台本概要

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タイトル 【学園ラブコメ】目黒のメガネは曇らない
作者名 ゆる男  (@yuruyurumanno11)
ジャンル コメディ
演者人数 3人用台本(不問3)
時間 30 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 何をしても何を言われても全く動じない目黒だが
未梨はそんな目黒のメガネを曇らせるくらいに猛アタックを仕掛ける!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なんじゃこれコメディになってます!
性別はありますがなんでもいいので全部不問にしました!
アドリブや、変換などは自由です!
楽しんで貰えたら嬉しいです!

クレジット表記のタイトルに【】の部分は書かなくて大丈夫です!

タイトルの右上にX(ツイッター)でつぶやけるので、つぶやいてくれたら今後のモチベーションに繋がりますm(_ _)m

約束劇の場合はなんでもいいのでクレジット表記してもらえると助かります!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
未梨 不問 131 未梨(みり)目黒のメガネを曇らせるくらい猛アタックを仕掛けるが逆にキュンとさせられて大変そうだ
目黒 不問 101 目黒(めぐろ)こいつのメガネは伊達じゃない。 何にも動じないが、特殊な先生には流石に動揺するぞ
押野 不問 89 押野(おしの)よく分からんけど推しカップルを探すために教師になった変態教師だ
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
押野:さあさあ!みなさん!始まりました目黒のメガネは曇らない!この物語はクソしょうもない男女二人の落とすか落とされるか、恋の駆け引きを致すラブコメになっております〜! 押野:え?ほぼコメディでラブがないだって?そんな細かいことは気にしてはいけないよぉー!この二人最高なんだから!なんたってこいつらは押野の推しなの〜!(可愛く) 押野:そんな話は置いといて!早速始まりますよー!タイトルコールだぁー!どうぞー! 未梨:『目黒のメガネは曇らない』 未梨:1話。『あてぃしの心は乱れない』 0:【間】 未梨:あ、目黒ー。また本読んでるの? 目黒:だからなんだ? 未梨:せっかくメガネかけてるのにー。目悪くなるよ? 目黒:恐らく関係ないぞ 未梨:ん。んー。本ばっか読んでると頭がバカになるぞー?ほーれツンツンツンツン! 目黒:触るな!ふんっ! 未梨:わあ!な、何投げつけたの!? 目黒:鼻くそだ 未梨:は、鼻くそ!?汚いなー!最悪だわ!! 目黒:お前が俺に触るからだ。汚いメスブタめ。地獄に落ちろ 未梨:なんだってー!?もう!ムカつく!せっかくあてぃしがあんたに構ってあげたのに!もう知らない! 目黒:勝手にするがいい。もう二度と俺に触れるな。鼻くそ女 未梨:鼻くそはあんたでしょ!バカ! 0:未梨は教室を出る 未梨:もう!なんなのよあいつ!……はあ〜。最悪、ダメだ、もう限界よ…! 未梨:あてぃし。あいつ大好きだわ。 0:【間】 未梨:いやいやいや!今のは無し!ありえない!あてぃしがあいつを好きだなんて絶対ありえないんだから!……でも 未梨:あいつを見てると……胸がトゥンク!ってときめくの……もはや病気だわ。そう!あてぃしは!恋の病に侵されているんだわ!…そう思うと本当にあいつはあてぃしの気も知らないで暴言ばかり 未梨:メスブタだの…鼻くそだの…汚いだの……。いや、これはこれで十分ありだな 未梨:とにかく!このまま恋を終わらせる訳にはいかないわ!あてぃしは絶対に!目黒のメガネを曇らせるくらい、あいつを照れさせて心を奪ってみせるわ!覚悟しなさい! 目黒:誰に覚悟しろって言ってるんだ? 未梨:もちろんめぐ……。わああああ!!!目黒!? 目黒:でかい声出すんじゃない。カバの鳴き声か 未梨:誰がカバよ!ムカつくわね!ああ、好き。じゃない!あんたは悪口ばっかでうざい! 目黒:そういえば、お前、何かに似てるって言われないか? 未梨:ん?何かって?似てるなんて言われたことないわよ 目黒:んー。何か(未梨に近づく) 未梨:ちょっ!近い!なになに!?近いんだけど!や、やめて……ドキドキが……キュンキュンが……止まらな…… 目黒:あ、わかったぞ 未梨:……え? 目黒:俺のおばあちゃんの膝小僧に似てる 未梨:膝……?膝って…膝? 目黒:しわくちゃな膝小僧なんだよなー。うちのおばあちゃん 未梨:だ…だ……誰がしわくちゃのババアだってー!? 目黒:おいおい、そんなにキャンキャン吠えないでくれよ、脳筋バカと一緒に居るなんて思われたくないからね 未梨:うわああああーー!!あてぃし、こいつやっぱり嫌いだーー!! 目黒:ふん。勝手に言ってろ。じゃあな 未梨:……明日、絶対にぶっ殺してやるー! 未梨:(M)そんなこんなで、あてぃし、相川未梨は、目黒のメガネが曇るくらい、デレデレにさせることを決意したのです! 0:目黒は廊下を歩く 目黒:ふんっ。残念だったなー。俺はそう簡単には攻略出来ないぞー? 目黒:いくらお前でも、俺のメガネは曇らない 0:【間】 押野:『目黒のメガネは曇らない』 押野:2話。『押野は推しても推されない』 0:【間】 押野:あてぃしの名前は押野。教師歴3年。科目は化学。この高校の教師になり、あることに気付いたのだ。……それは 押野:全くもって!カップルが居ない!! 押野:華の高校生活でどうして恋をしないんだあのガキ共!!私は高校生カップルのあんなことやこんな所を観察するのが趣味だというのに!勉強勉強って!バカか!この世に知性など無意味だ! 押野:……おっと、失礼。教師らしからぬ発言をしてしまった。……つまり、私が言いたいのは、勉学にかまけて恋愛を疎かにするなということである。恋をしない高校生は…そう……卵を産まないカマキリと同じだ!!あいつらは昆虫以下だ!! 未梨:星野おはよー! 押野:星野ではない!押野だ!おはよー相川。お前からはなぜメスの匂いがしないんだ!? 未梨:はあ?何言ってんの? 押野:こっちの話だ。早く教室に行け! 未梨:きもっ 0:未梨は教室に行く 未梨:おはよー!目黒! 目黒:ああ。朝からガラスを引っ掻いたような不快な声を聞いてしまった。これじゃあ一日が破滅的になってしまうな。……ああ、今のは独り言だ、気にするな。おはよう 未梨:なんで私の文字数8文字に対して74文字で嫌味言ってくるのよ! 目黒:お前を罵倒するのに74文字じゃ足りないよ 未梨:くっ…!そうね!じゃああてぃしも74文字以上であんたのこと罵倒してあげるわよ! 押野:……ん?あいつら…あんなに仲良さそうに話しているだと? 目黒:ほう、罵倒か。面白い。やってみろ 未梨:ね、寝癖が…可愛い! 目黒:ふん! 未梨:わあ!な、何投げつけてきたの!? 目黒:鼻くそだ 未梨:よく器用にポンポン鼻くそ飛ばせるわね!汚すぎるのよ! 目黒:お前が可愛いという罵声を飛ばしてきたから鼻くそを飛ばしたまでだ。しかも74文字でもない 未梨:可愛いは褒め言葉でしょ!あんたのこと可愛いって言ってあげたの!そんな可愛い寝癖に罵声なんか飛ばせるわけないじゃない! 目黒:そうか。ならば教えてやろう。お前にも可愛いところはある 未梨:な、な、何よ? 目黒:えええい!!(未梨の顔面を殴る) 未梨:ぶふっ!! 押野:お、おおおーー!!!な、なんだこいつらはーー!! 目黒:よし、その鼻血、可愛いぞ 未梨:……む、ムカつくー!覚えておきなさいよー! 0:未梨は自分の教室に入る 未梨:もう!なんなのよあいつ!いきなりあてぃしの顔面をグーパンしてきて!どうしてくれるのよ! 未梨:惚れ直しちゃったじゃない!もう! 押野:そこまでだ!相川! 未梨:っ!?な、何!?ピリ辛ソーセージ! 押野:チョリソーじゃない!押野だ! 未梨:何の用よ? 押野:いやー。おめでとう!今夜は赤飯だな! 未梨:気色悪いんだが? 押野:お前からは圧倒的メスの匂いがプンプンするな! 未梨:いや、きしょいな 押野:このままドエロ女に成り上がると良い! 未梨:なんでこいつノーダメージなの!? 押野:どうだ?好きな人でも出来たか?目黒か?目黒なんだな? 未梨:ノンデリやめなさいよ!あんた仮にも先生でしょ? 押野:早く付き合っちゃいなよ〜 未梨:JKのノリやめろー!なんなのよもう! 押野:いやはや、私は推しのカップルを探し続けはや3年、押野だ。お前たちはもう!押野の推しなの〜!(可愛く) 未梨:きも!!てか、どういう事よ! 押野:お前らは、このまま恋の道に進むべきだ。そして付き合ってカップルになってくれ!そのてぇてぇが私の生きがいなんだ! 未梨:本当に何言ってるかわかんないけど、あてぃしは別に…目黒なんかと……付き合いたいわけじゃ……あー。結婚してぇ〜 押野:そうだろそうだろ!そのためには早く付き合うことをオススメする 未梨:でも、目黒のメガネを曇らせるくらいあいつを照れさせるのって難しいのよ 押野:じゃあ教えてやる。とってときのテクニックをな 未梨:テクニックだって? 押野:そうだ!そのテクニックがこれだー!! 押野:題して、『崖の上のトゥンク作戦!』 0:【間】 目黒:『目黒のメガネは曇らない』 目黒:3話。『こいつと添い寝はありえない』 未梨:あてぃしには……作戦がある! 未梨:不本意ではあったけど沖縄のビールに目黒を惚れさせる方法を教えて貰った! 押野:オリオンじゃない!押野だ! 未梨:ん?何か聞こえた気がしたけど、気にしない気にしない 目黒:おい、なぜ屋上に呼び出した?俺にはやらなきゃいけない事があるんだ。お前に構ってる時間は無い 未梨:休み時間だからいいでしょ?何するつもりだったの? 目黒:納豆の粒を1粒ずつ数えようと思っていた 未梨:あてぃしそれに負けるの!? 目黒:臭いは負けてないぞ 未梨:ふざけんな! 目黒:んで?何の用だ? 未梨:屋上に呼び出したのは他でもないわ。あてぃしと!度胸試しで勝負しなさい! 目黒:度胸試しだと? 未梨:そう!度胸試し!この屋上のフェンスを乗り越えてあと一歩踏み出せば地面に落ちるギリギリの場所でアレをやるのよ 目黒:なんだ? 未梨:手押し相撲よ!! 押野:よく言ったぞ!相川! 未梨:え!?あんたは…!可能を英語で言う… 押野:ポッシボーじゃない!押野だ! 目黒:誰だ? 押野:目黒よ。話は聞いてるぞ。私の名前は押野。教師歴3年。科目は化学だ 目黒:初めまして 押野:お前のクラスも担当してるぞー!? 未梨:なんであんたがここに居るのよ!ややこしくなるだけでしょ! 押野:いいや!お前は私の恋の教え子だ!ここで見守るのが恋の先生の役目だ 未梨:見られるの気まず過ぎでしょ!どっか行けー!(グーパン) 押野:どっか行くー!!(飛ばされる) 目黒:なんなんだ?手押し相撲なんて幼稚な 未梨:それだけじゃないわ。負けたら屋上から飛び降りることになるんだから 目黒:ふんっ!くだらん!そんな手には乗らんぞ 未梨:あれー?逃げるんだぁー?随分と弱くなったわね〜目黒。そのメガネは伊達ですかー? 目黒:……なんだと?……わかった。このメガネは伊達じゃないって所を見せてやろう 未梨:なんかよくわかんない所の挑発に乗ってくれたわね! 目黒:さあ。フェンスを登るぞ……。とう!! 未梨:きゃあ! 0:目黒は未梨をお姫様抱っこしながらフェンスを飛び越える 未梨:ちょっと!降ろしなさい!お姫様抱っこなんて……そんなの……カッコよすぎるわぁぁー!! 目黒:お前がフェンスを登ってる時間がもったいないからだ 未梨:もう!このイケメン超好きだわぁーー!このまま抱かれたい!あー!抱かれたい!添い寝だ!いや、ソファでも良い!なんでもいいからこのイケメンメガネに四六時中抱かれ……! 未梨:……いや、落ち着けあてぃし。乗せられたらこいつの思うツボだわ。 目黒:さあ。始めないのか?お前の大好きな手押し相撲(セクシーな声) 未梨:はう!!なんていうイケボ!!このイケボと毎晩電話して寝落ちモチモチしたい!なんなら録音して朝から晩までその声を脳に焼きつかせて脳内麻薬でぶっ飛びた…… 未梨:……いや、正気を保てあてぃし!こんなやつのイケボなんて聞かないわ! 目黒:ふん。これしきで動揺するなんて雑魚だな 未梨:うるっさいわね! 目黒:では、早速始めようか……お前の大好きな手押し相撲を 押野:(被せるように)目黒! 目黒:なっ!? 押野:目黒ー!聞こえるか? 目黒:こ、この声は……人をダメにするソファ 押野:ヨギボーじゃない!押野だ! 目黒:どうして飛ばされたはずのお前の声が聞こえるんだ!? 押野:私は今、お前の脳内に直接話しかけている 目黒:妖精みたいなことするな! 押野:あと、これは今しか言えないことなんだが… 目黒:今しか言えない事?なんだ?それは 押野:今私は全裸だ 目黒:いつの間に脱いだんだ!どうでもいいし! 押野:ふっ!流石の目黒も私にはツッコミをするんだな。頭悪い癖に 目黒:聞こえてるぞ!?何しに脳内に語りかけてきたんだよ! 押野:え?なんだったっけな?こけしでボウリングすると罰当たるよー?違うな。トイレットペーパーない時はたわしで拭いてー。いや違う。裸と全裸は紙一重?あれ?なんだ? 目黒:俺の脳内でグダらないでくれ! 押野:ああ、そうだ。目黒よ。お前には試練を与えておこうと思ったんだ 目黒:……試練だと? 押野:そう。試練だ!! 0:【間】 押野:『目黒のメガネは曇らない』 押野:4話『目黒のにゃんこはモフらない』 目黒:いやサブタイトル黙れよ!どういう事だよ試練って! 押野:恋の試練さ! 目黒:なんだそれ 押野:簡単な話さ。相川がやろうとしているのは高いところで手押し相撲をする事により恐怖や緊張感が増す。でもこの鼓動はもしかしたら……恋なのかも!って錯覚させることなんだ。つまりは吊り橋効果ってやつ 目黒:ふんっ。よくわからんが、俺はそんな試練は受けるつもりもない 押野:いいや、もう始まってるんだよ。お前は相川と恋に落ちてもらう。そして晴れてお前も……押野の推しなの〜(可愛く) 目黒:うっ…!きもっ…… 押野:さあ。相川と恋に落ちるか、このまま屋上から落ちるか。お前次第だ……。あっはははははは!! 目黒:……く、くっそ〜! 未梨:(M)………え??何言ってんの?こいつら!? 未梨:(M)脳内に直接語りかけてるって……あの変態教師……。目黒の後ろにいるじゃん!!しかも全裸だし!ただ会話を垂れ流してるだけだよ!? 押野:さあ、押野の命令だ。押せ。恋ってーのはな、押してダメなら押し倒すんだよ! 目黒:ええい!黙れ!集中させろ!if(イフ) 押野:もしもじゃない!押野だ! 目黒:脳内でもこのくだりやるのか!? 押野:当たり前だ!私は押野なんだから! 未梨:(M)こいつらバカ通り越してキチガイだよぉー!! 未梨:(M)で、でも…。ツッコミしてる目黒かっこよすぎぃーー!! 目黒:くっ!早く終わらせるぞ 未梨:隙あり!(目黒の手を押す) 目黒:どわあ!…う……危ない…!屋上から落ちるところだった 押野:おしい!押野だけに!おしいの! 目黒:うるさい!!くだらないこと言うな! 押野:落ちたら下るだろ! 目黒:それもくだらねーんだよ! 押野:よし、目黒が動揺してる!今だ相川!私は今、お前の脳内に直接話しかけてる 未梨:目の前にいるじゃないのよ!全裸のあんたが! 押野:それは今はどうだっていい。いいか?男が必ず可愛いと思う仕草があるのを知ってるか? 未梨:はあ?何よそれ 押野:にゃんにゃん言葉だ 未梨:にゃ…にゃん!? 押野:そう!にゃんを語尾に付けると必ず男は可愛いと思ってくれるんだ!やってみろ 未梨:そ、そうなの!?……じゃあ、あてぃし、やってみる! 未梨:勝負はこれからだにゃん!目黒! 目黒:……っ 未梨:攻めるにゃん!(目黒の手を押す) 目黒:くっ! 未梨:かかってこいにゃん! 目黒:……なんなんだ…!? 未梨:にゃん!(手を押す)にゃん!(手を押す)にゃーん!(手を押す) 押野:ほれほれ目黒。相川が優勢だぞー?どうするんだー? 目黒:………くっそ! 押野:さあ!早く恋に落ちろ!そして押野の推しになるがいい! 目黒:………ふんっ。俺を甘く見るんじゃない 目黒:俺も攻めるにゃん! 未梨:ふぇぇ!?目黒が……にゃん!? 押野:お前が語尾ににゃん付けたら相川が限界化するぞ!? 目黒:そういう作戦だにゃん 未梨:どうしよぉぉーー!!可愛すぎるぅーー!家に持って帰って毎日お風呂入りたいし毎日ドライヤーで乾かしてあげたいし毎日匂い嗅いでモフりたいし毎日……いや!!正気を保てあてぃし!まじで今は勝負どころよ! 押野:よく耐えた相川! 目黒:さあ、バカ猫女。どうせ語尾ににゃんを付けるならお互いの好きなところを言いながら押し合おうじゃないか 押野:なんのご褒美なんですか!!それ!! 未梨:うん!なんのご褒美なんでしょうね!!やらないわけないわ! 未梨:高い鼻が好きだにゃん! 目黒:長い舌が好きだにゃん! 未梨:細い目が好きだにゃん! 目黒:丸髷(まるまげ)が好きだにゃん! 未梨:……ん?…歯並び綺麗なところが好きだにゃん! 目黒:着物が似合うとこが好きだにゃん! 未梨:着物?……くせ毛な髪が好きだにゃん! 目黒:伸びる首が好きだにゃん! 未梨:あんた、ろくろ首のこと言ってない!? 目黒:妖怪なのには変わりないにゃん 未梨:はっ倒すわよ!? 押野:ああ。お前たち最高だにゃん…!もう付き合っちゃいにゃん 未梨:なにあんたが限界化してんのよ! 押野:よし!相川!最後は本当に伝えたいことをぶつけるんだ! 未梨:……あてぃしの…本当に伝えたいこと……? 0:【間】 未梨:『目黒のメガネは曇らない』 未梨:5話『メガネの行方はわからない』 押野:さあ!言うんだ相川! 未梨:あてぃしは……あてぃしは…… 未梨:目黒!あんたの事が好き!! 目黒:……っ!! 未梨:だにゃん!(目黒の手を押す) 目黒:うわあ!! 未梨:目黒!? 押野:目黒が落ちたー! 未梨:め、目黒!?だめぇー!今助けに行くー!(押野を突き落とす) 押野:おい!なぜ私を突き落とす!?ここはお前が飛び降りて助ける場面だっただろー! 目黒:うわあああぁぁー! 押野:目黒ー!! 目黒:なぜマサラタウンの博士がここに!? 押野:オーキドじゃない!押野だ!お前の脳内から飛び出てきた! 目黒:本当に全裸だったのか!?早く捕まれ! 未梨:きゃああああーー!! 押野:いやなんで相川まで来た!? 未梨:恥ずかしさで飛び降りたくなったのよ!! 押野:飛び降りるな!お前まで屋上から落ちたら押野の推しじゃなくなるだろ!死ぬぞ! 未梨:もういっそ殺して〜! 押野:よし、なら3人で手を繋ごう 目黒:手だと!? 未梨:め、目黒の手…!?きゃあ!恥ずかしいわ! 押野:もうすぐ死ぬって時に恥ずかしがるな!安心感を得てから死ぬんだ!わかったか!? 未梨:こ、こう? 目黒:ふんっ。汚らわしいがいいだろう 未梨:何この天気の子供みたいな落ち方! 押野:感動的な場面でいいじゃないか 未梨:主題歌のラッドウィンナー流れてきそうな展開じゃん! 押野:そう!ピリ辛ウィンナー…って!チョリソーじゃない!押野だ! 目黒:セルフでもやんのかそのネタ! 未梨:変態教師!物理の力でどうにかしなさいよ! 押野:今服を脱いでるから無理だ! 未梨:どういう原理よそれ! 押野:物理的に考えて今助かる方法はないぞ! 未梨:じゃあもう終わりじゃないー! 目黒:ふんっ。お前ら。物理に任せて助かろうなんて3.14年早い 未梨:なんで円周率なのよ! 目黒:俺に任せろ 押野:何でもいい!もう地面が近いぞ! 目黒:ふぅぅぅん!!!(クソデカ鼻息) 未梨:ええぇーー!鼻息で……落下速度が緩和されたわ! 押野:おぉー!これなら上手く着地できる!!阿吽(あうん)の呼吸だ!行くぞー! 未梨:スイへー! 目黒:リーベー! 押野:僕の舟!! 0:3人は上手く着地した 未梨:た、助かった 押野:お前の鼻息凄すぎないか!? 目黒:こんなの鼻くそ前だ 未梨:それを言うなら朝飯前でしょ? 押野:おい二人とも。そんな夫婦漫才みたいな絡みはもういらん。せっかく助かったんだ。またお互いの気持ちを伝え合おうじゃないか 未梨:……そうね。あてぃしはもう逃げも隠れもしないわ。目黒に気持ちを伝えて……目黒のメガネを曇らせるんだから! 目黒:……… 未梨:あてぃし……目黒が好き!あてぃしは……ずっと目黒が大好きだったのー! 押野:言ったー!!ついに言ったぞこいつー!最高だー!! 目黒:俺は…… 押野:お前の気持ちを聞かせろ!目黒ー! 未梨:め、目黒の…メガネが…… 押野:……お!? 未梨:なんか濡れてきてない? 目黒:メガネウォーターピストル。発射ー!(メガネから水鉄砲のようなものが出てくる) 未梨:ぶわぁー! 目黒:ふんっ!お前ごときが俺のメガネを曇らせようなんて考えは甘すぎる! 目黒:お前には鼻くそがお似合いだ。ふんっ!! 未梨:うわぁー!鼻くそ投げんな!汚い! 押野:何してんだ目黒ー!お前は相川からの告白を受け入れて付き合えよー! 目黒:付き合う?そんなのおしりが横に割れたとしても断るわ。俺は付き合うとしたら………こうだ! 未梨:え? 目黒:ふんっ!!(未梨の顔面を殴る) 未梨:ぶへぇー!! 目黒:ど突き合いなら望むところだ。じゃあな 未梨:ま、待ちなさい!な、なんなのよこいつーー!!カッコよすぎるわぁぁーーー!!! 押野:もういい。見損なったぞ!お前はもう押野の推しではないの〜!(悲しそうに) 未梨:(M)そんなこんなで。あてぃし目黒に振られてしまった。……でも。こんなことであてぃしが諦めるわけがないわ。 未梨:(M)目黒のメガネは曇らないけど。あてぃしはそれでも諦めない! 目黒:ふんっ。俺は何があっても動揺などするわけが無い。だからこそメガネも曇ることはない。誰がお前にトゥンクなどするものか 目黒:かかってこい。俺はいつでもお前からのアタックをかわしてやる。そして結果はこうなるんだ 目黒:目黒のメガネは曇らない 押野:さーて。今度はそこのカップルが気になるなー!私は全裸待機して待ってるぞー!お前らはもう既に!押野の推しなの〜!(可愛く) 未梨:『目黒のメガネは曇らない』終わり!

押野:さあさあ!みなさん!始まりました目黒のメガネは曇らない!この物語はクソしょうもない男女二人の落とすか落とされるか、恋の駆け引きを致すラブコメになっております〜! 押野:え?ほぼコメディでラブがないだって?そんな細かいことは気にしてはいけないよぉー!この二人最高なんだから!なんたってこいつらは押野の推しなの〜!(可愛く) 押野:そんな話は置いといて!早速始まりますよー!タイトルコールだぁー!どうぞー! 未梨:『目黒のメガネは曇らない』 未梨:1話。『あてぃしの心は乱れない』 0:【間】 未梨:あ、目黒ー。また本読んでるの? 目黒:だからなんだ? 未梨:せっかくメガネかけてるのにー。目悪くなるよ? 目黒:恐らく関係ないぞ 未梨:ん。んー。本ばっか読んでると頭がバカになるぞー?ほーれツンツンツンツン! 目黒:触るな!ふんっ! 未梨:わあ!な、何投げつけたの!? 目黒:鼻くそだ 未梨:は、鼻くそ!?汚いなー!最悪だわ!! 目黒:お前が俺に触るからだ。汚いメスブタめ。地獄に落ちろ 未梨:なんだってー!?もう!ムカつく!せっかくあてぃしがあんたに構ってあげたのに!もう知らない! 目黒:勝手にするがいい。もう二度と俺に触れるな。鼻くそ女 未梨:鼻くそはあんたでしょ!バカ! 0:未梨は教室を出る 未梨:もう!なんなのよあいつ!……はあ〜。最悪、ダメだ、もう限界よ…! 未梨:あてぃし。あいつ大好きだわ。 0:【間】 未梨:いやいやいや!今のは無し!ありえない!あてぃしがあいつを好きだなんて絶対ありえないんだから!……でも 未梨:あいつを見てると……胸がトゥンク!ってときめくの……もはや病気だわ。そう!あてぃしは!恋の病に侵されているんだわ!…そう思うと本当にあいつはあてぃしの気も知らないで暴言ばかり 未梨:メスブタだの…鼻くそだの…汚いだの……。いや、これはこれで十分ありだな 未梨:とにかく!このまま恋を終わらせる訳にはいかないわ!あてぃしは絶対に!目黒のメガネを曇らせるくらい、あいつを照れさせて心を奪ってみせるわ!覚悟しなさい! 目黒:誰に覚悟しろって言ってるんだ? 未梨:もちろんめぐ……。わああああ!!!目黒!? 目黒:でかい声出すんじゃない。カバの鳴き声か 未梨:誰がカバよ!ムカつくわね!ああ、好き。じゃない!あんたは悪口ばっかでうざい! 目黒:そういえば、お前、何かに似てるって言われないか? 未梨:ん?何かって?似てるなんて言われたことないわよ 目黒:んー。何か(未梨に近づく) 未梨:ちょっ!近い!なになに!?近いんだけど!や、やめて……ドキドキが……キュンキュンが……止まらな…… 目黒:あ、わかったぞ 未梨:……え? 目黒:俺のおばあちゃんの膝小僧に似てる 未梨:膝……?膝って…膝? 目黒:しわくちゃな膝小僧なんだよなー。うちのおばあちゃん 未梨:だ…だ……誰がしわくちゃのババアだってー!? 目黒:おいおい、そんなにキャンキャン吠えないでくれよ、脳筋バカと一緒に居るなんて思われたくないからね 未梨:うわああああーー!!あてぃし、こいつやっぱり嫌いだーー!! 目黒:ふん。勝手に言ってろ。じゃあな 未梨:……明日、絶対にぶっ殺してやるー! 未梨:(M)そんなこんなで、あてぃし、相川未梨は、目黒のメガネが曇るくらい、デレデレにさせることを決意したのです! 0:目黒は廊下を歩く 目黒:ふんっ。残念だったなー。俺はそう簡単には攻略出来ないぞー? 目黒:いくらお前でも、俺のメガネは曇らない 0:【間】 押野:『目黒のメガネは曇らない』 押野:2話。『押野は推しても推されない』 0:【間】 押野:あてぃしの名前は押野。教師歴3年。科目は化学。この高校の教師になり、あることに気付いたのだ。……それは 押野:全くもって!カップルが居ない!! 押野:華の高校生活でどうして恋をしないんだあのガキ共!!私は高校生カップルのあんなことやこんな所を観察するのが趣味だというのに!勉強勉強って!バカか!この世に知性など無意味だ! 押野:……おっと、失礼。教師らしからぬ発言をしてしまった。……つまり、私が言いたいのは、勉学にかまけて恋愛を疎かにするなということである。恋をしない高校生は…そう……卵を産まないカマキリと同じだ!!あいつらは昆虫以下だ!! 未梨:星野おはよー! 押野:星野ではない!押野だ!おはよー相川。お前からはなぜメスの匂いがしないんだ!? 未梨:はあ?何言ってんの? 押野:こっちの話だ。早く教室に行け! 未梨:きもっ 0:未梨は教室に行く 未梨:おはよー!目黒! 目黒:ああ。朝からガラスを引っ掻いたような不快な声を聞いてしまった。これじゃあ一日が破滅的になってしまうな。……ああ、今のは独り言だ、気にするな。おはよう 未梨:なんで私の文字数8文字に対して74文字で嫌味言ってくるのよ! 目黒:お前を罵倒するのに74文字じゃ足りないよ 未梨:くっ…!そうね!じゃああてぃしも74文字以上であんたのこと罵倒してあげるわよ! 押野:……ん?あいつら…あんなに仲良さそうに話しているだと? 目黒:ほう、罵倒か。面白い。やってみろ 未梨:ね、寝癖が…可愛い! 目黒:ふん! 未梨:わあ!な、何投げつけてきたの!? 目黒:鼻くそだ 未梨:よく器用にポンポン鼻くそ飛ばせるわね!汚すぎるのよ! 目黒:お前が可愛いという罵声を飛ばしてきたから鼻くそを飛ばしたまでだ。しかも74文字でもない 未梨:可愛いは褒め言葉でしょ!あんたのこと可愛いって言ってあげたの!そんな可愛い寝癖に罵声なんか飛ばせるわけないじゃない! 目黒:そうか。ならば教えてやろう。お前にも可愛いところはある 未梨:な、な、何よ? 目黒:えええい!!(未梨の顔面を殴る) 未梨:ぶふっ!! 押野:お、おおおーー!!!な、なんだこいつらはーー!! 目黒:よし、その鼻血、可愛いぞ 未梨:……む、ムカつくー!覚えておきなさいよー! 0:未梨は自分の教室に入る 未梨:もう!なんなのよあいつ!いきなりあてぃしの顔面をグーパンしてきて!どうしてくれるのよ! 未梨:惚れ直しちゃったじゃない!もう! 押野:そこまでだ!相川! 未梨:っ!?な、何!?ピリ辛ソーセージ! 押野:チョリソーじゃない!押野だ! 未梨:何の用よ? 押野:いやー。おめでとう!今夜は赤飯だな! 未梨:気色悪いんだが? 押野:お前からは圧倒的メスの匂いがプンプンするな! 未梨:いや、きしょいな 押野:このままドエロ女に成り上がると良い! 未梨:なんでこいつノーダメージなの!? 押野:どうだ?好きな人でも出来たか?目黒か?目黒なんだな? 未梨:ノンデリやめなさいよ!あんた仮にも先生でしょ? 押野:早く付き合っちゃいなよ〜 未梨:JKのノリやめろー!なんなのよもう! 押野:いやはや、私は推しのカップルを探し続けはや3年、押野だ。お前たちはもう!押野の推しなの〜!(可愛く) 未梨:きも!!てか、どういう事よ! 押野:お前らは、このまま恋の道に進むべきだ。そして付き合ってカップルになってくれ!そのてぇてぇが私の生きがいなんだ! 未梨:本当に何言ってるかわかんないけど、あてぃしは別に…目黒なんかと……付き合いたいわけじゃ……あー。結婚してぇ〜 押野:そうだろそうだろ!そのためには早く付き合うことをオススメする 未梨:でも、目黒のメガネを曇らせるくらいあいつを照れさせるのって難しいのよ 押野:じゃあ教えてやる。とってときのテクニックをな 未梨:テクニックだって? 押野:そうだ!そのテクニックがこれだー!! 押野:題して、『崖の上のトゥンク作戦!』 0:【間】 目黒:『目黒のメガネは曇らない』 目黒:3話。『こいつと添い寝はありえない』 未梨:あてぃしには……作戦がある! 未梨:不本意ではあったけど沖縄のビールに目黒を惚れさせる方法を教えて貰った! 押野:オリオンじゃない!押野だ! 未梨:ん?何か聞こえた気がしたけど、気にしない気にしない 目黒:おい、なぜ屋上に呼び出した?俺にはやらなきゃいけない事があるんだ。お前に構ってる時間は無い 未梨:休み時間だからいいでしょ?何するつもりだったの? 目黒:納豆の粒を1粒ずつ数えようと思っていた 未梨:あてぃしそれに負けるの!? 目黒:臭いは負けてないぞ 未梨:ふざけんな! 目黒:んで?何の用だ? 未梨:屋上に呼び出したのは他でもないわ。あてぃしと!度胸試しで勝負しなさい! 目黒:度胸試しだと? 未梨:そう!度胸試し!この屋上のフェンスを乗り越えてあと一歩踏み出せば地面に落ちるギリギリの場所でアレをやるのよ 目黒:なんだ? 未梨:手押し相撲よ!! 押野:よく言ったぞ!相川! 未梨:え!?あんたは…!可能を英語で言う… 押野:ポッシボーじゃない!押野だ! 目黒:誰だ? 押野:目黒よ。話は聞いてるぞ。私の名前は押野。教師歴3年。科目は化学だ 目黒:初めまして 押野:お前のクラスも担当してるぞー!? 未梨:なんであんたがここに居るのよ!ややこしくなるだけでしょ! 押野:いいや!お前は私の恋の教え子だ!ここで見守るのが恋の先生の役目だ 未梨:見られるの気まず過ぎでしょ!どっか行けー!(グーパン) 押野:どっか行くー!!(飛ばされる) 目黒:なんなんだ?手押し相撲なんて幼稚な 未梨:それだけじゃないわ。負けたら屋上から飛び降りることになるんだから 目黒:ふんっ!くだらん!そんな手には乗らんぞ 未梨:あれー?逃げるんだぁー?随分と弱くなったわね〜目黒。そのメガネは伊達ですかー? 目黒:……なんだと?……わかった。このメガネは伊達じゃないって所を見せてやろう 未梨:なんかよくわかんない所の挑発に乗ってくれたわね! 目黒:さあ。フェンスを登るぞ……。とう!! 未梨:きゃあ! 0:目黒は未梨をお姫様抱っこしながらフェンスを飛び越える 未梨:ちょっと!降ろしなさい!お姫様抱っこなんて……そんなの……カッコよすぎるわぁぁー!! 目黒:お前がフェンスを登ってる時間がもったいないからだ 未梨:もう!このイケメン超好きだわぁーー!このまま抱かれたい!あー!抱かれたい!添い寝だ!いや、ソファでも良い!なんでもいいからこのイケメンメガネに四六時中抱かれ……! 未梨:……いや、落ち着けあてぃし。乗せられたらこいつの思うツボだわ。 目黒:さあ。始めないのか?お前の大好きな手押し相撲(セクシーな声) 未梨:はう!!なんていうイケボ!!このイケボと毎晩電話して寝落ちモチモチしたい!なんなら録音して朝から晩までその声を脳に焼きつかせて脳内麻薬でぶっ飛びた…… 未梨:……いや、正気を保てあてぃし!こんなやつのイケボなんて聞かないわ! 目黒:ふん。これしきで動揺するなんて雑魚だな 未梨:うるっさいわね! 目黒:では、早速始めようか……お前の大好きな手押し相撲を 押野:(被せるように)目黒! 目黒:なっ!? 押野:目黒ー!聞こえるか? 目黒:こ、この声は……人をダメにするソファ 押野:ヨギボーじゃない!押野だ! 目黒:どうして飛ばされたはずのお前の声が聞こえるんだ!? 押野:私は今、お前の脳内に直接話しかけている 目黒:妖精みたいなことするな! 押野:あと、これは今しか言えないことなんだが… 目黒:今しか言えない事?なんだ?それは 押野:今私は全裸だ 目黒:いつの間に脱いだんだ!どうでもいいし! 押野:ふっ!流石の目黒も私にはツッコミをするんだな。頭悪い癖に 目黒:聞こえてるぞ!?何しに脳内に語りかけてきたんだよ! 押野:え?なんだったっけな?こけしでボウリングすると罰当たるよー?違うな。トイレットペーパーない時はたわしで拭いてー。いや違う。裸と全裸は紙一重?あれ?なんだ? 目黒:俺の脳内でグダらないでくれ! 押野:ああ、そうだ。目黒よ。お前には試練を与えておこうと思ったんだ 目黒:……試練だと? 押野:そう。試練だ!! 0:【間】 押野:『目黒のメガネは曇らない』 押野:4話『目黒のにゃんこはモフらない』 目黒:いやサブタイトル黙れよ!どういう事だよ試練って! 押野:恋の試練さ! 目黒:なんだそれ 押野:簡単な話さ。相川がやろうとしているのは高いところで手押し相撲をする事により恐怖や緊張感が増す。でもこの鼓動はもしかしたら……恋なのかも!って錯覚させることなんだ。つまりは吊り橋効果ってやつ 目黒:ふんっ。よくわからんが、俺はそんな試練は受けるつもりもない 押野:いいや、もう始まってるんだよ。お前は相川と恋に落ちてもらう。そして晴れてお前も……押野の推しなの〜(可愛く) 目黒:うっ…!きもっ…… 押野:さあ。相川と恋に落ちるか、このまま屋上から落ちるか。お前次第だ……。あっはははははは!! 目黒:……く、くっそ〜! 未梨:(M)………え??何言ってんの?こいつら!? 未梨:(M)脳内に直接語りかけてるって……あの変態教師……。目黒の後ろにいるじゃん!!しかも全裸だし!ただ会話を垂れ流してるだけだよ!? 押野:さあ、押野の命令だ。押せ。恋ってーのはな、押してダメなら押し倒すんだよ! 目黒:ええい!黙れ!集中させろ!if(イフ) 押野:もしもじゃない!押野だ! 目黒:脳内でもこのくだりやるのか!? 押野:当たり前だ!私は押野なんだから! 未梨:(M)こいつらバカ通り越してキチガイだよぉー!! 未梨:(M)で、でも…。ツッコミしてる目黒かっこよすぎぃーー!! 目黒:くっ!早く終わらせるぞ 未梨:隙あり!(目黒の手を押す) 目黒:どわあ!…う……危ない…!屋上から落ちるところだった 押野:おしい!押野だけに!おしいの! 目黒:うるさい!!くだらないこと言うな! 押野:落ちたら下るだろ! 目黒:それもくだらねーんだよ! 押野:よし、目黒が動揺してる!今だ相川!私は今、お前の脳内に直接話しかけてる 未梨:目の前にいるじゃないのよ!全裸のあんたが! 押野:それは今はどうだっていい。いいか?男が必ず可愛いと思う仕草があるのを知ってるか? 未梨:はあ?何よそれ 押野:にゃんにゃん言葉だ 未梨:にゃ…にゃん!? 押野:そう!にゃんを語尾に付けると必ず男は可愛いと思ってくれるんだ!やってみろ 未梨:そ、そうなの!?……じゃあ、あてぃし、やってみる! 未梨:勝負はこれからだにゃん!目黒! 目黒:……っ 未梨:攻めるにゃん!(目黒の手を押す) 目黒:くっ! 未梨:かかってこいにゃん! 目黒:……なんなんだ…!? 未梨:にゃん!(手を押す)にゃん!(手を押す)にゃーん!(手を押す) 押野:ほれほれ目黒。相川が優勢だぞー?どうするんだー? 目黒:………くっそ! 押野:さあ!早く恋に落ちろ!そして押野の推しになるがいい! 目黒:………ふんっ。俺を甘く見るんじゃない 目黒:俺も攻めるにゃん! 未梨:ふぇぇ!?目黒が……にゃん!? 押野:お前が語尾ににゃん付けたら相川が限界化するぞ!? 目黒:そういう作戦だにゃん 未梨:どうしよぉぉーー!!可愛すぎるぅーー!家に持って帰って毎日お風呂入りたいし毎日ドライヤーで乾かしてあげたいし毎日匂い嗅いでモフりたいし毎日……いや!!正気を保てあてぃし!まじで今は勝負どころよ! 押野:よく耐えた相川! 目黒:さあ、バカ猫女。どうせ語尾ににゃんを付けるならお互いの好きなところを言いながら押し合おうじゃないか 押野:なんのご褒美なんですか!!それ!! 未梨:うん!なんのご褒美なんでしょうね!!やらないわけないわ! 未梨:高い鼻が好きだにゃん! 目黒:長い舌が好きだにゃん! 未梨:細い目が好きだにゃん! 目黒:丸髷(まるまげ)が好きだにゃん! 未梨:……ん?…歯並び綺麗なところが好きだにゃん! 目黒:着物が似合うとこが好きだにゃん! 未梨:着物?……くせ毛な髪が好きだにゃん! 目黒:伸びる首が好きだにゃん! 未梨:あんた、ろくろ首のこと言ってない!? 目黒:妖怪なのには変わりないにゃん 未梨:はっ倒すわよ!? 押野:ああ。お前たち最高だにゃん…!もう付き合っちゃいにゃん 未梨:なにあんたが限界化してんのよ! 押野:よし!相川!最後は本当に伝えたいことをぶつけるんだ! 未梨:……あてぃしの…本当に伝えたいこと……? 0:【間】 未梨:『目黒のメガネは曇らない』 未梨:5話『メガネの行方はわからない』 押野:さあ!言うんだ相川! 未梨:あてぃしは……あてぃしは…… 未梨:目黒!あんたの事が好き!! 目黒:……っ!! 未梨:だにゃん!(目黒の手を押す) 目黒:うわあ!! 未梨:目黒!? 押野:目黒が落ちたー! 未梨:め、目黒!?だめぇー!今助けに行くー!(押野を突き落とす) 押野:おい!なぜ私を突き落とす!?ここはお前が飛び降りて助ける場面だっただろー! 目黒:うわあああぁぁー! 押野:目黒ー!! 目黒:なぜマサラタウンの博士がここに!? 押野:オーキドじゃない!押野だ!お前の脳内から飛び出てきた! 目黒:本当に全裸だったのか!?早く捕まれ! 未梨:きゃああああーー!! 押野:いやなんで相川まで来た!? 未梨:恥ずかしさで飛び降りたくなったのよ!! 押野:飛び降りるな!お前まで屋上から落ちたら押野の推しじゃなくなるだろ!死ぬぞ! 未梨:もういっそ殺して〜! 押野:よし、なら3人で手を繋ごう 目黒:手だと!? 未梨:め、目黒の手…!?きゃあ!恥ずかしいわ! 押野:もうすぐ死ぬって時に恥ずかしがるな!安心感を得てから死ぬんだ!わかったか!? 未梨:こ、こう? 目黒:ふんっ。汚らわしいがいいだろう 未梨:何この天気の子供みたいな落ち方! 押野:感動的な場面でいいじゃないか 未梨:主題歌のラッドウィンナー流れてきそうな展開じゃん! 押野:そう!ピリ辛ウィンナー…って!チョリソーじゃない!押野だ! 目黒:セルフでもやんのかそのネタ! 未梨:変態教師!物理の力でどうにかしなさいよ! 押野:今服を脱いでるから無理だ! 未梨:どういう原理よそれ! 押野:物理的に考えて今助かる方法はないぞ! 未梨:じゃあもう終わりじゃないー! 目黒:ふんっ。お前ら。物理に任せて助かろうなんて3.14年早い 未梨:なんで円周率なのよ! 目黒:俺に任せろ 押野:何でもいい!もう地面が近いぞ! 目黒:ふぅぅぅん!!!(クソデカ鼻息) 未梨:ええぇーー!鼻息で……落下速度が緩和されたわ! 押野:おぉー!これなら上手く着地できる!!阿吽(あうん)の呼吸だ!行くぞー! 未梨:スイへー! 目黒:リーベー! 押野:僕の舟!! 0:3人は上手く着地した 未梨:た、助かった 押野:お前の鼻息凄すぎないか!? 目黒:こんなの鼻くそ前だ 未梨:それを言うなら朝飯前でしょ? 押野:おい二人とも。そんな夫婦漫才みたいな絡みはもういらん。せっかく助かったんだ。またお互いの気持ちを伝え合おうじゃないか 未梨:……そうね。あてぃしはもう逃げも隠れもしないわ。目黒に気持ちを伝えて……目黒のメガネを曇らせるんだから! 目黒:……… 未梨:あてぃし……目黒が好き!あてぃしは……ずっと目黒が大好きだったのー! 押野:言ったー!!ついに言ったぞこいつー!最高だー!! 目黒:俺は…… 押野:お前の気持ちを聞かせろ!目黒ー! 未梨:め、目黒の…メガネが…… 押野:……お!? 未梨:なんか濡れてきてない? 目黒:メガネウォーターピストル。発射ー!(メガネから水鉄砲のようなものが出てくる) 未梨:ぶわぁー! 目黒:ふんっ!お前ごときが俺のメガネを曇らせようなんて考えは甘すぎる! 目黒:お前には鼻くそがお似合いだ。ふんっ!! 未梨:うわぁー!鼻くそ投げんな!汚い! 押野:何してんだ目黒ー!お前は相川からの告白を受け入れて付き合えよー! 目黒:付き合う?そんなのおしりが横に割れたとしても断るわ。俺は付き合うとしたら………こうだ! 未梨:え? 目黒:ふんっ!!(未梨の顔面を殴る) 未梨:ぶへぇー!! 目黒:ど突き合いなら望むところだ。じゃあな 未梨:ま、待ちなさい!な、なんなのよこいつーー!!カッコよすぎるわぁぁーーー!!! 押野:もういい。見損なったぞ!お前はもう押野の推しではないの〜!(悲しそうに) 未梨:(M)そんなこんなで。あてぃし目黒に振られてしまった。……でも。こんなことであてぃしが諦めるわけがないわ。 未梨:(M)目黒のメガネは曇らないけど。あてぃしはそれでも諦めない! 目黒:ふんっ。俺は何があっても動揺などするわけが無い。だからこそメガネも曇ることはない。誰がお前にトゥンクなどするものか 目黒:かかってこい。俺はいつでもお前からのアタックをかわしてやる。そして結果はこうなるんだ 目黒:目黒のメガネは曇らない 押野:さーて。今度はそこのカップルが気になるなー!私は全裸待機して待ってるぞー!お前らはもう既に!押野の推しなの〜!(可愛く) 未梨:『目黒のメガネは曇らない』終わり!