台本概要

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タイトル ズンドコ節ファイターたける
作者名 まりおん  (@marion2009)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 台本説明欄参照
説明 わたしに実害が無い範囲で、有料無料に関わらず全て自由にお使いください。
過度のアドリブ、内容や性別、役名の改編も好きにしてください。
わたしへの連絡や、作者名の表記なども特に必要ありません。

【注意】これは小学生が書いたような台本です。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
たける 77 パリコレモデル
巨悪 76 わるいやつ
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:  :『ズンドコ節ファイターたける』  :  たける:パリコレモデル 巨悪:わるいやつ  :  たける:「わたしの名はたける。一子相伝のズンドコ節ファイター。 たける: 人はわたしのことを、ズンドコ節ファイターたけると呼ぶ!」  :  巨悪:「おい、お前!」 たける:「・・・わたし?」 巨悪:「そうだ。お前だ。お前、パリコレモデルなのか?」 たける:「そうよ。わたしは日本でも有数のパリコレモデルよ!」 巨悪:「そうか。お前、生意気だな。殺してやる。」 たける:「なんですって!」 巨悪:「死ね~!」 たける:「はっ!ずんずんずんずん・ずんずんどこ、ずんずんずんずん・ずんずんどこ、目潰しっ!」 巨悪:「な、なんだこの動きは!ぐわ~!」 たける:「ふっ、ザコめ。この程度の腕でわたしに襲い掛かるとはね。 たける: さて、今日の分のまきを割るかな。」 巨悪:「待ちな!」 たける:「む!誰!?」 巨悪:「ふっふっふ。俺様は怪人ねこじゃらし!」 たける:「なんですって!?怪人ねこじゃらし!?」 巨悪:「そうだ。この辺に、毎日まきを割ってるまき割り人間たけるというやつがいると聞いたのだが、それはお前か?」 たける:「そうよ。わたしがまき割り人間たけるだ!」 巨悪:「やはりそうか。しかもパリコレモデルだというのも本当みたいだな。」 たける:「そうよ。アンミカとも友達!」 巨悪:「ようし、お前は殺す!この華麗なステップで釘付けにしてやる~!」 たける:「な!なんて華麗ステップなの!?まるで、足が何本もあるように見える!」 巨悪:「ふはははは!どうだ!俺様の、足が何本もあるステップは!どれも本物だぞ!」 たける:「やるわね・・・。でも、これくらい。つらい修行を乗り越えたわたしなら!」 巨悪:「ほらほらほら、どうだ?すごいステップに目が釘付けだろう? 巨悪: はははは。目が離せないと言え!そして、負けを認めろ!たける!」 たける:「はっ!ずんずんずんずん・ずんずんどこ、ずんずんずんずん・ずんずんどこ、ノドに地獄突きっ!」 巨悪:「ぐあっ!ま、まさか~!うわ~!(爆発)ぼか~ん!」 たける:「怪人ねこじゃらし、なかなかの強敵だった・・・。さて、まき割りの続きをしよう。」  :  たける:「よし、もう十年分くらいまきも割ったし、今日はこれくらいにしておくかな。」 巨悪:「いちご~や~いちご~。おいしいよ。おいしいいちごはいらんかね~。」 たける:「あ、いちご屋さんが来たのかな?これは買いに行かないと。すいませ~ん!」 巨悪:「はい。なんでしょう?」 たける:「いちごが欲しいんですけど。」 巨悪:「おいくつですか?」 たける:「二十七。」 巨悪:「二十七粒ですか?」 たける:「ううん。二十七歳。」 巨悪:「え?ああ、そうなんですね。」 たける:「はい。」 巨悪:「・・・・・・で、おいくつお買い求めですか?」 たける:「そうだなぁ。お腹いっぱい食べたい。」 巨悪:「ふむ。なるほど。それでしたら、イチゴ狩りをオススメしますよ。」 たける:「イチゴ狩り?」 巨悪:「ええ。一定の金額を支払ったら、後は中で食べ放題ですから。 巨悪: いっぱい食べる人はその方がお徳なんです。」 たける:「なるほど。じゃあそれにする。」 巨悪:「ほんとにそれでいいですか?」 たける:「うん。」 巨悪:「じゃあ、こちらにサインを。」 たける:「はーい。・・・はい、書いたよ。」 巨悪:「・・・ふっふっふ。ばかめ。」 たける:「!?なに?」 巨悪:「その契約書をよく読んでみろ。」 たける:「え?・・・ああ!イチゴ狩りの金額が、一回一億円って書いてある!」 巨悪:「さあ、たける!一億円、払ってもらおうか!」 たける:「くそっ!なんて卑怯な!」 巨悪:「さあさあ!払えなければ死んでもらうぞ!」 たける:「しかたない。こんな契約書は、こうだ!ビリビリビリ!」 巨悪:「ああ!貴様!正義の味方がそんなことしていいのか!?」 たける:「わたしはズンドコ節ファイターたけるだ!正義の味方ではない!」 巨悪:「なんだと!」 たける:「そして!お前はむかついたから殺す!」 巨悪:「理由が悪!」 たける:「はっ!ずんずんずんずん・ずんずんどこ、ずんずんずんずん・ずんずんどこ、金的蹴りっ!」 巨悪:「ぐはっ!」 たける:「からの、目潰しっ!」 巨悪:「ぎゃあっ!」 たける:「からの、スコーピオン・デスロック!」 巨悪:「うぎゃああああ!(爆発)ぼか~ん!」 たける:「この世にはなんと悪の多いことか。しかし、わたしは負けない!パリコレモデルだからね!」 巨悪:「ふっふっふ・・・。」 たける:「誰!?」 巨悪:「これまでの戦い、全て見させていただきましたよ。」 たける:「どこにいるの!?姿を現しなさい!」 巨悪:「いいでしょう。はっ!」 たける:「どこ!どこなの!」 巨悪:「ここですよ。」 たける:「誰!?どこなの!?」 巨悪:「ここです。」 たける:「一体あなたは誰なの!?そして、どこにいるの!」 巨悪:「目の前です。」 たける:「出てきなさい!卑怯者!」 巨悪:「あの、ここ・・・。」 たける:「どこに隠れているの!早く出てきなさい!隠れても無駄よ!必ず見つけ出すから!だから出てきなさい!」 巨悪:「だから!目の前にいるでしょ!これ!わたし!ここだよ!」 たける:「・・・やっと姿を現したわね!」 巨悪:「ずっといた!さっきからずっといたよ!?『はっ!』って言ってからずっといた!」 たける:「あなたは何者なの・・・?」 巨悪:「ふっふっふ。いいでしょう。あなたにはわたしが何者か、知る権利がある。」 たける:「教えなさい!あなたは何者なの!」 巨悪:「わたしは・・・。」 たける:「ほら!さっさと教えなさい!あなたは何者なの!早く教えなさいよ!」 巨悪:「だから、わたしは・・・。」 たける:「教えないつもり!?そんなの認めないわ!いいから教えなさい!ねえ、教えなさいよ!ほら!何者!?あなたは何者なの!?ねえ!はやく言いなさいよ!さあ、はやく!」 巨悪:「だから!今言おうとしてたから!」 たける:「え?」 巨悪:「今言おうとしてたのに、そっちがさえぎるから!」 たける:「なら、早く教えなさいよ!さあ!はやく!」 巨悪:「・・・わたしは、おまえの父だ。」 たける:「な、なんですって・・・!?」 巨悪:「ふっふっふ・・・。驚いて声も出ないようだな。」 たける:「・・・もう一度言って。」 巨悪:「・・・どうやら、あまりに受け入れがたい事実だったようだ。しかたない。もう一度言うぞ? 巨悪: わたしは、おまえの父だ。」 たける:「なんですって!?」 巨悪:「ふっふっふ・・・。」 たける:「もう一度言って。」 巨悪:「え?」 たける:「もう一度。今度はもう少し大きい声で。」 巨悪:「え・・・?わたしはおまえの父だ。」 たける:「なんですって?もう一度大きな声で言って。」 巨悪:「え?・・・わたしはおまえの父だ。」 たける:「もっと大きな声で!」 巨悪:「え?・・・わたしは!おまえの!父だ!」 たける:「あ、お父さん?お父さんって言ってる?」 巨悪:「そう!さっきからずっとそう言ってる!」 たける:「そうなんだ。」 巨悪:「ええ~!?それだけ!?」 たける:「なにが?」 巨悪:「わたし、おまえの父親なんだよ?」 たける:「うん。で、何しにきたの?お父さん。」 巨悪:「・・・娘よ。いや、ズンドコ節ファイターたける! 巨悪: お前を倒し、一子相伝のズンドコ節ファイトの書を手に入れる。 巨悪: そして!この世を恐怖のどん底に突き落とすのだ!」 たける:「恐怖のずんどこ?」 巨悪:「違う!どん底だ!」 たける:「そう・・・。そういうことなら、たとえお父さんと言えど見過ごすわけにはいかないわ。」 巨悪:「ほう。ではどうすると言うのだ?」 たける:「目とノドを潰し四肢をちぎり、肋骨を粉々に砕いてから腹を割(さ)き、内臓を引きずり出して鳥に食わせる!」 巨悪:「こわっ!行動がこわいわ!」 たける:「行くわよ!はっ!ずんずんずんずん・ずんずんどこ、ずんずんずんずん・ずんずんどこ!はっ!」 巨悪:「あまい!はっ!どんどんぱんぱん・どんどんぱんぱん、どんどんぱんぱん・どんどんぱんぱん!はっ!」 たける:「な、なに!?それは、まさか!」 巨悪:「そう・・・。一子相伝のズンドコ節に唯一対抗できる、どんぱん音頭だ!」 たける:「なんですって~!?」 巨悪:「ふっふっふ・・・。驚いたか?まさか、わたしがどんぱん音頭を使えるとは思わなかっただろう?」 たける:「・・・もう一回言って。」 巨悪:「だから!どんぱん音頭の使い手なの!」 たける:「あ、どんぱん音頭ね。」 巨悪:「そう!」 たける:「なんてことなの・・・。まさか、ズンドコ節が破られるなんて・・・。」 巨悪:「ふっふっふ。どうやら今度は本当に手詰まりみたいだな。」 たける:「くっ、一体どうすればいいの・・・。」 たける:(修行仲間①)「たける!俺たちのことを忘れるなよ!」 たける:「こ、この声は・・・。」 たける:(修行仲間①)「たける!お前は俺たちの中で一番アゴが長いな!」 たける:(修行仲間②)「たけるって、おっぱいとお尻、どっちが好き?」 たける:(修行仲間③)「ボクはもっと甘いコーヒーゼリーの方が好きだなぁ。」 たける:「そうだ・・・、そうだった。わたしには、わたしのことを信じてくれるたくさんの仲間がいたんだった・・・。 たける: こんなところでくじけている場合じゃない・・・!」 巨悪:「な、なんだ!?このオーラは!?」 たける:「今ならきっと、あの最終奥義が使えるはず・・・。」 巨悪:「た、たけるの周りに、たくさんのキリンが集まってきた・・・だと!?」 たける:「あ、キリンは関係ないから帰って。邪魔だから。」 巨悪:「キリンがどこかへ去って行った!」 たける:「この一撃に全てを掛ける!」 巨悪:「くそう!やらせるかぁ!」 たける:「ずん・ずんずんずんどこ・たけし!ずん・ずんずんずんどこ・たけし!は~っ!」 巨悪:「な!たけるなのに、たけしとはぁ!ば、ばかなぁぁぁぁぁ!」 たける:「・・・やったわ。わたし、やったわ、たけし。」 巨悪:「・・・誰なん?たけしって・・・、ばたっ。」 たける:「さ、今日も帰ってお肌の手入れをしなきゃ。だって、パリコレモデルだもん。」 巨悪:(ナレ)こうしてたけるは巨悪を倒し、世界は平和になったのでした。おしまい。  :  0:おわり

0:  :『ズンドコ節ファイターたける』  :  たける:パリコレモデル 巨悪:わるいやつ  :  たける:「わたしの名はたける。一子相伝のズンドコ節ファイター。 たける: 人はわたしのことを、ズンドコ節ファイターたけると呼ぶ!」  :  巨悪:「おい、お前!」 たける:「・・・わたし?」 巨悪:「そうだ。お前だ。お前、パリコレモデルなのか?」 たける:「そうよ。わたしは日本でも有数のパリコレモデルよ!」 巨悪:「そうか。お前、生意気だな。殺してやる。」 たける:「なんですって!」 巨悪:「死ね~!」 たける:「はっ!ずんずんずんずん・ずんずんどこ、ずんずんずんずん・ずんずんどこ、目潰しっ!」 巨悪:「な、なんだこの動きは!ぐわ~!」 たける:「ふっ、ザコめ。この程度の腕でわたしに襲い掛かるとはね。 たける: さて、今日の分のまきを割るかな。」 巨悪:「待ちな!」 たける:「む!誰!?」 巨悪:「ふっふっふ。俺様は怪人ねこじゃらし!」 たける:「なんですって!?怪人ねこじゃらし!?」 巨悪:「そうだ。この辺に、毎日まきを割ってるまき割り人間たけるというやつがいると聞いたのだが、それはお前か?」 たける:「そうよ。わたしがまき割り人間たけるだ!」 巨悪:「やはりそうか。しかもパリコレモデルだというのも本当みたいだな。」 たける:「そうよ。アンミカとも友達!」 巨悪:「ようし、お前は殺す!この華麗なステップで釘付けにしてやる~!」 たける:「な!なんて華麗ステップなの!?まるで、足が何本もあるように見える!」 巨悪:「ふはははは!どうだ!俺様の、足が何本もあるステップは!どれも本物だぞ!」 たける:「やるわね・・・。でも、これくらい。つらい修行を乗り越えたわたしなら!」 巨悪:「ほらほらほら、どうだ?すごいステップに目が釘付けだろう? 巨悪: はははは。目が離せないと言え!そして、負けを認めろ!たける!」 たける:「はっ!ずんずんずんずん・ずんずんどこ、ずんずんずんずん・ずんずんどこ、ノドに地獄突きっ!」 巨悪:「ぐあっ!ま、まさか~!うわ~!(爆発)ぼか~ん!」 たける:「怪人ねこじゃらし、なかなかの強敵だった・・・。さて、まき割りの続きをしよう。」  :  たける:「よし、もう十年分くらいまきも割ったし、今日はこれくらいにしておくかな。」 巨悪:「いちご~や~いちご~。おいしいよ。おいしいいちごはいらんかね~。」 たける:「あ、いちご屋さんが来たのかな?これは買いに行かないと。すいませ~ん!」 巨悪:「はい。なんでしょう?」 たける:「いちごが欲しいんですけど。」 巨悪:「おいくつですか?」 たける:「二十七。」 巨悪:「二十七粒ですか?」 たける:「ううん。二十七歳。」 巨悪:「え?ああ、そうなんですね。」 たける:「はい。」 巨悪:「・・・・・・で、おいくつお買い求めですか?」 たける:「そうだなぁ。お腹いっぱい食べたい。」 巨悪:「ふむ。なるほど。それでしたら、イチゴ狩りをオススメしますよ。」 たける:「イチゴ狩り?」 巨悪:「ええ。一定の金額を支払ったら、後は中で食べ放題ですから。 巨悪: いっぱい食べる人はその方がお徳なんです。」 たける:「なるほど。じゃあそれにする。」 巨悪:「ほんとにそれでいいですか?」 たける:「うん。」 巨悪:「じゃあ、こちらにサインを。」 たける:「はーい。・・・はい、書いたよ。」 巨悪:「・・・ふっふっふ。ばかめ。」 たける:「!?なに?」 巨悪:「その契約書をよく読んでみろ。」 たける:「え?・・・ああ!イチゴ狩りの金額が、一回一億円って書いてある!」 巨悪:「さあ、たける!一億円、払ってもらおうか!」 たける:「くそっ!なんて卑怯な!」 巨悪:「さあさあ!払えなければ死んでもらうぞ!」 たける:「しかたない。こんな契約書は、こうだ!ビリビリビリ!」 巨悪:「ああ!貴様!正義の味方がそんなことしていいのか!?」 たける:「わたしはズンドコ節ファイターたけるだ!正義の味方ではない!」 巨悪:「なんだと!」 たける:「そして!お前はむかついたから殺す!」 巨悪:「理由が悪!」 たける:「はっ!ずんずんずんずん・ずんずんどこ、ずんずんずんずん・ずんずんどこ、金的蹴りっ!」 巨悪:「ぐはっ!」 たける:「からの、目潰しっ!」 巨悪:「ぎゃあっ!」 たける:「からの、スコーピオン・デスロック!」 巨悪:「うぎゃああああ!(爆発)ぼか~ん!」 たける:「この世にはなんと悪の多いことか。しかし、わたしは負けない!パリコレモデルだからね!」 巨悪:「ふっふっふ・・・。」 たける:「誰!?」 巨悪:「これまでの戦い、全て見させていただきましたよ。」 たける:「どこにいるの!?姿を現しなさい!」 巨悪:「いいでしょう。はっ!」 たける:「どこ!どこなの!」 巨悪:「ここですよ。」 たける:「誰!?どこなの!?」 巨悪:「ここです。」 たける:「一体あなたは誰なの!?そして、どこにいるの!」 巨悪:「目の前です。」 たける:「出てきなさい!卑怯者!」 巨悪:「あの、ここ・・・。」 たける:「どこに隠れているの!早く出てきなさい!隠れても無駄よ!必ず見つけ出すから!だから出てきなさい!」 巨悪:「だから!目の前にいるでしょ!これ!わたし!ここだよ!」 たける:「・・・やっと姿を現したわね!」 巨悪:「ずっといた!さっきからずっといたよ!?『はっ!』って言ってからずっといた!」 たける:「あなたは何者なの・・・?」 巨悪:「ふっふっふ。いいでしょう。あなたにはわたしが何者か、知る権利がある。」 たける:「教えなさい!あなたは何者なの!」 巨悪:「わたしは・・・。」 たける:「ほら!さっさと教えなさい!あなたは何者なの!早く教えなさいよ!」 巨悪:「だから、わたしは・・・。」 たける:「教えないつもり!?そんなの認めないわ!いいから教えなさい!ねえ、教えなさいよ!ほら!何者!?あなたは何者なの!?ねえ!はやく言いなさいよ!さあ、はやく!」 巨悪:「だから!今言おうとしてたから!」 たける:「え?」 巨悪:「今言おうとしてたのに、そっちがさえぎるから!」 たける:「なら、早く教えなさいよ!さあ!はやく!」 巨悪:「・・・わたしは、おまえの父だ。」 たける:「な、なんですって・・・!?」 巨悪:「ふっふっふ・・・。驚いて声も出ないようだな。」 たける:「・・・もう一度言って。」 巨悪:「・・・どうやら、あまりに受け入れがたい事実だったようだ。しかたない。もう一度言うぞ? 巨悪: わたしは、おまえの父だ。」 たける:「なんですって!?」 巨悪:「ふっふっふ・・・。」 たける:「もう一度言って。」 巨悪:「え?」 たける:「もう一度。今度はもう少し大きい声で。」 巨悪:「え・・・?わたしはおまえの父だ。」 たける:「なんですって?もう一度大きな声で言って。」 巨悪:「え?・・・わたしはおまえの父だ。」 たける:「もっと大きな声で!」 巨悪:「え?・・・わたしは!おまえの!父だ!」 たける:「あ、お父さん?お父さんって言ってる?」 巨悪:「そう!さっきからずっとそう言ってる!」 たける:「そうなんだ。」 巨悪:「ええ~!?それだけ!?」 たける:「なにが?」 巨悪:「わたし、おまえの父親なんだよ?」 たける:「うん。で、何しにきたの?お父さん。」 巨悪:「・・・娘よ。いや、ズンドコ節ファイターたける! 巨悪: お前を倒し、一子相伝のズンドコ節ファイトの書を手に入れる。 巨悪: そして!この世を恐怖のどん底に突き落とすのだ!」 たける:「恐怖のずんどこ?」 巨悪:「違う!どん底だ!」 たける:「そう・・・。そういうことなら、たとえお父さんと言えど見過ごすわけにはいかないわ。」 巨悪:「ほう。ではどうすると言うのだ?」 たける:「目とノドを潰し四肢をちぎり、肋骨を粉々に砕いてから腹を割(さ)き、内臓を引きずり出して鳥に食わせる!」 巨悪:「こわっ!行動がこわいわ!」 たける:「行くわよ!はっ!ずんずんずんずん・ずんずんどこ、ずんずんずんずん・ずんずんどこ!はっ!」 巨悪:「あまい!はっ!どんどんぱんぱん・どんどんぱんぱん、どんどんぱんぱん・どんどんぱんぱん!はっ!」 たける:「な、なに!?それは、まさか!」 巨悪:「そう・・・。一子相伝のズンドコ節に唯一対抗できる、どんぱん音頭だ!」 たける:「なんですって~!?」 巨悪:「ふっふっふ・・・。驚いたか?まさか、わたしがどんぱん音頭を使えるとは思わなかっただろう?」 たける:「・・・もう一回言って。」 巨悪:「だから!どんぱん音頭の使い手なの!」 たける:「あ、どんぱん音頭ね。」 巨悪:「そう!」 たける:「なんてことなの・・・。まさか、ズンドコ節が破られるなんて・・・。」 巨悪:「ふっふっふ。どうやら今度は本当に手詰まりみたいだな。」 たける:「くっ、一体どうすればいいの・・・。」 たける:(修行仲間①)「たける!俺たちのことを忘れるなよ!」 たける:「こ、この声は・・・。」 たける:(修行仲間①)「たける!お前は俺たちの中で一番アゴが長いな!」 たける:(修行仲間②)「たけるって、おっぱいとお尻、どっちが好き?」 たける:(修行仲間③)「ボクはもっと甘いコーヒーゼリーの方が好きだなぁ。」 たける:「そうだ・・・、そうだった。わたしには、わたしのことを信じてくれるたくさんの仲間がいたんだった・・・。 たける: こんなところでくじけている場合じゃない・・・!」 巨悪:「な、なんだ!?このオーラは!?」 たける:「今ならきっと、あの最終奥義が使えるはず・・・。」 巨悪:「た、たけるの周りに、たくさんのキリンが集まってきた・・・だと!?」 たける:「あ、キリンは関係ないから帰って。邪魔だから。」 巨悪:「キリンがどこかへ去って行った!」 たける:「この一撃に全てを掛ける!」 巨悪:「くそう!やらせるかぁ!」 たける:「ずん・ずんずんずんどこ・たけし!ずん・ずんずんずんどこ・たけし!は~っ!」 巨悪:「な!たけるなのに、たけしとはぁ!ば、ばかなぁぁぁぁぁ!」 たける:「・・・やったわ。わたし、やったわ、たけし。」 巨悪:「・・・誰なん?たけしって・・・、ばたっ。」 たける:「さ、今日も帰ってお肌の手入れをしなきゃ。だって、パリコレモデルだもん。」 巨悪:(ナレ)こうしてたけるは巨悪を倒し、世界は平和になったのでした。おしまい。  :  0:おわり