台本概要
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タイトル | 5.BARバブ美へようこそ!〜社会の窓が開かれた!〜 |
---|---|
作者名 | 雪狐 (@yukikitsune_vg) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 4人用台本(男3、女1) |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
社会の窓って何?もはや説明不要のハイテンションギャグコメディの第5話!頭空っぽにして読んでね! ※基本的に役の性別さえ合っていれば演じるのは男女不問としています。しかし大倉に限り作中のセリフを一部変更して女性として演じることも可能とします(例:ハンサムボーイ→ハンサムガールなど)。お話の内容が変わらなければ基本的にアドリブなども許可していますので、たくさん遊んでくださいね! 419 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
小鹿 | 女 | 55 | 小島遥香。前回ようやくBARバブ美の仲間入りした。バブ美から制服(おしゃぶり)を支給されるも、その場で投げ捨てるくらいには仲がいい。佐藤と接する時だけ丁寧さが消え失せる。 |
バブ美 | 男 | 41 | やべぇオネェさん。過去の名言などから一部ではビジネス狂人なのでは?という説も出ているがそんなことはない。不良が雨の日に猫助けたらカッコいい現象と同じである。 |
大倉 | 男 | 30 | 放送局の偉い人。頭ぱっぱらぱーに見えるが、今まで通した企画は外したことはない。男と設定しているが、女性に変更することも可能。 |
佐藤 | 男 | 41 | 小鹿の元同僚。酔うとやばい人。いや、酔わなくても大概やばい人なのかもしれない細マッチョのインテリメガネ。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:BARバブ美へようこそ!〜社会の窓が開かれた!〜
:
小鹿:…それで、なんで佐藤がここにいるのよ?
佐藤:だって僕は常連だよ?いない方がおかしいじゃないか?
小鹿:いや私、アンタとここで遭遇したことないけど?そして初登場で何当然のようにレギュラー面してんのよ
佐藤:酷くない?バブ美さーん、小鹿ちゃんがいじめるー
バブ美:はいはい、小鹿ちゃん?小鹿ちゃんが辞めちゃって傷心中のシュガー君いぢめちゃだめよ?
小鹿:なっ!?私が辞めたのは関係ないですよね!?
佐藤:僕はもう何を心の支えにして生きていけばいいのか…しくしく…
小鹿:私、なんでこんな奴を好きになったんだろう?神様の匙加減?
バブ美:気にしたら負けよ?
小鹿:職場だともっとシャキッとしたイメージだったんだけどなぁ…?
佐藤:ふふふっ、だって今…僕は酔ってるからね!
小鹿:威張るな!
バブ美:はいはい、夫婦漫才ばっかりしてるとバブ美さんの出番無くなっちゃうから他所でしてちょうだい?
0:ガラガラ(扉の開く音ならどんな音でもいい)
大倉:はぁ…全然上手くいかねぇ…やべえよ、次の企画マジどうすんだよ…?はぁ…マスター、いつもの…
バブ美:はい…いつもの
大倉:ありがとよ…ってなんじゃこりゃ!?
バブ美:何って、あたしの奢り(哺乳瓶入りの水道水)よ♡
大倉:いやいや…ってここどこだ!?えっ!?アンタ誰!?
バブ美:それはあたしのセリフよ?
小鹿:えっと…お客様はじめまして、ですよね?
大倉:たぶんな!ってか、よかった…いきなりバケモンに出迎えられたからこの店そういう店かと思ったぜ…!
バブ美:ば、バケモン…
佐藤:まぁまぁ、落ち着いて
バブ美:ひっひっふー
小鹿:でた、ラマーズ法!
大倉:なぁ?ところで、ここは『BAR砂の町』じゃねぇよな?
佐藤:砂の町ならこの上の階ですよ?
大倉:そっか…疲れすぎて階を間違えちまったのか…
小鹿:わかります…疲れって怖いですよね…
佐藤:まぁまぁ、せっかく来たんだからゆっくりして行きたまえ。僕が歓迎するよ
小鹿:アンタ何様よ…
佐藤:僕?君の王子様さっ…!きらっ!
小鹿:バブ美さん、この人摘み出しましょ?そうしましょ?
バブ美:シュガー君も大事なお客様だから。それに見てて楽しいし♪
小鹿:私のこと大切にしてくれるって言ったのに!?
佐藤:なんだって!?妬けちゃうじゃないか!
小鹿:アンタは黙ってて!
大倉:こいつらのテンポ…もしかして…いけるのか…?いやぁ…でもなぁ…?
バブ美:ん?どうしたの?ハンサムボーイ?
大倉:ハンサムボーイって…そんな歳でもねぇけどな。いや、あんたらのやりとりが使えるかもしれねぇって思ってだな
小鹿:使える…?
大倉:おうよ!あ、そういや名乗ってなかったか?俺の名前は大倉。放送局のディレクターやってんのよ
小鹿:へぇーすごいっ!いいなぁ…私もテレビとか憧れちゃうなぁ…
バブ美:小鹿ちゃん可愛いから、その気になればいつでも出れるんじゃない?
小鹿:へっ!?そ、そんなことないですよ〜えへへー
バブ美:あら?満更でも無さそうね?
小鹿:褒められて悪い気はしませんよね?ね!?
佐藤:小鹿ちゃん、バブ美さんに似てきたね?
小鹿:えへへー…へっ?
佐藤:いや、そのくねくね具合とかさ
小鹿:やだ!?気持ち悪いからそんなとこ似たくないっ!
バブ美:その返しはバブ美さんにダメージが通るのよ?ねぇ、わかってる?
大倉:あー…(咳払い)お取り込み中のところすまないが、少し相談してもいいか?
バブ美:ええ、どうぞ?
大倉:その、お前さん達…ラジオに出る気は無いか?
小鹿:ラジオ…?
大倉:ラジオって言ってもローカルのテレビ番組だから、実際顔とかも出るんだけどよ。放送が近いっていうのにまだキャストが決まってなくてなぁ…困り果てたところにお前さん達を見つけたってわけだ
バブ美:なるほどねぇ…バブ美さん、ぺかーっときちゃったわ!
小鹿:前から言おうと思ってたんですけど、閃いたときの効果音…変じゃないですか?
バブ美:変じゃないわよ、普通よ?こほん、とにかくあたし達がパーソナリティになってハンサムボーイを助ければいいのよね?
大倉:まぁ…早い話そういうこった。頼む!この企画に乗ってくれねぇか…?
小鹿:あの…ところで私たち、何もやったことないど素人ですけど…いいんですか?
佐藤:ど素人の小鹿ちゃん…?やだセンシティブじゃないか
小鹿:アンタは黙ってて。本気で摘み出すよ?
佐藤:すみません調子乗りましたごめんなさい
バブ美:あらー、あまりにも素早くて綺麗なジャンピング土下座ね。バブ美さんじゃなかったら見逃してたわっ!♪
大倉:はっは!なぁに、その辺は心配いらねぇよ!なんならそこらのパッと出のキャストより光るものを感じるぜ?
小鹿:って言われても…バブ美さん、どうしましょう?
バブ美:もちろん、やるわよ?
小鹿:あっ…やっぱり?
バブ美:だってこんな楽しそうなこと、やらなきゃ損じゃない!
佐藤:僕も乗った!大船に乗ったつもりでいたまえ!
小鹿:アンタは呼ばれてないと思うけど?
佐藤:小鹿ちゃんは相変わらず手厳しいなぁ!はっはっは!
大倉:で、嬢ちゃんは手伝ってくれるのかい?
小鹿:わ、私でよければ…(小声で)アイドルとか可愛い衣装とか興味あるし…
大倉:よし、決まりだな!ふぅ…サンキューな!これで首の皮一枚繋がったぜ…!
小鹿:ところで、番組名とか決まってるんですか?
大倉:あ?…そういや内容以外何も決まってねぇな?
小鹿:…ほんとに大丈夫なんですか?
大倉:おうよ!なんならお前さん達で決めてくれてもかまわねぇぜ?
バブ美:えっ!?あたし達で決めちゃっていいの!?バブ美さん感激っ!投げキッスあげちゃうっ!♡
小鹿:いやいや、そんな勝手に決めていいんですか…?
大倉:俺の企画だから大丈夫だろ?たぶん
小鹿:うわぁ…大丈夫かなぁ…?
佐藤:よし、ではまず僕からいいだろうか?
バブ美:シュガー君がトップバッターね?ふふっ、バブ美さんの華麗なる球…打てるかしら?
佐藤:ふっ…任せてくださいよ?僕が提案するのは『小鹿姫と愉快な仲間たち』!すごく素敵なタイトルだと思わないかい?
小鹿:はいボツ
佐藤:えぇー?いいじゃないかー
バブ美:さすがのバブ美さんもそれはないと思うわ…
佐藤:そんなぁ…自信あったんだけどなぁ
バブ美:じゃあ次、小鹿ちゃんのターン
小鹿:えっ、私?
バブ美:もちろんよ?シュガー君がせっかくハードルをわざわざ地面に叩きつけてくれたんだし、どんなものでもいいと思うわ
佐藤:僕は別にハードルを下げたつもりは…
小鹿:そうですね!せっかくハードルを地に落としてくれたし私のターンで!
佐藤:ひ、ひどいっ!
小鹿:んー…じゃあ『はっぴーたいむ!』とかどう…あれ?なんでそんな顔してるんですか?ねぇ?
バブ美:いや…シュガー君もアレだけど、小鹿ちゃんも大概ね
小鹿:そ、そんなことないですよ!?ねぇ!?
大倉:いやー、にいちゃんの案よりは良いけど嬢ちゃんも大概だな
佐藤:ぐはっ…!ぼ、僕への死体蹴りがすごい…ぐすん、小鹿ちゃんのだって僕のとどっこいどっこいじゃないかぁ…
バブ美:じゃあ、あたしの番ね?あたしは『ラジオBBM』が良いと思うの!
小鹿:ラジオ…
佐藤: BBM…?
大倉:ネェちゃん…センスいいじゃねぇか!
バブ美:わかってるじゃないハンサムボーイっ!
小鹿:えっ、コレが?
佐藤:僕のよりセンスいい…?はっ、もしかしてBBMに深い意味があるのかい…!?
小鹿:ば、バブ美さんっ!BBMってなんですか!?
バブ美:えっ?バブ美だけど?
小鹿:浅っ!すごく浅いよ!?マリアナ海溝かと思ったら雨の日の水たまりくらい浅かったよっ!
佐藤:僕が言えたことじゃないけど、小鹿ちゃんもやっぱ変だよね。そこが素敵なんだけど
大倉:じゃあ、番組名は『ラジオBBM(バブ美)』で決まりな!いやー、ほんと助かったぜ!
バブ美:いいのよ!気にしないで♡
小鹿:なんか…ノリで全部決まっちゃったけど大丈夫かな?
佐藤:大丈夫!なんとかなるさ
小鹿:アンタはお気楽でいいわね…
佐藤:嗚呼、それにしても僕の美しい顔がついに地上波へ流れてしまうのか…ふっ、僕ってなんて(罪な男だ)
大倉:(被せて)とりあえず、ネェちゃんと嬢ちゃんにはスケジュール決まったら連絡するわ
佐藤:…あれ?僕は!?
大倉:にいちゃんはゲストな
佐藤:そ、そんな!?
小鹿:こんな醜態晒しておいて、まだゲストで呼ばれるだけよかったんじゃない?
バブ美:まぁ…さすがにこんな変態を地上波に流すわけにはいかないわよね?
佐藤:へんた…!?バブ美さんには言われたくないっ!
バブ美:あら?あたしのどこが変態なの?
佐藤:その存在全部さっ!
バブ美:いや〜んっ!照れるじゃない!♡
佐藤:褒めてない!断じて褒めてないっ!
小鹿:…私とバブ美さんのやりとりって、側から見たらこんな感じなんだぁ
佐藤:小鹿ちゃんも一緒に抗議してくれ!頼む!
小鹿:えっ、別にいいけど?
佐藤:おお!助かる!
小鹿:大倉さん、こんな変態はゲストでもごめんです
佐藤:小鹿ちゃーん!?
大倉:はっはっは!楽しくていいじゃねぇか!視聴率も鰻登り間違いなしだな!
バブ美:ええ!鰻登りの滝登りっ!バブ美さんがじゃがりこ盛り上げていくわっ!♡
小鹿:じゃがりこ…?じゃんじゃんとかじゃんじゃかじゃないですか?
佐藤:小鹿ちゃん、じゃばかりで言いにくそうだね
バブ美:でもほら、口に出してみて?じゃがりこ盛り上げていくって
小鹿:じゃがりこ盛り上げていく
佐藤:じゃがりこ盛り上げていく
バブ美:どう?楽しくなってこない?
小鹿:別にじゃがりこ盛り上げていくって単語でじゃがりこ盛り上がったりしませんよ?ねぇ?
佐藤:そうだな?じゃがりこ盛り上がっていくって言葉でじゃがりこ盛り上がったりしないな?
バブ美:あなたたち…さては気に入ったわね?
小鹿:さ、さて!大倉さん、連絡お待ちしていますね!
大倉:おうよ!楽しみにしててくれよな!じゃあ、俺はこれで…?あ?
小鹿:どうかしましたか?
大倉:俺、まだ何も注文してねぇや…
バブ美:あっ当たり前だけど、お帰りの際はお通し代いただくわよ?
小鹿:私それ払ったことないですよ?
佐藤:そういえば、僕もないな?
バブ美:だって放送局の偉い人よ?お金ならあるでしょ?
大倉:金ならあるけどよ…まぁ、企画の連絡なんて後でいいか。酒くれ!一番いいやつな!
バブ美:あら、気前いいのね?金払いのいい客は好・き・よ♡
大倉:気持ち悪りぃけどなんか癖になるな…?よし、嬢ちゃんたちも好きなの頼みな!これから世話になるから遠慮はいらねぇぜ?
小鹿:えっいいんですか!バブ美さん私カルアミルクで!いや、やっぱ芋ロックっ!
佐藤:僕はシャンパン貰おうかな!
小鹿:アンタ、ゲストのくせに図々しいわね…
バブ美:はいはい、ちょっと待っててね♪
0:その後
小鹿:ぷはーっ!やっぱお酒は最高でしゅね!バブ美しゃん!おかわりほしいでしゅ!ん?しゅって古いんだっけ?まぁ何でもいいにゃっ!
佐藤:嗚呼、でしゅって言ってるマイエンジェル小鹿ちゃんが見られるなんて、なんて甘美なひと時なんだ!あっ、僕もおかわりがほしいなっ!
大倉:ネェちゃん!俺にも追加の酒くれぇー!ひっく!てか、哺乳瓶も案外悪くねぇな…!
バブ美:なぜかしら?この店に来てくれる人はみーんなお酒弱いのよねぇ〜…もしかして、BARやめた方がいいのかしら?それはそうとして、べろべろになった客を見ながら呑む酒は…ぷはぁっ!格別よね♡
0:BARバブ美へようこそ!〜社会の窓が開かれた!〜
:
小鹿:…それで、なんで佐藤がここにいるのよ?
佐藤:だって僕は常連だよ?いない方がおかしいじゃないか?
小鹿:いや私、アンタとここで遭遇したことないけど?そして初登場で何当然のようにレギュラー面してんのよ
佐藤:酷くない?バブ美さーん、小鹿ちゃんがいじめるー
バブ美:はいはい、小鹿ちゃん?小鹿ちゃんが辞めちゃって傷心中のシュガー君いぢめちゃだめよ?
小鹿:なっ!?私が辞めたのは関係ないですよね!?
佐藤:僕はもう何を心の支えにして生きていけばいいのか…しくしく…
小鹿:私、なんでこんな奴を好きになったんだろう?神様の匙加減?
バブ美:気にしたら負けよ?
小鹿:職場だともっとシャキッとしたイメージだったんだけどなぁ…?
佐藤:ふふふっ、だって今…僕は酔ってるからね!
小鹿:威張るな!
バブ美:はいはい、夫婦漫才ばっかりしてるとバブ美さんの出番無くなっちゃうから他所でしてちょうだい?
0:ガラガラ(扉の開く音ならどんな音でもいい)
大倉:はぁ…全然上手くいかねぇ…やべえよ、次の企画マジどうすんだよ…?はぁ…マスター、いつもの…
バブ美:はい…いつもの
大倉:ありがとよ…ってなんじゃこりゃ!?
バブ美:何って、あたしの奢り(哺乳瓶入りの水道水)よ♡
大倉:いやいや…ってここどこだ!?えっ!?アンタ誰!?
バブ美:それはあたしのセリフよ?
小鹿:えっと…お客様はじめまして、ですよね?
大倉:たぶんな!ってか、よかった…いきなりバケモンに出迎えられたからこの店そういう店かと思ったぜ…!
バブ美:ば、バケモン…
佐藤:まぁまぁ、落ち着いて
バブ美:ひっひっふー
小鹿:でた、ラマーズ法!
大倉:なぁ?ところで、ここは『BAR砂の町』じゃねぇよな?
佐藤:砂の町ならこの上の階ですよ?
大倉:そっか…疲れすぎて階を間違えちまったのか…
小鹿:わかります…疲れって怖いですよね…
佐藤:まぁまぁ、せっかく来たんだからゆっくりして行きたまえ。僕が歓迎するよ
小鹿:アンタ何様よ…
佐藤:僕?君の王子様さっ…!きらっ!
小鹿:バブ美さん、この人摘み出しましょ?そうしましょ?
バブ美:シュガー君も大事なお客様だから。それに見てて楽しいし♪
小鹿:私のこと大切にしてくれるって言ったのに!?
佐藤:なんだって!?妬けちゃうじゃないか!
小鹿:アンタは黙ってて!
大倉:こいつらのテンポ…もしかして…いけるのか…?いやぁ…でもなぁ…?
バブ美:ん?どうしたの?ハンサムボーイ?
大倉:ハンサムボーイって…そんな歳でもねぇけどな。いや、あんたらのやりとりが使えるかもしれねぇって思ってだな
小鹿:使える…?
大倉:おうよ!あ、そういや名乗ってなかったか?俺の名前は大倉。放送局のディレクターやってんのよ
小鹿:へぇーすごいっ!いいなぁ…私もテレビとか憧れちゃうなぁ…
バブ美:小鹿ちゃん可愛いから、その気になればいつでも出れるんじゃない?
小鹿:へっ!?そ、そんなことないですよ〜えへへー
バブ美:あら?満更でも無さそうね?
小鹿:褒められて悪い気はしませんよね?ね!?
佐藤:小鹿ちゃん、バブ美さんに似てきたね?
小鹿:えへへー…へっ?
佐藤:いや、そのくねくね具合とかさ
小鹿:やだ!?気持ち悪いからそんなとこ似たくないっ!
バブ美:その返しはバブ美さんにダメージが通るのよ?ねぇ、わかってる?
大倉:あー…(咳払い)お取り込み中のところすまないが、少し相談してもいいか?
バブ美:ええ、どうぞ?
大倉:その、お前さん達…ラジオに出る気は無いか?
小鹿:ラジオ…?
大倉:ラジオって言ってもローカルのテレビ番組だから、実際顔とかも出るんだけどよ。放送が近いっていうのにまだキャストが決まってなくてなぁ…困り果てたところにお前さん達を見つけたってわけだ
バブ美:なるほどねぇ…バブ美さん、ぺかーっときちゃったわ!
小鹿:前から言おうと思ってたんですけど、閃いたときの効果音…変じゃないですか?
バブ美:変じゃないわよ、普通よ?こほん、とにかくあたし達がパーソナリティになってハンサムボーイを助ければいいのよね?
大倉:まぁ…早い話そういうこった。頼む!この企画に乗ってくれねぇか…?
小鹿:あの…ところで私たち、何もやったことないど素人ですけど…いいんですか?
佐藤:ど素人の小鹿ちゃん…?やだセンシティブじゃないか
小鹿:アンタは黙ってて。本気で摘み出すよ?
佐藤:すみません調子乗りましたごめんなさい
バブ美:あらー、あまりにも素早くて綺麗なジャンピング土下座ね。バブ美さんじゃなかったら見逃してたわっ!♪
大倉:はっは!なぁに、その辺は心配いらねぇよ!なんならそこらのパッと出のキャストより光るものを感じるぜ?
小鹿:って言われても…バブ美さん、どうしましょう?
バブ美:もちろん、やるわよ?
小鹿:あっ…やっぱり?
バブ美:だってこんな楽しそうなこと、やらなきゃ損じゃない!
佐藤:僕も乗った!大船に乗ったつもりでいたまえ!
小鹿:アンタは呼ばれてないと思うけど?
佐藤:小鹿ちゃんは相変わらず手厳しいなぁ!はっはっは!
大倉:で、嬢ちゃんは手伝ってくれるのかい?
小鹿:わ、私でよければ…(小声で)アイドルとか可愛い衣装とか興味あるし…
大倉:よし、決まりだな!ふぅ…サンキューな!これで首の皮一枚繋がったぜ…!
小鹿:ところで、番組名とか決まってるんですか?
大倉:あ?…そういや内容以外何も決まってねぇな?
小鹿:…ほんとに大丈夫なんですか?
大倉:おうよ!なんならお前さん達で決めてくれてもかまわねぇぜ?
バブ美:えっ!?あたし達で決めちゃっていいの!?バブ美さん感激っ!投げキッスあげちゃうっ!♡
小鹿:いやいや、そんな勝手に決めていいんですか…?
大倉:俺の企画だから大丈夫だろ?たぶん
小鹿:うわぁ…大丈夫かなぁ…?
佐藤:よし、ではまず僕からいいだろうか?
バブ美:シュガー君がトップバッターね?ふふっ、バブ美さんの華麗なる球…打てるかしら?
佐藤:ふっ…任せてくださいよ?僕が提案するのは『小鹿姫と愉快な仲間たち』!すごく素敵なタイトルだと思わないかい?
小鹿:はいボツ
佐藤:えぇー?いいじゃないかー
バブ美:さすがのバブ美さんもそれはないと思うわ…
佐藤:そんなぁ…自信あったんだけどなぁ
バブ美:じゃあ次、小鹿ちゃんのターン
小鹿:えっ、私?
バブ美:もちろんよ?シュガー君がせっかくハードルをわざわざ地面に叩きつけてくれたんだし、どんなものでもいいと思うわ
佐藤:僕は別にハードルを下げたつもりは…
小鹿:そうですね!せっかくハードルを地に落としてくれたし私のターンで!
佐藤:ひ、ひどいっ!
小鹿:んー…じゃあ『はっぴーたいむ!』とかどう…あれ?なんでそんな顔してるんですか?ねぇ?
バブ美:いや…シュガー君もアレだけど、小鹿ちゃんも大概ね
小鹿:そ、そんなことないですよ!?ねぇ!?
大倉:いやー、にいちゃんの案よりは良いけど嬢ちゃんも大概だな
佐藤:ぐはっ…!ぼ、僕への死体蹴りがすごい…ぐすん、小鹿ちゃんのだって僕のとどっこいどっこいじゃないかぁ…
バブ美:じゃあ、あたしの番ね?あたしは『ラジオBBM』が良いと思うの!
小鹿:ラジオ…
佐藤: BBM…?
大倉:ネェちゃん…センスいいじゃねぇか!
バブ美:わかってるじゃないハンサムボーイっ!
小鹿:えっ、コレが?
佐藤:僕のよりセンスいい…?はっ、もしかしてBBMに深い意味があるのかい…!?
小鹿:ば、バブ美さんっ!BBMってなんですか!?
バブ美:えっ?バブ美だけど?
小鹿:浅っ!すごく浅いよ!?マリアナ海溝かと思ったら雨の日の水たまりくらい浅かったよっ!
佐藤:僕が言えたことじゃないけど、小鹿ちゃんもやっぱ変だよね。そこが素敵なんだけど
大倉:じゃあ、番組名は『ラジオBBM(バブ美)』で決まりな!いやー、ほんと助かったぜ!
バブ美:いいのよ!気にしないで♡
小鹿:なんか…ノリで全部決まっちゃったけど大丈夫かな?
佐藤:大丈夫!なんとかなるさ
小鹿:アンタはお気楽でいいわね…
佐藤:嗚呼、それにしても僕の美しい顔がついに地上波へ流れてしまうのか…ふっ、僕ってなんて(罪な男だ)
大倉:(被せて)とりあえず、ネェちゃんと嬢ちゃんにはスケジュール決まったら連絡するわ
佐藤:…あれ?僕は!?
大倉:にいちゃんはゲストな
佐藤:そ、そんな!?
小鹿:こんな醜態晒しておいて、まだゲストで呼ばれるだけよかったんじゃない?
バブ美:まぁ…さすがにこんな変態を地上波に流すわけにはいかないわよね?
佐藤:へんた…!?バブ美さんには言われたくないっ!
バブ美:あら?あたしのどこが変態なの?
佐藤:その存在全部さっ!
バブ美:いや〜んっ!照れるじゃない!♡
佐藤:褒めてない!断じて褒めてないっ!
小鹿:…私とバブ美さんのやりとりって、側から見たらこんな感じなんだぁ
佐藤:小鹿ちゃんも一緒に抗議してくれ!頼む!
小鹿:えっ、別にいいけど?
佐藤:おお!助かる!
小鹿:大倉さん、こんな変態はゲストでもごめんです
佐藤:小鹿ちゃーん!?
大倉:はっはっは!楽しくていいじゃねぇか!視聴率も鰻登り間違いなしだな!
バブ美:ええ!鰻登りの滝登りっ!バブ美さんがじゃがりこ盛り上げていくわっ!♡
小鹿:じゃがりこ…?じゃんじゃんとかじゃんじゃかじゃないですか?
佐藤:小鹿ちゃん、じゃばかりで言いにくそうだね
バブ美:でもほら、口に出してみて?じゃがりこ盛り上げていくって
小鹿:じゃがりこ盛り上げていく
佐藤:じゃがりこ盛り上げていく
バブ美:どう?楽しくなってこない?
小鹿:別にじゃがりこ盛り上げていくって単語でじゃがりこ盛り上がったりしませんよ?ねぇ?
佐藤:そうだな?じゃがりこ盛り上がっていくって言葉でじゃがりこ盛り上がったりしないな?
バブ美:あなたたち…さては気に入ったわね?
小鹿:さ、さて!大倉さん、連絡お待ちしていますね!
大倉:おうよ!楽しみにしててくれよな!じゃあ、俺はこれで…?あ?
小鹿:どうかしましたか?
大倉:俺、まだ何も注文してねぇや…
バブ美:あっ当たり前だけど、お帰りの際はお通し代いただくわよ?
小鹿:私それ払ったことないですよ?
佐藤:そういえば、僕もないな?
バブ美:だって放送局の偉い人よ?お金ならあるでしょ?
大倉:金ならあるけどよ…まぁ、企画の連絡なんて後でいいか。酒くれ!一番いいやつな!
バブ美:あら、気前いいのね?金払いのいい客は好・き・よ♡
大倉:気持ち悪りぃけどなんか癖になるな…?よし、嬢ちゃんたちも好きなの頼みな!これから世話になるから遠慮はいらねぇぜ?
小鹿:えっいいんですか!バブ美さん私カルアミルクで!いや、やっぱ芋ロックっ!
佐藤:僕はシャンパン貰おうかな!
小鹿:アンタ、ゲストのくせに図々しいわね…
バブ美:はいはい、ちょっと待っててね♪
0:その後
小鹿:ぷはーっ!やっぱお酒は最高でしゅね!バブ美しゃん!おかわりほしいでしゅ!ん?しゅって古いんだっけ?まぁ何でもいいにゃっ!
佐藤:嗚呼、でしゅって言ってるマイエンジェル小鹿ちゃんが見られるなんて、なんて甘美なひと時なんだ!あっ、僕もおかわりがほしいなっ!
大倉:ネェちゃん!俺にも追加の酒くれぇー!ひっく!てか、哺乳瓶も案外悪くねぇな…!
バブ美:なぜかしら?この店に来てくれる人はみーんなお酒弱いのよねぇ〜…もしかして、BARやめた方がいいのかしら?それはそうとして、べろべろになった客を見ながら呑む酒は…ぷはぁっ!格別よね♡