれ?これさ?
惟桜:…二人で家賃割り勘したほうがいいとこ住めるのでは??
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悠斗の語り:ということになり、お互いいろいろ話し合った結果
悠斗の語り:今に至るというわけで。
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惟桜:今日はっドライブっ
悠斗:ずいぶん張り切ってるな
惟桜:一緒に遊びに行くの久しぶりだからねー
悠斗:それにしても…今日はスカートなのか
惟桜:まあ気分的に?今日は女の子ですから?
悠斗:そうか、よく似合ってるぞ
惟桜:えっへへー
悠斗:今日はどこ行きたい?
惟桜:ドライブだからなー
悠斗:適当に高速走ってサービスエリアでご飯でも食べるか
惟桜:名案!
悠斗:よしじゃあ行こう
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0:間
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惟桜:あーーー風がいいね
悠斗:手とか出すなよ
惟桜:わかってるよ、さすがにそんなことしない
悠斗:それにしても、いい天気だな
惟桜:うん!晴れてよかった!
悠斗:しかしなんでまたドライブだったんだ
惟桜:喋ってても、黙ってても、どっちでもいいでしょ
悠斗:うん
惟桜:あとは、なんか違う景色がみたくなった
悠斗:ああ、なんかわかるかもしれない
悠斗:ちょっと日常とは離れたところに身を置きたいって感じか
惟桜:うん!まさにそんな感じ、さすが!
悠斗:さすがだろー
悠斗:さーてそろそろサービスエリアつくぞー
惟桜:やった!お腹ぺこぺこだよー
悠斗:ここあれだろ、限定ソフトクリームあるだろ
惟桜:そうなの!?え、食べたい!
悠斗:おごってやるよ
惟桜:どうしたんだよ珍しい
悠斗:まあ機嫌がいいってだけだ
惟桜:ご飯は!?
悠斗:それは自分で買え
惟桜:うっ…そんな都合よくいかないか…
悠斗:ほら、いくぞ
惟桜:はーい…
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悠斗の語り:サービスエリアでご飯を食べ終わると、俺らは高速を降り、海岸沿いの道路を通って帰路についた。
惟桜の語り:昼過ぎのまっすぐな日差しも、海の上では細かく砕けて小さくきらめく
惟桜の語り:とてもきれいだった
悠斗の語り:家についたらいつも通り
悠斗の語り:晩飯を食べて風呂に入ってそれぞれの部屋で眠りにつく
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惟桜:はるとさんおきてる?
悠斗:ん?眠れないか
惟桜:うん、なんとなくね
悠斗:おいで
惟桜:ありがとう
悠斗:どうした、なにかあるんだろ
惟桜:いや、今日の僕さ、はたからだったらそれっぽく見えてたかなって
悠斗:…やっぱり気にしてたのか
惟桜:家にいる分にはね、それから職場も、そんな気にしなくていいんだけど
惟桜:外に出て、僕を知らない人の目に触れるときは、外見に合う服のほうがいいのかなって、思っちゃう
悠斗:俺が隣にいる時くらい気にしなくていいのに
惟桜:…はるとさんが隣にいるからだよ
悠斗:え?
惟桜:はるとさんは、普通の人じゃん
悠斗:いおだって普通の人だろ
惟桜:…わかっててそういう言葉をさらっと言えるんだからずるいなあ
悠斗:うん?
惟桜:まあね、そういうのもあるけど、はるとさんの隣にいるときは、かわいい女の子でいたい自分もいる
惟桜:周りから見て、かわいいって思われたいのも事実
悠斗:うん
惟桜:でも、ほんとの自分はこうじゃないって葛藤もあって
悠斗:うん
惟桜:格好にとらわれすぎだって言われたらそれまでなんだけど
惟桜:どうしてもね、気にしちゃう
悠斗:そっか
悠斗:悩むよな、どっちでもいたいんだもんな
惟桜:うん…
悠斗:残念ながら、俺は解決策は見つけられない
悠斗:そういうのは、自分で折り合いをつけてくしかないことだとは思う
惟桜:そうだよね、ごめん、こんなこと
悠斗:そうじゃなくて、それでもよければ、話くらいはこうやって聞けるから、いつでも頼っていいって言いたかったんだよ
惟桜:え?
悠斗:そのための友人であり同居人だろ
惟桜:…ありがとう
悠斗:いおのことは俺なりに理解しているつもりだし、今日のことだってなんとなく察しはついてたけど
悠斗:こうやって、いおが自分から言ってくれたこと自体が嬉しいと思ってる
惟桜:はるとさん…
悠斗:ん?
惟桜:何でこんな優しいのに彼女いないんだろうね…
悠斗:お前、ここまできて俺にかける言葉がそれかよ
惟桜:ごめん笑
惟桜:でも、ちょっと楽になった。ありがとう
悠斗:いつでも言えよ
惟桜:はるとさんもなんかあったら聞くからね、僕じゃ頼りないだろうけど
惟桜:愚痴聞くくらいなら
悠斗:おう、ありがとな
悠斗:今日はもうこっちで寝てけ
惟桜:うん、ありがとう、おやすみ
:
0:間
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惟桜の語り:そういってはるとさんは僕の頭をぽんぽんとすると、そのまま眠りについた
悠斗の語り:ちょっとしたイレギュラーもはさみつつ、俺らはやっぱりお互いの日常を繰り返すだけなのだ
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0:間
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惟桜:はるとさん、おはよう
悠斗:ああ、いお、おはよう