台本概要

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タイトル 鬼が嗤う
作者名 遊狐。  (@V01008)
ジャンル その他
演者人数 1人用台本(不問1) ※兼役あり
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 ちょっと厨二感が否めないですが
嫌いな人と対峙した時の
私の心情のようなものです。笑
どなたかの目に止まればいいなと
思っております。

所要時間:5分程度

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
不問 12 ご自身と思って呼んでいただければと思います。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
私:鬼が…嗤(わら)う… 0: 私:心の奥底に巣食う鬼が、表面化した時… 私:それは私が誰かの魂を狩る時…。 0: 私:そんな言い方をすると大それたことに聞こえるが… 私:その場面はそれなりの頻度でやってくる。 私:自分の嫌なことをされた時。悲しくて仕方ない時。自分だけでは気持ちを消化しきれない時…。 0: 私:それは必ず出てくる。 私:黒いモヤが心を覆い尽くすと… 私:鬼がケラケラと嗤いながら姿を現す。 私:そして、……鬼は私の頭の中で人の魂を狩る。 0: 私:言葉にストッパーをかけず言いたいことを言う。 私:本来の私ではできない「冷静に、只々、静かに」鋭い言葉で刺し…時には大声で思いを吐き出しながら 私:そして……魂を狩る。 私:魂を狩るのは…私。 私:鬼は嘲(あざけ)ながら嗤(わら)いながら、私の心を逆撫でるだけ…… 0: 私:ふと気づく、鬼は私であることに。 私:何度狩っただろう… 私:何人狩っただろう… 私:もう数えられないくらい狩った… 0: 私:そしてしばらくすると、鬼は心の奥底に帰ってゆく。狩った魂と共に、とても満足気な笑顔で… 0: 私:私はスッと目を開ける。 私:目の前にはたった今狩ったばかりの魂のなくなった〝人間のようなもの〟 私:それが目の前に立ち、私に雑音を聞かせてくる。 私:貼り付けた笑顔と作った声で対応する。 0: 私:私が狩った…〝人間だったもの〟… 私:何度狩っても雑音は消えない…… 私:ピーチクパーチク子鳥のさえずりならまだしも聞くに絶えない雑音ばかり!!!!何故!!!!!!!何故消えない!!!!!!!なぜっ!!!!! 0: 私:(深呼吸) 私:私が願うのは……ただひとつだけ。 私:「現実には…なりませんように…」 0: 私:そんな願いと裏腹に…鬼が目覚め始めている… 私:それは今までの鬼ではなく 私:より現実的な何か… 0: 私:〝私〟が爆発しない事を日々、願うばかり… 私:〝私〟が呵(わら)える事を目指すばかり…

私:鬼が…嗤(わら)う… 0: 私:心の奥底に巣食う鬼が、表面化した時… 私:それは私が誰かの魂を狩る時…。 0: 私:そんな言い方をすると大それたことに聞こえるが… 私:その場面はそれなりの頻度でやってくる。 私:自分の嫌なことをされた時。悲しくて仕方ない時。自分だけでは気持ちを消化しきれない時…。 0: 私:それは必ず出てくる。 私:黒いモヤが心を覆い尽くすと… 私:鬼がケラケラと嗤いながら姿を現す。 私:そして、……鬼は私の頭の中で人の魂を狩る。 0: 私:言葉にストッパーをかけず言いたいことを言う。 私:本来の私ではできない「冷静に、只々、静かに」鋭い言葉で刺し…時には大声で思いを吐き出しながら 私:そして……魂を狩る。 私:魂を狩るのは…私。 私:鬼は嘲(あざけ)ながら嗤(わら)いながら、私の心を逆撫でるだけ…… 0: 私:ふと気づく、鬼は私であることに。 私:何度狩っただろう… 私:何人狩っただろう… 私:もう数えられないくらい狩った… 0: 私:そしてしばらくすると、鬼は心の奥底に帰ってゆく。狩った魂と共に、とても満足気な笑顔で… 0: 私:私はスッと目を開ける。 私:目の前にはたった今狩ったばかりの魂のなくなった〝人間のようなもの〟 私:それが目の前に立ち、私に雑音を聞かせてくる。 私:貼り付けた笑顔と作った声で対応する。 0: 私:私が狩った…〝人間だったもの〟… 私:何度狩っても雑音は消えない…… 私:ピーチクパーチク子鳥のさえずりならまだしも聞くに絶えない雑音ばかり!!!!何故!!!!!!!何故消えない!!!!!!!なぜっ!!!!! 0: 私:(深呼吸) 私:私が願うのは……ただひとつだけ。 私:「現実には…なりませんように…」 0: 私:そんな願いと裏腹に…鬼が目覚め始めている… 私:それは今までの鬼ではなく 私:より現実的な何か… 0: 私:〝私〟が爆発しない事を日々、願うばかり… 私:〝私〟が呵(わら)える事を目指すばかり…