台本概要

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タイトル 貴方の瞳に映るのは
作者名 遊狐。  (@V01008)
ジャンル ホラー
演者人数 2人用台本(女2)
時間 20 分
台本使用規定 商用、非商用問わず作者へ連絡要
説明 職場の先輩に一目惚れした映子。
映子に片思いしている美里。
接点が多くなるごとに美里を見つめる先輩。
一方通行な三角関係から
女の友情が狂い始める…的な内容です。

⚠殺傷表現有 苦手な方はごめんなさい。
(とにかく狂いたかった、だけで書きました。)
アドリブは内容が変わらなければOK
言い回し、語尾等ご自由に。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
映子 42 えいこ。社会人。会社の先輩(高橋)に一目惚れ。
美里 40 みさと。社会人。映子とは友達だが、実はずっと好きだった。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
貴方の瞳に映るのは 美里:(M)貴方はいつも、彼をみていた…。 映子:(M)彼の中には、貴方が…いや、貴方しか居なかった。 美里:「どうして私じゃだめなの……女、だから…?」 映子:「なんで貴方なの…私じゃダメなの?」 0: 美里:(M)私を、見て…。(出来れば同時) 映子:(M)私を、見て…。(出来れば同時) 0: 美里:「久しぶりだね」 映子:「ほんと、久しぶり…」 美里:「元気そうね…」 映子:「うん。…ぁ、それで、どうしたの?」 美里:「え?」 映子:「急に、用があるっていうから何かあったのかなって思って…」 美里:「あ、うん。部署が変わってから全然会う機会もなくなっちゃったから…」 映子:「そうね…」 美里:「あ、ねぇ。その…映子、彼のこと好きって言ってたよね!どう?あれから進展あった??」 映子:「……なにもないわよ。」 美里:「え…告白も、してない…?」 映子:「えぇ…まだしてない。彼のことは今でも好きよ。素敵だと思ってる。けど…彼の中には違う女性がいるの。」 美里:「そう…なんだ。……告白しない、の…?」 映子:「……」 美里:「ご、ごめん!踏み込みすぎたよね…映子の事だから、もう付き合ってるんじゃないかって思ってて…」 映子:「私にしては…奥手、でしょ?」 美里:「……んふふ、そうね。映子らしくない、かも」 映子:「そう簡単にはいかないのよ…」 美里:「そうなんだ……じゃぁ、諦めちゃう?」 映子:「…………られない。(ボソッ)」 美里:「ぇ?」 映子:「諦められない…から困ってるのよ!」 美里:「あはは、ごめん、ごめんね!」 0: 美里:(M)“諦められない”という言葉に胸がチクリと傷んだ。そこまで彼のことが好きなのか、と… 映子:(M)何故そこまで掘り下げるのか…怪訝(けげん)な顔を美里に向けると困ったように笑った…。あぁ…可愛い…いかにも彼が好きそうな顔……。 0: 0:(回想) 映子:「美里!!美里〜!!ねぇねぇねぇ!!聞いてよ!」 美里:「わわ!どうしたの…!引っ張らないでよ!」 映子:「私、一目惚れしちゃった!!」 美里:「……ぇ?」 映子:「営業部の高橋先輩!!あんな格好良い人初めてかも!!キラキラしてるの!!」 美里:「そーなんだ…高橋…先輩……(どんな人?)」 映子:「(被せて小声で伝えるように)あ!見て、あの人!!」 美里:「ぁ……」 0: 美里:(M)なるほど、と思った。映子の好きそうな顔をしていた。成績も優秀、人当たりもよく、お客様の評判がちらほら聞こえてくる。そして、社内でも人気は高い。The人気者。 映子:「かっこいいなぁ…」 美里:(映子)見とれて吐息混じりに囁く声が聞こえた。 美里:どうしたら映子の瞳から、先輩を消すことが出来るのか…どうしたら私を見てくれるのか… 美里:私だけの映子ではなくなってしまった……。 0: 美里:「ねぇ、高橋先輩!お昼、一緒しませんか??映子も一緒なんです!」 映子:「え、ちょ、美里!あ、お疲れ様です。……いえ!ご一緒できて嬉しいです!」 0: 映子:(M)私が一目惚れを告白してから、美里は事ある毎(ごと)に、高橋先輩に声をかけてくれるようになった。私との中を取り持とうと積極的になってくれてるんだと、最初は思っていた……そう思って疑わなかった。 美里:「あ!先ぱ〜い!おはようございます。……え?いいことでもあったかって?んー、あるとしたら……朝イチ先輩に会えた事ですかね?んふふ」 映子:(M)段々と目につくようになった美里の姿。私がいない時にも先輩と楽しそうに会話するその姿に、チリチリと胸の奥が焦げ付くような感覚を覚える。 美里:「あ、映子!おはよー!」 映子:「おはよう…美里。おはようございます、先輩。」 映子:(M)胸にある小さな痛みを隠しながら挨拶をすると… 映子:美里は私に満面の笑みを向けてくれる。そして、先輩は……挨拶を返しながらも美里から視線が外れることは無かった。彼は、美里しか見ていない…嫌でも気付かされる…。 映子:不意に、溢れ出てしまった嫉妬心が美里を睨む…。目が合った美里は……微笑んでいた…。 0: 0: 美里:(M)最初から、取り持つ気はなかった。上手くいくかは分からない。けど、あくまで映子との仲を取り持つように、友達思いの健気な女友達を装って……先輩の意識が自分に向くように仕掛けた…。 美里:先輩の視線なんてどうでもよかったが、積極的に先輩と絡み続けて数日たった頃……。映子から向けられる視線が変わったことに気づく。 美里:手に取るようにわかる彼女の“嫉妬”……。 美里:不意に向けられた視線から溢れ出す感情…。それでも良かった、映子の心が私で染まるなら、その感情が何なのかは問題じゃない……。 美里:向けられた鋭い視線に、私は高ぶる感情を抑えながら微笑み返した。 0: 映子:(M)その頃から、距離を置きはじめ、業務上の会話すらも最低限、会うことを避けていた。のだが…美里からの呼び出し……私は、どうしたら……。 美里:「ねぇ、映子……あのね、伝えたいことがあるの。だから、連絡して来てもらったんだ…」 映子:「……」 美里:「私ね、ずっと好きな人がいてね…でも、ずっと言えなかったんだ…その人が幸せなら、それでいいと思ってた…けど…」 映子:(M)美里の言葉が恐ろしかった…。もう何を言っているのか分からない、分かりたくない… 美里:「私が先に好きだったの、ずっとずっと前から…なのに、私じゃだめなんだって……本当はこのまま身を引こうと思ったの…気持ちに蓋して全部諦めて離れよう、って……でも、やっぱり無理だった」 映子:「……ぇ?」 美里:「……ねぇ、映子……」 映子:「え、ねぇ、待って……!ナイフなんて 何で……ぇ?」 美里:「どうしたら私を見てくれるかなって、ずっと悩んでたの…どうしたら私だけのものにできるのかって……」 映子:「美里!落ち着いて!ねぇ!危ないから!!」 美里:「まだ好きなんだね……先輩のこと……。私の方がずっと好きだったの!!ずっと前から!!!なんで私じゃないの??!私だけのものにしたいの!!!他の誰も要らない!!私だけの(映子なのに)……」 映子:「ぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!」 美里:「ぁ……ぇ……映…こ……?」 映子:「あ、ぁぁ、美里が…美里が悪いのよ…」 美里:「…ふ、ふふ、あはは……」 映子:「何がおかしいの…なんで笑うのよ!!なんで、先輩はあんたばっかり!!!あんたになんて言わなきゃ良かった!!!」 美里:「映子…私、可愛いでしょ?誰からも好かれるように努力したもの……」 映子:「……」 美里:「でも、1番ほしいものは手に入らなかった…」 映子:「なに、言ってるの…私から!!先輩とったくせに!!!私が好きだって言ってからワザと近づいてったくせに!!!!!」 美里:「んふふ……ふふふ、ふふ…だって、映子、すごい顔で睨んでくるんだもん…嬉しくなっちゃって……もっともっと見たくなっちゃって……先輩ね、私に言ってきたわよ……付き合ってくれって……んふふ…映子の事は?って聞いたらね…」 映子:「やめて!!!!うるさい!!!」 美里:「映子のことは……」 映子:「黙れ!!!やめろ!!!!やめろやめろやめろぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」 映子:「んぐっ…ぁぁぁあ!!んぐ!ふん!!っ!!くっ!!」 美里:(映子に合わせてダメージ食らってください) 0: 映子:(M)何度刺しただろう…回数も、感覚も、何も残っていない…夢中で同じ動作を繰り返した。全体重をかけて…… 0: 映子:「はぁ…はぁ…はぁ…」 美里:「…ぁ…っ…ぅ…映、こ…えぃこ………ぁ…して……(る)」 美里:(M)映子の目の前で死ねれば満足だった…映子の瞳に私だけが映り、映子の記憶が私の朱色にそまればいいと… 美里:意識が遠のく中、光をなくした真っ黒な瞳がこちらを見つめていた…… 美里:あぁ……これで、映子は私を忘れられない。独占できる…例えそれが、どんな感情であったとしても……やっと、やっと私のモノ。 美里……愛してる。 0: 0: 映子:「……ふふ。ふふふふ…これで……これで!!彼はきっと私を見てくれる!!美里はもう居ない……彼が見つめる先にはもう、美里はいない!!んふふ、ははっ、あははははははは」 0: 映子:(M)彼の視線の先には、いつも美里がいた。気づきたくなかったけど、好きな人の視線の先なんてすぐに気づいてしまう。 映子:でも、美里はもう居ない。最期に何を言い残したかったのだろう…あの満足気な笑みはなんだったのか… 映子:けど、そんなのはどうでもいい。やっと彼の中から美里を消せる。直ぐに上書きしてあげる… 0: 映子:(電話をかける)「ぁ。もしもし。私です。映子です。伝えたいことがあって……これから、会えませんか……?分かりました。じゃあ、今から向かいますね…ふふふ」

貴方の瞳に映るのは 美里:(M)貴方はいつも、彼をみていた…。 映子:(M)彼の中には、貴方が…いや、貴方しか居なかった。 美里:「どうして私じゃだめなの……女、だから…?」 映子:「なんで貴方なの…私じゃダメなの?」 0: 美里:(M)私を、見て…。(出来れば同時) 映子:(M)私を、見て…。(出来れば同時) 0: 美里:「久しぶりだね」 映子:「ほんと、久しぶり…」 美里:「元気そうね…」 映子:「うん。…ぁ、それで、どうしたの?」 美里:「え?」 映子:「急に、用があるっていうから何かあったのかなって思って…」 美里:「あ、うん。部署が変わってから全然会う機会もなくなっちゃったから…」 映子:「そうね…」 美里:「あ、ねぇ。その…映子、彼のこと好きって言ってたよね!どう?あれから進展あった??」 映子:「……なにもないわよ。」 美里:「え…告白も、してない…?」 映子:「えぇ…まだしてない。彼のことは今でも好きよ。素敵だと思ってる。けど…彼の中には違う女性がいるの。」 美里:「そう…なんだ。……告白しない、の…?」 映子:「……」 美里:「ご、ごめん!踏み込みすぎたよね…映子の事だから、もう付き合ってるんじゃないかって思ってて…」 映子:「私にしては…奥手、でしょ?」 美里:「……んふふ、そうね。映子らしくない、かも」 映子:「そう簡単にはいかないのよ…」 美里:「そうなんだ……じゃぁ、諦めちゃう?」 映子:「…………られない。(ボソッ)」 美里:「ぇ?」 映子:「諦められない…から困ってるのよ!」 美里:「あはは、ごめん、ごめんね!」 0: 美里:(M)“諦められない”という言葉に胸がチクリと傷んだ。そこまで彼のことが好きなのか、と… 映子:(M)何故そこまで掘り下げるのか…怪訝(けげん)な顔を美里に向けると困ったように笑った…。あぁ…可愛い…いかにも彼が好きそうな顔……。 0: 0:(回想) 映子:「美里!!美里〜!!ねぇねぇねぇ!!聞いてよ!」 美里:「わわ!どうしたの…!引っ張らないでよ!」 映子:「私、一目惚れしちゃった!!」 美里:「……ぇ?」 映子:「営業部の高橋先輩!!あんな格好良い人初めてかも!!キラキラしてるの!!」 美里:「そーなんだ…高橋…先輩……(どんな人?)」 映子:「(被せて小声で伝えるように)あ!見て、あの人!!」 美里:「ぁ……」 0: 美里:(M)なるほど、と思った。映子の好きそうな顔をしていた。成績も優秀、人当たりもよく、お客様の評判がちらほら聞こえてくる。そして、社内でも人気は高い。The人気者。 映子:「かっこいいなぁ…」 美里:(映子)見とれて吐息混じりに囁く声が聞こえた。 美里:どうしたら映子の瞳から、先輩を消すことが出来るのか…どうしたら私を見てくれるのか… 美里:私だけの映子ではなくなってしまった……。 0: 美里:「ねぇ、高橋先輩!お昼、一緒しませんか??映子も一緒なんです!」 映子:「え、ちょ、美里!あ、お疲れ様です。……いえ!ご一緒できて嬉しいです!」 0: 映子:(M)私が一目惚れを告白してから、美里は事ある毎(ごと)に、高橋先輩に声をかけてくれるようになった。私との中を取り持とうと積極的になってくれてるんだと、最初は思っていた……そう思って疑わなかった。 美里:「あ!先ぱ〜い!おはようございます。……え?いいことでもあったかって?んー、あるとしたら……朝イチ先輩に会えた事ですかね?んふふ」 映子:(M)段々と目につくようになった美里の姿。私がいない時にも先輩と楽しそうに会話するその姿に、チリチリと胸の奥が焦げ付くような感覚を覚える。 美里:「あ、映子!おはよー!」 映子:「おはよう…美里。おはようございます、先輩。」 映子:(M)胸にある小さな痛みを隠しながら挨拶をすると… 映子:美里は私に満面の笑みを向けてくれる。そして、先輩は……挨拶を返しながらも美里から視線が外れることは無かった。彼は、美里しか見ていない…嫌でも気付かされる…。 映子:不意に、溢れ出てしまった嫉妬心が美里を睨む…。目が合った美里は……微笑んでいた…。 0: 0: 美里:(M)最初から、取り持つ気はなかった。上手くいくかは分からない。けど、あくまで映子との仲を取り持つように、友達思いの健気な女友達を装って……先輩の意識が自分に向くように仕掛けた…。 美里:先輩の視線なんてどうでもよかったが、積極的に先輩と絡み続けて数日たった頃……。映子から向けられる視線が変わったことに気づく。 美里:手に取るようにわかる彼女の“嫉妬”……。 美里:不意に向けられた視線から溢れ出す感情…。それでも良かった、映子の心が私で染まるなら、その感情が何なのかは問題じゃない……。 美里:向けられた鋭い視線に、私は高ぶる感情を抑えながら微笑み返した。 0: 映子:(M)その頃から、距離を置きはじめ、業務上の会話すらも最低限、会うことを避けていた。のだが…美里からの呼び出し……私は、どうしたら……。 美里:「ねぇ、映子……あのね、伝えたいことがあるの。だから、連絡して来てもらったんだ…」 映子:「……」 美里:「私ね、ずっと好きな人がいてね…でも、ずっと言えなかったんだ…その人が幸せなら、それでいいと思ってた…けど…」 映子:(M)美里の言葉が恐ろしかった…。もう何を言っているのか分からない、分かりたくない… 美里:「私が先に好きだったの、ずっとずっと前から…なのに、私じゃだめなんだって……本当はこのまま身を引こうと思ったの…気持ちに蓋して全部諦めて離れよう、って……でも、やっぱり無理だった」 映子:「……ぇ?」 美里:「……ねぇ、映子……」 映子:「え、ねぇ、待って……!ナイフなんて 何で……ぇ?」 美里:「どうしたら私を見てくれるかなって、ずっと悩んでたの…どうしたら私だけのものにできるのかって……」 映子:「美里!落ち着いて!ねぇ!危ないから!!」 美里:「まだ好きなんだね……先輩のこと……。私の方がずっと好きだったの!!ずっと前から!!!なんで私じゃないの??!私だけのものにしたいの!!!他の誰も要らない!!私だけの(映子なのに)……」 映子:「ぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!」 美里:「ぁ……ぇ……映…こ……?」 映子:「あ、ぁぁ、美里が…美里が悪いのよ…」 美里:「…ふ、ふふ、あはは……」 映子:「何がおかしいの…なんで笑うのよ!!なんで、先輩はあんたばっかり!!!あんたになんて言わなきゃ良かった!!!」 美里:「映子…私、可愛いでしょ?誰からも好かれるように努力したもの……」 映子:「……」 美里:「でも、1番ほしいものは手に入らなかった…」 映子:「なに、言ってるの…私から!!先輩とったくせに!!!私が好きだって言ってからワザと近づいてったくせに!!!!!」 美里:「んふふ……ふふふ、ふふ…だって、映子、すごい顔で睨んでくるんだもん…嬉しくなっちゃって……もっともっと見たくなっちゃって……先輩ね、私に言ってきたわよ……付き合ってくれって……んふふ…映子の事は?って聞いたらね…」 映子:「やめて!!!!うるさい!!!」 美里:「映子のことは……」 映子:「黙れ!!!やめろ!!!!やめろやめろやめろぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」 映子:「んぐっ…ぁぁぁあ!!んぐ!ふん!!っ!!くっ!!」 美里:(映子に合わせてダメージ食らってください) 0: 映子:(M)何度刺しただろう…回数も、感覚も、何も残っていない…夢中で同じ動作を繰り返した。全体重をかけて…… 0: 映子:「はぁ…はぁ…はぁ…」 美里:「…ぁ…っ…ぅ…映、こ…えぃこ………ぁ…して……(る)」 美里:(M)映子の目の前で死ねれば満足だった…映子の瞳に私だけが映り、映子の記憶が私の朱色にそまればいいと… 美里:意識が遠のく中、光をなくした真っ黒な瞳がこちらを見つめていた…… 美里:あぁ……これで、映子は私を忘れられない。独占できる…例えそれが、どんな感情であったとしても……やっと、やっと私のモノ。 美里……愛してる。 0: 0: 映子:「……ふふ。ふふふふ…これで……これで!!彼はきっと私を見てくれる!!美里はもう居ない……彼が見つめる先にはもう、美里はいない!!んふふ、ははっ、あははははははは」 0: 映子:(M)彼の視線の先には、いつも美里がいた。気づきたくなかったけど、好きな人の視線の先なんてすぐに気づいてしまう。 映子:でも、美里はもう居ない。最期に何を言い残したかったのだろう…あの満足気な笑みはなんだったのか… 映子:けど、そんなのはどうでもいい。やっと彼の中から美里を消せる。直ぐに上書きしてあげる… 0: 映子:(電話をかける)「ぁ。もしもし。私です。映子です。伝えたいことがあって……これから、会えませんか……?分かりました。じゃあ、今から向かいますね…ふふふ」