台本概要

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タイトル 転校生は魔女ショート@白鳥さんと早乙女くん
作者名 ヒロタカノ  (@hiro_takano)
ジャンル コメディ
演者人数 3人用台本(男1、女1、不問1) ※兼役あり
時間 10 分
台本使用規定 台本説明欄参照
説明 どこかなにかで使っていただけたら幸いです。

「使ったよ」とでもコメントいただけたらありがたいです。

いつかどこかで誰かのお役に立ちますように。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
白鳥さん 24 転校生の魔女
早乙女くん 24
ドラゴンさん 不問 4 白鳥さんが召喚したドラゴンさん
生徒A 不問 4 兼役
生徒B 不問 2 兼役
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:キーンコーンカーンコーン(チャイム) 0:ガラララ(ドアを開ける音) 白鳥さん:「さーおーとーめーくーん、みーつけた☆今日こそあなたのハラワタいただきまーす☆」 早乙女くん:「うわわわわわ、し、しらとりぃ!?毎日毎日どうして俺のこと追いかけまわすんだよー!?」 0:タタタタタ、ガラガラガラ、タタタタタ(教室のドアを空け走り去る) 白鳥さん:「あーん、待ってー早乙女くーん☆えっと、お掃除ロッカーはっーと…あっ、(クラスメイト達に呼びかけるように)ほうき借りるねー。白鳥さん、いっきまーす。ばびゅーん☆」 0:ひゅるるるるー(飛ぶ音) 生徒A:「あーあ、またはじまったよ。昼休みなのによくやるよなぁ。」 生徒B:「転校生の、白鳥さんだっけ?確か魔女なんだよね。」 生徒A:「そうそう。ほうきで空飛べるっていいよなぁ。」 0:タタタタタ、ギィ、バタン(屋上のドアを開ける) 早乙女くん:「はぁはぁ…ひとまずこの時間は屋上でやりすごそう…。」 白鳥さん:「(遠くから)にぃーがすかぁー!。(呪文詠唱)『天かける白銀の雷光よ。我が命に従いし愚かなる地の民に裁きを与えよ。』おりゃああー!サン、ダー☆」 0:ゴロゴロ、ピッシャン(カミナリ) 早乙女くん:「ぎぃやあああああ、しーびーれーるー。かはっ。」 0:タン(白鳥着地) 白鳥さん:「ふふー。ふふふー。おいつめたぞーもう逃げられないぞーお。早乙女くん、今日こそあなたのハラワタをいただきます、にじりにじり」 早乙女くん:「あとずさり。ど、どうして俺のハラワタなんだよー?」 白鳥さん:「にじりより。だからー、魔法にどうしてもあなたのハラワタが必要なのー。」 早乙女くん:「あとずさり。しまった背中にフェンスが。だからどうして俺のなんだよー!?」 白鳥さん:「…早乙女くん、私のこと、嫌い?」 早乙女くん:「えっ?いや嫌いじゃない、けど…?」 白鳥さん:「へへ、なら問題なし。早乙女くんっ、かくごー!!じゃーんぷ!」 早乙女くん:「え?あっ?うわっ、危ない!」 白鳥さん:「えっ?わっわっわ避けちゃだめ…えっ?あっ、わっ!おっ、おちるー!!」 0:ひゅるるるるる 早乙女くん:「し、しまった!白鳥、今助けるぞ!でやああああ!」 0:(ちょっと無音) チッチッチッチッチッ(時計の音) 早乙女くん:「どうやら人間というものは死に直面したとき時間が長く感じるらしい。屋上のフェンスから勢い余って落ちていく白鳥を助けようとして身を投げ出す俺。コンマ数秒前の俺の正義感が悩ましい。そうだ、彼女は…魔女だ!飛べるよな、あのホウキで。ていうか、飛び出したあとどうするつもりだったんだ、俺?」 0:…ドサッ 0:ざわざわざわ 白鳥さん:「早乙女くーん、大丈夫―?」 0:ピーポーピーポー(救急車) 早乙女くん:「いてててて…やっと放課後か…。というか、よく生きてるよな…オレ、ててて。」 白鳥さん:「(空の上から)早乙女くーん、みーっけ☆」 0:バサッバサッバサッ(ドラゴンの翼の音) 早乙女くん:「し、しらとりぃ!で、でかい!そ、そいつは!?」 白鳥さん:「私が召還したドラゴンさんです。」 ドラゴンさん:「ども、ドラゴンさんです。」 早乙女くん:「あ、ども。」 白鳥さん:「早乙女くん?今日こそあなたのハラワタをいただきます☆ハラワタくれないと丸焼きにしちゃうぞー。ドラゴンさんー、私が合図したら丸焼きにしちゃってねー。」 ドラゴンさん:「あいよー」 早乙女くん:「ま、まる焼きぃ!?」 白鳥さん:「さあさあ、早乙女くん。私にハラワタを差し出すか、ドラゴンさんにこんがり焼き焼きされおいしくいただかれる、どっちが良いでしょー☆」 早乙女くん:「どっちもよくない!ていうかさ、どうして白鳥はオレのハラワタが欲しいんだよ?」 白鳥さん:「教えたらハラワタくれる?」 早乙女くん:「あげない(即答)。でもさ、ワケくらい聞かせてくれよ。…冥土の土産にって、おい。死ぬ気かオレ」 白鳥さん:「…ねえ早乙女くん。私のことほんとに嫌いじゃないの?」 早乙女くん:「…えっ?」 白鳥さん:「私、魔女だよ?怖くないの?普通の子と違うよね。気味悪くないの?」 早乙女くん:「いや。だって…『白鳥』は『白鳥』だろ?」 白鳥さん:「…ふふ、ありがとう。あのね…私、そんなまっすぐな早乙女くんがね…。でも私、臆病だから勇気がなくて…だから、『好きな想いを伝える魔法』の材料に、どうしても早乙女くんのハラワタが必要なの。」 早乙女くん:「…えっ、それって…。」 白鳥さん:「…あのね。…私、私…早乙女くんのことが…。」 早乙女くん:「…ごくり」 白鳥さん:「だめー!やっぱり言えないー><。ドラゴンさん、やっちゃってー☆」 ドラゴンさん:「…えっ?あ、いいの?」 早乙女くん:「えええ!?。」 ドラゴンさん:「くーちーかーら、ファイヤー!」 早乙女くん:「あじゃー!!!!なんでー!!!!」 0:キーンコーンカーンコーン 0:タタタタタタ(早乙女の走る音) 0:ひゅるるるる(白鳥の飛ぶ音) 白鳥さん:「早乙女くーん、まってー!」 早乙女くん:「まーたーなーいー、俺先帰るからなー」 白鳥さん:「待たなきゃだーめー☆好きな人のハラワタで作るとおいしくなるお弁当が作れる魔法の実験台になーれー☆レーザー(ため)ブレードぉー!あちょー!」 早乙女くん:「ぎゃー!お前魔女だろ?なんでSFなんだよー!?」 白鳥さん:「昨日テレビでエピソードなんとかって映画みたのー☆」 早乙女くん:「あ、それブルーレイでてるぞー?今度観るかー?」 白鳥さん:「えー!?うん!観るー!」 生徒A:「あーあ、またやってるよー、よく続くなー」 生徒B:「でも、なんか前と雰囲気変わったよね。」 生徒A:「ああ、もしかして、意外とお似合いのカップルかもな。」 白鳥さん:「さおとめくーん、まってー☆」 0:(おわり)

0:キーンコーンカーンコーン(チャイム) 0:ガラララ(ドアを開ける音) 白鳥さん:「さーおーとーめーくーん、みーつけた☆今日こそあなたのハラワタいただきまーす☆」 早乙女くん:「うわわわわわ、し、しらとりぃ!?毎日毎日どうして俺のこと追いかけまわすんだよー!?」 0:タタタタタ、ガラガラガラ、タタタタタ(教室のドアを空け走り去る) 白鳥さん:「あーん、待ってー早乙女くーん☆えっと、お掃除ロッカーはっーと…あっ、(クラスメイト達に呼びかけるように)ほうき借りるねー。白鳥さん、いっきまーす。ばびゅーん☆」 0:ひゅるるるるー(飛ぶ音) 生徒A:「あーあ、またはじまったよ。昼休みなのによくやるよなぁ。」 生徒B:「転校生の、白鳥さんだっけ?確か魔女なんだよね。」 生徒A:「そうそう。ほうきで空飛べるっていいよなぁ。」 0:タタタタタ、ギィ、バタン(屋上のドアを開ける) 早乙女くん:「はぁはぁ…ひとまずこの時間は屋上でやりすごそう…。」 白鳥さん:「(遠くから)にぃーがすかぁー!。(呪文詠唱)『天かける白銀の雷光よ。我が命に従いし愚かなる地の民に裁きを与えよ。』おりゃああー!サン、ダー☆」 0:ゴロゴロ、ピッシャン(カミナリ) 早乙女くん:「ぎぃやあああああ、しーびーれーるー。かはっ。」 0:タン(白鳥着地) 白鳥さん:「ふふー。ふふふー。おいつめたぞーもう逃げられないぞーお。早乙女くん、今日こそあなたのハラワタをいただきます、にじりにじり」 早乙女くん:「あとずさり。ど、どうして俺のハラワタなんだよー?」 白鳥さん:「にじりより。だからー、魔法にどうしてもあなたのハラワタが必要なのー。」 早乙女くん:「あとずさり。しまった背中にフェンスが。だからどうして俺のなんだよー!?」 白鳥さん:「…早乙女くん、私のこと、嫌い?」 早乙女くん:「えっ?いや嫌いじゃない、けど…?」 白鳥さん:「へへ、なら問題なし。早乙女くんっ、かくごー!!じゃーんぷ!」 早乙女くん:「え?あっ?うわっ、危ない!」 白鳥さん:「えっ?わっわっわ避けちゃだめ…えっ?あっ、わっ!おっ、おちるー!!」 0:ひゅるるるるる 早乙女くん:「し、しまった!白鳥、今助けるぞ!でやああああ!」 0:(ちょっと無音) チッチッチッチッチッ(時計の音) 早乙女くん:「どうやら人間というものは死に直面したとき時間が長く感じるらしい。屋上のフェンスから勢い余って落ちていく白鳥を助けようとして身を投げ出す俺。コンマ数秒前の俺の正義感が悩ましい。そうだ、彼女は…魔女だ!飛べるよな、あのホウキで。ていうか、飛び出したあとどうするつもりだったんだ、俺?」 0:…ドサッ 0:ざわざわざわ 白鳥さん:「早乙女くーん、大丈夫―?」 0:ピーポーピーポー(救急車) 早乙女くん:「いてててて…やっと放課後か…。というか、よく生きてるよな…オレ、ててて。」 白鳥さん:「(空の上から)早乙女くーん、みーっけ☆」 0:バサッバサッバサッ(ドラゴンの翼の音) 早乙女くん:「し、しらとりぃ!で、でかい!そ、そいつは!?」 白鳥さん:「私が召還したドラゴンさんです。」 ドラゴンさん:「ども、ドラゴンさんです。」 早乙女くん:「あ、ども。」 白鳥さん:「早乙女くん?今日こそあなたのハラワタをいただきます☆ハラワタくれないと丸焼きにしちゃうぞー。ドラゴンさんー、私が合図したら丸焼きにしちゃってねー。」 ドラゴンさん:「あいよー」 早乙女くん:「ま、まる焼きぃ!?」 白鳥さん:「さあさあ、早乙女くん。私にハラワタを差し出すか、ドラゴンさんにこんがり焼き焼きされおいしくいただかれる、どっちが良いでしょー☆」 早乙女くん:「どっちもよくない!ていうかさ、どうして白鳥はオレのハラワタが欲しいんだよ?」 白鳥さん:「教えたらハラワタくれる?」 早乙女くん:「あげない(即答)。でもさ、ワケくらい聞かせてくれよ。…冥土の土産にって、おい。死ぬ気かオレ」 白鳥さん:「…ねえ早乙女くん。私のことほんとに嫌いじゃないの?」 早乙女くん:「…えっ?」 白鳥さん:「私、魔女だよ?怖くないの?普通の子と違うよね。気味悪くないの?」 早乙女くん:「いや。だって…『白鳥』は『白鳥』だろ?」 白鳥さん:「…ふふ、ありがとう。あのね…私、そんなまっすぐな早乙女くんがね…。でも私、臆病だから勇気がなくて…だから、『好きな想いを伝える魔法』の材料に、どうしても早乙女くんのハラワタが必要なの。」 早乙女くん:「…えっ、それって…。」 白鳥さん:「…あのね。…私、私…早乙女くんのことが…。」 早乙女くん:「…ごくり」 白鳥さん:「だめー!やっぱり言えないー><。ドラゴンさん、やっちゃってー☆」 ドラゴンさん:「…えっ?あ、いいの?」 早乙女くん:「えええ!?。」 ドラゴンさん:「くーちーかーら、ファイヤー!」 早乙女くん:「あじゃー!!!!なんでー!!!!」 0:キーンコーンカーンコーン 0:タタタタタタ(早乙女の走る音) 0:ひゅるるるる(白鳥の飛ぶ音) 白鳥さん:「早乙女くーん、まってー!」 早乙女くん:「まーたーなーいー、俺先帰るからなー」 白鳥さん:「待たなきゃだーめー☆好きな人のハラワタで作るとおいしくなるお弁当が作れる魔法の実験台になーれー☆レーザー(ため)ブレードぉー!あちょー!」 早乙女くん:「ぎゃー!お前魔女だろ?なんでSFなんだよー!?」 白鳥さん:「昨日テレビでエピソードなんとかって映画みたのー☆」 早乙女くん:「あ、それブルーレイでてるぞー?今度観るかー?」 白鳥さん:「えー!?うん!観るー!」 生徒A:「あーあ、またやってるよー、よく続くなー」 生徒B:「でも、なんか前と雰囲気変わったよね。」 生徒A:「ああ、もしかして、意外とお似合いのカップルかもな。」 白鳥さん:「さおとめくーん、まってー☆」 0:(おわり)