台本概要

 334 views 

タイトル われら冷蔵庫探検隊
作者名 はちゃこ  (@hacha_upa)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 商用、非商用問わず連絡不要
説明 冷蔵庫の賞味期限切れの食べ物を廃棄する話。

 334 views 

キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
35 またの名を隊長。隊員一号(妻)により、よく賞味期限切れの物を食べさせられている。なんだかんだ言いながらも、冷蔵庫の掃除に付き合ってくれる。
34 またの名を隊員一号。ずぼらで前向き。基本的に賞味期限はスルーの構え。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
夫:えー、我々は冷蔵庫探検隊である!ただいまより、我が家の無法地帯、冷蔵庫の中身の廃棄処分、および清掃と整理を執り行う! 妻:イエッサー! 夫:隊員一号よ、なぜ我々が今回の任務を課せられたのか、わかるか? 妻:はい!それは、わたくしめが、本日の朝ごはんの食卓に、賞味期限が切れた納豆を提供したからであります! 夫:その賞味期限は、いつだったか覚えているか? 妻:はい!一カ月前であります! 夫:2、3日過ぎたぐらいじゃ、俺もそこまで口うるさく言わないが、さすがに一カ月前の納豆は、やばいだろぉ…? 妻:はい!やばいであります! 夫:新種の生命が誕生しかけた納豆を、おまえは見たことがあるか? 妻:もしかしたら寝かせることで、さらに美味しくなる可能性も… 夫:「ほう、これは何年物だね?芳醇な香りと、渋みが…」って、納豆は、ワインじゃなーい! 妻:はい!納豆は、ワインじゃないであります! 夫:わかっているなら、よろしい。 妻:イエッサー! 夫:では、早速、冷蔵庫の中身から確認していく。 妻:イエッサー!…あ、隊長! 夫:なんだ、隊員一号。 妻:早速、賞味期限1週間を経過済み、未開封の豆腐です。 夫:未開封…か。うーん…しかし、豆腐…。よし。それは、今晩、麻婆豆腐行きだ。熱と辛さで、うまく中和されることを祈ろう。 妻:イエッサー! 夫:ちなみに、麻婆豆腐に入れる、ネギはあったか? 妻:観賞用にもってこいのネギが、野菜室に一本。 夫:ネギ坊主は観賞用じゃねぇぇぇぇ!栽培するなぁッ! 妻:い、イエッサー! 夫:まぁ、可食部分はまだあるから、何とかなるだろう。 妻:イエッサー! 夫:次は…なんだ、これは?カサカサに乾燥した大量の魚? 妻:はい!それは、元しらすであります! 夫:しらす?全て化石化してるじゃないか! 妻:イエッサー!見た目も中身もカルシウムたっぷりであります! 夫:廃棄だ!こんなもの、俺の食事に混ぜられたら大変だ。 妻:イエッサー。 妻:…あっ、隊長!賞味期限、二週間切れのちくわを発見いたしました。 夫:そ、それは…  妻:見た目的には、全く問題ありません! 夫:…ちなみに、この場合、隊員一号ならどうする。 妻:はい!素知らぬ顔で、きゅうりを中にぶち込み、夫の晩酌のおつまみにします! 夫:…よりにもよって、生かよ…。 妻:アルコールの同時摂取による殺菌作用が期待できるかと。 夫:いや、ここは、やめておこう。というか、やめてくれ。 妻:イエッサー…。 夫:お次は野菜室だ。…なんだ、このドロドロの緑の液体は…? 妻:はい!それは、元きゅうりです! 夫:きゅうり!?まさか…こんな変わり果てた姿になって…! 妻:「いつかちくわと結ばれたい」…それが彼の最後の言葉でした。 夫:それなら、さっきのちくわと二週間前に結ばせてやれよ!それだけ時間があれば、十分結合できただろうよ!…廃棄! 妻:イエッサー! 夫:こっちは…なんだ、この葉物野菜は? 妻:はい!それはニンジンであります! 夫:ニンジン?食べる部分が全くないのだが? 妻:ちょっとだけ残ってしまったニンジンの頭の部分。彼はそこからド根性で新芽を伸ばしたのです!アメイジング!これを奇跡と呼ばずに、なんと呼びましょう? 夫:だからって、こんなにフサフサになるまで放置するな!廃棄だ、廃棄。 妻:イエッサー。 夫:ちょっと、待て…隊員一号。野菜室の奥に、未確認触手生物の影が潜んでいるのだが? 妻:はい!それは、芽が伸び切ったジャガイモであります! 夫:あれが、ジャガイモ?見るからに邪悪な気配を醸し出しているが? 妻:もう、いっそのこと母なる大地に還してしまいましょうか。 夫:いや、小動物の埋葬じゃないんだから。これも廃棄だ。 妻:イエッサー! 夫:ふぅ…結構、廃棄作業も進んだな! 妻:はい!廃棄された食べ物達には、少々心が痛みますが… 夫:黙れ。もし、あれを食べたら、次に痛むのは、俺の腹だ!今回はやむなく俺が指揮管理を行ったが、次回からは、隊員一号が、しっかり賞味期限を把握し、食材の管理を徹底するように。頼んだぞ。 妻:イエッサー! 夫:うむ。 妻:しかし、隊長。 夫:なんだ。 妻:まだ、闇の巣窟が残っておりますが… 夫:な、なんだと? 妻:「腐らないから」という理由で、何ヵ月も放置された食品が眠る冷凍庫がまだ手付かずであります! 夫:…。

夫:えー、我々は冷蔵庫探検隊である!ただいまより、我が家の無法地帯、冷蔵庫の中身の廃棄処分、および清掃と整理を執り行う! 妻:イエッサー! 夫:隊員一号よ、なぜ我々が今回の任務を課せられたのか、わかるか? 妻:はい!それは、わたくしめが、本日の朝ごはんの食卓に、賞味期限が切れた納豆を提供したからであります! 夫:その賞味期限は、いつだったか覚えているか? 妻:はい!一カ月前であります! 夫:2、3日過ぎたぐらいじゃ、俺もそこまで口うるさく言わないが、さすがに一カ月前の納豆は、やばいだろぉ…? 妻:はい!やばいであります! 夫:新種の生命が誕生しかけた納豆を、おまえは見たことがあるか? 妻:もしかしたら寝かせることで、さらに美味しくなる可能性も… 夫:「ほう、これは何年物だね?芳醇な香りと、渋みが…」って、納豆は、ワインじゃなーい! 妻:はい!納豆は、ワインじゃないであります! 夫:わかっているなら、よろしい。 妻:イエッサー! 夫:では、早速、冷蔵庫の中身から確認していく。 妻:イエッサー!…あ、隊長! 夫:なんだ、隊員一号。 妻:早速、賞味期限1週間を経過済み、未開封の豆腐です。 夫:未開封…か。うーん…しかし、豆腐…。よし。それは、今晩、麻婆豆腐行きだ。熱と辛さで、うまく中和されることを祈ろう。 妻:イエッサー! 夫:ちなみに、麻婆豆腐に入れる、ネギはあったか? 妻:観賞用にもってこいのネギが、野菜室に一本。 夫:ネギ坊主は観賞用じゃねぇぇぇぇ!栽培するなぁッ! 妻:い、イエッサー! 夫:まぁ、可食部分はまだあるから、何とかなるだろう。 妻:イエッサー! 夫:次は…なんだ、これは?カサカサに乾燥した大量の魚? 妻:はい!それは、元しらすであります! 夫:しらす?全て化石化してるじゃないか! 妻:イエッサー!見た目も中身もカルシウムたっぷりであります! 夫:廃棄だ!こんなもの、俺の食事に混ぜられたら大変だ。 妻:イエッサー。 妻:…あっ、隊長!賞味期限、二週間切れのちくわを発見いたしました。 夫:そ、それは…  妻:見た目的には、全く問題ありません! 夫:…ちなみに、この場合、隊員一号ならどうする。 妻:はい!素知らぬ顔で、きゅうりを中にぶち込み、夫の晩酌のおつまみにします! 夫:…よりにもよって、生かよ…。 妻:アルコールの同時摂取による殺菌作用が期待できるかと。 夫:いや、ここは、やめておこう。というか、やめてくれ。 妻:イエッサー…。 夫:お次は野菜室だ。…なんだ、このドロドロの緑の液体は…? 妻:はい!それは、元きゅうりです! 夫:きゅうり!?まさか…こんな変わり果てた姿になって…! 妻:「いつかちくわと結ばれたい」…それが彼の最後の言葉でした。 夫:それなら、さっきのちくわと二週間前に結ばせてやれよ!それだけ時間があれば、十分結合できただろうよ!…廃棄! 妻:イエッサー! 夫:こっちは…なんだ、この葉物野菜は? 妻:はい!それはニンジンであります! 夫:ニンジン?食べる部分が全くないのだが? 妻:ちょっとだけ残ってしまったニンジンの頭の部分。彼はそこからド根性で新芽を伸ばしたのです!アメイジング!これを奇跡と呼ばずに、なんと呼びましょう? 夫:だからって、こんなにフサフサになるまで放置するな!廃棄だ、廃棄。 妻:イエッサー。 夫:ちょっと、待て…隊員一号。野菜室の奥に、未確認触手生物の影が潜んでいるのだが? 妻:はい!それは、芽が伸び切ったジャガイモであります! 夫:あれが、ジャガイモ?見るからに邪悪な気配を醸し出しているが? 妻:もう、いっそのこと母なる大地に還してしまいましょうか。 夫:いや、小動物の埋葬じゃないんだから。これも廃棄だ。 妻:イエッサー! 夫:ふぅ…結構、廃棄作業も進んだな! 妻:はい!廃棄された食べ物達には、少々心が痛みますが… 夫:黙れ。もし、あれを食べたら、次に痛むのは、俺の腹だ!今回はやむなく俺が指揮管理を行ったが、次回からは、隊員一号が、しっかり賞味期限を把握し、食材の管理を徹底するように。頼んだぞ。 妻:イエッサー! 夫:うむ。 妻:しかし、隊長。 夫:なんだ。 妻:まだ、闇の巣窟が残っておりますが… 夫:な、なんだと? 妻:「腐らないから」という理由で、何ヵ月も放置された食品が眠る冷凍庫がまだ手付かずであります! 夫:…。