台本概要
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タイトル | [1:0:1]お、ちんちん電車! |
---|---|
作者名 | 新武将@野生の台本師 (@atarasitakemasa) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 2人用台本(男1、不問1) ※兼役あり |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 商用、非商用問わず作者へ連絡要 |
説明 |
人類とは、どこまでも愚かだ
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
父 | 男 | 42 | 父さん |
息子 | 不問 | 27 | 電車大好き |
魔王 | 不問 | 20 | 息子が精神を乗っ取られた姿 息子兼役 |
乳 | 男 | 1 | 父の役名が乳になっただけ 父兼役 |
TOTO | 男 | 1 | 父兼役 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
息子:あっ、パパ!アレみて!アレ!
父:んー?どうしたんだい?
息子:あれだよ、アレ!
父:アレ?・・・んー、どれのこと?
息子:ティンティン!
父:ブー!
息子:ティンティン!ティンティン!
父:こ・・・こら!
息子:パパ?どうしたのさ?アレだよ、アレ!・・・ちんちん電車!
父:ち・・・!ちんちん電車?
息子:そう、ちんちん電車だよ、ちんちん電車!
父:・・・
息子:も~パパってば、何考えてたの~?
父:・・・ああ、なんでもない。大丈夫だ。
息子:ちんちん電車~
父:ちんちん電車か・・・確かに、最近見かけないもんなぁ・・・
息子:珍しいの?
父:うん、そうだよ。昔は、結構走ってたみたいなんだけどね。今じゃ、日本中さがしても、数える程度にしか走ってないよ。
息子:ふ~ん、そうなんだ~
父:父さんが、子供のときはよく乗ったもんだよ。懐かしいなぁ・・・・こんなとこで、まだ走ってたなんて。
息子:乗ってみたい?ティンティン
父:う~ん、乗ってみたい・・・のは山々だけど、今回はやめておくよ。
息子:なんで~?あ、そうかぁ!ティンティンは、乗るものじゃなくて、乗られる方だもんね!
父:何を言っているんだ・・・あと、「ちんちん電車」じゃなくて「路面電車」だからね。
息子:え~なんで~
父:なんでじゃありません
息子:・・・でもなんで、路面電車ってちんちん電車っていうの?
父:ん~、パパもよくわかんないけど、昔は「チンチン」って音を鳴らしていたから、
父:そういう説があるね
息子:う~ん、パパでもわからないのかぁ・・・
父:ごめんな。
息子:ううん、いいんだよ!
父:不甲斐ない・・・
息子:それじゃあさ、ちんちん電車があるなら「まんまん電車」があってもおかしくないよね!?
父:ブー!
息子:ねぇ、パパ~「まんまん電車」~!「まんまん電車」はないの~?
父:・・・「まんまん電車」はない。でも、「ワンマン電車」ならあるよ・・・
息子:つまり、ティンティンには2つのあれがあるけどまんまんには1つしかないってことだね!?
息子:奥が深いなぁ!
父:いや、そういうわけじゃ
息子:ちんちん電車♪ちんちん電車♪
父:こら、やめなさい!
息子:まんまん電車♪まんまん電車♪
父:やめなさいと言っているでしょ!
息子:ティンティン♪ティンティン鳴らす、ティンティン♪
父:やめろォォォォォォ!
息子:ちんちん電車♪チンチン電車♪
父:さては、貴様!我が息子じゃないな!?トウッ!
息子:ちんちん♪ちんちん電車♪ちんち・・・ゴフッ・・・
父:ふぅ、これで、我が息子も安心・・・
息子:くっくっく・・・
父:何!?
0:息子役、魔王になる
魔王:フゥーハハハハ!よくぞ・・・よくぞ、我の封印を解いてくれた。礼を言おう、人の子よ。
父:む・・・息子が・・・
魔王:息子?ああ、この依代(よりしろ)か。コヤツはもうだめよ。なぜならわしが、完全に乗っ取ってしまったからの!ア~ハッハッハッハ!
父:くっ・・・
魔王:クハハハ・・・いや、実にいい、実にいいぞ、この体ぁ!馴染む、馴染むぞ!
父:お前・・・
魔王:・・・ちんちん電車!
父:やめ・・・!
魔王:ちんちん電車!ちんちん電車!ティンティン!
父:やめろ・・・
魔王:はっはっは!なんと口触りのよい単語だろうか!「ちんちん電車」!素晴らしい!
父:我が息子の姿で・・・そのような言葉を吐くな!
魔王:くっくっく・・・「ちんちん電車」の・・・「ティンティン」のどこが穢れている?
魔王:「ちんちん電車」とは!その昔、電車の接近を知らせるためのベルを「チンチン」と鳴らしていた!車内の合図音が「チンチン」と鳴っていた!
魔王:この2つの説をとってどちらも「チンチン」と合図を鳴らしていたから「ちんちん電車」と呼ばれるようになったのだ!
魔王:どこに悪い要素がある!
父:くっ・・・!?
魔王:それに、「ティンティン」という言葉に過剰に反応することで、「なんとなくイケナイワード」にしてしまっているのは貴様たちであろう!
魔王:「ち」と「ん」の言葉の並びぞ・・・たかが2つの言葉が繰り返し並んでるだけのこと!それの何が「イケナイ」というのだ!?
父:・・・しかし!
魔王:ならば貴様の「父」という役柄!それすらも「ちち」にして漢字を変えれば「乳」・・・
魔王:・・・すなわち「おっぱい」ではないか!
0:魔王、一瞬だけ息子に戻る
息子:ねぇ、おっぱい!ティンティン!ティンティンだよ!おまんじゅう!おじさんのきんのたま!
0:息子、ふたたび魔王に戻る
魔王:ふははははは・・・どうだ。これは「イケナイ」ワードだろう?
0:父、一瞬だけ役名が乳(ちち)になる
乳:キサマ、何をっ!?
魔王:おおっと、これで貴様も「おっぱい」・・・すなわち「イケナイ」存在になってしまったぞぉ?どうする?自らを「規制」するか?
魔王:自らを「イケナイ存在」と、臭いものに蓋をしてしまうのか!?そう、便器のように!
魔王:臭いものは「ミエナイ、キコエナイ、ソンザイシテハイケナイ」!水に流して、全てを闇に葬ってしまうのか!?そう・・・大便のように!
父:・・・お前はっ・・・!
魔王:乳・・・チチ・・・父・・・TOTO・・・
0:父、一瞬だけ役名がTOTO(トートー)になる
TOTO:・・・やめろ・・・!そんなこと・・・!やめてくれ!
魔王:そうさ!そうともさ!たかが「文字」・・・「言葉」を変えただけで勝手に恥じらい汚物を見るような目で見る・・・
魔王:普通だったワードに「イケナイ」要素を付加してるのは、誰でもない、貴様たちなのではないか!
父:・・・そんなこと!
魔王:言い返せぬだろう!そうだよなぁ!?なぜなら、「ちんちん電車」の「ティンティン」は別にそういう意味でもないのに
魔王:「なんだかイケナイ気がする」そんなふわっとした理由で、禁止ワードにした挙げ句、この世から抹消しようとしている!これが愚かと言わずしてなんとする!
父:それでも・・・
魔王:人間も愚かよなぁ・・・?自分たちで生み出した「言葉」という叡智を、自らのエゴで破壊しようとする!
魔王:ならば!なぜ!そのような言葉を生み出した!
魔王:なぜ!そのような表現をしようとした!
魔王:なぜ!なぜなのだ!?答えられるというのかね!君に!?
父:・・・俺にはわからない・・・だけど!
魔王:だけど何だね?もともと「ティンティン」という言葉はただの「オノマトペ」だ。そう、「音」を文字に表したものだ
魔王:それがなぜ!「イケナイワード」になる?誰がそうさせた?そう!・・・愚かな、人類共だ。
魔王:だから私は!その愚かな人間どもに、正義の鉄槌を下そうというのだよ!おおっと・・・「正義」ではなく、「性技」の間違いだったかな・・・?ククク・・・
父:・・・くっ!
魔王:愚かな人類は!言葉は!一度全て滅びなければならない!
魔王:「言葉を規制する」とは!それほどまでに業の深い事柄なのだよ!誰もやらない「革命」・・・
魔王:それを、私がやってあげようというのだ!何が気に食わない!?
父:・・・!
魔王:くっくっく・・・ハァーッハッハッハ!もはやなにも言い返せない、といったところだな!愚かな人間よ!
父:・・・それでも・・・
魔王:ふっ・・・悪あがきはよしたまえ!君に何ができる!もはや論点ずらしの人格否定しかできまい!
父:・・・それでも!それでも!守りたい世界があるんだァァァァァァァァァァ!
魔王:ハァーッハッハッハ!
父:・・・どうして・・・
父:どうして俺たちは・・・
父:こんなところまで、来てしまったんだろう・・・
0:息子、元に戻る
息子:ちんちん!
息子:あっ、パパ!アレみて!アレ!
父:んー?どうしたんだい?
息子:あれだよ、アレ!
父:アレ?・・・んー、どれのこと?
息子:ティンティン!
父:ブー!
息子:ティンティン!ティンティン!
父:こ・・・こら!
息子:パパ?どうしたのさ?アレだよ、アレ!・・・ちんちん電車!
父:ち・・・!ちんちん電車?
息子:そう、ちんちん電車だよ、ちんちん電車!
父:・・・
息子:も~パパってば、何考えてたの~?
父:・・・ああ、なんでもない。大丈夫だ。
息子:ちんちん電車~
父:ちんちん電車か・・・確かに、最近見かけないもんなぁ・・・
息子:珍しいの?
父:うん、そうだよ。昔は、結構走ってたみたいなんだけどね。今じゃ、日本中さがしても、数える程度にしか走ってないよ。
息子:ふ~ん、そうなんだ~
父:父さんが、子供のときはよく乗ったもんだよ。懐かしいなぁ・・・・こんなとこで、まだ走ってたなんて。
息子:乗ってみたい?ティンティン
父:う~ん、乗ってみたい・・・のは山々だけど、今回はやめておくよ。
息子:なんで~?あ、そうかぁ!ティンティンは、乗るものじゃなくて、乗られる方だもんね!
父:何を言っているんだ・・・あと、「ちんちん電車」じゃなくて「路面電車」だからね。
息子:え~なんで~
父:なんでじゃありません
息子:・・・でもなんで、路面電車ってちんちん電車っていうの?
父:ん~、パパもよくわかんないけど、昔は「チンチン」って音を鳴らしていたから、
父:そういう説があるね
息子:う~ん、パパでもわからないのかぁ・・・
父:ごめんな。
息子:ううん、いいんだよ!
父:不甲斐ない・・・
息子:それじゃあさ、ちんちん電車があるなら「まんまん電車」があってもおかしくないよね!?
父:ブー!
息子:ねぇ、パパ~「まんまん電車」~!「まんまん電車」はないの~?
父:・・・「まんまん電車」はない。でも、「ワンマン電車」ならあるよ・・・
息子:つまり、ティンティンには2つのあれがあるけどまんまんには1つしかないってことだね!?
息子:奥が深いなぁ!
父:いや、そういうわけじゃ
息子:ちんちん電車♪ちんちん電車♪
父:こら、やめなさい!
息子:まんまん電車♪まんまん電車♪
父:やめなさいと言っているでしょ!
息子:ティンティン♪ティンティン鳴らす、ティンティン♪
父:やめろォォォォォォ!
息子:ちんちん電車♪チンチン電車♪
父:さては、貴様!我が息子じゃないな!?トウッ!
息子:ちんちん♪ちんちん電車♪ちんち・・・ゴフッ・・・
父:ふぅ、これで、我が息子も安心・・・
息子:くっくっく・・・
父:何!?
0:息子役、魔王になる
魔王:フゥーハハハハ!よくぞ・・・よくぞ、我の封印を解いてくれた。礼を言おう、人の子よ。
父:む・・・息子が・・・
魔王:息子?ああ、この依代(よりしろ)か。コヤツはもうだめよ。なぜならわしが、完全に乗っ取ってしまったからの!ア~ハッハッハッハ!
父:くっ・・・
魔王:クハハハ・・・いや、実にいい、実にいいぞ、この体ぁ!馴染む、馴染むぞ!
父:お前・・・
魔王:・・・ちんちん電車!
父:やめ・・・!
魔王:ちんちん電車!ちんちん電車!ティンティン!
父:やめろ・・・
魔王:はっはっは!なんと口触りのよい単語だろうか!「ちんちん電車」!素晴らしい!
父:我が息子の姿で・・・そのような言葉を吐くな!
魔王:くっくっく・・・「ちんちん電車」の・・・「ティンティン」のどこが穢れている?
魔王:「ちんちん電車」とは!その昔、電車の接近を知らせるためのベルを「チンチン」と鳴らしていた!車内の合図音が「チンチン」と鳴っていた!
魔王:この2つの説をとってどちらも「チンチン」と合図を鳴らしていたから「ちんちん電車」と呼ばれるようになったのだ!
魔王:どこに悪い要素がある!
父:くっ・・・!?
魔王:それに、「ティンティン」という言葉に過剰に反応することで、「なんとなくイケナイワード」にしてしまっているのは貴様たちであろう!
魔王:「ち」と「ん」の言葉の並びぞ・・・たかが2つの言葉が繰り返し並んでるだけのこと!それの何が「イケナイ」というのだ!?
父:・・・しかし!
魔王:ならば貴様の「父」という役柄!それすらも「ちち」にして漢字を変えれば「乳」・・・
魔王:・・・すなわち「おっぱい」ではないか!
0:魔王、一瞬だけ息子に戻る
息子:ねぇ、おっぱい!ティンティン!ティンティンだよ!おまんじゅう!おじさんのきんのたま!
0:息子、ふたたび魔王に戻る
魔王:ふははははは・・・どうだ。これは「イケナイ」ワードだろう?
0:父、一瞬だけ役名が乳(ちち)になる
乳:キサマ、何をっ!?
魔王:おおっと、これで貴様も「おっぱい」・・・すなわち「イケナイ」存在になってしまったぞぉ?どうする?自らを「規制」するか?
魔王:自らを「イケナイ存在」と、臭いものに蓋をしてしまうのか!?そう、便器のように!
魔王:臭いものは「ミエナイ、キコエナイ、ソンザイシテハイケナイ」!水に流して、全てを闇に葬ってしまうのか!?そう・・・大便のように!
父:・・・お前はっ・・・!
魔王:乳・・・チチ・・・父・・・TOTO・・・
0:父、一瞬だけ役名がTOTO(トートー)になる
TOTO:・・・やめろ・・・!そんなこと・・・!やめてくれ!
魔王:そうさ!そうともさ!たかが「文字」・・・「言葉」を変えただけで勝手に恥じらい汚物を見るような目で見る・・・
魔王:普通だったワードに「イケナイ」要素を付加してるのは、誰でもない、貴様たちなのではないか!
父:・・・そんなこと!
魔王:言い返せぬだろう!そうだよなぁ!?なぜなら、「ちんちん電車」の「ティンティン」は別にそういう意味でもないのに
魔王:「なんだかイケナイ気がする」そんなふわっとした理由で、禁止ワードにした挙げ句、この世から抹消しようとしている!これが愚かと言わずしてなんとする!
父:それでも・・・
魔王:人間も愚かよなぁ・・・?自分たちで生み出した「言葉」という叡智を、自らのエゴで破壊しようとする!
魔王:ならば!なぜ!そのような言葉を生み出した!
魔王:なぜ!そのような表現をしようとした!
魔王:なぜ!なぜなのだ!?答えられるというのかね!君に!?
父:・・・俺にはわからない・・・だけど!
魔王:だけど何だね?もともと「ティンティン」という言葉はただの「オノマトペ」だ。そう、「音」を文字に表したものだ
魔王:それがなぜ!「イケナイワード」になる?誰がそうさせた?そう!・・・愚かな、人類共だ。
魔王:だから私は!その愚かな人間どもに、正義の鉄槌を下そうというのだよ!おおっと・・・「正義」ではなく、「性技」の間違いだったかな・・・?ククク・・・
父:・・・くっ!
魔王:愚かな人類は!言葉は!一度全て滅びなければならない!
魔王:「言葉を規制する」とは!それほどまでに業の深い事柄なのだよ!誰もやらない「革命」・・・
魔王:それを、私がやってあげようというのだ!何が気に食わない!?
父:・・・!
魔王:くっくっく・・・ハァーッハッハッハ!もはやなにも言い返せない、といったところだな!愚かな人間よ!
父:・・・それでも・・・
魔王:ふっ・・・悪あがきはよしたまえ!君に何ができる!もはや論点ずらしの人格否定しかできまい!
父:・・・それでも!それでも!守りたい世界があるんだァァァァァァァァァァ!
魔王:ハァーッハッハッハ!
父:・・・どうして・・・
父:どうして俺たちは・・・
父:こんなところまで、来てしまったんだろう・・・
0:息子、元に戻る
息子:ちんちん!