台本概要

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タイトル 箸ポテチ
作者名 ハスキ  (@e8E3z1ze9Yecxs2)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(男2)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 「箸ポテチ」読んで字のごとく、箸でポテチを食べる行為を箸ポテチと定義(勝手に)しました。若い世代に増えてきている箸でポテチを食べる行為。箸で食べる友人にツッコミまくるお話。貴方は手でいく派?箸でいく派?
男女不問。アドリブ自由。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
54 ボケ。箸で食べる派の友人。彼女あり。単純な性格。
54 ツッコミ。手で食べる派の友人。彼女無し。慎重な性格。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
A:おーい、開けろー、おーい。 B:あ、もうこんな時間か。はいはい、分かったから連打はやめて、近所迷惑だから。 A:いやー寝てるかと思ってね。 B:こんな昼間っから寝ないよ。 A:じゃあ、心臓麻痺で倒れてるかと思って。 B:じゃあって、なんだよ!そんな事はいいから早く中に入ったら? A:はーい、お邪魔しまーす。 B:ま、適当にその辺座って。 A:相変わらず、部屋散らかってるな。 B:一人暮らしなんてどこもこんなもんだよ。 A:俺の部屋は綺麗だぞ? B:…それは彼女居ない俺への嫌味か? A:いや、あれはあいつが勝手に片付けて帰るんだって。 B:うるせーリア充め!あー彼女欲しい~ A:はは、頑張れよー B:で、今日なんで来たんだっけ? A:は?だから、学校でも言ったけど「ポテチ」の新商品が出たんだよ。 B:…も、もちろん知ってたよ。 A:絶対忘れてただろ?はぁ、まあ良いよ。 B:で、どんなポテチなんだ? A:ふふ、その名も…「マジカル・ラヴリー」ポテチ」だ。 B:…は?なんて A:だから、マジカル・ラヴリー。略してマジラヴ。 B:いや略すな!てかだれが考えたんだよそんな恥ずかしい商品名!? A:たしかネット記事で某有名アイドルの子が監修した、とか書いてたな。知らんけど。 B:…確かに、アイドルが考えそうなぶっ飛んだネーミングセンスなわけだ。 A:ま、話のネタに食べてみようぜ、感想をポストしたいからさ。ほらほら B:分かった分かった、とりあえず袋開けてくれ。 A:よし、任せろ。じゃあ、「箸」用意するからちょっと待ってくれ。 B:え? A:ん? B:はし? A:箸。 B:橋? A:それはブリッジ B:端? A:それはすみっこ。じゃなくてお箸だよ。 B:やっぱり聞き間違いじゃなかった… A:おいおい、ボケてないでこの流れで箸がいるって言ったら分かるだろ? B:お箸って…まさかご飯食べたいのか!? A:なんでだよ。今からポテチ食うってのに。 B:だよな、ポテチを今から食うんだよな?箸をどうするんだ? A:え?どうするって、「挟む」んだよ。 B:挟む…?まさか、ポテチを挟んで食うのか? A:そんなの当たり前じゃん。 B:は? A:え? B:…いやポテチを箸で食うとか無いだろー! A:はー?ポテチは普通、箸で食うだろ? B:いやいや無い無い、ポテチは手で食うだろ普通~! A:そうか? B:てかお前、前に家に来た時は手でバリバリ食ってただろ! A:あー、確かに俺も前は手で食ってたな。 B:ほら見ろ! A:でも今は箸で食うんだよ。いやむしろ箸じゃないと食えない身体になってるんだ。 B:え、どういう事?お前に何があったんだよ? A:まあ、彼女の影響だな。 B:彼女の影響? A:そ、前に彼女が家に遊びに来た時に一緒にポテチ食ったんだけど、「私はポテチはお箸で食べる派なんだ」って言って食べてたんだよ。 B:なんでそんな事を…? A:彼女いわく「ポテチを食べた手で漫画を読んだりスマホを触ったりするのなんて考えられない」ってさ。 B:まあ…言いたい事は分かるけど。 A:でさ、試しに俺もやってみたんだ。 B:どうだったんだ? A:見事にハマったね。もう手で食べるには戻れないくらいどっぷりと。 B:お前…さては単純だな? A:愛の力かな? B:いや違うだろ。 A:まあお前も彼女が出来たら分かるって B:ぐぬぬ…。悔しいが言い返せない。 A:お前も箸ポテチやってみたらこの良さがわかるぞ。 B:なんだよ箸ポテチって。てかその彼女ちょっと変わってないか? A:彼女、綺麗好きなんだよ。 B:いや、単純に潔癖症なんじゃないか? A:いいから、お前もやってみろって~ B:わ、分かったって! :間 A:モグモグ…お、これふざけた名前の割りに中々いけるな。 B:モグモグ…ああ、確かに意外にも美味くてビックリしたけど…男二人でポテチを箸で食ってる絵面が新感覚過ぎてそっちが気になるんだが。 A:でも手がベタつかないし最高だろ? B:まあ、確かにこれだったらベタつかないけど、漫画とかゲームしながら食べれないじゃん? A:そんな事無いぞ?慣れれば早食い箸ポテチ出来るから。よっ、モグモグ…ほら。 B:うわ、無駄に早食い箸ポテチ出来てる。きしょっ!てかなんだよ早食い箸ポテチって!? A:俺の彼女はもっと早いぞ。 B:いや、やっぱりこれ変だよー。 A:まーだ言ってるのか?箸ポテチの魅力がまだ分かってないなー。 B:魅力って、手がベタつかずに食べれるだけだろ? A:フッフッフ、甘いぞ、箸ポテチはまだまだ奥が深いんだ。 B:なんか聞くの怖いけど、なんだよ? A:箸ポテチの上級者になると素早さはもちろん、食べるポテチの形状に合わせて挟み方を変えたり両手箸などのテクニックも存在するらしい。 B:いや、むしろ食べにくくなってるだけだと思うが… A:さらに食べるポテチの種類に合わせた箸コーディネートまで考えられてる。コンソメなら鶏をプリントした箸、のり塩なら海をイメージした箸、ピザポテチならトマトプリントは外せないとかな。 B:いやその為に箸を揃えるの!?ほとんど出番無い箸とか出てくるよ?? A:箸ポテチ協会に入ってる彼女は家に数百種類の箸を常備してるらしい。 B:まてまて、またマニアックな情報さらっとぶち込んで来るな!なんだよ箸ポテチ協会って!? A:全国に約10万人の会員がいるらしいぞ。 B:何気に多いな箸ポテチ会員! A:もちろん俺は彼女のススメで入ってるけど、どうだ?今日からお前も。 B:え~…。 A:毎月箸ポテチ協会から耳寄りな会報も届くぞ。 B:そんなに書く事ないだろ…わ、分かった。まあ面白そうだし、入ってやるよ。 A:ふふ、そう来なくっちゃ。 B:で、どうすれば会員になれるんだ? A:ああ、こんな事もあろうかと入会届の紙を持ってるんだ。 B:こんな事しょっちゅうないと思うぞ。 A:あった。ほら、これに書いてくれ。 B:いや箸で挟んで渡すなー!! A:これも箸ポテチ協会の会則だから。大丈夫、お前もすぐ慣れるから。 B:やめさせてもらいます! :おわり

A:おーい、開けろー、おーい。 B:あ、もうこんな時間か。はいはい、分かったから連打はやめて、近所迷惑だから。 A:いやー寝てるかと思ってね。 B:こんな昼間っから寝ないよ。 A:じゃあ、心臓麻痺で倒れてるかと思って。 B:じゃあって、なんだよ!そんな事はいいから早く中に入ったら? A:はーい、お邪魔しまーす。 B:ま、適当にその辺座って。 A:相変わらず、部屋散らかってるな。 B:一人暮らしなんてどこもこんなもんだよ。 A:俺の部屋は綺麗だぞ? B:…それは彼女居ない俺への嫌味か? A:いや、あれはあいつが勝手に片付けて帰るんだって。 B:うるせーリア充め!あー彼女欲しい~ A:はは、頑張れよー B:で、今日なんで来たんだっけ? A:は?だから、学校でも言ったけど「ポテチ」の新商品が出たんだよ。 B:…も、もちろん知ってたよ。 A:絶対忘れてただろ?はぁ、まあ良いよ。 B:で、どんなポテチなんだ? A:ふふ、その名も…「マジカル・ラヴリー」ポテチ」だ。 B:…は?なんて A:だから、マジカル・ラヴリー。略してマジラヴ。 B:いや略すな!てかだれが考えたんだよそんな恥ずかしい商品名!? A:たしかネット記事で某有名アイドルの子が監修した、とか書いてたな。知らんけど。 B:…確かに、アイドルが考えそうなぶっ飛んだネーミングセンスなわけだ。 A:ま、話のネタに食べてみようぜ、感想をポストしたいからさ。ほらほら B:分かった分かった、とりあえず袋開けてくれ。 A:よし、任せろ。じゃあ、「箸」用意するからちょっと待ってくれ。 B:え? A:ん? B:はし? A:箸。 B:橋? A:それはブリッジ B:端? A:それはすみっこ。じゃなくてお箸だよ。 B:やっぱり聞き間違いじゃなかった… A:おいおい、ボケてないでこの流れで箸がいるって言ったら分かるだろ? B:お箸って…まさかご飯食べたいのか!? A:なんでだよ。今からポテチ食うってのに。 B:だよな、ポテチを今から食うんだよな?箸をどうするんだ? A:え?どうするって、「挟む」んだよ。 B:挟む…?まさか、ポテチを挟んで食うのか? A:そんなの当たり前じゃん。 B:は? A:え? B:…いやポテチを箸で食うとか無いだろー! A:はー?ポテチは普通、箸で食うだろ? B:いやいや無い無い、ポテチは手で食うだろ普通~! A:そうか? B:てかお前、前に家に来た時は手でバリバリ食ってただろ! A:あー、確かに俺も前は手で食ってたな。 B:ほら見ろ! A:でも今は箸で食うんだよ。いやむしろ箸じゃないと食えない身体になってるんだ。 B:え、どういう事?お前に何があったんだよ? A:まあ、彼女の影響だな。 B:彼女の影響? A:そ、前に彼女が家に遊びに来た時に一緒にポテチ食ったんだけど、「私はポテチはお箸で食べる派なんだ」って言って食べてたんだよ。 B:なんでそんな事を…? A:彼女いわく「ポテチを食べた手で漫画を読んだりスマホを触ったりするのなんて考えられない」ってさ。 B:まあ…言いたい事は分かるけど。 A:でさ、試しに俺もやってみたんだ。 B:どうだったんだ? A:見事にハマったね。もう手で食べるには戻れないくらいどっぷりと。 B:お前…さては単純だな? A:愛の力かな? B:いや違うだろ。 A:まあお前も彼女が出来たら分かるって B:ぐぬぬ…。悔しいが言い返せない。 A:お前も箸ポテチやってみたらこの良さがわかるぞ。 B:なんだよ箸ポテチって。てかその彼女ちょっと変わってないか? A:彼女、綺麗好きなんだよ。 B:いや、単純に潔癖症なんじゃないか? A:いいから、お前もやってみろって~ B:わ、分かったって! :間 A:モグモグ…お、これふざけた名前の割りに中々いけるな。 B:モグモグ…ああ、確かに意外にも美味くてビックリしたけど…男二人でポテチを箸で食ってる絵面が新感覚過ぎてそっちが気になるんだが。 A:でも手がベタつかないし最高だろ? B:まあ、確かにこれだったらベタつかないけど、漫画とかゲームしながら食べれないじゃん? A:そんな事無いぞ?慣れれば早食い箸ポテチ出来るから。よっ、モグモグ…ほら。 B:うわ、無駄に早食い箸ポテチ出来てる。きしょっ!てかなんだよ早食い箸ポテチって!? A:俺の彼女はもっと早いぞ。 B:いや、やっぱりこれ変だよー。 A:まーだ言ってるのか?箸ポテチの魅力がまだ分かってないなー。 B:魅力って、手がベタつかずに食べれるだけだろ? A:フッフッフ、甘いぞ、箸ポテチはまだまだ奥が深いんだ。 B:なんか聞くの怖いけど、なんだよ? A:箸ポテチの上級者になると素早さはもちろん、食べるポテチの形状に合わせて挟み方を変えたり両手箸などのテクニックも存在するらしい。 B:いや、むしろ食べにくくなってるだけだと思うが… A:さらに食べるポテチの種類に合わせた箸コーディネートまで考えられてる。コンソメなら鶏をプリントした箸、のり塩なら海をイメージした箸、ピザポテチならトマトプリントは外せないとかな。 B:いやその為に箸を揃えるの!?ほとんど出番無い箸とか出てくるよ?? A:箸ポテチ協会に入ってる彼女は家に数百種類の箸を常備してるらしい。 B:まてまて、またマニアックな情報さらっとぶち込んで来るな!なんだよ箸ポテチ協会って!? A:全国に約10万人の会員がいるらしいぞ。 B:何気に多いな箸ポテチ会員! A:もちろん俺は彼女のススメで入ってるけど、どうだ?今日からお前も。 B:え~…。 A:毎月箸ポテチ協会から耳寄りな会報も届くぞ。 B:そんなに書く事ないだろ…わ、分かった。まあ面白そうだし、入ってやるよ。 A:ふふ、そう来なくっちゃ。 B:で、どうすれば会員になれるんだ? A:ああ、こんな事もあろうかと入会届の紙を持ってるんだ。 B:こんな事しょっちゅうないと思うぞ。 A:あった。ほら、これに書いてくれ。 B:いや箸で挟んで渡すなー!! A:これも箸ポテチ協会の会則だから。大丈夫、お前もすぐ慣れるから。 B:やめさせてもらいます! :おわり