台本概要
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タイトル | 【夫婦愛】死ぬまで、一緒に居よう |
---|---|
作者名 | ゆる男 (@yuruyurumanno11) |
ジャンル | ラブストーリー |
演者人数 | 2人用台本(男1、女1) |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
誠也と彩音には2人の子供が居たが、2人とも成長し、実家を出てしまう。 残った夫婦の誠也と彩音は今後の未来を考えながらも約束を交わした。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 家族もののラブストーリーです。 親目線で楽しんでくれたらと思います! キャラの性別を変えなければ異性のキャラを演じても大丈夫です! 過度なアドリブなどは控えてくださいませ! クレジット表記に【夫婦愛台本】は書かなくて大丈夫です! 野良劇や約束劇で使用する時に X(ツイッター)で呟いて頂けると今後のモチベーションに繋がります!! 411 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
誠也 | 男 | 63 | 誠也(せいや)2人の子供を持つ父親。普段はあまりハッキリものを言ったりはしない |
彩音 | 女 | 58 | 彩音(あやね)2人の子供を持つ母親。言いたいことは言ってしまう |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
誠也:ふぅーただいまー
彩音:おかえり。早かったね。ご飯まだ出来てないよ?
誠也:ああ。ちょっと早めに仕事切り上げてきたから食ってきた
彩音:ええ!?なんでそれを早く言わないの!?
誠也:あ、ああ。忘れてた
彩音:忘れてたって…。毎回言ってるよね?
誠也:しょうがないだろ?仕事で疲れてたしその後も上司との食事会だったし
彩音:あんたの職場はライン一つ入れさせてくれない職場なんですかー?
誠也:……悪かったよ。じゃあちょっとだけ食う
彩音:何?どっち?結局食べるの?
誠也:食うって言ってんじゃん!いちいち突っかかって来んなよ!
彩音:………
0:イライラが積もる二人
彩音:……はい
誠也:………ありがとう
彩音:コロッケにソースかける?
誠也:うん
彩音:はい
0:ソースをテーブルに置く
誠也:ああ…ありがとう
彩音:食べ終わったら片してね?
誠也:わかったよ
0:叶芽は部屋を出る
誠也:………ふぅーー。
誠也:(子供たちが家を出てからは、二人で支え合いながら生きていくんだと思ってた。……けど、ほぼ毎日喧嘩をして、口数も前と比べると減っている)
誠也:(…夫婦というのは…そういうものだ。そう割り切っていくしかないんだろう)
誠也:(それでも俺は…昔から思っていたことがある。……今なら本気でそう思えるんだ)
0:食事を済ませて食器を洗う誠也
誠也:……あれ?これは……雪乃が昔使ってたフォークだ
彩音:……何してんの?
誠也:ああ、いや…このフォーク雪乃が幼稚園の時に使ってたよなーって思って
彩音:そうだね。こっちのウルトラマンのフォークは風馬のやつだよ。それがどうかしたの?
誠也:……いや、何となくな
彩音:ん?
誠也:……母さん。さっきはごめん
彩音:……何?急に
誠也:俺が悪かったから
彩音:別に。お父さんが一言言ってくれればそれでよかっただけだし。でももう何回も言ってるからいい加減嫌になってきた
誠也:ごめん
彩音:はあ…。もういいよ。これからまた二人で暮らすんだもんね
誠也:……ああ。そうだな。あいつらは…どうなんだろうな?
彩音:大丈夫だよ。私たちの子は立派に育ってくれたんだから
誠也:そりゃ母さんが厳しくしてたからな
彩音:嫌われ役も大変なのよ?
誠也:そりゃどうも
彩音:でもね。風馬も雪乃も、私とお父さんに最後にありがとうって言ってくれたから。それでよかったなって。離れてせいせいするとか言われなくて本当によかったよ
誠也:そんな事言ってたら俺が怒ってるわ
彩音:うっふふ。うん。ありがとう。おかげで風馬も結婚出来たし、雪乃も彼氏と同棲だもんね。大きくなったもんだ
誠也:本当に雪乃は大丈夫か?母さんに似て頑固だし、1回拗ねたら口聞いてくれないぞ
彩音:それを受け入れてくれる人だから同棲するんでしょ?あと母さんに似ては余計よ!(背中を叩く)
誠也:いてっ!間違いではないだろ。てか受け入れてるから結婚したんだし
彩音:あら、珍しく嬉しいこと言ってくれるじゃん!
誠也:たまにはいいだろ?
彩音:たまにはね。そういえば、さっきフォーク見て何考えてたの?
誠也:ああ。あのフォーク。雪乃が初めてコロッケ食った時に使ってたよなーって
彩音:それだけ?
誠也:それだけ
彩音:なにそれ。思い詰めた顔してたから何かあったのかと思ったよ
誠也:それだけなんだけどさ。風馬も雪乃も、昔はあんなに小さかったんだなーとか、このフォークでコロッケ食ってたなーってね
彩音:ほんとにそれだけだね
誠也:ああ。でも、時間の流れは早いよほんと。あんな子供みたいなフォーク使ってたのに、風馬なんかプロポーズで高級ディナーだぞ?信じられるか?
彩音:見栄っ張りなところは誰に似たんだかねー
誠也:ほっとけよ
彩音:それに、あのフォークはお父さんが買ってきたんだからね?風馬はそこまで気に入ってなかったし
誠也:ええ!?そ、そうなの?
彩音:雪乃は猫のフォーク喜んでくれてたけどね
誠也:ああ、ならよかった
彩音:風馬はお父さんが買う物にこっそりケチつけてくる
誠也:その点、雪乃はハッキリ言ってくれるしな
彩音:ほんと、誰に似たんだかねー
誠也:……ああ。今度は風馬に文句言われないようにしないとな
彩音:ふふっ。……はあ
誠也:………ふう。
0:【間】
彩音:……静かだね
誠也:そうだな
彩音:正直さ、寂しいと思う?
誠也:二人が居なくなって?
彩音:そう
誠也:まだ雪乃が居なくなって1週間だしな
彩音:実感湧かないの?
誠也:うん。母さんは?
彩音:んー。半分かな?
誠也:半分?
彩音:そう。寂しい気持ちが半分で、嬉しい気持ちが半分
誠也:……まあ、そうだな
彩音:……嘘。…今は寂しいが7割くらいかな
誠也:……俺は…寂しい気持ちより嬉しい気持ちの方が勝ってる
彩音:……そうなの?
誠也:ああ。もちろんあいつらが居なくなるのは寂しいけど、あの二人の成長が嬉しいし、またこうやって母さんと…。彩音と二人で暮らせるんだから、嬉しいよ
彩音:……誠也…
誠也:あははっ。なんてな
彩音:私に寂しがるなって言ってる?
誠也:違うよ。そうじゃない。俺はもう昔から思ってた事を腹に決めたってことなんだ
彩音:昔から思ってたこと?
誠也:うん。確か、付き合い始めたばかりの時と、結婚した時、風馬が生まれた時と雪乃が生まれた時。それと…今だな
彩音:何を思ってたの?
誠也:死ぬまで、彩音と一緒に居ようって
彩音:………
誠也:今までは若かったし、死ぬまでなんて想像もつかなかったし、本当かどうかわかんなかったし?
彩音:いや、そこは本当だと思ってよ
誠也:うん。今は本当だと思う。死ぬまで彩音と一緒に居る。今なら本気でそう思えるよ
彩音:………ありがと。でも、死ぬのなんてまだまだ先だよ?風馬の子供も見てみたいし
誠也:そうだな。雪乃のウエディングドレスも見てみたい
彩音:うっふふ。楽しみが沢山あるね
誠也:ああ。そうだな。喧嘩する元気もあるしな
彩音:それはお父さんのせいでしょ?
誠也:母さんが細すぎるんだよ
彩音:屁理屈ばっか
誠也:違うだろ。俺はあんま気にしないんだから母さんも気にしないでってこと
彩音:そういうの無神経って言うんだよ!
誠也:無神経だったら謝ってないわ!
彩音:………はあ。あなたと居ると疲れるわ
誠也:それはお互い様だろ
彩音:じゃあ、今後はこういう約束をしましょ
誠也:約束?
彩音:うん。おじいちゃん、おばあちゃんになっても、ちょっとした事で喧嘩出来るくらいには、元気でいようね
誠也:……ああ。その方が孫達にも面白いって思ってもらえるかもだしな
彩音:ちっとも面白くないわよ
誠也:俺たちの孫が笑ったらきっと可愛いぞ?
彩音:んー。……ほんとだ。可愛い
誠也:だろ?だから俺たちはこのままでいいんだ
彩音:そうね。このまま一緒に居てあげる
誠也:これも約束だぞ?
彩音:はいはい
誠也:うん。このまま死ぬまで、一緒に居よう
0:〜End〜
誠也:ふぅーただいまー
彩音:おかえり。早かったね。ご飯まだ出来てないよ?
誠也:ああ。ちょっと早めに仕事切り上げてきたから食ってきた
彩音:ええ!?なんでそれを早く言わないの!?
誠也:あ、ああ。忘れてた
彩音:忘れてたって…。毎回言ってるよね?
誠也:しょうがないだろ?仕事で疲れてたしその後も上司との食事会だったし
彩音:あんたの職場はライン一つ入れさせてくれない職場なんですかー?
誠也:……悪かったよ。じゃあちょっとだけ食う
彩音:何?どっち?結局食べるの?
誠也:食うって言ってんじゃん!いちいち突っかかって来んなよ!
彩音:………
0:イライラが積もる二人
彩音:……はい
誠也:………ありがとう
彩音:コロッケにソースかける?
誠也:うん
彩音:はい
0:ソースをテーブルに置く
誠也:ああ…ありがとう
彩音:食べ終わったら片してね?
誠也:わかったよ
0:叶芽は部屋を出る
誠也:………ふぅーー。
誠也:(子供たちが家を出てからは、二人で支え合いながら生きていくんだと思ってた。……けど、ほぼ毎日喧嘩をして、口数も前と比べると減っている)
誠也:(…夫婦というのは…そういうものだ。そう割り切っていくしかないんだろう)
誠也:(それでも俺は…昔から思っていたことがある。……今なら本気でそう思えるんだ)
0:食事を済ませて食器を洗う誠也
誠也:……あれ?これは……雪乃が昔使ってたフォークだ
彩音:……何してんの?
誠也:ああ、いや…このフォーク雪乃が幼稚園の時に使ってたよなーって思って
彩音:そうだね。こっちのウルトラマンのフォークは風馬のやつだよ。それがどうかしたの?
誠也:……いや、何となくな
彩音:ん?
誠也:……母さん。さっきはごめん
彩音:……何?急に
誠也:俺が悪かったから
彩音:別に。お父さんが一言言ってくれればそれでよかっただけだし。でももう何回も言ってるからいい加減嫌になってきた
誠也:ごめん
彩音:はあ…。もういいよ。これからまた二人で暮らすんだもんね
誠也:……ああ。そうだな。あいつらは…どうなんだろうな?
彩音:大丈夫だよ。私たちの子は立派に育ってくれたんだから
誠也:そりゃ母さんが厳しくしてたからな
彩音:嫌われ役も大変なのよ?
誠也:そりゃどうも
彩音:でもね。風馬も雪乃も、私とお父さんに最後にありがとうって言ってくれたから。それでよかったなって。離れてせいせいするとか言われなくて本当によかったよ
誠也:そんな事言ってたら俺が怒ってるわ
彩音:うっふふ。うん。ありがとう。おかげで風馬も結婚出来たし、雪乃も彼氏と同棲だもんね。大きくなったもんだ
誠也:本当に雪乃は大丈夫か?母さんに似て頑固だし、1回拗ねたら口聞いてくれないぞ
彩音:それを受け入れてくれる人だから同棲するんでしょ?あと母さんに似ては余計よ!(背中を叩く)
誠也:いてっ!間違いではないだろ。てか受け入れてるから結婚したんだし
彩音:あら、珍しく嬉しいこと言ってくれるじゃん!
誠也:たまにはいいだろ?
彩音:たまにはね。そういえば、さっきフォーク見て何考えてたの?
誠也:ああ。あのフォーク。雪乃が初めてコロッケ食った時に使ってたよなーって
彩音:それだけ?
誠也:それだけ
彩音:なにそれ。思い詰めた顔してたから何かあったのかと思ったよ
誠也:それだけなんだけどさ。風馬も雪乃も、昔はあんなに小さかったんだなーとか、このフォークでコロッケ食ってたなーってね
彩音:ほんとにそれだけだね
誠也:ああ。でも、時間の流れは早いよほんと。あんな子供みたいなフォーク使ってたのに、風馬なんかプロポーズで高級ディナーだぞ?信じられるか?
彩音:見栄っ張りなところは誰に似たんだかねー
誠也:ほっとけよ
彩音:それに、あのフォークはお父さんが買ってきたんだからね?風馬はそこまで気に入ってなかったし
誠也:ええ!?そ、そうなの?
彩音:雪乃は猫のフォーク喜んでくれてたけどね
誠也:ああ、ならよかった
彩音:風馬はお父さんが買う物にこっそりケチつけてくる
誠也:その点、雪乃はハッキリ言ってくれるしな
彩音:ほんと、誰に似たんだかねー
誠也:……ああ。今度は風馬に文句言われないようにしないとな
彩音:ふふっ。……はあ
誠也:………ふう。
0:【間】
彩音:……静かだね
誠也:そうだな
彩音:正直さ、寂しいと思う?
誠也:二人が居なくなって?
彩音:そう
誠也:まだ雪乃が居なくなって1週間だしな
彩音:実感湧かないの?
誠也:うん。母さんは?
彩音:んー。半分かな?
誠也:半分?
彩音:そう。寂しい気持ちが半分で、嬉しい気持ちが半分
誠也:……まあ、そうだな
彩音:……嘘。…今は寂しいが7割くらいかな
誠也:……俺は…寂しい気持ちより嬉しい気持ちの方が勝ってる
彩音:……そうなの?
誠也:ああ。もちろんあいつらが居なくなるのは寂しいけど、あの二人の成長が嬉しいし、またこうやって母さんと…。彩音と二人で暮らせるんだから、嬉しいよ
彩音:……誠也…
誠也:あははっ。なんてな
彩音:私に寂しがるなって言ってる?
誠也:違うよ。そうじゃない。俺はもう昔から思ってた事を腹に決めたってことなんだ
彩音:昔から思ってたこと?
誠也:うん。確か、付き合い始めたばかりの時と、結婚した時、風馬が生まれた時と雪乃が生まれた時。それと…今だな
彩音:何を思ってたの?
誠也:死ぬまで、彩音と一緒に居ようって
彩音:………
誠也:今までは若かったし、死ぬまでなんて想像もつかなかったし、本当かどうかわかんなかったし?
彩音:いや、そこは本当だと思ってよ
誠也:うん。今は本当だと思う。死ぬまで彩音と一緒に居る。今なら本気でそう思えるよ
彩音:………ありがと。でも、死ぬのなんてまだまだ先だよ?風馬の子供も見てみたいし
誠也:そうだな。雪乃のウエディングドレスも見てみたい
彩音:うっふふ。楽しみが沢山あるね
誠也:ああ。そうだな。喧嘩する元気もあるしな
彩音:それはお父さんのせいでしょ?
誠也:母さんが細すぎるんだよ
彩音:屁理屈ばっか
誠也:違うだろ。俺はあんま気にしないんだから母さんも気にしないでってこと
彩音:そういうの無神経って言うんだよ!
誠也:無神経だったら謝ってないわ!
彩音:………はあ。あなたと居ると疲れるわ
誠也:それはお互い様だろ
彩音:じゃあ、今後はこういう約束をしましょ
誠也:約束?
彩音:うん。おじいちゃん、おばあちゃんになっても、ちょっとした事で喧嘩出来るくらいには、元気でいようね
誠也:……ああ。その方が孫達にも面白いって思ってもらえるかもだしな
彩音:ちっとも面白くないわよ
誠也:俺たちの孫が笑ったらきっと可愛いぞ?
彩音:んー。……ほんとだ。可愛い
誠也:だろ?だから俺たちはこのままでいいんだ
彩音:そうね。このまま一緒に居てあげる
誠也:これも約束だぞ?
彩音:はいはい
誠也:うん。このまま死ぬまで、一緒に居よう
0:〜End〜