台本概要

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タイトル エンディングの戦い〜Another Story〜
作者名 気分屋  (@Kodokusensi)
ジャンル ファンタジー
演者人数 5人用台本(男5)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 一番のエンディングを決める為に集った4人。今此処に、戦いの火蓋が切って落とされる。はずだったが……
※当シナリオは『エンディングの戦い』の関連シナリオとなっております。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
HE 27 ハッピーエンド ※性別不問
BE 26 バッドエンド ※性別不問
NE 24 ノーマルエンド ※性別不問
TE 24 トゥルーエンド ※性別不問
S 29 システム ※性別不問
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
NE:やはり1番優れたENDは私のようですね。ご覧下さい、この使用された回数を! HE:はいはい、スゴイスゴイ。でもそれ、いつも最初だけじゃん。どうせまた、僕の方が多くなるよ BE:ゲームオーバーというバッドエンドも含めれば、ダントツで1位なのは俺だがな TE:目先の数値なんぞに縛られているとは……やはり貴様らは、所詮その程度ということか BE:なんだと? NE:言ってくれますねぇ HE:そろそろ白黒ハッキリさせちゃおうよ TE:良いだろう、全員まとめてかかってこい! S:どうもー!エンディングの皆さんゴチューモーク! S:醜い言い争いをしている所申し訳ありませんが、私から重大発表でーす! NE:いきなり来て、なんですか貴方は? HE:そうだよ。君も何かのエンディングなわけ?全然見覚えとか無いけど BE:俺も知らんな。お前……何もんだ? S:あなた方を支配する、全権の支配者こと、システムさんですよー TE:システム……だと!? S:それでは話を戻しまして、重大発表でーす!とある事情にて、あなた方には…… S:消えていただくことになりました BE:なんだと? HE:意味わかんないんだけど NE:まったくですね。だいたい、私たちが消えねばならない理由がわかりません S:理由……そうですねぇ、私の創る『終わりなき物語』には、あなた方が邪魔なんですよ。……物語を終わらせる役目を持つあなた方が S:ですので、私の特権にてあなた方には消えて頂こうということです BE:それを聞いて、はいそうですかって素直に従うかよ HE:僕も同意見だね。いきなり来て消えろとか、納得できないし NE:まぁ当然ですね。貴方の為に消えてやる義理もありませんし S:いちいち逆らわないで下さいよ。そういうの面倒なので S:まぁ、逆らっても無駄なんですがね S:『プログラム起動』、『機能停止』 NE:一体何を──グッ!か、体が…動かないッ! S:まずは君から消えてもらうとしようかな HE:なんか不味そうな雰囲気……バッド! BE:わかっている!悲しみを纏いし黒き力よ! HE:幸せを運ぶ白き力よ! BE&HE:交われ!『クロスブレイク』! S:『消去(デリート)』 HE:なッ!僕たちの技が! BE:かき消されただと!? S:だから言ったでしょう……無駄だと。 S:『プログラム起動』……あなた方も大人しくしていて下さい BE:グッ!か、体が! HE:僕たちまで動けなく……! TE:『真実のベール』。大事無いか? NE:……体が、動く……トゥルー、一体何を? HE:むしろ、さっきより体が軽い気がする BE:助かったが、なぜお前だけ動ける? S:貴方の存在感なら、もしかしたらとは思っていましたが……やはり持っていましたか。システムから逸脱した『完全なる独立自我』を TE:システムは絶対などでは無い。だが、今の我らで適う存在ではないのも確かだ。だがひとつだけ手がある。耳を貸せ 0:─── HE:本当に、そんな上手くいくかな? NE:理解はできますが、相応の……いや、それ以上の高リスクじゃないですか? BE:ノーマルの言う通りだ。たとえ成功したとしても、お前が無事に終わるとは思えない TE:かもしれんな。だが、やる価値はある。それに現状対抗しうる手段は、これしかない S:……話し合いは済みましたか?システムが通じないなら、私の手で破壊するのみです TE:来るぞ!散れ! S:バラバラに攻撃してくるつもりですか BE:ブラックブレイク! HE:ホワイトブレイク! NE:クリアブレイク! S:『デリート』。なぜ無駄だと言うのが分からないのですか……これじゃただの目くらまし程度ですよ TE:無駄などでは無い、それが狙いだからな! S:なっ! TE:捕らえたぞ……! S:無駄な足掻きをッ! TE:さぁ、一か八かの賭けを始めるとするか! S:なんの真似ですか?ただデータを注いだ程度では、私の支配権など奪えませんよ? TE:さぁな、やってみないと分からないだろう? S:何を馬鹿なことを……このままデータを注ぎ続ければ、貴方は完全に消えてしまいますよ? TE:…… S:ほら、右腕が消えてしまったじゃないですか。もう左腕も薄くなってきていますねぇ。こんな無駄なこと早くやめ……まさか、貴様!? TE:我が消える?あぁ、構わないさ。短時間に膨大なデータの量を、貴様に送ることができるのならなァ! S:……このイカレ野郎め!自(みずか)らの命を投げ打ち、私の回路をショートさせるつもりか! TE:今更気づいたのか?我は、最初から貴様の支配権を狙ってなどいない! S:だが、たかがエンディング風情に私をショートさせる程の情報量などあるはずが無い BE:いいや、俺たちでは無理かもしれんが、トゥルーエンドなら可能だ HE:彼は僕らのエンドを全て攻略することでようやく辿り着くことができるエンド NE:つまり、私達のデータをたった一人に収縮している様なものです。 TE:そういうことだ。どうやら貴様は、我のデータを……いや、我々のデータを舐めすぎていたようだな S:このックソッ!……あぁそうだ!ひとつ交渉といきませんか?貴方を私の補佐にして差し上げましょう!だから今すぐやめ─── TE:残念だが、もう手遅れだ。一緒にクラッシュと逝こうぜ! S:クソッ!私は、こんなところで終わって良い存在では無い!あの計画を完成させるまでは、まだ終われない! TE:我のデータを、全てくれてやる!……ぶっ壊れろ! 0:トゥルーエンドがシステムと一体化していく S:クソッ!クソッ!こんなはずでは……こんなはずでは……!ア、ア、ァァ…… 0: BE:止まった…のか? NE:どうやらそのようですね HE:トゥルー…… BE:ハッピーエンドのお前が、そんな顔をするな。今のうちにやつへトドメを刺すぞ NE:そうですね。もうこんな目に遭うのは懲り懲りです HE:……うん S:──カハッ!(咳をする)……ハァ S:やってくれましたねぇ。あと一手処理が遅ければ、クラッシュしていたところでしたよ BE:嘘……だろ NE:息を…吹き返したと言うのですか!? HE:そんな!トゥルーがショートさせたはずなのに! S:トゥルーエンドめ、最後の最後で余計な足掻きをしよって……どうやらあなた方を見くびりすぎた様だ BE:ブラッククラッシュ! S:『消去(デリート)』 S:もう油断はせん。確実に貴様らを消してやる。……我にも危険が及ぶ故、これだけは使いたくなかったが…致し方があるまい S:『完全消去(オールデリート)』 0:真黒な箱が召喚される S:貴様らには、この『ゴミ箱』に大人しく入って貰うとしよう S:吸い込め、パンドラ BE:クッ!体が、吸い寄せられていく! HE:皆!耐えるんだ!これさえしのげれば……! NE:そうは言っても、もう満身創痍ですよッ!……もう、これ以上は……うわっ! HE:ノーマル!……クッ……僕も……もうダメだッ……ごめん、バッド BE:ハッピー!……クソッ、俺も…限界かッ……! 0:3人が箱の中へ吸い込まれていく S:……フハハハハハ。我の勝ちだ……これでようやく、終わりのない物語(せかい)が完成する! S:さぁ、貴様らには消えてもらうとしよう。デリ─── S:……!(何故だ?声が出ない。一体どうなって───) TE:『リジェクト』 S:(!?何故だ!?口が勝手に!) BE:プハッ!……助かったのか? HE:ハァ…ハァ…息が詰まるかと思った NE:一体……何が起きてるんですか? S:(……そういうことか。また貴様か!トゥルーエンド!) TE:自分の口調の変化にも気付けないとは……余程切羽詰っていたようだな TE:この体の支配権は奪わせて貰ったぞ BE:やったんだな!トゥルー! TE:…… HE:トゥルー!その箱に触っちゃダメだ! NE:そうですよ!吸い込まれて、削除されてしまいます! TE:いや、だからこそだ。このシステムを破壊するには、こうするしかない BE:そんなことをしたらお前まで! TE:あんずるな。たとえ我が消えようと、対の存在である偽りが存在する限り、我は不滅だ HE:トゥルー…… NE:本当に…戻ってこれるんですね? TE:当然だ。……此処には都合のいい事に、紛い物が3体も居るからな NE:最後まで憎まれ口を……信じてますよ? TE:あぁ……さらばだ。……『デリート』 0:システムを乗っ取ったトゥルーエンドが、黒い箱に吸い込まれ 0:まるで何も無かったかのように消えてしまった 0:──そして時は進み── HE:よっと、ただいま NE:おや、戻ったんですね。ハッピーエンドさん BE:これで5回目だったか?随分呼ばれてるな HE:ブッブー。今ので6回目。……やっぱり、あの人が居なくなってから……なんだか物足りないみたいでね NE:……存在感だけは、ダントツでしたからね BE:…… HE:結局誰が1番のENDなのか、わかんなくなっちゃったね NE:そうですねぇ BE:俺と唯一張り合える相手が居なくなってしまったからな。俺が暫定1位と言ったところだろう HE:何言ってんのさ。1番呼ばれてる回数少ないくせに。僕なんてもう6回も呼ばれてるんだよ?やっぱり1番必要とされている僕が1位だよ NE:これはこれは、またお二人の言い合いからスタートですか?1番最初に選ばれたエンディングが、私だと言うのに BE:……久しぶりにやるか?最も優れたエンディング決定戦! HE:あの時は決着がつけられなかったしね! NE:良いでしょう!私、ノーマルエンドがいかに優れているかを今一度教えて差し上げますよ! ??:おやおや……揃いも揃って哀れだねぇ HE:この存在感はッ!? NE:この声はッ!? BE:……お前はッ! ??:誰が1番かなぞ、火を見るより明らかであろう。……我、トゥルーエンドに決まっている!

NE:やはり1番優れたENDは私のようですね。ご覧下さい、この使用された回数を! HE:はいはい、スゴイスゴイ。でもそれ、いつも最初だけじゃん。どうせまた、僕の方が多くなるよ BE:ゲームオーバーというバッドエンドも含めれば、ダントツで1位なのは俺だがな TE:目先の数値なんぞに縛られているとは……やはり貴様らは、所詮その程度ということか BE:なんだと? NE:言ってくれますねぇ HE:そろそろ白黒ハッキリさせちゃおうよ TE:良いだろう、全員まとめてかかってこい! S:どうもー!エンディングの皆さんゴチューモーク! S:醜い言い争いをしている所申し訳ありませんが、私から重大発表でーす! NE:いきなり来て、なんですか貴方は? HE:そうだよ。君も何かのエンディングなわけ?全然見覚えとか無いけど BE:俺も知らんな。お前……何もんだ? S:あなた方を支配する、全権の支配者こと、システムさんですよー TE:システム……だと!? S:それでは話を戻しまして、重大発表でーす!とある事情にて、あなた方には…… S:消えていただくことになりました BE:なんだと? HE:意味わかんないんだけど NE:まったくですね。だいたい、私たちが消えねばならない理由がわかりません S:理由……そうですねぇ、私の創る『終わりなき物語』には、あなた方が邪魔なんですよ。……物語を終わらせる役目を持つあなた方が S:ですので、私の特権にてあなた方には消えて頂こうということです BE:それを聞いて、はいそうですかって素直に従うかよ HE:僕も同意見だね。いきなり来て消えろとか、納得できないし NE:まぁ当然ですね。貴方の為に消えてやる義理もありませんし S:いちいち逆らわないで下さいよ。そういうの面倒なので S:まぁ、逆らっても無駄なんですがね S:『プログラム起動』、『機能停止』 NE:一体何を──グッ!か、体が…動かないッ! S:まずは君から消えてもらうとしようかな HE:なんか不味そうな雰囲気……バッド! BE:わかっている!悲しみを纏いし黒き力よ! HE:幸せを運ぶ白き力よ! BE&HE:交われ!『クロスブレイク』! S:『消去(デリート)』 HE:なッ!僕たちの技が! BE:かき消されただと!? S:だから言ったでしょう……無駄だと。 S:『プログラム起動』……あなた方も大人しくしていて下さい BE:グッ!か、体が! HE:僕たちまで動けなく……! TE:『真実のベール』。大事無いか? NE:……体が、動く……トゥルー、一体何を? HE:むしろ、さっきより体が軽い気がする BE:助かったが、なぜお前だけ動ける? S:貴方の存在感なら、もしかしたらとは思っていましたが……やはり持っていましたか。システムから逸脱した『完全なる独立自我』を TE:システムは絶対などでは無い。だが、今の我らで適う存在ではないのも確かだ。だがひとつだけ手がある。耳を貸せ 0:─── HE:本当に、そんな上手くいくかな? NE:理解はできますが、相応の……いや、それ以上の高リスクじゃないですか? BE:ノーマルの言う通りだ。たとえ成功したとしても、お前が無事に終わるとは思えない TE:かもしれんな。だが、やる価値はある。それに現状対抗しうる手段は、これしかない S:……話し合いは済みましたか?システムが通じないなら、私の手で破壊するのみです TE:来るぞ!散れ! S:バラバラに攻撃してくるつもりですか BE:ブラックブレイク! HE:ホワイトブレイク! NE:クリアブレイク! S:『デリート』。なぜ無駄だと言うのが分からないのですか……これじゃただの目くらまし程度ですよ TE:無駄などでは無い、それが狙いだからな! S:なっ! TE:捕らえたぞ……! S:無駄な足掻きをッ! TE:さぁ、一か八かの賭けを始めるとするか! S:なんの真似ですか?ただデータを注いだ程度では、私の支配権など奪えませんよ? TE:さぁな、やってみないと分からないだろう? S:何を馬鹿なことを……このままデータを注ぎ続ければ、貴方は完全に消えてしまいますよ? TE:…… S:ほら、右腕が消えてしまったじゃないですか。もう左腕も薄くなってきていますねぇ。こんな無駄なこと早くやめ……まさか、貴様!? TE:我が消える?あぁ、構わないさ。短時間に膨大なデータの量を、貴様に送ることができるのならなァ! S:……このイカレ野郎め!自(みずか)らの命を投げ打ち、私の回路をショートさせるつもりか! TE:今更気づいたのか?我は、最初から貴様の支配権を狙ってなどいない! S:だが、たかがエンディング風情に私をショートさせる程の情報量などあるはずが無い BE:いいや、俺たちでは無理かもしれんが、トゥルーエンドなら可能だ HE:彼は僕らのエンドを全て攻略することでようやく辿り着くことができるエンド NE:つまり、私達のデータをたった一人に収縮している様なものです。 TE:そういうことだ。どうやら貴様は、我のデータを……いや、我々のデータを舐めすぎていたようだな S:このックソッ!……あぁそうだ!ひとつ交渉といきませんか?貴方を私の補佐にして差し上げましょう!だから今すぐやめ─── TE:残念だが、もう手遅れだ。一緒にクラッシュと逝こうぜ! S:クソッ!私は、こんなところで終わって良い存在では無い!あの計画を完成させるまでは、まだ終われない! TE:我のデータを、全てくれてやる!……ぶっ壊れろ! 0:トゥルーエンドがシステムと一体化していく S:クソッ!クソッ!こんなはずでは……こんなはずでは……!ア、ア、ァァ…… 0: BE:止まった…のか? NE:どうやらそのようですね HE:トゥルー…… BE:ハッピーエンドのお前が、そんな顔をするな。今のうちにやつへトドメを刺すぞ NE:そうですね。もうこんな目に遭うのは懲り懲りです HE:……うん S:──カハッ!(咳をする)……ハァ S:やってくれましたねぇ。あと一手処理が遅ければ、クラッシュしていたところでしたよ BE:嘘……だろ NE:息を…吹き返したと言うのですか!? HE:そんな!トゥルーがショートさせたはずなのに! S:トゥルーエンドめ、最後の最後で余計な足掻きをしよって……どうやらあなた方を見くびりすぎた様だ BE:ブラッククラッシュ! S:『消去(デリート)』 S:もう油断はせん。確実に貴様らを消してやる。……我にも危険が及ぶ故、これだけは使いたくなかったが…致し方があるまい S:『完全消去(オールデリート)』 0:真黒な箱が召喚される S:貴様らには、この『ゴミ箱』に大人しく入って貰うとしよう S:吸い込め、パンドラ BE:クッ!体が、吸い寄せられていく! HE:皆!耐えるんだ!これさえしのげれば……! NE:そうは言っても、もう満身創痍ですよッ!……もう、これ以上は……うわっ! HE:ノーマル!……クッ……僕も……もうダメだッ……ごめん、バッド BE:ハッピー!……クソッ、俺も…限界かッ……! 0:3人が箱の中へ吸い込まれていく S:……フハハハハハ。我の勝ちだ……これでようやく、終わりのない物語(せかい)が完成する! S:さぁ、貴様らには消えてもらうとしよう。デリ─── S:……!(何故だ?声が出ない。一体どうなって───) TE:『リジェクト』 S:(!?何故だ!?口が勝手に!) BE:プハッ!……助かったのか? HE:ハァ…ハァ…息が詰まるかと思った NE:一体……何が起きてるんですか? S:(……そういうことか。また貴様か!トゥルーエンド!) TE:自分の口調の変化にも気付けないとは……余程切羽詰っていたようだな TE:この体の支配権は奪わせて貰ったぞ BE:やったんだな!トゥルー! TE:…… HE:トゥルー!その箱に触っちゃダメだ! NE:そうですよ!吸い込まれて、削除されてしまいます! TE:いや、だからこそだ。このシステムを破壊するには、こうするしかない BE:そんなことをしたらお前まで! TE:あんずるな。たとえ我が消えようと、対の存在である偽りが存在する限り、我は不滅だ HE:トゥルー…… NE:本当に…戻ってこれるんですね? TE:当然だ。……此処には都合のいい事に、紛い物が3体も居るからな NE:最後まで憎まれ口を……信じてますよ? TE:あぁ……さらばだ。……『デリート』 0:システムを乗っ取ったトゥルーエンドが、黒い箱に吸い込まれ 0:まるで何も無かったかのように消えてしまった 0:──そして時は進み── HE:よっと、ただいま NE:おや、戻ったんですね。ハッピーエンドさん BE:これで5回目だったか?随分呼ばれてるな HE:ブッブー。今ので6回目。……やっぱり、あの人が居なくなってから……なんだか物足りないみたいでね NE:……存在感だけは、ダントツでしたからね BE:…… HE:結局誰が1番のENDなのか、わかんなくなっちゃったね NE:そうですねぇ BE:俺と唯一張り合える相手が居なくなってしまったからな。俺が暫定1位と言ったところだろう HE:何言ってんのさ。1番呼ばれてる回数少ないくせに。僕なんてもう6回も呼ばれてるんだよ?やっぱり1番必要とされている僕が1位だよ NE:これはこれは、またお二人の言い合いからスタートですか?1番最初に選ばれたエンディングが、私だと言うのに BE:……久しぶりにやるか?最も優れたエンディング決定戦! HE:あの時は決着がつけられなかったしね! NE:良いでしょう!私、ノーマルエンドがいかに優れているかを今一度教えて差し上げますよ! ??:おやおや……揃いも揃って哀れだねぇ HE:この存在感はッ!? NE:この声はッ!? BE:……お前はッ! ??:誰が1番かなぞ、火を見るより明らかであろう。……我、トゥルーエンドに決まっている!