台本概要
271 views
タイトル | うぉぉぉぉぉぉ書けねぇぇぇ! |
---|---|
作者名 | 音佐りんご。 (@ringo_otosa) |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 1人用台本(不問1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
筆が乗らん時、あるよね。 てか、乗るときの方が少ないからとりま走らせてから考えろ。 ◇あらすじ◆ シナリオが書けねぇって話。その独白。 271 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
僕 | 不問 | 12 | 視点人物。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:うぉぉぉぉぉぉ書けねぇぇぇ!
:
0:筆が乗らん時、あるよね。
0:てか、乗るときの方が少ないからとりま走らせてから考えろ。
:
0:◇あらすじ◆
0:シナリオが書けねぇって話。
:
0:◆登場人物◇
僕:視点人物。
:
0:◇◆◇
:
0:僕がパソコンの前で慟哭を上げている。
:
僕:うぉぉぉぉぉぉ! かっ、かっ、書けねぇぇ!
:
僕:シナリオが……! 書けねぇぇぇ……!
僕:台詞が、掛け合いが、描写が、展開が、プロットが、良い感じのシーンが、シーンとシーンの繋がりが、シークエンスが、起承転結が、序破急が、アッと驚く伏線が、なんか全体的に面白い感じが、よしいけるって水準が、整合性のある世界観が、過去の自分超えられてるか或いは無難な水増しで済まさず「あぁ自分変えられてるな」って目新しさが、美が、愛が、死が、歯牙にかかるような奥歯にもの挟まったような表現じゃない何か特別な意味や価値のある作品と呼べる作品がっ!!
:
僕:掛け替えねぇ命の賭け甲斐あると言えるそんな掛け値ねぇかっけぇ作品が書っけねぇぇぇぇぇぇ!!
:
僕:設定膨らむのに話が膨らまねぇ!
僕:言葉も心も弾まねぇいやそんな筈はねぇ!
僕:でもつまらねぇ煮詰まらねぇ!
僕:時間かけてるのに全然話が書けてねぇ終わらねぇ!
僕:纏まらねぇけど筆は止まるねぇねぇどうしてこんなに眠いの?
僕:睡眠睡眠睡眠睡眠睡眠がたりねぇ!
僕:何よりクンフーが足りねぇ!
:
僕:語彙も時間も心の余裕も圧倒的才能も具体的目標も持続可能な開発目標も夢も努力も面白味も金も名誉も使命感も責任感も現実感も危機感もテーマもテーゼも存在意義もそもそも書く理由自体もてんで足りねぇ!
僕:赤点だって分かってんだったりめぇよ!
僕:ってか書けねぇのは欠けてっからだろ魂が身体から!
僕:駆け抜けれねぇのも懸けてねぇからだろ心! カラっぽだからだろ!
僕:腑抜けてんじゃねぇお前さぁ?
僕:これ以上時間かけてもハートより家計に響く余計な作品、やる時はやるとか時は金なり、ときめかねぇし意味も味気もねぇ作品未満にしかならねぇだろうがなぁ、とんだ馬鹿野郎か?
僕:どんな馬鹿やろうが仕掛けてこそやろうが、やり始めたのにぶん投げて、はいそれでちゃんちゃん終いじゃ用無しやろうが!
僕:酔うなよ、は? スランプ? しょうもないプライドで二の足スタンプ。それどんなスタンス? 何の取り柄もとった賞もないくせに昔取った杵柄、玄人気取りの素人って気付かねぇ? 勘違い野郎の苦労とか知らねぇわな、報われようが報われまいがワナビー、完成させた文投げてこそやろうがワンチャン!
僕:従順に腹ばいで、人気者気取りの姑息な感性にへりくだろうがどんな偏屈な屁理屈だろうが捏ねて捏ねて捏ね繰り返して歓声に変えるのがクリエイトやろ!
僕:……クリエイトやろ!
僕:……クリエイトやろ!
僕:……クリエイトやろ!
僕:……クリエイトやろ!
僕:……クリエイトやろ!
僕:……クリエイトやろ!
僕:……クリエイトやろ!
僕:……クリエイトやろ!
:
僕:はい、8回繰り返して繰りクリエイト!
:
僕:……っていうね。うん、いやしょうもないことしてよってからにびっくりしたわ、クリエイトだけに!
僕:クリエイ……って、もういいから黙って書けやって?
:
僕:はい。書きます。
僕:書きます、書きます。
僕:明日、書きます。
僕:って言ってる間に明日が来ます。
僕:気が進まず筆も進まずますます募る停滞感。
僕:手ぇ痛いくらい書いていたい、まずまず超えたまっすぐ先の先、口先だけじゃない、感性咲き誇るような歓声で、胸張り裂けそうな本当の作品の完成。
:
僕:そうさ、苦しいよ。
僕:って胃腸に来る。これ吐くわ。
僕:低調に弱音吐く。
僕:予定調和という予定帳は空白。
僕:創作、苦しいよ。
:
僕:分かってる。
僕:分かりきってる。
僕:でも書くわ。
僕:死ぬほどの覚悟はないけど、書く語は今死ぬほど探してる途中。
僕:スタートはもうきってる、書きたいこと書き切ってないのに、喉元掻き切って腹掻っ捌きたいくらいネタはもう切らしてる。肉を切らして骨を断つような、いやさ、首の皮一枚の綱渡り。
僕:途中で投げ出すのは泣き出してからでもええし、もうええやって、案外振り出し戻って書き出したら、もしかしたら降り出した雨のように止まないかもしれん。ここでそんじゃお終いって投げ出したら、まぁ、誰の目にも留まらんかも知れんけど、降り出した雨のように涙が止まないかもしれん。
僕:心は病むかもしれんなぁ。
僕:ほんと、僕上手く走れんなぁ。
僕:けど、やまない拍手求めてやまない僕の、これは試練。
僕:下手くそで俯きがち、躓きがちの文章の、それでもどこか逸る心が、どんだけ書いても流行らんけれど走らせる、筆先の向かう先は知れんけれども、かいてみないと恥か名文かも明文化されないそんな世の中、目ぇ開いてよぉく見てみ?
僕:そんな重い十字架、課されてないで?
僕:自由に書こう?
僕:欲目に見ても十人中十人、誰それの目にもの見せるようなもんは書かされてないで?
僕:だから、たぶんそうかなって書き出さんとなんも叶いません。
僕:燦然輝く夏期の太陽みたいに暑い話を薄っぺらな心で分厚く書きたいように書く。三千世界の端から端まで、ハナっから諦めず、そんな話書いていこうと思います。
僕:解の無い世界やけども、努力や苦悩の甲斐あって、いつかきっと大輪の。花が咲くと信じて、書いていく。
僕:書けたり、書けへんかったり、欠片で変な作品でも、寄せ集めて、抱え込んで吐き出して、掛け替えのない思いを繋いで書いていく。
:
僕:少しずつでも。
0:うぉぉぉぉぉぉ書けねぇぇぇ!
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0:筆が乗らん時、あるよね。
0:てか、乗るときの方が少ないからとりま走らせてから考えろ。
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0:◇あらすじ◆
0:シナリオが書けねぇって話。
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0:◆登場人物◇
僕:視点人物。
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0:◇◆◇
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0:僕がパソコンの前で慟哭を上げている。
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僕:うぉぉぉぉぉぉ! かっ、かっ、書けねぇぇ!
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僕:シナリオが……! 書けねぇぇぇ……!
僕:台詞が、掛け合いが、描写が、展開が、プロットが、良い感じのシーンが、シーンとシーンの繋がりが、シークエンスが、起承転結が、序破急が、アッと驚く伏線が、なんか全体的に面白い感じが、よしいけるって水準が、整合性のある世界観が、過去の自分超えられてるか或いは無難な水増しで済まさず「あぁ自分変えられてるな」って目新しさが、美が、愛が、死が、歯牙にかかるような奥歯にもの挟まったような表現じゃない何か特別な意味や価値のある作品と呼べる作品がっ!!
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僕:掛け替えねぇ命の賭け甲斐あると言えるそんな掛け値ねぇかっけぇ作品が書っけねぇぇぇぇぇぇ!!
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僕:設定膨らむのに話が膨らまねぇ!
僕:言葉も心も弾まねぇいやそんな筈はねぇ!
僕:でもつまらねぇ煮詰まらねぇ!
僕:時間かけてるのに全然話が書けてねぇ終わらねぇ!
僕:纏まらねぇけど筆は止まるねぇねぇどうしてこんなに眠いの?
僕:睡眠睡眠睡眠睡眠睡眠がたりねぇ!
僕:何よりクンフーが足りねぇ!
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僕:語彙も時間も心の余裕も圧倒的才能も具体的目標も持続可能な開発目標も夢も努力も面白味も金も名誉も使命感も責任感も現実感も危機感もテーマもテーゼも存在意義もそもそも書く理由自体もてんで足りねぇ!
僕:赤点だって分かってんだったりめぇよ!
僕:ってか書けねぇのは欠けてっからだろ魂が身体から!
僕:駆け抜けれねぇのも懸けてねぇからだろ心! カラっぽだからだろ!
僕:腑抜けてんじゃねぇお前さぁ?
僕:これ以上時間かけてもハートより家計に響く余計な作品、やる時はやるとか時は金なり、ときめかねぇし意味も味気もねぇ作品未満にしかならねぇだろうがなぁ、とんだ馬鹿野郎か?
僕:どんな馬鹿やろうが仕掛けてこそやろうが、やり始めたのにぶん投げて、はいそれでちゃんちゃん終いじゃ用無しやろうが!
僕:酔うなよ、は? スランプ? しょうもないプライドで二の足スタンプ。それどんなスタンス? 何の取り柄もとった賞もないくせに昔取った杵柄、玄人気取りの素人って気付かねぇ? 勘違い野郎の苦労とか知らねぇわな、報われようが報われまいがワナビー、完成させた文投げてこそやろうがワンチャン!
僕:従順に腹ばいで、人気者気取りの姑息な感性にへりくだろうがどんな偏屈な屁理屈だろうが捏ねて捏ねて捏ね繰り返して歓声に変えるのがクリエイトやろ!
僕:……クリエイトやろ!
僕:……クリエイトやろ!
僕:……クリエイトやろ!
僕:……クリエイトやろ!
僕:……クリエイトやろ!
僕:……クリエイトやろ!
僕:……クリエイトやろ!
僕:……クリエイトやろ!
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僕:はい、8回繰り返して繰りクリエイト!
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僕:……っていうね。うん、いやしょうもないことしてよってからにびっくりしたわ、クリエイトだけに!
僕:クリエイ……って、もういいから黙って書けやって?
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僕:はい。書きます。
僕:書きます、書きます。
僕:明日、書きます。
僕:って言ってる間に明日が来ます。
僕:気が進まず筆も進まずますます募る停滞感。
僕:手ぇ痛いくらい書いていたい、まずまず超えたまっすぐ先の先、口先だけじゃない、感性咲き誇るような歓声で、胸張り裂けそうな本当の作品の完成。
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僕:そうさ、苦しいよ。
僕:って胃腸に来る。これ吐くわ。
僕:低調に弱音吐く。
僕:予定調和という予定帳は空白。
僕:創作、苦しいよ。
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僕:分かってる。
僕:分かりきってる。
僕:でも書くわ。
僕:死ぬほどの覚悟はないけど、書く語は今死ぬほど探してる途中。
僕:スタートはもうきってる、書きたいこと書き切ってないのに、喉元掻き切って腹掻っ捌きたいくらいネタはもう切らしてる。肉を切らして骨を断つような、いやさ、首の皮一枚の綱渡り。
僕:途中で投げ出すのは泣き出してからでもええし、もうええやって、案外振り出し戻って書き出したら、もしかしたら降り出した雨のように止まないかもしれん。ここでそんじゃお終いって投げ出したら、まぁ、誰の目にも留まらんかも知れんけど、降り出した雨のように涙が止まないかもしれん。
僕:心は病むかもしれんなぁ。
僕:ほんと、僕上手く走れんなぁ。
僕:けど、やまない拍手求めてやまない僕の、これは試練。
僕:下手くそで俯きがち、躓きがちの文章の、それでもどこか逸る心が、どんだけ書いても流行らんけれど走らせる、筆先の向かう先は知れんけれども、かいてみないと恥か名文かも明文化されないそんな世の中、目ぇ開いてよぉく見てみ?
僕:そんな重い十字架、課されてないで?
僕:自由に書こう?
僕:欲目に見ても十人中十人、誰それの目にもの見せるようなもんは書かされてないで?
僕:だから、たぶんそうかなって書き出さんとなんも叶いません。
僕:燦然輝く夏期の太陽みたいに暑い話を薄っぺらな心で分厚く書きたいように書く。三千世界の端から端まで、ハナっから諦めず、そんな話書いていこうと思います。
僕:解の無い世界やけども、努力や苦悩の甲斐あって、いつかきっと大輪の。花が咲くと信じて、書いていく。
僕:書けたり、書けへんかったり、欠片で変な作品でも、寄せ集めて、抱え込んで吐き出して、掛け替えのない思いを繋いで書いていく。
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僕:少しずつでも。