台本概要

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タイトル 2.BARバブ美へようこそ~小鹿のターン~
作者名 雪狐  (@yukikitsune_vg)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 やべぇオネェさんと社畜OLのお話。反逆の狼煙は上がるのか!?頭空っぽにして読んでね!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
小鹿 82 本名は小島遥香。社畜系不憫女子。
バブ美 81 やべぇオネェさん。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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0:BARバブ美へようこそ〜小鹿のターン〜  :  小鹿:はぁ…また来てしまった…なんでだろ?疲れてるのかなぁ… バブ美:いらっしゃ…あらぁ!小鹿ちゃんじゃない!♡ 小鹿:えっと…どうも… バブ美:あら?なんだか元気ないわねぇ? 小鹿:いやぁ、なんで私はまたここに座ってるんだろうって… バブ美:んー、疲れてるんじゃないかしら? 小鹿:そうでしゅかね…って!? バブ美:あら?もうオギャりたいの?仕方がないでちゅね〜♡ 小鹿:ち、ちがっ!?無意識に!? バブ美:まぁ、これでも呑んで元気出しなさい? 小鹿:ありがとうございま…ってこれ? バブ美:小鹿ちゃん哺乳瓶嫌いみたいだから、普通のグラスも仕入れたのよ 小鹿:バブ美さん…! バブ美:前回小鹿ちゃんすぐ帰っちゃったから、お酒の好みとかはわかんないけど…とりあえずカルアミルクよ 小鹿:ありがとうございます…!バブ美さんって優しいところもあったんですね… バブ美:それはちょっと失礼じゃないかしらぁ?まぁ、いいけどね 小鹿:はぁ…美味しい…でも、なんだか少し物足りない… バブ美:どうしたの?お口に合わなかったかしら? 小鹿:バブ美さん…その…申し訳ないんですけど… バブ美:あら、いいのよ!人には好みとかあるし! 小鹿:…哺乳瓶にしてもらえませんか? バブ美:…え? 小鹿:あたち、哺乳瓶でお酒が呑みたいでしゅっ! バブ美:小鹿ちゃんが壊れた!? 小鹿:いいから早く哺乳瓶でお酒を出すでしゅっ!できれば芋ロックで!! バブ美:あら、意外と渋めのお酒を呑むじゃない? 小鹿:はーやーくー! バブ美:駄々こねちゃって可愛いわねぇ?今すぐ用意するから、バブバブ言って待っててちょうだいね? 小鹿:バブー! バブ美:…まさか本当にやるとは思わなかったわ 小鹿:何か言ったでしゅか? バブ美:いいえ?はい、芋ロックよ! 小鹿:いただきまちゅ…! バブ美:たくさん呑んで大きくなるのよ? 小鹿:はいでちゅ! バブ美:…小鹿ちゃん、なんだか荒れてるわね?相談くらい乗るわよ? 小鹿:うぅ…この哀れなゴミの話を聞いてくれましゅか? バブ美:訂正、荒れすぎてるわね…で?何があったの? 小鹿:あたちの同期が幸せになれそうでしゅ バブ美:あら?いいことじゃない? 小鹿:(哺乳瓶をテーブルに叩きつけ)あたちには春が!来ないのに!! バブ美:…えーと、つまり嫉妬? 小鹿:そうでしゅよ!文句ありましゅか!? バブ美:大丈夫よ、きっと男は小鹿ちゃんにメロメロなんだから 小鹿:そんなことないでしゅ!メロメロだったら今頃ここには座ってないでしゅよ… バブ美:やっぱ小鹿ちゃんって失礼よね? 小鹿:うう…あたちなんてゴミ以下なんだ… バブ美:絡み酒と泣き上戸…よちよち、大丈夫でちゅよー 小鹿:うわーんっ!バブ美さんにあやされてしまったぁ! バブ美:もうっ、アタシがせっかく慰めてあげたのに! 小鹿:はぁ…あたちなんて…あたちなんて… バブ美:仕方ないわねぇ?オギャレッスンの続きでもする? 小鹿:…続きでしゅか? バブ美:えぇ、これをマスターしたら男にモテモテ間違いなしよ! 小鹿:やりましゅ!!! バブ美:食い気味のいい返事っ!…とその前に、小鹿ちゃんは好きな人とかっているの? 小鹿:えうっ!?えーっと、そのー バブ美:あらぁ?いるみたいねぇ♡ 小鹿:職場の…同期… バブ美:いいじゃなぁい!その人名前はなんて言うの? 小鹿:佐藤… バブ美:じゃあ、アタシは今から佐藤君になるから! 小鹿:はぁ!?佐藤はもっとスラっとして細マッチョのインテリ眼鏡なのよ!バブ美さんみたいにガチムチオネェさんじゃないから! バブ美:ふぅん?小鹿ちゃんは細マッチョのインテリ眼鏡君が好きなのね?♡ 小鹿:あうっ!? バブ美:まぁまぁ、その佐藤君みたいにカッコよくはないけど、本人だと思ってレッスンを受けてちょうだい? 小鹿:うぅ…わかりました… バブ美:とりあえず…二人の今の関係性をなんとなく知りたいから、朝の挨拶から始めましょ! 小鹿:朝の挨拶? バブ美:えぇ!アタシがおはようって挨拶するから、小鹿ちゃんはいつも通り接してくれたら嬉しいわっ♪ 小鹿:なるほど…わかりました バブ美:じゃあ…おはよう! 小鹿:…おはよ、下僕。朝から鬱陶しいわね バブ美:ストーップ!? 小鹿:え?なんでしゅか? バブ美:えっと、バブ美さんの聞き間違いかしら?朝の挨拶から程遠かった気もするけど… 小鹿:いつも通りの挨拶でしゅけどね…? バブ美:バブ美さん、小鹿ちゃんのことが気になって仕方がないわ 小鹿:私、佐藤一筋なので…バブ美さんはちょっと… バブ美:あらあら!のろけられるのはいいことよね!大丈夫、バブ美さんもガチムチの漢にしか興味ないから!♡ 小鹿:うへぇ、聞きたくなかった… バブ美:まぁいいわ!それで?普段はどんな会話をするのかしら? 小鹿:えーっと…『喉乾いたから自販機でカニクリームソーダ買ってきなさいっ!』とか… バブ美:佐藤君は奴隷か何かなの!?そしてカニクリームソーダってなに!? 小鹿:いや、いつもニコニコしながら買って来てくれるし…カニクリームソーダ、美味しいんですよ? バブ美:大丈夫?ニコニコしてるように見えるだけじゃない…? 小鹿:そんなことないですぅ バブ美:…きっと小鹿ちゃんはアタシと同じ狂った人間なんだと思うわ? 小鹿:バブ美さんと一緒にしないでほしいでしゅっ!? バブ美:そんな扱いしてるといつか嫌われるわよ? 小鹿:うぅ…嫌われたくないよぉ… バブ美:大丈夫よ、アタシがしっかりレッスンしてあげるから 小鹿:…この前みたいに変なことしないでしゅか? バブ美:あら?別に変なことはしてないわよ?ちゃんと身についてるじゃない? 小鹿:…洗脳されてしまったでしゅ バブ美:とにかく、今回みっちりレッスンしてあげるから覚悟しなさいっ♪ 小鹿:…頑張りましゅ バブ美:ふふっ、本当は素直でいい子なんだから…そのまま頑張れば報われると思うけどね 小鹿:ん?何か言ったでしゅか? バブ美:いいえ?なにも言ってないわ? 小鹿:んー?ところで、今日のバブ美さんはこの前よりもまともでしゅね? バブ美:そりゃあ、アタシだってふざけたいわよ?でも目の前にもっとヤバい人がいたら落ち着くわよね 小鹿:ヤバい人でしゅか!?どこにいるのでしゅ!? バブ美:小鹿ちゃんはなにも考えなくていいのよ!♡ 小鹿:わかったでしゅ、それじゃ早くレッスンお願いしましゅ!! バブ美:ふふっ、いい子ね…ちなみに今日学んだことは、明日佐藤君にしっかり見せてあげましょ? 小鹿:えっ? バブ美:それじゃあ早速…そうねぇ、おしゃれアイテムであるおしゃぶりをつけましょ! 小鹿:お、おしゃぶり!?!? バブ美:えぇ!小鹿ちゃんなら似合うと思うの! 小鹿:い、いやぁ、おしゃぶりはちょっと… バブ美:大丈夫、つけてたら癖になるから 小鹿:そんな癖は欲しくない!! バブ美:そう…残念ね 小鹿:だいたい、私がおしゃぶりつけてるところを見てバブ美さんが美味しいお酒呑みたいだけでしょ? バブ美:あらぁ〜わかってるじゃなぁい♡ 小鹿:くっ…一瞬いい人って思ったけど、バブ美さんはこういう人だった… バブ美:忘れないでね、アタシのこと… 小鹿:忘れたくても忘れられないでしゅっ! バブ美:まぁ、それはさておき…小鹿ちゃんにすごく大事な話があるんだけど… 小鹿:えっ、なんでしゅか?閉店でしゅか…?今までありがとうございました… バブ美:いやいやいや、案外この店売上いいからそう簡単に閉店しないわよ? 小鹿:ちっ… バブ美:ねぇ?今舌打ちしなかった?バブ美さんの気のせいかしら? 小鹿:気のせいでしゅよ バブ美:あらそう…こほん、実はね……今日のレッスン用意できてないのよ… 小鹿:用意できてないのにやろうとしたの!? バブ美:だって、小鹿ちゃんの顔が曇ってたから… 小鹿:えっ…私の…ため? バブ美:楽しいことしたら、ヤなこと忘れられるかなぁって!バブ美さん、暗いの苦手なのよ〜♪ 小鹿:バブ美さん… バブ美:アタシから言えることはただ一つ。ちゃんと真剣に向き合えば上手くいくわっ!頑張んなさいっ♡ 小鹿:は…はいっ! バブ美:…まぁ、アタシが言えたことじゃないんだけどね 小鹿:ん…?バブ美さん? バブ美:なんでもないわよ〜!さぁさ、じゃんじゃん呑んでいってね! 小鹿:あのー、ところでバブ美さん? バブ美:何かしら? 小鹿:この哺乳瓶はなんですか…?いつの間に置いたんでしょうか? バブ美:…小鹿ちゃん、記憶にないの? 小鹿:えっ…?バブ美さん、からかわないでくださいよー バブ美:とりあえず、小鹿ちゃんにお酒はしばらく禁止ね… 小鹿:えーっ!さっきじゃんじゃん呑んでねって言ったのに〜!バブ美さんのばかぁ! バブ美:はいはい、バカでいいわよ… 小鹿:むぅ… バブ美:とにかく、佐藤君と仲良くしなさいよ? 小鹿:えっ、なんでそのことを!? バブ美:小鹿ちゃんって多重人格とか何かかしら…相変わらず面白いわね… 小鹿:バブ美さんに知られるなんて一生の不覚…!穴があったら入りたいっ!! バブ美:訂正、やっぱり小鹿ちゃんは失礼な子だわ 小鹿:…バブ美さん、ありがとうございます バブ美:ふふっ、いいのよ?遅くならないうちに帰りなさいよ? 小鹿:はーい  :  小鹿M:今日もBARバブ美の夜は楽しく更けていく。これからもきっと楽しい日常が待っているのだろう。そんな日々に想いを馳せ、私は生きる… バブ美:ねぇ小鹿ちゃん?なんでそんな『俺たちの冒険はこれからだ!』みたいな締め方してるの? 小鹿:ちょっと!私の華麗なる締めに割り込んでこないでください! バブ美:華麗でもなんでもないわよ!どうせ締めるならもっと綺麗に締めなさいよ! 小鹿:例えば…? バブ美:私は佐藤君となんやかんやあって結ばれて超うれぴーですっ♡…とか 小鹿:無理無理無理っ!恥ずか死にますよっ!? バブ美:そう?ハッピーエンドで終わってみんな幸せじゃない? 小鹿:…またここに来るんですから。なんかその終わりだと、ここに来れないみたいで バブ美:まぁ!嬉しいこと言ってくれるじゃない!ふふっ、そのときはその佐藤君、アタシに紹介しなさいよ? 小鹿:もーっ!わかりましたから!くねくねしながら寄らないでっ!!

0:BARバブ美へようこそ〜小鹿のターン〜  :  小鹿:はぁ…また来てしまった…なんでだろ?疲れてるのかなぁ… バブ美:いらっしゃ…あらぁ!小鹿ちゃんじゃない!♡ 小鹿:えっと…どうも… バブ美:あら?なんだか元気ないわねぇ? 小鹿:いやぁ、なんで私はまたここに座ってるんだろうって… バブ美:んー、疲れてるんじゃないかしら? 小鹿:そうでしゅかね…って!? バブ美:あら?もうオギャりたいの?仕方がないでちゅね〜♡ 小鹿:ち、ちがっ!?無意識に!? バブ美:まぁ、これでも呑んで元気出しなさい? 小鹿:ありがとうございま…ってこれ? バブ美:小鹿ちゃん哺乳瓶嫌いみたいだから、普通のグラスも仕入れたのよ 小鹿:バブ美さん…! バブ美:前回小鹿ちゃんすぐ帰っちゃったから、お酒の好みとかはわかんないけど…とりあえずカルアミルクよ 小鹿:ありがとうございます…!バブ美さんって優しいところもあったんですね… バブ美:それはちょっと失礼じゃないかしらぁ?まぁ、いいけどね 小鹿:はぁ…美味しい…でも、なんだか少し物足りない… バブ美:どうしたの?お口に合わなかったかしら? 小鹿:バブ美さん…その…申し訳ないんですけど… バブ美:あら、いいのよ!人には好みとかあるし! 小鹿:…哺乳瓶にしてもらえませんか? バブ美:…え? 小鹿:あたち、哺乳瓶でお酒が呑みたいでしゅっ! バブ美:小鹿ちゃんが壊れた!? 小鹿:いいから早く哺乳瓶でお酒を出すでしゅっ!できれば芋ロックで!! バブ美:あら、意外と渋めのお酒を呑むじゃない? 小鹿:はーやーくー! バブ美:駄々こねちゃって可愛いわねぇ?今すぐ用意するから、バブバブ言って待っててちょうだいね? 小鹿:バブー! バブ美:…まさか本当にやるとは思わなかったわ 小鹿:何か言ったでしゅか? バブ美:いいえ?はい、芋ロックよ! 小鹿:いただきまちゅ…! バブ美:たくさん呑んで大きくなるのよ? 小鹿:はいでちゅ! バブ美:…小鹿ちゃん、なんだか荒れてるわね?相談くらい乗るわよ? 小鹿:うぅ…この哀れなゴミの話を聞いてくれましゅか? バブ美:訂正、荒れすぎてるわね…で?何があったの? 小鹿:あたちの同期が幸せになれそうでしゅ バブ美:あら?いいことじゃない? 小鹿:(哺乳瓶をテーブルに叩きつけ)あたちには春が!来ないのに!! バブ美:…えーと、つまり嫉妬? 小鹿:そうでしゅよ!文句ありましゅか!? バブ美:大丈夫よ、きっと男は小鹿ちゃんにメロメロなんだから 小鹿:そんなことないでしゅ!メロメロだったら今頃ここには座ってないでしゅよ… バブ美:やっぱ小鹿ちゃんって失礼よね? 小鹿:うう…あたちなんてゴミ以下なんだ… バブ美:絡み酒と泣き上戸…よちよち、大丈夫でちゅよー 小鹿:うわーんっ!バブ美さんにあやされてしまったぁ! バブ美:もうっ、アタシがせっかく慰めてあげたのに! 小鹿:はぁ…あたちなんて…あたちなんて… バブ美:仕方ないわねぇ?オギャレッスンの続きでもする? 小鹿:…続きでしゅか? バブ美:えぇ、これをマスターしたら男にモテモテ間違いなしよ! 小鹿:やりましゅ!!! バブ美:食い気味のいい返事っ!…とその前に、小鹿ちゃんは好きな人とかっているの? 小鹿:えうっ!?えーっと、そのー バブ美:あらぁ?いるみたいねぇ♡ 小鹿:職場の…同期… バブ美:いいじゃなぁい!その人名前はなんて言うの? 小鹿:佐藤… バブ美:じゃあ、アタシは今から佐藤君になるから! 小鹿:はぁ!?佐藤はもっとスラっとして細マッチョのインテリ眼鏡なのよ!バブ美さんみたいにガチムチオネェさんじゃないから! バブ美:ふぅん?小鹿ちゃんは細マッチョのインテリ眼鏡君が好きなのね?♡ 小鹿:あうっ!? バブ美:まぁまぁ、その佐藤君みたいにカッコよくはないけど、本人だと思ってレッスンを受けてちょうだい? 小鹿:うぅ…わかりました… バブ美:とりあえず…二人の今の関係性をなんとなく知りたいから、朝の挨拶から始めましょ! 小鹿:朝の挨拶? バブ美:えぇ!アタシがおはようって挨拶するから、小鹿ちゃんはいつも通り接してくれたら嬉しいわっ♪ 小鹿:なるほど…わかりました バブ美:じゃあ…おはよう! 小鹿:…おはよ、下僕。朝から鬱陶しいわね バブ美:ストーップ!? 小鹿:え?なんでしゅか? バブ美:えっと、バブ美さんの聞き間違いかしら?朝の挨拶から程遠かった気もするけど… 小鹿:いつも通りの挨拶でしゅけどね…? バブ美:バブ美さん、小鹿ちゃんのことが気になって仕方がないわ 小鹿:私、佐藤一筋なので…バブ美さんはちょっと… バブ美:あらあら!のろけられるのはいいことよね!大丈夫、バブ美さんもガチムチの漢にしか興味ないから!♡ 小鹿:うへぇ、聞きたくなかった… バブ美:まぁいいわ!それで?普段はどんな会話をするのかしら? 小鹿:えーっと…『喉乾いたから自販機でカニクリームソーダ買ってきなさいっ!』とか… バブ美:佐藤君は奴隷か何かなの!?そしてカニクリームソーダってなに!? 小鹿:いや、いつもニコニコしながら買って来てくれるし…カニクリームソーダ、美味しいんですよ? バブ美:大丈夫?ニコニコしてるように見えるだけじゃない…? 小鹿:そんなことないですぅ バブ美:…きっと小鹿ちゃんはアタシと同じ狂った人間なんだと思うわ? 小鹿:バブ美さんと一緒にしないでほしいでしゅっ!? バブ美:そんな扱いしてるといつか嫌われるわよ? 小鹿:うぅ…嫌われたくないよぉ… バブ美:大丈夫よ、アタシがしっかりレッスンしてあげるから 小鹿:…この前みたいに変なことしないでしゅか? バブ美:あら?別に変なことはしてないわよ?ちゃんと身についてるじゃない? 小鹿:…洗脳されてしまったでしゅ バブ美:とにかく、今回みっちりレッスンしてあげるから覚悟しなさいっ♪ 小鹿:…頑張りましゅ バブ美:ふふっ、本当は素直でいい子なんだから…そのまま頑張れば報われると思うけどね 小鹿:ん?何か言ったでしゅか? バブ美:いいえ?なにも言ってないわ? 小鹿:んー?ところで、今日のバブ美さんはこの前よりもまともでしゅね? バブ美:そりゃあ、アタシだってふざけたいわよ?でも目の前にもっとヤバい人がいたら落ち着くわよね 小鹿:ヤバい人でしゅか!?どこにいるのでしゅ!? バブ美:小鹿ちゃんはなにも考えなくていいのよ!♡ 小鹿:わかったでしゅ、それじゃ早くレッスンお願いしましゅ!! バブ美:ふふっ、いい子ね…ちなみに今日学んだことは、明日佐藤君にしっかり見せてあげましょ? 小鹿:えっ? バブ美:それじゃあ早速…そうねぇ、おしゃれアイテムであるおしゃぶりをつけましょ! 小鹿:お、おしゃぶり!?!? バブ美:えぇ!小鹿ちゃんなら似合うと思うの! 小鹿:い、いやぁ、おしゃぶりはちょっと… バブ美:大丈夫、つけてたら癖になるから 小鹿:そんな癖は欲しくない!! バブ美:そう…残念ね 小鹿:だいたい、私がおしゃぶりつけてるところを見てバブ美さんが美味しいお酒呑みたいだけでしょ? バブ美:あらぁ〜わかってるじゃなぁい♡ 小鹿:くっ…一瞬いい人って思ったけど、バブ美さんはこういう人だった… バブ美:忘れないでね、アタシのこと… 小鹿:忘れたくても忘れられないでしゅっ! バブ美:まぁ、それはさておき…小鹿ちゃんにすごく大事な話があるんだけど… 小鹿:えっ、なんでしゅか?閉店でしゅか…?今までありがとうございました… バブ美:いやいやいや、案外この店売上いいからそう簡単に閉店しないわよ? 小鹿:ちっ… バブ美:ねぇ?今舌打ちしなかった?バブ美さんの気のせいかしら? 小鹿:気のせいでしゅよ バブ美:あらそう…こほん、実はね……今日のレッスン用意できてないのよ… 小鹿:用意できてないのにやろうとしたの!? バブ美:だって、小鹿ちゃんの顔が曇ってたから… 小鹿:えっ…私の…ため? バブ美:楽しいことしたら、ヤなこと忘れられるかなぁって!バブ美さん、暗いの苦手なのよ〜♪ 小鹿:バブ美さん… バブ美:アタシから言えることはただ一つ。ちゃんと真剣に向き合えば上手くいくわっ!頑張んなさいっ♡ 小鹿:は…はいっ! バブ美:…まぁ、アタシが言えたことじゃないんだけどね 小鹿:ん…?バブ美さん? バブ美:なんでもないわよ〜!さぁさ、じゃんじゃん呑んでいってね! 小鹿:あのー、ところでバブ美さん? バブ美:何かしら? 小鹿:この哺乳瓶はなんですか…?いつの間に置いたんでしょうか? バブ美:…小鹿ちゃん、記憶にないの? 小鹿:えっ…?バブ美さん、からかわないでくださいよー バブ美:とりあえず、小鹿ちゃんにお酒はしばらく禁止ね… 小鹿:えーっ!さっきじゃんじゃん呑んでねって言ったのに〜!バブ美さんのばかぁ! バブ美:はいはい、バカでいいわよ… 小鹿:むぅ… バブ美:とにかく、佐藤君と仲良くしなさいよ? 小鹿:えっ、なんでそのことを!? バブ美:小鹿ちゃんって多重人格とか何かかしら…相変わらず面白いわね… 小鹿:バブ美さんに知られるなんて一生の不覚…!穴があったら入りたいっ!! バブ美:訂正、やっぱり小鹿ちゃんは失礼な子だわ 小鹿:…バブ美さん、ありがとうございます バブ美:ふふっ、いいのよ?遅くならないうちに帰りなさいよ? 小鹿:はーい  :  小鹿M:今日もBARバブ美の夜は楽しく更けていく。これからもきっと楽しい日常が待っているのだろう。そんな日々に想いを馳せ、私は生きる… バブ美:ねぇ小鹿ちゃん?なんでそんな『俺たちの冒険はこれからだ!』みたいな締め方してるの? 小鹿:ちょっと!私の華麗なる締めに割り込んでこないでください! バブ美:華麗でもなんでもないわよ!どうせ締めるならもっと綺麗に締めなさいよ! 小鹿:例えば…? バブ美:私は佐藤君となんやかんやあって結ばれて超うれぴーですっ♡…とか 小鹿:無理無理無理っ!恥ずか死にますよっ!? バブ美:そう?ハッピーエンドで終わってみんな幸せじゃない? 小鹿:…またここに来るんですから。なんかその終わりだと、ここに来れないみたいで バブ美:まぁ!嬉しいこと言ってくれるじゃない!ふふっ、そのときはその佐藤君、アタシに紹介しなさいよ? 小鹿:もーっ!わかりましたから!くねくねしながら寄らないでっ!!