声劇台本置き場

魔王：ふははは！勇者よ、よく来たな！ 勇者：魔王！今日こそは…貴様を倒す！ まおう：ふふふ、勇者！よく来たじゃないか！ 勇者：ん？あれ、聞こえてなかったのかな？…魔王！今日こそは貴様を倒す！ 魔王：我を倒せるとでも？ 勇者：世界平和のために…お前を倒す！ まおう：我を倒すことなど不可能だ！ 勇者：そんなの試して…ちょ待って？いま、後ろから声聞こえたよね？ まおう：おや、先に我と戦うつもりか？ 勇者：え、えっと…貴方は？ まおう：魔王だが？ 勇者：じゃあ、そちらの貴方は？ 魔王：魔王だ！ 勇者：え、2人？魔王が2人？ちょ、聞いてないよ？普通、魔王って1人じゃないの？ マオウ：ふふふ、魔王が1人の世界なんぞ、時代遅れだ！ 勇者：え？なんか出てきた…えっと、まさか…？ マオウ：我の名は魔王！よろしくな、勇者よ！ 勇者：えっと…3人目…ですか？そろそろ、区別付かなくなってきてるんですが？ MAO：やっほ〜、皆！あれ、勇者も来てんの〜？勇者もやる？ 勇者：おっと…なんか察したぞ？もしかしてお前も…？ MAO：ん、なに？我の顔になんか付いとるか？ 勇者：えっと…何となく察してるけど、聞くな？…貴方は？ MAO：我か？魔王だけど、どうかしたか？ 勇者：待って待って…魔王4人ってどういうこと？…あ、もしかして…兄弟？ 魔王：いや、知らん まおう：知らないですね マオウ：はじめましてだな MAO：さて、人生ゲームの準備をするか 勇者：初めましてかよ！え、なんでここに集まってんの？どういう経緯で集まったの？ 勇者：あとそこ！人生ゲームの準備をするな！一応でも、最終決戦なんだぞ！ MAO：ふぇ？人生ゲームを知らないのか？面白いぞ？ 勇者：いや、人生ゲームは知ってるけどさ…あのな、魔王？ 魔王：ん、なんだ？ まおう：どうした？ マオウ：呼んだか？ MAO：勇者は黄色な〜 勇者：いや、あの呼んだのはこの魔王で…って面倒くせぇ！！そういや、魔王が沢山いるんだった！ 魔王：まぁ、居るのは仕方ないよな まおう：仕方ないね〜 マオウ：仕方ないよなぁ〜 MAO：我は何色にしよっかなぁ〜 勇者：えっと…まじで面倒くせぇんだけど…名前とか無いの？ 勇者：あと、1人まじで話聞かねぇやついるけど…めっちゃ人生ゲームをやる気満々やん… 魔王：我は魔王1（いち）だ！ まおう：我は魔王1（ワン）だぞ！ マオウ：魔王1（ファースト）だよ〜 MAO：あ、しまった…人生ゲームのお金を忘れてしまったな… 勇者：全員、自己主張強い！どんだけ一番にこだわってんだよ！ 勇者：あと、お前は話を聞け！ MAO：我か？なんなのだ？ 勇者：お前の名前は？魔王…あれ、他に1の読み方わかんねぇな… MAO：我の名か？んー…名は無いが、そやつらからは、『魔王‪α‬（あるふぁ）』と呼ばれておるぞ？ 勇者：まさかの‪α‬（あるふぁ）！？いやそこは、全部1で統一しろよ！ 魔王：まぁまぁ、勇者よ。とりあえず落ち着け 勇者：誰のせいだと思ってんの！？ まおう：とりあえず、この激マズゴミクソ茶でも飲んで飲んで 勇者：不味いものを飲ませるな！そこは美味しいもの出せよ！ マオウ：ほら、お菓子もあるぞ！ちょっと…毒はあるけど… 勇者：急な殺意！！いきなり！？いきなり勇者を毒殺するの！？ MAO：人生ゲームのお金、どうしようかのぉ…あ、そういえば、近くに人間の街があったはず…そこから取ってくるとしよう！ 勇者：はいそこ！人生ゲームにこだわりすぎ！…ん？いま、物騒な言葉が聞こえた気が…？ MAO：ちょっと席外すのだ！ 魔王：行ってらっしゃい〜 まおう：気をつけてね〜 マオウ：早めに帰って来るんだよ〜 勇者：ちょ、どこ行くんだ！それにお前らはなんで見送ってんだよ！！ MAO：ただいまなのだ！ 勇者：はや！？え、早くね？ MAO：ほれ、これで人生ゲームが出来るぞ！ 勇者：あの…このお金、本物ですよね？一体どこから…？ MAO：ん？ほれ、あそこ。人間の街があるじゃろ？力加減間違えて、荒地にしてしまったがな… そこから借りてきた！ 勇者：あぁ、すごい…大陸一番の王都が、ほんの数秒で荒地になってる… MAO：さ、これでみんなで人生ゲームをやるぞ！ 勇者：えっと… MAO：ほれ、そこの勇者も座れ！勇者は黄色な！ 魔王：なら、我は赤〜 まおう：我、青にするわ マオウ：我は緑にしよっと MAO：あ、ずるいのだ！我、緑が良かった！ マオウ：早い者勝ちだよ MAO：くそぉ…なら、我は紫にするのだ！ 魔王：久々の人生ゲームだな まおう：今回は勇者も参戦ですからね〜 マオウ：さぁて、今回こそは勝つ！ MAO：負けんぞ！ 勇者：もうヤダ…この魔王達……現実逃避しよ… MAO：勇者もやるのか？ 勇者：当たり前じゃ！魔王全員、借金させてやる！！！