台本概要

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タイトル 愛を知った猫
作者名 柊聖(ひいらぎ せい)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 2人用台本(男1、不問1) ※兼役あり
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 掛け合いです!!!楽しんで劇をしていただけたら嬉しいです❤︎猫ちゃん(シエル)役は男性女性どちらが演じていただいてもかまいません!女性の方が演じやすいとおもいます!
野良猫は飼い主さん役が演じてください!

猫が3日間だけ人間になってしまうお話!是非読んでいってくださいっ

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
シエル猫 不問 - 最近飼われた白猫。飼い主さんが好き
飼い主(+野良猫) - 一人暮らし、独身男性。明るく優しい性格
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
飼い主:「ただいま〜はぁつかれた」 シエル<猫>:「にゃあ!」 飼い主:「お!シエル!いい子にしてたか〜?ご飯も全部食べてるな。えらいぞ!」 シエル<猫>:「ん〜にゃぁ!」 飼い主:「っし!洗濯するか!」 シエル<猫>:「……行っちゃった…。もっと撫でて欲しかったのに〜!」 :シエル<猫>:この家に来たのは3ヶ月ほど前。初めての家でドキドキしていた僕を優しく撫でてくれた飼い主さん。優しい素敵な飼い主さん! 野良猫(飼い主役):「よぉ〜いいところに住んでるじゃねえか。羨ましいなぁ?おい。」 シエル<猫>:「なんだよ。また来たのか!意地悪猫!!とっとと帰れ!」 野良猫(飼い主役):「まぁまぁ。そう言うなって!いい話を持ってきたんだよ!」 シエル<猫>:「いい話…?」 野良猫(飼い主役):「おうよ。まぁただの噂話だがな?猫が人間に恋をすると3日間だけ人間になれるっつー話だよ。ただし条件。満月の夜に飼い主の血を一滴でもいい。舐めなければならない」 シエル<猫>:「へ、へぇ〜。そんな、へんてこな事をする猫もいるんだな」 野良猫(飼い主役):「ま!頑張れよ〜。上手くいったら俺にうまい飯食わせてくれよな。ヘッヘー!」 シエル<猫>:「は、はぁ!?ちょっと待て!!!おーい!」 シエル<猫>:別に…飼い主さんはそんなんじゃないし…。 :ーーー夜ーーー 飼い主:「さて。そろそろ飯つくるか。シエル!今日は新鮮な刺身を買ったんだ!今晩はご馳走様だぞ!……ほぅ今日はスーパームーンと皆既月食が重なる日なのか。へえ50年に1度。ならシエルと見れる最初で最後のでっけえ月だな!!!」 シエル<猫>:「満月…人間になれる…いやいやいやいや!!!別に…このままでも…」 飼い主:「っ!!痛って!!!!魚捌くのむずかしぃー手切っちまった」 シエル<猫>:「……血!うぅ…。…………よし。おりゃぁぁ!!!」 :シエル<猫>:「…………なんてできないよぉ!!!!」 飼い主:「よぉ〜し!出来たぞ!さぁ!沢山食え!そんで元気いっぱいだ!」 シエル<猫>:「にゃ、にゃぁ〜…」 飼い主:「ん?どうした?元気ないな。具体でも悪いかな」 シエル<猫>:「はっ…!!にゃ!にゃにゃにゃ!(否定している)」 飼い主:「おおぉ〜!!いい食べっぷり!!美味しいかー?」 シエル<猫>:「にゃー!!!!」 :ーーー夜になるーーー 飼い主:「シエル…お前がいて俺は救われたんだ。ずっと孤独だと思ってさ、何も上手くいかないって。けどお前と家族になってからずっと楽しいよ。お前のおかげだ!大好きだぞ!」 シエル<猫>:「……」 飼い主:「あ〜ほんと可愛いな…むにゃむにゃ。シエルぅ〜…スゥースゥー(寝息)」 シエル<猫>:「……僕は。僕は…!!!!!」 :シエル<猫>:気づいたら飼い主の手を強く噛んでいた。鉄っぽい味が口に広がる。 :シエル<猫>:「神様!どうか3日間だけでも……人間にして!!!」 :ーーー朝ーーー 飼い主:「んぁ…おはよぉシエ…」 飼い主:「んんんんん!?!?!?!だ、誰誰誰!!!不審者!?夢?警察?はぁ!?」 シエル<猫>:「に、にゃ…お…おは…よぅ」 シエル<猫>:「(!?!?!今僕にゃー以外も喋った……?もしかして人間に…?)」 :シエル<猫>:「(なってるぅぅ!!!!!!!)」 シエル<猫>:「飼い主さん…飼い主さんだぁ!!!」 飼い主:「うおぉ……!いきなりなんですか!どうやってここに入ったんですか!?警察呼びます!!」 シエル<猫>:「(やばいやばい…!)それはだめ!」 飼い主:「……へ?」 シエル<猫>:「んぁ〜…えっと!そう!家がなくて困ってて…!!(さすがに厳しいか…?)」 飼い主:「家が…ない……??」 シエル<猫>:「(うわぁぁどうしよう言い訳苦しいよね!どうしようぅ〜……)」 飼い主:「なんだか知らないけどよ!大変なんだな!?わかった!家にしばらくいてもいいぞ!」 シエル<猫>:「(ぃぃぃいけたーーー!!普通追い出すでしょ…!飼い主さんもしかして馬鹿なの!?)」 飼い主:「(……シエルはどこいったんだ…?すぐ戻ってくるといいけど…)」 飼い主:「…………と、とととととりあえず服…きろよ。俺のでいい…かな」 シエル<猫>:「う、うん!!ありがとう!飼い主…っじゃなくてお兄さん!」 :ーーー間ーーー シエル<猫>:「(まさか本当に人間になってしまうなんて…わぁ指がある!髪の毛長い…おへそある!なんか身体重たい…) シエル<猫>:(飼い主さんと同じ目線で話せちゃった…!嬉しい!!)」 飼い主:「………あの。そんな見つめないでくださいよ…んん。……どっか出かけます?」 シエル<猫>:「え!!いいの!?初めてのおそとだぁ!」 飼い主:「ん?初めて?……外?」 シエル<猫>:「……へ?」 飼い主:「(ぽかーん)」 シエル<猫>:「ああああ!じょ、冗談!そう冗談!!あはは、あははは…」 :ーーー間ーーー シエル<猫>:1日目はショッピングに行き、2日目は水族館。楽しい時間はあっという間に過ぎてゆき…ついに最終日。 :シエル<猫>:「ぷはぁ〜!たのしかったぁ!」 飼い主:「き、君足速いね…水族館とか、やけにテンション高かったし、魚好きなの?」 シエル<猫>:「大好き!……お兄さんのことも!!」 飼い主:「……!?っ…!ありがとう…」 飼い主:「……」 シエル<猫>:「…」 飼い主:「そうだシエル…!あいつもう2日も帰ってこねぇ…小窓は開けて中に入れるようにしてるのに…。心配だ、探さなきゃ」 シエル<猫>:「ん!?あぁ!シエル…!シエルは明日帰ってきますよ〜!」 飼い主:「…なんでわかるんだよ」 シエル<猫>:「あっあの白のふわふわの猫ちゃんだよね?!あの子野良猫と仲良さそうにしてるの今日みたから明日には疲れて帰ってくるんじゃないかな…!?」 飼い主:「見たことなくないか…?」 シエル<猫>:「ほ、ほ、ほら!!ほら!あの写真立て!あれ見たの!!!」 飼い主:「あぁ…早く帰ってきたらいいけど…」 シエル<猫>:(ふぅー。何とか乗りきった…!) :シエル<猫>:(…最後の日なんだ。ちゃんと伝えなきゃ) : :シエル<猫>:「お兄さん…!ずっと前…じゃなくて、えーと…!好きです!大好きです!!よかったら恋人に…なれたらいいな…って。」 飼い主:「……ごめん。君とはお付き合いできないよ。俺は器用じゃねえから恋人とか性にあわないっていうか!?…………あぁというか大事な家族がいるんだ。猫なんだけどさ、まだ3ヶ月しか一緒にいてなくて、恋人を作ってしまうと俺はシエルを1人にさせてしまう気がして。寂しい思いはさせたくねえ……。君も俺みたいなのじゃなくてもっとかしこくて良い奴を選んだ方がいい」 シエル<猫>:(……家族。そうか飼い主さんは1番に僕を想ってくれて、大切にしてくれてた…なのに欲張って人間になって恋人になろうだなんて。僕は不安だったんだ…いつかひとりぼっちになるのではないかと、猫だから…ペットだから大切にしてくれないんじゃないかと!) シエル<猫>:(…なんだ…!杞憂だったじゃないか…僕は、無理に人間にならなくても充分幸せだったんだ…!!!) :シエル<猫>:「お兄さん…変なこと言ってごめんなさい。ありがとう!」 : :シエル<猫>:12時00分。光が部屋全体を包み込む。目をぎゅっとつむった。手をぎゅっと握った。シエルはこの出来事を一生忘れないと誓った。 飼い主:「…寝てた…。はっ!大丈夫!?怪我は……ってあれ?いない…」 シエル<猫>:「にゃ〜?」 飼い主:「シエル!?!どこいってたんだ心配したよ〜!!!!勝手に外いったらだめだろ!?さぁ!お風呂行って体洗うぞー!」 シエル<猫>:「いにゃぁぁあー!!!!(嫌ァァ)」 野良猫(飼い主役):「っとぉー!飯くれっつったのによ〜!まったく意地悪はどっちだって話さ。ま!めでたしめでたし…だな!」

飼い主:「ただいま〜はぁつかれた」 シエル<猫>:「にゃあ!」 飼い主:「お!シエル!いい子にしてたか〜?ご飯も全部食べてるな。えらいぞ!」 シエル<猫>:「ん〜にゃぁ!」 飼い主:「っし!洗濯するか!」 シエル<猫>:「……行っちゃった…。もっと撫でて欲しかったのに〜!」 :シエル<猫>:この家に来たのは3ヶ月ほど前。初めての家でドキドキしていた僕を優しく撫でてくれた飼い主さん。優しい素敵な飼い主さん! 野良猫(飼い主役):「よぉ〜いいところに住んでるじゃねえか。羨ましいなぁ?おい。」 シエル<猫>:「なんだよ。また来たのか!意地悪猫!!とっとと帰れ!」 野良猫(飼い主役):「まぁまぁ。そう言うなって!いい話を持ってきたんだよ!」 シエル<猫>:「いい話…?」 野良猫(飼い主役):「おうよ。まぁただの噂話だがな?猫が人間に恋をすると3日間だけ人間になれるっつー話だよ。ただし条件。満月の夜に飼い主の血を一滴でもいい。舐めなければならない」 シエル<猫>:「へ、へぇ〜。そんな、へんてこな事をする猫もいるんだな」 野良猫(飼い主役):「ま!頑張れよ〜。上手くいったら俺にうまい飯食わせてくれよな。ヘッヘー!」 シエル<猫>:「は、はぁ!?ちょっと待て!!!おーい!」 シエル<猫>:別に…飼い主さんはそんなんじゃないし…。 :ーーー夜ーーー 飼い主:「さて。そろそろ飯つくるか。シエル!今日は新鮮な刺身を買ったんだ!今晩はご馳走様だぞ!……ほぅ今日はスーパームーンと皆既月食が重なる日なのか。へえ50年に1度。ならシエルと見れる最初で最後のでっけえ月だな!!!」 シエル<猫>:「満月…人間になれる…いやいやいやいや!!!別に…このままでも…」 飼い主:「っ!!痛って!!!!魚捌くのむずかしぃー手切っちまった」 シエル<猫>:「……血!うぅ…。…………よし。おりゃぁぁ!!!」 :シエル<猫>:「…………なんてできないよぉ!!!!」 飼い主:「よぉ〜し!出来たぞ!さぁ!沢山食え!そんで元気いっぱいだ!」 シエル<猫>:「にゃ、にゃぁ〜…」 飼い主:「ん?どうした?元気ないな。具体でも悪いかな」 シエル<猫>:「はっ…!!にゃ!にゃにゃにゃ!(否定している)」 飼い主:「おおぉ〜!!いい食べっぷり!!美味しいかー?」 シエル<猫>:「にゃー!!!!」 :ーーー夜になるーーー 飼い主:「シエル…お前がいて俺は救われたんだ。ずっと孤独だと思ってさ、何も上手くいかないって。けどお前と家族になってからずっと楽しいよ。お前のおかげだ!大好きだぞ!」 シエル<猫>:「……」 飼い主:「あ〜ほんと可愛いな…むにゃむにゃ。シエルぅ〜…スゥースゥー(寝息)」 シエル<猫>:「……僕は。僕は…!!!!!」 :シエル<猫>:気づいたら飼い主の手を強く噛んでいた。鉄っぽい味が口に広がる。 :シエル<猫>:「神様!どうか3日間だけでも……人間にして!!!」 :ーーー朝ーーー 飼い主:「んぁ…おはよぉシエ…」 飼い主:「んんんんん!?!?!?!だ、誰誰誰!!!不審者!?夢?警察?はぁ!?」 シエル<猫>:「に、にゃ…お…おは…よぅ」 シエル<猫>:「(!?!?!今僕にゃー以外も喋った……?もしかして人間に…?)」 :シエル<猫>:「(なってるぅぅ!!!!!!!)」 シエル<猫>:「飼い主さん…飼い主さんだぁ!!!」 飼い主:「うおぉ……!いきなりなんですか!どうやってここに入ったんですか!?警察呼びます!!」 シエル<猫>:「(やばいやばい…!)それはだめ!」 飼い主:「……へ?」 シエル<猫>:「んぁ〜…えっと!そう!家がなくて困ってて…!!(さすがに厳しいか…?)」 飼い主:「家が…ない……??」 シエル<猫>:「(うわぁぁどうしよう言い訳苦しいよね!どうしようぅ〜……)」 飼い主:「なんだか知らないけどよ!大変なんだな!?わかった!家にしばらくいてもいいぞ!」 シエル<猫>:「(ぃぃぃいけたーーー!!普通追い出すでしょ…!飼い主さんもしかして馬鹿なの!?)」 飼い主:「(……シエルはどこいったんだ…?すぐ戻ってくるといいけど…)」 飼い主:「…………と、とととととりあえず服…きろよ。俺のでいい…かな」 シエル<猫>:「う、うん!!ありがとう!飼い主…っじゃなくてお兄さん!」 :ーーー間ーーー シエル<猫>:「(まさか本当に人間になってしまうなんて…わぁ指がある!髪の毛長い…おへそある!なんか身体重たい…) シエル<猫>:(飼い主さんと同じ目線で話せちゃった…!嬉しい!!)」 飼い主:「………あの。そんな見つめないでくださいよ…んん。……どっか出かけます?」 シエル<猫>:「え!!いいの!?初めてのおそとだぁ!」 飼い主:「ん?初めて?……外?」 シエル<猫>:「……へ?」 飼い主:「(ぽかーん)」 シエル<猫>:「ああああ!じょ、冗談!そう冗談!!あはは、あははは…」 :ーーー間ーーー シエル<猫>:1日目はショッピングに行き、2日目は水族館。楽しい時間はあっという間に過ぎてゆき…ついに最終日。 :シエル<猫>:「ぷはぁ〜!たのしかったぁ!」 飼い主:「き、君足速いね…水族館とか、やけにテンション高かったし、魚好きなの?」 シエル<猫>:「大好き!……お兄さんのことも!!」 飼い主:「……!?っ…!ありがとう…」 飼い主:「……」 シエル<猫>:「…」 飼い主:「そうだシエル…!あいつもう2日も帰ってこねぇ…小窓は開けて中に入れるようにしてるのに…。心配だ、探さなきゃ」 シエル<猫>:「ん!?あぁ!シエル…!シエルは明日帰ってきますよ〜!」 飼い主:「…なんでわかるんだよ」 シエル<猫>:「あっあの白のふわふわの猫ちゃんだよね?!あの子野良猫と仲良さそうにしてるの今日みたから明日には疲れて帰ってくるんじゃないかな…!?」 飼い主:「見たことなくないか…?」 シエル<猫>:「ほ、ほ、ほら!!ほら!あの写真立て!あれ見たの!!!」 飼い主:「あぁ…早く帰ってきたらいいけど…」 シエル<猫>:(ふぅー。何とか乗りきった…!) :シエル<猫>:(…最後の日なんだ。ちゃんと伝えなきゃ) : :シエル<猫>:「お兄さん…!ずっと前…じゃなくて、えーと…!好きです!大好きです!!よかったら恋人に…なれたらいいな…って。」 飼い主:「……ごめん。君とはお付き合いできないよ。俺は器用じゃねえから恋人とか性にあわないっていうか!?…………あぁというか大事な家族がいるんだ。猫なんだけどさ、まだ3ヶ月しか一緒にいてなくて、恋人を作ってしまうと俺はシエルを1人にさせてしまう気がして。寂しい思いはさせたくねえ……。君も俺みたいなのじゃなくてもっとかしこくて良い奴を選んだ方がいい」 シエル<猫>:(……家族。そうか飼い主さんは1番に僕を想ってくれて、大切にしてくれてた…なのに欲張って人間になって恋人になろうだなんて。僕は不安だったんだ…いつかひとりぼっちになるのではないかと、猫だから…ペットだから大切にしてくれないんじゃないかと!) シエル<猫>:(…なんだ…!杞憂だったじゃないか…僕は、無理に人間にならなくても充分幸せだったんだ…!!!) :シエル<猫>:「お兄さん…変なこと言ってごめんなさい。ありがとう!」 : :シエル<猫>:12時00分。光が部屋全体を包み込む。目をぎゅっとつむった。手をぎゅっと握った。シエルはこの出来事を一生忘れないと誓った。 飼い主:「…寝てた…。はっ!大丈夫!?怪我は……ってあれ?いない…」 シエル<猫>:「にゃ〜?」 飼い主:「シエル!?!どこいってたんだ心配したよ〜!!!!勝手に外いったらだめだろ!?さぁ!お風呂行って体洗うぞー!」 シエル<猫>:「いにゃぁぁあー!!!!(嫌ァァ)」 野良猫(飼い主役):「っとぉー!飯くれっつったのによ〜!まったく意地悪はどっちだって話さ。ま!めでたしめでたし…だな!」