台本概要
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タイトル | 狂気 |
---|---|
作者名 | 新武将@野生の台本師 (@atarasitakemasa) |
ジャンル | ホラー |
演者人数 | 2人用台本(女1、不問1) ※兼役あり |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 商用、非商用問わず作者へ連絡要 |
説明 |
狂気です
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
私 | 女 | 143 | シナリオ参照 |
女の子 | 女 | 25 | 私兼役 |
??? | 不問 | 159 | 不問 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:狂気(加筆版)
ト書きやら何やらを加筆しました
ちょっとエログロ方面に走り抜けましたので原本の方がいいという方は原本見てください
登場人物:
私:いつの間にか囚われていた女性。名前は河合ゆい。今パッと思いついただけです。意味なんてないです。(叫び多)
???:謎の人物。男性か女性か、はたまた子供か大人か。若者なのか老人なのか。何もわからない(基本的に男性の人格を意識して演じてください。ト書きで指示はありますが都度流れを見て声の使い分けをしてみてください)
女の子:「私」の大切な人。「娘」でも「妹」でも「従姉妹」でも「見ず知らずの幼女」でもいいです。あえて指定はしていません。(「私」役の人が兼役してください)
0:椅子に一人の女性が座らされている・・・
私:・・・
0:「私」、気絶している・・・が、しばらくして意識が戻る
私:・・・ん・・・ここは・・・?
0:謎の人物「???」登場
???:やぁ、おはよう。ぐっすり眠れたかい?
私:・・・!?
私:あなたは・・・!?
???:おやおや、そう身構えないでくれよ。
???:・・・それにしても、よく眠っていたようだ。
???:まるで、「眠れる森の美女」・・・といったところかなぁ?
???:・・・ここに来るまでず~っと、眠っていたからねぇ。
私:・・・!
0:「私」、状況が飲み込めず慌てふためく
私:ここはどこ!?あなたは誰!?
???:・・・やれやれ、質問は一回ごとにしてくれないかい?
???:そんなに一気に質問されても、一つずつしか答えられないよ。
0:呆れる「???」に構うことなくまくしたてる「私」
私:ねぇ!ここはどこなの!
私:私に何をしたの!
私:あなたの目的は!?
???:・・・聞こえていなかったのかな?
???:質問は、「一回ずつ」だ。
???:・・・二度目はない
私:・・・
???:おや、今度はだんまりか。
???:・・・ふふふ、まぁいいだろう。
???:少しいたずらが過ぎたようだしな。
0:間(「私」、少しだけ冷静さを取り戻す)
私:・・・まず、あなたは誰なの?
???:私?私かね。
???:私は・・・そうだな・・・
???:「私はキミ」であり、「キミは私」だ。
私:言っている意味がわからないわ。
???:ふふ、今はわからないだろうね。・・・「いま」は。
???:しかし、いずれ・・・そう、いずれ、だ。
???:私の言っている意味を理解する日がやってくる。
私:・・・もう、いいわ。
私:あなたに対して聞いても、これ以上の答えは返ってこなさそうだから。
???:ほう、理解が早くて助かる。
???:「理解が早い」ということは、とてもいいことだ。
???:私はそういう女性が好きだ。
???:・・・それとも、諦め・・・かな?
???:まぁ、この際どっちでもいいか。
???:私は、君が気に入りそうだ。
0:「私」、嫌悪感をあらわにしながら
私:ありがとう。最っ高に嬉しくないわ。
私:むしろ反吐が出そうなくらいね。
???:おやおや、私の好意がお気に召さなかったと。
???:それは残念。
私:この状況で、あなたのことを好きになれという方がおかしいわ。
???:いやはや、なんとも、つれないねぇ・・・
私:次の質問、いいかしら。
???:・・・いいとも。
???:さぁ、次はどんな質問をしてくれるのかい?
私:・・・なんか、その余裕、ムカつくわね。
???:余裕?・・・余裕か・・・くくく・・・何を言っているんだい、当たり前だろう?
???:ここでは、私が上位に立っている・・・!
???:君の生死など、ぼくの手のひらの上・・・
私:・・・じゃあ、次の質問。
私:あなたは私をこんなところに連れてきて、何がしたいのかしら?
私:あなたの目的を知りたいわ。
???:「こんなところ」・・・?
???:ヒドいなぁ・・・
???:王子様とお姫様がダンスをするのに、最高に素晴らしいステージじゃあないか。
私:あなたが、本気でそれを言っているのだとしたら、最高に狂っているわね。
???:狂っている?
???:それこそひどい話だ。
???:私は、キミとここで最高のダンスを踊りたいだけなのに。
私:センスの欠片もないわ。
私:ダンスを踊りたいのなら、もっとふさわしい場所を用意しなさいな。
私:こんな薄暗い、趣味の悪い個室なんかじゃなくてね。
???:趣味が悪いとかセンスがないとか、酷い言われようだ。
???:俺は、君が気に入ってくれると思って、頑張って用意したのに。
私:力の入れようが間違っているわね、あなた。
私:それで?肝心の目的を聞いていないのだけど?
???:・・・それを今言ったら面白くないじゃあないか。
???:これはね、いわゆる「サプライズ」みたいなものなのだよ。
???:「サプライズ」でさ、最初にネタバラシ~ってそんなバラエティ、見ていてつまんないでしょ
私:・・・
???:まぁ、ひとつだけ・・・一つだけ言えることは、キミは「私」に見初められた。
???:ただ、それだけ・・・
私:さっきも言ったけど・・・最っ高に嬉しくないわ。
私:私は、もっとセンスのあるかっこいい殿方に見初められたいの。
私:私は、アンタみたいな、男か女か、そもそも何歳かもわからないような、薄気味悪いやつに見初められて、「アタシ好かれてる」って小躍りするほど尻軽じゃあない。
???:やれやれ、ぼくのセンスを理解できないとは・・・全く度し難い。
私:もっとセンスを磨いて出直してきなさい?
私:もっとも、人前で顔も晒せないような「小物」に、私は全くときめかないけどね。
???:ふむ、しかし、威勢のいい女だ。
???:普通の人間だったら、
0:「???」が「私」のモノマネをするように
私:「いやあああああ!誰か!誰か助けて!」
???:って泣きわめいてさ、みっともなく命乞いをするというのに。
私:あら?それは褒められているのかしらね?
???:・・・どうだろうねぇ?
私:そこは素直に受け取っておくわ。
私:私、何事にも動じない自信だけはあるの。
私:よほどのことがない限りは。
0:「???」、「私」の言葉を聞いて笑いをこらえつつ、少し漏れそうになっている
0:次のセリフ、「???」は声色や話し方を都度変える
???:よほどのこと・・・ねぇ。
???:まぁ、いいよ。そのほうが壊しがいがあるもんね。
???:アタシ、そういうの、大好き!
???:・・・さて、質問は以上かな?
???:ボクさ、もう・・・ワクワクで胸がはちきれそう!
???:早くやりたいんだよ!
私:・・・最後に・・・ひとつだけ・・・
???:んー?なんだい?
私:私は・・・私は、生きて、帰れるのかしら?
0:「???」、キョトンからの徐々に爆笑
???:・・・ぷっ・・・
私:・・・
???:あはは・・・
私:・・・?
???:あーはっはっはっはっはっは!
私:・・・!
???:何を言い出すかと思えば・・・「私は生きて帰れるかしら」?
???:ひー、ひー・・・・!腹がよじれるゥ!
私:・・・どういうこと?
???:ボクに!私に!アタシに!俺に!
???:見初められた時点で「生きて帰る」ことは不可能に近いんだよ!
???:あーはっはっはっはっはっは!
私:・・・なんてこと
???:さてさて、質問はここいらでもういいかな?
???:ひっひっ・・・ぷっくくく・・・
???:笑いが止まらん・・・!
0:「私」、息を呑む
私:・・・
???:おや?いま一瞬だけ・・・一瞬だけだけど顔が絶望に染まったね?
???:うひひ・・・いいよ、それいいよぉ!
???:もっと・・・もっと・・・
???:その表情をボクに見せておくれぇ!
私:やはり・・・いい趣味ではないわね
0:「???」、話し方や声を色々変えながら
???:うふふ!
???:さて!意味のない押し問答もここで終わり!
???:いまからぁ・・・ボクとキミでぇ、楽しいダンスを踊りたいと思いまぁす!
???:わぁ~!パチパチぃ!
???:ああ!もうアタシ、待ちきれない!
???:ボク、楽しみすぎてイッちゃいそう!
???:早く早く!私がイッてしまわないうちにさぁ!
???:早くヤろうよぉ!
0:「私」、つぶやくように
私:・・・狂ってる
???:あひゃ!
???:それではぁ、まず・・・
???:じゃじゃ~ん!
???:これでぇ、キミの体を切り刻んでいきたいと思いまぁす!
私:・・・これは・・・脅し?
私:ふん、私、脅しになんて屈しないわよ。
私:バカにしないでちょうだい。
???:いやはや、この強がりがどこまで続くか、見ものですねぇ!
私:強がりなんかじゃ・・・!
0:「???」、「私」のセリフを遮るようにお腹にパンチをする
???:はい、ど~ん!
私:・・・ぐっ・・・・!?
???:痛い?痛いよねぇ!
私:これくらい・・・どうってこと・・・
0:また遮って
???:はいど~ん!2発目!
私:くっ・・・
???:きゃはは!さっきまでの威勢がどこへやら!
???:もっと・・・もっと、ちょうだぁい!
私:はぁ・・・はぁ・・・
???:はいど~ん!3発目!
私:・・・っつう・・・!
???:まだまだイケる!って感じだね!
???:壊しがいがあるよォ!
???:ぎゃはぎゃは!
???:じゃあ、まだまだ・・・痛みは続くよぉ!
私:・・・
???:ど~ん!
私:つっ・・・・!
???:ど~ん!
私:くっ・・・
???:ど~ん!
私:・・・う・・・
???:ど~ん!
私:・・・
0:間を開ける。(そのあいだ「???」による暴行は続く。)
0:「???」、飽きたように
???:ど~ん・・・
私:・・・キッ・・・
???:・・・気に食わない。
私:・・・?
0:「???」豹変する
???:気に食わない!気に食わない!気に食わない!気に食わない!気に食わない!
???:もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと!
0:「???」による「私」のモノマネ風「私」セリフ再び
私:「私を助けて!殺さないで!死にたくないィィィィィィィィ!」
???:って命乞いをしなさいよォォォォ!
???:あなたの、その・・・!
私:「私はまだ希望を捨てていないわ。生きてここから脱出する」
???:・・・って希望に満ちた目!
???:まったくもって、気に食わないィィぃいぃィィィィ!
私:っ・・・はぁ・・・はぁ・・・そいつは、どうも。
私:・・・私を嫌いになってもらって、とても嬉しいわ
???:その余裕のある顔、言葉、感情!
???:何もかもが気に食わない!
私:・・・さっきも言ったでしょう?
私:私、こういうのに動じない自信だけはあるの。
私:わかったのならば・・・早く解放することね。
私:私、あなたのお眼鏡にかなう人間じゃないと思うから。
???:・・・ならば、これならどうだ。
私:・・・?
???:・・・ふっ・・・ふふふ・・・
0:そこにはモニターがあった。
私:いったい、何をしようというの?
???:知っている・・・知っている知っている知っている・・・
???:俺は知っているぞ・・・
私:・・・?
???:キサマの弱点、俺は知っているぞぉ・・・!
私:私に弱点なんて・・・!
0:「私」のセリフに被せるようにモニターがつく。そこには一人の女の子が映っていた・・・
???:ふ・・・ふふふふふふふふふふふふふふふふふふっふふふっふ・・・
0:「私」、動揺
私:・・・この娘(こ)は!
???:あはは・・・あははははははははははははははははははははっははははははは!
私:この娘・・・この娘は・・・!
???:んんー?この娘が・・・どうか、したのかなぁぁぁぁぁぁあああああぁぁ!?
私:やめて!その娘だけは!
???:いひひひひひ・・・やっと、やっとまたその顔を見せてくれたねぇ!
???:絶望に染まった顔。
???:アタシは!それを待っていた!
0:「私」、動揺と怒りを言葉にのせながら
私:あんた・・・あの娘に・・・何をしたの・・・!
???:・・・さぁ?「ナニ」をしたんでしょうねぇ!ぬはははは!
私:アンタって人は・・・
???:イヤぁ、かわいらしい女の子だねぇ!
???:まだ男を知らぬ、生娘(きむすめ)だったんだろう!?
???:うふふ・・・あーはっはっはっはっはっは!
0:「私」、怒りに肩を震わせながら
私:キサマぁ・・・・!
???:待ってくれよ、「私は」まだナニもしてない。
???:そう、「私は」!
???:だけど・・・ねぇ・・・?
私:ぐぅぅぅぅぅうぅぅぅ!!
???:世の中には「小さい女の子」が好きな紳士がどこにでもいるのさ!
???:特に・・・処女は・・・ね!
私:イヤ・・・イヤァァァァァ!
???:あっははははは!
???:いいね、いいねぇ!
???:それだよ!それ!
???:私が!俺が!アタシが!ボクが!リスナーが!ライターが!世界が!
???:望んでいた一番の反応!
???:その、絶望に染まった絶叫・・・ああ、いい・・・実にいい・・・
???:私のお腹に・・・下腹部に・・・性器に・・・心地よく響く・・・!
???:んあああ・・・んああああああ!
0:あまりの絶頂に失禁してしまった謎の人物
私:イヤ・・・イヤ・・・!
0:「???」、恍惚の表情を浮かべながら
???:ダメ・・・!それ以上・・・私に、気持ちよくさせたら・・・もっとイッちゃう!
私:いや・・・
0:「???」、悶えている
???:あなたは素晴らしい人だ・・・
???:・・・ん・・・ああん!
???:・・・私の思う通りに・・・
???:はぁ・・・はぁ・・・
???:・・・反応してくれた・・・ん・・・んああ・・・!
私:・・・
???:んああ・・・まるで、魂の抜けきった・・・んん・・・
0:ここから「私」セリフ、虚ろになりながらも懇願するようにつぶやく
私:私・・・私はどうなってもいいから・・・あの娘だけは・・・
0:「???」、誘惑するように
???:でも、だぁめ♡
???:あなたは、私のかわいいおもちゃ。
???:ここで壊れられては、あたし、困っちゃう
私:あの娘・・・あの娘だけは・・・助けて・・・
???:さぁ・・・ここで、唐突に選択肢を設けまぁす♡
私:あの娘・・・あの娘だけは・・・
???:んもう、あれだけ自信満々に
0:「???」モノマネ風「私」セリフ第三弾
私:「私、何事にも動じないので(キリリドヤァ」
???:・・・なぁんて言ってたくせにぃ、壊れたら一瞬なのね。
私:あの娘・・・あの娘は・・・私の大切な・・・
???:はいはいは~い!
???:それじゃあ、選択肢を発表しま~す♡
???:ジャラララララ・・・どん☆
???:選択肢1ばん!
???:「このまま壊れて廃棄処分になる」
???:選択肢2ばん!
???:「『私』のおもちゃとして、ず~っと一生『私』にもてあそばれる」
???:さぁさぁさぁ!どっち?どっちの料理ショー?
私:あの娘は・・・あの娘は・・・
???:・・・
私:あの娘は・・・私の・・・
0:「???」、急にスイッチが入る
???:・・・チッ・・・
私:私の・・・大切な・・・
???:私を無視するなんて、だいぶふざけてるじゃなぁい!?
???:ええ?なぁ!おい!
???:私が、「選択肢」を提示してんんだよォ!
???:それに答えるのが筋なんじゃねえのか!?ああん?
私:私・・・私・・・
???:オラァ!
私:ゴフッ・・・
???:なぁ?おい?俺の言葉を無視しやがって・・・?
???:いい度胸してんな?おい?てめぇ?あ?
私:・・・ブツブツ・・・
???:どっちか選べってんだよぉ!
???:てめえは!日本語も理解できない!サルかよぉ!
私:・・・
???:チッ・・・まぁいい。
私:・・・私が
???:あ?
私:私が・・・どっちを選んだら、あの娘を解放してくれますか・・・
0:「???」、急におちゃらけたように
???:どっちかな~?どっちかな~?
私:一番は・・・
???:一番?ん~詰まんねぇ答え。
???:ちなみに、一番と答えるとこうなります。
0:狭い個室だと思っていた小部屋。しかしよく見ると、そこは死体の山だった。
私:ヒッ・・・
???:ここに放置~♪見るも無残な姿に、誰も引き取り手がいっませ~ん。
???:なのでここで朽ちていくハメになりますねぇ♪
私:あ・・・あ・・・!
???:ちなみに、2番を選ぶと・・・
私:あ・・・
???:な、な、なんと!
???:私のおもちゃになる権利が与えられます!
???:そして死ぬまで、半永久的に、手足がちぎれて、頭がちぎれて・・・
???:おおよそ人間の形を留めない程度まで延命させられ、半殺しにされて・・・
???:私の快楽に付き合ってもらいまぁす!
???:・・・まぁ、使えないと判断した時点でここに廃棄、ですけどねぇ!
私:・・・いちば・・・
???:ん~、あの娘がどうなってもいいのかなぁ・・・
私:・・・!じゃあ・・・2番で・・・
???:んん~?聞こえないなぁ
私:・・・に・・・番・・・!
???:は~い、2番入りましたぁ!
私:じゃあ・・・それじゃあ・・・あの娘は!
???:ん?誰が解放するって言ったかなぁ?
???:「あの娘がどうなっても知らない」とは言ったケド・・・
???:解放するかどうかまではわかんないなぁ
0:「私」、絶望したように絶叫
私:そんな・・・そんな・・・ああああああああああああ!
???:ああ、心地よい絶叫のリズム・・・
???:またまた・・・響く。
???:もっと!もっと!もっと!私が気持ちよくなるために!
私:あああああああああああああ!
???:・・・テレレレッテレー!
???:またまた唐突に挟み込むコーナー!
???:今度はこれ!
私:・・・それは・・・
0:「いい仕事してますね~」の人みたいに
???:はい、これは、アレですね!
???:男性器を模した「大人のおもちゃ」でっす!
私:・・・それが・・・
???:ただ、普通のおもちゃじゃありません!
???:普通のおもちゃならここで紹介する必要、ありませんものね!
???:なんと・・・なんとこれ、じゃじゃーん!
???:変形します!変形して、ナイフのようなものになるんですねぇ!
???:うーん、いい仕事してますねぇ。
私:・・・
???:ということで、これをですね、ちょいちょいと・・・
???:ホラ、刃物になった!
???:どうです、すごいでしょう?
???:商品名は・・・どうしよ、考えてなかったや
???:何がいいと思う?
私:・・・
???:ありゃりゃ、無視されちゃった
???:うーん、そうだなぁ・・・
???:可変型ディルドですしねぇ・・・
???:某アニメの機体名をとって「バルキリー」なんてどうでしょ?
???:良くない?
私:・・・
???:まぁた無視されちゃったよ。
???:無視はよくないよ?された方はずっと根に持つからね?
???:よく言われなかった?「いじめはいけません!」
私:・・・
???:また無視した!もういいもん、勝手に進めちゃうから!プンスカ!
???:・・・さて、これはですね・・・
???:もちろん「大人のおもちゃ」であるからして、やはり試さなきゃ・・・ね?
私:・・・
???:ということで、はい!特別ゲストにございま~す!
私:特別ゲスト・・・?
0:桂三枝風に(PRIDE風に「出てこいや!」でも可)
???:特別ゲスト・・・いらっしゃぁ~い!
???:・・・あ、モニターのリモコン・・・これかな、ポチッとな
0:「私」と同じように椅子に縛られた女の子がモニターに映し出される
女の子:ひ・・・ひえ・・・
0:モニターに映し出された「女の子」は別室にいるためマイクで呼びかける「???」
???:はい、お名前は?
女の子:ひ・・・
???:お・な・ま・え・は?
0:「私」、モニターに映し出されたその少女を見て生気が戻り、怒る
私:キ・・・貴様!貴様!貴様!貴様!貴様ァ!
???:おおっと、コワイお姉ちゃんだねぇ?・・・まぁこの娘には見えてないですけどね。
私:ふざけるな!ふざけるな!ふざけるなァァァァァァ!
???:お名前、聞かせてくれるかな?
女の子:ひ・・・ひえ・・・
???:あー、あー・・・うん。ちょっと「コレ」・・・ダメだね。
???:ゲストとして不良品。
私:キサマァァァァァァァ!その娘を・・・その娘を離せェェェェ!
???:もう、コレは通販番組なのですよ?
???:観客席のあなたはじっとしていてください、ねっ・・・と!
0:拘束が解けそうになる「私」に対し、リモコン操作で更に拘束を強める「???」
私:キサマ!ぐっ!おい!離せ!離せよ!おい!
???:さて、邪魔も入らなくなった・・・
???:ということでぇ・・・この商品を試していきたいと思いまっす!
???:・・・別室に移動っと
私:おい!待て!クソが!卑怯者!離せ!
0:「???」、モニターに映る「女の子」の前に登場
???:はーい、ということで中継先にやってきました
女の子:ヒッ・・・
???:そんな驚かなくてもいいじゃん・・・
???:ていうか、君、やっぱりかわいいねぇ・・・何歳?
女の子:ひ・・・ひえ・・・
???:ひえ・・・歳?何歳だろ、それ
女の子:イヤ・・・触らないで・・・!
???:そう言えば、あなた、処女だとか何とか言ってましたね・・・
???:・・・って、ああ!そう言えば!
???:もう「乙女の純潔」は汚いオジサンたちに散らされてましたね!
???:なら大丈夫でしょう!
???:初体験、どうだった?気持ちよかった?
???:子供いっぱいほしいね?
0:マイクを通して「私」の声が聞こえてくる
私:ぶっ殺す!キサマは!私が絶対!ぶっ殺す!
???:んもう、うるさい観客だなぁ・・・
私:出てこい!この悪魔!私が!直接手を下してやる!死ね!死ね!死ねェェェ!
???:さぁて、うるさい外野は置いといて、さっさと「テスト」に参りましょう。
女の子:い・・・イヤ・・・
???:おやおや、かわいらしい・・・そういうのも、私、大好物です!
???:じゅるり
女の子:いや・・・やめて・・・
???:・・・じゃあやめる。
???:ボクだって、こんないたいけな女の子をいじめるほど、悪魔じゃないからね。
女の子:ほっ・・・
???:なんて、ウソウソ♪
???:せっかく造ったおもちゃなんだからさ!
???:『集めて楽しいコレクション』で終わらすにはもったいないよ!
???:とりゃ!
0:「バルキリー」が少女の中に入っていく
女の子:あああああああああ!痛い!痛い!痛いイイイイイイ!
???:あははは!あはははははははは!
私:・・・キサマ・・・一体何をした・・・
???:「何をした」って、そりゃあ開発したものを試しただけだよ。
女の子:イヤアアアアア!痛い!痛い!痛い!
???:・・・生身の人間を使って。
私:・・・あ・・・あああ・・・
???:おお、結構いい感じ♪
女の子:痛いよ!痛い!イヤだ!助けて!お腹が!
???:コレって、要するに「痛気持ちいい♡」ってことでしょうかねぇ?
女の子:ああああああ!痛い!お腹が!あああああ!
???:そんなに悦んでくれると、造った甲斐があるってもんです♪
私:ああ・・・あああああ・・・!
???:はぁ~はっはっはっはっは!
0:謎の人物の高笑いが鳴り響く。
女の子:ああああああああああ!
0:「実験体」と称された少女の悲痛の叫びも同時に室内に鳴り響くのであった・・・
0:数時間後・・・
女の子:・・・・
???:おんやぁ?声が聞こえてきませんねぇ・・・
女の子:・・・
???:おやおや!よく見たらもう死んでるじゃあ、ありませんか!
???:全く、コレだから、人間の子供は弱いんですよ!
???:・・・でも、十分楽しめましたよ。
???:いひひ・・・これは素晴らしい。
???:ビデオに撮っておいて正解でしたね。
0:一部始終を見せつけられた「私」の絶望
私:あ・・・あああ・・・私の・・・私の、たった一人の・・・
0:「???」、「私」の元へ帰還
???:さて・・・只今戻りましたよ
私:キサマ・・・キサマという人間・・・いや悪魔・・・!
???:ショーは楽しんでいただけたでしょうか?
私:キサマ・・・キサマァァァ・・・!
???:私?私ですか?
???:私はとても楽しめましたよ
???:いやぁ、少女の喘ぎ声はとても素晴らしい!
???:性器にズンズンと直接ビートを刻んでとても気持ちが良かったです
???:お陰でほら、何度もイッてしまって私の下着もぐっしょり!
???:触ってみてくださいよ、これ全部ね、私の潮です
???:正直着替えたいですね
私:グゥゥ・・・!
???:それじゃあ、これを見てもらいましょうか。
0:「私」の目の前にスクリーンが降りてくる
私:こ・・・これは・・・!
???:ポチッとな
0:スクリーンには、先程の女の子が。
女の子:きゃはは♪
0:「???」登場、女の子に話しかける
0:風が強すぎて名前のところが聞き取りにくい
???:やぁ、キミは・・・の・・・かい?
女の子:うん!えっと・・・だれ?
???:・・・の・・・だよ
女の子:そうなんだ!
???:・・・がちょっとキミに会いたいからってぼくを使ったんだ
???:やれやれ、人使いの荒い人だよ
???:とりあえず、あの車に乗って。・・・のところに連れて行くからさ。
女の子:うん!
???:・・・ちゃんは・・・のこと、好き?
女の子:うん!・・・は私のこと、すっごく優しくしてくれるから好き!
???:そうなんだ。・・・ちゃんはあの人のことが大好きなんだね♪
0:モニターに映し出された少女を見て驚きを隠せない「私」
私:・・・これは・・・!?
???:ふふ・・・
0:場面は変わってこの個室に。
女の子:ねぇ、ここはどこ?・・・ちゃんは?
???:・・・さて、性欲おじさん、カモーン!
女の子:きゃ!?え、何?
0:たくさんの裸になった男が個室に入ってくる・・・そして「女の子」を取り囲む
???:レッツレイープ♪
女の子:いやああああああ!痛い!痛いよ!やめて!
0:「女の子」の股からは鮮血がこぼれ落ちる
???:おやおや、なんとなんと・・・まだ処女だったのですねぇ。
???:とりあえずこれは貴重な「資料」ですね。「あの人」に見せるための。
???:あ、これ、見てますぅ?
???:あなたの大切な人の「初めて」、汚いオジサンたちが「ごちそうさま」しちゃいましたよ~♪イエーイ!
0:モニターには多数の大人に乱暴される女の子の姿が。
私:ガアアアアア!キサマ!
???:まだまだこれは序盤ですって
0:ビデオカメラ・・・場面が変わる。数分前の光景。
私:もういや・・もう見たくない
???:目を背けるな!・・・見るんだ!
0:女の子が息絶えた数分後にビデオカメラが止まる。「私」、再び虚ろに
私:・・・
???:いやぁ、楽しい楽しいドキュメンタリーだったね!
???:リピート上映しよう
私:・・・
???:もう・・・ダメじゃないか。
???:彼女の命の煌きを、しっかりとその目に焼き付けなきゃ。
私:・・・
???:あっはははは!やっぱおもしろ!
私:・・・さない
???:あはははははは!
私:・・・許さない
???:ん?なにか言った?
私:許さない!
0:「私」、拘束を解き、「???」に殴りかかる
???:ギャッ!?
0:一瞬のスキをついて謎の人物から刃物を奪い取る「私」。
私:・・・!
???:な、何をするんだいきなり
私:くたばれ!
???:ギャア!?
0:「???」を押し倒し、馬乗りになる「私」。
私:・・・殺す
0:「私」は謎の人物に向かって、刃物を何度も振り下ろす
私:お前は!私が!この手で!必ず!殺す!殺す!殺す!
???:ギャッ!?
私:殺す!
???:グハッ!?
私:殺す!
???:う・・・ぐ・・・こ、これが・・・「死」・・・?
私:殺す!
???:あはは・・・これが・・・「死」・・・「魂の解放」・・・!
私:死ね!
???:あははは!あはははははははは!
私:死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!
???:私・・・俺・・・ボク・・・あははははっははははははははははっはあっははははははあっははははははははははははは!
私:死ねエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!
???:気持ちいい!これが!性行為よりも!自慰よりも!この世のありとあらゆる快感をも超える、快感というやつかァッ!
私:あああああああああ!
???:ふっ・・・・
0:何度も何度も刺されたことにより息絶える「謎の人物」
私:死ねっ!死ねっ!死ね・・・ッ
0:「私」は息絶えた「謎の人物」を何度も何度も刃物で刺した。・・・死してなおも。
???:・・・
私:死ねっ・・・!死ねっ・・・!死ね・・・死・・・あはは。あはははははは!
私:あはははははは!死ね!あはははははは!あはははははは!
私:あーはっはっはっはっはっは!
0:死体にまたがりながら何度も何度も刃を突き立てる「私」。
0:そんな「私」の目には涙が浮かんでいた
私:あはははははは!あーはっはっはっはっはっは!
0:息絶えた「???」、泣きながら笑う「私」に首を向ける
???:キサマも
私:ヒッ!?
???:キサマも、しょせんは我と同じ!
???:「殺し」を、「狂気」を楽しんでしまった!
???:ひひひひ・・・キサマには「呪い」をかけたぞぉ・・・
???:一生消えることのない「呪い」・・・
???:解除方法は・・・「誰かに殺され・・・」
私:死ね!死ね!死ね!死んでしまえぇぇぇぇ!
0:何度も刃物を振り下ろす「私」。「???」の首は動いていなかった
???:・・・・
私:・・・幻・・・?
0:「私」、気絶する
0:しばらくの間・・・
0:「私」、目を開ける。そこは何の変哲もないただの薄暗い狭い部屋だった
私:・・・ここは?
私:なんだろう、ここ?
私:・・・なんか、嫌な夢を見た気がする。
私:私が監禁されて・・・
私:・・・ま、そんな事あるわけないよね。
私:・・・しかしここ・・・薄気味悪い。早く帰ろ・・・
0:「???」のセリフ回想
???(回想):「私はキミ」であり、「キミは私」だ。
0:「私」、不気味に嘲笑う
私:・・・ニチャァ・・・
0:終わり
0:狂気(加筆版)
ト書きやら何やらを加筆しました
ちょっとエログロ方面に走り抜けましたので原本の方がいいという方は原本見てください
登場人物:
私:いつの間にか囚われていた女性。名前は河合ゆい。今パッと思いついただけです。意味なんてないです。(叫び多)
???:謎の人物。男性か女性か、はたまた子供か大人か。若者なのか老人なのか。何もわからない(基本的に男性の人格を意識して演じてください。ト書きで指示はありますが都度流れを見て声の使い分けをしてみてください)
女の子:「私」の大切な人。「娘」でも「妹」でも「従姉妹」でも「見ず知らずの幼女」でもいいです。あえて指定はしていません。(「私」役の人が兼役してください)
0:椅子に一人の女性が座らされている・・・
私:・・・
0:「私」、気絶している・・・が、しばらくして意識が戻る
私:・・・ん・・・ここは・・・?
0:謎の人物「???」登場
???:やぁ、おはよう。ぐっすり眠れたかい?
私:・・・!?
私:あなたは・・・!?
???:おやおや、そう身構えないでくれよ。
???:・・・それにしても、よく眠っていたようだ。
???:まるで、「眠れる森の美女」・・・といったところかなぁ?
???:・・・ここに来るまでず~っと、眠っていたからねぇ。
私:・・・!
0:「私」、状況が飲み込めず慌てふためく
私:ここはどこ!?あなたは誰!?
???:・・・やれやれ、質問は一回ごとにしてくれないかい?
???:そんなに一気に質問されても、一つずつしか答えられないよ。
0:呆れる「???」に構うことなくまくしたてる「私」
私:ねぇ!ここはどこなの!
私:私に何をしたの!
私:あなたの目的は!?
???:・・・聞こえていなかったのかな?
???:質問は、「一回ずつ」だ。
???:・・・二度目はない
私:・・・
???:おや、今度はだんまりか。
???:・・・ふふふ、まぁいいだろう。
???:少しいたずらが過ぎたようだしな。
0:間(「私」、少しだけ冷静さを取り戻す)
私:・・・まず、あなたは誰なの?
???:私?私かね。
???:私は・・・そうだな・・・
???:「私はキミ」であり、「キミは私」だ。
私:言っている意味がわからないわ。
???:ふふ、今はわからないだろうね。・・・「いま」は。
???:しかし、いずれ・・・そう、いずれ、だ。
???:私の言っている意味を理解する日がやってくる。
私:・・・もう、いいわ。
私:あなたに対して聞いても、これ以上の答えは返ってこなさそうだから。
???:ほう、理解が早くて助かる。
???:「理解が早い」ということは、とてもいいことだ。
???:私はそういう女性が好きだ。
???:・・・それとも、諦め・・・かな?
???:まぁ、この際どっちでもいいか。
???:私は、君が気に入りそうだ。
0:「私」、嫌悪感をあらわにしながら
私:ありがとう。最っ高に嬉しくないわ。
私:むしろ反吐が出そうなくらいね。
???:おやおや、私の好意がお気に召さなかったと。
???:それは残念。
私:この状況で、あなたのことを好きになれという方がおかしいわ。
???:いやはや、なんとも、つれないねぇ・・・
私:次の質問、いいかしら。
???:・・・いいとも。
???:さぁ、次はどんな質問をしてくれるのかい?
私:・・・なんか、その余裕、ムカつくわね。
???:余裕?・・・余裕か・・・くくく・・・何を言っているんだい、当たり前だろう?
???:ここでは、私が上位に立っている・・・!
???:君の生死など、ぼくの手のひらの上・・・
私:・・・じゃあ、次の質問。
私:あなたは私をこんなところに連れてきて、何がしたいのかしら?
私:あなたの目的を知りたいわ。
???:「こんなところ」・・・?
???:ヒドいなぁ・・・
???:王子様とお姫様がダンスをするのに、最高に素晴らしいステージじゃあないか。
私:あなたが、本気でそれを言っているのだとしたら、最高に狂っているわね。
???:狂っている?
???:それこそひどい話だ。
???:私は、キミとここで最高のダンスを踊りたいだけなのに。
私:センスの欠片もないわ。
私:ダンスを踊りたいのなら、もっとふさわしい場所を用意しなさいな。
私:こんな薄暗い、趣味の悪い個室なんかじゃなくてね。
???:趣味が悪いとかセンスがないとか、酷い言われようだ。
???:俺は、君が気に入ってくれると思って、頑張って用意したのに。
私:力の入れようが間違っているわね、あなた。
私:それで?肝心の目的を聞いていないのだけど?
???:・・・それを今言ったら面白くないじゃあないか。
???:これはね、いわゆる「サプライズ」みたいなものなのだよ。
???:「サプライズ」でさ、最初にネタバラシ~ってそんなバラエティ、見ていてつまんないでしょ
私:・・・
???:まぁ、ひとつだけ・・・一つだけ言えることは、キミは「私」に見初められた。
???:ただ、それだけ・・・
私:さっきも言ったけど・・・最っ高に嬉しくないわ。
私:私は、もっとセンスのあるかっこいい殿方に見初められたいの。
私:私は、アンタみたいな、男か女か、そもそも何歳かもわからないような、薄気味悪いやつに見初められて、「アタシ好かれてる」って小躍りするほど尻軽じゃあない。
???:やれやれ、ぼくのセンスを理解できないとは・・・全く度し難い。
私:もっとセンスを磨いて出直してきなさい?
私:もっとも、人前で顔も晒せないような「小物」に、私は全くときめかないけどね。
???:ふむ、しかし、威勢のいい女だ。
???:普通の人間だったら、
0:「???」が「私」のモノマネをするように
私:「いやあああああ!誰か!誰か助けて!」
???:って泣きわめいてさ、みっともなく命乞いをするというのに。
私:あら?それは褒められているのかしらね?
???:・・・どうだろうねぇ?
私:そこは素直に受け取っておくわ。
私:私、何事にも動じない自信だけはあるの。
私:よほどのことがない限りは。
0:「???」、「私」の言葉を聞いて笑いをこらえつつ、少し漏れそうになっている
0:次のセリフ、「???」は声色や話し方を都度変える
???:よほどのこと・・・ねぇ。
???:まぁ、いいよ。そのほうが壊しがいがあるもんね。
???:アタシ、そういうの、大好き!
???:・・・さて、質問は以上かな?
???:ボクさ、もう・・・ワクワクで胸がはちきれそう!
???:早くやりたいんだよ!
私:・・・最後に・・・ひとつだけ・・・
???:んー?なんだい?
私:私は・・・私は、生きて、帰れるのかしら?
0:「???」、キョトンからの徐々に爆笑
???:・・・ぷっ・・・
私:・・・
???:あはは・・・
私:・・・?
???:あーはっはっはっはっはっは!
私:・・・!
???:何を言い出すかと思えば・・・「私は生きて帰れるかしら」?
???:ひー、ひー・・・・!腹がよじれるゥ!
私:・・・どういうこと?
???:ボクに!私に!アタシに!俺に!
???:見初められた時点で「生きて帰る」ことは不可能に近いんだよ!
???:あーはっはっはっはっはっは!
私:・・・なんてこと
???:さてさて、質問はここいらでもういいかな?
???:ひっひっ・・・ぷっくくく・・・
???:笑いが止まらん・・・!
0:「私」、息を呑む
私:・・・
???:おや?いま一瞬だけ・・・一瞬だけだけど顔が絶望に染まったね?
???:うひひ・・・いいよ、それいいよぉ!
???:もっと・・・もっと・・・
???:その表情をボクに見せておくれぇ!
私:やはり・・・いい趣味ではないわね
0:「???」、話し方や声を色々変えながら
???:うふふ!
???:さて!意味のない押し問答もここで終わり!
???:いまからぁ・・・ボクとキミでぇ、楽しいダンスを踊りたいと思いまぁす!
???:わぁ~!パチパチぃ!
???:ああ!もうアタシ、待ちきれない!
???:ボク、楽しみすぎてイッちゃいそう!
???:早く早く!私がイッてしまわないうちにさぁ!
???:早くヤろうよぉ!
0:「私」、つぶやくように
私:・・・狂ってる
???:あひゃ!
???:それではぁ、まず・・・
???:じゃじゃ~ん!
???:これでぇ、キミの体を切り刻んでいきたいと思いまぁす!
私:・・・これは・・・脅し?
私:ふん、私、脅しになんて屈しないわよ。
私:バカにしないでちょうだい。
???:いやはや、この強がりがどこまで続くか、見ものですねぇ!
私:強がりなんかじゃ・・・!
0:「???」、「私」のセリフを遮るようにお腹にパンチをする
???:はい、ど~ん!
私:・・・ぐっ・・・・!?
???:痛い?痛いよねぇ!
私:これくらい・・・どうってこと・・・
0:また遮って
???:はいど~ん!2発目!
私:くっ・・・
???:きゃはは!さっきまでの威勢がどこへやら!
???:もっと・・・もっと、ちょうだぁい!
私:はぁ・・・はぁ・・・
???:はいど~ん!3発目!
私:・・・っつう・・・!
???:まだまだイケる!って感じだね!
???:壊しがいがあるよォ!
???:ぎゃはぎゃは!
???:じゃあ、まだまだ・・・痛みは続くよぉ!
私:・・・
???:ど~ん!
私:つっ・・・・!
???:ど~ん!
私:くっ・・・
???:ど~ん!
私:・・・う・・・
???:ど~ん!
私:・・・
0:間を開ける。(そのあいだ「???」による暴行は続く。)
0:「???」、飽きたように
???:ど~ん・・・
私:・・・キッ・・・
???:・・・気に食わない。
私:・・・?
0:「???」豹変する
???:気に食わない!気に食わない!気に食わない!気に食わない!気に食わない!
???:もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと!
0:「???」による「私」のモノマネ風「私」セリフ再び
私:「私を助けて!殺さないで!死にたくないィィィィィィィィ!」
???:って命乞いをしなさいよォォォォ!
???:あなたの、その・・・!
私:「私はまだ希望を捨てていないわ。生きてここから脱出する」
???:・・・って希望に満ちた目!
???:まったくもって、気に食わないィィぃいぃィィィィ!
私:っ・・・はぁ・・・はぁ・・・そいつは、どうも。
私:・・・私を嫌いになってもらって、とても嬉しいわ
???:その余裕のある顔、言葉、感情!
???:何もかもが気に食わない!
私:・・・さっきも言ったでしょう?
私:私、こういうのに動じない自信だけはあるの。
私:わかったのならば・・・早く解放することね。
私:私、あなたのお眼鏡にかなう人間じゃないと思うから。
???:・・・ならば、これならどうだ。
私:・・・?
???:・・・ふっ・・・ふふふ・・・
0:そこにはモニターがあった。
私:いったい、何をしようというの?
???:知っている・・・知っている知っている知っている・・・
???:俺は知っているぞ・・・
私:・・・?
???:キサマの弱点、俺は知っているぞぉ・・・!
私:私に弱点なんて・・・!
0:「私」のセリフに被せるようにモニターがつく。そこには一人の女の子が映っていた・・・
???:ふ・・・ふふふふふふふふふふふふふふふふふふっふふふっふ・・・
0:「私」、動揺
私:・・・この娘(こ)は!
???:あはは・・・あははははははははははははははははははははっははははははは!
私:この娘・・・この娘は・・・!
???:んんー?この娘が・・・どうか、したのかなぁぁぁぁぁぁあああああぁぁ!?
私:やめて!その娘だけは!
???:いひひひひひ・・・やっと、やっとまたその顔を見せてくれたねぇ!
???:絶望に染まった顔。
???:アタシは!それを待っていた!
0:「私」、動揺と怒りを言葉にのせながら
私:あんた・・・あの娘に・・・何をしたの・・・!
???:・・・さぁ?「ナニ」をしたんでしょうねぇ!ぬはははは!
私:アンタって人は・・・
???:イヤぁ、かわいらしい女の子だねぇ!
???:まだ男を知らぬ、生娘(きむすめ)だったんだろう!?
???:うふふ・・・あーはっはっはっはっはっは!
0:「私」、怒りに肩を震わせながら
私:キサマぁ・・・・!
???:待ってくれよ、「私は」まだナニもしてない。
???:そう、「私は」!
???:だけど・・・ねぇ・・・?
私:ぐぅぅぅぅぅうぅぅぅ!!
???:世の中には「小さい女の子」が好きな紳士がどこにでもいるのさ!
???:特に・・・処女は・・・ね!
私:イヤ・・・イヤァァァァァ!
???:あっははははは!
???:いいね、いいねぇ!
???:それだよ!それ!
???:私が!俺が!アタシが!ボクが!リスナーが!ライターが!世界が!
???:望んでいた一番の反応!
???:その、絶望に染まった絶叫・・・ああ、いい・・・実にいい・・・
???:私のお腹に・・・下腹部に・・・性器に・・・心地よく響く・・・!
???:んあああ・・・んああああああ!
0:あまりの絶頂に失禁してしまった謎の人物
私:イヤ・・・イヤ・・・!
0:「???」、恍惚の表情を浮かべながら
???:ダメ・・・!それ以上・・・私に、気持ちよくさせたら・・・もっとイッちゃう!
私:いや・・・
0:「???」、悶えている
???:あなたは素晴らしい人だ・・・
???:・・・ん・・・ああん!
???:・・・私の思う通りに・・・
???:はぁ・・・はぁ・・・
???:・・・反応してくれた・・・ん・・・んああ・・・!
私:・・・
???:んああ・・・まるで、魂の抜けきった・・・んん・・・
0:ここから「私」セリフ、虚ろになりながらも懇願するようにつぶやく
私:私・・・私はどうなってもいいから・・・あの娘だけは・・・
0:「???」、誘惑するように
???:でも、だぁめ♡
???:あなたは、私のかわいいおもちゃ。
???:ここで壊れられては、あたし、困っちゃう
私:あの娘・・・あの娘だけは・・・助けて・・・
???:さぁ・・・ここで、唐突に選択肢を設けまぁす♡
私:あの娘・・・あの娘だけは・・・
???:んもう、あれだけ自信満々に
0:「???」モノマネ風「私」セリフ第三弾
私:「私、何事にも動じないので(キリリドヤァ」
???:・・・なぁんて言ってたくせにぃ、壊れたら一瞬なのね。
私:あの娘・・・あの娘は・・・私の大切な・・・
???:はいはいは~い!
???:それじゃあ、選択肢を発表しま~す♡
???:ジャラララララ・・・どん☆
???:選択肢1ばん!
???:「このまま壊れて廃棄処分になる」
???:選択肢2ばん!
???:「『私』のおもちゃとして、ず~っと一生『私』にもてあそばれる」
???:さぁさぁさぁ!どっち?どっちの料理ショー?
私:あの娘は・・・あの娘は・・・
???:・・・
私:あの娘は・・・私の・・・
0:「???」、急にスイッチが入る
???:・・・チッ・・・
私:私の・・・大切な・・・
???:私を無視するなんて、だいぶふざけてるじゃなぁい!?
???:ええ?なぁ!おい!
???:私が、「選択肢」を提示してんんだよォ!
???:それに答えるのが筋なんじゃねえのか!?ああん?
私:私・・・私・・・
???:オラァ!
私:ゴフッ・・・
???:なぁ?おい?俺の言葉を無視しやがって・・・?
???:いい度胸してんな?おい?てめぇ?あ?
私:・・・ブツブツ・・・
???:どっちか選べってんだよぉ!
???:てめえは!日本語も理解できない!サルかよぉ!
私:・・・
???:チッ・・・まぁいい。
私:・・・私が
???:あ?
私:私が・・・どっちを選んだら、あの娘を解放してくれますか・・・
0:「???」、急におちゃらけたように
???:どっちかな~?どっちかな~?
私:一番は・・・
???:一番?ん~詰まんねぇ答え。
???:ちなみに、一番と答えるとこうなります。
0:狭い個室だと思っていた小部屋。しかしよく見ると、そこは死体の山だった。
私:ヒッ・・・
???:ここに放置~♪見るも無残な姿に、誰も引き取り手がいっませ~ん。
???:なのでここで朽ちていくハメになりますねぇ♪
私:あ・・・あ・・・!
???:ちなみに、2番を選ぶと・・・
私:あ・・・
???:な、な、なんと!
???:私のおもちゃになる権利が与えられます!
???:そして死ぬまで、半永久的に、手足がちぎれて、頭がちぎれて・・・
???:おおよそ人間の形を留めない程度まで延命させられ、半殺しにされて・・・
???:私の快楽に付き合ってもらいまぁす!
???:・・・まぁ、使えないと判断した時点でここに廃棄、ですけどねぇ!
私:・・・いちば・・・
???:ん~、あの娘がどうなってもいいのかなぁ・・・
私:・・・!じゃあ・・・2番で・・・
???:んん~?聞こえないなぁ
私:・・・に・・・番・・・!
???:は~い、2番入りましたぁ!
私:じゃあ・・・それじゃあ・・・あの娘は!
???:ん?誰が解放するって言ったかなぁ?
???:「あの娘がどうなっても知らない」とは言ったケド・・・
???:解放するかどうかまではわかんないなぁ
0:「私」、絶望したように絶叫
私:そんな・・・そんな・・・ああああああああああああ!
???:ああ、心地よい絶叫のリズム・・・
???:またまた・・・響く。
???:もっと!もっと!もっと!私が気持ちよくなるために!
私:あああああああああああああ!
???:・・・テレレレッテレー!
???:またまた唐突に挟み込むコーナー!
???:今度はこれ!
私:・・・それは・・・
0:「いい仕事してますね~」の人みたいに
???:はい、これは、アレですね!
???:男性器を模した「大人のおもちゃ」でっす!
私:・・・それが・・・
???:ただ、普通のおもちゃじゃありません!
???:普通のおもちゃならここで紹介する必要、ありませんものね!
???:なんと・・・なんとこれ、じゃじゃーん!
???:変形します!変形して、ナイフのようなものになるんですねぇ!
???:うーん、いい仕事してますねぇ。
私:・・・
???:ということで、これをですね、ちょいちょいと・・・
???:ホラ、刃物になった!
???:どうです、すごいでしょう?
???:商品名は・・・どうしよ、考えてなかったや
???:何がいいと思う?
私:・・・
???:ありゃりゃ、無視されちゃった
???:うーん、そうだなぁ・・・
???:可変型ディルドですしねぇ・・・
???:某アニメの機体名をとって「バルキリー」なんてどうでしょ?
???:良くない?
私:・・・
???:まぁた無視されちゃったよ。
???:無視はよくないよ?された方はずっと根に持つからね?
???:よく言われなかった?「いじめはいけません!」
私:・・・
???:また無視した!もういいもん、勝手に進めちゃうから!プンスカ!
???:・・・さて、これはですね・・・
???:もちろん「大人のおもちゃ」であるからして、やはり試さなきゃ・・・ね?
私:・・・
???:ということで、はい!特別ゲストにございま~す!
私:特別ゲスト・・・?
0:桂三枝風に(PRIDE風に「出てこいや!」でも可)
???:特別ゲスト・・・いらっしゃぁ~い!
???:・・・あ、モニターのリモコン・・・これかな、ポチッとな
0:「私」と同じように椅子に縛られた女の子がモニターに映し出される
女の子:ひ・・・ひえ・・・
0:モニターに映し出された「女の子」は別室にいるためマイクで呼びかける「???」
???:はい、お名前は?
女の子:ひ・・・
???:お・な・ま・え・は?
0:「私」、モニターに映し出されたその少女を見て生気が戻り、怒る
私:キ・・・貴様!貴様!貴様!貴様!貴様ァ!
???:おおっと、コワイお姉ちゃんだねぇ?・・・まぁこの娘には見えてないですけどね。
私:ふざけるな!ふざけるな!ふざけるなァァァァァァ!
???:お名前、聞かせてくれるかな?
女の子:ひ・・・ひえ・・・
???:あー、あー・・・うん。ちょっと「コレ」・・・ダメだね。
???:ゲストとして不良品。
私:キサマァァァァァァァ!その娘を・・・その娘を離せェェェェ!
???:もう、コレは通販番組なのですよ?
???:観客席のあなたはじっとしていてください、ねっ・・・と!
0:拘束が解けそうになる「私」に対し、リモコン操作で更に拘束を強める「???」
私:キサマ!ぐっ!おい!離せ!離せよ!おい!
???:さて、邪魔も入らなくなった・・・
???:ということでぇ・・・この商品を試していきたいと思いまっす!
???:・・・別室に移動っと
私:おい!待て!クソが!卑怯者!離せ!
0:「???」、モニターに映る「女の子」の前に登場
???:はーい、ということで中継先にやってきました
女の子:ヒッ・・・
???:そんな驚かなくてもいいじゃん・・・
???:ていうか、君、やっぱりかわいいねぇ・・・何歳?
女の子:ひ・・・ひえ・・・
???:ひえ・・・歳?何歳だろ、それ
女の子:イヤ・・・触らないで・・・!
???:そう言えば、あなた、処女だとか何とか言ってましたね・・・
???:・・・って、ああ!そう言えば!
???:もう「乙女の純潔」は汚いオジサンたちに散らされてましたね!
???:なら大丈夫でしょう!
???:初体験、どうだった?気持ちよかった?
???:子供いっぱいほしいね?
0:マイクを通して「私」の声が聞こえてくる
私:ぶっ殺す!キサマは!私が絶対!ぶっ殺す!
???:んもう、うるさい観客だなぁ・・・
私:出てこい!この悪魔!私が!直接手を下してやる!死ね!死ね!死ねェェェ!
???:さぁて、うるさい外野は置いといて、さっさと「テスト」に参りましょう。
女の子:い・・・イヤ・・・
???:おやおや、かわいらしい・・・そういうのも、私、大好物です!
???:じゅるり
女の子:いや・・・やめて・・・
???:・・・じゃあやめる。
???:ボクだって、こんないたいけな女の子をいじめるほど、悪魔じゃないからね。
女の子:ほっ・・・
???:なんて、ウソウソ♪
???:せっかく造ったおもちゃなんだからさ!
???:『集めて楽しいコレクション』で終わらすにはもったいないよ!
???:とりゃ!
0:「バルキリー」が少女の中に入っていく
女の子:あああああああああ!痛い!痛い!痛いイイイイイイ!
???:あははは!あはははははははは!
私:・・・キサマ・・・一体何をした・・・
???:「何をした」って、そりゃあ開発したものを試しただけだよ。
女の子:イヤアアアアア!痛い!痛い!痛い!
???:・・・生身の人間を使って。
私:・・・あ・・・あああ・・・
???:おお、結構いい感じ♪
女の子:痛いよ!痛い!イヤだ!助けて!お腹が!
???:コレって、要するに「痛気持ちいい♡」ってことでしょうかねぇ?
女の子:ああああああ!痛い!お腹が!あああああ!
???:そんなに悦んでくれると、造った甲斐があるってもんです♪
私:ああ・・・あああああ・・・!
???:はぁ~はっはっはっはっは!
0:謎の人物の高笑いが鳴り響く。
女の子:ああああああああああ!
0:「実験体」と称された少女の悲痛の叫びも同時に室内に鳴り響くのであった・・・
0:数時間後・・・
女の子:・・・・
???:おんやぁ?声が聞こえてきませんねぇ・・・
女の子:・・・
???:おやおや!よく見たらもう死んでるじゃあ、ありませんか!
???:全く、コレだから、人間の子供は弱いんですよ!
???:・・・でも、十分楽しめましたよ。
???:いひひ・・・これは素晴らしい。
???:ビデオに撮っておいて正解でしたね。
0:一部始終を見せつけられた「私」の絶望
私:あ・・・あああ・・・私の・・・私の、たった一人の・・・
0:「???」、「私」の元へ帰還
???:さて・・・只今戻りましたよ
私:キサマ・・・キサマという人間・・・いや悪魔・・・!
???:ショーは楽しんでいただけたでしょうか?
私:キサマ・・・キサマァァァ・・・!
???:私?私ですか?
???:私はとても楽しめましたよ
???:いやぁ、少女の喘ぎ声はとても素晴らしい!
???:性器にズンズンと直接ビートを刻んでとても気持ちが良かったです
???:お陰でほら、何度もイッてしまって私の下着もぐっしょり!
???:触ってみてくださいよ、これ全部ね、私の潮です
???:正直着替えたいですね
私:グゥゥ・・・!
???:それじゃあ、これを見てもらいましょうか。
0:「私」の目の前にスクリーンが降りてくる
私:こ・・・これは・・・!
???:ポチッとな
0:スクリーンには、先程の女の子が。
女の子:きゃはは♪
0:「???」登場、女の子に話しかける
0:風が強すぎて名前のところが聞き取りにくい
???:やぁ、キミは・・・の・・・かい?
女の子:うん!えっと・・・だれ?
???:・・・の・・・だよ
女の子:そうなんだ!
???:・・・がちょっとキミに会いたいからってぼくを使ったんだ
???:やれやれ、人使いの荒い人だよ
???:とりあえず、あの車に乗って。・・・のところに連れて行くからさ。
女の子:うん!
???:・・・ちゃんは・・・のこと、好き?
女の子:うん!・・・は私のこと、すっごく優しくしてくれるから好き!
???:そうなんだ。・・・ちゃんはあの人のことが大好きなんだね♪
0:モニターに映し出された少女を見て驚きを隠せない「私」
私:・・・これは・・・!?
???:ふふ・・・
0:場面は変わってこの個室に。
女の子:ねぇ、ここはどこ?・・・ちゃんは?
???:・・・さて、性欲おじさん、カモーン!
女の子:きゃ!?え、何?
0:たくさんの裸になった男が個室に入ってくる・・・そして「女の子」を取り囲む
???:レッツレイープ♪
女の子:いやああああああ!痛い!痛いよ!やめて!
0:「女の子」の股からは鮮血がこぼれ落ちる
???:おやおや、なんとなんと・・・まだ処女だったのですねぇ。
???:とりあえずこれは貴重な「資料」ですね。「あの人」に見せるための。
???:あ、これ、見てますぅ?
???:あなたの大切な人の「初めて」、汚いオジサンたちが「ごちそうさま」しちゃいましたよ~♪イエーイ!
0:モニターには多数の大人に乱暴される女の子の姿が。
私:ガアアアアア!キサマ!
???:まだまだこれは序盤ですって
0:ビデオカメラ・・・場面が変わる。数分前の光景。
私:もういや・・もう見たくない
???:目を背けるな!・・・見るんだ!
0:女の子が息絶えた数分後にビデオカメラが止まる。「私」、再び虚ろに
私:・・・
???:いやぁ、楽しい楽しいドキュメンタリーだったね!
???:リピート上映しよう
私:・・・
???:もう・・・ダメじゃないか。
???:彼女の命の煌きを、しっかりとその目に焼き付けなきゃ。
私:・・・
???:あっはははは!やっぱおもしろ!
私:・・・さない
???:あはははははは!
私:・・・許さない
???:ん?なにか言った?
私:許さない!
0:「私」、拘束を解き、「???」に殴りかかる
???:ギャッ!?
0:一瞬のスキをついて謎の人物から刃物を奪い取る「私」。
私:・・・!
???:な、何をするんだいきなり
私:くたばれ!
???:ギャア!?
0:「???」を押し倒し、馬乗りになる「私」。
私:・・・殺す
0:「私」は謎の人物に向かって、刃物を何度も振り下ろす
私:お前は!私が!この手で!必ず!殺す!殺す!殺す!
???:ギャッ!?
私:殺す!
???:グハッ!?
私:殺す!
???:う・・・ぐ・・・こ、これが・・・「死」・・・?
私:殺す!
???:あはは・・・これが・・・「死」・・・「魂の解放」・・・!
私:死ね!
???:あははは!あはははははははは!
私:死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!
???:私・・・俺・・・ボク・・・あははははっははははははははははっはあっははははははあっははははははははははははは!
私:死ねエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!
???:気持ちいい!これが!性行為よりも!自慰よりも!この世のありとあらゆる快感をも超える、快感というやつかァッ!
私:あああああああああ!
???:ふっ・・・・
0:何度も何度も刺されたことにより息絶える「謎の人物」
私:死ねっ!死ねっ!死ね・・・ッ
0:「私」は息絶えた「謎の人物」を何度も何度も刃物で刺した。・・・死してなおも。
???:・・・
私:死ねっ・・・!死ねっ・・・!死ね・・・死・・・あはは。あはははははは!
私:あはははははは!死ね!あはははははは!あはははははは!
私:あーはっはっはっはっはっは!
0:死体にまたがりながら何度も何度も刃を突き立てる「私」。
0:そんな「私」の目には涙が浮かんでいた
私:あはははははは!あーはっはっはっはっはっは!
0:息絶えた「???」、泣きながら笑う「私」に首を向ける
???:キサマも
私:ヒッ!?
???:キサマも、しょせんは我と同じ!
???:「殺し」を、「狂気」を楽しんでしまった!
???:ひひひひ・・・キサマには「呪い」をかけたぞぉ・・・
???:一生消えることのない「呪い」・・・
???:解除方法は・・・「誰かに殺され・・・」
私:死ね!死ね!死ね!死んでしまえぇぇぇぇ!
0:何度も刃物を振り下ろす「私」。「???」の首は動いていなかった
???:・・・・
私:・・・幻・・・?
0:「私」、気絶する
0:しばらくの間・・・
0:「私」、目を開ける。そこは何の変哲もないただの薄暗い狭い部屋だった
私:・・・ここは?
私:なんだろう、ここ?
私:・・・なんか、嫌な夢を見た気がする。
私:私が監禁されて・・・
私:・・・ま、そんな事あるわけないよね。
私:・・・しかしここ・・・薄気味悪い。早く帰ろ・・・
0:「???」のセリフ回想
???(回想):「私はキミ」であり、「キミは私」だ。
0:「私」、不気味に嘲笑う
私:・・・ニチャァ・・・
0:終わり