台本概要

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タイトル 日々
作者名 むち  (@muchi_milk_game)
ジャンル その他
演者人数 1人用台本(不問1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 ゆっくり読んで5分以内の
短め一人読み台本です。
朗読練習にもどうぞ!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
不問 11 性別不問です。一人称変更ご自由にどうぞ。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:冬の朝 A:雪が降っている。 A:窓の結露に A:レースのカーテンが A:しっとりくっついていた。 A: A:窓の露を白いタオルで拭きながら A:外を見ると A:タオルの色と同じ真っ白な世界だった。 0: A:隙間風に体がカタカタ鳴る。 A:お湯を沸かし A:ほくほくと白い湯気を見つめる。 0: A:コポコポ... A:少しフルーティーな香りのする A:温かな珈琲。 A:珈琲を入れたカップに A:冷たくなった指先を添える。 0: A:昨日の夜から A:なんだか頭の中をぐるぐると A:何かが騒がしく駆け回っている。 0: A:無自覚だったけど A:恐らくそうなのだろう。 A: A:わたしは A:いま悩んでいるらしい。 0: A:その悩みごととやらのせいで A:あまり深い睡眠がとれず A:頭がボーッとしていた。 A: A:ボーッと A:渦巻く珈琲の中心をただ見ていた。 0: A:体感ではたった数分の出来事だった。 A:しかし A:朝というのは不思議なもので A:体感の何倍もの速さで A:時計の針を進めていた。 0: A:そろそろ慌てなくてはいけない。 A:でも A:今日はいいか。 A:たまにはいいか。 0: A:自分に課せられた責任から A:解放されたいという欲が勝つ。 A: A:朝とは不思議なものである。 A:でも嫌いではない。 A:決して好きでもないけれど。 0: A:いつかこんな寒い朝も A:好きになれたらいいな。 0: A:(一息) A:珈琲、ご馳走様。 A:さて、今日も自分なりに。 A:自分のペースで。 A: A:うん。生きてみるかな。

0:冬の朝 A:雪が降っている。 A:窓の結露に A:レースのカーテンが A:しっとりくっついていた。 A: A:窓の露を白いタオルで拭きながら A:外を見ると A:タオルの色と同じ真っ白な世界だった。 0: A:隙間風に体がカタカタ鳴る。 A:お湯を沸かし A:ほくほくと白い湯気を見つめる。 0: A:コポコポ... A:少しフルーティーな香りのする A:温かな珈琲。 A:珈琲を入れたカップに A:冷たくなった指先を添える。 0: A:昨日の夜から A:なんだか頭の中をぐるぐると A:何かが騒がしく駆け回っている。 0: A:無自覚だったけど A:恐らくそうなのだろう。 A: A:わたしは A:いま悩んでいるらしい。 0: A:その悩みごととやらのせいで A:あまり深い睡眠がとれず A:頭がボーッとしていた。 A: A:ボーッと A:渦巻く珈琲の中心をただ見ていた。 0: A:体感ではたった数分の出来事だった。 A:しかし A:朝というのは不思議なもので A:体感の何倍もの速さで A:時計の針を進めていた。 0: A:そろそろ慌てなくてはいけない。 A:でも A:今日はいいか。 A:たまにはいいか。 0: A:自分に課せられた責任から A:解放されたいという欲が勝つ。 A: A:朝とは不思議なものである。 A:でも嫌いではない。 A:決して好きでもないけれど。 0: A:いつかこんな寒い朝も A:好きになれたらいいな。 0: A:(一息) A:珈琲、ご馳走様。 A:さて、今日も自分なりに。 A:自分のペースで。 A: A:うん。生きてみるかな。