台本概要
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タイトル | 昼夜の間、僕。 |
---|---|
作者名 | 鈴波ぁぉぃ (@sznm_aoiBB) |
ジャンル | ラブストーリー |
演者人数 | 4人用台本(男1、女3) ※兼役あり |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
幼い頃から幼馴染の晴(はる)に片想いをしていた主人公咲(さき)。ある日親友である凛(りん)から晴に一目惚れをしたと伝えられるが自身の想いを想い人にも親友にも伝えられないことに気づく... ・凛と母の兼役可能 ・男女変換可、一人称変更可、セリフの追加可、シーンの追加可(ストーリーの流れやキャラクターの設定が変わらない程度にお願いします) ・SNSでの投稿など使用時はクレジットの記載お願い致します。 ・商用利用時はX(旧Twitter)のDMにて 190 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
咲 | 女 | 37 | 夕木咲(ゆうきさき)。一人称は僕の女の子。春と幼馴染。凛とクラスメイトで仲がいい。髪型を見て男に間違えられるが一応女の子。いつも陰で頑張るタイプ。バスケ部。 |
晴 | 男 | 22 | 夜野晴(やのはる)。凛に片想い。母が自宅の一階にあるカフェを営んでいてよく手伝いに向かう。中学の頃は咲と同じバスケ部。 |
凛 | 女 | 16 | 日崎凛(ひさきりん)。晴に片想い。咲とは1年から2年間同じクラス。咲からの紹介で晴に一目惚れ。吹奏楽部副部長クラリネット担当。 |
母 | 女 | 1 | 晴の母。見た目より若く見られる。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
咲:『10年間。20超えた今からしたら短いかもしれない。けど、高校生だったあの頃はとても長く感じていたと思う。長いような短いような…そんな僕の片想い。伝えたくても伝えられない想い。…まぁ僕はもう気にしてないけどね。』
:
凛:「咲ー!」
咲:「はーい、今行くよ。」
:
咲:『今日はあれから8年経った彼と彼女の大切な、大切な日。僕も2人のこと、祝わなきゃね。僕が大好きな2人だ。きっと、綺麗でこれからも仲良く過ごすんだろうな。』
0:
咲:『年に一度の文化祭。お互いに店番が終わった僕たちは学校中を見て回っていた。』
:
咲:「ねぇ晴、僕このあと友達の発表観に体育館行くんだけど晴はどうする?」
晴:「あぁ…どーしよ。ほとんどのクラス見て回ったし、悠介達も店番だしなぁ……俺も行くか、暇だし。」
:
0:体育館へと歩く2人。周りは文化祭という事もあり賑やか。
:
晴:「そういえば咲の友達って?てか、友達居たんだ。」
咲:「失礼な、僕にも友達くらいいるから!去年から同じクラスの凛って子だよ。吹部の副部長やってるんだって。楽器はたしか…なんだっけ、なんか吹く系のやつ…?」
晴:「それじゃわかんねぇだろ…。」
咲:「楽器の名前とか中学の時音楽で習ったやつくらいしかわかんないよ。」
晴:「まぁ、たしかに?」
咲:「そういえば晴のクラス、今回学1取れそうじゃない?」
晴:「だろ?お化け屋敷カフェって案、俺が出したんだよ。」
咲:「ほんと、発想ぶっとんでるよねぇ。」
晴:「お、ありがとー。」
咲:「褒めてねぇよ。」
:
0:普段は解放されている扉だが、ステージ発表の為閉ざされてる扉を開けて中へ入る。まだ開始まで時間はあるが、学校でも有名な部活でもあるので客席の半分以上は埋まっている。
:
咲:「うわ…もうこんな人。まぁ去年は満員だったもんね。」
晴:「確か結構成績残してたよなー。この学校のほとんどの部活は緩いけど。」
咲:「まぁ、吹部は県も関東も行ってるし…?それに比べて僕らバスケ部はまだ県までしか行けてないけど。」
晴:「いや、咲は頑張ってるだろ。今日も文化祭あんのに朝公園で練習してた。」
咲:「…なんで知ってるの。ってあ、始まる!あの黒い楽器持ってるツインテールの子が凛だよ?」
:
0:指揮者の先生がステージ袖から前へ出て演奏が始まる。
:
咲:『ほんと…こうゆうところだよね。そろそろ僕も告白、したいけど…。もし、もしダメだったら。この関係が終わるのが少し怖い。』
0:
凛:「ねぇ咲?どうだった?私たちの演奏!」
:
0:2日間の文化祭は終わり、クラスでの片付け作業をする凛と咲。
:
咲:「うん、凄かった!あの長くて黒い楽器の音、僕は好きだなぁ。」
凛:「あはは…クラリネットね?そろそろ私が吹く楽器くらい覚えてよね。」
咲:「あ、そういえば今度僕の家来る?この前面白い漫画見つけたんだよね?凛にも見せたい!」
凛:「え、行きたい!予定空けとくね!」
0:
0:数日後。
:
咲:「凛ごめん!今日僕の家行く約束してたけどその前にちょっと寄らなきゃいけないところあって少しだけいい…?」
凛:「私は全然大丈夫だよ?」
:
0:放課後、咲の家ではなくあるカフェによる。
:
咲:「お母さんから幼馴染の晴の家に寄らなきゃなんだけど大丈夫…?」
凛:「全然大丈夫だよ。隣のクラスの人だっけ…?」
咲:「そうそう。一階がカフェでそっちに行けば多分おばさん居ると思うんだよね。」
:
0:学校帰り、2人は咲の幼馴染の晴の家が営んでいるカフェ「ノン」に向かう。
:
咲:「おばさん、久しぶり!これ、お母さんから。」
母:「さっちゃん!久しぶりね。中学卒業以来?最近部活忙しいって聞いて次来るのはいつかな?って。」
晴:「あれ、咲今日部活は?」
咲:「今日は休み。お使い頼まれてきたの。あ、この子がこの前の文化祭の凛!…凛?」
:
0:顔を赤くして固まる凛。
:
凛:「あっ!えっと、日崎凛です!よろしく、お願いします…!」
晴:「あぁ!…あのクラリネットの。夜野晴です!こいつとは…一応幼馴染?」
咲:「一応ってなんだよ一応って…。」
晴:「あはは、まぁよろしく。日崎さん。」
凛:「あ、日崎って呼びにくいと思うので凛で大丈夫です!あと敬語も。」
晴:「そう?じゃあよろしく、凛。」
凛:「いつもこのカフェのお手伝いしてるの?」
晴:「うん、そう。そういえば凛は吹部なんだよね?俺のイトコも吹部でパーカッションやっててさ、よく演奏会とか見に行くんだよ。吹部って中学からなの?」
凛:「そう!二つ上のお姉ちゃんが小さい頃から音楽教室通ってて私もピアノとか色々やってたんだけど中学はやったことない楽器やってみたいな?って思って選んだのがクラリネットなんだよ!」
:
咲:『少し、少しだけ、もやっとした。小さい頃から仲の良かった、僕の初恋の相手の晴が、晴が僕以外の女の子とそれも親友と話してるところを見て…中学の頃晴はバスケばっかりだったからかな…。』
0:
晴:「咲、凛、お疲れ!」
咲:『体育の授業。2クラス合同で僕たちは体育館でバスケをしている。』
凛:「晴くん!お疲れ様。バスケ男子盛り上がってたね!」
咲:「男子バスケ部僕たちのクラス多いもんね?」
晴:「そうなんだけどさ、俺のクラスにもう1人元バスケ部いてちょっと頑張りすぎた。」
凛:「晴くん元バスケ部なの?」
晴:「そーそー。まぁ高校は家の手伝いやりたくて入らなかったけどたまに助っ人とかでバスケ部顔出したりするくらいかな。」
凛:「そうなんだ!凄くカッコよかったよ!」
晴:「ほんと?やった!」
:
咲:『僕が知ってる晴がどんどん知られていく。きっと僕も知らない晴を凛はもう知っているのかも。…晴は多分凛のことが好きなんだ。何年一緒にいたと思ってるのさ、それくらい分かる。』
:
咲:『体育館での部活の練習中、換気のために開けられたドアの隙間から見える隙間から見えた外を見て数時間前の出来事を思い出した。』
0:
凛:「私、今日伝えようと思うんだ。」
咲:「え、な、なにを?」
:
咲:『僕は何も知らないんだ。何も、知らないふりをする。僕の気持ちも、晴の気持ちも。』
:
凛:「晴くんに告白、する。」
咲:「そっ…か…。うん。凛なら大丈夫だと思うよ。頑張って。」
0:
咲:『朝から大ぶりだった雨が止んできたような気がする。凛も晴も僕にとっては大切な2人。2人共大好きなんだ。だから、僕は何も…。』
0:
凛:「晴くん__________。」
晴:「__________。」
0:
0:ピコンと無機質な音がスマホから鳴る。
:
咲:「あぁ…晴と凛、付き合えたんだ。」
咲:「おめでとう。…晴、凛。…僕もこの初恋とはさよならしなきゃだね。」
0:
晴:「ねぇさっちゃん!ながれぼしだよ!」
咲:「ほんとだ…!きれぇ!ねぇはるちゃん!おねがいごとしよう?」
晴:「おねがいごと?」
咲:「うん!流れ星におねがいごとしたらかなうんだって!」
晴:「じゃーあ…さくちゃんといつまでもいっしょにいられますように…。」
咲:「わたしも!まいにちはるちゃんとたのしくあそべますように…。」
晴:「かなうといいね!」
咲:「うん…!」
0:
咲:「晴はもうあの頃の願い事忘れてるんだろうなぁ…。晴ちゃん、僕あの頃からずっと晴ちゃんの事が………」
咲:『10年間。20超えた今からしたら短いかもしれない。けど、高校生だったあの頃はとても長く感じていたと思う。長いような短いような…そんな僕の片想い。伝えたくても伝えられない想い。…まぁ僕はもう気にしてないけどね。』
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凛:「咲ー!」
咲:「はーい、今行くよ。」
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咲:『今日はあれから8年経った彼と彼女の大切な、大切な日。僕も2人のこと、祝わなきゃね。僕が大好きな2人だ。きっと、綺麗でこれからも仲良く過ごすんだろうな。』
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咲:『年に一度の文化祭。お互いに店番が終わった僕たちは学校中を見て回っていた。』
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咲:「ねぇ晴、僕このあと友達の発表観に体育館行くんだけど晴はどうする?」
晴:「あぁ…どーしよ。ほとんどのクラス見て回ったし、悠介達も店番だしなぁ……俺も行くか、暇だし。」
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0:体育館へと歩く2人。周りは文化祭という事もあり賑やか。
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晴:「そういえば咲の友達って?てか、友達居たんだ。」
咲:「失礼な、僕にも友達くらいいるから!去年から同じクラスの凛って子だよ。吹部の副部長やってるんだって。楽器はたしか…なんだっけ、なんか吹く系のやつ…?」
晴:「それじゃわかんねぇだろ…。」
咲:「楽器の名前とか中学の時音楽で習ったやつくらいしかわかんないよ。」
晴:「まぁ、たしかに?」
咲:「そういえば晴のクラス、今回学1取れそうじゃない?」
晴:「だろ?お化け屋敷カフェって案、俺が出したんだよ。」
咲:「ほんと、発想ぶっとんでるよねぇ。」
晴:「お、ありがとー。」
咲:「褒めてねぇよ。」
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0:普段は解放されている扉だが、ステージ発表の為閉ざされてる扉を開けて中へ入る。まだ開始まで時間はあるが、学校でも有名な部活でもあるので客席の半分以上は埋まっている。
:
咲:「うわ…もうこんな人。まぁ去年は満員だったもんね。」
晴:「確か結構成績残してたよなー。この学校のほとんどの部活は緩いけど。」
咲:「まぁ、吹部は県も関東も行ってるし…?それに比べて僕らバスケ部はまだ県までしか行けてないけど。」
晴:「いや、咲は頑張ってるだろ。今日も文化祭あんのに朝公園で練習してた。」
咲:「…なんで知ってるの。ってあ、始まる!あの黒い楽器持ってるツインテールの子が凛だよ?」
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0:指揮者の先生がステージ袖から前へ出て演奏が始まる。
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咲:『ほんと…こうゆうところだよね。そろそろ僕も告白、したいけど…。もし、もしダメだったら。この関係が終わるのが少し怖い。』
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凛:「ねぇ咲?どうだった?私たちの演奏!」
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0:2日間の文化祭は終わり、クラスでの片付け作業をする凛と咲。
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咲:「うん、凄かった!あの長くて黒い楽器の音、僕は好きだなぁ。」
凛:「あはは…クラリネットね?そろそろ私が吹く楽器くらい覚えてよね。」
咲:「あ、そういえば今度僕の家来る?この前面白い漫画見つけたんだよね?凛にも見せたい!」
凛:「え、行きたい!予定空けとくね!」
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0:数日後。
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咲:「凛ごめん!今日僕の家行く約束してたけどその前にちょっと寄らなきゃいけないところあって少しだけいい…?」
凛:「私は全然大丈夫だよ?」
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0:放課後、咲の家ではなくあるカフェによる。
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咲:「お母さんから幼馴染の晴の家に寄らなきゃなんだけど大丈夫…?」
凛:「全然大丈夫だよ。隣のクラスの人だっけ…?」
咲:「そうそう。一階がカフェでそっちに行けば多分おばさん居ると思うんだよね。」
:
0:学校帰り、2人は咲の幼馴染の晴の家が営んでいるカフェ「ノン」に向かう。
:
咲:「おばさん、久しぶり!これ、お母さんから。」
母:「さっちゃん!久しぶりね。中学卒業以来?最近部活忙しいって聞いて次来るのはいつかな?って。」
晴:「あれ、咲今日部活は?」
咲:「今日は休み。お使い頼まれてきたの。あ、この子がこの前の文化祭の凛!…凛?」
:
0:顔を赤くして固まる凛。
:
凛:「あっ!えっと、日崎凛です!よろしく、お願いします…!」
晴:「あぁ!…あのクラリネットの。夜野晴です!こいつとは…一応幼馴染?」
咲:「一応ってなんだよ一応って…。」
晴:「あはは、まぁよろしく。日崎さん。」
凛:「あ、日崎って呼びにくいと思うので凛で大丈夫です!あと敬語も。」
晴:「そう?じゃあよろしく、凛。」
凛:「いつもこのカフェのお手伝いしてるの?」
晴:「うん、そう。そういえば凛は吹部なんだよね?俺のイトコも吹部でパーカッションやっててさ、よく演奏会とか見に行くんだよ。吹部って中学からなの?」
凛:「そう!二つ上のお姉ちゃんが小さい頃から音楽教室通ってて私もピアノとか色々やってたんだけど中学はやったことない楽器やってみたいな?って思って選んだのがクラリネットなんだよ!」
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咲:『少し、少しだけ、もやっとした。小さい頃から仲の良かった、僕の初恋の相手の晴が、晴が僕以外の女の子とそれも親友と話してるところを見て…中学の頃晴はバスケばっかりだったからかな…。』
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晴:「咲、凛、お疲れ!」
咲:『体育の授業。2クラス合同で僕たちは体育館でバスケをしている。』
凛:「晴くん!お疲れ様。バスケ男子盛り上がってたね!」
咲:「男子バスケ部僕たちのクラス多いもんね?」
晴:「そうなんだけどさ、俺のクラスにもう1人元バスケ部いてちょっと頑張りすぎた。」
凛:「晴くん元バスケ部なの?」
晴:「そーそー。まぁ高校は家の手伝いやりたくて入らなかったけどたまに助っ人とかでバスケ部顔出したりするくらいかな。」
凛:「そうなんだ!凄くカッコよかったよ!」
晴:「ほんと?やった!」
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咲:『僕が知ってる晴がどんどん知られていく。きっと僕も知らない晴を凛はもう知っているのかも。…晴は多分凛のことが好きなんだ。何年一緒にいたと思ってるのさ、それくらい分かる。』
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咲:『体育館での部活の練習中、換気のために開けられたドアの隙間から見える隙間から見えた外を見て数時間前の出来事を思い出した。』
0:
凛:「私、今日伝えようと思うんだ。」
咲:「え、な、なにを?」
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咲:『僕は何も知らないんだ。何も、知らないふりをする。僕の気持ちも、晴の気持ちも。』
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凛:「晴くんに告白、する。」
咲:「そっ…か…。うん。凛なら大丈夫だと思うよ。頑張って。」
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咲:『朝から大ぶりだった雨が止んできたような気がする。凛も晴も僕にとっては大切な2人。2人共大好きなんだ。だから、僕は何も…。』
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凛:「晴くん__________。」
晴:「__________。」
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0:ピコンと無機質な音がスマホから鳴る。
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咲:「あぁ…晴と凛、付き合えたんだ。」
咲:「おめでとう。…晴、凛。…僕もこの初恋とはさよならしなきゃだね。」
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晴:「ねぇさっちゃん!ながれぼしだよ!」
咲:「ほんとだ…!きれぇ!ねぇはるちゃん!おねがいごとしよう?」
晴:「おねがいごと?」
咲:「うん!流れ星におねがいごとしたらかなうんだって!」
晴:「じゃーあ…さくちゃんといつまでもいっしょにいられますように…。」
咲:「わたしも!まいにちはるちゃんとたのしくあそべますように…。」
晴:「かなうといいね!」
咲:「うん…!」
0:
咲:「晴はもうあの頃の願い事忘れてるんだろうなぁ…。晴ちゃん、僕あの頃からずっと晴ちゃんの事が………」