台本概要
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タイトル | われら冷蔵庫探検隊 |
---|---|
作者名 | はちゃこ (@hacha_upa) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 2人用台本(男1、女1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 商用、非商用問わず連絡不要 |
説明 |
冷蔵庫の賞味期限切れの食べ物を廃棄する話。
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
夫 | 男 | 35 | またの名を隊長。隊員一号(妻)により、よく賞味期限切れの物を食べさせられている。なんだかんだ言いながらも、冷蔵庫の掃除に付き合ってくれる。 |
妻 | 女 | 34 | またの名を隊員一号。ずぼらで前向き。基本的に賞味期限はスルーの構え。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
夫:えー、我々は冷蔵庫探検隊である!ただいまより、我が家の無法地帯、冷蔵庫の中身の廃棄処分、および清掃と整理を執り行う!
妻:イエッサー!
夫:隊員一号よ、なぜ我々が今回の任務を課せられたのか、わかるか?
妻:はい!それは、わたくしめが、本日の朝ごはんの食卓に、賞味期限が切れた納豆を提供したからであります!
夫:その賞味期限は、いつだったか覚えているか?
妻:はい!一カ月前であります!
夫:2、3日過ぎたぐらいじゃ、俺もそこまで口うるさく言わないが、さすがに一カ月前の納豆は、やばいだろぉ…?
妻:はい!やばいであります!
夫:新種の生命が誕生しかけた納豆を、おまえは見たことがあるか?
妻:もしかしたら寝かせることで、さらに美味しくなる可能性も…
夫:「ほう、これは何年物だね?芳醇な香りと、渋みが…」って、納豆は、ワインじゃなーい!
妻:はい!納豆は、ワインじゃないであります!
夫:わかっているなら、よろしい。
妻:イエッサー!
夫:では、早速、冷蔵庫の中身から確認していく。
妻:イエッサー!…あ、隊長!
夫:なんだ、隊員一号。
妻:早速、賞味期限1週間を経過済み、未開封の豆腐です。
夫:未開封…か。うーん…しかし、豆腐…。よし。それは、今晩、麻婆豆腐行きだ。熱と辛さで、うまく中和されることを祈ろう。
妻:イエッサー!
夫:ちなみに、麻婆豆腐に入れる、ネギはあったか?
妻:観賞用にもってこいのネギが、野菜室に一本。
夫:ネギ坊主は観賞用じゃねぇぇぇぇ!栽培するなぁッ!
妻:い、イエッサー!
夫:まぁ、可食部分はまだあるから、何とかなるだろう。
妻:イエッサー!
夫:次は…なんだ、これは?カサカサに乾燥した大量の魚?
妻:はい!それは、元しらすであります!
夫:しらす?全て化石化してるじゃないか!
妻:イエッサー!見た目も中身もカルシウムたっぷりであります!
夫:廃棄だ!こんなもの、俺の食事に混ぜられたら大変だ。
妻:イエッサー。
妻:…あっ、隊長!賞味期限、二週間切れのちくわを発見いたしました。
夫:そ、それは…
妻:見た目的には、全く問題ありません!
夫:…ちなみに、この場合、隊員一号ならどうする。
妻:はい!素知らぬ顔で、きゅうりを中にぶち込み、夫の晩酌のおつまみにします!
夫:…よりにもよって、生かよ…。
妻:アルコールの同時摂取による殺菌作用が期待できるかと。
夫:いや、ここは、やめておこう。というか、やめてくれ。
妻:イエッサー…。
夫:お次は野菜室だ。…なんだ、このドロドロの緑の液体は…?
妻:はい!それは、元きゅうりです!
夫:きゅうり!?まさか…こんな変わり果てた姿になって…!
妻:「いつかちくわと結ばれたい」…それが彼の最後の言葉でした。
夫:それなら、さっきのちくわと二週間前に結ばせてやれよ!それだけ時間があれば、十分結合できただろうよ!…廃棄!
妻:イエッサー!
夫:こっちは…なんだ、この葉物野菜は?
妻:はい!それはニンジンであります!
夫:ニンジン?食べる部分が全くないのだが?
妻:ちょっとだけ残ってしまったニンジンの頭の部分。彼はそこからド根性で新芽を伸ばしたのです!アメイジング!これを奇跡と呼ばずに、なんと呼びましょう?
夫:だからって、こんなにフサフサになるまで放置するな!廃棄だ、廃棄。
妻:イエッサー。
夫:ちょっと、待て…隊員一号。野菜室の奥に、未確認触手生物の影が潜んでいるのだが?
妻:はい!それは、芽が伸び切ったジャガイモであります!
夫:あれが、ジャガイモ?見るからに邪悪な気配を醸し出しているが?
妻:もう、いっそのこと母なる大地に還してしまいましょうか。
夫:いや、小動物の埋葬じゃないんだから。これも廃棄だ。
妻:イエッサー!
夫:ふぅ…結構、廃棄作業も進んだな!
妻:はい!廃棄された食べ物達には、少々心が痛みますが…
夫:黙れ。もし、あれを食べたら、次に痛むのは、俺の腹だ!今回はやむなく俺が指揮管理を行ったが、次回からは、隊員一号が、しっかり賞味期限を把握し、食材の管理を徹底するように。頼んだぞ。
妻:イエッサー!
夫:うむ。
妻:しかし、隊長。
夫:なんだ。
妻:まだ、闇の巣窟が残っておりますが…
夫:な、なんだと?
妻:「腐らないから」という理由で、何ヵ月も放置された食品が眠る冷凍庫がまだ手付かずであります!
夫:…。
夫:えー、我々は冷蔵庫探検隊である!ただいまより、我が家の無法地帯、冷蔵庫の中身の廃棄処分、および清掃と整理を執り行う!
妻:イエッサー!
夫:隊員一号よ、なぜ我々が今回の任務を課せられたのか、わかるか?
妻:はい!それは、わたくしめが、本日の朝ごはんの食卓に、賞味期限が切れた納豆を提供したからであります!
夫:その賞味期限は、いつだったか覚えているか?
妻:はい!一カ月前であります!
夫:2、3日過ぎたぐらいじゃ、俺もそこまで口うるさく言わないが、さすがに一カ月前の納豆は、やばいだろぉ…?
妻:はい!やばいであります!
夫:新種の生命が誕生しかけた納豆を、おまえは見たことがあるか?
妻:もしかしたら寝かせることで、さらに美味しくなる可能性も…
夫:「ほう、これは何年物だね?芳醇な香りと、渋みが…」って、納豆は、ワインじゃなーい!
妻:はい!納豆は、ワインじゃないであります!
夫:わかっているなら、よろしい。
妻:イエッサー!
夫:では、早速、冷蔵庫の中身から確認していく。
妻:イエッサー!…あ、隊長!
夫:なんだ、隊員一号。
妻:早速、賞味期限1週間を経過済み、未開封の豆腐です。
夫:未開封…か。うーん…しかし、豆腐…。よし。それは、今晩、麻婆豆腐行きだ。熱と辛さで、うまく中和されることを祈ろう。
妻:イエッサー!
夫:ちなみに、麻婆豆腐に入れる、ネギはあったか?
妻:観賞用にもってこいのネギが、野菜室に一本。
夫:ネギ坊主は観賞用じゃねぇぇぇぇ!栽培するなぁッ!
妻:い、イエッサー!
夫:まぁ、可食部分はまだあるから、何とかなるだろう。
妻:イエッサー!
夫:次は…なんだ、これは?カサカサに乾燥した大量の魚?
妻:はい!それは、元しらすであります!
夫:しらす?全て化石化してるじゃないか!
妻:イエッサー!見た目も中身もカルシウムたっぷりであります!
夫:廃棄だ!こんなもの、俺の食事に混ぜられたら大変だ。
妻:イエッサー。
妻:…あっ、隊長!賞味期限、二週間切れのちくわを発見いたしました。
夫:そ、それは…
妻:見た目的には、全く問題ありません!
夫:…ちなみに、この場合、隊員一号ならどうする。
妻:はい!素知らぬ顔で、きゅうりを中にぶち込み、夫の晩酌のおつまみにします!
夫:…よりにもよって、生かよ…。
妻:アルコールの同時摂取による殺菌作用が期待できるかと。
夫:いや、ここは、やめておこう。というか、やめてくれ。
妻:イエッサー…。
夫:お次は野菜室だ。…なんだ、このドロドロの緑の液体は…?
妻:はい!それは、元きゅうりです!
夫:きゅうり!?まさか…こんな変わり果てた姿になって…!
妻:「いつかちくわと結ばれたい」…それが彼の最後の言葉でした。
夫:それなら、さっきのちくわと二週間前に結ばせてやれよ!それだけ時間があれば、十分結合できただろうよ!…廃棄!
妻:イエッサー!
夫:こっちは…なんだ、この葉物野菜は?
妻:はい!それはニンジンであります!
夫:ニンジン?食べる部分が全くないのだが?
妻:ちょっとだけ残ってしまったニンジンの頭の部分。彼はそこからド根性で新芽を伸ばしたのです!アメイジング!これを奇跡と呼ばずに、なんと呼びましょう?
夫:だからって、こんなにフサフサになるまで放置するな!廃棄だ、廃棄。
妻:イエッサー。
夫:ちょっと、待て…隊員一号。野菜室の奥に、未確認触手生物の影が潜んでいるのだが?
妻:はい!それは、芽が伸び切ったジャガイモであります!
夫:あれが、ジャガイモ?見るからに邪悪な気配を醸し出しているが?
妻:もう、いっそのこと母なる大地に還してしまいましょうか。
夫:いや、小動物の埋葬じゃないんだから。これも廃棄だ。
妻:イエッサー!
夫:ふぅ…結構、廃棄作業も進んだな!
妻:はい!廃棄された食べ物達には、少々心が痛みますが…
夫:黙れ。もし、あれを食べたら、次に痛むのは、俺の腹だ!今回はやむなく俺が指揮管理を行ったが、次回からは、隊員一号が、しっかり賞味期限を把握し、食材の管理を徹底するように。頼んだぞ。
妻:イエッサー!
夫:うむ。
妻:しかし、隊長。
夫:なんだ。
妻:まだ、闇の巣窟が残っておりますが…
夫:な、なんだと?
妻:「腐らないから」という理由で、何ヵ月も放置された食品が眠る冷凍庫がまだ手付かずであります!
夫:…。