台本概要

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タイトル 【R18】クリフォトの鎖
作者名 名越春  (@nttdnll)
ジャンル ミステリー
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 30 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 家出少年である翼が街を彷徨っていたところに声を掛けて来た海咲という女性は青少年を保護する団体の職員を名乗り、翼を同じような境遇の子ども達の暮らす施設へと案内した。しかし、海咲の本当の目的や正体は全く異なるものだった。
残虐な描写がありますので苦手な方はご注意ください。

テンポ感を重視する場合、Scene2については「」部分のみ読まれると良いと思います。
男女逆転版もあります。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
73 家出少年。
海咲 70 NPO法人の職員を名乗る女性。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:『6.373 世界は私の意志から独立である。』 0:――『6.374 たとえ欲したことすべてが起こったとしても、それはなお、いわばたんなる僥倖にすぎない。』 0:――ヴィトゲンシュタイン 0:  0:Scene1 翼:自分はずっと不幸な人間だと思っていた。 翼:  翼:容姿に優れる訳でも勉強ができる訳でも運動が得意な訳でもない。 翼:  翼:特筆するような特徴のない、いうならモブ。 翼:  翼:それだけなら別に気にすることもないのだろう。そんな人間はありふれてる。普通のこと。 翼:  翼:けれど、自分の家庭環境に関しては普通ではなかったと思う。 翼:  翼:物心付いたころから母は得体の知れない新興宗教にどっぷりと嵌まり込んでいた。 翼:  翼:父は機嫌が悪いと度々、俺や母に暴力を振るった。 翼:  翼:そんな家庭が裕福なはずもなく、望んだものを両親から与えてもらえたことなどほとんどなかった。 翼:  翼:  翼:学校にも家にも自分の居場所なんてなかった。 翼:  翼:だから、そんな生活に嫌気が差して、俺はある日ほんの数十万円が入っている自分の通帳と最低限の荷物を鞄に詰めて家を出た。 翼:  翼:通帳の金が尽きればその先はどうなるか分からない。けれど、それでも、現状よりはマシだと思えた。 翼:  翼:  翼:街へと出て来て、食事は安い菓子パンを日に1,2回、あてもなく街を彷徨う。 翼:  翼:そんな生活を10日ほど続けたときだった。1人の女性に声を掛けられた。 翼:  翼:20代半ばくらいだろうか。金髪だけれど清潔感のある身なりの良い女性だった。 翼:  翼:海咲と名乗った彼女は身寄りのない青少年を保護するNPO団体の職員だと言った。 翼:  翼:  翼:彼女に連れて行かれた先は、ぼろっちぃシェアハウスだった。 翼:  翼:彼女が来たことが分かると「海咲姉ぇ!」と自分と同じ年頃の子供たちが嬉しそうに彼女に集まってきた。 翼:  翼:かなり慕われているようだった。 海咲:「あんまり綺麗なところじゃないけど、今日からはここを好きに使って。 海咲:  海咲:私も毎日、夜はご飯作りに来るから何か困ったことがあったら何でも言ってね。 海咲:  海咲:もう私たちは家族みたいなものだから」 翼:久しぶりに食べた暖かい食事は胸が苦しくなるほどに美味しかった。 翼:  翼:   翼:それからしばらくシェアハウスでの生活が続いた。 翼:  翼:正直言って設備はかなり不便だけれど、路上を彷徨っていた時と比べれば天国だ。 翼:  翼:それに、他に住んでいる人たちとも、境遇が似てるためかすぐに打ち解けられた。 翼:  翼:毎日、俺たちの世話を焼いて食事を作ってくれる海咲さんについては本当の姉のように感じ始めていた。 翼:  翼:友人に家族。あの家で得られなかったものが今はここにある。 0:  海咲:「あ、そうだ翼。私の知り合いのやってる会社でね、アルバイト募集してるんだって。 海咲:  海咲:私たちの活動にも理解のある所でね。良かったらやってみない?」 翼:「え、はい!俺で良ければ是非!」 海咲:「ホント!?良かったぁ。ありがとね、翼!助かるよ」 翼:ただ庇護されてることになんとなく後ろめたさもあった。それになにより、海咲さんの役に立てるならと、そう思った。 0:――(間) 海咲:「ねぇ翼、頑張ってるみたいだね。 海咲:  海咲:それでね、もっと時給の良い仕事があって、翼になら任せられるって先方が言ってるんだけど。 海咲:  海咲:どう?やってみる気ない?」 翼:「え、そんなの良いんですか!?」 海咲:「うん!向こうから言ってきてるんだもん。 海咲:  海咲:それにね、仕事受けてくれるなら翼のためにアパート借りてくれるみたい。といっても狭いとこだけどね」 翼:「アパートですか……?」 海咲:「うん、だからこのシェアハウスからは退去することになっちゃうけど……。 海咲:  海咲:子供たちの自立を助けるのも私たちの仕事だからさ。 海咲:  海咲:寂しいとは思うけど、私も時々、これからも翼の様子見に行くし、またご飯も作ってあげるからさ、どうかな?」 翼:「……分かりました。俺、受けます、その話」 海咲:「ホントに!?ありがとう!やっぱり翼にお願いして正解だったよ。翼は頼りになるね!」 翼:「あ、い、いや、そんな……ほどでも」 海咲:「んー?あれ~?照れてる?」 翼:「べ、別にそんなことないです……」 海咲:「ホントかなぁ?でも、ありがとね。頑張れ、翼!応援してるぞ。」 翼:嬉しかった。認めてもらえてるみたいで。 翼:  翼:他の子供たちより少し特別扱いしてもらえてるみたいで。 翼:  翼:大好きな海咲さんに。 翼:  翼:……大好きな? 翼:  翼;あぁ、そうか。本当の家族のように。それ以外にも恋愛対象として。 翼:  翼:俺は海咲さんのことが大好きになっていたんだ。 翼:  翼:今はもう自分のことを不幸だなんて思わない。 0:――(間) 0:――以降Scene3まで「」内のみ読む。 翼:部屋のチャイムが鳴る。恐る恐るドアスコープを確認すると海咲さんの姿があった。 海咲:「大丈夫?翼。最近、仕事に来てないって聞いて……」 翼:「海咲さん……。うっ、く、ぐすっ」 海咲:「どうしたの?落ち着いて。大丈夫?」 海咲:  海咲:「話できそう?って無理だよね。えっと、とりあえず外出よう?車回してあるの。私の部屋で落ち着いてからゆっくり話そう。ね?」 翼:「うっ、は、はい……」 海咲:「よし、おいで」 翼:海咲さんに促され外へと出る。 翼:  翼:ボロアパートばかりの住宅街に似つかわしくない黒塗りの車。 翼:  翼:後部座席に2人が乗り込んだのを確認するとスーツ姿の運転手が車を発進させた。 翼:  翼:連れて行かれた海咲さんの部屋はかなり広く装飾やインテリアにはかなり高級で贅沢な印象を受けた。 翼:  翼:なんだか、海咲さんのイメージと違うなとぼんやりと思った。 海咲:「落ち着いて来た?」 翼:「はい、まぁ、なんとか……」 海咲:「それは良かった。」 翼:なんだろう。海咲さんの声がワントーン下がったような。いつもの優しい声じゃなく、冷たいような。 海咲:「ねぇ、お前さ、ふざけてんの?」 翼:「え……。え?」 海咲:「お前、仕事トんだらしいじゃん、何考えてんの?」 翼:「いや、だって、あの仕事って……。あのロッカーの中身って」 海咲:「はぁ……。そんなことお前が気にしなくていいんだって。 海咲:  海咲:言われたことだけやってればいいの。ねぇ、なんでそんな簡単なこともできないの?」 翼:「えっ、え?」 海咲:「まぁいいや。お前使えないから別に私の好きにしていいって言われてるし。ちょうど今切らしてて新しいの欲しかったし。」 海咲:  海咲:「良かったね、翼。今日から大好きな海咲お姉ちゃんと一緒に住めるよ。嬉しいよね。」 翼:「どういう……」 海咲:「すぐ壊れないでよね」 翼:「ぐっ、がぁぁっ……!」 翼:  翼:スタンガンだ。そう気付いたときには既に意識は手放されていた。 0:Scene2 海咲:「あ、やっと起きた?」 翼:「う……、ぐ。海咲さん……なんで?」 海咲:「まだ状況分かんないの?」 翼:身体の自由が効かない。どうやら、手錠で柱のようなところに拘束されているようだった。それに……。 翼:  翼:「あれ……?服……。なんで?」 海咲:「は?家畜に服なんていらないでしょ?」 翼:「え?か、ちく。え?」 海咲:「はぁ……。だ、か、ら!お前は今日から私の下僕なの。私の言うことになんでも従う下僕。」 翼:「そんな、なんで、海咲さんが……」 海咲:「馬鹿なのは助かるけど、こういうとき面倒なんだよね。」 海咲:  海咲:「ひょっとして未だに私たちのこと慈善団体の優しいお兄さんお姉さんだと思ってるわけ?」 翼:「え……」 海咲:「お前らみたいな馬鹿なガキは絶好のカモ。金蔓なの。」 海咲:  海咲:「優しいふりして近づいて、理想の家族のフリしてりゃ、すぐ尻尾振るんだからチョロいもんよね。」 海咲:  海咲:「あとは周りと孤立させて使い捨てでヤバい仕事させたり、身体売ってもらったり、まぁ色々あるけど」 翼:「そんな……そんなのウソ……」 海咲:「でも良かったね、翼。お前は運がいいよ。そういうことしなくていいんだから。 海咲:  海咲:大好きな優しいお姉さんとこれからずっと一緒にいられるよ?」 海咲:  海咲:  海咲:「これからずっと。私のサンドバッグとしてね。 海咲:  海咲:お前はこれからずっと、私の機嫌が悪いと殴られて、機嫌が良いときはオモチャにされて、 海咲:  海咲:私のストレス発散と楽しみのためだけに生きるの。嬉しいでしょ?」 翼:「そんな、イヤだ、なんで?海咲さ……がぁぁっ!ぐっ、カハッ!ごぼっごほっ……」 翼:  翼:海咲さんの爪先が鳩尾に食い込む。 海咲:「海咲様、でしょ?」 翼:「ぐっ、はぁ。はぁはぁ」 翼:  翼:「それ……スタンガン。仕舞って下さい。そんなの、向けないで……」 0:――海咲の平手が飛ぶ 翼「ひっ!いった……うぐ……」 海咲「誰が口答えして良いって言ったの?」 海咲:  海咲:「ほら。海咲様、貴女に全て捧げます。下僕として可愛がって下さい。って言ってみ」 翼:「海咲様……うっ、あなたに、ひっ」 0:――再び海咲の平手が飛ぶ。 海咲:「めそめそしてんなよ、キモいなぁ。おら、さっさと言えよ。オラ!」 0:――立て続けに翼の頬を海咲が何度も打つ。 翼:「いたっ、いいっ!いぎぃ……。分かりました。分かりましたから、もう叩かないでよぉ……」 翼:  翼:「海咲様、貴女に全て捧げます。下僕として可愛がって下さい……」 海咲:「よく言えました。偉いね。ご褒美あげなきゃね。ね、喉乾いたでしょ?」 翼:「え、あ、はい……」 海咲:「じゃあちょっと待っててね。飲み物取ってきてあげる。」 0:――冷蔵庫に飲み物を取りに行った海咲の手にはストゼロのロング缶が2本握られていた。 海咲:「じゃあ、乾杯しよっか。これからの2人の生活に。ふふっ。」 海咲:  海咲:「あ、両手使えないんだったねごめん。片方外してあげる。」 0:――そう言って海咲は片方の手錠を外してポールへと掛けなおす。 海咲:「それじゃあ、改めてかんぱーい!」 翼:「は、はい、乾杯……」 海咲:「喉乾いてるんだったよね?じゃあそれイッキして?」 翼:「え?」 海咲:「え?じゃなくて。ご主人様の命令。言うこと聞かないとどうなるかまだ分からない?」 翼:「あ、あぁ……」 海咲:「ほーら。イッキイッキ!ふふっ。」 翼:「んっ、ごくっごくっ。うっ、え゛。ぷはっ、はぁ、はぁ。うぐっ」 翼:  翼:頭がクラクラする。気持ち悪い。吐き気を堪えるので精一杯だ。 海咲:「おー、すごーい。やるじゃん。じゃあほらこれ、もう1本。」 翼:「…………。え……?」 海咲:「もう1本。」 翼:「そんな……うっ、無理、です……」 海咲:「はぁ?良いから飲めよグズ!」 0:――2本目のロング缶を有無を言わせず海咲が翼の口元へ押し付ける。 海咲:「ほらとっとと飲めよ。こぼしたらぶん殴るからな」 翼:「う゛ぅっ。ごくっごくっ、ごく。」 翼:  翼:「んんっ!?ごほっ、お゛っ、う゛ぇ。」 翼:  翼:「(激しく嘔吐し咳き込む)」 海咲:「ちっ。きったねぇなぁ!なに吐いてんだよゴミ!」 0:――海咲が翼の頭を容赦なく踏みつける。翼の戻した吐瀉物の上へ。 翼:「がぁっ!ぐっ、う゛っ、う゛えぇ。ゴボッ、ごほ。お゛ぇぇっ!」 海咲:「お前らみたいな馬鹿見てるとイライラするんだよね。 海咲:  海咲:しかも、普段はお前ら相手に優しいお姉さん演じないといけないし、ストレス半端ないんだよね。 海咲:  海咲:ねぇ、分かる?」 翼:「ごほっごほ。う゛ぅぅ、おぇ」 海咲:「分かるかって聞いてんだろうが!」 0:――海咲が再び脚を振り上げ翼の頭へと叩き付ける。 翼:「ぐあぁぁっ!」 海咲:「だからこうやってサンドバッグがいないとやってられないの。前のは壊れちゃってさ。ストレス溜まってたんだよね。」 海咲:  海咲:「ねぇ、こっちにお尻向けて。片手使えなくても出来るよね?四つん這いになって」 翼:「ふぅ、はぁっ。あの、なんで……」 海咲:「ん?聞いてどうするの?従えないの?」 翼:「そうじゃなくて……あの」 海咲:「ならさっさと言うと通りにしろよ!ムカつくなぁ、ホント。」 翼:「うっ、ごめんなさいごめんなさい」 海咲:「あっはは、ちょっとはルールが分かって来たじゃん。じゃあこれ、お前のケツにぶち込んで遊んであげるから、楽しめよ?」 0:――海咲が手にしているのは極太のディルドだった。 翼:「え、いや、そんなの入るわけ……」 海咲:「口答えすんなって言ってんだろ?まだ分からない?脳ミソ沸いてんのかよ。」 海咲:  海咲:「お前は黙ってご主人様にしてもらえること受け入れてりゃいいんだよ、下僕」 海咲:  海咲:「はーい、じゃあ入れまーす!」 翼:「待って、そんなの、絶対ムリ、いぎぎぃぃ! 翼:  翼:ムリ、はいらな、ぐぅぅうっ、ムリムリムリ、いだっ、痛いぃっ。やっ、あぁ、ぐっぅあ゛ぁぁぁっ!いぎぎぎぃぃぃっ!」 海咲:「あっはは、なんだ入るじゃん。すごいすごい、ぷっ、あっははは。あ、うわぁ血ぃ出てるし。いたそー。くっふふふ。」 翼:「あ゛っ、ああぁ、おおっ。ぐあぁぁぁっ……」 海咲「じゃあズポズポしてあげるねー、頑張れー。」 翼:「あっ、うぐぐぅっ、ぐあぁあっ、ぐぅおぉっ、ぐあぁっっ!」 海咲:「ほーら、気持ち良いでしょ?ねぇ?気持ち良いよねぇ。」 翼:「ぐがぁっ。つぅ、はぁっ……」 海咲:「気持ち良いかって聞いてんだけど?ねーぇ?」 0:――海咲が空いている片手でスタンガンをちらつかせる。 翼:「あ゛っ、ぐっ、がぁ、はぁ、は、い、ぎもぢいい、です……っ、ぐぅっ、がぁぁっ」 海咲:「そっかそっかぁ。気持ち良いんだぁ。良かったね。」 翼:「あ、はい……ぎもぢ、いいっ、ぐうっ、はぁ、です」 海咲:「ねぇ、私さ嘘つかれるの嫌いなんだけど?」 翼:「え……?」 海咲「気持ち良いわけないよね、こんなの。なんで嘘ついたの?ねぇ、ホントのこと言えよ、ケツでよがる変態とかキショいんだよ、このクズ」 海咲:  海咲:「おら、言えよ。痛いですって。なっさけない声出して鳴けよ、ブタァ!」 翼:「痛い!痛いです!こんなのムリ!裂けちゃう、痛い!痛い!痛い!」 海咲:「くっ、はは。あはははは!さいっこう!ケツ犯されて泣き叫んで、お前みたいなゴミによく似合ってるよ、あっははは。」 海咲:  海咲:「あーおもしろ。今は気分が良いしご褒美あげるよ。すぐ痛くなくなるからね。ちょっとチクッとするよー」 0:――海咲はどこからか注射器を取り出し、翼の肘の裏に薬液を注入する。 海咲:「ホントはもったいないんだけど、まぁ薬漬けにしてみるのも面白いかな。」 海咲:  海咲:「あ、それ抜いてあげないとね。ほらっ!」 0:――ディルドが容赦なく一息に引き抜かれる。 翼:「ぎいっ、うあ゛ぁぁぁっ!」 翼:  翼:「はぁ、はぁ、はぁはぁ、はぁっ」 海咲:「ねぇ、そういやお前さぁ。私のこと好きだったんだろ?」 海咲:  海咲:「見ててやるからシコれよ。今ここで」 翼:「あ゛、はぁっはっ、あぁ……」 海咲:「できるよね?」 翼:「……はい」 海咲:「……ぷっ。なんだよそのチンコ、縮み上がってんじゃん。キッモイなぁ。ふふふ。」 翼:「くずっ、すんっ、うぅ。」 海咲:「そうそう。やっと従順になってきた。おら、勃起するまでそのなっさけないチンポシコれ。」 翼:「はい。ううぅ、ぐすっ」 海咲:「やっば、お前今の状況分かってる? 海咲:  海咲:女の子の前で素っ裸で泣きながら萎えたチンポ立たせるために必死にゴシゴシしてんだよ? 海咲:  海咲:キモすぎだろ、マゾ豚。マジ受けるわ、きっしょ。」 翼:「う、ごめんなさい……」 海咲:「ま、安心しなよ、そろそろ効いてくるでしょ。ちゃんと勃起できるからねー。良かったねー。ちゃんとおちんちんシコシコできるよー。」 翼:効いてくる?そういえば、さっきから身体の痛みやしんどさが引いているような……。 翼:  翼:それに、なんだか高揚感すら覚え始めている。さっきの注射の中身は、やっぱり……。 海咲「おー、すごいすごーい。おっきくなってきてるよー?ちゃんとおっき出来たねー?えらいえらーい。ぷっ、くふふふっ。」 翼:「んっ、あっ、はぁ、おっ、お゛おっ、なに、これ……。あっ」 海咲「わぁ、もうガチガチじゃ~ん。ほらほら思いっきりシコれ、変態マゾ。」 翼:「あっあっあっ、や、手止まらな……」 海咲:「あーあぁ、もうオナニーに夢中だね、この変態。マジでキモいな。なぁ、おい、勝手に射精すんなよ?」 翼:「はっはい、しません、勝手に射精しません。ぎもちぃ、んっ、はあっ、これ気持ち良い……」 海咲:「なに手緩めてんだよ。もっと速くシコれ。どうせオナニーくらいしかまともにできないゴミクズなんだからさぁ」 翼:「そっ、そんな、速くしたらイクっ、出ます、出ちゃいます、 翼:  翼:んぐぅ、気持ち良い……んっ、イク、出る。出ます!射精します!イクっ……うっ、あぁっ。……はぁ、はあっ」 海咲:「は?なにお前。勝手に射精すんなっつったよな? 海咲:  海咲:オナニーすら満足に出来ねぇのかよ。マジお前生きてる価値ないよ。」 翼:「はぁ、はあっ、ごめんなさい。ごめんなさい」 海咲:「つか、お前また床汚してさぁ。最悪なんだけど。 海咲:  海咲:私もう寝るけどさ、朝までに掃除しとけよ。あ、忘れないように手錠戻しとかないとね。」 0:――そう言って、海咲は翼の片手を再び手錠に繋ぎ両腕を拘束する。 翼:「あの、でも、この状態でどうやって……」 海咲:「舐めて掃除するに決まってんだろ? 海咲:  海咲:両手使えなくても這いつくばって床舐められるよね?いちいち説明しなきゃ分かんないかな?」 翼:「は、はい、分かりました。綺麗にしておきます……」 海咲:「んー、よろしくー。そんじゃおやすみー。」 0:――海咲は寝室へと去っていき、灯りの落ちた広い部屋には翼一人が残される。 翼:「んっ、ぺろ、ううっ、おぇっ。じゅるっ。ごぼっごほっ。 翼:  翼:じゅるっじゅるっ、うぇぇ、ごぼっ。 翼:  翼:ぐすっ、ひっく、じゅるるっ、ぐすっ、ごぼっごほっ、ううぅ、おぇぇ……」 0:Scene3 翼:この部屋に連れて来られて、もうどれ程経ったんだろう。時間の感覚がおかしくなっている。時間を推測出来るものと言えば……。 翼:  翼:「あ、寒い。寒い。寒い寒い寒い」 翼:  翼:「やば、クスリ切れて、あぁクスリクスリ……クスリクスリクスリクスリ!」 海咲:「ただいまー、生きてる?下僕君。あーまた禁断症状?仕方ないなぁ。壊れられると替わり探すの面倒だしなぁ。」 翼:「あ、海咲様、おクスリ、下さい。なんでもします!殴ってもオモチャにされても喜んで尽くします!だからおクスリ、おクスリ下さい!海咲様、おクスリ。海咲様、海咲様ぁ、おクスリおクスリおクスリおクスリぃ」 海咲:「はいはい。はぁ、こいつもそろそろ寿命かなぁ。まぁ正直飽きてきてたところだけど。次、どうしようかなぁ。困ったなぁ。」 0:――(間) 翼:これまで何も上手く行った試しがないのに、なんで家出すれば上手くいくなんて思ってしまったんだろう。 翼:  翼:きっとそれは思い上がりだったんだ。 翼:  翼:  翼:あぁ、まただ。そろそろクスリが。もうやめたいのに。もういっそ死んでしまいたいのに。 翼:  翼:あ、クスリ、そろそろ打ってもらわなきゃ。寒い。寒い。死んじゃう。 翼:  翼:苦しい。気持ち良くなりたい。寒い。クスリ。もういやだ。クスリ。寒い。寒い。クスリ。クスリ。クスリクスリ。クスリクスリクスリクスリクスリ。

0:『6.373 世界は私の意志から独立である。』 0:――『6.374 たとえ欲したことすべてが起こったとしても、それはなお、いわばたんなる僥倖にすぎない。』 0:――ヴィトゲンシュタイン 0:  0:Scene1 翼:自分はずっと不幸な人間だと思っていた。 翼:  翼:容姿に優れる訳でも勉強ができる訳でも運動が得意な訳でもない。 翼:  翼:特筆するような特徴のない、いうならモブ。 翼:  翼:それだけなら別に気にすることもないのだろう。そんな人間はありふれてる。普通のこと。 翼:  翼:けれど、自分の家庭環境に関しては普通ではなかったと思う。 翼:  翼:物心付いたころから母は得体の知れない新興宗教にどっぷりと嵌まり込んでいた。 翼:  翼:父は機嫌が悪いと度々、俺や母に暴力を振るった。 翼:  翼:そんな家庭が裕福なはずもなく、望んだものを両親から与えてもらえたことなどほとんどなかった。 翼:  翼:  翼:学校にも家にも自分の居場所なんてなかった。 翼:  翼:だから、そんな生活に嫌気が差して、俺はある日ほんの数十万円が入っている自分の通帳と最低限の荷物を鞄に詰めて家を出た。 翼:  翼:通帳の金が尽きればその先はどうなるか分からない。けれど、それでも、現状よりはマシだと思えた。 翼:  翼:  翼:街へと出て来て、食事は安い菓子パンを日に1,2回、あてもなく街を彷徨う。 翼:  翼:そんな生活を10日ほど続けたときだった。1人の女性に声を掛けられた。 翼:  翼:20代半ばくらいだろうか。金髪だけれど清潔感のある身なりの良い女性だった。 翼:  翼:海咲と名乗った彼女は身寄りのない青少年を保護するNPO団体の職員だと言った。 翼:  翼:  翼:彼女に連れて行かれた先は、ぼろっちぃシェアハウスだった。 翼:  翼:彼女が来たことが分かると「海咲姉ぇ!」と自分と同じ年頃の子供たちが嬉しそうに彼女に集まってきた。 翼:  翼:かなり慕われているようだった。 海咲:「あんまり綺麗なところじゃないけど、今日からはここを好きに使って。 海咲:  海咲:私も毎日、夜はご飯作りに来るから何か困ったことがあったら何でも言ってね。 海咲:  海咲:もう私たちは家族みたいなものだから」 翼:久しぶりに食べた暖かい食事は胸が苦しくなるほどに美味しかった。 翼:  翼:   翼:それからしばらくシェアハウスでの生活が続いた。 翼:  翼:正直言って設備はかなり不便だけれど、路上を彷徨っていた時と比べれば天国だ。 翼:  翼:それに、他に住んでいる人たちとも、境遇が似てるためかすぐに打ち解けられた。 翼:  翼:毎日、俺たちの世話を焼いて食事を作ってくれる海咲さんについては本当の姉のように感じ始めていた。 翼:  翼:友人に家族。あの家で得られなかったものが今はここにある。 0:  海咲:「あ、そうだ翼。私の知り合いのやってる会社でね、アルバイト募集してるんだって。 海咲:  海咲:私たちの活動にも理解のある所でね。良かったらやってみない?」 翼:「え、はい!俺で良ければ是非!」 海咲:「ホント!?良かったぁ。ありがとね、翼!助かるよ」 翼:ただ庇護されてることになんとなく後ろめたさもあった。それになにより、海咲さんの役に立てるならと、そう思った。 0:――(間) 海咲:「ねぇ翼、頑張ってるみたいだね。 海咲:  海咲:それでね、もっと時給の良い仕事があって、翼になら任せられるって先方が言ってるんだけど。 海咲:  海咲:どう?やってみる気ない?」 翼:「え、そんなの良いんですか!?」 海咲:「うん!向こうから言ってきてるんだもん。 海咲:  海咲:それにね、仕事受けてくれるなら翼のためにアパート借りてくれるみたい。といっても狭いとこだけどね」 翼:「アパートですか……?」 海咲:「うん、だからこのシェアハウスからは退去することになっちゃうけど……。 海咲:  海咲:子供たちの自立を助けるのも私たちの仕事だからさ。 海咲:  海咲:寂しいとは思うけど、私も時々、これからも翼の様子見に行くし、またご飯も作ってあげるからさ、どうかな?」 翼:「……分かりました。俺、受けます、その話」 海咲:「ホントに!?ありがとう!やっぱり翼にお願いして正解だったよ。翼は頼りになるね!」 翼:「あ、い、いや、そんな……ほどでも」 海咲:「んー?あれ~?照れてる?」 翼:「べ、別にそんなことないです……」 海咲:「ホントかなぁ?でも、ありがとね。頑張れ、翼!応援してるぞ。」 翼:嬉しかった。認めてもらえてるみたいで。 翼:  翼:他の子供たちより少し特別扱いしてもらえてるみたいで。 翼:  翼:大好きな海咲さんに。 翼:  翼:……大好きな? 翼:  翼;あぁ、そうか。本当の家族のように。それ以外にも恋愛対象として。 翼:  翼:俺は海咲さんのことが大好きになっていたんだ。 翼:  翼:今はもう自分のことを不幸だなんて思わない。 0:――(間) 0:――以降Scene3まで「」内のみ読む。 翼:部屋のチャイムが鳴る。恐る恐るドアスコープを確認すると海咲さんの姿があった。 海咲:「大丈夫?翼。最近、仕事に来てないって聞いて……」 翼:「海咲さん……。うっ、く、ぐすっ」 海咲:「どうしたの?落ち着いて。大丈夫?」 海咲:  海咲:「話できそう?って無理だよね。えっと、とりあえず外出よう?車回してあるの。私の部屋で落ち着いてからゆっくり話そう。ね?」 翼:「うっ、は、はい……」 海咲:「よし、おいで」 翼:海咲さんに促され外へと出る。 翼:  翼:ボロアパートばかりの住宅街に似つかわしくない黒塗りの車。 翼:  翼:後部座席に2人が乗り込んだのを確認するとスーツ姿の運転手が車を発進させた。 翼:  翼:連れて行かれた海咲さんの部屋はかなり広く装飾やインテリアにはかなり高級で贅沢な印象を受けた。 翼:  翼:なんだか、海咲さんのイメージと違うなとぼんやりと思った。 海咲:「落ち着いて来た?」 翼:「はい、まぁ、なんとか……」 海咲:「それは良かった。」 翼:なんだろう。海咲さんの声がワントーン下がったような。いつもの優しい声じゃなく、冷たいような。 海咲:「ねぇ、お前さ、ふざけてんの?」 翼:「え……。え?」 海咲:「お前、仕事トんだらしいじゃん、何考えてんの?」 翼:「いや、だって、あの仕事って……。あのロッカーの中身って」 海咲:「はぁ……。そんなことお前が気にしなくていいんだって。 海咲:  海咲:言われたことだけやってればいいの。ねぇ、なんでそんな簡単なこともできないの?」 翼:「えっ、え?」 海咲:「まぁいいや。お前使えないから別に私の好きにしていいって言われてるし。ちょうど今切らしてて新しいの欲しかったし。」 海咲:  海咲:「良かったね、翼。今日から大好きな海咲お姉ちゃんと一緒に住めるよ。嬉しいよね。」 翼:「どういう……」 海咲:「すぐ壊れないでよね」 翼:「ぐっ、がぁぁっ……!」 翼:  翼:スタンガンだ。そう気付いたときには既に意識は手放されていた。 0:Scene2 海咲:「あ、やっと起きた?」 翼:「う……、ぐ。海咲さん……なんで?」 海咲:「まだ状況分かんないの?」 翼:身体の自由が効かない。どうやら、手錠で柱のようなところに拘束されているようだった。それに……。 翼:  翼:「あれ……?服……。なんで?」 海咲:「は?家畜に服なんていらないでしょ?」 翼:「え?か、ちく。え?」 海咲:「はぁ……。だ、か、ら!お前は今日から私の下僕なの。私の言うことになんでも従う下僕。」 翼:「そんな、なんで、海咲さんが……」 海咲:「馬鹿なのは助かるけど、こういうとき面倒なんだよね。」 海咲:  海咲:「ひょっとして未だに私たちのこと慈善団体の優しいお兄さんお姉さんだと思ってるわけ?」 翼:「え……」 海咲:「お前らみたいな馬鹿なガキは絶好のカモ。金蔓なの。」 海咲:  海咲:「優しいふりして近づいて、理想の家族のフリしてりゃ、すぐ尻尾振るんだからチョロいもんよね。」 海咲:  海咲:「あとは周りと孤立させて使い捨てでヤバい仕事させたり、身体売ってもらったり、まぁ色々あるけど」 翼:「そんな……そんなのウソ……」 海咲:「でも良かったね、翼。お前は運がいいよ。そういうことしなくていいんだから。 海咲:  海咲:大好きな優しいお姉さんとこれからずっと一緒にいられるよ?」 海咲:  海咲:  海咲:「これからずっと。私のサンドバッグとしてね。 海咲:  海咲:お前はこれからずっと、私の機嫌が悪いと殴られて、機嫌が良いときはオモチャにされて、 海咲:  海咲:私のストレス発散と楽しみのためだけに生きるの。嬉しいでしょ?」 翼:「そんな、イヤだ、なんで?海咲さ……がぁぁっ!ぐっ、カハッ!ごぼっごほっ……」 翼:  翼:海咲さんの爪先が鳩尾に食い込む。 海咲:「海咲様、でしょ?」 翼:「ぐっ、はぁ。はぁはぁ」 翼:  翼:「それ……スタンガン。仕舞って下さい。そんなの、向けないで……」 0:――海咲の平手が飛ぶ 翼「ひっ!いった……うぐ……」 海咲「誰が口答えして良いって言ったの?」 海咲:  海咲:「ほら。海咲様、貴女に全て捧げます。下僕として可愛がって下さい。って言ってみ」 翼:「海咲様……うっ、あなたに、ひっ」 0:――再び海咲の平手が飛ぶ。 海咲:「めそめそしてんなよ、キモいなぁ。おら、さっさと言えよ。オラ!」 0:――立て続けに翼の頬を海咲が何度も打つ。 翼:「いたっ、いいっ!いぎぃ……。分かりました。分かりましたから、もう叩かないでよぉ……」 翼:  翼:「海咲様、貴女に全て捧げます。下僕として可愛がって下さい……」 海咲:「よく言えました。偉いね。ご褒美あげなきゃね。ね、喉乾いたでしょ?」 翼:「え、あ、はい……」 海咲:「じゃあちょっと待っててね。飲み物取ってきてあげる。」 0:――冷蔵庫に飲み物を取りに行った海咲の手にはストゼロのロング缶が2本握られていた。 海咲:「じゃあ、乾杯しよっか。これからの2人の生活に。ふふっ。」 海咲:  海咲:「あ、両手使えないんだったねごめん。片方外してあげる。」 0:――そう言って海咲は片方の手錠を外してポールへと掛けなおす。 海咲:「それじゃあ、改めてかんぱーい!」 翼:「は、はい、乾杯……」 海咲:「喉乾いてるんだったよね?じゃあそれイッキして?」 翼:「え?」 海咲:「え?じゃなくて。ご主人様の命令。言うこと聞かないとどうなるかまだ分からない?」 翼:「あ、あぁ……」 海咲:「ほーら。イッキイッキ!ふふっ。」 翼:「んっ、ごくっごくっ。うっ、え゛。ぷはっ、はぁ、はぁ。うぐっ」 翼:  翼:頭がクラクラする。気持ち悪い。吐き気を堪えるので精一杯だ。 海咲:「おー、すごーい。やるじゃん。じゃあほらこれ、もう1本。」 翼:「…………。え……?」 海咲:「もう1本。」 翼:「そんな……うっ、無理、です……」 海咲:「はぁ?良いから飲めよグズ!」 0:――2本目のロング缶を有無を言わせず海咲が翼の口元へ押し付ける。 海咲:「ほらとっとと飲めよ。こぼしたらぶん殴るからな」 翼:「う゛ぅっ。ごくっごくっ、ごく。」 翼:  翼:「んんっ!?ごほっ、お゛っ、う゛ぇ。」 翼:  翼:「(激しく嘔吐し咳き込む)」 海咲:「ちっ。きったねぇなぁ!なに吐いてんだよゴミ!」 0:――海咲が翼の頭を容赦なく踏みつける。翼の戻した吐瀉物の上へ。 翼:「がぁっ!ぐっ、う゛っ、う゛えぇ。ゴボッ、ごほ。お゛ぇぇっ!」 海咲:「お前らみたいな馬鹿見てるとイライラするんだよね。 海咲:  海咲:しかも、普段はお前ら相手に優しいお姉さん演じないといけないし、ストレス半端ないんだよね。 海咲:  海咲:ねぇ、分かる?」 翼:「ごほっごほ。う゛ぅぅ、おぇ」 海咲:「分かるかって聞いてんだろうが!」 0:――海咲が再び脚を振り上げ翼の頭へと叩き付ける。 翼:「ぐあぁぁっ!」 海咲:「だからこうやってサンドバッグがいないとやってられないの。前のは壊れちゃってさ。ストレス溜まってたんだよね。」 海咲:  海咲:「ねぇ、こっちにお尻向けて。片手使えなくても出来るよね?四つん這いになって」 翼:「ふぅ、はぁっ。あの、なんで……」 海咲:「ん?聞いてどうするの?従えないの?」 翼:「そうじゃなくて……あの」 海咲:「ならさっさと言うと通りにしろよ!ムカつくなぁ、ホント。」 翼:「うっ、ごめんなさいごめんなさい」 海咲:「あっはは、ちょっとはルールが分かって来たじゃん。じゃあこれ、お前のケツにぶち込んで遊んであげるから、楽しめよ?」 0:――海咲が手にしているのは極太のディルドだった。 翼:「え、いや、そんなの入るわけ……」 海咲:「口答えすんなって言ってんだろ?まだ分からない?脳ミソ沸いてんのかよ。」 海咲:  海咲:「お前は黙ってご主人様にしてもらえること受け入れてりゃいいんだよ、下僕」 海咲:  海咲:「はーい、じゃあ入れまーす!」 翼:「待って、そんなの、絶対ムリ、いぎぎぃぃ! 翼:  翼:ムリ、はいらな、ぐぅぅうっ、ムリムリムリ、いだっ、痛いぃっ。やっ、あぁ、ぐっぅあ゛ぁぁぁっ!いぎぎぎぃぃぃっ!」 海咲:「あっはは、なんだ入るじゃん。すごいすごい、ぷっ、あっははは。あ、うわぁ血ぃ出てるし。いたそー。くっふふふ。」 翼:「あ゛っ、ああぁ、おおっ。ぐあぁぁぁっ……」 海咲「じゃあズポズポしてあげるねー、頑張れー。」 翼:「あっ、うぐぐぅっ、ぐあぁあっ、ぐぅおぉっ、ぐあぁっっ!」 海咲:「ほーら、気持ち良いでしょ?ねぇ?気持ち良いよねぇ。」 翼:「ぐがぁっ。つぅ、はぁっ……」 海咲:「気持ち良いかって聞いてんだけど?ねーぇ?」 0:――海咲が空いている片手でスタンガンをちらつかせる。 翼:「あ゛っ、ぐっ、がぁ、はぁ、は、い、ぎもぢいい、です……っ、ぐぅっ、がぁぁっ」 海咲:「そっかそっかぁ。気持ち良いんだぁ。良かったね。」 翼:「あ、はい……ぎもぢ、いいっ、ぐうっ、はぁ、です」 海咲:「ねぇ、私さ嘘つかれるの嫌いなんだけど?」 翼:「え……?」 海咲「気持ち良いわけないよね、こんなの。なんで嘘ついたの?ねぇ、ホントのこと言えよ、ケツでよがる変態とかキショいんだよ、このクズ」 海咲:  海咲:「おら、言えよ。痛いですって。なっさけない声出して鳴けよ、ブタァ!」 翼:「痛い!痛いです!こんなのムリ!裂けちゃう、痛い!痛い!痛い!」 海咲:「くっ、はは。あはははは!さいっこう!ケツ犯されて泣き叫んで、お前みたいなゴミによく似合ってるよ、あっははは。」 海咲:  海咲:「あーおもしろ。今は気分が良いしご褒美あげるよ。すぐ痛くなくなるからね。ちょっとチクッとするよー」 0:――海咲はどこからか注射器を取り出し、翼の肘の裏に薬液を注入する。 海咲:「ホントはもったいないんだけど、まぁ薬漬けにしてみるのも面白いかな。」 海咲:  海咲:「あ、それ抜いてあげないとね。ほらっ!」 0:――ディルドが容赦なく一息に引き抜かれる。 翼:「ぎいっ、うあ゛ぁぁぁっ!」 翼:  翼:「はぁ、はぁ、はぁはぁ、はぁっ」 海咲:「ねぇ、そういやお前さぁ。私のこと好きだったんだろ?」 海咲:  海咲:「見ててやるからシコれよ。今ここで」 翼:「あ゛、はぁっはっ、あぁ……」 海咲:「できるよね?」 翼:「……はい」 海咲:「……ぷっ。なんだよそのチンコ、縮み上がってんじゃん。キッモイなぁ。ふふふ。」 翼:「くずっ、すんっ、うぅ。」 海咲:「そうそう。やっと従順になってきた。おら、勃起するまでそのなっさけないチンポシコれ。」 翼:「はい。ううぅ、ぐすっ」 海咲:「やっば、お前今の状況分かってる? 海咲:  海咲:女の子の前で素っ裸で泣きながら萎えたチンポ立たせるために必死にゴシゴシしてんだよ? 海咲:  海咲:キモすぎだろ、マゾ豚。マジ受けるわ、きっしょ。」 翼:「う、ごめんなさい……」 海咲:「ま、安心しなよ、そろそろ効いてくるでしょ。ちゃんと勃起できるからねー。良かったねー。ちゃんとおちんちんシコシコできるよー。」 翼:効いてくる?そういえば、さっきから身体の痛みやしんどさが引いているような……。 翼:  翼:それに、なんだか高揚感すら覚え始めている。さっきの注射の中身は、やっぱり……。 海咲「おー、すごいすごーい。おっきくなってきてるよー?ちゃんとおっき出来たねー?えらいえらーい。ぷっ、くふふふっ。」 翼:「んっ、あっ、はぁ、おっ、お゛おっ、なに、これ……。あっ」 海咲「わぁ、もうガチガチじゃ~ん。ほらほら思いっきりシコれ、変態マゾ。」 翼:「あっあっあっ、や、手止まらな……」 海咲:「あーあぁ、もうオナニーに夢中だね、この変態。マジでキモいな。なぁ、おい、勝手に射精すんなよ?」 翼:「はっはい、しません、勝手に射精しません。ぎもちぃ、んっ、はあっ、これ気持ち良い……」 海咲:「なに手緩めてんだよ。もっと速くシコれ。どうせオナニーくらいしかまともにできないゴミクズなんだからさぁ」 翼:「そっ、そんな、速くしたらイクっ、出ます、出ちゃいます、 翼:  翼:んぐぅ、気持ち良い……んっ、イク、出る。出ます!射精します!イクっ……うっ、あぁっ。……はぁ、はあっ」 海咲:「は?なにお前。勝手に射精すんなっつったよな? 海咲:  海咲:オナニーすら満足に出来ねぇのかよ。マジお前生きてる価値ないよ。」 翼:「はぁ、はあっ、ごめんなさい。ごめんなさい」 海咲:「つか、お前また床汚してさぁ。最悪なんだけど。 海咲:  海咲:私もう寝るけどさ、朝までに掃除しとけよ。あ、忘れないように手錠戻しとかないとね。」 0:――そう言って、海咲は翼の片手を再び手錠に繋ぎ両腕を拘束する。 翼:「あの、でも、この状態でどうやって……」 海咲:「舐めて掃除するに決まってんだろ? 海咲:  海咲:両手使えなくても這いつくばって床舐められるよね?いちいち説明しなきゃ分かんないかな?」 翼:「は、はい、分かりました。綺麗にしておきます……」 海咲:「んー、よろしくー。そんじゃおやすみー。」 0:――海咲は寝室へと去っていき、灯りの落ちた広い部屋には翼一人が残される。 翼:「んっ、ぺろ、ううっ、おぇっ。じゅるっ。ごぼっごほっ。 翼:  翼:じゅるっじゅるっ、うぇぇ、ごぼっ。 翼:  翼:ぐすっ、ひっく、じゅるるっ、ぐすっ、ごぼっごほっ、ううぅ、おぇぇ……」 0:Scene3 翼:この部屋に連れて来られて、もうどれ程経ったんだろう。時間の感覚がおかしくなっている。時間を推測出来るものと言えば……。 翼:  翼:「あ、寒い。寒い。寒い寒い寒い」 翼:  翼:「やば、クスリ切れて、あぁクスリクスリ……クスリクスリクスリクスリ!」 海咲:「ただいまー、生きてる?下僕君。あーまた禁断症状?仕方ないなぁ。壊れられると替わり探すの面倒だしなぁ。」 翼:「あ、海咲様、おクスリ、下さい。なんでもします!殴ってもオモチャにされても喜んで尽くします!だからおクスリ、おクスリ下さい!海咲様、おクスリ。海咲様、海咲様ぁ、おクスリおクスリおクスリおクスリぃ」 海咲:「はいはい。はぁ、こいつもそろそろ寿命かなぁ。まぁ正直飽きてきてたところだけど。次、どうしようかなぁ。困ったなぁ。」 0:――(間) 翼:これまで何も上手く行った試しがないのに、なんで家出すれば上手くいくなんて思ってしまったんだろう。 翼:  翼:きっとそれは思い上がりだったんだ。 翼:  翼:  翼:あぁ、まただ。そろそろクスリが。もうやめたいのに。もういっそ死んでしまいたいのに。 翼:  翼:あ、クスリ、そろそろ打ってもらわなきゃ。寒い。寒い。死んじゃう。 翼:  翼:苦しい。気持ち良くなりたい。寒い。クスリ。もういやだ。クスリ。寒い。寒い。クスリ。クスリ。クスリクスリ。クスリクスリクスリクスリクスリ。