声劇台本置き場

0：ＢＡＲバブ美へようこそ〜小鹿だってバブらせたい〜 　：　 小鹿：疲れた…もう歩きたくない…それなのに足は勝手にあの場所に向かってる気がする…なんで…？ バブ美：いらっしゃ…あらぁ〜！小鹿ちゃんもすっかり常連さんねぇ♡ 小鹿：あはは…はぁ…どうも… バブ美：また今日も元気がないわねぇ？やつれてるわよ？ 小鹿：わかります…？ バブ美：わかっちゃうわよぉ、しっかり休まなきゃダメよ？ 小鹿：いやぁ、私も家でゆっくりしたい気分なんですけどねぇ？何故かここに座ってるんですよ バブ美：やみつきになっちゃったのね…！バブ美さん嬉しいっ！ 小鹿：あはは…ワタシモウレシイ… バブ美：まぁまぁとりあえず座りなさい！…小鹿ちゃんお酒呑むと大変なことになっちゃうから、ジュースでいい？バブ美さん奢るから 小鹿：ありがとうございます… バブ美：一応聞くけど、哺乳瓶とグラスどっちがいい？ 小鹿：………グラ……いや、哺乳瓶で… バブ美：めちゃくちゃ葛藤したけど、哺乳瓶を選んでくれるのね！バブ美さん、感謝感激っ！ 小鹿：ぐぬぬ…何故かこのＢＡＲに来たら哺乳瓶を選びたくなるようになってしまった…そんな私はもう末期なのかなぁ… バブ美：大丈夫よ〜、ここの常連さんはコレが普通だから♪ 小鹿：はぁ…ここの常連の仲間入りしてしまったんでしゅね…って、また！？ バブ美：うふふふふっ、さすが小鹿ちゃん！一流オギャリストに近づいてきたじゃないっ！ 小鹿：いーやーでーしゅっ！じゃなかった、いやですっ！ バブ美：小鹿ちゃんって本当はノリいいわよねｗ 小鹿：まぁ…郷に入れば郷に従えって言いましゅから…このＢＡＲに来てる以上はやるしかないでしゅ… バブ美：ふふっ、ならもっとたくさんオギャってもらおうかしらっ！♡ 小鹿：お手柔らかにお願いするでしゅ… バブ美：じゃあ、コレを… 小鹿：おしゃぶりは却下で バブ美：… 小鹿：… バブ美：んもうっ！つれないわねぇ！？ 小鹿：流石にそれだけはいやですよ！？絶対却下ですっ！！ バブ美：そうねぇ…じゃあ何かもっとこう、面白いことないかしら？ 小鹿：面白いことって言っちゃったよ…！んー、私に聞かれても……ん？そうだっ！ バブ美：あらぁ？どうしたの？何かいい案でもあった？ 小鹿：私がバブ美さんになって、バブ美さんがオギャってみるのはどうですか！？ バブ美：んー？まぁたまにはいいかもしれないわね？ 小鹿：やった！それじゃあ早速オギャってくださいっ！私のために！さあ！！ バブ美：えぇっとぉ…バブ美さん、お手本が見たいなぁ…？♡ 小鹿：はえっ！？お、お手本ですか！？ バブ美：そう、お手本見ないと本気出せないって言うかぁ〜 小鹿：なんでそんな旧世代のギャルみたいな喋り方を…ってもしかしてコギャルってこと…？ バブ美：正解よっ！こんな意味不明なボケを拾えるなんてっ！さすが小鹿ちゃんねっ！♡ 小鹿：なんか褒められてるけど嬉しくないなぁ… バブ美：まぁ、小ボケはいいのよ！みんな小鹿ちゃんのオギャりが聴きたいはずよ！ 小鹿：みんなって誰ですか！？相変わらずこの店内私しかいませんけど！？ バブ美：ほぉら？はぁ〜やぁ〜くぅ〜？♡ 小鹿：あぁ…バブ美さんがくねくねし始めた… バブ美：もっと加速した方がいいかしら…？ 小鹿：いいです！？結構ですっ！！…こほん、おぎゃぁ(棒読み) バブ美：えぇーっ？もっとちゃんとしてくれないと、バブ美さんできないなぁ？ 小鹿：うぐっ…わかりましたよっ！やりますよっ！…(深呼吸)オギャぁ！オギャぁ！バブーっ！これで(どうですか) バブ美：いいわっ！小鹿ちゃんの本気にお応えして…オギャぁっ！オギャぁっ！バブバブぅっ！！ 小鹿：あぁっ！？思ったより汚いっ！？絵面が汚かったっ！？ バブ美：あらぁ、小鹿ちゃんがやれって言ったんでしゅよぉ〜？♡ 小鹿：ごめんなさいっ！？やっぱり無理ですっ！？ バブ美：あたちもぉ〜、たぁくさんっオギャりたいでしゅぅ〜♪ 小鹿：いつもの倍くねくねしないで！？ バブ美：ふぅっ、全力でやると喉乾くわね… 小鹿：バブ美さん…哺乳瓶でお酒呑まないでください…絵面がすごく気持ち悪いです… バブ美：あらぁ、別にいいじゃない？アタシ今は客なんだから 小鹿：えぇ…？ バブ美：まぁ小鹿ちゃん嫌がってるから、そろそろやめるけどね 小鹿：バブ美さん…！やっぱりバブ美さんは(いい人です) バブ美：それにしても…慌てる小鹿ちゃんを肴(さかな)にして呑むお酒は最高よねぇ…♡ 小鹿：この人でなしっ！？ バブ美：ぷはぁっ！バブ美さん絶好調っ！！ 小鹿：いい呑みっぷりだけど！！はぁ…疲れました… バブ美：小鹿ちゃん、疲れたときは思いっきりオギャると気持ち良くなれるわよ？ 小鹿：意味わかんないです… バブ美：でも噂によると小鹿ちゃん、最近あちこちでオギャってるって聞くけど？ 小鹿：えっ！？だ、誰がそんなことを！？ バブ美：シュガー君とか？ 小鹿：シュガー君ってだれ…？ バブ美：あなたのぉ、い・と・し・の・ダーリンよ？ 小鹿：はぁーっ！？なんで佐藤が！？てかダーリンじゃないしっ！？ バブ美：彼、最近よくうちに遊びにくるのよぉ〜、すっかり常連さんなんだからぁ♡ 小鹿：佐藤に変なことしてないでしょうね！？ バブ美：小鹿ちゃんを知るために彼は頑張ってるわよ♡ 小鹿：わ、私を…知るため？ バブ美：おっと、これ以上は助けすぎね… 小鹿：えっと…？ バブ美：気にしなくていいのよぉ！でも、小鹿ちゃんがオギャることは、彼を射止めることにつながるかもね？ 小鹿：や、やりましゅっ！あたち全力でオギャりましゅっ！！ バブ美：まぁっ！いい返事っ！バブ美さん好きよ！ 小鹿：あたちもバブ美さん大好きでしゅっ！ バブ美：よしっ！このままたくさんオギャっちゃいましょうね！ 小鹿：はいでしゅっ！ バブ美：…うーん？よく聞いてみると、『でしゅ』はなんだか古く感じるわね？ 小鹿：そんなことないと思いましゅけど…？ バブ美：ここらへんで一新してみない？ 小鹿：えっ…！？せっかく馴染んできたのにでしゅか！？ バブ美：馴染んできたからよ！つまり、アタシが飽きちゃったの！ 小鹿：理不尽っ！！相変わらずバブ美さんは理不尽すぎるっ！！ バブ美：そんなに変更しないから安心してちょうだい！ 小鹿：…不安だなぁ バブ美：…よしっ！今から語尾は『でちゅ』にしましょ！ 小鹿：……ん？思ったより変わってない！？ バブ美：言ったじゃなぁい、そんなに変更しないって 小鹿：言ったけど！思ってたのと違う！ バブ美：じゃあ、どんなのがよかったのかしら？ 小鹿：私に聞かれても… バブ美：心の奥底に秘めた語尾を教えてちょうだいっ！ 小鹿：えっ！？ バブ美：ほら！早くっ！♡ 小鹿：きゅ、急に言われたって、わからない……にゃん… バブ美：はぁぁぁあんっ！小鹿ちゃんキャワゆいわぁぁあぁっ！！ 小鹿：ぎゃあっ！？近い近い近いっ！？髭の剃り残しがハッキリわかるっ！？ バブ美：やだわっ！バブ美さんうっちゃりっ！ 小鹿：だからうっかりでしょっ！ バブ美：ふふふっ、そうとも言うわね♪ 小鹿：そうとしか言わないんですって… バブ美：それにしても小鹿ちゃん、その語尾も似合うわねぇ！ 小鹿：そ、そうですかにゃ？ バブ美：えぇ！じゃんじゃか使っていきましょ！ 小鹿：嫌ですよー、恥ずか死にますにゃ… バブ美：可愛いのに勿体無いわねぇ… 小鹿：うぅ…可愛くにゃいですよぉ… バブ美：そう言わないのっ！そうやって言ってると、本当に可愛くなくなるわよ？ 小鹿：…バブ美さん、たまにまともなこと言いますよね バブ美：やっぱ、小鹿ちゃんは失礼よねぇ 小鹿：気のせいですよー(棒読み) バブ美：気のせいじゃないと思うけど…まぁいいわっ！小鹿ちゃん元気になったみたいだし！ 小鹿：えっ？ バブ美：今日はもう閉店っ！帰ってしっかり休みなさい？明日もお仕事でしょ？ 小鹿：そう…ですけど… バブ美：あらぁ？どうしたの？ 小鹿：…なんだかんだ言って、私ここ好きなんだなぁって。まだ帰りたくないなぁって思っちゃって バブ美：ふふふっ、嬉しいこと言ってくれるじゃない！大丈夫よ！ほぼ毎日開けてるから、疲れたらいつでも来なさい♪ 小鹿：バブ美さん…ありがとうございます！ バブ美：それじゃ、また明日♪ 小鹿：はい、また明日！…って明日もここに来ることになるのかぁ バブ美：明日はお酒出してあげるから、お仕事がんばんなさいっ！ 小鹿：はぁーい…ふふっ！ バブ美：ふふふっ！