台本概要

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タイトル 【R18】リリスの呪印
作者名 名越春  (@nttdnll)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 3人用台本(女3)
時間 30 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 これまでそうであったことは、次も似たような形で現れるだろう、という推論は明らかに、いかなる論理的必然性・蓋然性も備えてはいない。

続編→「Body-On-Body」

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
80 凜(りん)。女子大生。華依美とは同じ学科。麻奈美には高校生の頃、家庭教師をしてもらっていた。数年前までは麻奈美と付き合っていたが、麻奈美が結婚してからは華依美と付き合っている。
麻奈美 74 麻奈美(まなみ)。凜の高校時代の家庭教師。数年前まで凜と付き合っていたが、今では結婚して家庭を持っている。
華依美 37 華依美(かいみ)。女子大生。凜とは同じ学科。凜と付き合っている。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:――『言語ゲームはいわば予見不可能なものであるということを、君は心にとめておかねばならない。 0:――私の言わんとするところはこうである。それには根拠がない。それは理性的ではない(また非理性的でもない)。 0:――それはそこにある――われわれの生活と同様に。(OC559)』 0:――ヴィトゲンシュタイン   麻奈美:「もしもし。久しぶりね。どうしたの?」 凜:「あっ、出てくれた!久しぶり、先生」 麻奈美:スピーカーから聞こえてくるのは懐かしく、それでいて聞き馴染みのある声。 麻奈美:  麻奈美:かつて自分が大学時代に家庭教師として受け持っていた教え子である少女の声。 麻奈美:  麻奈美:私が家庭を持つようになってからは会ったり話したりする頻度も減りはしたけれど、 麻奈美:  麻奈美:凜が高校を卒業し、生徒と家庭教師という関係ではなくなっても、彼女との交友は続いていた。 凜:「あのね、先生。実はちょっと頼みたいことがあって……」 麻奈美:「えー、凜がそんなふうに言う時って大抵面倒ごとじゃない……」 凜:「うっ……。確かにそうかもだけどぉ……」 凜:  凜:「ね!お願い!先生にしか頼めないことなの!」 麻奈美:「んー。分かった。とりあえず聞くだけ聞いたげる」 麻奈美:  麻奈美:  麻奈美:  麻奈美:あーあ、甘いなぁ私。 麻奈美:  麻奈美:どうにも私はこの子に弱い。庇護欲とでも言うのだろうか。 麻奈美:  麻奈美:なるべく頼みは聞いてあげたいと思ってしまう。 麻奈美:  麻奈美:そうしていつも彼女のペースに乗せられて流されている気がする。まぁ、そういうのが嫌いじゃないのだけれど。 凜:「うん、えっとね、先生。言いづらいんだけどね、その……」 麻奈美:え?聞き間違いだろうか?そんな、あまりに突拍子もない……。 麻奈美:  麻奈美:「ごめん、よく聞こえなかった。もう一回言ってくれる?」 凜:「もー、こんな恥ずかしいこと二回も言わせないでよ!次はちゃんと聞き逃さないでね。」 凜:  凜:「私の彼女を先生に抱いて欲しいの。」 麻奈美:「は……?」 麻奈美:  麻奈美:思考が停止する。理解ができない。 凜:「あ、もちろんタダでなんて言いません!ちゃんとお礼はしますから!ね?ね?」 麻奈美:それから自分がどう受け応えしたかはほとんど覚えていない。 麻奈美:  麻奈美:覚えているのは、詳しい話をするために凜と二人で会う約束をしたこと。 麻奈美:  麻奈美:それと、何故だか温かく疼く下腹部の感覚だけだった。   0:――(間)   麻奈美:凜の部屋に来たのは久しぶりだ。凜に勉強を教えていた頃以来だからだいたい三年ぶりくらいか。 麻奈美:  麻奈美:凜が大学に入ってからは会うときは外でだったし。 麻奈美:  麻奈美:  麻奈美:「ふぅー、それで凜、本気なの?」 凜:「はい、本気ですよ?」 麻奈美:「ていうか恋人いたんだね」 凜:「えっと、麻奈美先生が結婚してから少しして付き合い始めたの」 凜:  凜:「だって先生だけずるいんだもん」 凜:  凜:「結婚してから露骨に構ってくれなくなった」 麻奈美:「それは……」 凜:「ううん、分かってるよ?仕方ないって、でも……」 凜:  凜:「麻奈美先生だって我慢してるでしょ?」 麻奈美:「え?」 凜:「私、先生の教え子なんだよ?そのくらい分かるよ。それに何度も一緒に寝た仲でしょう」 凜:  凜:「……私のこと、また抱きたい、ですよね?」 麻奈美:「な、なんで……そんな……」 凜:「麻奈美先生って自分で思ってる以上に分かりやすいんだよ?仕草とかにモロ出ちゃってるし」 麻奈美:「う……そんな……」 凜:「あーあ、認めちゃった。ふふっ」 麻奈美:「なっ……!?今のはちがくて……!」 凜:「えー、何が違うのぉ?」 麻奈美:「うぅ」 凜:「結婚してからも私のこと忘れられなかったんだよね?」 麻奈美:「そんなこと……」 凜:「麻奈美先生が結婚してからは流石にエッチするのは控えてたけど、 凜:  凜:会うたびに焦れったそうな目で私のこと見てるの、ちゃんと気付いてたんだよ?」 凜:  凜:「ねぇ、先生?」 凜:  凜:「私のお願い聞いてくれたら、もう焦らすのやめてあげる」 麻奈美:「でも、そんなの……」 凜:「正直に答えて?私のこと抱きたい?」 麻奈美:「それは……。うん。また、したい。」 凜:「良かった。はーい、それじゃ交渉成立ね。」 麻奈美:「え、でも……凜の彼女のこと抱いてって言われても、そんなのどうしていいか分からないよ」 凜:「そんなのぉ、私に色々教えてくれた時みたいにすれば良いじゃんか」 凜:  凜:「初めてだった私に色々仕込んだの先生でしょー?」 麻奈美:「それはそうだけど……」 麻奈美:  麻奈美:「ていうか!そもそも、自分の彼女を他人に抱かせたいなんてどういう発想なわけ?」 凜:「うーん、私の彼女引くくらいドMでさぁ、結構激しいプレイとか割りとヒドイこととかしてるんだけど、 凜:  凜:なんか普通に喜んじゃってさ。もっと刺激が欲しいっていうか、本気で嫌がるようなことしてやりたいなって」 麻奈美:「……また随分歪んでるわね」 凜:「まぁまぁ、細かいことは良いの!じゃ、当日はまたここで。よろしくねー。」   0:――(間) 凜:「じゃあ、華依美、そういうことだから」 華依美:「え、待って……どういうこと?」 凜:「だから、もう少ししたら私の元カノが来るから、その人に抱かれて」 華依美:「嫌っ!そんなの嫌!」 華依美:  華依美:「私は凜が好きなの。凜にだったら何されても良い!どんなことだって従う!けど、他の人になんてムリ……」 凜:「ねぇ華依美?私の言うこと聞けないの?」 華依美:「ちっ、ちが……他のことだったらなんだってする! 華依美:  華依美:今までみたいに凜が喜んでくれるならなんでもする! 華依美:  華依美:でも、他の人に抱かれるなんてムリなの、お願い、それだけは許して……」 凜:「あっそ、分かった。じゃあ良いよ。もう別れよ?」 華依美:「……え?」 華依美:  華依美:  華依美:時間が止まったような感覚。 華依美:  華依美:え、今なんて?……別れる? 華依美:  華依美:絶望が頭の中を塗り潰す。ひとりでに涙が瞳に溢れる。 凜:「で、どうするの?」 華依美:凜が急かしてくる。けど、そんなの決めることなんてできない。 華依美:  華依美:でも早く答えないと……凜に、捨てられちゃう。そんなの耐えられない。 華依美:  華依美:  華依美:「えと、うっ。ぐすっ、ひっ」 華依美:  華依美:凜の問いに答えようと必死に声を出そうとするけれど言葉にならない。 凜:「ねぇ、華依美~?」 華依美:急にあやすような優しいトーンで凜が私の名前を呼ぶ。凜の手が優しく私のお腹を撫でた次の瞬間。 華依美:「ぉぐぅっ!!」 華依美:  華依美:「はぁ……はぁ、ぅえ、あ、うぅ」 華依美:  華依美:「ぉえ、はぁ、はぁんっ ぅうん」 華依美:  華依美:  華依美:いきなりの衝撃に一瞬意識が飛ぶ。私のお腹に叩き込まれた凜の拳。息苦しさと痛みに頭の奥が甘く痺れる。 華依美:  華依美:お腹にあった凜の手は位置を下げ、無遠慮に私のあそこを掴み下着の上からまさぐる。 華依美:  華依美:あぁダメ。そんなことされたらバレちゃう。さっきので私……。 凜:「うわ、濡らしてるし。しかもなんか体ビクビクさせて、今のでイッたわけ?」 華依美:「ううう……」 凜:「ねぇ華依美?こんなんで気持ち良くなれる変態なんだから、私の言うこと聞けるよね?」 華依美:「ぐすっ、うっ、お願い。捨てないで。別れるなんて言わないで……」 凜:「じゃあお願い聞いてくれるね?」 華依美:捨てられたくない。別れたくない。何も考えられない。私にはただ力なく頷くことしかできなかった。 凜:「ありがとう!華依美。だーい好きだよ!」 凜:  凜:「それじゃ、今のうちに準備しちゃおっか?ね?」   0:――(間)   麻奈美:「うわ、すご。なにこれ」 凜:「えへへー、もう準備バッチリだよ!」 麻奈美:「これ身動き取れないでしょ、えっぐ」 華依美:両手を後ろ手に縛られて、脚はM字に開いた状態で固定され拘束されている。 華依美:  華依美:あられもない姿で身動き一つできず、愛する恋人とその元カノに笑いながら見下ろされ、全身をくまなく視姦されている。 華依美:  華依美:私の脚の間にはたくさんのオモチャやローションが使ってくださいと言わんばかりに並べられている。 麻奈美:「あ、はじめまして。凜の元カノの麻奈美です。ごめんね、華依美ちゃん。今日はよろしくね?」 華依美:「あ、は、はい。よろしく、お願い、します……」 麻奈美:凜の恋人である少女はおどおどしながら答える。無理もない。 麻奈美:  麻奈美:面識もないのにこれから自分のことを犯そうとしている人間を前にして平然としていられる方がおかしい。 麻奈美:  麻奈美:それにしても、私と全然タイプ違うなぁ。大人しそうで従順そうな子だ。 麻奈美:  麻奈美:凜って実はこういう子の方が好きなのかな。 凜:「ね、ね、先生!早く始めて?もう待ちきれない」 麻奈美:「はいはい」 麻奈美:  麻奈美:そう言われてもなぁ、どうしたものか。とりあえず、これ見よがしに置いてあるオモチャでも使ってみようか。 麻奈美:  麻奈美:  麻奈美:「華依美ちゃん、始めるね?」 麻奈美:  麻奈美:「えっと、前戯は……」 華依美:「んぁっ」 華依美:  華依美:麻奈美さんの手が私のあそこに触れ、優しくひと撫でしてから割れ目を広げる。恥ずかしさに顔が熱くなる。 麻奈美:「うっわぁ、もうグショグショだ。これなら前戯はいっかな」 華依美:「うぅっ……」 華依美:  華依美:  華依美:あまりの羞恥に声が漏れてしまう。それなのに、その羞恥が気持ち良くて肌がゾクゾクと粟立つ。 華依美:  華依美:体の芯に熱が灯り、これからされることを想像して息が荒くなっていくのが自分でも分かる。 華依美:  華依美:私の前に並べられたオモチャの中から一番大きくてエグい見た目をしたものを麻奈美さんが手に取る。 麻奈美:「じゃあ挿れるね、かんばれー」 華依美:「まっ、て。そんないきなり……んっ。ぐぅ。おっき……ムリ、入らなっ……」 麻奈美:「えーいっ!」 華依美:「んぁっ、や、あぁぁんっ!」 華依美:片手でオモチャを入り口に押し当ててねじ込みながら、もう片方の手で私の割れ目を広げて半ば強引に中へと押し込む。 華依美:  華依美:そのまま一気に奥まで突き込まれる。少しの痛みと中を押し広げられる感覚に圧迫感、私の体の中で異物がその存在を主張する。 麻奈美:「ふふっ、ちゃんと入ったじゃない。良い子良い子。じゃあ次は……」 麻奈美:  麻奈美:「ん?あれ、ねぇ凜。これなぁに?」 凜:「あーそれ?ニップルクリップ。使い方分かる?」 麻奈美:「えっと、あー、こうなってるのか。うん、大丈夫。多分分かる。」 麻奈美:  麻奈美:「ていうか凜、普段からこんなの使ってるの?」 凜:「華依美が喜ぶからねぇ、ホント変態なんだよ、その子」 麻奈美:「ふーん」 華依美:麻奈美さんの手が乳房を乱雑に掴む。 華依美:  華依美:硬くなった乳首をつまみ上げクリップの間に持ってくる。そして両側から思い切り乳首を挟み込む。 華依美:  華依美:  華依美:「いっ!あぁっ……!うっ、いたっ、あんっ、ひっ、うぁっんっ!んっ!んんん」 華依美:  華依美:  華依美:痛い、痛いぃ……。頭が痺れる。こんなの、きもちいい…… 華依美:  華依美:  華依美:「んぐっ、うううぅっ……」 華依美:  華依美:  華依美:グリップ部分で挟んだあとは外れないように金属の留め具でさらにきつくしっかりと締め上げられる。 華依美:  華依美:乳首はつねり上げられたように潰れクリップの重さで伸びて垂れ下がり、 華依美:  華依美:クリップに付いている小さな鈴が、私が体をよじらせたりビクつかせたりするたびにチリンチリンと情けない音を鳴らす。 麻奈美:「ねぇ、あれ?華依美ちゃん、もしかして今のでイッた?」 華依美:「はっ……はぁはぁ、うぅ」 凜:「あー、それイッてるね完全に」 麻奈美:「えー、うっそ、はっやぁ笑」 凜:「ほーら、華依美?まだ片方だけだよ?ちゃんと両方付けて下さいって麻奈美先生におねだりして?」 華依美:「は、はいぃ……麻奈美、さん。もう、片方もっ、ぅんっ。はぁ……はぁ……して?痛いの、して?」 麻奈美:「このド変態」 華依美:「あっ、あっ!あああっ!おっ、おぅっ、ひっ、ひぃぃ、おっ、おおん」 凜:「あー、またイってる笑」 麻奈美:「まだオモチャの方動かしてもないんだけどなぁ」 華依美:「あー、あっ。おおお、おっ」 麻奈美:「じゃあ下、動かすよ」 華依美:グリグリと弱いところを的確に抉るように、私の中に差し込まれたオモチャが麻奈美さんの手によって抽送を始める。 華依美:  華依美:ズポズポといやらしく出たり入ったり、時折深く一番奥まで押し込まれグリグリと奥を潰すようにグラインドさせられる。 華依美:  華依美:乳首と性器、三点で電流が走るような快感が暴れまわっている。 麻奈美:「ねぇ、華依美ちゃん弱すぎ。凜ならもっと堪え性あるよ?」 華依美:「んっ、やっ、あっ、あぁぁんっ、そっ、そんなこと、言われても……」 麻奈美:「ざーこ」 華依美:「ひゃぁぁんっ!あああっまっ、まって、ダメ、ら、だめぇっ!んんん、やぁあああっ、おっおっ、んっあっ!ああああああ」 華依美:  華依美:麻奈美さんがバイブのスイッチを入れたせいで、お腹の奥まで振動が響き快楽の波が私の中を蹂躙する。 華依美:  華依美:ただでさえ限界なのにもうこんなのムリ、耐えられない、マジイキしちゃう……。意識がトんじゃう……。 凜:「うっわぁ、潮ふいてる」 麻奈美:「華依美ちゃん、すごいね。大好きな人の目の前で初対面の女に潮まで吹かされて、はっずかしー」 凜:「ほら、華依美?気持ち良くしてもらったんだから麻奈美先生にありがとうしようね?」 華依美:「あ、ひ。麻奈美、さん。ありがと、ございまひゅ、ひもひよはっられす」 凜:「全然言えてないし笑」 凜:  凜:「まぁ良いや。華依美、私の我が儘聞いてくれてありがとね。お礼にご褒美あげるね。」 華依美:「ご、ほうび?なに?」 凜:「んとー、華依美が私の一番って証だよ。」 凜:  凜:「動くと危ないからじっとしててね」 華依美:そう言って凜が取り出したのはピアスとニードル、それにピンセットのような器具だった。 凜:「これ外しちゃうね」 華依美:凜の手が強引にニップルクリップをひっぺがす。その痛みに甘い痺れが全身を走る。 華依美:  華依美:そしてピンセットのようなもので敏感になっている乳首をつまむ。 凜:「じゃあ行くよ、痛いと思うけど頑張ろうね?」 華依美:「ああっ、くっ、いっ、いた、いたい!ううううっ、んぐんんん」 華依美:  華依美:  華依美:さっきまでクリップにつねり上げられて熱を帯びた乳首の根元にニードルが突き刺さり貫通させようと中を突き進んでいるのが分かる。 華依美:  華依美:あまりの痛みに身体が強ばる。すると私の性器に嵌め込まれていたオモチャがすぽんと間抜けな音を立て抜け落ちる。 麻奈美:「うわぁエッロ。すっかり広がって愛液垂れ流してる。はしたないなぁ」 華依美:もう痛みと快感と羞恥で訳が分からない。頭がヘンになってしまいそう。 凜:「よし、通ったね、これで……よしっと!あとはキャッチつけて片方は終わりだね。」 華依美:ニードルを押し出すようにピアスが乳首に通されキャッチで固定される。 華依美:  華依美:これが私が一番っていう証?凜が私に刻んでくれた。嬉しい……。そう思うと……。 凜:「あれ?もう華依美?まーた、吹いちゃってるじゃん笑」 麻奈美:「すっご、マゾにも程があるでしょ」 凜:「もう、大丈夫?もう片方も行くよ?」 華依美:「ひっ、は、はいっ」 麻奈美:「あ、待って、凜。私との約束忘れてないよね?」 凜:「覚えてるよー、心配しないで」 麻奈美:「じゃあ今!今したいな」 凜:「えー、中途半端じゃん」 麻奈美:「まぁまぁ。華依美ちゃんMだし焦らされるのも興奮するんじゃないの?」 凜:「あーうん、それはそうかも」 華依美:「え、なに?どしたの?」 凜:「んー、ごめんね、華依美。今から華依美の目の前で元カノに抱かれちゃうね」 麻奈美:「華依美ちゃん、何度もイキまくって疲れちゃったでしょ?そこでじっとして見ててね」 華依美:「え、や、やだ、そんなの聞いてない……」 凜:「うん、だって言ってないもん」 華依美:「そんな、や、待ってよ、凜、まっ、んぐぅっ」 凜:「うるさいなぁ。」 華依美:凜が脱いだショーツを丸めて私の口の中に突っ込む。 華依美:  華依美:身体も手足もぴったり固定されて動かせない、言葉を発することもできない。 華依美:  華依美:大好きな人が元カノに抱かれるところを見せられる?そんなのつらすぎるよ。 華依美:  華依美:それなのに、黙って見ていることしかできないなんて。 麻奈美:「うっわ可哀想。でもごめんね。はじめからそういう約束だったんだ。」 凜:「先生、しよ?」 麻奈美:「うん。ちゅっ。」 凜:「ん、あむ。ぢゅっ、ぢゅぅぅ」 麻奈美:「ん、はぁ。凜のキス、久しぶりだぁ。ちゅ。れろ、ん、ちゅぅっ」 凜:「だね、やっぱ先生のキス、良い。ん、ちゅぅ、もっと舌絡めよう?」 凜:  凜:  凜:あぁ、懐かしいなぁ。この感覚。 凜:  凜:昔は当たり前のように何度もキスして一緒に寝て。 凜:  凜:でも、先生が他の男のものになってからはすっかりご無沙汰で。 凜:  凜:今こうして唇を重ね、舌を絡め合って、改めて自覚する。私、寂しかったんだな。 麻奈美:「あれ?凜、キスだけでこんなになっちゃう子だったっけ?」 凜:「ふぇ?」 麻奈美:「だって、頬赤らめて目も潤ませて、すっかりとろけてるみたいだよ?」 凜:「え、そんなこと……」 麻奈美:「私のキス、気持ち良くない?」 凜:「ううん、そんなことない!気持ち良い……、気持ち良いよ」 麻奈美:「ねぇ、凜?この間さ、私が結婚してからも凜のこと忘れられなかっんじゃないかって、私に言ったよね」 凜:「う、うん。だって、そうでしょ?」 麻奈美:「うん。ずっと凜のこと忘れられなかった。だって一番大好きなんだもん」 凜:あれ?なんだろう?そんな素直に認められると……なんだか……。 麻奈美:「でもね、凜もそうでしょ?」 凜:「え、そ、それは……」 凜:  凜:先生の指が私の中に入ってくる。器用に親指でクリを愛撫しながら、綺麗な細い指が中をかき回していやらしく水音を立てる。 麻奈美:「私は凜の先生だもん。分かるよ。」 凜:「んぁ、そこだめぇっ、一番弱いとこぐりぐりしちゃ、ひゃっ。ああん、あっ」 凜:  凜:ダメだ、弱いとこ全部知られちゃってる。まだ、覚えててくれたんだ。 麻奈美:「凜だってずっと私のこと忘れられなかったんだよね。」 麻奈美:  麻奈美:「私だって凜の仕草とか態度で分かるの。」 凜:あぁこの人には全部お見通しなんだ。私の気持ち。ちゃんと分かってくれてたんだ。 麻奈美:「こんなこと頼んで来たのだってそうなんでしょ?」 凜:「え?」 麻奈美:「寝取らせ。ね、凜。私が他の男に抱かれてるところ想像して何度も自分で慰めてたんでしょ?」 凜:なんで、なんでそんなことまで分かっちゃうの。 凜:  凜:否定しなきゃ、そんなの知られるなんて恥ずかしすぎて耐えられない。 凜:  凜:けど、固まって黙ってしまった私を見て麻奈美先生が優しく微笑む。 麻奈美:「やっぱりね、そうだったんだ。バレバレだよ?」 凜:「う、そんなぁ……」 麻奈美:「ふふっ、可愛い」 凜:「もう、今そんなこと言うの、ずるい」 麻奈美:「ごめんね、私が凜の性癖歪めちゃったんだね。凜のこと、好きな人が他人に抱かれると興奮しちゃうド変態にさせちゃった」 凜:「もう言わないで、恥ずかしいよぅ」 麻奈美:「ねぇ、華依美ちゃんと私、どっちが気持ち良い」 凜:「あっ、うっぐ、うぅ。そんなこと、一番弱いとこ虐めながら聞かないで」 麻奈美:「ねぇ、どっち?」 凜:「ひゃんっ……おおお、うっ」 凜:  凜:「そ、それは……」 凜:  凜:  凜:すぐそこには華依美がいるんだ。そんなこと言えない。 麻奈美:「どっち?」 凜:「あぐぅ、ひっ、ぐっ、おっ、おおお」 凜:  凜:  凜:クリを愛撫していた親指が少し強く押し付けられ容赦なく刺激を与えてくる。 凜:  凜:中からも外からも一番弱いところを攻め立てられる。 麻奈美:「ほうら、答えて?」 凜:「先生ですっ!先生とするえっちが一番気持ち良いですっ!」 麻奈美:「良く言えました。えらいえらい」 凜:「あんぅ、あっ、イクっ、も、イクっ!」 麻奈美:「うん、良いよ。イって?」 凜:「ひゃっ。あっ、あんっ、あ、イッく、いっ、やあぁぁぁっ!」 凜:  凜:身体がビクビク痙攣する。気持ち良すぎる、何も考えられない。頭がぼーっとする。 麻奈美:「凜、私も凜が一番大好きだよ」 凜:「はぁ、あっ、ありが、と」 麻奈美:「ねぇ凜、一番好きな人には、コレ、付けてあげるんだよね」 凜:「ぇ、あ、それ……」 凜:  凜:麻奈美先生が手に持っているのは、さっき華依美に空けたピアスのもう片方。 麻奈美:「じっとしててね、すぐに付けてあげる」 凜:「そんな、ムリ、待って……」 凜:  凜:  凜:さっき私がしたのと同じやり方で。 凜:  凜:ううん、それよりずっと優しい手付きで。 凜:  凜:それでいて手際よくニードルが私の乳首の根元にセットされる。 凜:  凜:  凜:「ちょっ、お願い、まって、まっ……」 凜:  凜:「んんんっ!いっ、いた……くぅ、ぅ、ぅあ、あぁぁ……」 凜:  凜:  凜:痛すぎて言葉にならない。 凜:  凜:我慢できず、ビシャビシャと失禁してしまっていることに気付くけれど、止められない。 凜:  凜:恥ずかしい。恥ずかし過ぎる。 凜:  凜:イカされてとろけきって痛みでお漏らししてるところを見られるなんて……。 麻奈美:「あらら、凜、お漏らししちゃって、ふふっ」 麻奈美:  麻奈美:「華依美ちゃんはすぐ潮ふくし、凜はお漏らししちゃうし、二人ともお似合いなのかもね」 凜:「うっ、ぐずっ。せんせい、はずかしいよぉ、ううぅ、えーん」 麻奈美:「よしよし、大丈夫だよ、良い子良い子」 麻奈美:  麻奈美:「それで、凜は私のこと、何番目に好きなの?」 凜:「そんなのっ!一番大好きにきまってるよぉ」 麻奈美:「ありがとう。私も凜のことが一番大好きだよ」 麻奈美:  麻奈美:「あーでも、華依美ちゃんは?」 凜:「あ、そ、そうだよね、それはね、えっと……」 凜:  凜:「ごめんね、華依美。私ね、華依美のこと二番目に大好きだよ!」   0:――『われわれが見るものはすべて、また別のようでもありえた。およそわれわれが記述しうるものはすべて、また別のようでもありえたのである。ものにはア・プリオリな秩序は存在しない。(TLP5.634)』 0:――ヴィトゲンシュタイン 

0:――『言語ゲームはいわば予見不可能なものであるということを、君は心にとめておかねばならない。 0:――私の言わんとするところはこうである。それには根拠がない。それは理性的ではない(また非理性的でもない)。 0:――それはそこにある――われわれの生活と同様に。(OC559)』 0:――ヴィトゲンシュタイン   麻奈美:「もしもし。久しぶりね。どうしたの?」 凜:「あっ、出てくれた!久しぶり、先生」 麻奈美:スピーカーから聞こえてくるのは懐かしく、それでいて聞き馴染みのある声。 麻奈美:  麻奈美:かつて自分が大学時代に家庭教師として受け持っていた教え子である少女の声。 麻奈美:  麻奈美:私が家庭を持つようになってからは会ったり話したりする頻度も減りはしたけれど、 麻奈美:  麻奈美:凜が高校を卒業し、生徒と家庭教師という関係ではなくなっても、彼女との交友は続いていた。 凜:「あのね、先生。実はちょっと頼みたいことがあって……」 麻奈美:「えー、凜がそんなふうに言う時って大抵面倒ごとじゃない……」 凜:「うっ……。確かにそうかもだけどぉ……」 凜:  凜:「ね!お願い!先生にしか頼めないことなの!」 麻奈美:「んー。分かった。とりあえず聞くだけ聞いたげる」 麻奈美:  麻奈美:  麻奈美:  麻奈美:あーあ、甘いなぁ私。 麻奈美:  麻奈美:どうにも私はこの子に弱い。庇護欲とでも言うのだろうか。 麻奈美:  麻奈美:なるべく頼みは聞いてあげたいと思ってしまう。 麻奈美:  麻奈美:そうしていつも彼女のペースに乗せられて流されている気がする。まぁ、そういうのが嫌いじゃないのだけれど。 凜:「うん、えっとね、先生。言いづらいんだけどね、その……」 麻奈美:え?聞き間違いだろうか?そんな、あまりに突拍子もない……。 麻奈美:  麻奈美:「ごめん、よく聞こえなかった。もう一回言ってくれる?」 凜:「もー、こんな恥ずかしいこと二回も言わせないでよ!次はちゃんと聞き逃さないでね。」 凜:  凜:「私の彼女を先生に抱いて欲しいの。」 麻奈美:「は……?」 麻奈美:  麻奈美:思考が停止する。理解ができない。 凜:「あ、もちろんタダでなんて言いません!ちゃんとお礼はしますから!ね?ね?」 麻奈美:それから自分がどう受け応えしたかはほとんど覚えていない。 麻奈美:  麻奈美:覚えているのは、詳しい話をするために凜と二人で会う約束をしたこと。 麻奈美:  麻奈美:それと、何故だか温かく疼く下腹部の感覚だけだった。   0:――(間)   麻奈美:凜の部屋に来たのは久しぶりだ。凜に勉強を教えていた頃以来だからだいたい三年ぶりくらいか。 麻奈美:  麻奈美:凜が大学に入ってからは会うときは外でだったし。 麻奈美:  麻奈美:  麻奈美:「ふぅー、それで凜、本気なの?」 凜:「はい、本気ですよ?」 麻奈美:「ていうか恋人いたんだね」 凜:「えっと、麻奈美先生が結婚してから少しして付き合い始めたの」 凜:  凜:「だって先生だけずるいんだもん」 凜:  凜:「結婚してから露骨に構ってくれなくなった」 麻奈美:「それは……」 凜:「ううん、分かってるよ?仕方ないって、でも……」 凜:  凜:「麻奈美先生だって我慢してるでしょ?」 麻奈美:「え?」 凜:「私、先生の教え子なんだよ?そのくらい分かるよ。それに何度も一緒に寝た仲でしょう」 凜:  凜:「……私のこと、また抱きたい、ですよね?」 麻奈美:「な、なんで……そんな……」 凜:「麻奈美先生って自分で思ってる以上に分かりやすいんだよ?仕草とかにモロ出ちゃってるし」 麻奈美:「う……そんな……」 凜:「あーあ、認めちゃった。ふふっ」 麻奈美:「なっ……!?今のはちがくて……!」 凜:「えー、何が違うのぉ?」 麻奈美:「うぅ」 凜:「結婚してからも私のこと忘れられなかったんだよね?」 麻奈美:「そんなこと……」 凜:「麻奈美先生が結婚してからは流石にエッチするのは控えてたけど、 凜:  凜:会うたびに焦れったそうな目で私のこと見てるの、ちゃんと気付いてたんだよ?」 凜:  凜:「ねぇ、先生?」 凜:  凜:「私のお願い聞いてくれたら、もう焦らすのやめてあげる」 麻奈美:「でも、そんなの……」 凜:「正直に答えて?私のこと抱きたい?」 麻奈美:「それは……。うん。また、したい。」 凜:「良かった。はーい、それじゃ交渉成立ね。」 麻奈美:「え、でも……凜の彼女のこと抱いてって言われても、そんなのどうしていいか分からないよ」 凜:「そんなのぉ、私に色々教えてくれた時みたいにすれば良いじゃんか」 凜:  凜:「初めてだった私に色々仕込んだの先生でしょー?」 麻奈美:「それはそうだけど……」 麻奈美:  麻奈美:「ていうか!そもそも、自分の彼女を他人に抱かせたいなんてどういう発想なわけ?」 凜:「うーん、私の彼女引くくらいドMでさぁ、結構激しいプレイとか割りとヒドイこととかしてるんだけど、 凜:  凜:なんか普通に喜んじゃってさ。もっと刺激が欲しいっていうか、本気で嫌がるようなことしてやりたいなって」 麻奈美:「……また随分歪んでるわね」 凜:「まぁまぁ、細かいことは良いの!じゃ、当日はまたここで。よろしくねー。」   0:――(間) 凜:「じゃあ、華依美、そういうことだから」 華依美:「え、待って……どういうこと?」 凜:「だから、もう少ししたら私の元カノが来るから、その人に抱かれて」 華依美:「嫌っ!そんなの嫌!」 華依美:  華依美:「私は凜が好きなの。凜にだったら何されても良い!どんなことだって従う!けど、他の人になんてムリ……」 凜:「ねぇ華依美?私の言うこと聞けないの?」 華依美:「ちっ、ちが……他のことだったらなんだってする! 華依美:  華依美:今までみたいに凜が喜んでくれるならなんでもする! 華依美:  華依美:でも、他の人に抱かれるなんてムリなの、お願い、それだけは許して……」 凜:「あっそ、分かった。じゃあ良いよ。もう別れよ?」 華依美:「……え?」 華依美:  華依美:  華依美:時間が止まったような感覚。 華依美:  華依美:え、今なんて?……別れる? 華依美:  華依美:絶望が頭の中を塗り潰す。ひとりでに涙が瞳に溢れる。 凜:「で、どうするの?」 華依美:凜が急かしてくる。けど、そんなの決めることなんてできない。 華依美:  華依美:でも早く答えないと……凜に、捨てられちゃう。そんなの耐えられない。 華依美:  華依美:  華依美:「えと、うっ。ぐすっ、ひっ」 華依美:  華依美:凜の問いに答えようと必死に声を出そうとするけれど言葉にならない。 凜:「ねぇ、華依美~?」 華依美:急にあやすような優しいトーンで凜が私の名前を呼ぶ。凜の手が優しく私のお腹を撫でた次の瞬間。 華依美:「ぉぐぅっ!!」 華依美:  華依美:「はぁ……はぁ、ぅえ、あ、うぅ」 華依美:  華依美:「ぉえ、はぁ、はぁんっ ぅうん」 華依美:  華依美:  華依美:いきなりの衝撃に一瞬意識が飛ぶ。私のお腹に叩き込まれた凜の拳。息苦しさと痛みに頭の奥が甘く痺れる。 華依美:  華依美:お腹にあった凜の手は位置を下げ、無遠慮に私のあそこを掴み下着の上からまさぐる。 華依美:  華依美:あぁダメ。そんなことされたらバレちゃう。さっきので私……。 凜:「うわ、濡らしてるし。しかもなんか体ビクビクさせて、今のでイッたわけ?」 華依美:「ううう……」 凜:「ねぇ華依美?こんなんで気持ち良くなれる変態なんだから、私の言うこと聞けるよね?」 華依美:「ぐすっ、うっ、お願い。捨てないで。別れるなんて言わないで……」 凜:「じゃあお願い聞いてくれるね?」 華依美:捨てられたくない。別れたくない。何も考えられない。私にはただ力なく頷くことしかできなかった。 凜:「ありがとう!華依美。だーい好きだよ!」 凜:  凜:「それじゃ、今のうちに準備しちゃおっか?ね?」   0:――(間)   麻奈美:「うわ、すご。なにこれ」 凜:「えへへー、もう準備バッチリだよ!」 麻奈美:「これ身動き取れないでしょ、えっぐ」 華依美:両手を後ろ手に縛られて、脚はM字に開いた状態で固定され拘束されている。 華依美:  華依美:あられもない姿で身動き一つできず、愛する恋人とその元カノに笑いながら見下ろされ、全身をくまなく視姦されている。 華依美:  華依美:私の脚の間にはたくさんのオモチャやローションが使ってくださいと言わんばかりに並べられている。 麻奈美:「あ、はじめまして。凜の元カノの麻奈美です。ごめんね、華依美ちゃん。今日はよろしくね?」 華依美:「あ、は、はい。よろしく、お願い、します……」 麻奈美:凜の恋人である少女はおどおどしながら答える。無理もない。 麻奈美:  麻奈美:面識もないのにこれから自分のことを犯そうとしている人間を前にして平然としていられる方がおかしい。 麻奈美:  麻奈美:それにしても、私と全然タイプ違うなぁ。大人しそうで従順そうな子だ。 麻奈美:  麻奈美:凜って実はこういう子の方が好きなのかな。 凜:「ね、ね、先生!早く始めて?もう待ちきれない」 麻奈美:「はいはい」 麻奈美:  麻奈美:そう言われてもなぁ、どうしたものか。とりあえず、これ見よがしに置いてあるオモチャでも使ってみようか。 麻奈美:  麻奈美:  麻奈美:「華依美ちゃん、始めるね?」 麻奈美:  麻奈美:「えっと、前戯は……」 華依美:「んぁっ」 華依美:  華依美:麻奈美さんの手が私のあそこに触れ、優しくひと撫でしてから割れ目を広げる。恥ずかしさに顔が熱くなる。 麻奈美:「うっわぁ、もうグショグショだ。これなら前戯はいっかな」 華依美:「うぅっ……」 華依美:  華依美:  華依美:あまりの羞恥に声が漏れてしまう。それなのに、その羞恥が気持ち良くて肌がゾクゾクと粟立つ。 華依美:  華依美:体の芯に熱が灯り、これからされることを想像して息が荒くなっていくのが自分でも分かる。 華依美:  華依美:私の前に並べられたオモチャの中から一番大きくてエグい見た目をしたものを麻奈美さんが手に取る。 麻奈美:「じゃあ挿れるね、かんばれー」 華依美:「まっ、て。そんないきなり……んっ。ぐぅ。おっき……ムリ、入らなっ……」 麻奈美:「えーいっ!」 華依美:「んぁっ、や、あぁぁんっ!」 華依美:片手でオモチャを入り口に押し当ててねじ込みながら、もう片方の手で私の割れ目を広げて半ば強引に中へと押し込む。 華依美:  華依美:そのまま一気に奥まで突き込まれる。少しの痛みと中を押し広げられる感覚に圧迫感、私の体の中で異物がその存在を主張する。 麻奈美:「ふふっ、ちゃんと入ったじゃない。良い子良い子。じゃあ次は……」 麻奈美:  麻奈美:「ん?あれ、ねぇ凜。これなぁに?」 凜:「あーそれ?ニップルクリップ。使い方分かる?」 麻奈美:「えっと、あー、こうなってるのか。うん、大丈夫。多分分かる。」 麻奈美:  麻奈美:「ていうか凜、普段からこんなの使ってるの?」 凜:「華依美が喜ぶからねぇ、ホント変態なんだよ、その子」 麻奈美:「ふーん」 華依美:麻奈美さんの手が乳房を乱雑に掴む。 華依美:  華依美:硬くなった乳首をつまみ上げクリップの間に持ってくる。そして両側から思い切り乳首を挟み込む。 華依美:  華依美:  華依美:「いっ!あぁっ……!うっ、いたっ、あんっ、ひっ、うぁっんっ!んっ!んんん」 華依美:  華依美:  華依美:痛い、痛いぃ……。頭が痺れる。こんなの、きもちいい…… 華依美:  華依美:  華依美:「んぐっ、うううぅっ……」 華依美:  華依美:  華依美:グリップ部分で挟んだあとは外れないように金属の留め具でさらにきつくしっかりと締め上げられる。 華依美:  華依美:乳首はつねり上げられたように潰れクリップの重さで伸びて垂れ下がり、 華依美:  華依美:クリップに付いている小さな鈴が、私が体をよじらせたりビクつかせたりするたびにチリンチリンと情けない音を鳴らす。 麻奈美:「ねぇ、あれ?華依美ちゃん、もしかして今のでイッた?」 華依美:「はっ……はぁはぁ、うぅ」 凜:「あー、それイッてるね完全に」 麻奈美:「えー、うっそ、はっやぁ笑」 凜:「ほーら、華依美?まだ片方だけだよ?ちゃんと両方付けて下さいって麻奈美先生におねだりして?」 華依美:「は、はいぃ……麻奈美、さん。もう、片方もっ、ぅんっ。はぁ……はぁ……して?痛いの、して?」 麻奈美:「このド変態」 華依美:「あっ、あっ!あああっ!おっ、おぅっ、ひっ、ひぃぃ、おっ、おおん」 凜:「あー、またイってる笑」 麻奈美:「まだオモチャの方動かしてもないんだけどなぁ」 華依美:「あー、あっ。おおお、おっ」 麻奈美:「じゃあ下、動かすよ」 華依美:グリグリと弱いところを的確に抉るように、私の中に差し込まれたオモチャが麻奈美さんの手によって抽送を始める。 華依美:  華依美:ズポズポといやらしく出たり入ったり、時折深く一番奥まで押し込まれグリグリと奥を潰すようにグラインドさせられる。 華依美:  華依美:乳首と性器、三点で電流が走るような快感が暴れまわっている。 麻奈美:「ねぇ、華依美ちゃん弱すぎ。凜ならもっと堪え性あるよ?」 華依美:「んっ、やっ、あっ、あぁぁんっ、そっ、そんなこと、言われても……」 麻奈美:「ざーこ」 華依美:「ひゃぁぁんっ!あああっまっ、まって、ダメ、ら、だめぇっ!んんん、やぁあああっ、おっおっ、んっあっ!ああああああ」 華依美:  華依美:麻奈美さんがバイブのスイッチを入れたせいで、お腹の奥まで振動が響き快楽の波が私の中を蹂躙する。 華依美:  華依美:ただでさえ限界なのにもうこんなのムリ、耐えられない、マジイキしちゃう……。意識がトんじゃう……。 凜:「うっわぁ、潮ふいてる」 麻奈美:「華依美ちゃん、すごいね。大好きな人の目の前で初対面の女に潮まで吹かされて、はっずかしー」 凜:「ほら、華依美?気持ち良くしてもらったんだから麻奈美先生にありがとうしようね?」 華依美:「あ、ひ。麻奈美、さん。ありがと、ございまひゅ、ひもひよはっられす」 凜:「全然言えてないし笑」 凜:  凜:「まぁ良いや。華依美、私の我が儘聞いてくれてありがとね。お礼にご褒美あげるね。」 華依美:「ご、ほうび?なに?」 凜:「んとー、華依美が私の一番って証だよ。」 凜:  凜:「動くと危ないからじっとしててね」 華依美:そう言って凜が取り出したのはピアスとニードル、それにピンセットのような器具だった。 凜:「これ外しちゃうね」 華依美:凜の手が強引にニップルクリップをひっぺがす。その痛みに甘い痺れが全身を走る。 華依美:  華依美:そしてピンセットのようなもので敏感になっている乳首をつまむ。 凜:「じゃあ行くよ、痛いと思うけど頑張ろうね?」 華依美:「ああっ、くっ、いっ、いた、いたい!ううううっ、んぐんんん」 華依美:  華依美:  華依美:さっきまでクリップにつねり上げられて熱を帯びた乳首の根元にニードルが突き刺さり貫通させようと中を突き進んでいるのが分かる。 華依美:  華依美:あまりの痛みに身体が強ばる。すると私の性器に嵌め込まれていたオモチャがすぽんと間抜けな音を立て抜け落ちる。 麻奈美:「うわぁエッロ。すっかり広がって愛液垂れ流してる。はしたないなぁ」 華依美:もう痛みと快感と羞恥で訳が分からない。頭がヘンになってしまいそう。 凜:「よし、通ったね、これで……よしっと!あとはキャッチつけて片方は終わりだね。」 華依美:ニードルを押し出すようにピアスが乳首に通されキャッチで固定される。 華依美:  華依美:これが私が一番っていう証?凜が私に刻んでくれた。嬉しい……。そう思うと……。 凜:「あれ?もう華依美?まーた、吹いちゃってるじゃん笑」 麻奈美:「すっご、マゾにも程があるでしょ」 凜:「もう、大丈夫?もう片方も行くよ?」 華依美:「ひっ、は、はいっ」 麻奈美:「あ、待って、凜。私との約束忘れてないよね?」 凜:「覚えてるよー、心配しないで」 麻奈美:「じゃあ今!今したいな」 凜:「えー、中途半端じゃん」 麻奈美:「まぁまぁ。華依美ちゃんMだし焦らされるのも興奮するんじゃないの?」 凜:「あーうん、それはそうかも」 華依美:「え、なに?どしたの?」 凜:「んー、ごめんね、華依美。今から華依美の目の前で元カノに抱かれちゃうね」 麻奈美:「華依美ちゃん、何度もイキまくって疲れちゃったでしょ?そこでじっとして見ててね」 華依美:「え、や、やだ、そんなの聞いてない……」 凜:「うん、だって言ってないもん」 華依美:「そんな、や、待ってよ、凜、まっ、んぐぅっ」 凜:「うるさいなぁ。」 華依美:凜が脱いだショーツを丸めて私の口の中に突っ込む。 華依美:  華依美:身体も手足もぴったり固定されて動かせない、言葉を発することもできない。 華依美:  華依美:大好きな人が元カノに抱かれるところを見せられる?そんなのつらすぎるよ。 華依美:  華依美:それなのに、黙って見ていることしかできないなんて。 麻奈美:「うっわ可哀想。でもごめんね。はじめからそういう約束だったんだ。」 凜:「先生、しよ?」 麻奈美:「うん。ちゅっ。」 凜:「ん、あむ。ぢゅっ、ぢゅぅぅ」 麻奈美:「ん、はぁ。凜のキス、久しぶりだぁ。ちゅ。れろ、ん、ちゅぅっ」 凜:「だね、やっぱ先生のキス、良い。ん、ちゅぅ、もっと舌絡めよう?」 凜:  凜:  凜:あぁ、懐かしいなぁ。この感覚。 凜:  凜:昔は当たり前のように何度もキスして一緒に寝て。 凜:  凜:でも、先生が他の男のものになってからはすっかりご無沙汰で。 凜:  凜:今こうして唇を重ね、舌を絡め合って、改めて自覚する。私、寂しかったんだな。 麻奈美:「あれ?凜、キスだけでこんなになっちゃう子だったっけ?」 凜:「ふぇ?」 麻奈美:「だって、頬赤らめて目も潤ませて、すっかりとろけてるみたいだよ?」 凜:「え、そんなこと……」 麻奈美:「私のキス、気持ち良くない?」 凜:「ううん、そんなことない!気持ち良い……、気持ち良いよ」 麻奈美:「ねぇ、凜?この間さ、私が結婚してからも凜のこと忘れられなかっんじゃないかって、私に言ったよね」 凜:「う、うん。だって、そうでしょ?」 麻奈美:「うん。ずっと凜のこと忘れられなかった。だって一番大好きなんだもん」 凜:あれ?なんだろう?そんな素直に認められると……なんだか……。 麻奈美:「でもね、凜もそうでしょ?」 凜:「え、そ、それは……」 凜:  凜:先生の指が私の中に入ってくる。器用に親指でクリを愛撫しながら、綺麗な細い指が中をかき回していやらしく水音を立てる。 麻奈美:「私は凜の先生だもん。分かるよ。」 凜:「んぁ、そこだめぇっ、一番弱いとこぐりぐりしちゃ、ひゃっ。ああん、あっ」 凜:  凜:ダメだ、弱いとこ全部知られちゃってる。まだ、覚えててくれたんだ。 麻奈美:「凜だってずっと私のこと忘れられなかったんだよね。」 麻奈美:  麻奈美:「私だって凜の仕草とか態度で分かるの。」 凜:あぁこの人には全部お見通しなんだ。私の気持ち。ちゃんと分かってくれてたんだ。 麻奈美:「こんなこと頼んで来たのだってそうなんでしょ?」 凜:「え?」 麻奈美:「寝取らせ。ね、凜。私が他の男に抱かれてるところ想像して何度も自分で慰めてたんでしょ?」 凜:なんで、なんでそんなことまで分かっちゃうの。 凜:  凜:否定しなきゃ、そんなの知られるなんて恥ずかしすぎて耐えられない。 凜:  凜:けど、固まって黙ってしまった私を見て麻奈美先生が優しく微笑む。 麻奈美:「やっぱりね、そうだったんだ。バレバレだよ?」 凜:「う、そんなぁ……」 麻奈美:「ふふっ、可愛い」 凜:「もう、今そんなこと言うの、ずるい」 麻奈美:「ごめんね、私が凜の性癖歪めちゃったんだね。凜のこと、好きな人が他人に抱かれると興奮しちゃうド変態にさせちゃった」 凜:「もう言わないで、恥ずかしいよぅ」 麻奈美:「ねぇ、華依美ちゃんと私、どっちが気持ち良い」 凜:「あっ、うっぐ、うぅ。そんなこと、一番弱いとこ虐めながら聞かないで」 麻奈美:「ねぇ、どっち?」 凜:「ひゃんっ……おおお、うっ」 凜:  凜:「そ、それは……」 凜:  凜:  凜:すぐそこには華依美がいるんだ。そんなこと言えない。 麻奈美:「どっち?」 凜:「あぐぅ、ひっ、ぐっ、おっ、おおお」 凜:  凜:  凜:クリを愛撫していた親指が少し強く押し付けられ容赦なく刺激を与えてくる。 凜:  凜:中からも外からも一番弱いところを攻め立てられる。 麻奈美:「ほうら、答えて?」 凜:「先生ですっ!先生とするえっちが一番気持ち良いですっ!」 麻奈美:「良く言えました。えらいえらい」 凜:「あんぅ、あっ、イクっ、も、イクっ!」 麻奈美:「うん、良いよ。イって?」 凜:「ひゃっ。あっ、あんっ、あ、イッく、いっ、やあぁぁぁっ!」 凜:  凜:身体がビクビク痙攣する。気持ち良すぎる、何も考えられない。頭がぼーっとする。 麻奈美:「凜、私も凜が一番大好きだよ」 凜:「はぁ、あっ、ありが、と」 麻奈美:「ねぇ凜、一番好きな人には、コレ、付けてあげるんだよね」 凜:「ぇ、あ、それ……」 凜:  凜:麻奈美先生が手に持っているのは、さっき華依美に空けたピアスのもう片方。 麻奈美:「じっとしててね、すぐに付けてあげる」 凜:「そんな、ムリ、待って……」 凜:  凜:  凜:さっき私がしたのと同じやり方で。 凜:  凜:ううん、それよりずっと優しい手付きで。 凜:  凜:それでいて手際よくニードルが私の乳首の根元にセットされる。 凜:  凜:  凜:「ちょっ、お願い、まって、まっ……」 凜:  凜:「んんんっ!いっ、いた……くぅ、ぅ、ぅあ、あぁぁ……」 凜:  凜:  凜:痛すぎて言葉にならない。 凜:  凜:我慢できず、ビシャビシャと失禁してしまっていることに気付くけれど、止められない。 凜:  凜:恥ずかしい。恥ずかし過ぎる。 凜:  凜:イカされてとろけきって痛みでお漏らししてるところを見られるなんて……。 麻奈美:「あらら、凜、お漏らししちゃって、ふふっ」 麻奈美:  麻奈美:「華依美ちゃんはすぐ潮ふくし、凜はお漏らししちゃうし、二人ともお似合いなのかもね」 凜:「うっ、ぐずっ。せんせい、はずかしいよぉ、ううぅ、えーん」 麻奈美:「よしよし、大丈夫だよ、良い子良い子」 麻奈美:  麻奈美:「それで、凜は私のこと、何番目に好きなの?」 凜:「そんなのっ!一番大好きにきまってるよぉ」 麻奈美:「ありがとう。私も凜のことが一番大好きだよ」 麻奈美:  麻奈美:「あーでも、華依美ちゃんは?」 凜:「あ、そ、そうだよね、それはね、えっと……」 凜:  凜:「ごめんね、華依美。私ね、華依美のこと二番目に大好きだよ!」   0:――『われわれが見るものはすべて、また別のようでもありえた。およそわれわれが記述しうるものはすべて、また別のようでもありえたのである。ものにはア・プリオリな秩序は存在しない。(TLP5.634)』 0:――ヴィトゲンシュタイン