台本概要
83 views
タイトル | プラシーボ手術 |
---|---|
作者名 | 真野ショウタ (@eda2812) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 2人用台本(男2) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 商用、非商用問わず連絡不要 |
説明 |
うまくいかなかったのでテストコメディ
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
A | 男 | 32 | サイコ野郎 |
B | 男 | 31 | ばか野郎 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
A:「急患だ、どいてくれ!」
B:「ううう、せ、先生」
A:「喋らなくていい! ……なんてこった完全に心臓を打ち抜かれていやがる」
B:「え、嘘? そうだっけ?」
A:「安心してください。絶対にあなたを死なせたりはしない」
B:「一応、私歩いてきたんだけど? 急に胸が苦しくなったから」
A:「いいから、喋らないで! あなたは今、興奮状態でまともな判断ができなくなっている」
B:「あ、そうだったんだ。うーん」
A:「寒気がしているでしょう? それに関節が痛むはずだ。高熱に頭痛も」
B:「それってインフルぅ……」
A:「脈も何だか元気がない。緑だ」
B:「それ心電図でしょ」
A:「いえ、顔色です」
B:「嘘! 私今緑色の顔してるの?」
A:「ご心配なく奥さん、あなたは私が必ず助けます」
B:「独身なんだけどなあ」
A:「まずは麻酔だ。中身はロキソニンを水で溶いたものですが、必ず効くと信じてください」
B:「え、え、え。いや普通の麻酔を使ってくださいよ!」
A:「在庫がないんです! しかし、他の病院まで行くにはあなたの体が保たない。だから今回はプラシーボ医療を行います!」
B:「それって私に言っちゃいけないんじゃないですか?」
A:「はい、注射が終わりました」
B:「え。何も感じなかったですよ」
A:「当院では世界一細い麻酔針を使っておりますので。ほら、もう何も感じないはずですよ。でも動こうとしないでください。体が誤作動の動きをすることがありませんからね」
B:「本当なんですか?」
A:「本当ですとも、さっきから奥さんは私にあられもないまさぐられ方をしているんですよ」
B:「何してるんですか!?」
A:「しっ。……私を信じて」
B:「ときめきませんよ」
A:「大丈夫、怖くない怖くない」
B:「だからときめきませんって」
A:「早速手術に入る!」
B:「話聞かないなあ、この人」
A:「メス。はないからノコギリ」
B:「ノコギリ!?」
A:「はい、開いたよー。鉗子の代わりに釘」
B:「いやいや、ストップほんとストップ」
A:「大丈夫……信じて」
B:「なんなの、この人」
A:「口ではそんなこと言いながら、体は正直じゃないか。痛くないんだろう。こんなに溢れてくるのに。どばどば血が出ているぞ」
B:「血ぃ!? 止めてよ!」
A:「ボンド」ぺたぺた「オロナインも混ぜとこう」ぺたぺた
B:「もう……私の体どうなってんのさ」
A:「あ、サイン書いときますね」
B:「どこに書いたの!?」
A:「これであなたの価値はうなぎ登りだ」
B:「馬鹿にしてるよね」
A:「やだなあ。僕のサインは高価なんですよ? 死んでも墓に入れるとは思わないでくださいね!」
B:「呪いをかけるな。サイコ野郎」
A:「さあ、できてきたよ! あとは包帯だけ巻いときますね〜」
B:「え。なんだろ。終わるのもなんか怖い気がする。本当に手術したの?」
A:「本当ですよ。見てくださいの血の量」
B:「うわっ! 床一面血だらけだ……」
A:「致死量1歩手前ですねぇ。あっはっはっはっ」
B:「笑うなよ。え、なんで生きてんの? 私」
A:「ほらほら寝ててください。死にますよ?」
B:「え。はい。えっ……大丈夫なの?私?」
A:「絶対安静ですね。動いたらマジでヤバイので動かないでください」
B:「あ、はい」
A:「はい。それじゃあ、私は次の患者の所に行くよ。ナースがくるまでおとなしくしてるんだよ。絶対に動かないでね」
B:「え。私助かるの? 大丈夫?」
A:「動かなければね! じゃあね! 安静にしててね。寝てたほうがいいよ! 目を閉じてね。開けちゃ駄目だよ!」
B:「あ、はい」
0:外。
A:「よし、なんとか逃げられた。まあ、警察が到着したら、みんなあの人が犯人だって思うだろう。」
A:「急患だ、どいてくれ!」
B:「ううう、せ、先生」
A:「喋らなくていい! ……なんてこった完全に心臓を打ち抜かれていやがる」
B:「え、嘘? そうだっけ?」
A:「安心してください。絶対にあなたを死なせたりはしない」
B:「一応、私歩いてきたんだけど? 急に胸が苦しくなったから」
A:「いいから、喋らないで! あなたは今、興奮状態でまともな判断ができなくなっている」
B:「あ、そうだったんだ。うーん」
A:「寒気がしているでしょう? それに関節が痛むはずだ。高熱に頭痛も」
B:「それってインフルぅ……」
A:「脈も何だか元気がない。緑だ」
B:「それ心電図でしょ」
A:「いえ、顔色です」
B:「嘘! 私今緑色の顔してるの?」
A:「ご心配なく奥さん、あなたは私が必ず助けます」
B:「独身なんだけどなあ」
A:「まずは麻酔だ。中身はロキソニンを水で溶いたものですが、必ず効くと信じてください」
B:「え、え、え。いや普通の麻酔を使ってくださいよ!」
A:「在庫がないんです! しかし、他の病院まで行くにはあなたの体が保たない。だから今回はプラシーボ医療を行います!」
B:「それって私に言っちゃいけないんじゃないですか?」
A:「はい、注射が終わりました」
B:「え。何も感じなかったですよ」
A:「当院では世界一細い麻酔針を使っておりますので。ほら、もう何も感じないはずですよ。でも動こうとしないでください。体が誤作動の動きをすることがありませんからね」
B:「本当なんですか?」
A:「本当ですとも、さっきから奥さんは私にあられもないまさぐられ方をしているんですよ」
B:「何してるんですか!?」
A:「しっ。……私を信じて」
B:「ときめきませんよ」
A:「大丈夫、怖くない怖くない」
B:「だからときめきませんって」
A:「早速手術に入る!」
B:「話聞かないなあ、この人」
A:「メス。はないからノコギリ」
B:「ノコギリ!?」
A:「はい、開いたよー。鉗子の代わりに釘」
B:「いやいや、ストップほんとストップ」
A:「大丈夫……信じて」
B:「なんなの、この人」
A:「口ではそんなこと言いながら、体は正直じゃないか。痛くないんだろう。こんなに溢れてくるのに。どばどば血が出ているぞ」
B:「血ぃ!? 止めてよ!」
A:「ボンド」ぺたぺた「オロナインも混ぜとこう」ぺたぺた
B:「もう……私の体どうなってんのさ」
A:「あ、サイン書いときますね」
B:「どこに書いたの!?」
A:「これであなたの価値はうなぎ登りだ」
B:「馬鹿にしてるよね」
A:「やだなあ。僕のサインは高価なんですよ? 死んでも墓に入れるとは思わないでくださいね!」
B:「呪いをかけるな。サイコ野郎」
A:「さあ、できてきたよ! あとは包帯だけ巻いときますね〜」
B:「え。なんだろ。終わるのもなんか怖い気がする。本当に手術したの?」
A:「本当ですよ。見てくださいの血の量」
B:「うわっ! 床一面血だらけだ……」
A:「致死量1歩手前ですねぇ。あっはっはっはっ」
B:「笑うなよ。え、なんで生きてんの? 私」
A:「ほらほら寝ててください。死にますよ?」
B:「え。はい。えっ……大丈夫なの?私?」
A:「絶対安静ですね。動いたらマジでヤバイので動かないでください」
B:「あ、はい」
A:「はい。それじゃあ、私は次の患者の所に行くよ。ナースがくるまでおとなしくしてるんだよ。絶対に動かないでね」
B:「え。私助かるの? 大丈夫?」
A:「動かなければね! じゃあね! 安静にしててね。寝てたほうがいいよ! 目を閉じてね。開けちゃ駄目だよ!」
B:「あ、はい」
0:外。
A:「よし、なんとか逃げられた。まあ、警察が到着したら、みんなあの人が犯人だって思うだろう。」