台本概要
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タイトル | 人工呼吸 |
---|---|
作者名 | 赤影 (@akakage_sekiyou) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 3人用台本(男1、女1、不問1) ※兼役あり |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
ある日、ショウタが歩いていると目の前に一人の女性が倒れていた。思わず駆け寄ったショウタは、しかしとある理由から助けるかどうか迷っていて・・・
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
ショウタ | 男 | 9 | 助けた男性 |
サチ | 女 | 8 | 倒れた女性 |
リスナー | 不問 | 19 | リスナー兼ナレーション |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
ショウタ:ふぅ~。この後どうしようかなぁ・・・ん?あれは・・・
リスナー:(N)ショウタがあてもなく歩いていると、道路に寝そべっている女性を見つけた。
ショウタ:寝てる・・・わけじゃないよな?大変だ!
リスナー:(N)ショウタは女性に駆け寄ると肩を叩きながら声をかけ始めた。
ショウタ:もしもし!大丈夫ですか!?もしもし!
ショウタ:ダメだ、反応がない・・・ってか、息してなくないか!?
リスナー:(N)ショウタは息を呑んだ。
ショウタ:これは、人工呼吸・・・いや、でも・・・最近は助けるためとは言え女性に触れたら訴えられるかもしれないし・・・けど見殺しには・・・
ショウタ:でも俺、さっき焼き肉食ってきたばっかりなんだよな・・・口臭で訴えられたり・・・いや、命には代えられないだろ!でもそれで訴えられたら俺の人生終る・・・あああどうしたらいいんだっ!
リスナー:(N)悩むショウタ。非情な世の中である。
ショウタ:ああっ!悩んでる間にもどんどん顔色が悪く・・・!
ショウタ:はっ!そうだ!助けるだけ助けて、気が付く前に立ち去ればいいんだ!俺天才!よし!
リスナー:(N)決心したショウタは人工呼吸を始めた。
0:間
ショウタ:ふー、ふー
サチ:・・・っ!げほっげほっ
リスナー:(N)人工呼吸と心臓マッサージを繰り返すうちに、女性が息を吹き返した。
ショウタ:っ!目を覚ました!早くここから去らないと・・・!
リスナー:(N)しかし立ち上がったショウタはおもむろに振り返った。
ショウタ:名前も知らないお姉さん、焼き肉の後の人工呼吸ですみません!これ、焼き肉屋でもらってきた板ガム。お口直しにどうぞ!
リスナー:(N)そう言ってショウタは女性の口に板ガムを突っ込むと、女性が目を開ける前にその場を立ち去ったのだった。
サチ:・・・う・・・ん・・・・・・あれ・・・?
サチ:わたし、どうして・・・って、なにこれ、板ガム・・・?
0:
0:半年後
0:
リスナー:あ、サチちゃんのライブが始まった!
サチ:ヤッホー、皆!今日も皆の力を借りに来たよ!
サチ:もう知ってる人も多いと思うけど、半年前の6月15日、私は〇〇県〇〇市の道路で倒れました。
リスナー:えー、大丈夫!?
サチ:うん。とある人が私を助けてくれたので、私はこうして生きています。
サチ:・・・ただ、その人がどこの誰でどんな人なのか、私は知りません。
リスナー:どういう事?
サチ:倒れた私を助けてくれた人は、私が目を覚ます前に立ち去ってしまったからです・・・私の口に板ガムを突っ込んで!
リスナー:板ガムwww
サチ:目が覚めた後の焼き肉の香りと板ガムの味は、今でもはっきり覚えています!
リスナー:目が覚めたら焼き肉の香り!?
0:
リスナー:焼肉帰りに人工呼吸とか勇者だわw
0:
リスナー:それで板ガムwww
サチ:命の恩人である板ガムの方に、私はお礼を言いたい・・・だからリスナーの皆!拡散宜しくお願いします!
リスナー:任せろ!
0:
リスナー:板ガムの人に届けー!
0:
0:数か月後
0:
リスナー:サチちゃん!板ガムの人見つけたよ!
サチ:リスナーの皆、ありがとう!みんなのお陰でようやくお礼を言う事ができます・・・
サチ:命を助けて下さって、ありがとうございました、板ガムの人!
リスナー:板ガムの人―!
ショウタ:何で俺板ガムの人で有名になってんの!?
0:
0:
0:お終い
ショウタ:ふぅ~。この後どうしようかなぁ・・・ん?あれは・・・
リスナー:(N)ショウタがあてもなく歩いていると、道路に寝そべっている女性を見つけた。
ショウタ:寝てる・・・わけじゃないよな?大変だ!
リスナー:(N)ショウタは女性に駆け寄ると肩を叩きながら声をかけ始めた。
ショウタ:もしもし!大丈夫ですか!?もしもし!
ショウタ:ダメだ、反応がない・・・ってか、息してなくないか!?
リスナー:(N)ショウタは息を呑んだ。
ショウタ:これは、人工呼吸・・・いや、でも・・・最近は助けるためとは言え女性に触れたら訴えられるかもしれないし・・・けど見殺しには・・・
ショウタ:でも俺、さっき焼き肉食ってきたばっかりなんだよな・・・口臭で訴えられたり・・・いや、命には代えられないだろ!でもそれで訴えられたら俺の人生終る・・・あああどうしたらいいんだっ!
リスナー:(N)悩むショウタ。非情な世の中である。
ショウタ:ああっ!悩んでる間にもどんどん顔色が悪く・・・!
ショウタ:はっ!そうだ!助けるだけ助けて、気が付く前に立ち去ればいいんだ!俺天才!よし!
リスナー:(N)決心したショウタは人工呼吸を始めた。
0:間
ショウタ:ふー、ふー
サチ:・・・っ!げほっげほっ
リスナー:(N)人工呼吸と心臓マッサージを繰り返すうちに、女性が息を吹き返した。
ショウタ:っ!目を覚ました!早くここから去らないと・・・!
リスナー:(N)しかし立ち上がったショウタはおもむろに振り返った。
ショウタ:名前も知らないお姉さん、焼き肉の後の人工呼吸ですみません!これ、焼き肉屋でもらってきた板ガム。お口直しにどうぞ!
リスナー:(N)そう言ってショウタは女性の口に板ガムを突っ込むと、女性が目を開ける前にその場を立ち去ったのだった。
サチ:・・・う・・・ん・・・・・・あれ・・・?
サチ:わたし、どうして・・・って、なにこれ、板ガム・・・?
0:
0:半年後
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リスナー:あ、サチちゃんのライブが始まった!
サチ:ヤッホー、皆!今日も皆の力を借りに来たよ!
サチ:もう知ってる人も多いと思うけど、半年前の6月15日、私は〇〇県〇〇市の道路で倒れました。
リスナー:えー、大丈夫!?
サチ:うん。とある人が私を助けてくれたので、私はこうして生きています。
サチ:・・・ただ、その人がどこの誰でどんな人なのか、私は知りません。
リスナー:どういう事?
サチ:倒れた私を助けてくれた人は、私が目を覚ます前に立ち去ってしまったからです・・・私の口に板ガムを突っ込んで!
リスナー:板ガムwww
サチ:目が覚めた後の焼き肉の香りと板ガムの味は、今でもはっきり覚えています!
リスナー:目が覚めたら焼き肉の香り!?
0:
リスナー:焼肉帰りに人工呼吸とか勇者だわw
0:
リスナー:それで板ガムwww
サチ:命の恩人である板ガムの方に、私はお礼を言いたい・・・だからリスナーの皆!拡散宜しくお願いします!
リスナー:任せろ!
0:
リスナー:板ガムの人に届けー!
0:
0:数か月後
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リスナー:サチちゃん!板ガムの人見つけたよ!
サチ:リスナーの皆、ありがとう!みんなのお陰でようやくお礼を言う事ができます・・・
サチ:命を助けて下さって、ありがとうございました、板ガムの人!
リスナー:板ガムの人―!
ショウタ:何で俺板ガムの人で有名になってんの!?
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0:お終い