声劇台本置き場

男（Ｍ）：呪いのカセットテープ。５年前に不審死が続出した事件の元凶。オリジナルのカセットテープは我々警察が処分した。 男（Ｍ）：無論コピー品も自主的な廃棄を呼びかけた。人の善意を信じ事件は収束となった。しかし― 男：どうしてまた不審死が・・・！？あの事件はもう終わったはずだぞ！？どうなってる！？ 男（Ｍ）：恐らく５年前の時に廃棄処分されなかったカセットテープが流出したのだろう。流出元は現在調査中だが・・・ 男：だがどうして５年も経ってからまた・・・一体誰が・・・？そもそも目的はなんだ・・・？ 男（Ｍ）：不審死が相次いでいる事は、報道規制がされている為世間には知られていない。が、ネットが普及している今じゃ呪いのカセットテープにたどり着く事など容易だ・・・ 男（Ｍ）：その間にカセットテープを聞いてしまった人はどうする・・・？そう考え事をしていると同僚が声をかけてきて、多くの人々を救うための致し方のない犠牲だと言ってきた。俺はそいつを壁に押し付け― 男：て、てめぇ！！それを本気で言ってんのか！？大義の為の犠牲に自分の大事な人がなっても良いって言うのかよ！？ 男（Ｍ）：そう言うとそいつは「それが俺のノブレスオブリージュだ。」と冷静な声で発した。それを聞いた俺の手からは力が抜ける。 男：お前・・・変わっちまったな。・・・あの時のお前は全員を守ろうと必死だったはずだ。くそ！！５年前のお前はどこにいっちまったんだよ！？ 男：・・・もういい。お前とは二度と組まねぇ。俺は俺のやり方でこの事件を解決する。残念だよ・・・英雄（ヒーロー）。 男（Ｍ）：俺はその場を後にして捜査に向かう。