台本概要

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タイトル 勇者と魔王と……
作者名 四月一日 三ツ目
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(不問2)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 ある日、魔王を倒すべく勇者が魔王城にやってきた!
しかし、今は夏……この勝負の結末は!?!?

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
勇者 不問 66 勇者。魔王を倒すべく、魔王にやってきた勇者。ツッコミ役
魔王 不問 65 魔王。世界を統べる魔王。ボケ役
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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勇者:「魔王、ようやく追い詰めたぞ!!!」 魔王:「ふふふふふ…勇者よ、よく来たな!」 勇者:「魔王め、今日こそお前を倒す!!お前の世界征服の目的も…ここで終わりだ!」 魔王:「そうかそうか…活きのいい勇者だな!!とりあえず…お茶でもどう?」 勇者:「貴様には……え、お茶?」 魔王:「ほら、今めっちゃ暑いじゃん?熱中症に気をつけないと…」 勇者:「あ、あぁ…ありがとう…」 魔王:「ごめんね、ちょっと今、麦茶しかないんだけど…いい?」 勇者:「あ、はい…お気になさらず…」 魔王:「それにしても…よくここまで来たね?どうやってきたの?」 勇者:「え、いや…旅をしながら…」 魔王:「旅!?…え、それって…歩いてって…こと?」 勇者:「え、歩いて来たけど…」 魔王:「え、大丈夫?外、めっちゃ暑いでしょ?歩く以外でこれば良かったのに…」 勇者:「え、あの…他に行く方法あるんですか?」 魔王:「え、地下鉄を使えば来れたよ?」 勇者:「ち、地下鉄!?…え、そんな文明的なものが…あるんですか?」 魔王:「そうそう、モーグラ達が作ってくれたやつがあるよ?」 勇者:「え、モーグラって…あのモグラのモンスターの?」 魔王:「そうそう、MAOCA(マオカ)を使えば、色んなところにモーグラ達がトロッコで運んでくれるよ?」 勇者:「え、トロッコ?…意外と文明的じゃなかった…」 魔王:「まぁ…トロッコだからね。」 勇者:「まぁ、この時代だし、そうだよな〜。」 魔王:「自動の」 勇者:「自動の!?めっちゃ、文明的だな!人間はまだ、弓とか使ってる時代よ?そんなに魔族は発展してんの!?」 魔王:「まぁ…お疲れ様。ちなみにMAOCA(マオカ)は人間でも発行可能だから、帰りに使ってみて?」 勇者:「お、おう…ありがと…」 魔王:「というか…勇者は何をしに来たんだっけ?」 勇者:「え、あ……ごほん…魔王!覚悟しろ!」 魔王:「ふふふ…人間風情が我に勝てると思うなよ!」 勇者:「みんなのためにお前を倒さなければならない!」 魔王:「いい心がけだな、勇者よ!だがしかし……とりあえず、スポドリでもどう?」 勇者:「もういいよ、その流れ!!!」 魔王:「え?いや、だって…」 勇者:「熱中症が怖いんだろ!危険なんだろ!」 魔王:「あ、あぁ…だから、スポドリを…」 勇者:「さっき麦茶貰ったよ!」 魔王:「水分だけとってもダメなんだぞ!ちゃんと塩分も取るんだ!」 勇者:「あぁ、もう!わかったよ、飲めばいいんだろ?」 魔王:「水分だけ取ってても熱中症にはなるんだよ。全く……麦茶しかないんだけどいい?」 勇者:「はい、お気になさらず…って、スポドリ無いのかよ!」 魔王:「いやぁ…冷蔵庫に麦茶しかなくてさ…」 勇者:「じゃあ、なんでスポドリ勧めたんだよ!」 魔王:「ほら、危険だし?」 勇者:「無いもん勧めんな!塩分の流れどうしたんだよ!」 魔王:「えっと…塩飴舐める?それなら塩分取れるからさ?」 勇者:「今度はちゃんとあるんだよな?」 魔王:「あるよ、ほら!これあげるよ!」 勇者:「おう、ありがとう……あむ…うん?あれ、この味…」 魔王:「麦茶飴(むぎちゃあめ)しかないんだけどいい?」 勇者:「なんでだよ!いや言うの遅いし、麦茶飴(むぎちゃあめ)ってなんだよ!」 魔王:「え、麦茶で作った自作の飴だけど…」 勇者:「塩飴はどこいった!塩飴の流れだろ!」 魔王:「ちゃんと塩は入ってるから、大丈夫大丈夫!」 勇者:「本当か?塩の味はしないんだけど…」 魔王:「飴100キロにつき、ひとつまみの塩が入ってるから大丈夫!」 勇者:「少ねぇ!もはや、入ってないのと同じレベルだよ!」 魔王:「え、でも入ってはいるし…」 勇者:「入ってても、この飴玉1粒につき、塩1粒だろ!むしろ、塩が1粒も入ってないやつも有り得るだろ!」 魔王:「いや、だって…塩をいっぱい入れたら、麦茶の風味が消えちゃうじゃん…」 勇者:「麦茶の風味ってなんだよ!というか、なんで麦茶が基本なんだよ!」 魔王:「え、お菓子作りに麦茶は基本でしょ?」 勇者:「基本じゃねぇよ!」 魔王:「え?麦茶クッキーに麦茶パフェ、麦茶ゼリーに麦茶ケーキ…麦茶はスイーツの基本だけど?」 勇者:「それ多分、お前だけだわ!他の魔族でも普通じゃねぇと思うぞ!」 魔王:「え、みんな麦茶が好きだって聞いたけど…」 勇者:「いや好きだけど、お菓子までは要らねぇ!」 魔王:「そうなのか…」 勇者:「全く…魔王は麦茶が大好きなのか?」 魔王:「いや、そういう訳ではないのだが…」 勇者:「はぁ…麦茶以外のものは無いのか?」 魔王:「んー…試しに作ったやつならあるけど…」 勇者:「どんなのなんだ?」 魔王:「えっと、これなんだけど…」 勇者:「これは…タブレットか?あむ…うん?この味は…」 魔王:「緑茶タブレットだ!」 勇者:「お茶から離れろ!」 魔王:「え、だって…人間はお茶好きだって聞いたから…」 勇者:「確かに好きだけど、それは飲み物としてだ!!お菓子までお茶は要らねぇ!!」 魔王:「そっかぁ…んー…なんかないかなぁ…」 勇者:「魔王はどうして、そんなにお茶にこだわるんだ?」 魔王:「え?いや、皆に喜んで欲しくて…」 勇者:「皆に喜んで欲しい?」 魔王:「うん、皆が笑顔になるような世界を作りたくてさ?それで、色々と頑張ってるんだけど…」 勇者:「なるほどなぁ…」 魔王:「ほら、仮にも我は魔王…皆に好かれるような王様になりたいんだよ…」 勇者:「スイーツ以外はダメなのか?」 魔王:「お腹を空かせた子供達にも、喜んで貰えるようにって…」 勇者:「んー…なら、スイーツもお茶とかにこだわらず、色んなの作ってみたら?」 魔王:「色んなの?」 勇者:「ほら、好みって人それぞれだろ?魔族のことはわかんないけど…種族によって好き嫌いあるんじゃないか?それぞれにあった、お菓子を作ってやればいいんじゃないか?」 魔王:「勇者……お主、天才か!?」 勇者:「いや、普通だと思うが…」 魔王:「ふむ…すぐさま作ってくる!」 勇者:「あ、おい!!どこ行くんだ!…って、行ってしまった…全く、なんか調子狂うなぁ…」 魔王:「勇者!作ってきたぞ!!」 勇者:「え?速くね?」 魔王:「時間止める魔法使った!」 勇者:「時間止める魔法!?…そんな魔法があるのか?」 魔王:「うん、何時間でも止めれるぞ?」 勇者:「は、何それ!?強すぎだろ!?」 魔王:「仮にも魔王なのでな!まぁ…凄い魔力を消費するがな!」 勇者:「え、どれぐらい消費すんの?」 魔王:「んー…1分止めるのに、50年分ぐらい貯めた魔力をつかうぞ!」 勇者:「……え、作ったものを聞いていい?」 魔王:「作ったのはこのケーキだ!」 勇者:「ケーキ……え?時間どれぐらい止めたの?」 魔王:「んー…3時間ほど?」 勇者:「ケーキのために?」 魔王:「ケーキのために!」 勇者:「いや、魔力の無駄遣い!!え、魔王は馬鹿なの?3時間止めたんだろ?え、1分50年だから…」 魔王:「約9000年分だな。」 勇者:「馬鹿だろ!!は?9000年貯めた魔力をケーキ作るために使ったのかよ!?」 魔王:「いや、勇者もあまり時間ないと思って…待たせるのも悪いし…」 勇者:「あ、気を使っていただいてありがとうございます。…じゃねぇよ!?え、なんで?というか、そんな強力な魔法をこんなところで使うなよ!!」 魔王:「んー…何をそんなに怒っているのだ?ただ、我の奥の手を使っただけだぞ?」 勇者:「奥の手の使い方に怒ってんだよ!!お菓子を作るために使うな!」 魔王:「す、すまん…」 勇者:「はぁ…なんか疲れたな。」 魔王:「疲れた時は甘いものを取るといいと聞いたぞ!」 勇者:「甘いものか…そういえば、ケーキ作ったんだよな?」 魔王:「あ、そうそう!是非、食べてくれ!」 勇者:「まぁ、少し疲れたし…甘いものを食べたくなるな。食べさせてもらえるか?」 魔王:「任せろ!ほら、これ!」 勇者:「おぉ、美味しそうだな。いちごのショートケーキか?頂きます。…はむ……ん?あれ?これ…」 魔王:「いちごと塩のショートケーキ…訳して「いちごの塩ーとケーキ(しおーとけーき)」だ!」 勇者:「いや、ショートケーキみたいに言うな!めっちゃ塩辛いし!」 魔王:「そりゃ…砂糖の代わりに塩を入れてるからな。」 勇者:「なんで砂糖の代わりに塩を入れるんだよ!」 魔王:「いや、だって…熱中症には、塩分取らないとだめだろ?」 勇者:「熱中症の話、まだ続いてんのかよ!!!!」

勇者:「魔王、ようやく追い詰めたぞ!!!」 魔王:「ふふふふふ…勇者よ、よく来たな!」 勇者:「魔王め、今日こそお前を倒す!!お前の世界征服の目的も…ここで終わりだ!」 魔王:「そうかそうか…活きのいい勇者だな!!とりあえず…お茶でもどう?」 勇者:「貴様には……え、お茶?」 魔王:「ほら、今めっちゃ暑いじゃん?熱中症に気をつけないと…」 勇者:「あ、あぁ…ありがとう…」 魔王:「ごめんね、ちょっと今、麦茶しかないんだけど…いい?」 勇者:「あ、はい…お気になさらず…」 魔王:「それにしても…よくここまで来たね?どうやってきたの?」 勇者:「え、いや…旅をしながら…」 魔王:「旅!?…え、それって…歩いてって…こと?」 勇者:「え、歩いて来たけど…」 魔王:「え、大丈夫?外、めっちゃ暑いでしょ?歩く以外でこれば良かったのに…」 勇者:「え、あの…他に行く方法あるんですか?」 魔王:「え、地下鉄を使えば来れたよ?」 勇者:「ち、地下鉄!?…え、そんな文明的なものが…あるんですか?」 魔王:「そうそう、モーグラ達が作ってくれたやつがあるよ?」 勇者:「え、モーグラって…あのモグラのモンスターの?」 魔王:「そうそう、MAOCA(マオカ)を使えば、色んなところにモーグラ達がトロッコで運んでくれるよ?」 勇者:「え、トロッコ?…意外と文明的じゃなかった…」 魔王:「まぁ…トロッコだからね。」 勇者:「まぁ、この時代だし、そうだよな〜。」 魔王:「自動の」 勇者:「自動の!?めっちゃ、文明的だな!人間はまだ、弓とか使ってる時代よ?そんなに魔族は発展してんの!?」 魔王:「まぁ…お疲れ様。ちなみにMAOCA(マオカ)は人間でも発行可能だから、帰りに使ってみて?」 勇者:「お、おう…ありがと…」 魔王:「というか…勇者は何をしに来たんだっけ?」 勇者:「え、あ……ごほん…魔王!覚悟しろ!」 魔王:「ふふふ…人間風情が我に勝てると思うなよ!」 勇者:「みんなのためにお前を倒さなければならない!」 魔王:「いい心がけだな、勇者よ!だがしかし……とりあえず、スポドリでもどう?」 勇者:「もういいよ、その流れ!!!」 魔王:「え?いや、だって…」 勇者:「熱中症が怖いんだろ!危険なんだろ!」 魔王:「あ、あぁ…だから、スポドリを…」 勇者:「さっき麦茶貰ったよ!」 魔王:「水分だけとってもダメなんだぞ!ちゃんと塩分も取るんだ!」 勇者:「あぁ、もう!わかったよ、飲めばいいんだろ?」 魔王:「水分だけ取ってても熱中症にはなるんだよ。全く……麦茶しかないんだけどいい?」 勇者:「はい、お気になさらず…って、スポドリ無いのかよ!」 魔王:「いやぁ…冷蔵庫に麦茶しかなくてさ…」 勇者:「じゃあ、なんでスポドリ勧めたんだよ!」 魔王:「ほら、危険だし?」 勇者:「無いもん勧めんな!塩分の流れどうしたんだよ!」 魔王:「えっと…塩飴舐める?それなら塩分取れるからさ?」 勇者:「今度はちゃんとあるんだよな?」 魔王:「あるよ、ほら!これあげるよ!」 勇者:「おう、ありがとう……あむ…うん?あれ、この味…」 魔王:「麦茶飴(むぎちゃあめ)しかないんだけどいい?」 勇者:「なんでだよ!いや言うの遅いし、麦茶飴(むぎちゃあめ)ってなんだよ!」 魔王:「え、麦茶で作った自作の飴だけど…」 勇者:「塩飴はどこいった!塩飴の流れだろ!」 魔王:「ちゃんと塩は入ってるから、大丈夫大丈夫!」 勇者:「本当か?塩の味はしないんだけど…」 魔王:「飴100キロにつき、ひとつまみの塩が入ってるから大丈夫!」 勇者:「少ねぇ!もはや、入ってないのと同じレベルだよ!」 魔王:「え、でも入ってはいるし…」 勇者:「入ってても、この飴玉1粒につき、塩1粒だろ!むしろ、塩が1粒も入ってないやつも有り得るだろ!」 魔王:「いや、だって…塩をいっぱい入れたら、麦茶の風味が消えちゃうじゃん…」 勇者:「麦茶の風味ってなんだよ!というか、なんで麦茶が基本なんだよ!」 魔王:「え、お菓子作りに麦茶は基本でしょ?」 勇者:「基本じゃねぇよ!」 魔王:「え?麦茶クッキーに麦茶パフェ、麦茶ゼリーに麦茶ケーキ…麦茶はスイーツの基本だけど?」 勇者:「それ多分、お前だけだわ!他の魔族でも普通じゃねぇと思うぞ!」 魔王:「え、みんな麦茶が好きだって聞いたけど…」 勇者:「いや好きだけど、お菓子までは要らねぇ!」 魔王:「そうなのか…」 勇者:「全く…魔王は麦茶が大好きなのか?」 魔王:「いや、そういう訳ではないのだが…」 勇者:「はぁ…麦茶以外のものは無いのか?」 魔王:「んー…試しに作ったやつならあるけど…」 勇者:「どんなのなんだ?」 魔王:「えっと、これなんだけど…」 勇者:「これは…タブレットか?あむ…うん?この味は…」 魔王:「緑茶タブレットだ!」 勇者:「お茶から離れろ!」 魔王:「え、だって…人間はお茶好きだって聞いたから…」 勇者:「確かに好きだけど、それは飲み物としてだ!!お菓子までお茶は要らねぇ!!」 魔王:「そっかぁ…んー…なんかないかなぁ…」 勇者:「魔王はどうして、そんなにお茶にこだわるんだ?」 魔王:「え?いや、皆に喜んで欲しくて…」 勇者:「皆に喜んで欲しい?」 魔王:「うん、皆が笑顔になるような世界を作りたくてさ?それで、色々と頑張ってるんだけど…」 勇者:「なるほどなぁ…」 魔王:「ほら、仮にも我は魔王…皆に好かれるような王様になりたいんだよ…」 勇者:「スイーツ以外はダメなのか?」 魔王:「お腹を空かせた子供達にも、喜んで貰えるようにって…」 勇者:「んー…なら、スイーツもお茶とかにこだわらず、色んなの作ってみたら?」 魔王:「色んなの?」 勇者:「ほら、好みって人それぞれだろ?魔族のことはわかんないけど…種族によって好き嫌いあるんじゃないか?それぞれにあった、お菓子を作ってやればいいんじゃないか?」 魔王:「勇者……お主、天才か!?」 勇者:「いや、普通だと思うが…」 魔王:「ふむ…すぐさま作ってくる!」 勇者:「あ、おい!!どこ行くんだ!…って、行ってしまった…全く、なんか調子狂うなぁ…」 魔王:「勇者!作ってきたぞ!!」 勇者:「え?速くね?」 魔王:「時間止める魔法使った!」 勇者:「時間止める魔法!?…そんな魔法があるのか?」 魔王:「うん、何時間でも止めれるぞ?」 勇者:「は、何それ!?強すぎだろ!?」 魔王:「仮にも魔王なのでな!まぁ…凄い魔力を消費するがな!」 勇者:「え、どれぐらい消費すんの?」 魔王:「んー…1分止めるのに、50年分ぐらい貯めた魔力をつかうぞ!」 勇者:「……え、作ったものを聞いていい?」 魔王:「作ったのはこのケーキだ!」 勇者:「ケーキ……え?時間どれぐらい止めたの?」 魔王:「んー…3時間ほど?」 勇者:「ケーキのために?」 魔王:「ケーキのために!」 勇者:「いや、魔力の無駄遣い!!え、魔王は馬鹿なの?3時間止めたんだろ?え、1分50年だから…」 魔王:「約9000年分だな。」 勇者:「馬鹿だろ!!は?9000年貯めた魔力をケーキ作るために使ったのかよ!?」 魔王:「いや、勇者もあまり時間ないと思って…待たせるのも悪いし…」 勇者:「あ、気を使っていただいてありがとうございます。…じゃねぇよ!?え、なんで?というか、そんな強力な魔法をこんなところで使うなよ!!」 魔王:「んー…何をそんなに怒っているのだ?ただ、我の奥の手を使っただけだぞ?」 勇者:「奥の手の使い方に怒ってんだよ!!お菓子を作るために使うな!」 魔王:「す、すまん…」 勇者:「はぁ…なんか疲れたな。」 魔王:「疲れた時は甘いものを取るといいと聞いたぞ!」 勇者:「甘いものか…そういえば、ケーキ作ったんだよな?」 魔王:「あ、そうそう!是非、食べてくれ!」 勇者:「まぁ、少し疲れたし…甘いものを食べたくなるな。食べさせてもらえるか?」 魔王:「任せろ!ほら、これ!」 勇者:「おぉ、美味しそうだな。いちごのショートケーキか?頂きます。…はむ……ん?あれ?これ…」 魔王:「いちごと塩のショートケーキ…訳して「いちごの塩ーとケーキ(しおーとけーき)」だ!」 勇者:「いや、ショートケーキみたいに言うな!めっちゃ塩辛いし!」 魔王:「そりゃ…砂糖の代わりに塩を入れてるからな。」 勇者:「なんで砂糖の代わりに塩を入れるんだよ!」 魔王:「いや、だって…熱中症には、塩分取らないとだめだろ?」 勇者:「熱中症の話、まだ続いてんのかよ!!!!」