台本概要

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タイトル 世界一の動物園クリスマスバージョン
作者名 天道司
ジャンル 童話
演者人数 6人用台本(女4、不問2)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 学校で使うので、それ用に・・・。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
先生 不問 21 先生
スズ 20 子ども
ネネ 27 子ども
アヤ 12 子ども
マコ 13 子ども
ナレ 不問 2 ナレ(兼ね役推奨)
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
ナレ:おっと?幼稚園の中庭で、ネネとスズが喧嘩をしている…? ネネ:いるわけないでしょ! スズ:いるし! ネネ:いない! スズ:いる! ナレ:すると、そこに、アヤが先生の手を引いてやってきた アヤ:先生、こっちこっち! ネネ:あっ! スズ:先生! 先生:ネネさん、スズさん、どうしたの?大きな声で、言い合いをしていたみたいだけど? ネネ:スズがね…。スズが馬鹿なこと言うの 先生:馬鹿なこと? ネネ:サンタクロースがいるって!いるわけないのに! スズ:いるもん!絶対いるもん! ネネ:サンタクロースの正体は、パパだよ。去年の夜に、寝たフリしてたら、パパが私の枕元にプレゼント置いてたもん スズ:それは、ネネの家でしょ!私のところは、サンタクロースがきたんだもん! ネネ:じゃあ、見たの? スズ:それは… 先生:あぁ、それならさ。実は、先生もサンタクロースがいるかどうか気になってたんだ ネネ:サンタクロースは、いないよ スズ:いるもん! ネネ:いない! 先生:ストップ!ストーップ! ネネ:… スズ:… 先生:あのね。先生はね。サンタクロースがいるかどうか、それは、もちろん気になってるんだけど、『世界一の動物園』も気になってるんだ スズ:世界一の動物園? ネネ:何それ? 先生:世界一の動物園は、世界一の動物園だよ。世界一の動物園だから、他の動物園では、絶対に見ることのできない動物がいる スズ:絶対に見ることのできない動物? ネネ:どんなのがいるの? 先生:あぁ、例えば、桃色のウサギとか、水色のゾウとか… アヤ:あっ!だったら、赤色のライオンも? ネネ:いるわけないでしょ! 先生:ううん。なにしろ、世界一の動物園だから、赤色のライオンもいるかも知れないよ? スズ:じゃあ、ペガサスは? 先生:ペガサスもいるかもね アヤ:ペガサスがいるなら、私、背中に乗せてもらいたい! 先生:それは、いいねぇ! マコ:あのっ…。私は、ドラゴンがいい 先生:あっ!マコさん!マコさんは、ドラゴンがいると思うんだね マコ:うん。火を吹くドラゴン!ドラゴンが火を吹いて、ステーキを焼いてくれるの! ネネ:ステーキ?ドラゴンが!? マコ:そうだよ 先生:ドラゴンが焼いてくれるステーキ、先生も食べてみたいな マコ:えへへ アヤ:あっ!私も食べてみたい! スズ:私も私も! 先生:つまり、世界一の動物園には、ドラゴンがステーキを焼いてくれる『お店』がある! ネネ:でも、ドラゴンは強くて、怖い生き物だよ!食べられてしまうかも知れないよ! スズ:ネネは、ドラゴンを見たことあるの? ネネ:見たことないけど、きっと強くて、怖いんだよ アヤ:見たことないなら、優しくて、おとなしいかも知れないよ? マコ:うんうん!ドラゴンは、ステーキを焼いてくれるんだ 先生:ネネさん、人を食べるドラゴンと、ステーキを焼いてくれるドラゴンだったら、どっちに会ってみたい? ネネ:それは…。ステーキを焼いてくれるドラゴンだけど… 先生:先生もステーキを焼いてくれるドラゴンがいいな 先生:それに、なんたって、世界一の動物園だから、きっとステーキを焼いてくれる方のドラゴンがいると思うな マコ:うんうん アヤ:私もそう思う スズ:私も! ネネ:だったら、その動物園には、恐竜も…。ティラノサウルスもいる? 先生:ネネさんは、いると思うの? ネネ:ドラゴンがいるんだったら、ティラノサウルスもいると思う 先生:だったら、先生もいると思う マコ:ティラノサウルス!いいね!私も好き!すっごくカッコいいよね! アヤ:でも、前にテレビで見たよ。ティラノサウルスって、肉食だったって… スズ:それだと、私たち、食べられちゃうよ? ネネ:ドラゴンが人を食べないんだったら、ティラノサウルスも人を食べないよ! アヤ:じゃあ、何を食べるの? ネネ:それは…。うーん… マコ:とんこつラーメンを食べる! ネネ:とんこつラーメン? マコ:うん! 先生:じゃあ、先生も、ティラノサウルスと一緒に、とんこつラーメンが食べたいな マコ:私も! アヤ:私も私も! スズ:デザートは、アイスクリームがいい! ネネ:そう!ティラノサウルスは、とんこつラーメンとアイスクリームを食べるの! 先生:それは、とってもステキだね!さすが、世界一の動物園だ マコ:いってみたいな。世界一の動物園 アヤ:私も行ってみたい! スズ:じゃあさ、いつか、みんなで行こうよ ネネ:私も…。その…、仲間に入れてくれる? マコ:もちろんだよ! アヤ:うんうん!ネネも行こう! スズ:… ネネ:あのさ…。スズ、さっきは、サンタクロースがいないなんて言って、ごめんね スズ:いいよ。ネネも、いつか一緒に、みんなで、世界一の動物園に行こうね! ネネ:うん! 先生:ネネさん、アヤさん、スズさん、マコさん、今の気持ちを忘れないでいてね 先生:いるかいないか分からないモノを、いるかも知れないと考えると、とってもステキで 先生:とっても楽しい気持ちになれることを… 先生:そして、その気持ちを分かち合えば、みんなと仲良くなれることを! マコ:(同時に)はーい! ネネ:(同時に)はーい! アヤ:(同時に)はーい! スズ:(同時に)はーい! 先生:じゃあ、仲良しのみんなで、今からクリスマスの歌を歌いましょう! 0: 0:―了―

ナレ:おっと?幼稚園の中庭で、ネネとスズが喧嘩をしている…? ネネ:いるわけないでしょ! スズ:いるし! ネネ:いない! スズ:いる! ナレ:すると、そこに、アヤが先生の手を引いてやってきた アヤ:先生、こっちこっち! ネネ:あっ! スズ:先生! 先生:ネネさん、スズさん、どうしたの?大きな声で、言い合いをしていたみたいだけど? ネネ:スズがね…。スズが馬鹿なこと言うの 先生:馬鹿なこと? ネネ:サンタクロースがいるって!いるわけないのに! スズ:いるもん!絶対いるもん! ネネ:サンタクロースの正体は、パパだよ。去年の夜に、寝たフリしてたら、パパが私の枕元にプレゼント置いてたもん スズ:それは、ネネの家でしょ!私のところは、サンタクロースがきたんだもん! ネネ:じゃあ、見たの? スズ:それは… 先生:あぁ、それならさ。実は、先生もサンタクロースがいるかどうか気になってたんだ ネネ:サンタクロースは、いないよ スズ:いるもん! ネネ:いない! 先生:ストップ!ストーップ! ネネ:… スズ:… 先生:あのね。先生はね。サンタクロースがいるかどうか、それは、もちろん気になってるんだけど、『世界一の動物園』も気になってるんだ スズ:世界一の動物園? ネネ:何それ? 先生:世界一の動物園は、世界一の動物園だよ。世界一の動物園だから、他の動物園では、絶対に見ることのできない動物がいる スズ:絶対に見ることのできない動物? ネネ:どんなのがいるの? 先生:あぁ、例えば、桃色のウサギとか、水色のゾウとか… アヤ:あっ!だったら、赤色のライオンも? ネネ:いるわけないでしょ! 先生:ううん。なにしろ、世界一の動物園だから、赤色のライオンもいるかも知れないよ? スズ:じゃあ、ペガサスは? 先生:ペガサスもいるかもね アヤ:ペガサスがいるなら、私、背中に乗せてもらいたい! 先生:それは、いいねぇ! マコ:あのっ…。私は、ドラゴンがいい 先生:あっ!マコさん!マコさんは、ドラゴンがいると思うんだね マコ:うん。火を吹くドラゴン!ドラゴンが火を吹いて、ステーキを焼いてくれるの! ネネ:ステーキ?ドラゴンが!? マコ:そうだよ 先生:ドラゴンが焼いてくれるステーキ、先生も食べてみたいな マコ:えへへ アヤ:あっ!私も食べてみたい! スズ:私も私も! 先生:つまり、世界一の動物園には、ドラゴンがステーキを焼いてくれる『お店』がある! ネネ:でも、ドラゴンは強くて、怖い生き物だよ!食べられてしまうかも知れないよ! スズ:ネネは、ドラゴンを見たことあるの? ネネ:見たことないけど、きっと強くて、怖いんだよ アヤ:見たことないなら、優しくて、おとなしいかも知れないよ? マコ:うんうん!ドラゴンは、ステーキを焼いてくれるんだ 先生:ネネさん、人を食べるドラゴンと、ステーキを焼いてくれるドラゴンだったら、どっちに会ってみたい? ネネ:それは…。ステーキを焼いてくれるドラゴンだけど… 先生:先生もステーキを焼いてくれるドラゴンがいいな 先生:それに、なんたって、世界一の動物園だから、きっとステーキを焼いてくれる方のドラゴンがいると思うな マコ:うんうん アヤ:私もそう思う スズ:私も! ネネ:だったら、その動物園には、恐竜も…。ティラノサウルスもいる? 先生:ネネさんは、いると思うの? ネネ:ドラゴンがいるんだったら、ティラノサウルスもいると思う 先生:だったら、先生もいると思う マコ:ティラノサウルス!いいね!私も好き!すっごくカッコいいよね! アヤ:でも、前にテレビで見たよ。ティラノサウルスって、肉食だったって… スズ:それだと、私たち、食べられちゃうよ? ネネ:ドラゴンが人を食べないんだったら、ティラノサウルスも人を食べないよ! アヤ:じゃあ、何を食べるの? ネネ:それは…。うーん… マコ:とんこつラーメンを食べる! ネネ:とんこつラーメン? マコ:うん! 先生:じゃあ、先生も、ティラノサウルスと一緒に、とんこつラーメンが食べたいな マコ:私も! アヤ:私も私も! スズ:デザートは、アイスクリームがいい! ネネ:そう!ティラノサウルスは、とんこつラーメンとアイスクリームを食べるの! 先生:それは、とってもステキだね!さすが、世界一の動物園だ マコ:いってみたいな。世界一の動物園 アヤ:私も行ってみたい! スズ:じゃあさ、いつか、みんなで行こうよ ネネ:私も…。その…、仲間に入れてくれる? マコ:もちろんだよ! アヤ:うんうん!ネネも行こう! スズ:… ネネ:あのさ…。スズ、さっきは、サンタクロースがいないなんて言って、ごめんね スズ:いいよ。ネネも、いつか一緒に、みんなで、世界一の動物園に行こうね! ネネ:うん! 先生:ネネさん、アヤさん、スズさん、マコさん、今の気持ちを忘れないでいてね 先生:いるかいないか分からないモノを、いるかも知れないと考えると、とってもステキで 先生:とっても楽しい気持ちになれることを… 先生:そして、その気持ちを分かち合えば、みんなと仲良くなれることを! マコ:(同時に)はーい! ネネ:(同時に)はーい! アヤ:(同時に)はーい! スズ:(同時に)はーい! 先生:じゃあ、仲良しのみんなで、今からクリスマスの歌を歌いましょう! 0: 0:―了―