台本概要
629 views
タイトル | 3人で見たかった景色は |
---|---|
作者名 | 追ヰ鰹 (@harukazecyclone) |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 3人用台本(男2、女1) |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 商用、非商用問わず連絡不要 |
説明 |
高校卒業前の高校生3人組。今回は3人でキャンプをしてもらいます。 前読みは演者様にお任せしておりますが、ハヤテのみナレーションの兼役ありです。 629 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
ハヤテ | 男 | 61 | 18歳男子高校生。基本的に落ち着いているが、時々叫ぶことがある。(ミヤビに振り回されている時とかツッコミに回っている事の方が多いが。)アニメ好き。 |
フウガ | 男 | 51 | 18歳男子高校生。テンションが高い方のキャラクター。ハヤテとミヤビの幼馴染。アニメ好き。 |
ミヤビ | 女 | 54 | 18歳女子高校生。突拍子もない事をする系女子だが、幼馴染の2人の事を誰よりも大切に思っている。余談だが、恋愛感情とやらを知らない模様。アニメ好き。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
ハヤテ:(N)始まりはミヤビの一言だった。
0:(間)
ミヤビ:ねぇ2人共!!キャンプしない!?
ハヤテ:は?
フウガ:キャンプ?
ミヤビ:うん!!
ハヤテ:いやどうしたん唐突に?
フウガ:ミヤビが唐突なのはいつもの事だけど、それにしたってじゃね?
ミヤビ:そんなことはどうでもいいの!!3人でキャンプしたいの!!今度の3連休で行こうよ!!ハヤテもフウガもキャンプ道具あるんでしょ??
ハヤテ:ある事はあるけど・・・・また何かに影響されてんのか?
ミヤビ:この間キャンプアニメ見てさ!!やりたくなった!!
フウガ:あぁあれか。確かにキャンプしたくなるもんな。
ミヤビ:でっしょ!?フウガはわかってるな~!!という事で3人でキャンプ行きます!!けって~い!!
ハヤテ:お、おい・・・俺は行くなんて一言も・・・・
ミヤビ:これは決定事項なのです!!じゃあまた放課後に~!!
ハヤテ:おいミヤビ!・・・はぁ。いつもの事とはいえ突拍子もなさすぎる・・・・
フウガ:諦めよう。こうなったミヤビは誰にも止められないからな。それに実は俺もキャンプ行きたいとは思ってたんだわ。
ハヤテ:いやそりゃ俺もいつかは行きたいとは思ってたけどよ~・・・まぁいいか。帰ったら親に言ってみるわ。
フウガ:そうしようぜ。あ、チャイムなっちまった。また放課後に。
ハヤテ:あぁ。
0:(間)
ハヤテ:終わった~。フウガ帰ろうぜ。
フウガ:おう。
ハヤテ:ミヤビは?
フウガ:もうすぐ来るんじゃね?
ミヤビ:(遮るように)頼もう!!
フウガ:うわ!びっくりした!!
ハヤテ:お前もう少しおとなしく入ってこれないのかよ・・・
ミヤビ:そんな事はどうでもいいの!!キャンプする場所決めるよ!!ハヤテの家で!!
ハヤテ:俺ん家かよ!?
0:(帰り道)
ハヤテ:なぁミヤビ。
ミヤビ:ん?なに?
ハヤテ:何で急にキャンプしたいなんて言い出したんだ?
ミヤビ:ん~?さっきも言ったでしょ?アニメの―
ハヤテ:(遮る)他にも理由があんだろ?俺達3人じゃなきゃいけない理由がよ。
フウガ:俺も気になってた。
ミヤビ:だ、だから!アニメが理由で―
フウガ:(遮る)ミヤビは突拍子もない事やるし、うるさいし。変な奴なのは知ってるけどよ。
フウガ:それは本当の気持ち悟られたくないからやってる事だっていい加減わかる。俺たちが何年幼馴染やってるって思ってんの?
ハヤテ:そうそう。今更遠慮なんかすんなって。あ、突拍子もない事するのは遠慮してほしいけどな。
ミヤビ:一言余計だよ!?フウガに至っては2言も3言も余計だからね!?
ハヤテ:で?何があったんだよ?
ミヤビ:スルーなんだ・・・・。まぁそうだね・・・もうすぐ私達卒業じゃん?小学校からの腐れ縁が高校まで続いてきたけど、さすがに大学は3人共別々な訳で。
フウガ:そうだな。それぞれがやりたい事が違うし。
ミヤビ:私何か寂しくなっちゃって。卒業前に"3人で何かを成し遂げた!!"って胸を張れるような事したいなって思ってさ。
ハヤテ:それでキャンプ?
ミヤビ:そう。テントで1泊して、朝3人並んで日の出見れたら最高の思い出にならないかなって。
フウガ:おぉ。ミヤビがまともな事言ってる・・・!
ミヤビ:茶化さないでよ~!真面目に話してるのに~!!
フウガ:ははは。わりぃわりぃ。
ハヤテ:よし!そうと決まればさっさと俺ん家で行く場所決めるぞ!!
ミヤビ:え?
フウガ:どうした?置いていくぞミヤビ!!負けたら自販機でジュース奢りだからな!!
ミヤビ:ちょっと!?それ私の負け確定なんですけど!?
0:数日後。キャンプに着いた3人。
フウガ:ミヤビのお母さんには感謝だ。
ハヤテ:あぁ。わざわざここまで車出してくれたし、今度何かお返し買っておこう。
フウガ:だな。というか・・・・
ミヤビ:はぁ・・・温もる・・・
フウガ:焚き火ってこんな暖かいんだな。
ハヤテ:何かわからんけど落ち着く・・・
ミヤビ:いつもみたいに遊ぶのも良いけど、こうして火を囲むのもいいもんだね~。
ハヤテ:ぷっ。おばあちゃんみたい。
ミヤビ:おやハヤテやい。ちゃんとご飯は食べとるかね?
ハヤテ:あははは!!!どこのおばあちゃんだよそれ!!
フウガ:ハヤテや。いい加減孫を抱かせてくれんか?
ハヤテ:おじいちゃん出てきた!?
ミヤビ:あはははは!!あ~お腹すいた~!!
ハヤテ:自由だな本当!?
フウガ:腹減ったよ親父~
ハヤテ:誰が親父だ!!・・・サクッと作るから待ってな!
ハヤテ:(N)鍋の中に担々鍋の素と水と少量の豆乳を入れたら沸騰させ、そこにカットした長ネギ、白菜、しめじ、ニラ、豆腐を投入。最後に餃子を好きなだけ入れる。
ハヤテ:(N)蓋をして5分弱待てば担々餃子鍋の完成。
フウガ:なぁハヤテ。これはまさか・・・
ハヤテ:俺もあのアニメ見て食べたくなったんだよな。完成!担々餃子鍋!おあがりよ!
ミヤビ:おぉ~!!!めちゃめちゃ美味しそう!!なんか別のアニメ混じってるけど(笑)
ハヤテ:ちょっとテンションが上がったわ。じゃあ取り分けるぞ~
フウガ:待ってました!!
ハヤテ:これミヤビの分でこっちがフウガのな。
フウガ:あちちち・・・
ミヤビ:熱くて持ちづらい・・・
ハヤテ:それは確かに・・・まぁ、じゃあ早速・・・いただきます。
ミヤビ:いただきます!!
フウガ:いただきます!
0:(3人ともモグモグ)
フウガ:うわこれ美味っ!!さすがハヤテだわ~!
ミヤビ:何杯でも食べられる~!!料理男子は今かなりポイント高いよ~?
ハヤテ:どこのポイントだよそれ・・・美味しいって言って貰えるのは純粋に嬉しいけどな。
ミヤビ:でも何でモテないんだろうね~?
ハヤテ:ははははうるせぇ鍋の中に顔ぶち込むぞ。
ミヤビ:急にバイオレンス!?
フウガ:はははははは!!!!
ハヤテ:ついでにフウガの顔もぶち込む。
フウガ:理不尽!?
ミヤビ:あはははは!!
0:(間)
フウガ:あぁ~食った~・・・
ハヤテ:見事に雑炊まで完食とは・・・お前らの食欲どうなってんだよ。
フウガ:そういうハヤテも結構食えてたじゃん。いつも小食なのに。
ハヤテ:普段とは違う環境で飯食ってるからかもな。おかげでお腹苦しい。
ミヤビ:洗い終わったよ~!
ハヤテ:お、サンキューな。
ミヤビ:美味しかった~!!ごちそうさまでした!
フウガ:ごちそうさん!!
ハヤテ:おう。
ミヤビ:はぁ楽しい・・・2人共今日来てくれてありがとね?
フウガ:ん?
ハヤテ:ミヤビ?
ミヤビ:すっごい楽しかった!!!ご飯も美味しかったし!!また3人でキャンプしたいな!!
ハヤテ:当たり前だろ?俺もすげぇ楽しかったし。来てよかった。
フウガ:俺もだよ。また来ようぜ。休みとか合わせてさ。
ミヤビ:うん!!
フウガ:そろそろ寝るか?日の出確か朝の5時だろ?
ミヤビ:そうだね~。お腹いっぱいで眠くなってきちゃったし。ふわぁぁ~。
ハヤテ:だな。各自のテントで寝て4時ぐらいに起きるとするか。
ミヤビ:だね!!じゃあ2人共おやすみ!!
フウガ:おう。おやすみ。
ハヤテ:おやすみ。
0:(翌朝)
ハヤテ:ミヤビ起きろ。ミヤビ。
ミヤビ:ん・・・うん・・・?今何時・・・?
フウガ:4時半だ。後30分で日の出だぞ。一緒に見るんだろ?
ミヤビ;うん・・・起きる・・・
ハヤテ:今コーヒー淹れてるから。
ミヤビ:ありがとう・・・コーヒーには・・・
ハヤテ:砂糖とミルク多め。だろ?
ミヤビ:うぅん・・・・
0:(翌朝)
ミヤビ:ふわぁ~・・・温か~い・・・
フウガ:やっぱ朝はコーヒーに限るよな。美味い。
ハヤテ:そうだな。目が覚める。
ミヤビ;えっと・・・時間は4時55分か。もうすぐだね~
フウガ:だな。
ミヤビ:あれ?フウガ実はワクワクしてる?
フウガ:え?俺顔に出てる?
ハヤテ:あぁ割とな(笑)
フウガ:そういうハヤテもじゃん(笑)
ハヤテ:え?マジ!?・・・まぁそりゃ初めて見るんだし?ワクワクはするさ。
ミヤビ:・・・ねぇ2人共。
フウガ:ん?
ハヤテ:なんだ?
ミヤビ:私、2人と一緒にここに来れてよかった!!また絶対来ようね!!
ハヤテ:それ昨日も言ってたぞ?遂にボケたか?
フウガ:介護が必要か・・・
ミヤビ:誰がおばあちゃんだ!?
フウガ:あはははは!!
ミヤビ:ちょっと笑いすぎ・・・・あっ・・・
ハヤテ:・・・・・おぉ!
フウガ:すげぇ・・・
ミヤビ:・・・・・
ハヤテ:・・・・・
フウガ:・・・・・
ミヤビ:きれい・・・・
ハヤテ:これはヤバいな・・・・
フウガ:・・・この景色見れただけでも、来た甲斐があるな・・・
ミヤビ:・・・私決めた。
ハヤテ:ん?
ミヤビ:大学入ったら自分だけのキャンプ道具買って、色んな所にキャンプしにいく!!
フウガ:俺も!!
ハヤテ:え?
フウガ:俺もキャンプやる!!この景色見れるんだったら必死でバイトして金貯めて、バイクの免許取ってキャンプ道具買ってソロキャンする!!
ミヤビ:いいね~!!
ハヤテ:そうだよな・・・この最高な景色を間近で見れんの、キャンプしてたからだもんな・・・
ミヤビ:そうだよ!!ハヤテもやろう?んで、みんな慣れてきた頃にまた集まってみんなでキャンプしよ!!
ハヤテ:いいなそれ。よし!俺も自分で選んだキャンプ道具でソロキャン楽しむ!!
フウガ:じゃあ約束しとかね??
ミヤビ:約束?
フウガ:そう!例えば・・・2年後の今日、またここでキャンプするとかさ!!
ミヤビ:前もって打ち合わせとかせずに!?
フウガ:そう!誰か1人でも忘れてたら揃わないけど、3人集まれるかどうかやってみようぜ!!
ハヤテ:何かおしゃれだなそれ。
ミヤビ:いいねいいね~!やってみよ!!あ、そろそろお母さん迎えに来てくれるって!!
ハヤテ:ぼちぼち片付け始めるか。
フウガ:そうだな。
0:(間)
ハヤテ:(N)こうして3人の初キャンプは幕を閉じた。その2年後に3人が再び出会うかは別のお話―
ハヤテ:(N)始まりはミヤビの一言だった。
0:(間)
ミヤビ:ねぇ2人共!!キャンプしない!?
ハヤテ:は?
フウガ:キャンプ?
ミヤビ:うん!!
ハヤテ:いやどうしたん唐突に?
フウガ:ミヤビが唐突なのはいつもの事だけど、それにしたってじゃね?
ミヤビ:そんなことはどうでもいいの!!3人でキャンプしたいの!!今度の3連休で行こうよ!!ハヤテもフウガもキャンプ道具あるんでしょ??
ハヤテ:ある事はあるけど・・・・また何かに影響されてんのか?
ミヤビ:この間キャンプアニメ見てさ!!やりたくなった!!
フウガ:あぁあれか。確かにキャンプしたくなるもんな。
ミヤビ:でっしょ!?フウガはわかってるな~!!という事で3人でキャンプ行きます!!けって~い!!
ハヤテ:お、おい・・・俺は行くなんて一言も・・・・
ミヤビ:これは決定事項なのです!!じゃあまた放課後に~!!
ハヤテ:おいミヤビ!・・・はぁ。いつもの事とはいえ突拍子もなさすぎる・・・・
フウガ:諦めよう。こうなったミヤビは誰にも止められないからな。それに実は俺もキャンプ行きたいとは思ってたんだわ。
ハヤテ:いやそりゃ俺もいつかは行きたいとは思ってたけどよ~・・・まぁいいか。帰ったら親に言ってみるわ。
フウガ:そうしようぜ。あ、チャイムなっちまった。また放課後に。
ハヤテ:あぁ。
0:(間)
ハヤテ:終わった~。フウガ帰ろうぜ。
フウガ:おう。
ハヤテ:ミヤビは?
フウガ:もうすぐ来るんじゃね?
ミヤビ:(遮るように)頼もう!!
フウガ:うわ!びっくりした!!
ハヤテ:お前もう少しおとなしく入ってこれないのかよ・・・
ミヤビ:そんな事はどうでもいいの!!キャンプする場所決めるよ!!ハヤテの家で!!
ハヤテ:俺ん家かよ!?
0:(帰り道)
ハヤテ:なぁミヤビ。
ミヤビ:ん?なに?
ハヤテ:何で急にキャンプしたいなんて言い出したんだ?
ミヤビ:ん~?さっきも言ったでしょ?アニメの―
ハヤテ:(遮る)他にも理由があんだろ?俺達3人じゃなきゃいけない理由がよ。
フウガ:俺も気になってた。
ミヤビ:だ、だから!アニメが理由で―
フウガ:(遮る)ミヤビは突拍子もない事やるし、うるさいし。変な奴なのは知ってるけどよ。
フウガ:それは本当の気持ち悟られたくないからやってる事だっていい加減わかる。俺たちが何年幼馴染やってるって思ってんの?
ハヤテ:そうそう。今更遠慮なんかすんなって。あ、突拍子もない事するのは遠慮してほしいけどな。
ミヤビ:一言余計だよ!?フウガに至っては2言も3言も余計だからね!?
ハヤテ:で?何があったんだよ?
ミヤビ:スルーなんだ・・・・。まぁそうだね・・・もうすぐ私達卒業じゃん?小学校からの腐れ縁が高校まで続いてきたけど、さすがに大学は3人共別々な訳で。
フウガ:そうだな。それぞれがやりたい事が違うし。
ミヤビ:私何か寂しくなっちゃって。卒業前に"3人で何かを成し遂げた!!"って胸を張れるような事したいなって思ってさ。
ハヤテ:それでキャンプ?
ミヤビ:そう。テントで1泊して、朝3人並んで日の出見れたら最高の思い出にならないかなって。
フウガ:おぉ。ミヤビがまともな事言ってる・・・!
ミヤビ:茶化さないでよ~!真面目に話してるのに~!!
フウガ:ははは。わりぃわりぃ。
ハヤテ:よし!そうと決まればさっさと俺ん家で行く場所決めるぞ!!
ミヤビ:え?
フウガ:どうした?置いていくぞミヤビ!!負けたら自販機でジュース奢りだからな!!
ミヤビ:ちょっと!?それ私の負け確定なんですけど!?
0:数日後。キャンプに着いた3人。
フウガ:ミヤビのお母さんには感謝だ。
ハヤテ:あぁ。わざわざここまで車出してくれたし、今度何かお返し買っておこう。
フウガ:だな。というか・・・・
ミヤビ:はぁ・・・温もる・・・
フウガ:焚き火ってこんな暖かいんだな。
ハヤテ:何かわからんけど落ち着く・・・
ミヤビ:いつもみたいに遊ぶのも良いけど、こうして火を囲むのもいいもんだね~。
ハヤテ:ぷっ。おばあちゃんみたい。
ミヤビ:おやハヤテやい。ちゃんとご飯は食べとるかね?
ハヤテ:あははは!!!どこのおばあちゃんだよそれ!!
フウガ:ハヤテや。いい加減孫を抱かせてくれんか?
ハヤテ:おじいちゃん出てきた!?
ミヤビ:あはははは!!あ~お腹すいた~!!
ハヤテ:自由だな本当!?
フウガ:腹減ったよ親父~
ハヤテ:誰が親父だ!!・・・サクッと作るから待ってな!
ハヤテ:(N)鍋の中に担々鍋の素と水と少量の豆乳を入れたら沸騰させ、そこにカットした長ネギ、白菜、しめじ、ニラ、豆腐を投入。最後に餃子を好きなだけ入れる。
ハヤテ:(N)蓋をして5分弱待てば担々餃子鍋の完成。
フウガ:なぁハヤテ。これはまさか・・・
ハヤテ:俺もあのアニメ見て食べたくなったんだよな。完成!担々餃子鍋!おあがりよ!
ミヤビ:おぉ~!!!めちゃめちゃ美味しそう!!なんか別のアニメ混じってるけど(笑)
ハヤテ:ちょっとテンションが上がったわ。じゃあ取り分けるぞ~
フウガ:待ってました!!
ハヤテ:これミヤビの分でこっちがフウガのな。
フウガ:あちちち・・・
ミヤビ:熱くて持ちづらい・・・
ハヤテ:それは確かに・・・まぁ、じゃあ早速・・・いただきます。
ミヤビ:いただきます!!
フウガ:いただきます!
0:(3人ともモグモグ)
フウガ:うわこれ美味っ!!さすがハヤテだわ~!
ミヤビ:何杯でも食べられる~!!料理男子は今かなりポイント高いよ~?
ハヤテ:どこのポイントだよそれ・・・美味しいって言って貰えるのは純粋に嬉しいけどな。
ミヤビ:でも何でモテないんだろうね~?
ハヤテ:ははははうるせぇ鍋の中に顔ぶち込むぞ。
ミヤビ:急にバイオレンス!?
フウガ:はははははは!!!!
ハヤテ:ついでにフウガの顔もぶち込む。
フウガ:理不尽!?
ミヤビ:あはははは!!
0:(間)
フウガ:あぁ~食った~・・・
ハヤテ:見事に雑炊まで完食とは・・・お前らの食欲どうなってんだよ。
フウガ:そういうハヤテも結構食えてたじゃん。いつも小食なのに。
ハヤテ:普段とは違う環境で飯食ってるからかもな。おかげでお腹苦しい。
ミヤビ:洗い終わったよ~!
ハヤテ:お、サンキューな。
ミヤビ:美味しかった~!!ごちそうさまでした!
フウガ:ごちそうさん!!
ハヤテ:おう。
ミヤビ:はぁ楽しい・・・2人共今日来てくれてありがとね?
フウガ:ん?
ハヤテ:ミヤビ?
ミヤビ:すっごい楽しかった!!!ご飯も美味しかったし!!また3人でキャンプしたいな!!
ハヤテ:当たり前だろ?俺もすげぇ楽しかったし。来てよかった。
フウガ:俺もだよ。また来ようぜ。休みとか合わせてさ。
ミヤビ:うん!!
フウガ:そろそろ寝るか?日の出確か朝の5時だろ?
ミヤビ:そうだね~。お腹いっぱいで眠くなってきちゃったし。ふわぁぁ~。
ハヤテ:だな。各自のテントで寝て4時ぐらいに起きるとするか。
ミヤビ:だね!!じゃあ2人共おやすみ!!
フウガ:おう。おやすみ。
ハヤテ:おやすみ。
0:(翌朝)
ハヤテ:ミヤビ起きろ。ミヤビ。
ミヤビ:ん・・・うん・・・?今何時・・・?
フウガ:4時半だ。後30分で日の出だぞ。一緒に見るんだろ?
ミヤビ;うん・・・起きる・・・
ハヤテ:今コーヒー淹れてるから。
ミヤビ:ありがとう・・・コーヒーには・・・
ハヤテ:砂糖とミルク多め。だろ?
ミヤビ:うぅん・・・・
0:(翌朝)
ミヤビ:ふわぁ~・・・温か~い・・・
フウガ:やっぱ朝はコーヒーに限るよな。美味い。
ハヤテ:そうだな。目が覚める。
ミヤビ;えっと・・・時間は4時55分か。もうすぐだね~
フウガ:だな。
ミヤビ:あれ?フウガ実はワクワクしてる?
フウガ:え?俺顔に出てる?
ハヤテ:あぁ割とな(笑)
フウガ:そういうハヤテもじゃん(笑)
ハヤテ:え?マジ!?・・・まぁそりゃ初めて見るんだし?ワクワクはするさ。
ミヤビ:・・・ねぇ2人共。
フウガ:ん?
ハヤテ:なんだ?
ミヤビ:私、2人と一緒にここに来れてよかった!!また絶対来ようね!!
ハヤテ:それ昨日も言ってたぞ?遂にボケたか?
フウガ:介護が必要か・・・
ミヤビ:誰がおばあちゃんだ!?
フウガ:あはははは!!
ミヤビ:ちょっと笑いすぎ・・・・あっ・・・
ハヤテ:・・・・・おぉ!
フウガ:すげぇ・・・
ミヤビ:・・・・・
ハヤテ:・・・・・
フウガ:・・・・・
ミヤビ:きれい・・・・
ハヤテ:これはヤバいな・・・・
フウガ:・・・この景色見れただけでも、来た甲斐があるな・・・
ミヤビ:・・・私決めた。
ハヤテ:ん?
ミヤビ:大学入ったら自分だけのキャンプ道具買って、色んな所にキャンプしにいく!!
フウガ:俺も!!
ハヤテ:え?
フウガ:俺もキャンプやる!!この景色見れるんだったら必死でバイトして金貯めて、バイクの免許取ってキャンプ道具買ってソロキャンする!!
ミヤビ:いいね~!!
ハヤテ:そうだよな・・・この最高な景色を間近で見れんの、キャンプしてたからだもんな・・・
ミヤビ:そうだよ!!ハヤテもやろう?んで、みんな慣れてきた頃にまた集まってみんなでキャンプしよ!!
ハヤテ:いいなそれ。よし!俺も自分で選んだキャンプ道具でソロキャン楽しむ!!
フウガ:じゃあ約束しとかね??
ミヤビ:約束?
フウガ:そう!例えば・・・2年後の今日、またここでキャンプするとかさ!!
ミヤビ:前もって打ち合わせとかせずに!?
フウガ:そう!誰か1人でも忘れてたら揃わないけど、3人集まれるかどうかやってみようぜ!!
ハヤテ:何かおしゃれだなそれ。
ミヤビ:いいねいいね~!やってみよ!!あ、そろそろお母さん迎えに来てくれるって!!
ハヤテ:ぼちぼち片付け始めるか。
フウガ:そうだな。
0:(間)
ハヤテ:(N)こうして3人の初キャンプは幕を閉じた。その2年後に3人が再び出会うかは別のお話―