台本概要
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タイトル | 日々 |
---|---|
作者名 | むち (@muchi_milk_game) |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 1人用台本(不問1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
ゆっくり読んで5分以内の 短め一人読み台本です。 朗読練習にもどうぞ! 359 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
A | 不問 | 11 | 性別不問です。一人称変更ご自由にどうぞ。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:冬の朝
A:雪が降っている。
A:窓の結露に
A:レースのカーテンが
A:しっとりくっついていた。
A:
A:窓の露を白いタオルで拭きながら
A:外を見ると
A:タオルの色と同じ真っ白な世界だった。
0:
A:隙間風に体がカタカタ鳴る。
A:お湯を沸かし
A:ほくほくと白い湯気を見つめる。
0:
A:コポコポ...
A:少しフルーティーな香りのする
A:温かな珈琲。
A:珈琲を入れたカップに
A:冷たくなった指先を添える。
0:
A:昨日の夜から
A:なんだか頭の中をぐるぐると
A:何かが騒がしく駆け回っている。
0:
A:無自覚だったけど
A:恐らくそうなのだろう。
A:
A:わたしは
A:いま悩んでいるらしい。
0:
A:その悩みごととやらのせいで
A:あまり深い睡眠がとれず
A:頭がボーッとしていた。
A:
A:ボーッと
A:渦巻く珈琲の中心をただ見ていた。
0:
A:体感ではたった数分の出来事だった。
A:しかし
A:朝というのは不思議なもので
A:体感の何倍もの速さで
A:時計の針を進めていた。
0:
A:そろそろ慌てなくてはいけない。
A:でも
A:今日はいいか。
A:たまにはいいか。
0:
A:自分に課せられた責任から
A:解放されたいという欲が勝つ。
A:
A:朝とは不思議なものである。
A:でも嫌いではない。
A:決して好きでもないけれど。
0:
A:いつかこんな寒い朝も
A:好きになれたらいいな。
0:
A:(一息)
A:珈琲、ご馳走様。
A:さて、今日も自分なりに。
A:自分のペースで。
A:
A:うん。生きてみるかな。
0:冬の朝
A:雪が降っている。
A:窓の結露に
A:レースのカーテンが
A:しっとりくっついていた。
A:
A:窓の露を白いタオルで拭きながら
A:外を見ると
A:タオルの色と同じ真っ白な世界だった。
0:
A:隙間風に体がカタカタ鳴る。
A:お湯を沸かし
A:ほくほくと白い湯気を見つめる。
0:
A:コポコポ...
A:少しフルーティーな香りのする
A:温かな珈琲。
A:珈琲を入れたカップに
A:冷たくなった指先を添える。
0:
A:昨日の夜から
A:なんだか頭の中をぐるぐると
A:何かが騒がしく駆け回っている。
0:
A:無自覚だったけど
A:恐らくそうなのだろう。
A:
A:わたしは
A:いま悩んでいるらしい。
0:
A:その悩みごととやらのせいで
A:あまり深い睡眠がとれず
A:頭がボーッとしていた。
A:
A:ボーッと
A:渦巻く珈琲の中心をただ見ていた。
0:
A:体感ではたった数分の出来事だった。
A:しかし
A:朝というのは不思議なもので
A:体感の何倍もの速さで
A:時計の針を進めていた。
0:
A:そろそろ慌てなくてはいけない。
A:でも
A:今日はいいか。
A:たまにはいいか。
0:
A:自分に課せられた責任から
A:解放されたいという欲が勝つ。
A:
A:朝とは不思議なものである。
A:でも嫌いではない。
A:決して好きでもないけれど。
0:
A:いつかこんな寒い朝も
A:好きになれたらいいな。
0:
A:(一息)
A:珈琲、ご馳走様。
A:さて、今日も自分なりに。
A:自分のペースで。
A:
A:うん。生きてみるかな。