台本概要
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タイトル | 貴方の瞳に映るのは |
---|---|
作者名 | 遊狐。 (@V01008) |
ジャンル | ホラー |
演者人数 | 2人用台本(女2) |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 商用、非商用問わず作者へ連絡要 |
説明 |
職場の先輩に一目惚れした映子。 映子に片思いしている美里。 接点が多くなるごとに美里を見つめる先輩。 一方通行な三角関係から 女の友情が狂い始める…的な内容です。 ⚠殺傷表現有 苦手な方はごめんなさい。 (とにかく狂いたかった、だけで書きました。) アドリブは内容が変わらなければOK 言い回し、語尾等ご自由に。 242 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
映子 | 女 | 42 | えいこ。社会人。会社の先輩(高橋)に一目惚れ。 |
美里 | 女 | 40 | みさと。社会人。映子とは友達だが、実はずっと好きだった。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
貴方の瞳に映るのは
美里:(M)貴方はいつも、彼をみていた…。
映子:(M)彼の中には、貴方が…いや、貴方しか居なかった。
美里:「どうして私じゃだめなの……女、だから…?」
映子:「なんで貴方なの…私じゃダメなの?」
0:
美里:(M)私を、見て…。(出来れば同時)
映子:(M)私を、見て…。(出来れば同時)
0:
美里:「久しぶりだね」
映子:「ほんと、久しぶり…」
美里:「元気そうね…」
映子:「うん。…ぁ、それで、どうしたの?」
美里:「え?」
映子:「急に、用があるっていうから何かあったのかなって思って…」
美里:「あ、うん。部署が変わってから全然会う機会もなくなっちゃったから…」
映子:「そうね…」
美里:「あ、ねぇ。その…映子、彼のこと好きって言ってたよね!どう?あれから進展あった??」
映子:「……なにもないわよ。」
美里:「え…告白も、してない…?」
映子:「えぇ…まだしてない。彼のことは今でも好きよ。素敵だと思ってる。けど…彼の中には違う女性がいるの。」
美里:「そう…なんだ。……告白しない、の…?」
映子:「……」
美里:「ご、ごめん!踏み込みすぎたよね…映子の事だから、もう付き合ってるんじゃないかって思ってて…」
映子:「私にしては…奥手、でしょ?」
美里:「……んふふ、そうね。映子らしくない、かも」
映子:「そう簡単にはいかないのよ…」
美里:「そうなんだ……じゃぁ、諦めちゃう?」
映子:「…………られない。(ボソッ)」
美里:「ぇ?」
映子:「諦められない…から困ってるのよ!」
美里:「あはは、ごめん、ごめんね!」
0:
美里:(M)“諦められない”という言葉に胸がチクリと傷んだ。そこまで彼のことが好きなのか、と…
映子:(M)何故そこまで掘り下げるのか…怪訝(けげん)な顔を美里に向けると困ったように笑った…。あぁ…可愛い…いかにも彼が好きそうな顔……。
0:
0:(回想)
映子:「美里!!美里〜!!ねぇねぇねぇ!!聞いてよ!」
美里:「わわ!どうしたの…!引っ張らないでよ!」
映子:「私、一目惚れしちゃった!!」
美里:「……ぇ?」
映子:「営業部の高橋先輩!!あんな格好良い人初めてかも!!キラキラしてるの!!」
美里:「そーなんだ…高橋…先輩……(どんな人?)」
映子:「(被せて小声で伝えるように)あ!見て、あの人!!」
美里:「ぁ……」
0:
美里:(M)なるほど、と思った。映子の好きそうな顔をしていた。成績も優秀、人当たりもよく、お客様の評判がちらほら聞こえてくる。そして、社内でも人気は高い。The人気者。
映子:「かっこいいなぁ…」
美里:(映子)見とれて吐息混じりに囁く声が聞こえた。
美里:どうしたら映子の瞳から、先輩を消すことが出来るのか…どうしたら私を見てくれるのか…
美里:私だけの映子ではなくなってしまった……。
0:
美里:「ねぇ、高橋先輩!お昼、一緒しませんか??映子も一緒なんです!」
映子:「え、ちょ、美里!あ、お疲れ様です。……いえ!ご一緒できて嬉しいです!」
0:
映子:(M)私が一目惚れを告白してから、美里は事ある毎(ごと)に、高橋先輩に声をかけてくれるようになった。私との中を取り持とうと積極的になってくれてるんだと、最初は思っていた……そう思って疑わなかった。
美里:「あ!先ぱ〜い!おはようございます。……え?いいことでもあったかって?んー、あるとしたら……朝イチ先輩に会えた事ですかね?んふふ」
映子:(M)段々と目につくようになった美里の姿。私がいない時にも先輩と楽しそうに会話するその姿に、チリチリと胸の奥が焦げ付くような感覚を覚える。
美里:「あ、映子!おはよー!」
映子:「おはよう…美里。おはようございます、先輩。」
映子:(M)胸にある小さな痛みを隠しながら挨拶をすると…
映子:美里は私に満面の笑みを向けてくれる。そして、先輩は……挨拶を返しながらも美里から視線が外れることは無かった。彼は、美里しか見ていない…嫌でも気付かされる…。
映子:不意に、溢れ出てしまった嫉妬心が美里を睨む…。目が合った美里は……微笑んでいた…。
0:
0:
美里:(M)最初から、取り持つ気はなかった。上手くいくかは分からない。けど、あくまで映子との仲を取り持つように、友達思いの健気な女友達を装って……先輩の意識が自分に向くように仕掛けた…。
美里:先輩の視線なんてどうでもよかったが、積極的に先輩と絡み続けて数日たった頃……。映子から向けられる視線が変わったことに気づく。
美里:手に取るようにわかる彼女の“嫉妬”……。
美里:不意に向けられた視線から溢れ出す感情…。それでも良かった、映子の心が私で染まるなら、その感情が何なのかは問題じゃない……。
美里:向けられた鋭い視線に、私は高ぶる感情を抑えながら微笑み返した。
0:
映子:(M)その頃から、距離を置きはじめ、業務上の会話すらも最低限、会うことを避けていた。のだが…美里からの呼び出し……私は、どうしたら……。
美里:「ねぇ、映子……あのね、伝えたいことがあるの。だから、連絡して来てもらったんだ…」
映子:「……」
美里:「私ね、ずっと好きな人がいてね…でも、ずっと言えなかったんだ…その人が幸せなら、それでいいと思ってた…けど…」
映子:(M)美里の言葉が恐ろしかった…。もう何を言っているのか分からない、分かりたくない…
美里:「私が先に好きだったの、ずっとずっと前から…なのに、私じゃだめなんだって……本当はこのまま身を引こうと思ったの…気持ちに蓋して全部諦めて離れよう、って……でも、やっぱり無理だった」
映子:「……ぇ?」
美里:「……ねぇ、映子……」
映子:「え、ねぇ、待って……!ナイフなんて 何で……ぇ?」
美里:「どうしたら私を見てくれるかなって、ずっと悩んでたの…どうしたら私だけのものにできるのかって……」
映子:「美里!落ち着いて!ねぇ!危ないから!!」
美里:「まだ好きなんだね……先輩のこと……。私の方がずっと好きだったの!!ずっと前から!!!なんで私じゃないの??!私だけのものにしたいの!!!他の誰も要らない!!私だけの(映子なのに)……」
映子:「ぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!」
美里:「ぁ……ぇ……映…こ……?」
映子:「あ、ぁぁ、美里が…美里が悪いのよ…」
美里:「…ふ、ふふ、あはは……」
映子:「何がおかしいの…なんで笑うのよ!!なんで、先輩はあんたばっかり!!!あんたになんて言わなきゃ良かった!!!」
美里:「映子…私、可愛いでしょ?誰からも好かれるように努力したもの……」
映子:「……」
美里:「でも、1番ほしいものは手に入らなかった…」
映子:「なに、言ってるの…私から!!先輩とったくせに!!!私が好きだって言ってからワザと近づいてったくせに!!!!!」
美里:「んふふ……ふふふ、ふふ…だって、映子、すごい顔で睨んでくるんだもん…嬉しくなっちゃって……もっともっと見たくなっちゃって……先輩ね、私に言ってきたわよ……付き合ってくれって……んふふ…映子の事は?って聞いたらね…」
映子:「やめて!!!!うるさい!!!」
美里:「映子のことは……」
映子:「黙れ!!!やめろ!!!!やめろやめろやめろぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
映子:「んぐっ…ぁぁぁあ!!んぐ!ふん!!っ!!くっ!!」
美里:(映子に合わせてダメージ食らってください)
0:
映子:(M)何度刺しただろう…回数も、感覚も、何も残っていない…夢中で同じ動作を繰り返した。全体重をかけて……
0:
映子:「はぁ…はぁ…はぁ…」
美里:「…ぁ…っ…ぅ…映、こ…えぃこ………ぁ…して……(る)」
美里:(M)映子の目の前で死ねれば満足だった…映子の瞳に私だけが映り、映子の記憶が私の朱色にそまればいいと…
美里:意識が遠のく中、光をなくした真っ黒な瞳がこちらを見つめていた……
美里:あぁ……これで、映子は私を忘れられない。独占できる…例えそれが、どんな感情であったとしても……やっと、やっと私のモノ。
美里……愛してる。
0:
0:
映子:「……ふふ。ふふふふ…これで……これで!!彼はきっと私を見てくれる!!美里はもう居ない……彼が見つめる先にはもう、美里はいない!!んふふ、ははっ、あははははははは」
0:
映子:(M)彼の視線の先には、いつも美里がいた。気づきたくなかったけど、好きな人の視線の先なんてすぐに気づいてしまう。
映子:でも、美里はもう居ない。最期に何を言い残したかったのだろう…あの満足気な笑みはなんだったのか…
映子:けど、そんなのはどうでもいい。やっと彼の中から美里を消せる。直ぐに上書きしてあげる…
0:
映子:(電話をかける)「ぁ。もしもし。私です。映子です。伝えたいことがあって……これから、会えませんか……?分かりました。じゃあ、今から向かいますね…ふふふ」
貴方の瞳に映るのは
美里:(M)貴方はいつも、彼をみていた…。
映子:(M)彼の中には、貴方が…いや、貴方しか居なかった。
美里:「どうして私じゃだめなの……女、だから…?」
映子:「なんで貴方なの…私じゃダメなの?」
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美里:(M)私を、見て…。(出来れば同時)
映子:(M)私を、見て…。(出来れば同時)
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美里:「久しぶりだね」
映子:「ほんと、久しぶり…」
美里:「元気そうね…」
映子:「うん。…ぁ、それで、どうしたの?」
美里:「え?」
映子:「急に、用があるっていうから何かあったのかなって思って…」
美里:「あ、うん。部署が変わってから全然会う機会もなくなっちゃったから…」
映子:「そうね…」
美里:「あ、ねぇ。その…映子、彼のこと好きって言ってたよね!どう?あれから進展あった??」
映子:「……なにもないわよ。」
美里:「え…告白も、してない…?」
映子:「えぇ…まだしてない。彼のことは今でも好きよ。素敵だと思ってる。けど…彼の中には違う女性がいるの。」
美里:「そう…なんだ。……告白しない、の…?」
映子:「……」
美里:「ご、ごめん!踏み込みすぎたよね…映子の事だから、もう付き合ってるんじゃないかって思ってて…」
映子:「私にしては…奥手、でしょ?」
美里:「……んふふ、そうね。映子らしくない、かも」
映子:「そう簡単にはいかないのよ…」
美里:「そうなんだ……じゃぁ、諦めちゃう?」
映子:「…………られない。(ボソッ)」
美里:「ぇ?」
映子:「諦められない…から困ってるのよ!」
美里:「あはは、ごめん、ごめんね!」
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美里:(M)“諦められない”という言葉に胸がチクリと傷んだ。そこまで彼のことが好きなのか、と…
映子:(M)何故そこまで掘り下げるのか…怪訝(けげん)な顔を美里に向けると困ったように笑った…。あぁ…可愛い…いかにも彼が好きそうな顔……。
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0:(回想)
映子:「美里!!美里〜!!ねぇねぇねぇ!!聞いてよ!」
美里:「わわ!どうしたの…!引っ張らないでよ!」
映子:「私、一目惚れしちゃった!!」
美里:「……ぇ?」
映子:「営業部の高橋先輩!!あんな格好良い人初めてかも!!キラキラしてるの!!」
美里:「そーなんだ…高橋…先輩……(どんな人?)」
映子:「(被せて小声で伝えるように)あ!見て、あの人!!」
美里:「ぁ……」
0:
美里:(M)なるほど、と思った。映子の好きそうな顔をしていた。成績も優秀、人当たりもよく、お客様の評判がちらほら聞こえてくる。そして、社内でも人気は高い。The人気者。
映子:「かっこいいなぁ…」
美里:(映子)見とれて吐息混じりに囁く声が聞こえた。
美里:どうしたら映子の瞳から、先輩を消すことが出来るのか…どうしたら私を見てくれるのか…
美里:私だけの映子ではなくなってしまった……。
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美里:「ねぇ、高橋先輩!お昼、一緒しませんか??映子も一緒なんです!」
映子:「え、ちょ、美里!あ、お疲れ様です。……いえ!ご一緒できて嬉しいです!」
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映子:(M)私が一目惚れを告白してから、美里は事ある毎(ごと)に、高橋先輩に声をかけてくれるようになった。私との中を取り持とうと積極的になってくれてるんだと、最初は思っていた……そう思って疑わなかった。
美里:「あ!先ぱ〜い!おはようございます。……え?いいことでもあったかって?んー、あるとしたら……朝イチ先輩に会えた事ですかね?んふふ」
映子:(M)段々と目につくようになった美里の姿。私がいない時にも先輩と楽しそうに会話するその姿に、チリチリと胸の奥が焦げ付くような感覚を覚える。
美里:「あ、映子!おはよー!」
映子:「おはよう…美里。おはようございます、先輩。」
映子:(M)胸にある小さな痛みを隠しながら挨拶をすると…
映子:美里は私に満面の笑みを向けてくれる。そして、先輩は……挨拶を返しながらも美里から視線が外れることは無かった。彼は、美里しか見ていない…嫌でも気付かされる…。
映子:不意に、溢れ出てしまった嫉妬心が美里を睨む…。目が合った美里は……微笑んでいた…。
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美里:(M)最初から、取り持つ気はなかった。上手くいくかは分からない。けど、あくまで映子との仲を取り持つように、友達思いの健気な女友達を装って……先輩の意識が自分に向くように仕掛けた…。
美里:先輩の視線なんてどうでもよかったが、積極的に先輩と絡み続けて数日たった頃……。映子から向けられる視線が変わったことに気づく。
美里:手に取るようにわかる彼女の“嫉妬”……。
美里:不意に向けられた視線から溢れ出す感情…。それでも良かった、映子の心が私で染まるなら、その感情が何なのかは問題じゃない……。
美里:向けられた鋭い視線に、私は高ぶる感情を抑えながら微笑み返した。
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映子:(M)その頃から、距離を置きはじめ、業務上の会話すらも最低限、会うことを避けていた。のだが…美里からの呼び出し……私は、どうしたら……。
美里:「ねぇ、映子……あのね、伝えたいことがあるの。だから、連絡して来てもらったんだ…」
映子:「……」
美里:「私ね、ずっと好きな人がいてね…でも、ずっと言えなかったんだ…その人が幸せなら、それでいいと思ってた…けど…」
映子:(M)美里の言葉が恐ろしかった…。もう何を言っているのか分からない、分かりたくない…
美里:「私が先に好きだったの、ずっとずっと前から…なのに、私じゃだめなんだって……本当はこのまま身を引こうと思ったの…気持ちに蓋して全部諦めて離れよう、って……でも、やっぱり無理だった」
映子:「……ぇ?」
美里:「……ねぇ、映子……」
映子:「え、ねぇ、待って……!ナイフなんて 何で……ぇ?」
美里:「どうしたら私を見てくれるかなって、ずっと悩んでたの…どうしたら私だけのものにできるのかって……」
映子:「美里!落ち着いて!ねぇ!危ないから!!」
美里:「まだ好きなんだね……先輩のこと……。私の方がずっと好きだったの!!ずっと前から!!!なんで私じゃないの??!私だけのものにしたいの!!!他の誰も要らない!!私だけの(映子なのに)……」
映子:「ぁぁぁぁぁぁぁあああああああ!!!」
美里:「ぁ……ぇ……映…こ……?」
映子:「あ、ぁぁ、美里が…美里が悪いのよ…」
美里:「…ふ、ふふ、あはは……」
映子:「何がおかしいの…なんで笑うのよ!!なんで、先輩はあんたばっかり!!!あんたになんて言わなきゃ良かった!!!」
美里:「映子…私、可愛いでしょ?誰からも好かれるように努力したもの……」
映子:「……」
美里:「でも、1番ほしいものは手に入らなかった…」
映子:「なに、言ってるの…私から!!先輩とったくせに!!!私が好きだって言ってからワザと近づいてったくせに!!!!!」
美里:「んふふ……ふふふ、ふふ…だって、映子、すごい顔で睨んでくるんだもん…嬉しくなっちゃって……もっともっと見たくなっちゃって……先輩ね、私に言ってきたわよ……付き合ってくれって……んふふ…映子の事は?って聞いたらね…」
映子:「やめて!!!!うるさい!!!」
美里:「映子のことは……」
映子:「黙れ!!!やめろ!!!!やめろやめろやめろぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!」
映子:「んぐっ…ぁぁぁあ!!んぐ!ふん!!っ!!くっ!!」
美里:(映子に合わせてダメージ食らってください)
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映子:(M)何度刺しただろう…回数も、感覚も、何も残っていない…夢中で同じ動作を繰り返した。全体重をかけて……
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映子:「はぁ…はぁ…はぁ…」
美里:「…ぁ…っ…ぅ…映、こ…えぃこ………ぁ…して……(る)」
美里:(M)映子の目の前で死ねれば満足だった…映子の瞳に私だけが映り、映子の記憶が私の朱色にそまればいいと…
美里:意識が遠のく中、光をなくした真っ黒な瞳がこちらを見つめていた……
美里:あぁ……これで、映子は私を忘れられない。独占できる…例えそれが、どんな感情であったとしても……やっと、やっと私のモノ。
美里……愛してる。
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映子:「……ふふ。ふふふふ…これで……これで!!彼はきっと私を見てくれる!!美里はもう居ない……彼が見つめる先にはもう、美里はいない!!んふふ、ははっ、あははははははは」
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映子:(M)彼の視線の先には、いつも美里がいた。気づきたくなかったけど、好きな人の視線の先なんてすぐに気づいてしまう。
映子:でも、美里はもう居ない。最期に何を言い残したかったのだろう…あの満足気な笑みはなんだったのか…
映子:けど、そんなのはどうでもいい。やっと彼の中から美里を消せる。直ぐに上書きしてあげる…
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映子:(電話をかける)「ぁ。もしもし。私です。映子です。伝えたいことがあって……これから、会えませんか……?分かりました。じゃあ、今から向かいますね…ふふふ」