台本概要

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タイトル まことな深夜に
作者名 蒼(あおい)  (@aoi_m_o10)
ジャンル その他
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 職場の忘年会で居酒屋に呑みに来ている2人。
飲みなおすためにBarへ移動し、お酒を交えて話をする…。
日常を切り取った様なお話。


演者様の性別は不問です。
語尾等、言いやすいように変えて頂いて構いませんが、
世界観の崩れるような改変はご遠慮下さい。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
藤城 53 ◆藤城 慎也(ふじしろ しんや) 音楽部顧問だが、歌は苦手。
天音 46 ◆天音 真琴(あまね まこと) 演劇部顧問で何事にも全力。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:―居酒屋の一室にて 藤城:飲まないんですか? 天音:…え? 藤城:いや、あんまり進んでないような気がして… 天音:…そう、ですか? 藤城:……あ!アルハラじゃないですよ!? 藤城:その、普段より元気がないように見えたんで…えっと…… 天音:心配して下さったんですね。ありがとうございます。 藤城:いいえ。あの…本当に、大丈夫ですか? 天音:大丈夫ですよ。むしろお酒は大好きですから。 藤城:そうなんですか? 天音:はい。家ではウイスキー余裕で空けちゃいますから。 藤城:お!良いですね。じゃあ、飲むのがお嫌いって訳じゃないんですね。 天音:ただ、こういった場所で大人数で飲むのがちょっと苦手で…遠慮しちゃうというか…。 藤城:あー…それは確かに。今日は職場の忘年会ですし、ある意味、人の目がありますからね。 天音:こういった場で皆さんとお話しながら飲むのも勿論楽しいんですけど、少し飲み足りなさが残ってしまうというか…。 天音:結局、解散して家に帰ってから飲み直すんです。 藤城:そうなんですね。 天音:今日も、そんな感じかなぁ…。 0: 藤城:………。 藤城:あのー… 天音:はい? 藤城:もし、良ければ…なんですけど… 天音:はい。 藤城:この飲み会が終わったら、別の場所で飲み直しませんか? 天音:え? 藤城:自分も、飲むのは好きなんですが、賑やかな場所ってどうも苦手で… 藤城:この後、飲み直しに行こうかなぁって思ってるんです。 藤城:あ、嫌なら全然断っていただいて大丈夫ですから― 天音:行きましょうか。 藤城:…え?良いんですか? 天音:はい。ご一緒させて下さい。 藤城:じゃあ…何かしら理由つけて、ここ出ましょうか。 0: 0:―居酒屋を出て、物静かなBARへ 0: 藤城:じゃあ、改めて、乾杯。 天音:乾杯。 0:―グラスに満たされた酒を飲み干す二人。 藤城:あー、美味い。 天音:美味しい。 藤城:本当にお酒お強いんですね。 天音:お酒飲んでる時が一番幸せな気がします。 藤城:意外ですね。 天音:何がですか? 藤城:自分の勝手な考えなんですが、可愛らしい方って普段、度数の低い甘めのお酒を飲むイメージがあったので。 天音:人は見かけによりませんよ? 藤城:そうみたいですね。 天音:ガッカリしました? 藤城:いいえ、良いと思いますよ。新たな一面というか、ギャップがあって。 天音:あなたもお酒お強いんですね、えっと… 藤城:あ…自分、藤城って言います。 天音:藤城さん。あ…私、天音です。 藤城:天音さん。…改めて、宜しくお願いします。 天音:はい。宜しくお願いします。 藤城:じゃあ、飲みましょうか。 天音:乾杯。 藤城:はい、乾杯。 0:―再び、酒を飲み始める二人。 天音:確か…藤城さんって音楽部の顧問されてますよね。 藤城:そうですけど。 天音:生徒達が言ってますよ?イケメンに指導してもらえるなんて幸せ過ぎるって。 藤城:イケメン…では、ないですけど。 天音:イケメンですよ? 藤城:ぁ、ありがとう…ございます。 天音:あと、こんな噂もありますよ。 藤城:噂…? 天音:藤城先生の歌を聞いた人は、幸せになれるって。 藤城:…!?(飲みかけの酒で咳き込む) 天音:大丈夫ですか?! 藤城:誰ですか、そんな恐ろしい噂流したの…。 天音:さぁ?生徒から聞いた事なので。 藤城:自分の歌声聞いたら地獄に堕ちるの間違いじゃないですか? 天音:音楽部顧問なんですよね?歌もお上手なんでしょう? 藤城:顧問を務めているからって、必ずしも歌も上手いとは限りませんよ? 天音:そうなんですか? 藤城:そうなんです。 天音:意外でした。 藤城:歌うこと自体は好きですよ。好きな音楽もありますし。ただ、自分の技術面が伴っていないだけで… 藤城:そういう所は、色々と調べて、生徒達には指導しているんです。 天音:へぇ…。藤城さんの新しい一面が知れました。 藤城:…面白がってません? 天音:そんな事ないですよ? 藤城:まぁ、良いですけど…。 天音:ふふっ、はい、乾杯。 藤城:乾杯…。 0:―酒を飲む二人。 藤城:天音さんは、演劇部の顧問…でしたっけ? 天音:はい。 藤城:自分も聞いた事ありますよ。 天音:何をですか? 藤城:演技を始めると、鬼の天音が降臨するって。 天音:…?!(飲みかけの酒で咳き込む) 天音:だ、誰ですか?!そんな事言ってるの?! 藤城:さぁ?…で、実際の所どうなんですか?鬼の天音先生。 天音:からかわないで下さい…! 藤城:(笑) 天音:鬼じゃないですよ…多分。ただ、お芝居になると、つい感情が入り込んでしまうんです。 天音:やるからには、加減なんて出来ませんから。 藤城:なるほど。その天音さんの熱意が、生徒達には鬼に見えているという事ですかね。 天音:恥ずかしい… 藤城:まぁ、天音先生は普段からとても真面目な方ですし。 藤城:そういう意味でも、ちゃんと生徒達には伝わってますよ。 天音:うぅぅ…。 藤城:まぁまぁ、今日は飲みましょう。 藤城:夜はこれから、ですから…

0:―居酒屋の一室にて 藤城:飲まないんですか? 天音:…え? 藤城:いや、あんまり進んでないような気がして… 天音:…そう、ですか? 藤城:……あ!アルハラじゃないですよ!? 藤城:その、普段より元気がないように見えたんで…えっと…… 天音:心配して下さったんですね。ありがとうございます。 藤城:いいえ。あの…本当に、大丈夫ですか? 天音:大丈夫ですよ。むしろお酒は大好きですから。 藤城:そうなんですか? 天音:はい。家ではウイスキー余裕で空けちゃいますから。 藤城:お!良いですね。じゃあ、飲むのがお嫌いって訳じゃないんですね。 天音:ただ、こういった場所で大人数で飲むのがちょっと苦手で…遠慮しちゃうというか…。 藤城:あー…それは確かに。今日は職場の忘年会ですし、ある意味、人の目がありますからね。 天音:こういった場で皆さんとお話しながら飲むのも勿論楽しいんですけど、少し飲み足りなさが残ってしまうというか…。 天音:結局、解散して家に帰ってから飲み直すんです。 藤城:そうなんですね。 天音:今日も、そんな感じかなぁ…。 0: 藤城:………。 藤城:あのー… 天音:はい? 藤城:もし、良ければ…なんですけど… 天音:はい。 藤城:この飲み会が終わったら、別の場所で飲み直しませんか? 天音:え? 藤城:自分も、飲むのは好きなんですが、賑やかな場所ってどうも苦手で… 藤城:この後、飲み直しに行こうかなぁって思ってるんです。 藤城:あ、嫌なら全然断っていただいて大丈夫ですから― 天音:行きましょうか。 藤城:…え?良いんですか? 天音:はい。ご一緒させて下さい。 藤城:じゃあ…何かしら理由つけて、ここ出ましょうか。 0: 0:―居酒屋を出て、物静かなBARへ 0: 藤城:じゃあ、改めて、乾杯。 天音:乾杯。 0:―グラスに満たされた酒を飲み干す二人。 藤城:あー、美味い。 天音:美味しい。 藤城:本当にお酒お強いんですね。 天音:お酒飲んでる時が一番幸せな気がします。 藤城:意外ですね。 天音:何がですか? 藤城:自分の勝手な考えなんですが、可愛らしい方って普段、度数の低い甘めのお酒を飲むイメージがあったので。 天音:人は見かけによりませんよ? 藤城:そうみたいですね。 天音:ガッカリしました? 藤城:いいえ、良いと思いますよ。新たな一面というか、ギャップがあって。 天音:あなたもお酒お強いんですね、えっと… 藤城:あ…自分、藤城って言います。 天音:藤城さん。あ…私、天音です。 藤城:天音さん。…改めて、宜しくお願いします。 天音:はい。宜しくお願いします。 藤城:じゃあ、飲みましょうか。 天音:乾杯。 藤城:はい、乾杯。 0:―再び、酒を飲み始める二人。 天音:確か…藤城さんって音楽部の顧問されてますよね。 藤城:そうですけど。 天音:生徒達が言ってますよ?イケメンに指導してもらえるなんて幸せ過ぎるって。 藤城:イケメン…では、ないですけど。 天音:イケメンですよ? 藤城:ぁ、ありがとう…ございます。 天音:あと、こんな噂もありますよ。 藤城:噂…? 天音:藤城先生の歌を聞いた人は、幸せになれるって。 藤城:…!?(飲みかけの酒で咳き込む) 天音:大丈夫ですか?! 藤城:誰ですか、そんな恐ろしい噂流したの…。 天音:さぁ?生徒から聞いた事なので。 藤城:自分の歌声聞いたら地獄に堕ちるの間違いじゃないですか? 天音:音楽部顧問なんですよね?歌もお上手なんでしょう? 藤城:顧問を務めているからって、必ずしも歌も上手いとは限りませんよ? 天音:そうなんですか? 藤城:そうなんです。 天音:意外でした。 藤城:歌うこと自体は好きですよ。好きな音楽もありますし。ただ、自分の技術面が伴っていないだけで… 藤城:そういう所は、色々と調べて、生徒達には指導しているんです。 天音:へぇ…。藤城さんの新しい一面が知れました。 藤城:…面白がってません? 天音:そんな事ないですよ? 藤城:まぁ、良いですけど…。 天音:ふふっ、はい、乾杯。 藤城:乾杯…。 0:―酒を飲む二人。 藤城:天音さんは、演劇部の顧問…でしたっけ? 天音:はい。 藤城:自分も聞いた事ありますよ。 天音:何をですか? 藤城:演技を始めると、鬼の天音が降臨するって。 天音:…?!(飲みかけの酒で咳き込む) 天音:だ、誰ですか?!そんな事言ってるの?! 藤城:さぁ?…で、実際の所どうなんですか?鬼の天音先生。 天音:からかわないで下さい…! 藤城:(笑) 天音:鬼じゃないですよ…多分。ただ、お芝居になると、つい感情が入り込んでしまうんです。 天音:やるからには、加減なんて出来ませんから。 藤城:なるほど。その天音さんの熱意が、生徒達には鬼に見えているという事ですかね。 天音:恥ずかしい… 藤城:まぁ、天音先生は普段からとても真面目な方ですし。 藤城:そういう意味でも、ちゃんと生徒達には伝わってますよ。 天音:うぅぅ…。 藤城:まぁまぁ、今日は飲みましょう。 藤城:夜はこれから、ですから…