台本概要

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タイトル 【洋画風】ボクはキミのメインディッシュになりたいけどキミはボクをデザートという
作者名 ミクロマコ  (@kazeumimoriyama)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 商用、非商用問わず連絡不要
説明 「叶える気のない夢を語るのはやめてくれる?」
「夢を語りたがるのは男のサガだよ」
そんな男女の短い会話劇。

★カクテル言葉の意味★
ブルームーン「できない相談・叶わぬ恋」
マンハッタン「切ない恋心」
マミー・テイラー「いつもあなたと」

※アドリブは、共演の方やリスナーさんが不快にならないようご配慮をお願いします※



☆Special Thanks Danzigさま☆

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
25 愛は夢の中にある
26 愛は現実とあってほしい
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0: 0:~とあるBARにて~ 0: 女:あなたはいつもそう 女:ワタシが言っているのはそういうところよ 0: 男:そういうところって? 0: 女:叶える気のない夢を語るのはやめてくれる 0: 男:夢を語りたがるのは男のサガだよ 男:キミは、無口な男が好きなのかい? 男:それとも、夢を見ない男? 0: 女:あら、アナタは何も知らないのね 女:女にだって、夢の1つや2つはあるものよ 女:ただ、それを簡単には語ろうとしないだけ 0: 男:じゃあ、キミの夢の中に、ボクはいるのかい? 0: 女:語ろうとしないって言ったでしょ 女:そういう甘い話は好きじゃないの 女:ワタシは少しばかり、アナタより現実的に出来ているのよ 女:女って、みんなそうなのよ 0: 男:男だって現実的さ 0: 女:あら、そうなの? 0: 男:ああ、例えば「ボクの日常にはキミがいる。」 これは現実だろ? 0: 女:確かに、それは、バーチャルではないわね 女:でも、少し違っているわ 0: 男:何が違ってるって言うんだい? 0: 女:アナタの日常生活の中に、ワタシはいない 0: 男:そんな事はないさ 0: 女:本当? 0: 男:ああ、本当さ 男:起きたらキミの事を考えるし、寝る前もキミの事を考えてる 0: 女:ふーん 0: 男:実際、こうして仕事終わりにキミと会って、会話もしてる 0: 女:そうね 0: 男:これって、充分、キミはボクの日常の一部だと言えると思うんだけど? 0: 女:甘い囁きをありがとう。 女:アナタの頭の中にワタシの居場所があって嬉しいわ 0: 男:それはよかった 0: 女:だけど、少し違うかな 0: 男:どこが? 0: 女:時間よ 0: 男:時間? 0: 女:ええ 女:アナタとの時間は当たり前じゃないの 女:ワタシにとっては特別で、非日常なのよ 女:そう、まるで、甘くて、魅惑的で、背徳感のあるデザートみたいな 0: 男:デザートか・・・ 男:いいね、味見してみて? 0: 0:女を抱き寄せようとするも、軽やかにかわされる。 0: 女:そういうところ! 0: 男:え? 0: 女:ワタシはスリルが欲しいんじゃないのよ 0: 男:じゃあ、ボクはどうしたらデザートじゃなくて、キミのメインディッシュになれるんだい? 0: 女:無理よ 女:アナタはディナー専門でしょう? 0: 男:と、いうと? 0: 女:朝におはようのキスが出来ない、アナタとの関係は、甘くてほろ苦過ぎるのよ 女:メインディッシュになんてしたら、体に毒ってことよ 0: 男:・・・寂しかったのかい 0: 女:なによ 女:今更、優しくなんて、しないでちょうだい 0: 男:ごめん 0: 女:・・・ 0: 男:でも、この時間は、キミだけのものだから 0: 女:・・・ 0: 男:今夜はボクだけの人になってくれないか? 0: 女:そうね・・・ 女:もう一杯だけ飲んで、今夜は帰るわ 女:マスター、「ブルームーン」をお願い 0: 男:・・・どうしてもかい? 0: 女:どうしてもよ 0: 男:はぁ・・・ 男:分かった、今夜は引き下がろう 男:マスター、「マンハッタン」を頼むよ 0: 女:(小声で)同じウィスキーのカクテルなら 女:「マミーテイラー」を頼んでくれたら、なんて。 0: 男:え?今なんて? 0: 女:あぁーあ 女:やっぱりワタシたちは、平行線ね 0: 男:え? どうして? 0: 女:そういうところ! 0: 0:END 0:

0: 0:~とあるBARにて~ 0: 女:あなたはいつもそう 女:ワタシが言っているのはそういうところよ 0: 男:そういうところって? 0: 女:叶える気のない夢を語るのはやめてくれる 0: 男:夢を語りたがるのは男のサガだよ 男:キミは、無口な男が好きなのかい? 男:それとも、夢を見ない男? 0: 女:あら、アナタは何も知らないのね 女:女にだって、夢の1つや2つはあるものよ 女:ただ、それを簡単には語ろうとしないだけ 0: 男:じゃあ、キミの夢の中に、ボクはいるのかい? 0: 女:語ろうとしないって言ったでしょ 女:そういう甘い話は好きじゃないの 女:ワタシは少しばかり、アナタより現実的に出来ているのよ 女:女って、みんなそうなのよ 0: 男:男だって現実的さ 0: 女:あら、そうなの? 0: 男:ああ、例えば「ボクの日常にはキミがいる。」 これは現実だろ? 0: 女:確かに、それは、バーチャルではないわね 女:でも、少し違っているわ 0: 男:何が違ってるって言うんだい? 0: 女:アナタの日常生活の中に、ワタシはいない 0: 男:そんな事はないさ 0: 女:本当? 0: 男:ああ、本当さ 男:起きたらキミの事を考えるし、寝る前もキミの事を考えてる 0: 女:ふーん 0: 男:実際、こうして仕事終わりにキミと会って、会話もしてる 0: 女:そうね 0: 男:これって、充分、キミはボクの日常の一部だと言えると思うんだけど? 0: 女:甘い囁きをありがとう。 女:アナタの頭の中にワタシの居場所があって嬉しいわ 0: 男:それはよかった 0: 女:だけど、少し違うかな 0: 男:どこが? 0: 女:時間よ 0: 男:時間? 0: 女:ええ 女:アナタとの時間は当たり前じゃないの 女:ワタシにとっては特別で、非日常なのよ 女:そう、まるで、甘くて、魅惑的で、背徳感のあるデザートみたいな 0: 男:デザートか・・・ 男:いいね、味見してみて? 0: 0:女を抱き寄せようとするも、軽やかにかわされる。 0: 女:そういうところ! 0: 男:え? 0: 女:ワタシはスリルが欲しいんじゃないのよ 0: 男:じゃあ、ボクはどうしたらデザートじゃなくて、キミのメインディッシュになれるんだい? 0: 女:無理よ 女:アナタはディナー専門でしょう? 0: 男:と、いうと? 0: 女:朝におはようのキスが出来ない、アナタとの関係は、甘くてほろ苦過ぎるのよ 女:メインディッシュになんてしたら、体に毒ってことよ 0: 男:・・・寂しかったのかい 0: 女:なによ 女:今更、優しくなんて、しないでちょうだい 0: 男:ごめん 0: 女:・・・ 0: 男:でも、この時間は、キミだけのものだから 0: 女:・・・ 0: 男:今夜はボクだけの人になってくれないか? 0: 女:そうね・・・ 女:もう一杯だけ飲んで、今夜は帰るわ 女:マスター、「ブルームーン」をお願い 0: 男:・・・どうしてもかい? 0: 女:どうしてもよ 0: 男:はぁ・・・ 男:分かった、今夜は引き下がろう 男:マスター、「マンハッタン」を頼むよ 0: 女:(小声で)同じウィスキーのカクテルなら 女:「マミーテイラー」を頼んでくれたら、なんて。 0: 男:え?今なんて? 0: 女:あぁーあ 女:やっぱりワタシたちは、平行線ね 0: 男:え? どうして? 0: 女:そういうところ! 0: 0:END 0: