台本概要

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タイトル 冷たい眠り姫に添い寝
作者名 真野ショウタ  (@eda2812)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 2人用台本(男2)
時間 10 分
台本使用規定 商用、非商用問わず連絡不要
説明 ◆玲一:眠たい
◆早苗:甘えたい

冷たくない夜を、私は知らない。

【利用規約】(こまかいところ)
https://note.com/otetsudai_s/n/nd62bdc5b1067

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
玲一 35 眠たい
早苗 34 甘えたい
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:月が照らそうと、星が瞬こうと 0:冷たくない夜を、私は知らない。 0:深海を思わせる深い暗がりが頬に触れて、 0:夜はまた、冷たく凍る。 0:『冷たい眠り姫に添い寝』 玲一:「……冷たい」 早苗:「あ、ごめん」 玲一:「じゃあ、脚を絡めるなよ」 早苗:「まあまあ、あったまるまでさあ」 玲一:「冷えたらまた着けるんだろうが」 早苗:「まあまあ」 玲一:「こらっ」 早苗:「うひゃっ、冷たい!」 玲一:「どうだ、クソガキ」 早苗:「たすけてー、襲われるー!」 玲一:「もう事後だ、ボケ」 早苗:「くふふふっ」 玲一:「こらっ、大人しくしろ」 早苗:「ポリスマンじゃん」 玲一:「そりゃ、お前だろうが」 早苗:「ウーマンだぞ? 知らないの?」 玲一:「正義の味方が揚げ足とるな」 早苗:「別に仕事で正義の味方したつもりないしー」 玲一:「何? 司法の味方?」 早苗:「どっちかってーと行政?」 玲一:「どうでもいい」 早苗:「なんだよー。俺の味方になれとかないのー?」 玲一:「ダル絡みやめろ。明日起きれないぞ」 早苗:「明日も寒いんだろうなー」 玲一:「朝は特別寒いよなー」 早苗:「私が朝冷たくなってたらどうする?」 玲一:「何それ? 事件?」 早苗:「その可能性もあり」 玲一:「じゃあ、悲鳴をあげてやるよ。きゃーって」 早苗:「くふふふっ。可愛いじゃん」 玲一:「だろ」 早苗:「誰かー、屈強な男の人呼んでー。40キロくらいの女運べる男の人呼んでー」 玲一:「おい、10キロ重くしろ」 早苗:「ちっ、やるじゃん」 玲一:「抱かれてそんな嘘通ると思うなよ」 早苗:「そりゃそうか」 玲一:「ささっと安らかに眠れ」 早苗:「そんなあっさり殺させるなよー」 玲一:「じゃあ、殺してくれ。流石にちと眠い」 早苗:「……あんたが朝冷たくなってたらどうしてくれようか?」 玲一:「どうするの?」 早苗:「添い寝して温めてあげるよ」 玲一:「呑気かよ」 早苗:「温まるかな?」 玲一:「んな訳あるか」 早苗:「……寂しいなあ」 玲一:「……」 早苗:「眠い?」 玲一:「……お前が、朝冷たくなって寝てたなら。俺も一緒に寝てやるよ」 早苗:「何? 私と同じじゃん」 玲一:「昔のなんか偉い人がさ。眠りのことを『小さな死』って言ってたんだって」 早苗:「え、何? 死ぬ気? やめてよ?」 玲一:「別に、死なねーよ」 早苗:「あ、そうなの。ふうん」 玲一:「なんで不満そうなんだよ」 早苗:「いや、別に……」 玲一:「……別に、死なねーけど、暫く一緒に眠ってやりたくなるくらいには、俺も寂しくなる」 早苗:「……そう」 玲一:「そういう感想がさっきの俺の気持ちだ」 早苗:「めんご」 玲一:「そう言いながら脚を絡めるな」 早苗:「まあまあ」 玲一:「大人しく寝ろ」 早苗:「分かったよぅ。寝るからさ、お願い」 玲一:「何?」 早苗:「明日の朝はキスで起こして?」 玲一:「ちゃんと起きるならな」 早苗:「うん、おやすみ」 玲一:「ん、おやすみ」 0:今日もまた、冷たい氷の夜。 0:しかし、少しだけ柔く優しくよる。

0:月が照らそうと、星が瞬こうと 0:冷たくない夜を、私は知らない。 0:深海を思わせる深い暗がりが頬に触れて、 0:夜はまた、冷たく凍る。 0:『冷たい眠り姫に添い寝』 玲一:「……冷たい」 早苗:「あ、ごめん」 玲一:「じゃあ、脚を絡めるなよ」 早苗:「まあまあ、あったまるまでさあ」 玲一:「冷えたらまた着けるんだろうが」 早苗:「まあまあ」 玲一:「こらっ」 早苗:「うひゃっ、冷たい!」 玲一:「どうだ、クソガキ」 早苗:「たすけてー、襲われるー!」 玲一:「もう事後だ、ボケ」 早苗:「くふふふっ」 玲一:「こらっ、大人しくしろ」 早苗:「ポリスマンじゃん」 玲一:「そりゃ、お前だろうが」 早苗:「ウーマンだぞ? 知らないの?」 玲一:「正義の味方が揚げ足とるな」 早苗:「別に仕事で正義の味方したつもりないしー」 玲一:「何? 司法の味方?」 早苗:「どっちかってーと行政?」 玲一:「どうでもいい」 早苗:「なんだよー。俺の味方になれとかないのー?」 玲一:「ダル絡みやめろ。明日起きれないぞ」 早苗:「明日も寒いんだろうなー」 玲一:「朝は特別寒いよなー」 早苗:「私が朝冷たくなってたらどうする?」 玲一:「何それ? 事件?」 早苗:「その可能性もあり」 玲一:「じゃあ、悲鳴をあげてやるよ。きゃーって」 早苗:「くふふふっ。可愛いじゃん」 玲一:「だろ」 早苗:「誰かー、屈強な男の人呼んでー。40キロくらいの女運べる男の人呼んでー」 玲一:「おい、10キロ重くしろ」 早苗:「ちっ、やるじゃん」 玲一:「抱かれてそんな嘘通ると思うなよ」 早苗:「そりゃそうか」 玲一:「ささっと安らかに眠れ」 早苗:「そんなあっさり殺させるなよー」 玲一:「じゃあ、殺してくれ。流石にちと眠い」 早苗:「……あんたが朝冷たくなってたらどうしてくれようか?」 玲一:「どうするの?」 早苗:「添い寝して温めてあげるよ」 玲一:「呑気かよ」 早苗:「温まるかな?」 玲一:「んな訳あるか」 早苗:「……寂しいなあ」 玲一:「……」 早苗:「眠い?」 玲一:「……お前が、朝冷たくなって寝てたなら。俺も一緒に寝てやるよ」 早苗:「何? 私と同じじゃん」 玲一:「昔のなんか偉い人がさ。眠りのことを『小さな死』って言ってたんだって」 早苗:「え、何? 死ぬ気? やめてよ?」 玲一:「別に、死なねーよ」 早苗:「あ、そうなの。ふうん」 玲一:「なんで不満そうなんだよ」 早苗:「いや、別に……」 玲一:「……別に、死なねーけど、暫く一緒に眠ってやりたくなるくらいには、俺も寂しくなる」 早苗:「……そう」 玲一:「そういう感想がさっきの俺の気持ちだ」 早苗:「めんご」 玲一:「そう言いながら脚を絡めるな」 早苗:「まあまあ」 玲一:「大人しく寝ろ」 早苗:「分かったよぅ。寝るからさ、お願い」 玲一:「何?」 早苗:「明日の朝はキスで起こして?」 玲一:「ちゃんと起きるならな」 早苗:「うん、おやすみ」 玲一:「ん、おやすみ」 0:今日もまた、冷たい氷の夜。 0:しかし、少しだけ柔く優しくよる。