台本概要
206 views
タイトル | 【2:0:1】みんないっしょ |
---|---|
作者名 | 新武将@野生の台本師 (@atarasitakemasa) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 3人用台本(男2、不問1) ※兼役あり |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
みんな同じ穴のムジナ
206 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
光秀 | 男 | 57 | 明智光秀 |
長政 | 不問 | 31 | 浅井長政 秀秋兼役 |
久秀 | 男 | 35 | 松永久秀 |
秀秋 | 不問 | 6 | 小早川秀秋 長政兼役 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:京
光秀:・・・
0:あたり一面を覆うほどの静寂
光秀:・・・
0:
光秀:・・・敵は・・・
0:
光秀:敵は、本能寺にあり・・・!
0:本能寺
光秀:織田信長を、討つ・・・!
光秀:かかれぇ!
0:場面転換・大山崎・光秀敗走中
光秀:私は・・・私は・・・なぜ・・・このような・・・!
光秀:私は・・・私は・・・!
0:農民に刺される
光秀:わ・・・たしは・・・ぐふっ・・・
0:眼の前が真っ暗になる・・・
0:しばらくの間
0:光秀、目を覚ます
光秀:・・・こ、ここは?
0:光秀、あたりを見回す
光秀:私はてっきり、地獄に行くものと思うておったが・・・
0:遠くで光秀を呼ぶ声
光秀:・・・誰か、私を呼んでおるようだ・・・
久秀:おおい、こっちこっち!
長政:こっちですよ!
光秀:・・・うわ、なんだろう・・・あれ・・・行きたくねえなぁ
久秀:遅かったではないか
長政:もっと早く来ると思うておりました
光秀:う・・・うむ・・・
久秀:いかが致した、光秀殿?
長政:顔色が悪いみたいですが
光秀:・・・いや、なんだろう・・・その・・・
長政:もったいぶらずに教えてくだされ
光秀:これってあれじゃん
久秀:うむ
光秀:「裏切り者」のくくりのやつじゃん
長政:裏切り者!
久秀:なんと、光秀殿は誰かを裏切ったのですかな!
長政:この人でなし!
久秀:全くである!
光秀:いや、お前らにだけは言われたくねえんだわ
長政:私が裏切り者と?はて、なんのことやら
光秀:こいつ・・・
長政:この信義の塊である浅井長政(あざいながまさ)を不義の輩と申されますか!光秀殿!
光秀:おまえ信長様を裏切っただろ
長政:あれは朝倉殿との「絆」を優先したから・・・
光秀:声震えてんぞ
久秀:光秀殿も浅井の若造も、人を裏切るとは仁義にも劣りますなぁ
光秀:お主も人のこと言えぬであろう・・・信長様を3度裏切ったくせに
長政:そうだぞギリワン
久秀:ギ・・・!
光秀:ギリワン?
長政:不義の輩と言うことでございます
長政:すぐ人を裏切り、信を置けぬ人物との評です
光秀:そういえばお主、足利義輝殿や十河(そごう)、三好(みよし)の嫡男など謀殺しておったものなぁ
久秀:あれはすべて言いがかりに過ぎませぬ
光秀:でも少なくとも信長様には歯向かったではないか
久秀:あれは幕府を守るためだから
光秀:おまえも声が震えてんぞ
長政:・・・ところで、なぜ光秀殿はこちらへ?
光秀:ううむ・・・
久秀:我らと同席なのじゃ、先程も言ったが、きっと誰かを裏切ったのでしょう
光秀:・・・信長様を
長政:なんと!「あの」織田信長を!
久秀:裏切ったと!
長政:やっぱり人でなし!
久秀:鬼!
光秀:ぐぬぬ・・・それはお主らとて同じであろうが・・・!
長政:それで、なぜ、裏切ったのですか?
久秀:そうよのう・・・確か明智十兵衛光秀といえば信長殿の右腕も右腕だったはず
長政:かなり可愛がられていたと思います
光秀:・・・
長政:光秀殿・・・?
光秀:・・・突発的に・・・
久秀:聞こえぬぞ?
光秀:突発的に・・・
長政:と・・・なんですって?
光秀:突発的にだよ!ただ、なんとなく「殺っちまった」!それだけよ!
久秀:なんと、なんとなくで人を裏切ったのか!?
長政:これはどうしようもない「クソ」ですな!
光秀:やかましい!この裏切り者どもめ!
久秀:光秀殿にだけは言われとうないわ!
長政:・・・それで?
光秀:それで?なんだ?
久秀:どうやって死んだのだ?
光秀:・・・信長様を討ったあと、羽柴のサルに負けて敗走してたところを、落ち武者狩りの農民に横からブスッと・・・
久秀:あっ・・・
光秀:やめて、そういう反応
長政:・・・
光秀:だからやめろって!そういう哀れみの目で見るの!
長政:・・・なんかごめん、この黄金の髑髏(ドクロ)杯、いる?
久秀:・・・平蜘蛛あげるから
光秀:要らない要らない!なんで揃いも揃って、そんな「いわく付き」のもの押し付けようとしてんの!
長政:今なら朝倉殿の髑髏杯もつけるから・・・
光秀:だからいらねーって!
久秀:しかし、こうやって信長殿を裏切った者が集まるもなにかの縁
光秀:私は正直ここの枠に入れられたくないんだが
長政:運命、と言うやつですな
光秀:やだ、こんなので運命感じたくない
久秀:ここはこの三人で「同盟」のようなものを結びたいと思う
光秀:やだ、この同盟、絶対誰か途中で裏切るやつじゃん
長政:さながら、三国志演義で読んだ、「桃園の誓い」みたいですね!
光秀:こんな誰も信用できない「義兄弟の契り」なんてあってたまるか
久秀:我ら三人、怖いものなし、であるな
光秀:私以外の誰かに寝首を掻かれそうで怖いんだが
長政:我ら三人で地獄の天下取りでも始めますかな!
光秀:なんか変なものに影響されてる?
久秀:はっはっは!
長政:はっはっは!
光秀:「はっはっは!」じゃねえんだよ
光秀:何、朗らかに笑ってんだよ
久秀:そうと決まれば宴の準備よな!
長政:パーッと行きましょう!パーッと!
光秀:なんだろう、こいつらと同じ括りにされるのか・・・いやだなぁぁ・・・
久秀:むむ?
光秀:・・・いかが致した
久秀:なにやら、人の気配が
光秀:あぁそうかい
長政:きっと我等の仲間になりたい者でしょうな!
光秀:こんなクソみたいな集まりに加わりたいものがおるのか・・・
久秀:そうかも知れぬ!おおい、こっちこっち!
光秀:この流れからしてきっとろくでもない者に相違ない・・・
久秀:おお、よくぞ来てくれた!そなた、名をなんと申す
秀秋:小早川・・・秀秋と申します
久秀:秀秋殿か!随分と若いな!
秀秋:周りからは「金吾(きんご)」と呼ばれております
光秀:明智光秀じゃ
秀秋:あ、あの明智十兵衛光秀殿でございますか!
光秀:どの明智は分からぬが多分その明智で間違いない
久秀:私は松永弾正久秀じゃ
秀秋:松永・・・!?あのギリワンの・・・・!
光秀:ギリワンって流行ってんの?
久秀:褒めても何も出ぬぞ
光秀:多分褒めてないぞ
長政:私は近江の浅井長政じゃ
久秀:して、小早川殿はなぜここに?
秀秋:わかりませぬ・・・気がつけばここに
光秀:どうせろくでもない死に方したんだろ
秀秋:なぜわかったのですか・・・
秀秋:・・・そう、私は関ケ原にて石田方として参戦した身でありながら、徳川に内通、徳川に味方して戦をかき乱してしまいました
秀秋:そしてその後・・・精神を病んで・・・
久秀:なんと、裏切りものとな!?
光秀:う・・・裏切り・・・とは・・・!
光秀:この・・・
0:全員同時
光秀:人でなし!
久秀:人でなし!
長政:人でなし!
0:京
光秀:・・・
0:あたり一面を覆うほどの静寂
光秀:・・・
0:
光秀:・・・敵は・・・
0:
光秀:敵は、本能寺にあり・・・!
0:本能寺
光秀:織田信長を、討つ・・・!
光秀:かかれぇ!
0:場面転換・大山崎・光秀敗走中
光秀:私は・・・私は・・・なぜ・・・このような・・・!
光秀:私は・・・私は・・・!
0:農民に刺される
光秀:わ・・・たしは・・・ぐふっ・・・
0:眼の前が真っ暗になる・・・
0:しばらくの間
0:光秀、目を覚ます
光秀:・・・こ、ここは?
0:光秀、あたりを見回す
光秀:私はてっきり、地獄に行くものと思うておったが・・・
0:遠くで光秀を呼ぶ声
光秀:・・・誰か、私を呼んでおるようだ・・・
久秀:おおい、こっちこっち!
長政:こっちですよ!
光秀:・・・うわ、なんだろう・・・あれ・・・行きたくねえなぁ
久秀:遅かったではないか
長政:もっと早く来ると思うておりました
光秀:う・・・うむ・・・
久秀:いかが致した、光秀殿?
長政:顔色が悪いみたいですが
光秀:・・・いや、なんだろう・・・その・・・
長政:もったいぶらずに教えてくだされ
光秀:これってあれじゃん
久秀:うむ
光秀:「裏切り者」のくくりのやつじゃん
長政:裏切り者!
久秀:なんと、光秀殿は誰かを裏切ったのですかな!
長政:この人でなし!
久秀:全くである!
光秀:いや、お前らにだけは言われたくねえんだわ
長政:私が裏切り者と?はて、なんのことやら
光秀:こいつ・・・
長政:この信義の塊である浅井長政(あざいながまさ)を不義の輩と申されますか!光秀殿!
光秀:おまえ信長様を裏切っただろ
長政:あれは朝倉殿との「絆」を優先したから・・・
光秀:声震えてんぞ
久秀:光秀殿も浅井の若造も、人を裏切るとは仁義にも劣りますなぁ
光秀:お主も人のこと言えぬであろう・・・信長様を3度裏切ったくせに
長政:そうだぞギリワン
久秀:ギ・・・!
光秀:ギリワン?
長政:不義の輩と言うことでございます
長政:すぐ人を裏切り、信を置けぬ人物との評です
光秀:そういえばお主、足利義輝殿や十河(そごう)、三好(みよし)の嫡男など謀殺しておったものなぁ
久秀:あれはすべて言いがかりに過ぎませぬ
光秀:でも少なくとも信長様には歯向かったではないか
久秀:あれは幕府を守るためだから
光秀:おまえも声が震えてんぞ
長政:・・・ところで、なぜ光秀殿はこちらへ?
光秀:ううむ・・・
久秀:我らと同席なのじゃ、先程も言ったが、きっと誰かを裏切ったのでしょう
光秀:・・・信長様を
長政:なんと!「あの」織田信長を!
久秀:裏切ったと!
長政:やっぱり人でなし!
久秀:鬼!
光秀:ぐぬぬ・・・それはお主らとて同じであろうが・・・!
長政:それで、なぜ、裏切ったのですか?
久秀:そうよのう・・・確か明智十兵衛光秀といえば信長殿の右腕も右腕だったはず
長政:かなり可愛がられていたと思います
光秀:・・・
長政:光秀殿・・・?
光秀:・・・突発的に・・・
久秀:聞こえぬぞ?
光秀:突発的に・・・
長政:と・・・なんですって?
光秀:突発的にだよ!ただ、なんとなく「殺っちまった」!それだけよ!
久秀:なんと、なんとなくで人を裏切ったのか!?
長政:これはどうしようもない「クソ」ですな!
光秀:やかましい!この裏切り者どもめ!
久秀:光秀殿にだけは言われとうないわ!
長政:・・・それで?
光秀:それで?なんだ?
久秀:どうやって死んだのだ?
光秀:・・・信長様を討ったあと、羽柴のサルに負けて敗走してたところを、落ち武者狩りの農民に横からブスッと・・・
久秀:あっ・・・
光秀:やめて、そういう反応
長政:・・・
光秀:だからやめろって!そういう哀れみの目で見るの!
長政:・・・なんかごめん、この黄金の髑髏(ドクロ)杯、いる?
久秀:・・・平蜘蛛あげるから
光秀:要らない要らない!なんで揃いも揃って、そんな「いわく付き」のもの押し付けようとしてんの!
長政:今なら朝倉殿の髑髏杯もつけるから・・・
光秀:だからいらねーって!
久秀:しかし、こうやって信長殿を裏切った者が集まるもなにかの縁
光秀:私は正直ここの枠に入れられたくないんだが
長政:運命、と言うやつですな
光秀:やだ、こんなので運命感じたくない
久秀:ここはこの三人で「同盟」のようなものを結びたいと思う
光秀:やだ、この同盟、絶対誰か途中で裏切るやつじゃん
長政:さながら、三国志演義で読んだ、「桃園の誓い」みたいですね!
光秀:こんな誰も信用できない「義兄弟の契り」なんてあってたまるか
久秀:我ら三人、怖いものなし、であるな
光秀:私以外の誰かに寝首を掻かれそうで怖いんだが
長政:我ら三人で地獄の天下取りでも始めますかな!
光秀:なんか変なものに影響されてる?
久秀:はっはっは!
長政:はっはっは!
光秀:「はっはっは!」じゃねえんだよ
光秀:何、朗らかに笑ってんだよ
久秀:そうと決まれば宴の準備よな!
長政:パーッと行きましょう!パーッと!
光秀:なんだろう、こいつらと同じ括りにされるのか・・・いやだなぁぁ・・・
久秀:むむ?
光秀:・・・いかが致した
久秀:なにやら、人の気配が
光秀:あぁそうかい
長政:きっと我等の仲間になりたい者でしょうな!
光秀:こんなクソみたいな集まりに加わりたいものがおるのか・・・
久秀:そうかも知れぬ!おおい、こっちこっち!
光秀:この流れからしてきっとろくでもない者に相違ない・・・
久秀:おお、よくぞ来てくれた!そなた、名をなんと申す
秀秋:小早川・・・秀秋と申します
久秀:秀秋殿か!随分と若いな!
秀秋:周りからは「金吾(きんご)」と呼ばれております
光秀:明智光秀じゃ
秀秋:あ、あの明智十兵衛光秀殿でございますか!
光秀:どの明智は分からぬが多分その明智で間違いない
久秀:私は松永弾正久秀じゃ
秀秋:松永・・・!?あのギリワンの・・・・!
光秀:ギリワンって流行ってんの?
久秀:褒めても何も出ぬぞ
光秀:多分褒めてないぞ
長政:私は近江の浅井長政じゃ
久秀:して、小早川殿はなぜここに?
秀秋:わかりませぬ・・・気がつけばここに
光秀:どうせろくでもない死に方したんだろ
秀秋:なぜわかったのですか・・・
秀秋:・・・そう、私は関ケ原にて石田方として参戦した身でありながら、徳川に内通、徳川に味方して戦をかき乱してしまいました
秀秋:そしてその後・・・精神を病んで・・・
久秀:なんと、裏切りものとな!?
光秀:う・・・裏切り・・・とは・・・!
光秀:この・・・
0:全員同時
光秀:人でなし!
久秀:人でなし!
長政:人でなし!