台本概要

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タイトル アビリティ・ウォーズ
作者名 ハスキ  (@e8E3z1ze9Yecxs2)
ジャンル ファンタジー
演者人数 5人用台本(男3、女2)
時間 30 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 20〷年、とある研究者が発明した普通の人間の遺伝子を操作することで特別な能力を発現させることができる発明。その能力は「アビリティ」と呼ばれた。絶大な効果をもたらす発明だったが、くしくも犯罪者集団の犯罪行為に使われることになる。そこで立ち上がったのが警察組織、アビリティ犯罪専門部隊「セイヴァー」だった

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ブレイク 51 男。チームバリアントのチームリーダー。クールなキャラ。アビリティ「メタモルフォーゼ」を使う。
ウルフ 42 男。チームバリアントの斬り込み役。すぐに熱くなりやすい。アビリティ「獣化」を使う。
ルナ 43 女。チームバリアントの新人。可愛いものに目が無い。アビリティ「サイコキネシス」を使う。
ビート 37 オカマ。チームブリリアントのサイコオカマ。興奮すると立つ。アビリティ「エレクトリカル」を使う。
ローズ 40 ローズ 女。チームブリリアントのサディスト。人をいたぶる事の知識が豊富。アビリティは「マインドキャプチャー」
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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ブレイク:はい、こちら四課ブレイクです。・・了解しました、直ちに現場に向かいます ブレイク:ウルフ、本部から通信だ。追っていた例の組織に動きがあったようだ ウルフ:お、やっと奴ら動きを見せたか、待ちくたびれたぜ ルナ:ウルフ先輩、奴らって誰の事なんですか? ウルフ:あ?あー最近入ったばかりのお前は知らないよな、ブリリアントだよ ルナ:ブリリアント、ですか? ブレイク:俺達みたいにアビリティを持った奴らが集まって出来た犯罪組織だ ルナ:え?じゃあ私達と同じ元セイヴァーの人間なんですか? ブレイク:いや、我々のようにちゃんとした警察組織の人間ではなく、地下の犯罪者集団が非合理にアビリティを身に付けた奴らだ ルナ:え・・それってヤバイんじゃないですか? ウルフ:だから俺たちがいるんだよ。へへっ、久しぶりに奴らとバチバチにやり合えるな、燃えるぜ ブレイク:今回は新人もいるんだ、また一人で勝手に突っ走るなよ ウルフ:へいへい ルナ:アビリティ持ちの犯罪者・・私達だけで大丈夫何でしょうか? ウルフ:お前、うちの四課がなんて呼ばれてるか知ってるか? ルナ:い、いえ知らないです ウルフ:なら教えてやる。通称、警察組織セイヴァー四課。別名、対アビリティ犯罪専門部隊、チーム「バリアント」だ! 0:間 ローズ:ほら、あんた達、さっさとブツを積み込みなさい!もたもたしてたらまたセイヴァーのやつらに嗅ぎつかれちゃうよ ローズ:まったくアビリティも持ってない約立たずばかり増えて嫌になるわ ビート:まーまー、ローズちゃん、そうカッカしないの。またシワが増えちゃうわよ~? ローズ:うるさいわね。あんたがザコ共にちゃんと指示出し出来てなかったから見張り役だった私が来る羽目になってんのよ! ビート:あ~ん、だって私可愛い部下達をこき使ったり出来ないんだもん。若い男たちには、や・さ・し・く・しなくちゃね~ ローズ:あーあ、こいつらも可哀想ね。まさかケツの穴狙われてるともしらずにね ビート:あらやだ、ケツの穴なんてお下品な言い方しちゃって、おしりのツ・ボ・ミよ ローズ:はー、こいつと一緒のチームだなんて、ほんと辛いわ ビート:あら?・・ ローズ:ん、どうしたんだい? ビート:私のセンサーに子犬ちゃん達が引っかかっちゃったわ ローズ:ほら見なさい、もたもたしてたからここがバレちゃったじゃない ビート:でも積み込みは終わったみたいだし、あとはあたし達でこの子達が撤収する時間を稼げばいいだけじゃない? ローズ:ふん、まあそうね。どこの部隊か知らないけど、私達ブリリアントの恐ろしさ、たっぷり味わってもらおうじゃない 0:間 ウルフ:ここが連絡があった場所か・・ただの廃墟じゃねえか ルナ:人の気配もまったく無いですね ブレイク:たしかに妙だな。・・ウルフ、お前のアビリティを使って見てくれ ウルフ:あ?・・なるほど、じゃあやってみるぜ! ルナ:え、先輩のアビリティって? ウルフ:うおお~!変・身!「ヴァリアブル!」 ルナ:えー!先輩が狼になっちゃった!? ブレイク:ルナは見るのは初めてだったな。これがウルフの能力、ヴァリアブルという獣化のアビリティだ ルナ:か、可愛い ウルフ:おいルナ!可愛いじゃねえ、カッコイイだ! ルナ:もふもふ、なでなで ウルフ:こら!撫で回すな!あ、でもちょっと気持ちいい ブレイク:おい、漫才はいいからさっさと始めてくれ ウルフ:チッ!わかってら!なんか調子が狂ったが任せとけ ルナ:あれは何をしてるんですか? ブレイク:「地下」の音を聞いてるんだ ウルフ:・・お?ビンゴだぜ。奴ら、下にいやがる ルナ:す、凄い。地下の音が聞こえたんだ ブレイク:聴力が異常に上がっているからな。さて、次は俺の出番だな ウルフ:おー、派手にぶちかましてやれ ルナ:ブレイクさん、建物の上に行っちゃいましたけど今度は何をするんですか? ウルフ:まあ見てろ ブレイク:はあぁ~~!「メタモルフォーゼ!」 ルナ:うわっ! ウルフ:ヒュー、相変わらずの破壊力だな ルナ:お、大穴が一瞬で・・ ウルフ:さ、新人。俺らも後を追うぞ、着いて来い! ルナ:は、はい! 0:間 ローズ:あら、なかなか派手なご登場じゃない? ブレイク:これはこれは、素敵なレディの歓迎とは嬉しいね ローズ:ハッ、お呼びじゃないわよ。あと、図体ばかりデカくて頭悪そうな奴はタイプじゃないのよ ブレイク:そいつは残念だ ビート:あらー?なかなか素敵な体した男じゃなーい? ローズ:あんたの好みだったみたいで良かったわね。捕まえて飼ってみたら? ビート:ちょっと!それナイスアイディアじゃな~い!もう、毎日鳴き声出させてあ・げ・る ブレイク:どうやら、まだ変な奴がいたな ウルフ:お、間に合ったか。まだ始まってないようで良かったぜ ルナ:あれが!ブリリアント ビート:あらあら、また可愛い子犬ちゃんが増えたわね。私、体が足りるかしら?さて、楽しいショーの始まりよ 0:二話に続く ウルフ:やっぱり向こうさんもヤバそうなアビリティ持ちを連れてたようだな ブレイク:そのようだな。戦闘要員は二人のようだが・・まあどちらも実力者なのは間違いないだろうな ルナ:ど、どうしますか先輩方? ブレイク:そうだな。まずは様子見と行きたい所だがどうやら女の方はウルフをご所望のようだな ローズ:うふふ、退屈しそうだったけど、そこの可愛いワンちゃんはとっても楽しめそうね。キャンキャン鳴かせてあげるからこっちにいらっしゃい ウルフ:おーそいつは楽しみだな。女性からのお誘いなら乗らない手はないな。ブレイク、あいつは俺に任せろ ブレイク:分かった、任せたぞ。ルナ、俺たちはいかにもヤバそうなあのオカマを二人でやるぞ ルナ:え!?は、はい、了解しました。足を引っ張らないように努力します! ブレイク:そう固くなるな、俺がサポートするんだ、安心しろ ビート:ふーむ、どうやら殺り合う相手は決まったようね・・ ビート:小娘は余計だけど、こっちに私好みの男が来てくれたからラッキーね。さあ、踊ってもらおうかしら 0:間 ウルフ:さーて、やる前に名前くらいは聞いていいか?俺はバリアントのウルフだ、よろしくな ローズ:あら、意外と紳士な所あったのねワンちゃん。 ローズ:じゃあ私の名前を教えてあげるわ。私は死を呼ぶ薔薇、ブリリアントのローズよ。その名を抱きながらあの世に行きなさい! ウルフ:おっと、危ねぇ!どっから投げて来たかと思ったが、その服の中、暗器だらけか? ローズ:そうよ、体目当ての馬鹿な男が私に触れようものならすぐ刻んであげれるわ ウルフ:フ~、怖いね。じゃあお返しの挨拶代わりに俺の力見せてやるよ ローズ:あら、どう吠えてくれるのかしら? ウルフ:その余裕も今だけだぜ、モードチェンジ、爆走!ウオオォォーーン! ローズ:な、足を部分的に肥大化させれるの!? ウルフ:ウオオオン!ガアアァッ!! ローズ:く、は、早い! ローズ:はぁ、はぁ、こ、この私が防ぐだけで、手一杯なんて、やるわね ウルフ:どうした、もう終わりとか言わないよな? ローズ:ハッ、馬鹿言わないでちょうだい。私がアビリティ持ちだってわかってるでしょ?これからがお楽しみの時間よ ウルフ:お、やっと本気になってくれるようだな。さあお前のアビリティがどんなもんか見せてもらおうか? ローズ:ふふ、私に能力を使わせた事、後悔しなさい。 ウルフ:ん、なんだ?あんな遠くから何しようってんだ? ローズ:そこよ!「マインド・キャプチャー!」 ウルフ:うぐっ!な、何が起こりやがった!? ローズ:うふ、捕まえた 0:間 ビート:さーて、あちらも始まっちゃったみたいだからあたし達もおっぱじめちゃいましょうか ブレイク:そうだな、悪いが新人の目の前だ、戦闘経験を積ませてやりたいからな、お前には踏み台になってもらうぞ ビート:あら踏み台なんて言わずにもっと凄いことしてもいいのよ?まあ私はされるより、する方が好きだけど~ ルナ:ブレイクさん、私から行かしてもらっていいでしょうか? ブレイク:ふむ、そうだな。ならここはルナに先手は譲ってやる。訓練でやってた事を思い出して思いっきりやってみろ ルナ:ありがとうございます! ビート:ブレイクちゃんにルナちゃんね、ジュル、覚えたわよ~ ビート:ちなみに私の名前は漆黒(しっこく)の雷光、ブリリアントのビートよ。さあまずはルナちゃんから遊んであげるわ、かかってらっしゃい! ルナ:いきます!はああああ!浮け「サイコキネシス!」 ビート:あら、瓦礫(がれき)が・・あんなアビリティ持ちだったのね~。可愛い顔してやるじゃない。でも残念ね、本体が隙だらけよ! ビート:ヒャハハハハ!くらいなさい!「プラズマ・クラスター!」 ルナ:し、しまっ! ブレイク:「メタモルフォーゼ!ディフェンス!」 ルナ:ぐぅ!・・あ、あれ、痛くない? ブレイク:大丈夫かルナ? ルナ:あ、ありがとうございます ビート:あ~ん、もうちょっとだったのに ブレイク:おいおい、戦いなのに二対一は卑怯だとか言わないよな? ビート:ええもちろんそんな冷めちゃう事なんて言わないわよ。むしろ、私は何人でも大歓迎よ~ ブレイク:よし。ルナ、今がチャンスだ、やれ ルナ:ハイ!いっけえええぇーー!「スローイング!」 ビート:チッ!なめんなぁー!ガキがあああぁーー!!「エレクトリカルパレード!」 ルナ:なっ!あ、あれをすべて相殺するなんて・・ ブレイク:さすがだな、口が達者なだけじゃなく、たしかに厄介な相手だ ビート:はぁ、はぁ。あら?何よこれ・・この私に傷、ですって・・? ルナ:ブ、ブレイクさん、あいつなんか様子が変ですよ ブレイク:・・こいつはちょっとヤバいかもしれんな ビート:・・フ、フフ・・アハハハハ!血、血よおおおおぉ~! ルナ:あいつの体全体から、電流が! ブレイク:ルナ!やばい、一旦距離を取れ! ビート:ヒャハハ!もう遅ぇ~~! 0:三話に続く ウルフ:ぐ・・身動きが・・取れ、ねえ ローズ:は~い、やっと大人しくなってくれたわね、ワンちゃん ウルフ:ば、馬鹿な、こんな意味の分からねえ能力、聞いた事ねえぜ・・ ローズ:ふふふ、手も足も動かせないって嫌よねー、離して欲しいわよね~、でも駄ー目、あなたはこれから私の可愛いペットになるんだから ウルフ:誰がお前の言いなりに・・ ローズ:ほら、両手上げて ウルフ:ぐ!くそ ローズ:駄目よ~反抗なんてしちゃ。あなたには、土下座がお似合いよ ウルフ:ぐぐ、てっめぇ~! ローズ:アーハッハッハ!なんて無様で醜い恰好なのかしら?あー、ついでに私の靴でも舐めてもらおうかしら~?アハハハ! ウルフ:ちょーしに・・乗るなよおおぉ〜!! ローズ:っ!な、何をするつもり!? ウルフ:はあああ、「チェンジモード、狂乱!」ウオオオーーン! ローズ:け、毛が赤く染まっていく?・・な、何よあれ! ウルフ:ウガァー!! ローズ:う、嘘よ!私の拘束(こうそく)を 振りほどくなんて、ありえないわ!ヒッ、来る! ウルフ:シャアアアア~!! ローズ:くぅ、なんてめちゃくちゃな攻撃なのよ!こいつ・・理性を失ってるわ!こんなのほんとの獣じゃない!? ウルフ:ウガアアアアァーー!! 0:間 ブレイク:ルナ!逃げろー! ビート:ヒャハハハー!爆ぜろや、「サンダーナパーム!」 ルナ:イヤァァァーー! ブレイク:ぐあああぁーー! ビート:あ~~!いい!いいわよー!最っ高にビンビンになる悲鳴だわよぉ~! ルナ:ガハッ・・ ブレイク:く、ルナ、ルナ!しっかりしろ! ビート:あらあらー、その子を心配してる場合じゃないわよお?そんなボロボロ体して、立ってるのもやっと、ってとこかしら? ブレイク:きさま、よくもうちの新人を・・ ビート:その目、私が憎くて憎くて仕方ないその目!あ~立っちゃうわ~! ブレイク:お前に俺の取っておきを見せてやる、ルナの仇、取らせてもらうぜ! ブレイク:はああああ!メタモルフォーゼ、ラバーモード! ビート:あら?あんな遠くから何をしようってのかしら?まあ何をしても、無駄だけど ブレイク:はあああっ!だっ! ビート:え!嘘!?あの距離を一瞬で!? ブレイク:よう、また会ったな、それじゃ、さよならだ ブレイク:メタモルフォーゼ、ロックモード!うおおりゃあああーー!! ビート:ぶふあああぁーー!! 0:間 ローズ:はぁ、はぁ、・・ま、まだ動けるのあいつ? ウルフ:ウウウウ~ ローズ:くそ、だいぶ傷は負わせて血も流してるはずなのに、こんなのラチがあかないわ・・チッ、潮時ね ローズ:ビート!一旦引くわよ! ビート:はぁ、はぁ、なんですって?これからが、楽しくなるって、いうのに・・ ローズ:また次にしなさい!ボスの命令よ ビート:・・分かったわ。ふー、もう少しあなたと遊んでたかったけど、残念、また今度お会いしましょ ローズ:ワンちゃん、あなたともまたどこかでね~ ブレイク:く、逃がすか! ビート:じゃあね~「フラッシュ・ライト!」 ウルフ:グアアア~! ブレイク:く、眩しい! 0:間 ブレイク:く・・逃げられたか。おいウルフ!大丈夫か! ウルフ:ワウ〜ン ブレイク:・・白目向いて伸びてやがる。狂乱モードを使いすぎたなこれは ルナ:・・ ブレイク:・・ルナ。すまん、仇を取ってやれなかった。しかし次は必ず奴らを追い詰めて ルナ:う・・ ブレイク:え? ルナ:ガハッ!ゴホッ!はあ、はあ ブレイク:ルナ!お前生きてたのか! ルナ:あ、あれ?ブレイクさん?私いったい?・・ ブレイク:お前は敵のビートという奴の高圧電流をモロに受けたんだ ルナ:え!?でも私・・とくに体に異常はないみたいです ブレイク:あいつほどのやつが失敗するなんてありえない・・まさか?いや、まさかな。 ルナ:え、何か分かったんですか? ブレイク:いや、それよりルナ頼みがある ルナ:は、はい!私しばらく気絶しててお役に立てなかったんで、私に出来る事ならなんでも言って下さい! ブレイク:ああ、それが・・ ルナ:はい? ブレイク:恥ずかしい話、俺もウルフも能力を使いすぎて枯渇(こかつ)状態なんだ。すまんが本部まで俺達をおまえの能力で運んでくれるか? ルナ:あ・・ふふ、わかりました!私が責任を持って先輩お二方を運ばせて頂きます! ブレイク:すまんな、よろしく頼むぞ ルナ:あの、ちなみにですが・・ ブレイク:ん、なんだ? ルナ:ウルフ先輩を今のうちにモフモフしていいですか? ブレイク:・・好きにしろ 0:間 ビート:痛たた!ちょっとローズちゃん!もうちょっと優しくやってちょうだい ローズ:はっ、あんたならこんな傷ツバでも付けとけば変態的な回復力で治るでしょ ビート:あーん、もう、つれないわね~ ローズ:それより、どういうつもり?あの子殺してないでしょ? ビート:あら、バレちゃった? ローズ:私の目は誤魔化せないわよ ビート:うーん、そうね。しいて言うなら、まだ楽しみは、取っときたいじゃない?

ブレイク:はい、こちら四課ブレイクです。・・了解しました、直ちに現場に向かいます ブレイク:ウルフ、本部から通信だ。追っていた例の組織に動きがあったようだ ウルフ:お、やっと奴ら動きを見せたか、待ちくたびれたぜ ルナ:ウルフ先輩、奴らって誰の事なんですか? ウルフ:あ?あー最近入ったばかりのお前は知らないよな、ブリリアントだよ ルナ:ブリリアント、ですか? ブレイク:俺達みたいにアビリティを持った奴らが集まって出来た犯罪組織だ ルナ:え?じゃあ私達と同じ元セイヴァーの人間なんですか? ブレイク:いや、我々のようにちゃんとした警察組織の人間ではなく、地下の犯罪者集団が非合理にアビリティを身に付けた奴らだ ルナ:え・・それってヤバイんじゃないですか? ウルフ:だから俺たちがいるんだよ。へへっ、久しぶりに奴らとバチバチにやり合えるな、燃えるぜ ブレイク:今回は新人もいるんだ、また一人で勝手に突っ走るなよ ウルフ:へいへい ルナ:アビリティ持ちの犯罪者・・私達だけで大丈夫何でしょうか? ウルフ:お前、うちの四課がなんて呼ばれてるか知ってるか? ルナ:い、いえ知らないです ウルフ:なら教えてやる。通称、警察組織セイヴァー四課。別名、対アビリティ犯罪専門部隊、チーム「バリアント」だ! 0:間 ローズ:ほら、あんた達、さっさとブツを積み込みなさい!もたもたしてたらまたセイヴァーのやつらに嗅ぎつかれちゃうよ ローズ:まったくアビリティも持ってない約立たずばかり増えて嫌になるわ ビート:まーまー、ローズちゃん、そうカッカしないの。またシワが増えちゃうわよ~? ローズ:うるさいわね。あんたがザコ共にちゃんと指示出し出来てなかったから見張り役だった私が来る羽目になってんのよ! ビート:あ~ん、だって私可愛い部下達をこき使ったり出来ないんだもん。若い男たちには、や・さ・し・く・しなくちゃね~ ローズ:あーあ、こいつらも可哀想ね。まさかケツの穴狙われてるともしらずにね ビート:あらやだ、ケツの穴なんてお下品な言い方しちゃって、おしりのツ・ボ・ミよ ローズ:はー、こいつと一緒のチームだなんて、ほんと辛いわ ビート:あら?・・ ローズ:ん、どうしたんだい? ビート:私のセンサーに子犬ちゃん達が引っかかっちゃったわ ローズ:ほら見なさい、もたもたしてたからここがバレちゃったじゃない ビート:でも積み込みは終わったみたいだし、あとはあたし達でこの子達が撤収する時間を稼げばいいだけじゃない? ローズ:ふん、まあそうね。どこの部隊か知らないけど、私達ブリリアントの恐ろしさ、たっぷり味わってもらおうじゃない 0:間 ウルフ:ここが連絡があった場所か・・ただの廃墟じゃねえか ルナ:人の気配もまったく無いですね ブレイク:たしかに妙だな。・・ウルフ、お前のアビリティを使って見てくれ ウルフ:あ?・・なるほど、じゃあやってみるぜ! ルナ:え、先輩のアビリティって? ウルフ:うおお~!変・身!「ヴァリアブル!」 ルナ:えー!先輩が狼になっちゃった!? ブレイク:ルナは見るのは初めてだったな。これがウルフの能力、ヴァリアブルという獣化のアビリティだ ルナ:か、可愛い ウルフ:おいルナ!可愛いじゃねえ、カッコイイだ! ルナ:もふもふ、なでなで ウルフ:こら!撫で回すな!あ、でもちょっと気持ちいい ブレイク:おい、漫才はいいからさっさと始めてくれ ウルフ:チッ!わかってら!なんか調子が狂ったが任せとけ ルナ:あれは何をしてるんですか? ブレイク:「地下」の音を聞いてるんだ ウルフ:・・お?ビンゴだぜ。奴ら、下にいやがる ルナ:す、凄い。地下の音が聞こえたんだ ブレイク:聴力が異常に上がっているからな。さて、次は俺の出番だな ウルフ:おー、派手にぶちかましてやれ ルナ:ブレイクさん、建物の上に行っちゃいましたけど今度は何をするんですか? ウルフ:まあ見てろ ブレイク:はあぁ~~!「メタモルフォーゼ!」 ルナ:うわっ! ウルフ:ヒュー、相変わらずの破壊力だな ルナ:お、大穴が一瞬で・・ ウルフ:さ、新人。俺らも後を追うぞ、着いて来い! ルナ:は、はい! 0:間 ローズ:あら、なかなか派手なご登場じゃない? ブレイク:これはこれは、素敵なレディの歓迎とは嬉しいね ローズ:ハッ、お呼びじゃないわよ。あと、図体ばかりデカくて頭悪そうな奴はタイプじゃないのよ ブレイク:そいつは残念だ ビート:あらー?なかなか素敵な体した男じゃなーい? ローズ:あんたの好みだったみたいで良かったわね。捕まえて飼ってみたら? ビート:ちょっと!それナイスアイディアじゃな~い!もう、毎日鳴き声出させてあ・げ・る ブレイク:どうやら、まだ変な奴がいたな ウルフ:お、間に合ったか。まだ始まってないようで良かったぜ ルナ:あれが!ブリリアント ビート:あらあら、また可愛い子犬ちゃんが増えたわね。私、体が足りるかしら?さて、楽しいショーの始まりよ 0:二話に続く ウルフ:やっぱり向こうさんもヤバそうなアビリティ持ちを連れてたようだな ブレイク:そのようだな。戦闘要員は二人のようだが・・まあどちらも実力者なのは間違いないだろうな ルナ:ど、どうしますか先輩方? ブレイク:そうだな。まずは様子見と行きたい所だがどうやら女の方はウルフをご所望のようだな ローズ:うふふ、退屈しそうだったけど、そこの可愛いワンちゃんはとっても楽しめそうね。キャンキャン鳴かせてあげるからこっちにいらっしゃい ウルフ:おーそいつは楽しみだな。女性からのお誘いなら乗らない手はないな。ブレイク、あいつは俺に任せろ ブレイク:分かった、任せたぞ。ルナ、俺たちはいかにもヤバそうなあのオカマを二人でやるぞ ルナ:え!?は、はい、了解しました。足を引っ張らないように努力します! ブレイク:そう固くなるな、俺がサポートするんだ、安心しろ ビート:ふーむ、どうやら殺り合う相手は決まったようね・・ ビート:小娘は余計だけど、こっちに私好みの男が来てくれたからラッキーね。さあ、踊ってもらおうかしら 0:間 ウルフ:さーて、やる前に名前くらいは聞いていいか?俺はバリアントのウルフだ、よろしくな ローズ:あら、意外と紳士な所あったのねワンちゃん。 ローズ:じゃあ私の名前を教えてあげるわ。私は死を呼ぶ薔薇、ブリリアントのローズよ。その名を抱きながらあの世に行きなさい! ウルフ:おっと、危ねぇ!どっから投げて来たかと思ったが、その服の中、暗器だらけか? ローズ:そうよ、体目当ての馬鹿な男が私に触れようものならすぐ刻んであげれるわ ウルフ:フ~、怖いね。じゃあお返しの挨拶代わりに俺の力見せてやるよ ローズ:あら、どう吠えてくれるのかしら? ウルフ:その余裕も今だけだぜ、モードチェンジ、爆走!ウオオォォーーン! ローズ:な、足を部分的に肥大化させれるの!? ウルフ:ウオオオン!ガアアァッ!! ローズ:く、は、早い! ローズ:はぁ、はぁ、こ、この私が防ぐだけで、手一杯なんて、やるわね ウルフ:どうした、もう終わりとか言わないよな? ローズ:ハッ、馬鹿言わないでちょうだい。私がアビリティ持ちだってわかってるでしょ?これからがお楽しみの時間よ ウルフ:お、やっと本気になってくれるようだな。さあお前のアビリティがどんなもんか見せてもらおうか? ローズ:ふふ、私に能力を使わせた事、後悔しなさい。 ウルフ:ん、なんだ?あんな遠くから何しようってんだ? ローズ:そこよ!「マインド・キャプチャー!」 ウルフ:うぐっ!な、何が起こりやがった!? ローズ:うふ、捕まえた 0:間 ビート:さーて、あちらも始まっちゃったみたいだからあたし達もおっぱじめちゃいましょうか ブレイク:そうだな、悪いが新人の目の前だ、戦闘経験を積ませてやりたいからな、お前には踏み台になってもらうぞ ビート:あら踏み台なんて言わずにもっと凄いことしてもいいのよ?まあ私はされるより、する方が好きだけど~ ルナ:ブレイクさん、私から行かしてもらっていいでしょうか? ブレイク:ふむ、そうだな。ならここはルナに先手は譲ってやる。訓練でやってた事を思い出して思いっきりやってみろ ルナ:ありがとうございます! ビート:ブレイクちゃんにルナちゃんね、ジュル、覚えたわよ~ ビート:ちなみに私の名前は漆黒(しっこく)の雷光、ブリリアントのビートよ。さあまずはルナちゃんから遊んであげるわ、かかってらっしゃい! ルナ:いきます!はああああ!浮け「サイコキネシス!」 ビート:あら、瓦礫(がれき)が・・あんなアビリティ持ちだったのね~。可愛い顔してやるじゃない。でも残念ね、本体が隙だらけよ! ビート:ヒャハハハハ!くらいなさい!「プラズマ・クラスター!」 ルナ:し、しまっ! ブレイク:「メタモルフォーゼ!ディフェンス!」 ルナ:ぐぅ!・・あ、あれ、痛くない? ブレイク:大丈夫かルナ? ルナ:あ、ありがとうございます ビート:あ~ん、もうちょっとだったのに ブレイク:おいおい、戦いなのに二対一は卑怯だとか言わないよな? ビート:ええもちろんそんな冷めちゃう事なんて言わないわよ。むしろ、私は何人でも大歓迎よ~ ブレイク:よし。ルナ、今がチャンスだ、やれ ルナ:ハイ!いっけえええぇーー!「スローイング!」 ビート:チッ!なめんなぁー!ガキがあああぁーー!!「エレクトリカルパレード!」 ルナ:なっ!あ、あれをすべて相殺するなんて・・ ブレイク:さすがだな、口が達者なだけじゃなく、たしかに厄介な相手だ ビート:はぁ、はぁ。あら?何よこれ・・この私に傷、ですって・・? ルナ:ブ、ブレイクさん、あいつなんか様子が変ですよ ブレイク:・・こいつはちょっとヤバいかもしれんな ビート:・・フ、フフ・・アハハハハ!血、血よおおおおぉ~! ルナ:あいつの体全体から、電流が! ブレイク:ルナ!やばい、一旦距離を取れ! ビート:ヒャハハ!もう遅ぇ~~! 0:三話に続く ウルフ:ぐ・・身動きが・・取れ、ねえ ローズ:は~い、やっと大人しくなってくれたわね、ワンちゃん ウルフ:ば、馬鹿な、こんな意味の分からねえ能力、聞いた事ねえぜ・・ ローズ:ふふふ、手も足も動かせないって嫌よねー、離して欲しいわよね~、でも駄ー目、あなたはこれから私の可愛いペットになるんだから ウルフ:誰がお前の言いなりに・・ ローズ:ほら、両手上げて ウルフ:ぐ!くそ ローズ:駄目よ~反抗なんてしちゃ。あなたには、土下座がお似合いよ ウルフ:ぐぐ、てっめぇ~! ローズ:アーハッハッハ!なんて無様で醜い恰好なのかしら?あー、ついでに私の靴でも舐めてもらおうかしら~?アハハハ! ウルフ:ちょーしに・・乗るなよおおぉ〜!! ローズ:っ!な、何をするつもり!? ウルフ:はあああ、「チェンジモード、狂乱!」ウオオオーーン! ローズ:け、毛が赤く染まっていく?・・な、何よあれ! ウルフ:ウガァー!! ローズ:う、嘘よ!私の拘束(こうそく)を 振りほどくなんて、ありえないわ!ヒッ、来る! ウルフ:シャアアアア~!! ローズ:くぅ、なんてめちゃくちゃな攻撃なのよ!こいつ・・理性を失ってるわ!こんなのほんとの獣じゃない!? ウルフ:ウガアアアアァーー!! 0:間 ブレイク:ルナ!逃げろー! ビート:ヒャハハハー!爆ぜろや、「サンダーナパーム!」 ルナ:イヤァァァーー! ブレイク:ぐあああぁーー! ビート:あ~~!いい!いいわよー!最っ高にビンビンになる悲鳴だわよぉ~! ルナ:ガハッ・・ ブレイク:く、ルナ、ルナ!しっかりしろ! ビート:あらあらー、その子を心配してる場合じゃないわよお?そんなボロボロ体して、立ってるのもやっと、ってとこかしら? ブレイク:きさま、よくもうちの新人を・・ ビート:その目、私が憎くて憎くて仕方ないその目!あ~立っちゃうわ~! ブレイク:お前に俺の取っておきを見せてやる、ルナの仇、取らせてもらうぜ! ブレイク:はああああ!メタモルフォーゼ、ラバーモード! ビート:あら?あんな遠くから何をしようってのかしら?まあ何をしても、無駄だけど ブレイク:はあああっ!だっ! ビート:え!嘘!?あの距離を一瞬で!? ブレイク:よう、また会ったな、それじゃ、さよならだ ブレイク:メタモルフォーゼ、ロックモード!うおおりゃあああーー!! ビート:ぶふあああぁーー!! 0:間 ローズ:はぁ、はぁ、・・ま、まだ動けるのあいつ? ウルフ:ウウウウ~ ローズ:くそ、だいぶ傷は負わせて血も流してるはずなのに、こんなのラチがあかないわ・・チッ、潮時ね ローズ:ビート!一旦引くわよ! ビート:はぁ、はぁ、なんですって?これからが、楽しくなるって、いうのに・・ ローズ:また次にしなさい!ボスの命令よ ビート:・・分かったわ。ふー、もう少しあなたと遊んでたかったけど、残念、また今度お会いしましょ ローズ:ワンちゃん、あなたともまたどこかでね~ ブレイク:く、逃がすか! ビート:じゃあね~「フラッシュ・ライト!」 ウルフ:グアアア~! ブレイク:く、眩しい! 0:間 ブレイク:く・・逃げられたか。おいウルフ!大丈夫か! ウルフ:ワウ〜ン ブレイク:・・白目向いて伸びてやがる。狂乱モードを使いすぎたなこれは ルナ:・・ ブレイク:・・ルナ。すまん、仇を取ってやれなかった。しかし次は必ず奴らを追い詰めて ルナ:う・・ ブレイク:え? ルナ:ガハッ!ゴホッ!はあ、はあ ブレイク:ルナ!お前生きてたのか! ルナ:あ、あれ?ブレイクさん?私いったい?・・ ブレイク:お前は敵のビートという奴の高圧電流をモロに受けたんだ ルナ:え!?でも私・・とくに体に異常はないみたいです ブレイク:あいつほどのやつが失敗するなんてありえない・・まさか?いや、まさかな。 ルナ:え、何か分かったんですか? ブレイク:いや、それよりルナ頼みがある ルナ:は、はい!私しばらく気絶しててお役に立てなかったんで、私に出来る事ならなんでも言って下さい! ブレイク:ああ、それが・・ ルナ:はい? ブレイク:恥ずかしい話、俺もウルフも能力を使いすぎて枯渇(こかつ)状態なんだ。すまんが本部まで俺達をおまえの能力で運んでくれるか? ルナ:あ・・ふふ、わかりました!私が責任を持って先輩お二方を運ばせて頂きます! ブレイク:すまんな、よろしく頼むぞ ルナ:あの、ちなみにですが・・ ブレイク:ん、なんだ? ルナ:ウルフ先輩を今のうちにモフモフしていいですか? ブレイク:・・好きにしろ 0:間 ビート:痛たた!ちょっとローズちゃん!もうちょっと優しくやってちょうだい ローズ:はっ、あんたならこんな傷ツバでも付けとけば変態的な回復力で治るでしょ ビート:あーん、もう、つれないわね~ ローズ:それより、どういうつもり?あの子殺してないでしょ? ビート:あら、バレちゃった? ローズ:私の目は誤魔化せないわよ ビート:うーん、そうね。しいて言うなら、まだ楽しみは、取っときたいじゃない?